cloztoyou
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Alberto
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cloztoyou · 8 days ago
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The Bible and Cornflakes
“A source beneath the morning sun.”
私の想像する、星ほどに輝く朝日
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cloztoyou · 1 month ago
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I took inspiration from the dreams my friends shared with me. Thank you.
"water lines become.."
1
uno
ー1979年 7月27日 ー
「ニューヨーク東部のタクシードライバーが次々と行方不明になっているという情報が届いています。
ニューヨーク州は緊急で警察を出動し、警察によると2人溺死の状態で見つかっており、乗客の情報や遺体の解析を元に現在捜索を続けている様子です。
何か情報をお持ちの方は、警察や当局にお知らせください。ーー 」
2
dos
「牧歌の中に流れ込んだシステムが、毒が、牧歌的な詩を作らせたんです。あなたはきっと知っていたはずです。」
お前は何を言っているんだ?
その時は盲目的に足元を、極端に空を眺めていたかった。
「僕たちは毒を吐きながら生きていかなきゃいけない。」
彼の渡したディスクが月光を反射していた。
私自身の中を走りまわる何かをずっと追いかけるように。
彼の目はものすごく近いものを、遠くを見るようにして開かれていた。
「あなたはそうやって自分が誰だか確かめてる。」
私はもう灯室にあった70000cdのレンズを粉々にしたあとだった。
「私の部屋にはちょっとした広がりの縁側があって、そこから母の部屋が見えた。
どんな天気の日でもその部屋のカーテンが閉じられていて、窓辺に何かが置いてあったんだ。
それがずっと思い出せなくて…」
たしか私は海を見ながら泣いていた。
tres
veins
嘘は嘘のままで、
炎だけが燃えている
ディヴェート
” Двигай слона. ” (ビショップを動かせ)
連鎖的なもの
決められた空間
northern lights (arteries)
衛星は流れたままで、
わたしだけが感じている
アポフェニア
"You kept the clock stopped." (まだ恋をしたまま)
間接的なもの
決められなかった季節
cuatro
いつだったかも思い出せないが、古い記憶が今でもずっとデジャヴのように思い出される時がある。
その時に感情や心の��れがあったのか、(きっとそうなんだろうけど、) 未だにそれがどんな感情だったのかわからないままでいた。
僕の心のうちで広がる荒野や、僕が想像しうる人の心のうちであったり、常に妄想を繰り広げていたように思う。
そのデジャヴは思い出したくも、心の淵や何かに引っ掛かり出る事を拒んでいた。
午前11時、いい加減ベッドから這い出た。
飛行機のエンジン音が尾を引いて窓を震動させ、昨夜の嵐が止んだ事を気づかせた。
嵐の夜はページを一枚ずつ味わっていて、身体とはだいぶ離れた場所にきたところだった。テーブルの上は常に散らかっていて、この閑散とした部屋の中で、ランプの光が届くあたりまではテーブルに生命が宿るように積み上げられた本が波打っていた。
僕の部屋からは2本の路線を走る電車が見えていて、計4本の列車が走る線路を眺めることができた。しかしまだ一度も4本同時に走る瞬間は見たことがない。
抜けて校舎に着いた時、暗がりになる空間を抜け、シャワールームの塀を伝い落ちる水の音がタイルにはよく響くんだな、と何気なく感心していた。
「エコロケーションをする動物は視力の補完故に収斂進化した。耳のない動物はー 」
たまに進化が不利に働くことを考えてしまう。
水に浮いている瞬間は心地がよかった。
プールの利用者はこの時期になると少ない。
途中で止めていた思考を一つずつ拾い、元の棚に戻すような作業を一人で行う。
思考するために全てを拾っていた時間とは違って、ただここには無数の広がりがあるのだろうという推測によって。
なめらかな舌触りの感じがする。
パツパツと見て整っていることだけは分かる、この重くのしかかる重力のそれを体で支えきれてしまう大袈裟な力が、かつてからずっと精神的な奥底の部分にあった。体を支える力が、制御する力に打ち勝って溶ける。
ステンレスを触っている時のような感覚とフィジカルで感じる光の干渉具合に、体だけでなく、心まで疑ってしまいそう。
それは体自身が重いのか、何か重くのしかかるようなものがあるのか。力として考えられた、鉄球の単位、石の重さ。
彼に今月のディスクを渡したあの夜からもう二週間が過ぎていた。
あの時の彼の瞳は、野鳥の瞳のような清らかな悲しみを抱えていた。何かを思い出す前の静寂から彼はしばらくの間帰ってこなかった。
彼もまた、空間のことを考える時間を愛していて、この考えに囚われていた。
経験以上に美しい約束を繰り返してきていた。
ただ彼は途中で諦めることなど一度もしなかった。
知ることは、忘れることよりも気の毒だとよく話した。
彼の見ていた波。
「クモのような生き物は耳がないからに、
振動を頼りにしている。
ウミガメは波の振動を聞くことを得意としてー 」
水中で空気や歌になろうとする間、まだ僕は人のことばかり考えてる。金属的でない空気。道徳的でない歌。
どのような場合でもその時、泳いでいることにより一層夢中になっていた。なぜ今までこんな事を考えなかったのだろうと、この日は浮かんでいたのだ。
冬がやってきている。
葉は落ち、校舎の威厳を成していた木もやせ細り、くたびれた様にみえる。
大気もその動く速さも嫌いじゃなかった。
僕が思い出したかったのは、変わらないものだった。変わらないものは大切なはずだった。むしろ大切なものは大いに変わらないものといえる。プールが飽きた時は本を読んでいる。本に飽きた時はプール以外にもあるだろうと思う。あなたに飽きられた時は、悲しい。とても。
「覚えてる?」
匂いがした時、心臓の音が聞こえないか焦っていた。
本来心に引っ掛かることが、なんの引っ掛かりのなく出てきてしまう滑らかさは、柔らかな波長によってであったと確信している。
腹を括る感覚に近く、これがデジャヴだった。
吹き抜ける風が、鼻歌に聞こえる。
振動を頼りに動く動物みたい。
泳いだあと冷えてしまったようで、
風邪気味であるかも、と少し後悔した。
しかも昨夜は酒を飲みすぎた。
駅に向かっている間、また人のことを思い出した。
ロストじゃない、ただ生きているだけの涙だった気がする。
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cloztoyou · 3 months ago
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"too many voices"
カメラマンがこの写真を撮る時、大した時間はかからなかった。歩幅に合わせて距離を取り、撮影するポイントを探す。バレエをするために取り付けられた一面の鏡と端まで広がった手すり、クラシックのテープとプレイヤー。
陽の嘆きが窓から流れ込み、ダンサーはそれらを焦らすように近づいては丸くステップを取り、また離れる。
教室に入るまでの並木道、路上画家やミュージシャン、黒い門の家々や赤子の声が風の音鳴りを上げて窓から風と共に流れ込んでくる。
カメラマンはファインダーを覗きながらダンサーから鏡、鏡からダンサーへ露出を合わせてレンズを向ける。カメラマンは鏡がこの部屋に何枚あるか、考えていなかった。ただ、ファインダーから覗き見ているそれらの風景は本当に精神的なもので神秘的な繋がりを帯びている、かつ果てしない悲壮感のある風景だった。
実際ファインダーから見ているときはどの季節で、何人のダンサーがいて、どの場所に位置する部屋かなど考えなかった。
カメラマンは人と会う時にたまに考えることがある。
些細なことから壮大な事だったり、危機的な事、些細な感情の揺らめき。会話した時の自身の心拍数。カメラマンはカメラがなくてもカメラマンと言うだろうか。
しかし、今は針金でできた人形の様な、いや、あの日の空の昼から夜にかけた月の弓状に動く軌道であったり、またはただ硬い石膏像のごとく、見られる事に慣れた風貌でクラシックのテープに合わせてダンサーが動いている様子をただずっと眺めていた。
少女は鏡から規律を学び、修正し、完璧なダンスを理想し、回想する。ダンスは修正を繰り返されるうちにみるみる先程のように想起された。カメラマンはどうしようと思った。もしもこの鏡が考える上で一番自分を見てしまうことができるものであったらどうしようと思った。
ただ夢を見るように鏡の奥を見て、たまに風が流れ込み、その風が何か、またその何かが何を作り、壊すか問う前の自身に戻す。ステップが増えた。テープはその間何度も反転された。何の意図もなく。しかし、私達の考えていることはなんの意図もなく、意味をなくすかもしれない。意味をなくす意味というものが存在もせずに。バースデーケーキの火が一息で消えてしまうように。
本当に音が必要であったか。音が流れるからダンスが始まる。しかし、彼には音が、強く結ばれた約束のような、また絶対的とも思われる、その人と鏡との繋がりのせいで、ダンスそのものが音を再生したように感じ取られた。
ファインダーからでは何も本当のことは知り得なかったように感じた。あくびが出てしまう程に長いクラシックに、それぞれのスペース内で体の神経が張り巡らされた部分がふるえているダンサーがテンポを合わせていく。長い音、長いということ。
それもまた長く、大きい風が吹いた。
水面や草や火が揺れる時、風が吹いている以外ない。
また、風が吹いている時は必ず、それらは揺らめいた。
何時間もその空間にいた。ダンサーとまたその横のダンサーを見て、規律と大気にユニークを感じとる。今日もここにいなければいけないというような顔付きをする少女。鏡をあまり見ない少女。睨む様にして見る少女。
今の今まで今だった。という感覚である事に気がついた。テープはまた反転した。神聖と呼ばれる場所までの道のりはあえて長く、しかし真っ直ぐに作られる。その道のりは自己を形成する。問いと答えが一方通行に存在��ていた。しかし総じてそれは問いである。彼はこの場所がそのための繋がりであると知っていたし、もちろんそれらを繋ぐものを撮りに来たのである。ここはダンスをするための場所である。
彼女は今日も同じ曲を聴いている。ただひたすらに聴いていた為に、この曲が終わるのがいいのかどうかを、もうわからなくなっていた。その時、動かなければいけない振り付けがあって、その度にその振り付けを完璧にこなすのが彼女のするべき事だと思っていた。
ただ、ものすごく長い時間、それはダンスを始める以前の、誰かが誰かのために何か脅威的な物を奪っていた時間から、彼女は待っていた。彼女はダンスが始まって、終わるのを待っていた。
カメラマンは被写体にピントを合わせた。
彼女は今日もクラブに行って、相手を見つけて、2人で研ぎ澄まされて、2人でダンスして、同じ空間にいて、彼女の考える理想を振り払って、1人で明日のことを考えて泣くかもしれない。
カメラマンの考えにすぎないが。
少女たちが手すりに触れる。路上の画家が新しいイーゼルを組み立てる。玉切りされた並木が影を連ねる。
カメラマンはどうしてもその少女たちを撮らなければいけなかった。簡単にピントを合わせることができたのは、ダンサーたちとカメラマンの間には見えない大きな壁があったからである。彼女らとカメラマンとは別の人間だったからだ。その彼女は莫大な知識を持ってしても叶うことのない、強烈に引きつけられる斥力を持っていた。彼女によって光が吸い込まれ、反射され、またそれが意味をなくすほどの力だったように感じていた。
カメラマンはシャッターを押す。撮影する瞬間にはいとも簡単に。カメラマンは鏡に写っている方ではなく、触れてしまうことのできる、いわゆる本物の方のダンサーを収めた。こうすることしかできなかった。本当の姿も理想も鏡の中には映っていなかった。運命的な定めによって決められたことをカメラマンは簡単にこなした。フラッシュが焚かれた。
窓の外から集団が近づく音がする。首からプラカードを下げて、その通りを同じ色で統一した。親に連れられた子供がいて、傍若無尽に車を破壊するものがいて、ただ、その通りを真っ直ぐに先陣を切るものが、同じ色の服を着ていた。
バウンス。自然と心の底から温かくなる場合に。
扉が開く。男が入ってくる。
風が流れ込んでくる。とても長い時間、待っていた。
それはまた、バスを待つ時間、波が引いては満ちるまでの時間、赤い針が一メモリずつ進む時間。鏡に映ってから、映らなくなるまでの時間。私たちが眠りに落ちるまでの時間。
答えはなかったが、あるならば全てが答えだった。
4人の少女が写るこの写真は、ある春に音楽家の作品になった。また違う規律の中で。
この作品の名前に付け加えるとするならば、
それは全て私であるが、全て私ではない。である。
そういうものが彼女らには必要だった。
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