執筆者は旅行・美術ライターの望月彩史(もちづきあやみ)。旅や展覧会、食など、日常でちょっと出会える異文化や非日常体験についてレポートします。
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東京のフレンチ地区・神楽坂の「メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ」でランチ
台風一過の月曜日、フランス語仲間の友人たちと、神楽坂ランチに行ってきました。お店は老舗のフレンチ、メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ。

こちらは前菜のかぼちゃのスープ。ふわっふわの泡がいかにもフレンチって感じでリッチな気分になれます。添えてあるのはパン。

メインの白身魚のポワレ。この他に肉料理を選ぶこともできます。
ランチセットはこれにドリンク(コーヒーか紅茶)ですが、今回はオプションでデザートも付けました。

デザートはこちらのチョコのソルベ。
外観写真は撮っていませんが、いかにもフランスのカフェやレストランという雰囲気なので、ちょっとした外国気分が味わえます♪ この日は晴れて暖かかったので、ヨーロッパにいるときみたいに屋外の席をチョイス。半テラス席ですが、屋根もあるし囲まれていて道路から仕切られているので落ち着いて過ごせます!
平日ランチは、前菜のスープ+メイン+パン+ドリンクのセットで、税込み1000円ととってもお得で美味しかったです。追加のデザートは500円。欠点は、パンが小さくてオプションで頼むと1個100円とかするので、沢山食べたい人には物足りないかも知れません。
Maison de la Bourgogne http://www.wine-bourgogne.com/
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「怖い絵 展」に行ってきた。
上野の森美術館で開催中の話題の展覧会「怖い絵 展」に行ってきました。 大人気なので紹介記事などは沢山あると思うので、今回は個人的所感なども含めて書きたいと思います。
■ 本から生まれた展覧会
この展覧会は、開会した週末の3連休に、既に1時間待ちの列ができるほどだったとか。やっぱり開催前から話題性が高かったんですね!もとになった本がベストセラーだということが第一の理由でしょう。
私は本の『怖い絵』シリーズの方は、展覧会の前に2冊ほど読みました。熱狂的なファンというわけではない立場から見ても、本で触れるテクスト&図版の世界が展覧会になると、本の世界が現実化して体験するような不思議な気分です。
更に、 著者の中野京子氏による書下ろしスクリプトという音声ガイドを借りまたので、聴きながら見���と、まさに本の世界をそのまま現実に持ってきたかのようです。
■ ”怖い”絵って?
本のタイトルであり、今回の展覧会のタイトルである「怖い絵」。絵が怖いってどういうこと?? 元となった本を読んでなくてもタイトルに興味を持った人も多そうです。私も、本のタイトルに興味を惹かれた一人です。
「怖い」と言っても、ホラーという意味ではありません。勿論、中には地獄や悪魔などを描いた絵もありますが。それよりも、グリム童話が実は恐ろしいというのと近い、西洋文化の中で語られてきた怖い伝説や神話の物語、歴史的事件、或いは戦争などの「恐ろしい現実」を描いた作品など、様々な「怖さ」に出会うことができます。
■ 「読む」展覧会
『怖い絵』の著者の中野京子氏がこの本を書くきっかけとなったのは、日本の美術教育でよく言われる「美術を楽しむのに余計な知識はいらない。ただ見て、感じればいい」という意見に疑問を持っていたからだそうです。そこに何が描かれているかなど、絵に込められた意味がわかった方が楽しめる、という思いから生まれた本だったのです。
それだけに、展覧会に来ている作品はどれも、そこに描かれた物語を知れば楽しめるものばかり。普段展覧会では解説は読まないという人も、今回は本を読むように、作品解説を読みながら絵を見ることがお勧めです。
■ 18~19世紀の作品が中心
『怖い絵』の本の方では、より幅広い時代の作品を扱っていたと思いますが、展覧会の方は18~19世紀、或いは20世紀初頭ぐらいまでの作品が中心となっています。そのためか、幅広いテーマを扱っている割には意外にも雰囲気が統一されています。また、「ラファエル前派」関連以外の展覧会では紹介されることが少ない、イギリス美術が多いというのも個人的には興味深いです。

■ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》
チラシの”顔”にもなっている今回の展覧会の目玉、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている《レディ・ジェーン・グレイの処刑》。予想していたよりも大きいです!16世紀半ば、政争に巻き込まれ、即位してたった1週間余りで17歳の若さで処刑台に散ったイギリスの悲劇の女王、ジェーン・グレイ。描いたのは19世紀のフランス人画家ドラロッシュ。
ジェーンの悲劇を、(多少脚色して)演劇的に盛り上げて描いている作品ですが、やっぱり若い主人公ジェーンの無垢な様子が印象的です。ナショナル・ギャラリーでも人気だそうですが、見たら忘れられない1点だと思います。
この作品などは、絵を見ると「いったい何が起こったんだろう?」と知りたくなる。私は個人的に西洋史が好きなので、更にその歴史の裏側まで知りたいと思ってしまいます。
作品に込められた「物語」を知ることで絵が面白くなる。そして、それがきっかけでまた歴史や西洋の文化に興味を持ったり……。展覧会だけで終わらず、そういう循環が生まれていったら、面白いのではないかと思います。
「怖い絵」展オフィシャルサイト http://www.kowaie.com/guide.html
上野の森美術館 http://www.ueno-mori.org/
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2つの世界遺産に登録されたフランスのヴェズレー村

ブルゴーニュ地方の小さな村ヴェズレーには、世界文化遺産に登録されたものが2つあります。1つは村全体が「ヴェズレーの教会と丘」として登録、そしてこの教会は「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部を成しているのです。

ここが村の入口、バス停もこの近くにあります。写真に写っているホテルの名前は「ル・コンポステル」。ここがサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼路の一部であることがわかります。

いかにもヨーロッパの田舎の村という雰囲気。ヴェズレーは、「フランスで最も美しい村」にも選出されています!

さて、ヴェズレー村の中心を成す教会ですが、ここは実は優れた中世彫刻があることでも有名です。教会とヴェズレー村については以下の��びねすの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
■ ブルゴーニュ地方の世界遺産の村「ヴェズレー」で中世の彫刻を楽しもう! https://www.travel.co.jp/guide/article/29118/
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「遥かなるルネサンス」展 世界史と日本史が出会うところ

東京富士美術館で開催中の、「遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」展に行って来ました。この展覧会は、1580年代に戦国時代の日本からキリスト教の使節としてヨーロッパを訪れた「天正遣欧少年使節」のイタリアでの足跡を辿っています。当時のイタリアはルネサンス。日本史で習う天正遣欧少年使節と世界史で扱うイタリア・ルネサンスの出会いという、面白いテーマでした。

■ 少年使節たちの旅を追体験
こちらは、少年たちが訪れた行程を示した地図。展示は、使節たちが訪れた順番にイタリア内の都市を紹介しているので、約450年前の彼らの旅を追体験できます。深く知りたい人には、展示品には1点1点に付いている解説を読みましょう。(スマホから無料音声ガイドにもアクセスできるようです)
使節たちは、1582年に日本を出発し3年かけてイタリアへ到着。 帰国は1590年なので、約8年がかり! 彼らが旅をしている間に日本では、織田信長の天下の時代から豊臣秀吉によるキリスト教禁止の時代に変わっていました……。
彼らのイタリア滞在は5カ月ほどでしたが、その前後の旅についても地図や年表で紹介しています。ポルトガル語の当時の日本地図などもあって、北と南が逆転してたり、「都」をMiakoと表記していたり、細かく見ると色々面白い発見があります。
■ 16世紀のイタリア美術を紹介
展覧会ではもちろん、当時のイタリア美術品を多数見ることができます。1枚目の写真に挙げた、今回の展覧会の「顔」ともなっている少女は、メディチ家の宮廷画家ブロンズィーノが16世紀半ばに手掛けた��ア・デ・メディチの肖像。少年使節たちが訪れる前の16世紀前半から、帰国後時期のの17世紀初頭までの作品が、都市ごとに幅広く紹介されています。
この春東京都美術館で開催された「ティツィアーノとヴェネツィア派展」で出品されていたティントレットの《レダと白鳥》にも、再びお目にかかることができます!

■ 天正遣欧少年使節についての資料
展覧会のチラシの裏面を飾っているこちらの肖像は、2015年に発見されたドメニコ・ティントレット作《伊東マンショの肖像》。伊東マンショは少年使節の正使の一人です。ヴェネツィア政府は彼に使節たちの肖像を描くように依頼したという記録が残っているそうですが、全て完成したかは不明で、この作品が初めての発見。ヴェネツィア人の写実的な肖像画で描かれた、450年前の日本人の姿は大変に興味深いです。
他にも、少年使節たちが訪れた様子を描いた絵画や、使節たちが残した手紙、彼らが会った教皇グレゴリウス13世の肖像画なども展示されています。
■ まとめ
戦国時代に正使としてヨーロッパを訪れた少年使節たちのことは、学校の歴史で習っても、実際どんな様子だったかなどを知る機会はなかなかないと思います。この展覧会は、使節たちが見た(かもしれない)品々を通してその旅を知ることができるので、日本史・西洋史どちらに関心がある人が見ても面白い内容となっています。
使節たちも初めて出会う異文化にさぞかし驚いた立とうと思いますが、受け入れたイタリアの都市側も、施設訪問の記念メダルを作ったり恒例の祭りの日程を彼らの訪問に合わせて変更したりしたそうで、歓迎ぶりが想像できるようです。
東京富士美術館は、八王子駅からバスなのでアクセスはあまり便利ではありませんが、展覧会はお勧めです!尚、東京の後は兵庫と青森に巡回予定だそうです。
遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア http://www.fujibi.or.jp/harukanaru/
~おまけ~
写真は展覧会の後に行ったカフェ。こちらについてはまた別の機会にご紹介します!

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近況など
色々整理したいことなどもあり、1年ぶりの更新となってしまいました。
最近は「たびねす」でのライター活動に加え、昨年2016年の夏から友人たちと結成したグループ「クリオ・ルーデンス」で西洋史イベントなども行っています!そんな話も交え、より頻繁な更新を目指していきます。
そのような状況を受け、こちらの執筆者名も他で使っているものと統合し、望月彩史(もちづき あやみ)として改めて始めさせていただきますので、よろしくお願いします!
これからサイトのタイトルや外観なども変更していきたいと思っていますが、Tumblrはカスタマイズの可能性が多い分複雑。一気に行うのは私のWeb知識では無理なので、少しずつ変えていこうと思っています。
クリオ・ルーデンスのFacebookはこちら https://www.facebook.com/clioludens/
クリオ・ルーデンスのTwitterはこちら https://twitter.com/historiarum711
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幕末の日本人の生活を垣間見る「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」展
先日、江戸東京博物館で開催中の「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」展、ブロガー内覧会に参加してきました。色々な意味で非常に興味深い展覧会でした!
個人的には20年前に同じ江戸東京博物館で開催された大規模なシーボルト展を訪れており、詳しくは覚えていないのですが、その時の展示が非常に面白かったことが記憶に残っており、今回の展覧会も楽しみにしていました。実際江戸博で担当された学芸員さんも同じということで、同じシリーズに位置付けられると思います。長年の研究による新たな成果の展示というのはワクワクします。
この展覧会では、シーボルト自身についての資料と、彼が日本で集めてヨーロッパに持ち帰った様々な日本の物が、併せて約300点も展示されています。色々な魅力があるので、どんな風に纏めようか、ちょっと悩んでしまいます。
私は本展の見どころとして、大きく3点に分けてみました。
・シーボルト自身について 今回は、シーボルトの子孫にあたるフォン・ブランデンシュタイン���ツェッペリン家から、貴重な資料が多数出品されています。
・シーボルトが日本から持ち帰った品々をヨーロッパで紹介した展覧会について 今回のテーマでもある「日本博物館」。シーボルトは恒久的な日本博物館をヨーロッパで作りたかったようです。国に働きかけながらも、一方で自宅などで日本の文物を展示していたそうです。その過程の様子や、展示の再現などが見られます。
・それらの展覧会に出品された当時の日本の品々 そして、シーボルトがヨーロッパに持って行った日本の物。当時の日本では珍しくはなかったのかもしれませんが、現代の私たちから見ると遠い過去の話。当時の日本人の生活などを知るという意味でも、非常に面白いものでした!
では、順を追ってご紹介しましょう。
※記事の中での会場写真などは、全て許可を取って撮影したものです。
☆1 シーボルトとは?
フルネームはフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト。ドイツ人の医師ですが、オランダ陸軍に勤めていたことから20代で来日し、長崎の出島に滞在しました。医学の他に博物学的な関心も持っていたため、日本人の弟子たちに西洋医学を教える傍ら、彼らを通じて日本の品々を収集していたそうです。

「鳴滝の家屋模型」 ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente
こちらは、シーボルトが弟子たちに講義をしていた長崎郊外の家の模型。鳴滝の一般的な家ではなくて、まさに彼が使っていた家そのものの模型であるということは、今回の調査で分かったのだとか。ご覧の通り非常に精密に作られていて、元々は室内に調度品があり、庭もあったのだそうです。シーボルトが日本人の技術者に作らせたのでしょうか・・・?
学校の日本史でシーボルトの名前が出るのは、国禁の伊能忠敬による詳細な日本地図を国外に持ち出そうとして捕まった「シーボルト事件」。勿論それについての品も出ています。彼が持ち出そうとした地図は幕府に没収されましたが、その前に実は詳細な写しを作っていたそうで、そちらの地図の一部を見ることができます!全体図を見ても、現在の日本地図と非常によく似てて(細かい部分は見れませんが)、幕末の日本の測量技術に感心してしました。
また、シーボルトは日本滞在中に日本人の妻を持っていて子供もいたのですが、追放になってからその母子に宛てた手紙や妻の肖像画もありました。そして、晩年に彼が再来日した時の資料や、ヨーロッパで出版した日本研究の大部な書物『NIPPON』なども見ることができます。「日本研究者シーボルト」という人について興味を惹かれる内容となっています。
☆2 シーボルトが作りたかった「日本博物館」の構想
日本を追放されたシーボルトがヨーロッパに帰って後に熱心に取り組んだのは、一つは『NIPPON』などの書籍の刊行、そして民族博物館を作って、日本から持ち帰った膨大な品々を展示することだったそうです。
シーボルトがヨーロッパに帰ったのは1830年。まだまだ帝国主義・植民地主義の時代であり、近代的な博物館も作られ始めたばかりの頃だったはずです。開国した日本が、ヨーロッパの万博に美術品や工芸品を展示して賞賛を集めるのも、まだまだ数十年先のこと・・・。「未知の極東の異国」についての正しいイメージを、実際の資料を用いていち早く伝えようとしたシーボルトの功績は、これから研究が進めばもっと明らかになってくるのでしょう。

左「バイエルン国王ルートヴィッヒⅡ世宛書簡(1864年11月1日付)複製」 右「民族誌博物館 シーボルトによる日本コレクションの目録」 ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente
シーボルトはまずオランダで、後にドイツに帰国してドイツでも「日本博物館」と称するコレクション展示を行いました。当時のヨーロッパの人々にとっても、単なる好奇心ばかりでなく、海外貿易をする時に相手の国を知ることができるという実際の利点があったのだとか。
そしてオランダとドイツの両方の国に、コレクションの買取と民族学博物館設立を訴えていたそうで、左の写真バイエルン国王へのそのような書簡の写し。右はコレクションを受け入れたミュンヘン五大陸博物館(現在の名前)が所蔵するシーボルトコレクションの目録で、シーボルトの死後に息子のアレクサンダーが纏めたものです。

奥「花鳥図衝立」 手前左から「僧形座像」「灯籠」「麒麟香炉」「勢至菩薩立像」「高坏」「阿弥陀如来立像」「高坏」「観音菩薩立像」「麒麟香炉」「灯籠」「蛇身弁財天像(厨子入)」「亀形筮筒台」 ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente
こちらは、「アムステルダム日本資料展覧会に関する雑誌記事」(1863年11月、フォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵)の挿絵版画を元に再構成された、1863年アムステルダムで行われた展示の様子です。
日本人の目から見るとちょっと不思議な並べ方・・・。といっても、阿弥陀如来を中心に、左右に観音・勢至菩薩を配置するというルールは守られているなどを見ると、日本の習慣を知っている上で見栄えを重視して並べたのでしょうか?これらの展示品を見ると、一見してクオリティの高いものを持ち帰っていたようです。この後ご紹介する「幕末の日本の品々」でもそうですが、シーボルトのコレクションは、今私たち日本人が見ても素敵な品が多いです。
☆3 シーボルトの日本コレクション

「魚形蓋物(鰹)」 ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente
ここからは実際のシーボルトの日本コレクションのご紹介です。まずこちらは、刺身を載せるために使った蓋付きのお皿。非常に写実的でかつユーモラスな「カツオ」形の器です。展覧会のチラシなどでは、蓋をした状態の写真が載っていますが、開けるとこういう風になっているのです。

奥「船形漆塗弁当箱」、手前「藻魚蒔絵大平椀」、 ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente
漆、蒔絵、螺鈿など、非常に豪華な品が多かったです。そして、「カツオ」ほどではなくても、ちょっと遊び心が感じられるものが沢山あって、それらを使って日々を楽しんでいた当時の人びとの様子が想像できるようでした。

展示品の名前は写真の中のキャプションを参照(全て ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente)
こちらは兵庫県豊岡市城崎町に現代も伝わる伝統工芸の麦わら細工だそうです。藁ってこんなに表面がつやつやして綺麗なものになるのかと驚かされます。この技術はまだ現代にも伝わっているのですが、既に技術が失われてしまったものもあるそうです。

展示品の名前は写真の中のキャプションを参照(全て ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente)
こちらがその失われた技術の一つ。「大森細工」というやはり麦わら細工で、東海道の土産物として親しまれたそうですが、昭和20年代に廃れてしまったそうです。
ところで、今回の展示品のシーボルトコレクションは、どれも非常に状態がいいものばかりでした。麦わら細工のように本来丈夫な素材ではないと思えるものでも、150年も昔のものとは思えないほど綺麗に保存されているのが驚きでした。シーボルトが大事に持ち帰って保存して、後には博物館できちんと管理されてきたのでしょうね。

川原慶賀「人物画帳 川越人足」 ミュンヘン五大陸博物館蔵 ©Museum Fünf Kontinente
今回の展示で面白いモノの一つがこちらの「人物画帳」。シーボルトが最初に日本に滞在した時、一度江戸参府を行いました。その際伴った日本人画家が描いた109人の日本人の姿です。いわば「職人尽くし絵」のようになっています。それぞれが何の職業なのか、シーボルトによるメモがあることもあるのですが、わからないものも多かったそうです。


今回の展覧会では、開かれているページだけではなく全部のページをタッチパッドので見ることができます。こんな風に拡大してみることもできるので、幕末にはこんな人たちがいたというのを見るだけでも楽しい企画だと思います。
尚、この109人全員が何者かを研究した書籍も出版されているので、そちらも要チェックです。
小林淳一編『 江戸時代 人物画帳 シーボルトのお抱え絵師・川原慶賀が描いた庶民の姿』朝日新聞社、2016
以上、「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」の様子をお伝えしました。
この展覧会は日本研究者シーボルトという人を知ると共に、当時の日本の様子を垣間見ることができる貴重な機会だと思えました。特に当時のヨーロッパ人の目で集めたものということで、現在日本の博物館が所蔵しているものとは違うものが見れるかも知れません。そして、研究はまだまだ終わりではない、色々とこれからも面白い発見があるのだろうという予感を感じました。
「 よみがえれ!シーボルトの日本博物館」 会場:江戸東京博物館 会期:2016年9月13日~11月6日
※図録は一般販売されているので、一般の書店などでも購入が可能です。
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明治時代の日本人の器用さにびっくり!「驚きの明治工芸」展
先日、東京藝術大学美術館(上野)で開催中の「驚きの明治工芸」展の特別内覧会に行ってきました。明治時代の工芸品って、現代の我々の目から見ても「びっくり!」な本物そっくりな写実的な物が多くて、見ていて楽しいです。
江戸時代にも、から���り人形とか、虫眼鏡で見ないと読めないような豆本とか、細かい細工の印籠とか、色々と凝った細工物が沢山ありますけど、それが幕末に西洋から入ってきたの写実的な表現と結びついて、あれほどまでの工芸品が生まれたのでしょうか?
今回の展覧会は、全て台湾のコレクターの方の所有品ということ!美術館のものではないので、なかなかお目にかかる機会もないでしょう。 観ていて、楽しくて面白い、可愛いので、美術などに普段あまり触れることがない人でも、これは気軽に楽しめると思います!
この記事では、100点以上の出品作の中で、いくつか気になったものをご紹介したいと思います。
※以下の作品には、「作者名《作品名》」という形でクレジットを付けています。(写真にキャプションが写っている物を除く)

宗義《自在龍》
会場に入ると、まず「自在」の龍がお出迎え。 「自在」というのは、細かい金属のパーツを数多く組み合わせて作られた写実的な工芸品で、関節などが自由自在に動くもの。明治の写実的な工芸の代表的なモノの1つです。今回の展覧会では20点以上出品されているそう!

せっかく宙に浮いているので、滅多に見れない「お腹」の側からも撮影しました。つなぎ目の様子が見えます。この龍は3メートルもあるそうです!

宗義《自在蛇》
続いては、上記の龍と同じ作者による《自在蛇》。

近くに同じ「蛇」の映像がありました。こんなに自由に動くんだよ!ということがはっきりわかります。実際に触れることができないので、この映像は興味深いです。

明珍宗春《自在烏》
こちらはカラスの自在。羽根の1枚1枚が丁寧に作られています。先ほどの龍のように下からは見れませんが、いろんな角度から見ると、その造りの細かさがわかります。

守由《自在伊勢海老》

宮本理三郎《春日 竹に蜥蜴》
写実的な工芸品は自在だけではありません。こちらも、本物かと一瞬見紛うばかりの作品。実は竹でもトカゲでもなく、材料はなんと木なのだそうです!
このような、素材さえも違うものに見せる精巧な目騙しの作品も、幾つもありました。

竹江《蝉》
例えばこの、蝉の置物。サイズも丁度、本物の蝉ぐらいです。 こちらの素材については、「材質は何でしょう?」というクイズになっているので、会場で確かめてください。
さて、この後は、目騙し的な作品を離れ、より美術作品に近い工芸品のコーナーとなります。


毛利教武《太公望》
まずはこちらの作品です。 ぱっと見てこのポーズ、何だかどこかで見たことがある気がしませんか・・・?

オーギュスト・ロダン《考える人》、国立西洋美術館蔵
勿論こんなに複雑なポーズではありませんが…。そして、写真を並べて見比べてしまうとそれほど似ていないかもしれませんが!
ロダンの作品はこの《太公望》(1924年作)よりも時代的に前で、近代日本でもロダンは非常に評価が高かったので、実際に参考にしている可能性もあると思います。
因みにこの写真の《考える人》は西洋美術館の館内に設置してあった彫刻ですが、前庭(入場料がかからない場所)にもありますので、同じ上野の美術館ということで、展覧会を見に行ったついでに見比べてみたらいかがでしょう?
太公望といえば釣り人のイメージ。彫刻の太公望は、水面を覗き込んで魚でも探しているのでしょうか?「考える人」が釣り人になってると思うと、面白い・・・。 といっても勿論、作者は現代の我々よりもずっと古代中国の故事に親しんでいたでしょうから、より深遠な意味があるのかも知れません。

これは入口の《自在龍》の近くにあったものですが、コーナー的にはこちらです。
横浜真葛焼の宮川香山。今年の春に回顧展があったので、ご覧になった方もいるかも知れません。個人的には、明治工芸の超絶技巧を初めて見て衝撃を受けたのが彼の作品だったので、私にとってはかなり思い出深い人です。今回の展覧会では、あまり衝撃的な作品は出ていませんでしたが、写実的な蟹が壺にくっついている作品などが有名です。

宮川香山《菖蒲文花瓶》
香山は、最初の頃は驚くような写実的な彫刻を施した陶器を作って輸入工芸で人気となるのですが、後に磁器に制作の中心を移し、釉薬の研究などを経て美しい作品を数多く作り、主な顧客出会った西洋人から「魔術師」と呼ばれたほどの人です。
今回の展覧会では、後半に当たる、写真のような磁器作品が幾つか来ています。
日本でも、工芸家としては史上2番目ぐらいに帝室技芸員になっていて、国内でも非常に評価されていました。(※帝室技芸員は今の人間国宝ぐらいのイメージ)
一切の妥協は許さず、少しでも上手くいってない部分がある作品は惜しげもなく壊してしまったとか、色々エピソードもある人なのですが、香山展ではないのでこのぐらいにしておきます。

宮川香山《兎文鉢》

加納夏雄《梅竹文酒燗器》
この辺りの展示品は、先ほどの「自在」などの超絶技巧の写実性とはまた違う、美術工芸品としての美しさがあります。これなどは、今見てもカッコいい。デパートの高級品コーナーとかに売っていてもおかしくないと思います。

周山《薩摩焼竹図花瓶》
「薩摩焼」というと、金やカラフルな色をふんだんに使った、とにかく色鮮やかな壺というイメージがあったのですが、こちらは金は使っているものの、モノトーンのストイックな雰囲気。細く伸びた竹の絵柄も、その印象を強めている��うに思えます。


大島如雲《狸置物》
最後にご紹介するこちらもまた、印象的な可愛らしい置物。着物を着たタヌキです。着物を着てるということは、化けタヌキなのでしょうか・・・?空を仰ぎ見て、月でも見ているのでしょうか?これまた、色々な角度から楽しみたくなる作品でした。
明治時代といえば、富国強兵、殖産興業。西洋に追いつけ追い越せっていいう時代で、工芸品も輸出用に数多く作られていたとか。一方で、美術は美術で、新たに西洋の思想や前衛的な作品が入って来たりして、色々なものが生まれてくる時期。江戸時代にはそもそも、工芸も美術も分れていなかったと思うので、明治はその意味でも色々複雑な時代でしょう。驚異的な明治工芸は、そういう過渡期だからこそ生まれた作品たちと思えました。
今回は「特別内覧会」という形で参加しましたが、この展覧会は一部作品を除いて「撮影可」なので、カメラやスマホなどで撮影してシェアして楽しむのもお勧めです!
「驚きの明治工芸」展 http://www.asahi.com/event/odorokimeiji/
会場:東京藝術大学美術館 会期:開催中~10月30日(日) 月曜休館 開館時間:10:00~17:00
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メアリー・カサット展@横浜美術館

久しぶりのブログ更新です。 先日、横浜美術館で開催中のメアリー・カサット展のブロガー内覧会に行ってきました。 担当学芸員さんによるギャラリートークを聴いた後、自由鑑賞という流れでした。今回のイベント内に限り写真撮影が許可されていたので、後ほどご紹介します。

まず、本展の主役であるメアリー・カサットについてですが、日本には��まり作品が所蔵されていないということで、印象派に関わった画家の中でもあまり知られていないと思います。彼女に焦点を当てた展覧会としても、国内ではなんと35年ぶりなのだとか!少し彼女についてのご紹介をします。
カサットは19世紀半ばに生まれたアメリカ人女性画家です。後にパリに渡って、ドガの影響を受け、印象派展に参加したことで知られます。
印象派展については一般によく知られている通り、1870年代~80年代にかけて、パリの若手画家たちが官展「サロン」に対抗して独自に開いた展覧会。モネやルノワール、セザンヌ、ドガなど多様な画家たちが参加していました。 印象派の画家たちは、同時代の市民生活を描いたり、風景を見たままの印象で捉えた作品が多いのですが、カサットはどちらかというと前者を得意とした画家だったようです。
展覧会に行く前の彼女についての私が知ってる情報はこのぐらいだったのですが、この展覧会から、次のようなことがわかりました。
・裕福な家庭出身だったが、画家になることは親に反対されたため、親からの援助は受けずに絵の仕事を得てパリに渡り、画家として自立した生活をしていた。
・生涯独身で、女性参政権運動にも参加している。
・シカゴ万博の女性館の大壁画を手掛け、一方フランスでレジオン・ド・ヌール勲章を受賞するなど、両方の国で高く評価されていた女性画家であった。
・デッサンとデザイン性に優れた版画も数多く手掛けている。
この辺りの特徴から、恐らく意志の強い、自分の生き方を貫いた自立した女性、というカサットのイメージが浮かびます。晩年の写真を見ても、毅然とした雰囲気を持っています。
私はメアリー・カサット=印象派の女性画家というイメージを持っていましたが、展覧会ではあまり印象派展については触れられていません。これは、印象派の中での位置づけというよりは、彼女の全体的イメージを捉えようと主催者側が思ったからかも知れません。また、カサットは、モネやルノワールのように、印象派展と深く関わった中心人物ではないからかも知れません。
では、実際に展示されていた写真を幾つかご紹介します。

左)メアリー・カサット《桟敷席にて》1878年、ボストン美術館蔵 右)同《ふたりの姉妹》1896年、個人蔵
まずは写真左側の、パンフレットにもなっている《桟敷席にて》。メアリー・カサットといえばこれ、という代表作です。
黒いシックな服に身を包み、オペラグラスで一心にどこかを見つめる女性が主役のこの作品。学芸員さんの解説によると、彼女が着ているのは「昼のドレス」なのだそうです。当時パリでのオペラ鑑賞や演劇鑑賞は、社交場の役割も果たしていたので、夜なら男性たちに見られることを意識して、もっと華やかで露出の多いドレスを身に纏うのが普通だったそうです。
この絵で面白いのは、画面の奥で彼女を見ている男性がいるのですが、女性はそれに気づかず、または無視しているということ。この絵は見られる対象ではなくて、女性が主体的に「見る」ことを意図して描かれているのだとか。
解説を聞くと、進歩的で自立した女性であったカサットらしい絵ですし、ドラマが込められているような面白い作品だと思いました。
右側の《ふたりの姉妹》は、この写真ではよく見えませんが、若い二人の姉妹が描かれています。一人は横顔で、もう一人は斜め前向きで扇を持っています。カサットには、特に仲の良かったお姉さんがいたけれども、若くして亡くなったということなので、自分たちの姿をイメージして描いているのな、とも思いました。
でもこの絵を見て、何となく私は明治期の日本の洋画とかに雰囲気が似てるという印象を受けました。よく見ると、ほぼ黒に近い髪、後ろで纏めた結い方もちょっと日本風にも見える。右の女性の扇を広げてるところとか、左の横顔の女性の服が洋服だろうけど襟元がちょっと着物っぽいとか・・・。やっぱり日本風を意識しているようにも見えます。
カサットは実際に日本の美術に関心を持っていて、浮世絵も何枚か所有していたそうです。本展覧会では、カサットが持っていた、或いは影響を受けたと思われる浮世絵も併せて展示してあります。

左)メアリー・カサット《果実をとろうとする子ども》1893年、ヴァージニア図書館 右)メアリー・フェアチャイルド・マクモニーズ《そよ風》1895年、テラ・アメリカ美術基金
続いては、こちらの2枚です。作者のカサットとマクモニーズは、1892年に開催されたシカゴ万博女性館で、縦4m横18m近い大きな壁画を、共に手掛けた画家だそうです。カサットは「現代の女性」というテーマ、マクモニーズは「古代の女性」というテーマでした。
壁画自体は失われてしまったそうですが、このカサットの《果実をとろうとする子ども》は、壁画に描かれていたテーマの1つをカンヴァスに描いたものなのだとか。
解説によると、果物を取る女性というのは、西洋美術の伝統では旧約聖書に出てくる最初の人間、アダムの妻エヴァを連想させるのだそうです。エヴァと、彼女に勧められたアダムは知恵の実を食べてしまったために、楽園を追放される。エヴァといえば原罪の元となった悪いイメージなのです。
しかし、この絵では女性は積極的に自分で知恵の実を意識的にもぎ、子どもに与えているイメージとなっています。つまり、自ら知識を得て、それを後世に伝えるという、積極的な女性の姿。これもカサットらしいと思えますし、「現代の女性」というテーマも納得できます。
一方で右側のマクモニーズの作品は、シカゴ万博壁画関連の作品かどうか��わかりませんが、この絵の女性の服装も「古代の女性」というテーマにもふさわしいように見えます。描き方も装飾的でカサットとはかなり違っています。マクモニーズは、自然の中に描かれた神秘的な光景を描いたピュヴィス・ド・シャヴァンヌの影響などを受けているそうです。

左から メアリー・カサット《ランプ》、《オムニビュスにて》、《手紙》1890-91年、アメリカ議会図書館
こちらはカサットの版画の中でも傑作と呼ばれるシリーズ。浮世絵の展覧会に感動して手掛けたそうで、女性の日々の暮らしをテーマとしています。
この写真ではあまり分らないかと思いますが、デッサン力が優れているのは勿論、デザインも素敵なシリーズでした。どこか日本の大正モダンの作品などに通じるものも感じました。

メアリー・カサット《眠たい子どもを沐浴させる母親》1880年、ロサンゼルス郡立美術館蔵
最初にご紹介した《桟敷席にて》と並び、こちらも今回の展覧会のパンフレットの表紙となっている作品です。タイトルに「眠たい子ども」とありますが、見ると本当に、ああ子供ってこういう表情するなって思えます。一方で、お母さんの方は、子どもをあやしながらも、右手はしっかり仕事をしている。右手が丁寧に描きこまれていることが注目点なのだそうです!
この作品は30代半ばのまだ若い時期に描かれたものですが、母と子というのは、カサットが生涯に渡って手掛けたテーマ。展覧会の特に後半になると、数多くの作品が見られます。独身で子供も持たず、絵筆に生きたカサットですが、母と子というテーマは、1枚1枚すごくリアルに描かれている。本当に好きでよく見て描いていたのだろうなと思えます。
この作品は第5回印象派展に出品されたもので、カサットも印象派の描き方なのですが、多くの印象派の画家たち同様に、もっと後の時期になると印象派を超えた独自の描き方を模索するようになります。その時には、西洋のルネサンス絵画などから学んでいたそうです。この母と子というテーマも、伝統的な聖母子像を意識して描いていたとも言われているのだとか。そういえば、写真はないのですが、晩年の母と子を描いた作品では、母親は着衣で子供だけが全裸というものが幾つかありました。その状況が少し不自然にも見えることもあったのですが、これはやはり「幼児キリストを抱く聖母マリア」というテーマを踏まえて現代風に描いているのでしょう。

左から ベルト・モリゾ《縫物をする女性》1879年頃、オルブライト=ノックス美術館 同《赤ん坊の顔》1872年、個人蔵 同《バラ色の服の少女》1888年、東京富士美術館 エヴァ・ゴンザレス《画家の妹ジャンヌ・ゴンザレスの肖像》1869-70年頃、個人蔵
カサットが参加して活動していた、印象派の他の女性画家たちの作品も何点か出展されています。カサットに比べるとモリゾの作品は色が淡くて繊細な印象です。この展覧会ではあまり印象派展の話は出てこないのですが、カサットのモリゾへの手紙なども残っているそうで、友人関係であったみたいです。
他にもカサットに影響を与えたドガの作品、印象派仲間のピサロの作品なども見られます。

最後にこちらはカサットの晩年の写真と言葉。
「アーティストである喜びと比べられるものが、いったいあるというのかしら?」 という言葉には、強い意志を持って絵筆で生涯を生きた女性画家の自負心と生き方そのものが表されているようで、とても印象的でした。
日本では紹介される機会が少ないメアリー・カサットの展覧会、人としても魅力的であったのだろうと思える彼女の作品に会いに、ぜひ横浜美術館に足を運んでいただきたいと思います。
※会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
メアリー・カサット展 場所:横浜美術館 会期:2016年6月25日~9月11日 http://cassatt2016.jp/
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国分寺(東京)のバラが綺麗な「イングリッシュガーデン・ローズカフェ」

GW中に国分寺(東京)で「イングリッシュガーデン・ローズカフェ」に行ってきました。ここは名前の通り沢山のバラがあるってことで有名なカフェなので、バラの季節に行ってみようと思っていたのです。
でも、行ってみたらまだバラは一分咲きぐらい・・・。 咲いてないことはないけど、どっちかというと、グリーンの方が目立つ。 オーナー曰く、5月20日頃からがピークなのだそう。ちょっと早かったようです。 ただ、「今年のバラはすごいよ!」と言ってたので、最盛期にもう1回行ってみたいと思っています。
でも、全面ガラス張りの温室っぽい建物の席とか、屋外のテラス席とかがあって。 なんだか気持ちよくてゆっくり長居した���なるような、何度か通いたくなるようなお店でした。 リピーターも多いみたいですが、わかる。 近くに住んでたら、私も行きたくなると思います。
そんなローズカフェについて、記事を書かせていただきました。 カフェについての詳細情報などは、こちらをご覧ください。
東京で英国気分!国分寺「イングリッシュガーデン・ローズカフェ」でバラに囲まれた優雅な時間 | 東京都 | トラベルjp<たびねす>
こちらのブログでは、記事に載せられなかった写真を載せていこうと思います。

私が食べた席。テラス席と迷いましたが、ちょっと風が強かったので、室内にしました。大きなガラス窓からお庭が見えます。 ここからみた感じでは、ちょっとバラは少ないかな?でも緑に癒されます。


こんな感じでバラのモチーフの雑貨なども販売しています。

紅茶やバラのジャム、ローズウォーターなんかもばっちり。

これらはアイス・ハーブティ。ドリンクを注文すると、飲み放題になります。つまり、水代わりにハーブティを頂けるということ。

バラに関する本や雑誌もたくさんあるので、ここに来てバラに興味を持った人はちょっと開いて見てもいいかも。このお店にあるバラの種類や写真を纏めたフォルダもあります。
よく見ると、下の方に肥料とかそういう園芸用の品も置いてありますね。これは売り物でしょうか?
さて。室内はこのぐらいにして、そろそろ庭に出てみましょう。 このカフェは、室内から眺めるだけではなくて、庭を歩き回ることができるのが嬉しいところ。

テラス席の辺りのバラ。蕾は結構あるんですけど花は・・・、��~ん、まだまだ・・・。 因みに崖の上にあるカフェなので、見晴らしがいいです。





バラはこんな感じで、本当にたくさんの種類があります。なんでも500~600種も植えてあるそうで、一斉に花開いたら、すごいんでしょうねえ。
続いては、お庭の様子。




花の間の小道を散策することが出来ます。これが満開だったら・・・(以下略。 まだほとんど緑色ですが、ところどころに咲いてるバラの美しさが期待を高めてくれます。
最後に、蕾がたくさんついたバラの樹の写真で締めさせていただきます。 これだけの蕾が付いているのだから、花開いたらさぞやって思わせますよね。

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トラベルライター・デビューしました
Travel.jp<たびねす>のトラベルナビゲーターとして���ビューしました。旅行記事や、近所のお勧めなどを書いていく予定です。
最初の記事は2010年に行ったフランス・ブルゴーニュ地方の世界遺産、フォントネー修道院。 なかなか良くも悪くも忘れられない旅行の、最初の訪問地。 記事はこちらになります。
http://guide.travel.co.jp/article/17918/
実は行った当時、4travelに旅行ブログも書いています。 ずっと放置で、今回記事を書く時にも、全く見なかったのですが…。
http://4travel.jp/travelogue/10501299
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桜満開@東京
この週末は、東京の桜が満開でした!
私も上野公園と皇居の千鳥ヶ淵に行ってきました。
不忍池



上野公園は人がいっぱい
そして千鳥ヶ淵は、あのけぶるような桜がまさに盛り。









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2016年3月25日、東京の桜

既に1週間近く前になりますが、この日はボランティアで観光客をご案内し、千鳥ヶ淵に行ってきました。 今年は2月から暖かい日があったので、桜が早いと予想されていたのですが、3月になってからの冷え込みで、すっかり遅れています。
東京の桜の名所の一つ、皇居の千鳥ヶ淵も、ご覧の通りお昼の時点では殆ど蕾の状態でした。この記事を書いてる30日現在も、まだ満開には至っていないようです。


遠くの桜がピンク色に見えるのは、殆ど蕾。咲いてなくてもこんなにピンクなんですね。


でも、ボートを楽しんでる人達もいましたし(待ち時間なし)、散策してる人も結構いました。今週末はもっと混んでいることでしょうね。
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【映画】世界一美しいボルドーの秘密
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ボルドーといえば、昨年西洋美術館で「ボルドー展」が開催されたこともあり、興味を引かれました。
タイトルから、ボルドーワインの生産や歴史、土地の話などを期待して観たのですが、予想とかなり違う内容でした。 現代、それもこの映画が作られた2010年前後に特化した話です。
全体の半分以上を占めているのは、チャイナ・マネーとボルドーワインの関わりについて。 「世界一のワイン」と呼ばれるボルドーの大シャトーが、現代の需要にどう対応していっているのか? ここ数十年来のワインの価格の高騰と、投資家達との関わり。 中国富裕層が「ブランド」としてボルドーワインを買い漁る流れ。 そして、更に自国の土地を開発して、或いはフランスの土地を買って、ワインの生産に乗り出す中国人たち・・・。
一方で価格の高騰=バブルの危険性を警鐘する人もいれば、 文化摩擦を指摘する人もいる。 出てくる人たちは、生産者の立場、消費者、投資家、ジャーナリストなど。 そして、フランス人をはじめとする欧米人と中国人と両方が、様々な立場で意見を述べるのが面白いところ。 あまり語られない、ワイン産業の現在を知ることができたので、面白かったです。
今や消費大国となった中国との関わりは、どの国際的大企業も避けては通れないもの。 それがワインという長い歴史を持つものとなれば、尚更です。 この映画以後のボルドーの状況はどう変わったのだろうか、または変わらないのか、ちょっと気になります。
見終わった後、ネットで中国ワインについての情報も検索しました。
ただ、あまりにも現代の現象を追っているからでしょうか? 映画というよりは、テレビのドキュメンタリー番組という印象でした。 言語は全編英語。どうやら主にオーストラリアが中心となった映画のようです。その点も、フランス人が作るボルドーの映画とは違った視点になっているのかも知れません。
「世界一美しいボルドーの秘密」公式サイト http://www.winenohimitsu.com/index.html
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Fresh&Colorfulなメキシコ料理教室♪
日本在住の外国人の先生のお宅で、お料理を習うサービスTadaku。先日、ギニア料理教室に参加した記事を書きましたが、今度はメキシコ料理を習ってきました! しかも今回は、友人知人ばかりの貸し切り状態で、完全にリラックスして楽しんできてしまいました♪ こういう「貸し切り」ができるのっていいですね。
さて、メキシコ料理についてはあまり知らないのですが、思い浮かぶのは、グァカモレ、トルティーヤ、タコスにサルサ。そして全般的にちょっとスパイシーってイメージ♪ (私は辛いの苦手なんですけど)本場の料理は果たして?

今回の先��。笑顔が素敵なRocioさん。写真があまりよくなくてすみません…(汗)。 本当は優しい雰囲気のもっと素敵な方。

まず軽食として出していただいたのが、こちらのブラックビーンズのペースト、トルティーヤ・チップス添え。

ブラックビーンズ拡大。一見あんこに見えますが、甘くないです。 お昼前の時間帯だったこともあり、チップスに付けて食べると、ヤバいです。手が止まらない…! これからお料理を作るから、作りながらお腹空くだろうな~~って思えるので、こういう気���いはとっても嬉しいですね。
ドリンクは、お米とミルクでできたオルチャタというもの。優しい味で、一緒に参加した友達と、「これ何でできてるんだろう?」って話してたら、なんとお米!びっくりしました。 しかも、メキシコでは生米を水に漬けて作るのだそう!
生米!!
生米を食べた(飲んだ)のは初めてでしたが、このドリンクは美味しくて、案外癖になりそう♪ 因みに、同じくお米とミルクで作るスイーツ「ライス・プディング」も、Rocioさんは生米で作るそうです。 ライス・プディング、お粥が苦手な私はあまり好きではないのですが、生米の味わいだとまた違いそう…。 今回のメニューには入っていないので、次回以降に期待でしょうか?
さて、一休みしたところで、レッスンに入りました。今回のメニューは、
・ツナのサラダ(セビーチェ・スタイル) ・メカジキのタコス(バハ・カリフォルニア・スタイル) ・パイナップル・サルサ ・グァカモレ ・フレサス・コン・クレマ(イチゴのクリームがけ) ・カフェ・デ・オラ(メキシカン・コーヒー)
実は今回のメニューはに使われている野菜は全部生です!海産物だけは火を通しますが、あとは生のまま。 Rocioさんによると、メキシコは冬でも20度ぐらいあるそうなので、暖かい(暑い?)国。それに適したフレッシュな食べ物なのですね。 私がクラスに参加した時は、丁度春の暖かい日が続くようになってきた時期。 寒い冬の食べ物から、暖かい季節の食べ物へと、体も求めるものが変わってきてる、いいタイミングだったと思います。夏ならもっと合いそう!

この日使ったお野菜の一部。緑のは万願寺唐辛子ではありません。もっと辛いグリーンチリ。扱いには気を付けましょう。これを刻むのを担当した私は、夜まで手がヒリヒリしていました…。 でも、今回はちょっとずつしか使わなかったので、殆ど辛さは感じなかった。自分で作る時には、使う量で辛さが簡単に調節できますね。

パイナップル・サラダ準備中


セビーチェ ツナ・タコとアボカドなどのほかの野菜と同じ大きさに切って混ぜる。

グァカモレ

メカジキを焼いているところ

メカジキのタコス(バハ・カリフォルニア・スタイル)
バハはスペイン語で、英語に訳すと”under”。つまり「カリフォルニアの下」という意味。メキシコの地名で、アメリカ合衆国のカリフォルニア州のすぐ南にある、半島部分にあたる場所だそうです。

今日のメニューが、トルティーヤ(とデザート)以外は全部揃いました!

まずは、セビーチェをクラッカーと共にいただきました。

トルティーヤにパイナップル・サルサとメカジキのタコスを載せて。 グァカモレ&メカジキのタコスのバージョンも作りました。 どちらもタコスと一緒に食べますが、パイナップル・サルサとグァカモレは混ぜてはいけないのだそうです。
因みにトルティーヤは、小麦粉できたものと、トウモロコシ粉でできたものと2種類出てきましたので、食べ比べ。小麦粉の方が食べ慣れた味わいという感じでした。
ところで、今日は野菜がメインだからそんなにお腹がいっぱいにならないだろう、と思っていたら、お料理が美味しくてついついトルティーヤとクラッカーを食べ過ぎ・・・。 炭水化物なので結構お腹に溜まるので要注意です!

デザートのフレサス・コン・クレマの準備中。 本当は生クリームを使うはずなのですが、Rocioさんバージョンでは、固めで酸味の少ないヨーグルトを使いました。生クリームよりも、さっぱりしてヘルシーです。
自分で作る時には、小岩井の生乳100%ヨーグルトを水切りして使おうと思います♪

見た目はなんとなくフルーチェって感じ…。その上にシナモンパウダーをかけて。 メキシカン・コーヒーと共にいただきました!
Ricioさん、素敵な時間をありがとうございました。 お腹いっぱい食べ過ぎたので、参加した友人たちと共に、1駅分歩きました。。。
Tadaku https://www.tadaku.com/
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「魔女の秘密展」…辛口評価ですみません…。
原宿のラフォーレ・ミュージアムで開催中の「魔女の秘密展」に行って来ました。 これ、日本で初めて、ヨーロッパの魔女について全体的に紹介する企画と聞いて、かなり前から楽しみにしていたものでした。
でも、行ってみたところ、作った人達には申し訳ないけれど、 「これほどひどい、いい加減な展覧会は久々に見たなぁ…」 という感想です。
因みに私は、大学で西洋美術史を勉強していたので、「魔女」というものが西洋でどういうものであったか、それなりの知識を持っています。 今回は、それを前提としての感想となります���で、多少辛口になることをご了解ください。
【展示構成】
序章:現代の日本での「魔女」のイメージ(人気漫画家などのイラストなど)
1章:魔女狩りが始まる以前の、西洋中世の「魔女」のイメージ
2章~3章:大体16世紀~18世紀頃、魔女狩り・魔女裁判が盛んに行われていた時代の紹介。ここが本展覧会のメインなのだと思います。
4章:魔女というものが迷信と見なされるようになった近代以降の魔女のイメージについて。
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もう少し詳しく見ていきますと。
序章の「現代の日本での魔女のイメージの紹介」。これはいいと思います。
特に西洋史に関心がない、日本人の多くは、「魔女」というと、漫画やゲーム、或いは「ハリーポッター」などを思い浮かべることも多いでしょう。 空を飛んだり、魔法を使って色々な願い事を叶えたり、…子供が憧れるようなポジティブな存在なのではないでしょうか?
でも本当は、西洋で「魔女」は恐れられ、悪魔と契約をした「悪い人間」として長年扱われてきたという歴史があります。 近代以前は、悪いことが起きるとしばしば「あいつが呪いをかけた」として、(ほとんどの場合は無実の)誰かが、「魔女」として告発された。これが魔女狩りです。
このことについて語っていくのが、本展覧会の目的。つまり、1章以降の構成となっています。
今回の展覧会は、そのことについて色々な資料で語ってくれる企画です。 なので、西洋史の中の魔女や魔法について知りたい人には、い��企画なのでしょう。 「魔女の秘密展」と、キャッチーなタイトルを付けてるのも、そのためでしょうか。 現代の占い師などとのコラボしたグッズなども売っていました。
といっても、全体のつくりはかなり中途半端な印象でした・・・。
何よりもまずいことは、大前提となるキリスト教会についてほとんど触れられていない。 中世~近代以前の西洋は、キリスト教が絶対支配をしている世界です。
そもそも「魔女」という存在は、神に敵対する存在「悪魔」と契約した人間。即ち、当時の世界観からしたら、 本当に反社会的で反人間的なのです。 実際に魔女がいたかどうかではなく、そのように捉えられていたのです。
そして魔女狩りは勿論教会の指導の下で、というよりも教会が教義に基づいて行っていたはずのものなのです。 ところがここの展示の説明はというと…、
<近世になると、それまで“魔女” を嫌っていながらも受け入れていた世界が一変します。この時代は変革と困難の時代でした。飢饉や疫病、戦争などといった不安や苦しみが人々を襲い、その不安のはけ口として次第に魔女が糾弾されるようになったとも言われます。また、印刷技術の進歩により情報が広く流布され、魔女のイメージが固定化されてゆきました。 > Webサイト「第2章」の解説より。 http://majo-himitsu.com/highlight/
これを見てわかるように、社会の必然性から自然発生的に魔女狩りが生まれた、ととれるような解説になっています。 でも、魔女というイメージを創り出し、人々に魔女狩りを促したのは教会権力なんですよね。そこが全く触れていない。
キリスト教に馴染みが薄い日本人にとって、教会の話を中心に持ってくると難しくなるとでも考えたのでしょうか? でも、一番の基盤になるはずのものが抜けていると、展示内容も骨抜きです。歴史ではなくファンタジーになってしまいます。
もう一つに大きな問題点は、展示の内容がごちゃごちゃだということ。 2~3章の魔女狩りの時代を扱った箇所では、16~18世紀のものを時代も国も地域も構わず展示されている。 ドイツやオーストリアのものが中心のようでしたが、時々フランスなども混ざる。 更に、1章の魔女狩り以前の中世の説明でも、展示されている品の多くは17,18世紀のものだったり。 キャプションも、タイトルと作者ぐらいしか書いていなくて、作られた時代とか国とかをあまり示してくれない。
これを見て思い出したのは、 時代や地域などを無視して、「イメージ画像」を挿絵として並べた本です。 この企画を立てた人は、 「まずこれを語りたい」というストーリーを作って、そのイメージに合いそうな絵画作品とか史料とかを持って来て大雑把に並べたのだろう、という印象が拭えませんでした。 完全に思考が先行してしまっていて、モノが何も語っていない。 いや、むしろ、作り手側が展示品から学ぼうとしていないのでしょうか?モノに対して上から目線というか・・・。
監修者は誰だ!?と思ったら、 ドイツ文学で魔女を専門に研究している方のようです。 魔女には詳しいのかも知れないけど、完全にテキスト主体で、モノを扱うことが出来ない人なのでしょうね。
モノをきちんと調べて扱って、相応しく並べれば、企画側もまたそこから学ぶものも多かったはずなのに、全く得るものはなかったのではないでしょうか? 今回はドイツやオーストリアの博物館から沢山資料を借りてきて、1年にも渡って日本で巡回展をしているのに、まるで活かせていなくて残念です。
ついでに言うと、上記2点に比べれば些細な点かも知れませんが、 タイトルはファンタジー作品のようなのに、実際は魔女狩りについて語っているので、期待外れだった人もいるでしょう。 子供用の解説パネルがところどころにあったため、子どもが見ることが前提になっているようでしたが、そのためか「魔女裁判の再現」部分は、まるで迫力がなくなっている。 殆どディズニーワールドかナムコ・ナンジャタウンのアトラクションのよう。
何が狙いなのか、誰が対象なのかわからなくなっています。 というか、骨組みがしっかりしていれば、そもそもこんなボケた展示にはならなかったはずでしょうが・・・。
本当ならば、 ・何故本質的にキリスト教会とは反する筈の魔女が、中世まではそれなりに許容されてきたのか? ・異端と魔女の違い(どちらも火あぶりにされたのですが、中世までは異端の方が問題だった) ・何故魔女狩りはとりわけドイツで盛んに行われたのか。(正確な原因は不明なのかもしれませんが、少なくとも、「ヨーロッパ」という全体の括りだけで誤魔化すべきではなかったのでは?) ・単に「宗教改革による社会の混乱」のような曖昧な原因を挙げるのではなく、近世の教会権力にとっての魔女とは何か。教会にとって魔女狩りの必要性の理由。
・更にこれらを前提として、時代や地域を意識して展示を構成すること。
このぐらいでなくては、歴史を語ったことにはならないと思います。
魔女の秘密展 http://majo-himitsu.com/top.html

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進化するデパートの物産展

伊勢丹新宿店の「スペイン展」に行ってきました♪ いわゆる百貨店お得意の「物産展」というやつです。 国内外の、特産品(食べ物や工芸品など)を催事場に集めるというデパートの物産展は、恐らく一番手軽に、日本各地や外国のモノに触れることができるの機会なのではないでしょうか? 現地でしか手に入れにくい食べ物や工芸品などが、手軽に身近にやって来てくれる。 北海道フェアとか、沖縄フェアとかが、特によく開催されてますよね。
個人的にはあまり興味はないんです。この物産展。 特に欲しいものがあるっていうんでない限り、まずわざわざ足を運ぶことはない。
でも、最近のデパートの傾向なのでしょうか?ものによってはとっても楽しいです。 私は、 他のデパートがどうなのかは分りませんが。、新宿伊勢丹の企画は積極的に見に行きます。
今回の「スペイン展」では、食品販売ブースを中心に、壁際には都内のレストランが複数イートインコーナーを設置。 バル感覚で立ち飲み、立ち食いできるようなスペースとなっていました。 更に、私は見ていないのですが、フラメンコをはじめ、色々なショータイムを行っていた模様です。
デパートの催事場なのだけど、日比谷公園とか代々木公園とかで行われてる、外国のお祭りの縮小版みたい!
普通にイメージするデパートの物産展と何が違うんだろう? って思ったら、多分企画のホンキ度が違う。
今回の「スペイン展」、去年スペインにフードツアーに行った友人たちと行ったのですが。 「ああ、これが売ってる!」「これ美味しいんだよね!」 本物が来てるってこの感覚。 「都内のどっかのお店でよく見るようなもの」ではない。
そもそも新宿伊勢丹って、1月末、バレンタインデーに先駆けてのチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」を最初に日本で開催したところですよね。(今は全国巡回するようですが) その期間しか入手できない限定品のチョコを、ショコラティエ共々東京に持ってきた。 バレンタインシーズンも、ここのチョコ売り場はいつも混雑して行列ができている。 「食べ物なら伊勢丹新宿店」 そんなイメージが既にできている気がする。(ファッションでも有名ですが)

こちらは、冒頭の写真と合わせてワインの有料試飲コーナーにて。 デパート催事場の仮設ブースとは思えない、店内の本物らしさが素敵です。 因みにこの写真のワインは高いやつなので、せめて最初に挙げた2本飲み比べのワイン��も買って帰ろうかと思ったら、それでもデイリーにするには高くて買えなかった…。

お店で扱ってる生ハムとチーズも、プロモーションのためにおつまみとして付けてくれるのも嬉しい! 因みに後ろに見えるのは秤です。試飲はぴったり15ml!

私がこのイベントで買ったのはこちらのチーズ。 今まで見たことのないスペイン産の青カビとスモークチーズ。 試食させてもらって、気に入ったので購入しました♪ ブルーチーズは「カブラレス」、スモークは「イディアサバル」というものでした。 このチーズ屋さんでも、普段は扱っていないものなのだそうです。スペインフェアということで、大量に売ることを見越して特別に仕入れたもの。 こういう「なかなか出会えないもの」に出会える、現地っぽい感覚が嬉しい。
4月には、在日フランス商工会議所と協力して、フランスフェアを行うそうです。 伊勢丹の中に留まらない「ボンジュール・フランス」というフランス文化の祭典の一部として開催されるということで、興味津々です。 既に「物産展」というイメージをはるかに超えていますよね?
今回の記事はすっかり伊勢丹の回し者っぽくなってしまいました(笑)。
ボンジュール・フランス http://www.bonjourfrance.jp/jp/
伊勢丹新宿店のスペイン展2016(終了) http://www.isetanguide.com/20160302/spain/
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ギニア料理教室に参加

旅行をしていて、一番「その土地のもの!」という感覚を得易いものは、やはり食べ物ではないでしょうか? というわけで、外国料理大好きな私。時々料理教室にも行っています。 今回伺ったのは、日本国内在住の外国人が、自宅で少人数レッスンをしてくれるというサービスTadakuが提供しているクラス。
今回、最初に友達に話を聞いた時は「ギニア?さて、どこだっけ??あ、アフリカ?」という状態でした。 いや~、アフリカ料理、何を食べてるのか想像もつかない(笑)。 というわけで、好奇心につられて参加してきました。 ※因みにギニアは、サハラ以南の西アフリカ。地図で見るとコートジボワールとかシエラレオネとか近いんで、「治安はどうなの?」って思ったのですが、「田舎の国」なため、かなり安全らしいです。

先生はこちらのラウラウさん。ギネアの伝統音楽のミュージシャンです。これは瓢箪から作られた楽器!弦が多くて難しそう。 本当はジェンベっていうパーカッションの一種みたいな楽器が専門のようですけど、家で叩くには音がうるさすぎるらしいので、残念ながら今回は聞けず。

料理の材料。あら、思ったよりも普通(笑)。 日本風に合わせてる?って思ったけど、白インゲン豆とかオクラとか向こうでも食べるみたいです。缶詰はないけど…。 後で出てくる魚だけは、日本で手に入るもので代用。 ラウラウさんの奥さんは日本人なのですが、彼女曰く、ギニアでは魚・米・パン(バゲット)をよく食べるため、日本人にも割と馴染みやすい食生活なのだそうです。(ただし、暑い国なので、本来の味付けはかなり辛い!らしい)
というわけで、料理に取り掛かりました。 まずは「カンシーバンテュイ」。 レシピの説明には「魚団子とピーナツバターのシチュー」とあります。

ギニア伝統のクッキング・ツール。これで魚の身を砕きます。

床で作業。結構力を使います。 ラウラウさんは叩くことが専門なだけあって(?)、片手ですいすい。 一方参加者の私たちは、両手で棒を持って、力いっぱい!じゃないと潰れません…。
因みにこの日使った魚はニシン。 ニシンは寒い国の魚なので、勿論代用品ですが。とにかく青みの魚みたいです。 それを、3枚におろして、骨を取り除いてこのすり鉢みたいなので潰す。 (奥様「フードプロセッサーでもできるわよ♪」)

玉ねぎとかちょっとした野菜を加えて一緒に潰してお団子にします。 ここで重要なのは、潰すときにピーナッツバターを加えること。といってもあのパンに塗る甘いやつではありません。ピーナツオイルに「実」の部分も潰して入ってる感じのものです。 これが、魚の臭みを消してくれるんですね~。作業中も魚臭くなくてびっくり!

フライパンで油で揚げます。 油の量はそれほど多くなく。←この理由はすぐ後に。
ボールに刻んだ野菜を準備して・・・。

えーーーー!!!って、揚げてる中に野菜を全部入れちゃうんですか!!??
斬新すぎてみんなびっくり。

カンシーバンテュイ
オクラをちょっぴり混ぜて粘り気をご飯にかけていただきます。 あ���なに油を使ったのに、全然油っぽさを感じず、さっぱりと美味しく幾らでも食べれてしまう。

トゲ(豆と魚のトマト煮込みサラダ)
ちょっと茹で卵が崩れてしまいましたが。 こちらはバゲットに載せて美味しい! 作り方は、カンシーバンテュイほど衝撃的なものはなかったので、省略(笑)。

ドリンクには、ハイビスカスのジュースと、ジンジャーティーを用意してくださりました。 ジュースは、よくあるハイビスカスティーと違って、濃くて美味しい。
というわけで、いただきま~~~す\(^o^)/

料理の待ち時間中に楽器を奏でながら歌うラウラウさん。声も素敵。 足元に、パーカッションがたくさん並んでます。
美味しくてお腹いっぱいで、満足なレッスンでした♪
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