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カンパニー松尾
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companymatsuo-blog · 7 years ago
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エリザベス宮地のこと。 『其ノ灯、暮ラシ』劇場版公開及び『ミヤジネーション』併映にあたって。
現在、ポレポレ東中野にてレイトショー公開中の『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』、 今作はMOROHAの2016年秋から2017年初頭のツアードキュメンタリーであると同時に、監督エリザベス宮地のセルフドキュメンタリーでもある。
エリザベス宮地と聞くと、 MV監督のイメージが強いかもしれないが、もともと宮地は2008年、大学の映像サークルからカメラを回し始め、自身と周りの友人を巻き込んだセルフドキュメンタリーから出発した男だ。
エリザベス宮地の初期作品はコ���ラをご参照に。
そんな彼と僕が出会ったのは、2013年、音楽と映画の祭典MOOSIC LABで公開された映画『ミヤジネーション』だった。 これは「ミヤジネーション(宮地らしさ?)とは何か?」を追求するセルフドキュメンタリーで、永原真夏(当時SEBASTIAN X)というパートナーを得て、学生時代の友人や、自身の家族を巻き込みながら、宮地がカメラと共に疾走する様が描かれている。 なぜ、家族にカメラを向けたのかは『ミヤジネーション』の肝なので見ていただくとして、宮地のお父さん、お兄さんが、さも平然とカメラの前でペラペラ喋る様子に、驚きと可笑しさと妙な愛情を感じた。 僕は公開当時に劇場で見て、その構成力、編集力に感心し、すぐさま宮地とコンタクトを取り、2014年のBiSキャノンボールの撮影から彼と仕事を始めた。
一緒に仕事を始めてからわかったのだが、とにかく宮地は可愛がられる。 見かけがゆるくて、いつもニコニコしてるし、(ゆるキャラ) フットワークが軽く、情報量も豊富で、お喋りだが仕事は速い。 実際、BiSキャノンボールでは、ビーバップみのるの良き相談相手となり、ビーバップみのるの狂人化に一役買った。 その後も宮地はハマジムのライブ撮影に参加してくれたりしながらMV監督として活動を続け、評価を高めていった。
そんな中、宮地が監督し、2015年11月に公開されたMV『上京タワー』で初めてMOROHAを知った。 曲とMVとMOROHA2人の世界観はすごく良く伝わったが、MOROHAの曲に関しては「あつっ苦しいなあ」 (最初、MOROHAを見たり聴いたりすると、大体そんな反応だと思う) と思ってすぐ好きになれなかった。
MOROHA MV『上京タワー』
そして、2016年4月にはMOROHAの歌に乗せて宮地が元カノとの日々を綴った長編MV『バラ色の日々』が公開され 話題を呼んだ。
MOROHA MV『バラ色の日々』
これは「MVとして(こんな個人的なことを)よくやったな」と感心したが、 宮地のしみったれた元カノへの過剰な慕情がちょっと居心地が悪かった。
その後、2016年秋の新生BiS合宿オーデション、2017年春のWACKオーディションと僕らは一緒に戦い、『BiS誕生の詩』、��SiS消滅の詩』というコンビ?作も生まれた。
そんな中、この『其ノ灯、暮ラシ』はいつの間にか完成し、2017年5月、突如DVD135分版が僕の元に届いた。 まだ発売前の135分版を見て、すぐ思った。 「これは、劇場の大きなスクリーンで見たい」と。
まず、第一にあんまり好きじゃなかったMOROHAの曲が、ちゃんと心に染みたこと。 通常、音楽ドキュメンタリーはそのバンドやアーティストのファンしか見ないので、ファン以外への求心力がないのだが、『其ノ灯、暮ラシ』にはMOROHAの魅力を外側にも伝える力があると思った。 劇場版の予告でも使われているが、MCのアフロ君がフェスの観客を前に言う「お前の歌だ!」という言葉が見終わった後もずっと響いている。 MOROHAを通して自分を見つめる、のだ。
そして、一番の肝が、そんなMOROHAの魅力を伝えながら、実はエリザベス宮地のセルフドキュメンタリーとしてちゃんと共存しているところ。 本来、どちらかが強くなったりするものだが、今作はMOROHAの強い楽曲に負けないように闘いながら、ライブに来たお客さんや、ちょうどMOROHAのツアー時期と、宮地家の大変な時期が重なったこともあって、自分の家族や自身にもカメラを向ける。 見る側にとって「そんなこと知るか」という話だが、宮地の紡いだ物語は、MOROHAの楽曲と絡み合い、カメラを巡る偶然と必然が重なる。
自分らしさとは何か? 『其ノ灯、暮ラシ』は、見た人それぞれに問いかける。 結果、『其ノ灯、暮ラシ』は『ミヤジネーション』とも繋がってると思う。
既にDVDで販売されている『其ノ灯、暮ラシ』をまた何故、劇場版にして映画館で公開するのか? それはもう単純に、出会って欲しいからである。 僕が『ミヤジネーション』で出会ったように、MOROHAのファンだけが見るDVDじゃなく、MOROHAのファン以外の人達に宮地とMOROHAに出会って欲しいのである。 あと、昨今あまり聞かなくなったセルフドキュメンタリーとして、カメラを持つ者、これからカメラを持つ人達にも見て欲しい。
こんな作り方もあるのだと。
キャッチコピーの僕とカメラに何が出来る。は、小さな僕がカメラ(という武器を使って、大きな対象に向かう時)何が出来るか(考えてみよう)である。
東京ではポレポレ東中野で9月30日から始まり、10月20日(金)までレイトショー公開が続きます。
ポレポレ東中野HP
続けて10月21日から27日まで大阪シアターセブン、さらに10月28日から11月3日まで名古屋シネマスコーレでもレイトショー上映があります。その他、地方でのイベント上映も画策中です。
まだ、間に合います。 MOROHAファン��そうでない方も、ちょっと自分の可能性を信じてポレポレ東中野にお越し下さい。 ポレポレ東中野はスクリーンが体感的に大きく、音もストレートに届きます。 音楽ドキュメンタリーを見るには最適な空間です。 (銀杏BOYZの『愛地獄』上映会もポレポレで開催されました) 今回の劇場版制作にあたって、音声は再調整しました。 画質もDVDとはまったく違います。
この『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』はポレポレで見てもらいたくて作りました。
但し、ポレポレ東中野は前売り、予約はありません。 整理番号付き当日券が、朝の営業時間から劇場受付で販売されます。 上映は20時50分からですので、ちょいと早めに受付で当日券を買っていただき 近場で飯でも食べながら、酒でも飲みながら、コーヒーでも飲みながらお待ちください。 ポレポレ近辺の案内図は下に貼付けておきます。
そして、ポレポレ東中野では、上映後のトークショーも多彩なゲストを迎えて開催しています。お好きなゲストに合わせて来てください。
とか言いつつ、鑑賞後の余韻をそのまま持って帰ってもらいたい(トークショーいらない)気持ちもあるので、敢えてトークショーなしの日も設定してます。
最後に、今回、『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』公開記念として『ミヤジネーション』を10月7日(土)と14日(土)の2夜限定で併映します。 『ミヤジネーション』は2013年の劇場公開以来、ほぼイベント上映のみだったのでこれまた貴重な機会です。 『ミヤジネーション』のみのご鑑賞も可能なので、是非、この機会にご覧ください。
と、真面目なことばかりグダグダ書いちゃってますが、軽い気持ちでもいいから見てくらさい。唯一の欠点は、真面目すぎるところ、悪い人や変な人が出てこないところくらいです。
では、劇場でお待ちしてます!
2017年10月6日 『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』プロデューサー カンパニー松尾
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