cuheiu
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cuheiu · 10 days ago
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大切にしてくれているかどうかなんて、案外分かりやすいものだとこの歳になって気付く。物理的な距離や会ったり話したりする頻度が必ずしも重要だとは思わないけれど、心に置いてくれていたり、本当の意味で見ていてくれているかどうかは伝わってくるものだ。自分のことには酷く自信がなくて後ろ向きで、だからこそ信じたいと思ったものの悪い所に目を瞑って気付かないふりをしてしまう。そうして今まで、どんなに痛い思いをしただろうか。性格上一生の闘いになる気もするけれど、都合よく動く自分にちゃんと蹴りをつけないとな。「大切にされようとしていいんですよ」最近言われて一番心に残っている言葉。自分と向き合うことはとても難しい。それでも、少しずつ積み重ねている時間の中で見つけたことも、気付いたことも、多くはないけど幾つかあるんだ。大切にされようとする前から、大切にしてくれていた人に。今は甘えてしまっても、きちんと返していきたいと思うばかり。これを見てくれているお前にも、そう思ってるよ。
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cuheiu · 1 month ago
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まだ暑さは残れど、季節は着実に夏を置いて進みつつある気がする。久しぶりに用事もなく外を歩いてみたら近所の民家から金木犀が香って、ほんのり冷たさを含んだ風が気持ちよかったから。長かったな。前の冬も、今年の夏も。それでも、もう10月も後半に入った。スーパーにミカンが並び始めて、青くて小さい早売りの子達を手に取った。甘くてやさしい味がちゃんと感じられた。久しぶりに簡単な料理に手を出して、お茶碗一杯分を平らげることも出来た。反動で翌日はあまり食べられなかったが、進歩として良しとする。刻んだ玉ねぎで目がしみて涙が止まらなかったり、手についた野菜の匂いがお風呂の後も残っていたり。あれほど好きなのに読むことが出来なくて泣いてしまった本も、見開き半ページだけ読むことが出来た。ちゃんと進み始めている気がする。数年使い古してくたびれて、次の冬に必ず同じ型のものを新調しようと決めていた服も買えたんだよ。今はまだ部屋のラックにかけたままだけど。それを着る頃にはもう少し、進んでいるかな。そうだといいな。
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cuheiu · 1 month ago
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cuheiu · 2 months ago
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cuheiu · 3 months ago
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恐縮なことに、とても好きな脚本家の方が数名いる。昔からドラマや映画を鑑賞するのが好きで、その中で何度も繰り返し手に取ったり、数ヶ月毎に新期に変わるテレビドラマで、熱中して観る作品の脚本を手がけている方が偶然同じだったりして。言葉の扱い方や選び方、間の取り方。その時々に使うには突飛しているようなシーンでさえ、まるで伏線回収するようにパーツが組み合わさって、始めからそうなることが決まっていたかの如く偶然を積み重ねていく物語性で、一目見れば最後のクレジットで名前を確認しなくとも「その人だ!」と分かる事も多かった。だが正直、好きな作品はほとんど軸が平和なものではない。全員が秘密を抱えていたり、何かを探り合っていたり、生と死の狭間を残酷にも美しく描いていたり。一般的に手に取りやすい恋愛系やネタ要素が強くライトな印象を与えるものとは違って、内容によっては扱いを躊躇い、後を引くこともある。けれど、そう。いつだってそれらを鑑賞した後は、分からないなりに懸命に思考するのだ。詳しい知識はなく、当事者でもなければ簡単に「理解した」と言えるものでもなく。作品の中で導いてくれる思考の道筋や、専門性の高い情報、描かれる心情描写。脚本家によって分かりやすく噛み砕いて思考させる言葉選びだったり、自分にはなかった角度から向けられる感情だったり、と。曖昧で、繊細で、真っ直ぐで。いつも余白を与えてくれるからこそ、手に取った人は皆何かしらを感じ得ていく。そんな愛する作品をもう何周したか分からなくなった頃、素敵な朗報が届いた。噂には耳にしていたがまさか本当に実現されるとは思わず驚いたが、待ち侘びていたことでもあった。聞けば、好きな作家が脚本を担当した映画が公開され、更にその映画にこれまで作家が脚本を施したドラマ作品の主要人物達が出��するというのだ。公開から現在までたくさんの好評を耳にし、ようやく映画館へ足を運んだ先日。約二時間半ほどだろうか。鑑賞を終えて、友人と発した第一声は「凄かった」と、なんとも圧倒された感想だった。本編終了後のクレジットに注意書きがなされるほど、事の深層は社会の闇や人間の精神的な部分に触れたものだった。合間に登場する知っている人物達に歓喜しても、その直後にけたたましい音と共に爆破され、被害を受けた人々の悲鳴や無惨な現場に心臓が忙しなく逸る。怪しく見える人物、何度も展開される内容、過多していく情報。疑惑、平穏、戸惑い、信頼、疲弊、安堵。寄せては返し、また寄せる波のように訪れる怒涛の展開に必死にしがみつきながらも、決して視聴者を放置せずに丁寧に描かれる物語は圧巻そのものだった。そして、魅力的な登場人物達。前向きで強く、けれど繊細で、多角的に物事を捉え、なにより皆が揃って命の重さを知っている。決して軽くも簡単でもない過去を持っても、明日を生きることにいつも希望を持っている。彼や彼女の口から溢れる言葉の数々に思いが巡り、必ずなにかを得て学ぶのもドラマ同様いつものことだった。後悔を抱え、大切なものの為に躊躇いなく進み、時に危なっかしく無茶をしては、息苦しそうに涙する。昨日、今日、明日。止まることなく続く毎日の中に、自分の中に、彼や彼女がいる。よく人間同士の関わりや物語を描くものをヒューマンドラマ等と呼ぶが、これらは、そうだな。人間として生きる誰しもの生活に蔓延る、人間関係だけではない「人間の一生の一部」を描くヒューマンドラマなのだと思う。「2.7m/s→70kg→0」彼が残したその意味に、はたして彼は辿り着いたのだろうか。この映画がくれた余白を考える今、彼がした選択と密接する全ての事柄に、誰しもひとつは心臓を握られ、思いを馳せ、共感したり恐れたり、色々な意味で他人事ではないと感じたと思う。その感覚から、少しでもこれからの世界が違和感を持ち、平行線な世の中が変化を望み、想像してくれたら。「人間が想像できることは必ず実現できる」という言葉が、決して幻ではないと証明してほしい。彼が強く踏み込み、彼女がスイッチを入れた大きな度胸を。忘れたくないと、いつまでも思い続けていくために��
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cuheiu · 3 months ago
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cuheiu · 3 months ago
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数年、数ヶ月、数日。同じ箇所にテーピングをするのにも随分と慣れた。慣れたと一口で言ってもただ習慣として身に付いただけで、その一連の流れはいつも微妙な出来上がりだ。負荷が掛からないように形作り、箇所をサポートするために貼り、要点を過ぎると肌が負けないように剥がす。時折思い出したようにジクジクと痛む時は鎮静効果のある湿布を用いた。風呂上がりに数枚、角度や枚数、微妙に位置を変えて。面倒だとか手間だとか、この行為を苦痛に思う時期は遠に過ぎた。そこに触れる度に、壊れたテープを再生するように何度もフラッシュバックすることも、それに比例して激しく痛むことも。ただ、そう。自分で施すには少々難しいそこに貼った湿布が、皺になって、歪んで、ぺらりと浮かんで。ああ、もうちょっとこっちに貼りたかったのにな、なんて思う時。咽せ返るような息苦しさと眩暈が、鼓膜を劈く耳鳴りが、突然襲いかかってくる。膝を抱えて顔を埋めると、重心が揺れて崩れていく平衡感覚と共に���ほんの少しだけ詰まった息が戻ってきて。かつてボロボロになった所から、強い湿布薬の香りが漂ってくる。肩を巻き込んだことにより顔の皮膚に触れたか、体温が下がるようなスーッとした冷たさも。意識すればするほど忙しなくなる脈拍のように、逸らせば不思議と落ち着いてくる呼吸が平穏を取り戻してきて、人間の感覚機能は案外と単純であると実感する。色んな所が痛むなんていうのはまやかしで、一箇所の痛みしか訴えることが出来ないのだ。心が痛む時は身体の痛みに集中し、目が回る時は嗅覚を強く刺激し、呼吸が乱れる時は皮膚に違和感を与えて紛らわせる。そうして些細な瞬間で少しずつ確実に欠けていく心の立て直し方を覚えて、取り戻して、また崩れて、ゼロではなくマイナスへ落ちて。繰り返すうちに慣れてしまった堂々巡りは、はたして正常なのだろうか。貼って消費してもまた何度でも手に入る湿布薬とは違い、この身も心も交換するスペアはないのに。見えない内側も、負荷が掛からないように形作り、サポートするために貼ることが出来たならどれだけ良かっただろう。いつの間にか、記憶を辿ってズキズキと響く傷口ごと自分を抱き締める。今夜が過ぎたらまた、取り戻せるように。数年後にはこんな今日も、遠くに過ぎていくように。抱えた膝で隠した胸痛を、ただただ途切れる呼吸で逃した。
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cuheiu · 3 months ago
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cuheiu · 4 months ago
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cuheiu · 4 months ago
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別れとは、悲しいものが多い。涙を汲んだり、離れ難さに振り返ったり、受け入れきれずに悔やむ事もある。大きな分岐点で、ひとつの終わり。もう二度と会えないかもしれない。そんな予感すら過る事もあるだろう。それでも人は、何度も何度も別れを迎える。辛いかもしれない。苦しいかもしれない。ただ、それだけではないのだ。目一杯の笑顔と、見えなくなるまで腕がちぎれるほど振り合う手のひら。願いを込めて繰り返す「またね」の言葉。大切な誰かと交わした別れの先で、共にした記憶を抱えて生きていくこと。共に得た知見でもっと大切な誰かに出逢うこと。別れは、始まりでもある。巡り続ける縁の中で君を見付けたのは、人生において最良な選択だったと思うから。そっと心で祈りを込める。必要ならば、また必ず結ばれる。赤い糸だけではない運命が、君と繋がっていると信じて。
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cuheiu · 4 months ago
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「夢にまで出てきて困る」とか、全然困ってない顔して言ってくれよ。
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cuheiu · 5 months ago
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cuheiu · 5 months ago
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「何が行く手を阻んでも、何に邪魔されても、泣きたい時は泣けばいいんだよ。文句垂れたっていいし、全部飲み込む必要ないじゃん。お酒飲める人と飲めない人がいるみたいに、飲めませんって言っていいんだよ。じゃないと飲まされちゃうでしょ、ぶっ倒れたらどうすんの。なんだっていいよ。言っていいよ、聞くから。」
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cuheiu · 5 months ago
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cuheiu · 5 months ago
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心身を蝕む感情の前で、俺たちはいつも無力だ。どんな言葉を使おうと、どれだけ思いを馳せようと、他人が決して触れられない場所に留まり続けるのが、それらの感情が持つとても厄介で気難しい特性だからだ。何が出来ると、この人生をもっても証明することは不可能だとすら思う。絶対や必ずといった言葉を使う必要があるならば、尚更その気持ちを増長させる可能性の方が高いほどだ。��けど、君がしてくれた事の全てを、俺はこの心で知っている。ただ傍に居続けるのは、出来る事や出来ない事を一つひとつ数えるよりも、本当はとても難しい。惜しまない思いの先にある結論が、たとえ無力だったとしても。この心が覚えている限り、無駄にはならないはずだから。君がどうしようもない感情に明け暮れる時は、そっと記憶に連れてきてほしい。何が出来ても、出来なくても。君のためにどんなひとつも厭わない存在が、確かにあるという事を。そしてそれが、君にとってほんの一瞬でも悪くないと思えるものだったなら。俺はようやく初めて、君に何かを返せるはずだから。もしこの先の人生で、二人が交わる事がなかったとしても。思いの丈が繋がっていれば、きっと意味があると信じて、祈り続けたい。目に映るものが美しく、包み込むものが優しく、鼓膜を揺らすものが温かく、姿を照らすものが柔らかく。なによりも、その心身を満たすものが、穏やかでありますように。どうか君にとっての幸せが、ひとつでも多く降りかかりますように。
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cuheiu · 5 months ago
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cuheiu · 5 months ago
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「僕のことも書いてほしい。」そんな風に懇願されたのは、いつの頃だったか。意識しないうちにかれこれ一年も共にしているらしく、所々曖昧だったり鮮明だったりする記憶がそれらを物語っていた。初めの頃の印象といえば、そう。口を開けば「ご飯作ってください!」「奢ってください!」の二点が定番で、この子は食事の要求以外に俺への関心がないのか?というものだった。仲良くなろうと話してくれているのは分かるが、その選択肢があまりにも少なくて。柔和で人懐こい表面の中に、そこはかとなく漂う人見知り性や話題提供が苦手そうな、微かな不器用さを感じていた。今となってはこちらに向けられるものも表面だけが残っているが、そこに至るまでに交わした言葉の数々は、まあ。わざわざ書き記すことではないと思うから、割愛とする。一年前より、そして半年前より随分と甘えたに変わって、一瞬頼りになる弟の顔をしたかと思えば、またすぐに幼さすら感じる甘えたに戻っていく。感情表現が豊かで、楽しそうに笑ったり、突然拗ねたかと思えば不安そうにゆらゆらしたり。この約一年で「ヒョン来てください!」って、もう何回聞いたかな。他人に甘える機能と共に、その分大切だと思った誰かのために緊急出動するシステムまで追加したお前は、本当にいつも一生懸命だからこそ。俺だけではなくて、沢山のヒョンやヌナに愛されているんだと、側から見ていて心から思うよ。どうかその個性を大切に。そして、お前らしい前向きな言葉で、これからもヒョンを笑顔にしてあげておくれ。…おっと、これじゃあ常にそういなさいと言っているようなものか。決してそうではなくてだな。お前の心で感じたものを無くしたり、粗末にする必要はないんだよ。それこそ大切にしていてほしいし、向き合ったり考えたり、抱えていく最中でなんとなくだっていい。ひとりでは難しいな、と思ったら、少し顔を上げて見渡してごらん。お前の周りには、力になってくれる人達が沢山いるからな。それはお前が自身の魅力で得た、人生の財産のひとつだよ。上手くいかない時、だめになりそうな時ほど、よく覚えておいて。いつも本当にありがとう。これからもどうぞよろしく。
追伸。そういえば、最近悪い夢は見てないか?話して、放すこと。忘れずにな。
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