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Brilliant

日付が変わって本日十月一日、愛する妹が二十歳の誕生日を迎えました。

年齢だと二つ、学年だと三つの差がある私と妹は、凄く仲が良い。

始めて二人だけで行ったカラオケ、私は中学生で妹は小学生だった。姉妹と言っても、妹は私の事を「お姉ちゃん」と呼ばない。（同級生や恋人に私の話をする時は「姉ちゃん」と呼んだりするみたいだ。愛しい。）母親の育て方の方針であまり“姉妹“というのを感じず、歳の近い仲の良い友達の用に育てられた私も、その時ばかりは「お姉ちゃんだから！」という正義感にかられ、それほど多くもないお小遣いから妹のカラオケの代金も出してあげた。可愛いかよ中学生の私。

小さい頃の妹は貯金が好きで、しかも上手だった。小学生にして、お金を貯める喜びを知っていた。一方その頃私は、月数百円のお小遣いでサーモンの刺身を一柵買おうとしたり（結局持っていったお金では足りず買えなかった。）家から少し離れた文具店の駐車スペースに毎日来ていた焼き鳥屋さんのおじさんと仲良くなり、彼の生活を助けたくて毎日一本百五円のぽんぽちを食べたりしていた。

同じ血が流れているの��考え方や性格が全然違うのってやっぱり面白いな。最近友達に教えてもらった性格診断テストが凄く面白かったので、妹にもやらせてみようと思う。

そういえば、今住んでいる街の最寄り駅に毎週やってくるケバブ屋台のおじさんがいるのだけど、そのおじさんからケバブを買うのも、彼や彼の小さな子供達の生活を助けたいと思っているからである。変わらないな、私。

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二日程前に先輩でお友達のみよしさんから「九月一日は空いている？」と連絡があった。なんでもこの日はみよしさんのお誕生日で、ヒグチアイが釣りに連れて行ってくれるから一緒にいこう、とのお誘いだった。行きますとも。

集合時間は品川駅に十時だったはずが、結局三人が集まったのは新宿駅に十一時半。結局行ったのは釣りではなく熱海。当初予定していた計画は何一つ遂行されなかった。

みよしさんには、日向文時代に企画に呼んで頂いた事がある。その日にヒグチアイとも初対面、初対バンした。みよしさんは賢くてキチンとしていて、少し変。ヒグチアイも変。面白くてカッコいい先輩に恵まれている私は幸せものだなと思う。

今日は普通にお休みを満喫してしまった。

OL期は継続中で、熱海のハチミツ屋さんで「ラズベリー&ハニー」っていうシロップを買ってしまったので、明日の朝あたりヨーグルトにかけて食べようと思う。ハチミツ屋さんではハチミツの味よりも、店員のおばさまのまつげが[つけまつげ]なのか[まつげエクステ]なのかが気になったよ、吉川さん。

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牛カルビマヨネーズが好きだった。

気付けば八月二十九日。

この一ヶ月何をしていたかと言うと、macicoのバンドスタジオやらレコーディングやらMV撮影やらで様々な人にお世話になっていた。先月は普段あまり外に出ない私が、人と会うという理由で一週間に一度は外出していた。今月は雨ばかりで、そんな予定も多くはないけれど。

学生時代の夏休みも、さして外に出ていた記憶はない。

北海道の夏休みは本州の学校よりも短かったし、（その分冬休みが長いのだけれど。）覚えているのは、外に働きに出ていた母が妹と私のお昼ご飯にと、お茶碗をひっくり返して形作った白米と、数種類の冷凍食品が乗ったプレート。朝ご飯はフリースタイル。（基本的に我が家は平日でも朝ご飯は各々で食べるのが普通だった。）私はそのワンプレートをいつも起きた時間（午前十時頃）には食べてしまうから「今日のお昼はどうしようかなあ。」なんて考えた末に、これまた冷凍のおやき（粒あん）なんかを食べて過ごしていた。

親がいない昼間に家に居る、という非日常感は私をかなり高ぶらせた。

母に「あやにはまだ早い」と言われて読ませてもらえなかった石田衣良の池袋ウエストゲートパークシリーズを母が家に居ないのをいい事にこそこそと読み漁り「恐ろしい世界があるもんだ。」と心震わ��たり、父の部屋に忍び込んでPCのパスワードを試行錯誤の上勝手に解き、インターネットに明け暮れた。

私のインターネットへの目覚めはかなり早く、小学校五年生の頃にはその頃の同世代には全く馴染みないブログなんかも作っていて、一つ年上だと名乗る小学六年生の女子二人組とコメント欄で日々喧嘩に勤しんでいた。

そういえば私が始めてブログを作った無料のブログサービスが、今年の四月に終了した。

消した覚えのないその頃作ったブログも一緒に終了してくれると思うと、申し訳ないが少しほっとする自分がいる。