haghagnikki
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haghagnikki · 4 years ago
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更地より
久々にブログを作りたくなったので、ほぼ使っていなかったメインブログを削除したら、消すつもりのなかったブログも消えた。
なんとなくこういう「ブログ作りたい期」は1~2年に1度くらい定期的に訪れて、消えたサブブログも2年前の「ブログ作りたい期」に割と突発的に作ったものだった。
「ブログ作りたい期」の熱はすぐに消えるので投稿数は2しかなかった。でも我ながら結構好きな文章だったので、結構必死で復元方法を探してみたけどダメだった。
おまえ、サブブログだったのか。
ごん、おまえだったのか。
安住紳一郎の日曜天国で聞いた、卓球好きな一家の話を書いていた。
鬼コーチの父によって卓球を叩き込まれ、旅行先の旅館に卓球台があれば即卓球大会が開かれるくらい卓球が文化になった家庭の、ほのぼのしたエピソード。
ただ、その文化をつくった鬼コーチの父は、日常生活でも鬼すぎて離婚された話だった。
わいわいと卓球を楽しむ一家。ただしそれを教えた父はもうそこにいない。
ブースの中の一瞬の絶句。安住アナの「人生ですね」の言葉。
Youtubeかどこかで検索して聴き起こせばもう少し正確に書けるだろうが、私が残しておき��いのはそのエピソードそのものではなく、それをリアルタイムで聞いた私の感想な��だった。
それはもう復元しようがないので、うろ覚えのまま残しておく。
鼻を近づければ、うっすらと匂いがするような気がしないでもない。
もう思い出せない文章と記憶の断片を、三枚ぐらいのすりガラス越しに覗いているような感じがする。
消えた文章にまだ名残惜しさはあるけど、そもそも書いたこと自体を忘れていたのだから、この文章もきっとすぐに忘れるのだろう。
案外過去の記憶というのはこの程度がちょうどよいのかもしれない。
2年後の自分がうっかり消してまた後悔するのもそれはそれで面白いかもな、などという気持ちにもなる。
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