Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
18/02/2018
「どういう人が好きなの?」 「自分の話をしてくれる人が好きです」 「自分の話?」 「何でもいいんです、本当に コーヒーは酸っぱいのが好きか、苦いのが好きか、みたいな 贅沢な話なんですけど、いいですか?」 「うん」 「わたし興味を持たれることに慣れてるんです」 「アハハそれは、うん、贅沢だね」 「わたしに興味を持ってくれる人って、不思議と自分の内面とか生活習慣に変化を求めている人が多くって」 「そのヒントを得ようとするわけね」 「わかります?そう、だからわたしがこれがいい、これが好きって言うと、その通りに変わってしまって、喜んでもいいはずなのに、誰かがわたしの指した方向にかじを切るたびに何故か傷つくんです」 「知りたかったのはその人が進むはずだった航路の方だから」 「はい わたしは多分、わたしがどこにいて、どこに向かっていて、いつ帰ってくるか��知っていてほしいだけで、わたしと一緒に付いてきてほしいわけではないんです だからもう予め好き嫌いをちゃんとわかっていて、交わらないなら交わらないで、そっちか、でもこれもなかなかいけるよ?って 一方が他方に合わせるとかではなくて、手の内を見せ合ってお互いをただ理解する、みたいな関係に憧れます」 「彼があなたと同じでなくてもあなたは、あなたですでに幸せだから」 「まさに だから友達の好きな物とか覚えるの大好きなんです 自分が普段選ばないものなら尚更 家にお邪魔するときにふと思い出して、好きだって言っていたケーキを買いにお店に寄ったり、お酒を選んでみたり」 「もしお友達がそういうことを君にしたら?」 「ものすごく嬉しいでしょうね」 「なるほどね」 「すごいですね」 「何が?」 「昔、その日初めて話した人に、自分が話しながら向かっている地点に先に着いて待ってくれているような感じがすると言われたことがあるんですけど、今彼の気持ちがわかります」 「早く着きすぎたか」 「いえ、むしろ新鮮です」 「俺は苦いコーヒーの方が好きかな」 「アハハどうしよう、おなじです」
9 notes
·
View notes
Text
26/01/2018
Memoir:回想録
わたしの人生はおそらく、ドラマティックではない。色々な土地が記憶にあって、複数の言語を解するから面白そうに映る可能性は想定できるのだけれど。偶然の連鎖、忘れられない出会い、点在する人々、経路を変える衝撃、そんな出来事がほとんどない。わたしの、少なくともこれまでのわたしの人生には、良くも悪くも継ぎ目がない。なるべくしてなった現在は過去の続編でしかあり得なかった。言わば監督の変わらないシリーズ作品。それが吉と出るか凶と出るかはそうだね、あまり興味がない。それでも、たまたま入ったお店、たまたま耳にした音楽、そんなもので人生を大きく変えた人々の物語にどこか憧れている自分を知っている。世界各地での絆とか、留学時代の親友とか、そういったものがあるようで、ない。そんな人生を生きてきた。わたしは目一杯愛されて育ったし、大切な人は入れ替わることなく、むしろ少しずつ増えて、いつの間にか両の手足を以ってしても足りないほどになった。元々あったものはその後もずっとあって、外が新しく変わる度、中の部屋が増えて行く。苦労はあれど挫折を知らず、努力は試す度に実を結んだ。(幸福な人生だね)幸福な人生だよ。だから不満を感じているわけでは決してない、むしろ、これがわたしの人生だと丸々受け入れてしまってから久しい。ただそれは全てが整ったというわけでも、もちろんない。「まだ全員が揃っていない」という感覚が今の今まで、昔の昔からずっと続いているのだ。頭の中の大事なところに一冊の図鑑が置いてある。長い間ずっと隠されたままの人影。光の当たらない地図の端。はてなの裏で待つ人物はいったいどんな様子なのか、どこに行けば会えるのか、最後になるまでわからないね。もうすぐ21年目のわたしも記憶になるよ。人は簡単に変わらないことがよくわかった一年だった。(本当に?)今の所ね。わたしはいつだって手の馴染んだ古いものが好きだった。新しい歌、新しい劇、新しい物語は眩しくて素敵だけれど、わたしはわたしの側にずっとあったものを大切にすることで精一杯だったりする。継続は、継続するほど簡略化されて、容易くなる。だからたまに、ほんの少し余裕ができたりして、そんなときには外に目を向けてたりして。縁があれば新しいものを取り入れたりもするけれど(紅茶とか?)そう、でもどんなに眩い人に、物に出会っても、新しいものは、わたしなりの形になるまで時間がかかるし、新しいものが古いものになる頃には古いものはより一層古いものになっているから、結局初めからあったものに、新しいものが勝つなんてことはあり得ないのだ。だからやっぱり、わたしの人生はドラマティックではない。肝心なところで出し抜かれる、「わたし」を最も長く支えた、正しく優しい脇役が好きなわたしは、主役を差し置いて彼を選ぶ。それでいいよね。それがいいよ。わたしはいつも報われたいから、いつかわたしで誰かが報われるといい。22歳、守るべきものがまた増えるだろうけれど、その分まできちんと守れるわたしでいようね。
3 notes
·
View notes
Text
27/12/2017
自分の中に文化を複数持つことについて
ここ数年のソウルを見ていると、多くの若い世代にとって随分身近な場所になったなと感じながらも、中学生になった頃から行く機会がめっきり減ってしまったわたしには、彼らの定義する「ソウル」がまるで知らない土地のように感じられたものだった。その狭間を埋めたくて、自分の知るソウルがまだあること確認したくて、一人経った1月末。求めたものは、そこにあった。わたしは随分韓国語が上手になっていたし、小さい頃の記憶にある音と言葉が入り混じったような聞こえ方はしなくなった。「韓国語上手ですね」と言われることも前ほど多くはなくなった。わたしにとっての韓国語は、利き手に対する左手のようなもので、普段は気付かないけれど、いつも助けてくれているし、任せればそれなりにこなしてくれる。長い間自信のなかったもう一つの選択肢が確かなものになり、左右のバランスがずっとよくなっていた。ソウルにいないことで、変化していくソウルとの関係が薄れていく気持ちになって、焦り、苦しくなったりしていたのだけれど、わたしがいなくても韓国は、ソウルは、わたしのもう一つの故郷はずっとそこで待っていてくれるのだ。
「さみしさとごはん」
ソウルを想うとき、わたしは家族と料理を思い出す。ソウルで生まれたとはいえ、帰るときはいつだっておじいちゃん、おばあちゃんの家やその周りで遊んでばかりで、わたしはいつまでもソウルの都市部を知らないままだったし、知らないことを、知らなかった。まだ自分のお金というものもほとんど持っていないような年頃だったし、たくさんの紙袋を抱えて歩く過ごし方はわたしたち一家のものではなかった。優しい家族とおいしいごはん、わたしにとってそれが全てだった。韓国のバラエティ'I live alone' (原題:나 혼자 산다)を見ていると、料理が上手な人が本当に多い。お肉とにんにく、ネギとキムチ、ごま油とツナ、昆布とにぼし。日本でも簡単に手に入りそうな食材で、大好きな料理が次々と出来上がっていく。その様子を見て、初めて、それらは自分で作ることができるのだという事実に触れた。わたしにとって一番身近な韓国料理はもちろん、母の手料理で、その次に祖母の味で、だからこそ、わたしの中でそれは誰かに作ってもらうものだったのだろうと思う。でも、自分でもおいしい韓国の味を再現できれば、それはつまり、故郷の一部が自分の中に留まってくれるということだ、恋しくなったとき、辛くなったときに自分の手でその味にたどり着��こと、そうしたいと思ったときに韓国の小説を読み、韓国のテレビ番組をパソコンから視聴するときと同じくらい気軽にそれが出来ればどれほど素晴らしいか、想像するまでもない。それなってくると、もうこれはソウルに限った話ではもうあり得なくて、様々な国や地域の習慣や文化を少しずつ自分の生活に取り入れていけば、わたしの生活そのものが常に国境を越えた広い範囲にあって、わたしの部屋が、その縮図になるということだった。つまりわたしがそう望みさえすれば、中国の香りを譲り受けることも、英国の日常を持ち帰ることもまた、可能なのだった。そうであるならばもう、わたしはどこか遠くの土地を、自分のいないあらゆる場所を恋しがって、苦しむ必要はもうないのかもしれない。それらはずっとわたしの中でも生きてくれるのだ。これからはきっと、さみしいときにはごはんを作ろう。
9 notes
·
View notes
Text
26/09/2017
気になった授業リスト 受講しているものは含まない
Sociology of Personal Life
Unit code: SOCY10471 Credit rating: 20 Unit level: Level 1 Teaching period(s): Semester 1 Offered by: Sociology Available as a free choice unit?: Yes
Unequal Societies - Health, Wellbeing & Happiness
Unit code: SOST10021 Credit rating: 20 Unit level: Level 1 Teaching period(s): Semester 1 Offered by: Social Statistics Available as a free choice unit?: Yes
Science and Civilisation in East Asia
Unit code: JAPA23002 Credit rating: 20 Unit level: Level 2 Teaching period(s): Semester 2 Offered by: Japanese Studies Available as a free choice unit?: Yes
Self and Society
Unit code: SOCY20402 Credit rating: 20 Unit level: Level 2 Teaching period(s): Semester 2 Offered by: Sociology Available as a free choice unit?: Yes
Gender, Sexuality and Culture
Unit code: SOCY20891 Credit rating: 20 Unit level: Level 2 Teaching period(s): Semester 1 Offered by: Sociology Available as a free choice unit?: Yes
The Sociology of Family Life and Intimacy
Unit code: SOCY30842 Credit rating: 20 Unit level: Level 3 Teaching period(s): Semester 2 Offered by: Sociology Available as a free choice unit?: Yes
From Jesuits to The East India Company: Late Imperial China
Unit code: HIST20421 Credit rating: 20 Unit level: Level 2 Teaching period(s): Semester 1 Offered by: History Available as a free choice unit?: No
Politics & Society in Britain Since 1940: From Blitz to Brexit
Unit code: POLI20531 Credit rating: 20 Unit level: Level 2 Teaching period(s): Semester 1 Offered by: Politics Available as a free choice unit?: Yes
1 note
·
View note
Text
13/09/2017
最新版 とても詳しい自己紹介
性別: 女性
年齢: 21
血液型: O型
基本的な性格: のんきな野心家
好きな行動: 寝る
嫌いな行動: 寝すぎる
譲れないもの: 母の手料理の素晴らしさ
誇っているもの: 家族
現在の髪型: 黒髪ぱっつんロングストレート
理想の髪型: 黒髪ぱっつんさらさらロングストレート
部屋片付けはマメであるか: いいえ
自炊生活か: はい
家事好きか: はい
コレクション: 本
フェチ: 脚、指、顎のライン
理想の女のタイプ: 過去記事参照 https://ellenilly.tumblr.com/post/165262380531/12092017
理想の男のタイプ: BOBBY
されたら喜ぶこと: 歩くベースを合わせてくれる
好きな色: 緑
朝必ずすること: コーヒーを飲む
昼必ずすること: コーヒーを飲む
夜必ずすること: コーヒーを飲む
電気はこまめに: 消す
水の出しっ放し: 捻り潰す
火付けっ放し: 殴り飛ばす
好きな場所: 実家
使っている携帯: iphone7Plus
現在地: Manchester, UK
昔好きだったもの: 「明日のナージャ」 「シュガシュガルーン」
リア充ですか: リアルは充実しています
恋人にする条件: 正しくて強い
アイドル: BLACKPINK
最盛期: まだ来てない
どん底: それもまだ来てない
最近爆笑したこと: 「ト書きハウス」
最近号泣したこと: 'Stay Alice' のクライマックス
部屋は: 広い
自転車は: 便利
携帯は: 必要
犬は: 賢い
猫は: 可愛い
好きなマンガ: 「ONE PIECE」 「HUNTER×HUNTER」 「NARUTO」 「ハイキュー」
ハマっているもの: ギリシャヨーグルト
好きな時間帯: 黄昏時 布団に入る瞬間
大事にしているもの: 家族 友達 自分
得意なこと: 夜更かし
苦手なこと: 早起き
今の枕: 悪くない
そろそろ眠い: 寝て
イライラ: しないで
ウキウキ: しよう
私のお父さんの性格: 温厚 物静か 几帳面 ユーモアの持ち主
私のお母さんの性格: おしゃべり 朗らか 大雑把 世話焼き
時間に: 追われている
お金に: 目がない
人間に: 人間に?
初対面: よく喋る
慣れてくると: さらによく喋る
お疲れ様でした: はい、どうも
0 notes
Text
12/09/2017
最新版なりたい女の子の話
「手足が長く、よく鍛えられていて、細い。笑顔が眩しい。ここまではマストです。譲りません。それからわたしは目のあまり大きくない、さっぱりした顔の子が好きです。輪郭は卵型より丸顔のほうが好み。かわいらしい印象と真剣な表情、無邪気にはしゃぐ面と一人静寂を保つ面とを持ち合わせている。話し方に品があり、選ぶ言葉にセンスがある。ユーモアを理解し、よく笑う暖かい人柄。本をよく読み、フットワーク軽くあらゆる場所を訪れ、自分をより魅力的に見せるための努力を怠らないファッショナブルな女の子が向かうところ敵なしです。」 http://ask.fm/ellentyler13/answers/142191511327
1. 料理が上手 基本がしっかり出来ている ある調味料は全て使われていて、きちんと減っていく 切れる前にストックを補充 世界の料理の知識を持つこと どこの国いってもある程度同じ味を再現できるようにすること 旅先では知らない、あるいは日本では手に入りにくいスパイスを買うこと 人に振る舞うこと 盛り付けにもこだわること 人に料理を作ってもらったら、作り方やポイントを必ず聞くこと
2. メイクが上手 基本がしっかり出来ている ある化粧品は全て使われていて、きちんと減っていく 必要以上に揃えない 使わないものは持たない 濃さ薄さは TPO にきちんと合わせていくこと 普段は濃すぎず、薄すぎず 全行程を丁寧に、かつ短い時間で済ませる ある程度整った状態なら合格 すぐに外に出られることが重要 人前でメイクのよれを確認したりしない その代わり化粧室で直すべきところはきちんと直す
3. 髪が綺麗 さらさら うるうる セットにこだわらない そのための定期トリートメント 何もしなくてもすぐに外に出られることが重要 人前であまり前髪を整えたり毛先を気にしたりしない 食事をするときは髪をくくる
4. 服のセンスがいい 大切なのは色味とシルエット スタイルの悪く見える服は着ない 露出は適度に(ただし夏はその限りでない) 基本的には首、手首、足首で十分 ある服は全てきちんと管理されていて、特に大切な服はきちんとクリーニングに出す ただし、簡単な汚れは自分できちんと落とせるように、洗濯の知識をつけておくこと 良いものを長く使うこと 状態の悪いものをいつまでも使わないこと スタイリングに時間をかけない 良いもの���揃っていれば何を着ても決まるはず��、すぐに外に出られることが重要
5. たのしく食べる どんなものでも、たんまり、最後までしっかりおいしく食べる ご飯粒は残さない ジャンクフードやインスタント食品も辞めなくていい なぜならとてもおいしいから 本当は食べたくないだろうに無理して食べさせてるような気にさせる女の子なんて最悪 わたしはアイドルでもモデルでもない 食べ過ぎたとしても運動して消化すれば大丈夫 ダイエット中でも人前ではしっかり食べること 心配させないこと、それでいて気を使わせもしないこと 騒がしい居酒屋にも、高級なレストランにも対応できる柔軟さがあること
6. 本を読む 小説は古典を読む手間を惜しまず、最新作品情報も同時に仕入れておく 新書も論文も読む 新聞も読む 同じくらい漫画も読むし、やはり最新話も常に追う
7. ユーモアがある 外交的で、親しみやすい よく笑う女の子は最高だけど、よく笑わせられる女の子はもっと最高 頭の回転の速さと、それをすぐに口にする勇気と大胆さを持つこと 言うべきことは言い、言うべきでないことは言わない 浅はかな笑いに流されないこと 笑うべきでない場面ももちろんある
8. 身の振り方が上手い 器用な立ち振る舞い 機転の利くのんき者 簡単にテンションは上がるし、その様子は見苦しくない 真剣な話もできるし、その空気を一気に明るくもできる 年上を尊重し、同い年に認められ、年下に慕われる人であること 良い言葉や正しい意見には素直に従い、取り入れた教えは長く守ること 常に新しい知識を求め、定期的に現在地を確認し、何時でも謙虚であること 無理はせず、かつだらけることもしない
9. 音楽を愛する 心にはつねに大音量で音楽をかけて 新しいものと古き良きもの全部を同じとき同じ心で愛して それぞれきちんと歌詞を覚えていつでも口ずさめるようにしておくこと 朝支度をするとき、街を歩くとき、ドライブするとき、食事のとき、夜のんびりするとき、それぞれに最適な曲を選べること
10. おもてなしができる 人が来るときは甘いものや飲み物を準備して、必要に応じてお茶やコーヒーを淹れられるようにしておくこと コップやマグも十分に備えておくこと お腹が空いていれば簡単に食事を作ってあげられるよう食材を揃えておくこと 必要なものがあれば可能な限り柔軟に対応すること 帰るときは何かを持たせてあげられるようになること
26 notes
·
View notes
Text
28/08/2017
「壁にぶち当たってるときとか、何もやる気が出ないときとかってさ、努力して何かを成した人のことを皮肉って視界に入るものの価値を下げてしまう方法が「最も魅力的な逃げ道」になってしまうと思うのね。だってどうしようもない劣等感に苛まれてるときに、自分が憧れている人が「あれで自分すげえとか思ってんのかね、だっせ(笑)」とか言われてるのを聞いたら、救われちゃうじゃん、心。なんだ、あの人も見る人が見ればダサいのかって。それならわたしもあの人に追いつけなくていいんじゃん。みたいな。でもやっぱりさ、そうやって揚げ足取って高みで見物してる人より、批判されている側の人間が何倍も努力してることには変わりないと思うのね。レビュー書くより、評価される作品を作り上げるほうが大変に決まってるもん。斜に構えるような視線は魅力的だよ。ある一定の知識や思考力は必要だし。そういう人のほうが、いろんなことを知っているように見えることもある。でもそれじゃいつまで経っても、自分の論、自分の則、自分の拘りは完成しない。あれはダメ、それもダメって言ってるだけじゃ、これがイイ、が言えないじゃんってこと。人に見下される方だけがダサいと思われがちだけど、見下してる方にもまた違うダサさがある。誰かに嫌われても心を強く保つことって多分めちゃくちゃ難しい。だけど、心の弱った時ですら流されないでいられたら、それだけでもわたしはかっこいいなって思うよ。」
11 notes
·
View notes
Text
11/08/2017
高校までの生活はもともと出来上がっている入力フォームに必要事項を書き込んだり、プルダウンから適切だと思えるものを選ぶような学習だったのに対して、大学から始まる生活は真っ白な用紙を与えられて、「あなた」を表現しなさいと言われるもので、その書き方はおろか何を使って書くのか、何を書くのか、どれくらい書くのかの指定すらありません。何から始めて、どこに向かえばいいのかが全くわからないのです。とはいえ無理難題に思えた課題にも難なく答えを書き始める人はすぐに現れるもので、真ん中に大きな絵を描き始める人、そこに様々な写真を貼り付ける人、用紙をファイルにしたり、動画を埋め込んだり html を操作して効率よく作業を始める人、多種多様な方法、アイデアを以ってして、どんどんそれぞれの道を進んでいくわけです。そんな人たちを多く目の当たりにして、わたしは焦り、困惑します。わたしは何をしたらいい、わたしには何���できる。長い受験生活を経てやっと明るい場所に出たと思ったのに、記憶に新しい、それでいて全く別の暗闇の中でまたしても彷徨い、壁に手をつこうとしては、何も触れられず、ただ空間だけがそこにあるようで、そうしているうちに前後左右はもちろん、高低や水平、その他すべての感覚を失って、宙に浮いてしまったような気分になったものでした。それでも優先順位の高いタスクから一つずつこなして、こぼれ落ちそうな単位も辛うじて拾い、締め切りのギリギリまで粘って課題を提出して、空いた時間はほとんどバイトに捧げて、何とか生きていくうちに、少しずつ視界がはっきりしていく感覚を覚えました。そして、毎日のサイクルが定着していくにつれ、徐々に隙間が生まれ始め、それが本を読む時間となり、日記を書く時間となり、自分と向き合う時間となったのです。「わたしは何をしたらいい、わたしには何ができる」自分に問いながら進んできた道。周りの人が軽々と飛び越えていく数々の困難に一つずつ引っかかっていく自分を何度も何度も許してやりながら、進んできた道。眩しすぎる彼らにも負けたくないという気持ちは確かにあるのに、歯を食いしばって何でもないように笑いながら進んできた道。ほんの気まぐれで、後ろを振り返ったとき、何を書くかあれほど悩んだはずの用紙が、まだ白紙だと思っていた用紙が、びっしりと小さな黒い字で埋まっていることに気づいたのです。これまでのわたしが残してきたたくさんの小さな文字と、それによって構成される文章が、用紙いっぱいに、敷き詰められていたのです。わたしはひたすら書いてきました。短いものから、長いものまで。この媒体を通して書くのはもう7年目になります。何かを成し遂げることを志すのは確かに大事です。でも時には、自分がそれまでに出した成果を確認することも必要です。何もないなんてことは、きっとない。朝決まった時間におきて、やらなければならないことを済ませ、「なりたくない自分にならないための最低限の努力」を続けるだけでも、人は進歩するのだと、過去のわたしが証明してみせてくれました。だからわたしは、今後もより一層書いていきたい。わたしがずっと続けてこれたのは、これだけだから。
10 notes
·
View notes
Text
06/08/2017
好きは簡単に認識できるのに、それを恋と判断するのが難しい で、別にしなくてもいっか、となる 好きなのは確かなのだし で、結局大事なひとは違う子が持って行く いつまで繰り返すんだ(02/08/2017)
これを書いてから数日経っていたから、このことは決して「その時自分の頭の中の最も大きな割合を占めている話題」��はなかったのだけれど、目当ての本がなく、結局いつもの新潮文庫、海外文学の棚の前に立った。そこに並ぶ書籍の中、読み終えたのはほんの一部だけれど、何度も何度も訪れた場所だから、誰のどの作品があるかは大抵頭に入っている。そこで「いつか読む」リストにさえ加えていなかった作品に目が留まる。そういえば、最近「悩んだ」な、と思い取り出せば、内容はただひたすら恋愛に対する考察をまとめた報告書だ。「何をそんな大真面目に」と笑いそうになりもしたのだけれど、そこに調査と塾考があるのだから、ある一人の出した結論として読んでみるのも面白いかもしれないと思った。恋愛に正答などあるはずがないのだから、わたしはこれに影響されなくていい。
スタンダール『恋愛論』
一番面白かったのは「恋の法廷」だ。これは少なくとも1150年には確実に存在し、その前からもあっただろうと考えられるほど古いものらしい。できるだけ笑わずに読もうとしたのだが、そんなことはほとんど不可能に思える。とはいえ、納得できるものも確かに多いので、「わかる」と思えたものだけ抜粋。
・十二世紀の恋の法典
第八条 何人モ十分以上ノ理由ナクシテ恋スル権利ヲ奪ワルルコトナシ。
第九条 何人モ愛ノ自信(愛サルル希望)ナクシテ愛スルヲ得ズ。
第十七条 新シキ恋ハ古キ恋ヲ逐ウ。
第十九条 衰ウ恋ハ速ヤカ二消エ、蘇ルコト稀ナリ。
第三十一条 一人ノ女ガ二人ノ男二、一人ノ男ガ二人ノ女二恋サルルヲ防グル何モノモナシ。
フランスの文豪が真面目に調査・研究することにしろ、現代日本の若い女の子たちが楽しそうに笑いながら言う「次!次!」にしろ、同じ人の形をする生き物がおおよそ考え付くものにそう大きな違いなどないのだと思うと愉快だ。真理はすべて自然の中にあるのだし、そこに到達するのに必要なものは、少なくとも、「賢さ」ではない、他の何かだ。
第七章「両性における恋の発生の相違について」
「女は理性に従うという習慣に導かれない。ところが、男である私はいやでも机にかじりつき、毎日六時間働いて、味気ない理性的な仕事に縛られている。女は恋をしていないときでも空想にふける傾向を持ち、いつも興奮の状態にあるものだ、したがって愛する者の欠点の消失もいっそう早いわけである。」
「女は家庭の中で何の事業にもたずさわっていない。理性は彼女たちにとって使い途がない。彼女たちはけっして理性が何かに役立つとは感じない。」
酷い言われようだ。今の人たち���こんなものを読んだら、憤慨は避けられない。わたしだって気分は悪い。(たかだが六時間で何だ、くそが)けれど、これも結局軌跡でしかない。穏便に行こう。「まだまだやねえ、スタンダール」多分、この時代の女性には余裕があったのだろうなと思う。だからといって、彼女たちが、彼の考えるほど暇を持て余した生活をしていたとは思えないのだけれど。家事は立派なフルタイムジョブだし。
「恋は最も明白なことを疑わせる。したがって身を任せる前には、恋人が俗な人間と違うことを確信していた女も、もう何も拒むものがなくなったと思うと、男がただ恋のリストにもう一人を加えようとしたにすぎなかったのではないかと考え、慄える。このとき初めて第二の結晶作用が現れる。それは疑惑を伴っているため、最も強い。女は女王から奴隷に堕ちたと思う。こうした魂と精神の状態は、まれであるだけに、それだけ激しい快楽がもたらす神経的な陶酔によって助長される。」
ウケる。でもさらに面白いのは、この文末に付される注釈だ。
この第二の結晶作用は浮気な女にはない。彼女らはこうした小説的な観念とはおよそ縁が遠い。
わかってんのか、わかってないのか、よくわかんないな、スタンダール。まだ気になった章にしか目を通せていないのだけれど、これほどまでにプークスプークス読むのは初めてだ。もうすこし読んでみるけれど、すべては読まないかもしれない。だって阿呆らしいんだもの。とはいえ、「恋愛」という日常的なものについても、「本を参照する」ことは可能なのだなという視座を得られたので、当面はそれでよしとする。
メモ:「ポルトガル尼僧の恋」(ポン・ド・ヴェールとデファン夫人の炉辺の対話)/ 1760年頃のパリで支配的だった恋に関する回想録や小説=クレビヨン / ローザン / デュクロ / マルモンテル / シャンフォール / デピネ夫人
1 note
·
View note
Text
05/08/2017
随分楽になったな、と思う。結局勉強する時間は思うようには見つけられなかったけど、可能な限りのインプットと情報収集は諦めなかった。少年漫画仕込みの、何に関しても最後まで出来る限り何とかしようと志す姿勢、これからも大事にしたい。何て言うか、そういう「なりたくない自分にならないための、最低限の努力」を継続することが、前ほど辛くなくなった。筋トレのようなものなのかもしれない。気づいたら最初きつかったトレーニングも自然とできるようになる感じ。だからといってその負荷がゼロになるわけでは決してないのだけれど。思えば長い道のりだった。随分遠いところまでやって��たものだ。それでもやはり目の前には果てしなく続く道と、それが続く山々が広がっていて、休むことはできても、それが推奨されるとは言い難い。とはいえ、今まで進んできた道からも出せる考察は確かにあって、それを共有することに意義はあると信じてきたわたしにとって、わたしの紡ぐ言葉を辿ってくれる人がいること、応援してくれる人がいることの意味は本当に大きい。どこまで行けるのか、今のわたしにはまだまだ検討もつかないけれど、この旅が素敵な記憶になるといい。
「今あるものから十分得ずに、次なる物を求めることも、今いる場所の広さも知らずに、ここにはないと言い切ることも、今いる人から愛を受けずに、よりよい出会いを信じることも、すべて無意味と理解するなら、時間はないのが常だから、順を正し、筋を通し、無駄を省いて生きなさい。」
8 notes
·
View notes
Text
ヘミングウェイ『移動祝祭日』
「一日の仕事が終わりに近づいたときに、キルシュを一杯やるのが習慣だった。」
「私はいつも一つの区切りがつくまで仕事をつづけ、いったん切り上げるのはストーリーの次の展開が頭に浮かんだときと決めていた。そうすると次の日も仕事をつづけられる確信が持てたからである。」
「いつかは長編を書かなければならない。それはわかっていた。が、長編の構成要素の精髄となるような短文書くのに四苦八苦しているようでは、それも不可能なことのように思えた。とにかく、いま必要なのは、長距離レースに備えたトレーニングのつもりで、眺めの短編を書くことだ。」
スティーブン・キング『書くことについて』
「キングがいうには、作家を目指すのであれば毎日書く目標の文字数を決めなさい、と。目標を決めて、それに到達すれば立ち上がって別のことをすればいいのです。でもパソコンを離れる前に、必ずあなたが次に書きたいことを準備しておきますよう。そうすると次の日が始めやすくなりますから。もしこれをちゃんとルーティンとしてできるようになれば、文字数はあっという間にたまっていきます。もし今これを始められないとすれば、「書き上げる」作業は地平線の雲のようにぼやけてしまいますよ。」ーレス・バック『耳を傾ける技術』
03/08/2017
レス・バック(2014)『耳を傾ける技術』せりか書房
・自分の関心を信じること 「世界が「何か変だ」という感覚、あるいはレイチェル・ダングリー・ジョーンズが最近述べたような「皆が完全に確信していることをよくわからないと思う感覚」は、社会学的調査��ついてある種の保証をしてくれます。なぜなら最も興味深い最良の研究課題は、こうした不安定でいらいらした好奇心の中に、はっきりと現れてくるからです。」
・思考を記帳しておくこと 「アイデアというのは出てきて欲しいからといって出てくるわけではありません(中略)買い物や、街に出かけていたり、あるいはまったく関係のない会話をしていていて目の前の人に付き合わなければならなかったり、そんなとき、アイデアが思いつくのです。わたしがアドバイスしたいのは、こういう予期せぬ訪問者のための準備をしておくこと(中略)いつもノートを持ち歩いて、こうしたアイデアを記録しておくこと。あなたは自分の思考が時間とともにどのように進化していくかを記録するシステムを考案する必要があります。」
修士過程に進むなら社会学にしようと思っていた。歴史と文学が好きだったわたしの散り散りになるかもしれなかった興味関心を適切な処置で繋ぎ止めたのが社会学だった。歴史は今ある社会の成り立ちを示し、文学はその様子を鮮明に投影する。そのどちらも切り捨てる必要がなさそうだという判断できたとき、どれほど身体が軽くなったか、わたしはあの開放感を表現する術を持たない。とにかくわたしの学ぶべき、というよりわたしを捉えて離さない疑問たちと対峙するにあたって必要な武器(出来ればスナイパーがいい) を提供するのは社会学で間違いなさそうだ。彼らは勝利を保証しないが、その精度は信じるに足る。ただいくら性能のよい武器だって、それを取り扱うものに技術がなければ、宝の持ち腐れだ。試練。食い縛れ。思考を鍛えよ。
「私たちは同じような問題に取り組んできた思想家や著者たちと仲間なのです。ジグムント・バウマンはこの大きなプロジェクトについてこうまとめています。「社会学をすること、社会学を書くこと。これは今とは異なるあり方で生きる可能性、つまり人々の苦難をできるだけ少なくしながら共に生きる可能性を見つけ出すためのものである。この可能性は日々保留され、見過ごされ、信じられなくなっている。この可能性を見ないこと、求めないこと、それゆえに抑圧してしまうことは、それ自体が人間の苦悩であるし、またそれを長引かせている一番の要因である」。自分の持っている最大限の力で頑張ってください。そしてあなたの研究を、今とは別の生き方の可能性を探求するより大きな社会学的対話の中に位置付けてください。」
メモ:スティーブン・キング『書くことについて』 / ラッセル・ジャコビー『最後の知識人』 / ハワード・ベッカー『社会科学者のためのライティング』 / ジョージ・オーウェル『政治と英語」 / ヘミングウェイ『移動祝祭日』
8 notes
·
View notes
Text
ask.fm 留学相談まとめ
留学の動機
留学先の大学選び
留学の奨学金
奨学金のタイプ
留学体験をまとめるレポート
留学と自分の意志の強さ
英語が抜群に出来るようになるには
短期留学でどれくらい上達しましたか
IELTS対策について
初めて一人で海外に行ったときのこと
留学先は英語圏ですか
卒業が遅れてしまうことに関して
北京短期留学の諸費用
留学中のお金の管理 北京編
留学中のお金の管理 ソウル編
短期留学のパッキング
短期留学の持ち物
8 notes
·
View notes
Text
ask.fm 恋愛相談まとめ
好きな人に彼女がいる
好きな人が彼女がいることを隠している
彼氏のことを好きな人がいたら
付き合ってない人が手を繋いできた
好きな人といると笑ってしまい話せない
好きだった人と久しぶりに会うので緊張する
好きになっても辛いことが目に見えている場合
男女の友情は成立しますか
生まれて初めて口説かれました
違うなと思ったら2回目はどうしますか
女の子から告白するのはありですか
イケメンで優しいとすぐ好きになる
どんなシチュエーションで告白されたいですか
恋愛として好きになるとはどういうこと
好意を受け取れな��
好きな人が冷たい
好きな人が素っ気ない
片思いの潮時はいつですか
デート中に気をつけること
譲れない条件
告白したことありますか
友達以上恋人未満
好きな人に会うまでにすること
失恋後の告白について
好きな人に電話したい
好きな人と予定が合わない
優しくされるとすぐに好きになる
恋愛と友情の境界線
束縛はどこまでが許容範囲内ですか
失恋の乗り越え方
とある男の子の行動が謎
男の子に人気のある女の子とは
遠距離恋愛における自分の必要性
どうしたらモテますか
男の子とは積極的に遊びますか
遠距離恋愛の誕生日プレゼント
1 note
·
View note
Text
03/08/2017
レス・バック(2014)『耳を傾ける技術』せりか書房
・自分の関心を信じること 「世界が「何か変だ」という感覚、あるいはレイチェル・ダングリー・ジョーンズが最近述べたような「皆が完全に確信していることをよくわからないと思う感覚」は、社会学的調査についてある種の保証をしてくれます。なぜなら最も興味深い最良の研究課題は、こうした不安定でいらいらした好奇心の中に、はっきりと現れてくるからです。」
・思考を記帳しておくこと 「アイデアというのは出てきて欲しいからといって出てくるわけではありません(中略)買い物や、街に出かけていたり、あるいはまったく関係のない会話をしていていて目の前の人に付き合わなければならなかったり、そんなとき、アイデアが思いつくのです。わたしがアドバイスしたいのは、こういう予期せぬ訪問者のための準備をしておくこと(中略)いつもノートを持ち歩いて、こうしたアイデアを記録しておくこと。あなたは自分の思考が時間とともにどのように進化していくかを記録するシステムを考案する必要があります。」
修士過程に進むなら社会学にしようと思っていた。歴史と文学が好きだったわたしの散り散りになるかもしれなかった興味関心を適切な処置で繋ぎ止めたのが社会学だった。歴史は今ある社会の成り立ちを示し、文学はその様子を鮮明に投影する。そのどちらも切り捨てる必要がなさそうだという判断できたとき、どれほど身体が軽くなったか、わたしはあの開放感を表現する術を持たない。とにかくわたしの学ぶべき、というよりわたしを捉えて離さない疑問たちと対峙するにあたって必要な武器(出来ればスナイパーがいい) を提供するのは社会学で間違いなさそうだ。彼らは勝利を保証しないが、その精度は信じるに足る。ただいくら性能のよい武器だって、それを取り扱うものに技術がなければ、宝の持ち腐れだ。試練。食い縛れ。思考を鍛えよ。
「私たちは同じような問題に取り組んできた思想家や著者たちと仲間なのです。ジグムント・バウマンはこの大きなプロジェクトについてこうまとめています。「社会学をすること、社会学を書くこと。これは今とは異なるあり方で生きる可能性、つまり人々の苦難をできるだけ少なくしながら共に生きる可能性を見つけ出すためのものである。この可能性は日々保留され、見過ごされ、信じられなくなっている。この可能性を見ないこと、求めないこと、それゆえに抑圧してしまうことは、それ自体が人間の苦悩であるし、またそれを長引かせている一番の要因である」。自分の持っている最大限の力で頑張ってください。そしてあなたの研究を、今とは別の生き方の可能性を探求するより大きな社会学的対話の中に位置付けてください。」
メモ:ヘミングウェイ『移動祝祭日』 / スティーブン・キング『書くことについて』 / ラッセル・ジャコビー『最後の知識人』 / ハワード・ベッカー『社会科学者のためのライティング』 / ジョージ・オーウェル『政治と英語」
8 notes
·
View notes
Text
01/08/2017
「留学する」というと、みんな「変化」や「成長」を期待する。その気持ちがわからないとは言わないのだけれど、果たしてわたしは「変化」を求めて行くのだろうか、とたまに疑問に思う。留学になんて行かなくたって、わたしは日々年老いて行くし、そもそも人間みんな生まれた瞬間から死へ向かってたゆまず歩んで行くのだから変化しない、成長しない人間なんて存在しないではないかとか、不毛なことを考える。そういうことじゃなくって、ほら、何ていうか。ため息。 わたしは毎年、年の初めにちゃんと今年はこれしよう、こうなろう、これをやめて、これを始めようと(割と真面目に)と考えて、年の終わりに振り返る。もちろんすべてうまくいくわけではないのだけれど(チームすべてうまくいく失格)それでも実行に移せたり、目標を達成できたりすることもちゃんとある(チームそれなりにうまくいく設立)わけで、そうである限りわたしは最新のOSをダウンロードしているのであり、常に次なるアップデートの開発に取り組んでいることになって、つまるところ、「変化」し「成長」しているわけだ。それなのに「留学するから」変化し、成長するだろうと思われてしまうから少し不服なのかもしれないな。わたしの視線を留学に向けたのはきっとわたしの野心だけれど、その野心は留学だけを視野に入れているわけではないように感じる。それの視野はもっと広く、それの視力はもっと確かだ。だからといって、自分自身が留学を終える自分に対して「変化」や「成長」を求めずにいられるかと言われるとそれにもまた否定ができないから、釈然としない。確かにそのわたしはこのわたしの知らないことを知っているだろうし、出来ないことが出来るだろう。価値観というものは、掴み所のない不思議な奴で、そう簡単に変わらない側面と、日々変化する側面を併せ持つ。それはいいんだ。価値観は、いいんだ。武器だ。そうだ。わたしは武器が欲しい。ずっとずっとそう思って生きてきたじゃないか。多分、わたしは変化を求めて行くのではない。武器を得に行くのだ。もし帰ってきたわたしが行く前のわたしと違って見えたのなら、それは装備が変わっているだけであって、アバター本体は何も変わらない。だってわたしはいつまでもわたしでしかいられないわけで、わたしがわたしを離れることなどできないし、わたしになれるわたしには限度がある。見た目が変わって見えたって、雰囲気が違って見えたって、そうなれるところまでがわたしなわけで、そうなったからといって、わたしはわたしの範囲を逸脱しない。このことをはっきりとさせておきたい。わたしは変わりたくない。わたしは強くなりたい。
5 notes
·
View notes
Text
2016
イギリスに持って行けないものは買わない / 化粧品を増やさない / スリムウォークは2ヶ月に1回買い換える / せめてコーヒーを飲めるくらいの余裕を持って起きる / 新聞を溜めない / 優しさを安く売らない / 棘を隠さない / 我慢しない / 色んな人とさしで飲む / 外国の人が集まる場所に通う / デートをする / 夏は脚を出す / 試験期間外も図書館で勉強する / 奨学金を諦めない / ダサい人間にだけはならない / 誰にでも出来る返しをしない / 読む本の数にこだわらない / 映画は無理に観なくていい
11 notes
·
View notes