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alestanlove-blog · 6 years
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1/21 日本対サウジアラビア~
1/21 アジアカップ ノックアウトトーナメント
初戦の日本対サウジアラビア戦が行われました。
1-0で勝利しましたが、日本としては今大会でも最低のボールポゼッションと、厳しい試合の内容となりました…
ご覧になっていた方はお分かりかと思いますが、見ている側としては非常にストレスの溜る、どっと疲れるカオスな試合でした…
1  試合前
予選ステージを3勝で突破した日本でしたが、課題が残る試合も多かった。不動のエースである大迫のケガ、ネガティブトランジション(攻守の切り替え)、カウンターの精度、柴崎の不調と守備陣の連携など、盤石ではない状態で試合に臨むことに。
決して盤石ではないチームを鼓舞するためにも、森保監督もメディアに対してもっといろんな意見を、と要望をするなど、異例の状態。
選手間のポジティブなコメントが見られたのも、これからの試合に対する意気込みの裏返しだったのかと。
  
2  試合開始から冨安の得点
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大迫の代わりに武藤が入り、それ以外は第1戦と同じメンバーで試合に臨む日本代表。
愛用の4-2-3-1
ボールをつないでくるサウジアラビアに対して、
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4-2-3-1から4-4-2とフォーメーションを変え、中をシャットアウトしサイドに追いやるディフェンス。
武藤、南野からファーストプレスをかけ、遠藤、柴崎で詰め寄る。前半は集中力を高く保ち、カウンターを狙おうという意思は感じられた。
ただ、予選から気になっていたCBのクリアの甘さ。はじいたボールが人数をかける相手に収まる場面が多々あり、相手の決定力の低さに助けられたシーンいくつか。
自陣ペナルティに落ちるボールはその後も多く、この先の試合でこのパターンから点を取られないかが非常に心配である。
しかし、原口からの攻め上がりでCKを得、練習していたという柴崎からのボールに冨安が合せ、20分で先制点。結果的に決勝点にもなる訳だが、サウジアラビアのセットプレーのディフェンスの甘さを突いた素晴らしい代表最年少ゴールとなる!
苦しい時間でこの形から点を取れるというのは、非常に大きく、後半の試合展開を有利にしてくれる1点かと思われたが…
3 ~ 試合終了まで
まず、この試合でプレー以外に試合を非常に難しくさせたのが、
審判のジャッジ
環境
特に審判のジャッジが日本に対して非常に厳しく、過剰と思われるファールはテンポを狂わされた一つの要因。
試合開始直後は4-3-3にフォーメーションを変え、攻撃的にプレーするかのように見えたが、自陣、敵陣でもファールをとられることでフリーキックを与え、また、前半にはあったFWからの連動も消え去り、非常に悪い流れで試合を運ばざるを得ない状況に。
決定的なゴール前の南野に対するハンドや、武藤の接触のファールを度々とられる。(武藤は累積で出場停止)
これを引きずったか、2人はその後のチャンスの場面でも視野が狭く、1人よがりなドリブルや精度の低いパスでさらに相手に主導権を渡す流れになったのも痛かった。
後半は、
上記の流れ+、コンディションの悪い南野から出るパスや、柴崎のパスからのネガトラの対応に追われる、前述したようにせっかくのカウンターからのスルーパスも全くかみ合わず、見ているほうも消耗。
予選から引きずっている、中盤で収まらないためCBから苦し紛れのロングキックでを蹴り時間を稼ぐ、という悪循環の繰り返しとなった。
また、湿度が非常に低く、相手にボールを持たれ、ボールが切れないことで給水をするタイミングもない上に、右に左に走らされることで前半終了間際から見られていた疲労の色が色濃くなり、交代前の南野の足はほぼ止まっていた。
終了間際に、クレバーな武藤、酒井の足がつった所を見ても非常に過酷だったことは間違いない。
この状況、予選第1試合のトルクメニスタンと非常に似ているなと感じた。
第1試合、日本は序盤からトルクメニスタンにボールを持たせ、消耗させる意図がうかがえた。
それがハマり、後半から足が止まり始めたトルクメニスタンに対し両サイドバックを非常に高い位置に挙げ、両サイドのコンビネーションで崩す、というプレーが3得点を呼んだ。
今回はまさにその逆。
サウジアラビアは4-1-4-1というワイドに開いたフォーメーションから右に左に出し続けることで、日本を走らせる。
後半足のとまる日本に対し、サイドからの連携で崩すことが容易であり、決定的なシーンを何度も作られた。
伊東純也が入ったことで幾分ボールを運べ自分たちでプレーできる時間も増えたが、最後まで流れは変わらず。
死に物狂いで交代枠を使い、なんとか守り切り、ベスト8へと駒を進めることができた。
4 収穫と課題
課題としては、予選からの課題を消化できていないこと。
これは非常に残念だった。2試合目からあまり変化がみられず、ターンオーバーだった3試合目が一番わくわくさせられた。
ネガティブトランジションの対応、ビルドアップ(後方選手からのボールの組み立て)、カウンターの制度、と課題は山積している。
ハリルホジッチ監督を解任する前と同じような、どうもボールを繋げず、その対応に追われる姿。
アジアレベルの上位層相手でさえボールポゼッション(ボールを持っている割合)、23,7%という驚異的な低さを露呈している今、森保ジャパンはどうプレーしていくのか、新チームが船出して半年以上経つ今でもいまいち形にならないのは不安である。
収穫としては、こういう非常に厳しい状況でも勝つことが出来たこと。
W杯出場国であるサウジアラビアに無失点という事実は評価できる内容であるし、遠藤の献身性や冨安の成長など少しづづ目を出し始めている部分もある。
苦しい試合を乗り越えたことを糧にして、ベトナム戦へと臨んでほしい。
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