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愛すべき事
結婚してまもなく9ヶ月を迎えるが、未だ妊娠の予兆はない。
わたしたち夫婦は一貫して、"子供があたわってもあたわらなくてもご守護"と、そんな呑気な姿勢だ。
なぜならば、親神様はそのとき、私たちを一番いい状態にしてくださっていることを知っているから。
もしこどもがあたわらなければ、"痛い思いして産まなくていいんだラッキー"ぐらいに思っている。
子供が出来なかったら出来なかったで、人様のこどもさんたちを、おたすけさせていただける機会があるかもしれないとか、とにかく、"どんな状態でも、今の状態や環境でおたすけしなさい"というのが、常に親神様からのメッセージだと思う。
しかし、頭で分かっていても時折、精神的に非常に辛く��る時がある。
それは、両親たちがとても嬉しそうに、幼い子供をあやしていたり、可愛がっていたりする姿を見るときだ。心が張り裂けそうになる。"自分の子供だったらどれだけいいのだろうか"と。
自分は嫁に来て、母としての成果を上げることもできない。孫の顔を見せることができない。
周りの同世代はみんな子供を産んでいるから尚更、つらくなる。
自分は不要なのではと、落ちるところまで落ちる。
また、"次はあなたたちだね"と、大人たちに言われるたびに、"あーはいはい、子供産まないと一人前の妻にはなれないわけですね?"と、悪気のない思いに対し、反骨精神すら覚える。
今すぐ子供がどうしても欲しいというわけではないが、今のまま続くのがしんどいので、心定めを実行してみたり、自分なりに何かやってみたりしている。
感じるのは、夫からの愛と勇気と、親神様おやさまからの愛情、ただそれだけ。
誰から何を言われようとどう思われようと、わたしたち夫婦は最高だし、親神様からの使命を託されているし、愛情たっぷりもらっている。と、常に考えている。
最後に、不妊で悩む方はたくさんおられますが、おやさまのひながたを見返した時、おやさまは中山家に嫁いで来られて、約10年も子供が出来ませんでした。
昔の事です。今よりも子供を産めない女性に対して風当たりは強かったでしょう。
そのおやさまのひながたを思うとき、心に明るさが湧いてきます。
落ち込んでもいい、泣きじゃくる日があってもいい、怒り倒してもいい。
どんな日があっても、おやさまのひながたをこころにおさえて通れば、必ず光が見える、と、感じたこの頃でした。
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