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鴨川の河川敷で、お前はがんばってるよって悔しそうに褒めてくれた。別れの延長線上で、変わらないでいてほしいと泣いて伝えてくれたこと。いまでもお守りだよ。

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昨日までの天気がうそみたいに、今日は春日和。コートいらないくらいだったな。夜久しぶりに友達とあうから、ちゃんとスプリングコートを羽織ってきたけど。年明けに新調したコンバースがもうくたびれてきたのをみて、履き潰したスニーカーが好きって言ってた人のことを思い出した。私は、すきになるとその人が全部正解になってしまう。くたびれたTシャツ、変な柄の靴下、派手な柄のニット、ラッパーのステッカー、履き潰したスニーカー。プレイリストはKOHHとかBIM、KANDYTOWN、ちょっと荒れたhiphopで溢れてった。でもやっぱり洋画より邦画がすきだし、黙ってたけどバンドはずっと好きだった。

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わたしはいったい、なにをまもりたいのだろう。いつ、捨てるか。勿体ぶっている勘違い女だと罵られていいくらいの場面になったのに、あの夜出会った男の人たちはみんな揃って「そんなに俺のことが嫌？」というだけだった。正直、みんな揃ってイケメンだったし、元読モだっていた。初めては慣れている人の方がいいとも思っていたし、するなら未練の残らない人がよかった。なにを、大切にしているのだろう。もう大人なんだから、なにをしても咎められたりしないのに。次に好きになったひとに、全部初めてをあげたいなんて思うけど、もう一生誰のこともすきになれないかもしれないのに例え話なんて本当に良くない。カウントしないけどキスはした。もっと、気持ちいいものだとおもっていたけどなんか当たったとしかおもえなかった。ていうかイケメンだったから(2回目)多分この男の人のことすきなひと、いるんだろうなあと思うとなんか悪い気がした。ガードの硬い女はモテないとよくいうけど、なんかもうそんなのいらない。でも、わたしはいったいなにを守りたいのだろう。

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この、なにもかも蓋をして思い出したくない辛い毎日が、なにがのまちがいで、実はサプライズのためにだましてました！なんてことがおきたりしないかなんてくだらないことばかりかんがえてしまう

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藤本タツキの漫画に出てくる強くてエロカワショートのおねえさんになりたい

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久しぶりの電話で、もうきっとない電話で、切るのが惜しくて嫌だと駄々をこねた。いろんなとこいったよね。たのしかったよね。いろんなことあったよね。もっと一緒にいたかったね。写真を見返して、遠くに出かけたこととか、お金がなかったときのあそびとか、初めて2人でお酒を飲んだ日のこととか、全部全部おぼえて��くれただけでうれしいとおもった。またあしたと不意に言われて、明日？と笑ってしまった。流せばよかったのに。わたしたちに、明日はない。

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嘘偽りなく生きてほしいと、泣きながら言われた。しあわせになってほしいと、願われた。男の人が泣くのを、はじめてみた。わたしが、泣かせた。

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はずれだった焼肉屋さんでおいしいおいしいと頬張りつづけたところ、500円のたばこにおめでとうとかいただけで大喜びして写真を撮るところ、鴨川で高いシャンパンを紙コップで飲んだ後、部屋に飾って大事にするって満足げに話してたところ、酔うとベラベラ話してしまうところ、残酷なくらいしょうじきすぎるところ、ぜんぶぜんぶかわいいっておもった。あの夜、5秒間だけのハグの間、なにをおもっていたのかしりたい。

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「花火を見てるとき、大人が子供ほどはしゃがないのは、なぜかしってる？」

「わからん、なんで？」

「いつか誰かと見た花火を、静かに思い出してるからなんだとさ」

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好きな人にもらったイヤホンが壊れた　音が途切れ途切れで、電話だと声が届かなくなるほどだった　昨日友達が紹介してくれた男の子と初めて会った　緊張して、私も魔法瓶に日本酒を忍ばせてこればよかったなと後悔した。なにをするにもやさしくて、いろいろはなしもしてくれるしイケメンだったし、かわいがってくれるし黒髪ロングがすきだといってくれるし、悪いとこといえば癖のある嫌いな語りグセがあるかんじと、SNSのフォロワーがおおいところと、一緒に携帯を覗いた時に見えたTinder。ていうかクラブ通いしてて遊んでそうに見えるのはあたりまえなのでは。信じてくれへんくてもいいけど！っていわれる度に私が悪いのかなというきもちになる。まあ彼女がいない時期に遊んでることはなにもわるいことではない。ただ、わたしは遊ぶことさえきらいくらいのひとがすきなだけ。付き合ってくれないくせに暫定一位にしてくれてる好きな人に、バイバイしたあとすぐ電話をかけた　話し方がすきなんだなと、すきになってもう半年になるのに昨日気付いた。久しぶりに彼の方が先にねむった。寝ぼけている時と、酔っている時男の人はもれなく全員かわいくなるとおもっていたけれど、好きな人限定だった。きのう腕を組んだ感覚がまだのこっている　ベッドでねむるとき、目を瞑るといつでも彼とねむったときのことを思い出せるわたしは天才だなとおもう　今日もかれがすきだった　焦げた生姜焼きの写真をおくってくれる彼のことが。

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チープな居酒屋は全部無駄なカロリーをとってしまっている気がして苦手だ

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諦める諦めないを、彼にかけるのは傲慢なことだ

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むかつくところもあればすきだと思うところもたくさんあって、バランスがいい人だったなとおもう。ちょうど均等くらいだった。前の子とのことがトラウマで、軽い女の子恐怖症だといっていた。いつも言葉を選ばせてしまってたんだとおもうと、ひとりよがりだったな。とおもう。おれもお前も恋愛向いてないっていわれたとき、そうなんだよなあ。と深く頷いた。言わなくていいことまで言った。よくあの人は責任責任って言葉を使うけど、こんな若い男女2人の間に、そんな重い責任なんているのだろうか。周りのカップルの間には、きっと薄っぺらい責任しか存在しないのに。そういう律儀で誠実なところがすきだったりするのが困る。

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もうどうしようもないことにかなしくなってばかりだ。これから先、この人との未来がないと悟った瞬間、すこしだけこわいとおもった。

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筋トレ中に最近、応援って言って歌を歌ってくれる。(ほぼカラオケ状態)忘れるために紹介してもらった男の子は理想そのものだけど、慣れない会話に居心地の悪さを感じて、結局彼のことがすきだってことをさらに思い知るばっかりで。毎日のように電話して、一回拗ねるを覚えた私は最近よく拗ねるようになった。それをやさしく宥めてくれるし、必死にご機嫌してくれるところもすき。へんなこだわりのないところも、なんとかなるっておもってるその心も、だいすき。ぜんぜんまだすき。野球にさそわれたけど、生憎興味がなく他の人を誘うとのこと。野球勉強しておけばよかった。合コンで、初対面の人に自分のすきなことをベラベラ話したくないっていうと、秘密主義やなって言われたけど、彼の方がずっともっと秘密主義だとおもう。この半年で、彼のために変わった事はたくさんあるけど、どれも辛いと感じなかった。合わせてるという自覚もない。友達の延長線でないとひとをすきになれない。もう多分自分はそういう性格なんだろう。あきらめることを、今日もあきらめた。

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窮鼠はチーズの夢を見るを見て、2人が別れると決めた夜、車に乗って海までいき、海辺で朝日を見たあのシーンが、とても理想に思えた。

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その話、きいてほしい？といいかけた　もし2人の不純だった関係を全部知っていることを言えば、心が軽くなるのかな　もしくは受け入れられすぎていることで怖くなって逃げられるかな　でもあの話をしかけて二軒目に誘ってくるってことは、多分誰かに聞いてもらいたくて、楽になりたかったんだとおもう　相手が悪かったな　すきになってどうもすいませんというきもち　なんか酔いたい　酔わなくちゃやってけねえとおもい　ビール　ジンジャーハイ　レモンハイ　梅酒　なんかしらん強いカクテ��のんだ　途中おでこのへこみをみつけて、「ここ、へこんでる」といって触れてきた。恥ずかしくなって隠すと、「うわ、油ついた」ってわたしのおでこを丁寧に拭いてきて、「ファンデやから」と急いで付け足した　なんでかわからないけど、「いつになったら折れてくれるの」とついに言い出してしまった　ずっといわなかったけど、ずっと思ってた言葉。なんか言ってスッキリした。きっと彼は責任を取りたくない人間なんだなとおもった。またフラれたのに、やっぱりあんまり辛くはならなかった。これで何回目だよ。