Text
1/29 キャッツ 感想
「『観る価値が無い』ものではない」って印象だった。
だからそこまで酷評するほどでは…って思ったかな。脚本も別に悪くなかったと思う、けど主要キャラが多い分自己紹介ソングがあまりにも連続してしまうのでそこは単調に感じる。
ただ、(ネタバレになるかもだけど)タップダンスのシーンとかはやっぱり引き込まれるし、歌も全編通してかなりイイ。
まぁ脚本に関しての感想はオレが舞台版のキャッツを観たことがないってのがでかいだろうから、舞台版を見たことがある人からしたら物足りないかも。
あそこまで酷評続きなのは「顔が圧倒的に人である」ってとこが強いのかな。アカデミー賞貰っていいくらいのCG技術なばっかりに、『猫の体に人の顔がついてる』って状態が圧倒的違和感、なのかも。
舞台なら���ぐるみを着て踊るしメイクももっと濃くて演者さんの素顔が認識できないところまでできるけど、映画は演者の顔をきちんと映さなきゃいけないから、どことなく中途半端で気持ち悪いという感想を生み出しやすかったのでは。
腰を高く掲げて猫の鳴き真似をして平皿に注いであるミルクを猫みたいに舌ですくって飲むところとか、人によっては生理的嫌悪感を抱くだろうし。ただ、猫を飼ってる人からすれば顔を擦り寄せたりするのも普通だし「そういう(人が猫の真似をして猫の世界を描く)映画だ」と考えて観ればそこまでキツくはない。むしろ人型のネズミとか人型のゴキブリとかは気持ち悪いを通り越してシュールで面白い。
本当に人を猫のサイズとするなら背景とか小道具大道具とのアンバランスさは気になるけど、映画館スクリーンの縦横比を考えるとそこは仕方ない部分。むしろ本当に猫目線で背景を作ってたら間違いなく背景を活かすことはできてなかっただろうなと思うので割愛。
ただ、(オレは幸い高校生料金だから1000円だけど)1800円払ってコレかぁ…感は否めないかも。
1800円払ってもいい!大満足!って映画ってあんまり無くない?ディズニーくらい?
0 notes