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ハーフネモニカの分離
シャッフルしたデックからネモニカを組み上げる手順があります。
演じているところを動画で確認したのはネモニカ・ミラクルズ(タマリッツ)とユーフォリア(エイドリアン・ゲラ)でです。
どちらの手順でも上半分と下半分を分離する作業を最初に行うのですが、タマリッツはカード当てとして行い、エイドリアン・ゲラはトライアンフの中で行なっていました。現象の中で次への布石を打つという点では共通していますが、カード当てよりもトライアンフの方が面白いのかなあと考えてみたり。手品している人にありがちな考えすぎで、普通はカードが当たるだけでも面白いんかなあ。一番最初に起こす現象としては、凝ったものよりも軽くて良いのかもしれません。
で、その分離なんですが当然デックの全カードを確認して分離する必要があります。カードを見てはこれは上半分のカード、これは下半分のカード……というのを52枚分繰り返します。いやぁ時間がかかる。とりあえず自分でやってみて時間を測ったところ1分近くかかりました。それに比べてエイドリアン・ゲラの分離のスピードを動画で確認したところ約20秒で終わらせているんですよね。これは実際にやろうとすると現象までに時間がかかってしまい私の好みではありません。せめて30秒以内に分離を終わらせ、なおかつその間はテーマに関連する話でもして場をつなぐ必要があります。
そこで分離に関して少し工夫してみたところ、試しにやってみたら40秒まで分離時間を短縮できた方法があったのでこちらに書いておこうと思います。(多分他にも思いついている方、というか挙げた2人はとっくに実践しているんでしょうけど。)
まず、以下のリストを暗記します。
A:スペードのみ
2:クラブ以外
3:ハート以外
4:ハートクラブ
5:クラブ以外
6:クラブ以外
7:ダイヤのみ
8:スペードハート
9:スペードハート
10:クラブのみ
J:ハートのみ
Q:ハートクラブ
K:クラブダイヤ
多分ネモニカ覚えられた方ならすぐに覚えられるでしょうし、これから書く方法にも予想がついたかもしれません。分離の時にちょっと意識することを変えるだけです。
まずカードをみたときに数字を意識します。次にスートを見て、上記のリストに該当するスートなら上半分のネモニカに分類します。リストに該当しなければ下半分です。
要するに「カード→番号→1~26or27~52→分類」という考え方から、「数字→リストの該当箇所→分類」という考えからに変更するという案です。
例をあげましょう。ハートの5を見たとします。リストでは「5:クラブ以外」です。ハートはこのリストの中に入っているので上半分に分離します。
例2。スペードのQを見たとします。リストでは「Q:ハートクラブ」です。スペードはリストに入っていないので下半分に分離します。
もしシャッフルしてもらったデックをネモニカに組み立てたい方は分離の際にこの考えが役立つかもしれません。よかったらぜひ試して見てください。
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トリックデック
インビジブルデックとか超好き。
ギミックに対しては抵抗感どころか積極的に取り入れたい方です。
クリン��やショートコーナー、ショートカード、コーナーマーク等々を駆使してひたすら使いやすいデックを作りたいなあと思ってはいるものの形にはならず。
先日発売されたトリックデック・ミラクルズ(加藤英夫)でも結構面白そうなデックの作り方が載っていたので、一度作って自分好みの手順を作ってみたいですな。
紹介動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=GCaD4ZmcZjY&feature=share
ネモニカをハーフ&ハーフに分けるときに便利かもしれない。
シャッフルドからネモニカを組み上げるほど長い手順をする機会はありませんが。
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エスティメーション
メモライズデックを使うならある程度はできた方がいいのだろうけど、やはり安定は期待できない技術ですね。
私はダイヤのKとダイヤの9に弱めのブリーザークリンプをつけてカットしやすいようにしています。
デックのだいたい何分の1かがわかりやすくなるので目標の近くでカットし、あとはボトムをピークして調整しています。
13、39番目にもクリンプをつけてもいいかもしれませんが、番号をリセットしたいときにカットが多くなってしまうかも。まだ試してないです。
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ネモニカ
Juan tamarizが考案したメモライズドデックですね。
DVDの方は日本語字幕版が出ているので、覚えるのに挑戦している人も徐々に増えているのかも。
私もeverything in orderやりたさに手を出したらズブズブとのめり込んで行きました。ズブズブ。
最初はたしかに敷居がたかそうに思えるのですが、実際は52項目を覚えるくらいならポケモン151匹覚えるより簡単なんですよね。
その後書籍版や、in order to amaze等の洋書に手を出すまでになってしまいました。
だってせっかく覚えたんだもん!
しかし、なんでもできそうに思えると逆に何しようかかなり悩んでしまうんですよね。
もうシンプルにごっそりカードとってもらって片っ端から当てていくのに使うだけでも十分なんじゃないかと。
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カルテットコンセプト
カルテットコンセプト
ネモニカやアロンソンスタックなどのメモライズでこっそり同スートを揃えるための概念ですね。
私はhand crafted card magic(Denis Behr)で知りました。
https://www.youtube.com/watch?v=13jzrSI_6o0&feature=share
実際に使っている動画はこちらですね。相手の誕生月と同じ数字の4 of a kindがカードケースからぽろっと落ちてくるという。
その後、in order to amaze(Pit Hartling)を読み進めていた際にも記述がありました。というか、1/3くらいはこれを導入した手順でした。
最初は「えー、こんなんまで覚えるとかよほどの暇人かよ」と思っていたものの、いや、案外すんなり頭に入りますな。少なくともネモニカ覚えきるよりは楽だったので、もしメモライズやってみようかなという人には是非オススメする考え方です。
問題は人前でロードランナーカルを行う勇気ですな。
Spectater’s cut aces等の4 of a kindを用いる手順に取り入れるともうマジシャン相手でもたまげるんじゃないですかねこれ。
Hand crafted card magicで紹介されている手順ではあまり面白みは感じられなかったのですが、In order to amazeには他の方法では実現できなさそうな、かつ面白い演出の手順が多く紹介されていたので現在練習中です。
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はじめに
はじめまして、くゔぁれと申します。
新潟マジシャンズクラブというサークルに参加させてもらっているアマチュアです。
クロースアップマジックをジャンル縛りなく触れているつもりですが、意識しないうちにカードがメインになりつつあります。特にこの頃はネモニカ大好き男と化しています。
こちらのブログでは手品のタネについてもいくらかは触れていくつもりですが、もちろん種明かしをメインとするわけではありません。同好の士が調べたらたどり着けるくらいのブログとしてやっていくつもりですので、「分かる人には分かる」という程度の情報量です。
商品レビューや、動画撮影、考察等々手品関連の投稿をしていくつもりです。
よろしくお願いします。
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