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通販についてのアナウンスと無配の掲載をしたいと思いつつしぞびれています。もし待ってるかたいらしたらすみません。自家通販のみ新刊のみになります。来週中にはなんとか…

次回は年明けのRTSと及岩オンリーに出たいな〜と思いつつ予定は未定です。もういきなり大阪とかは出ないと思います。今度こそ及岩の再録でない新刊を出したい。

以下web拍手お返事です

宇賀神さん

コメントありがとうございました！幸せな気分になると言っていただい��嬉しいですうへへ。あんまり更新ないですが見ていただいてありがとうございます。お返事が遅くなってしまって大変申し訳ないのですが、来週中をメドに通販のアナウンスをしようと思いますのでご利用いただければと思います。せっかくお声をかけていただいたので既刊も取り置いてありますのでひとこえ掛けて頂ければ〜！重ねて申し訳ないのですがもう少々お待ちください。

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相変わらずの直前告知ですみません。

10月11日のRTS!!6出ます。金国です。

青城オンリーだった時の再録も持って行きます。

あと無配もある予定です。

よろしくお願いします〜　

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1年近く放置しているこのサイトで動向をチェックしてくれてる方がいらっしゃるのかわからないんですが、そして当日のアナウンスで申し訳ないのですが今日の青城オンリー参加します。再録1種類で書き下ろしが2編入っています。ご縁がありましたらよろしくお願いします〜

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金田一おたおめでした〜数時間遅れるくらいなら時間内に描けるようにとりかかりなさいよ…大きく育てよ…

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久しぶりに更新しました。別々の大学に行った２人の話です。なんか相変わらず及岩詐欺みたいな…甘くもなく…出来てもおらず…ていう…

「My Dear Hero」/ [pixiv] http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3864230

寄稿原稿も終わったしこれから中断期間だしもうちょっと書くスピードあがるといいなぁ。と思いつつ。

続きから拍手のコメント返信です。遅くなってすみません…！

篠さん

コメント気付くのが遅くなってしまってほんとうにすみません…！嬉しいお言葉をたくさん本当にありがとうございました。絶賛浮かれ期に書い��しまったのでちょっと甘過ぎないかと思っていたのと、２人が本誌に再登場したことで大学以降も及川はバレー続けるんじゃないかなぁと書いた後で思い始めているんですがそう言っていただけてよかったです。

篠さんのお話も読ませていただいて、とてもかわいらしくて素敵でした〜。子どもの頃のまだバレーも恋愛も絡まない今よりもっと純粋で一途な思い込みを成長した後も２人はずっと抱え込んでいくんだろうなぁと思いました。

重ね重ね返信遅くなってしまってすみません。コメント拝見してほんとに嬉しかったので…；；ありがとうございました…！

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アニメ1話感想

アニメをまだ2回しか見れてないのですが2回目見ながらiPhoneにメモ取ったのでのせておきます。もう明日2話放送か〜楽しみ！

オープニングかっこいいな〜これ今後青城とねこま増えてったりすんのかな？

いずみんは日向の幼馴染だし泉がつくしこーじーはあの外見だしなんか2人で岩泉さんって感じ…

金田一ー！国見ちゃんー！2人ともかっこいい…本編はちゃんと少年漫画原作のアニメとして楽しんだけどこの2人が出てるシーンは授業参観みたいな気持ちになる…2人ともしっかり…！

ボーイ・ミーツ・ボーイだ〜

初期の影山くんは賢そうだなぁ！

試合前のアップで影山くんに怒られてるのは原作だと11番の子だけどアニメで金田一になってんだね。スタメン3年生をあんな頭ごなしに叱っちゃいかんだろうよ…不満がたまりにたまってのクーデターに重みが…

監督にここでもうスパイカーにいかに打たせるか、って言われてるもんな〜10巻でようやく気付いたことが…1話目から…影山くんはチームプレーを教えてもらえなかったわけじゃなく、むしろ小学生の頃から言われ続けてもう改めて意味を考えることもなくなってしまったんだろうな〜という気がする。天才ゆえにこの時点まで個の力で来れてしまったための悲劇というか。性格の面も大きいんだろうけど…

北一の選手がずらーっと並んでて雪が丘��6人だけっていうの、アニメで見ると余計に少ない！って感じがする。みん��小さいのもよくわかる。

日向は実はキャプテンシーある

烏野の三人をばっさりカットして代わりにスコアめくる人たちが解説とだんだん雪が丘に感情移入していくのは目線がシンプルになっていい改変だと思う。キャラクターのファンとしてはもちろん残念だけど。

ひー金田一のスパイクかっこよすぎ

コージーの何回断ればいいんだが何回フレばいいんだになってるw

影山くんが日向を見てる後ろでハイタッチする金田一と北一の選手たち…ほんとトビオちゃんそれよくないよ…参加しなさい…だってこれ今日たまたま日向がいるからしてないだけなんじゃなくて今まで一回も参加してないわけでしょ…あかんて

金田一かっこいい…ほめられてる…///

金田一が成功した時は無言でハイタッチも参加せず、ミスった時（しかも得点は出来てる）は怒るとかほんとに…ほんとに駄目だな君は…漫画よりもトビオちゃんの駄目さが強調されている気がする…ナイスって言える国見ちゃんのほうがそりゃチームメイトとしていいよ…いやこれ言って当たり前の基本の部分だろうと思うけど。そしてこのシーンは大変金国でしたありがとうございました。もう完全にできてんじゃん…国見ちゃんのおくちかわいすぎる

しかし散々トビオちゃんにダメ出ししているけど1番お前何やってんだよはキャプテンの子かもしれない。ちゃんとまとめろよ！トビオちゃんも含めてよぉ〜

影山くんに早く整列しろ！って言ってあげる金田一は偉いな…キャプテン何やってんだよ…アニメオリジナルのシーンだけど、1話を見てると北一のキャプテンは金田一がやったほうがまだマシな方に転ぶ可能性高かったんじゃないか。そりゃー自分より遥かにバレーが上手いのがいたら注意もしにくいかもしれないけどそこをきちんと言うこと言うのがキャプテンでしょうよ〜影山くんは烏野行って日向とスガさんに特に影響受けてるけどそもそも１番最初にガツンとやった大地さんもほんとに偉かったと思う…

コージーいいやつ…

いずみんの並ぼ、優しい

大地さんの声すでに二児の父の貫禄

あー腹減ったー！お前はそればっかだなー かわいい…かわいい…金国金…

トビオちゃんかっこいいな…

人望とキャプテンシーもトビオちゃんが持ってなくて日向が持ってるものか。

どうでもいいけど烏野の女子の制服わたしの高校の時の制服とほとんど同じ…

いでっのトビオちゃんかわいい

エンディングの潔子さんうつくしいな！

メモは以上でした〜ほぼ国金かわいいとトビオちゃんへのダメ出しばっかりだな！一応弁解だけど影山くんのこと日向の王子さまだ…///とも思った！よ！１番イケメンだったよ〜けど��さ〜！原作で1話を読んだ時は、やる気のないチームメイトにいらいらして空回りしてる孤高の天才、っていうイメージだったんだけど、アニメ1話見ると社員のやる気を先回りで潰していくブラック企業のワンマン社長みたいだった…特に日向を凝視する影山くんの後ろでハイタッチする北一のところが印象的で、IH予選の青城戦を見越して寄せてきてるなぁと思いました。こうなると練習試合の青城戦もそこそこ変えるんじゃないかと思うんだけどどうだろう…烏野の描写中心で青城側が何をしてるかはよくわかんないんですよね原作だと。金田一と国見ちゃんのちょっとしたやりとりの付け足しがものすごく萌えたので、ほんと…いろいろ楽しみにしています…

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|дﾟ)

そっ…

長らく放置しておりました。はなです。消えている間も拍手ありがとうございました。最後の更新がかまちの誕生日っていつだよ…今まだ見ていただいているかたがいらっしゃるかは不明ですが生きております。更新しない間はツイッターをしたりサッカーを見たりアイドルを応援したりしていました。あと及岩妄想をしたりご本をたくさん買って読んだりしていました。原作ももちろん追っかけています。発売日の夜中にコンビニ徘徊してた頃よりは落ち着きましたが。アニメもうすぐ始まりますね。楽しみです。放置している間にこのサイト？も1周年を迎えていました。たんぶらーさんからメールが来たので確実です。3月27日でした。青城戦中は怒濤の勢いで更新し終わってからぱったり途絶えてるので実質半年くらいしか稼働してなかった気がしますが…遅筆ゆえにリクエストとか受けても書ける気がしないので何かやりたいなと思いつつ…何もせず…そのうち何かしたいです。もう過ぎてるけど。

そんななか、アンソロジーとファンブックに参加させていただいております。

食べきれたならぼくはきみに話しかけたかった／主催：浩さま

食べるもしくは飲むをテーマにした及岩小説アンソロです。あの、1次でも2次でも��中で食べてるお話がほんとに好きで読ませていただくのがいまからほんとに楽しみです！

Never say Never!! -及岩FANSBOOK／主催：湯月 春親さま、ローライズMさま、ベルボトムKさま

イラスト、漫画、小説の及岩ファンブックです。なんと18禁です。頑張りたいです…こちらはまだ発売がちょっと先なのですが楽しみです！！楽しみにするだけじゃなくおまえが頑張れって話です。

どちらのご本も参加者さまが及岩好きな人ならみんな知ってるだろうと思ってしまうような豪華さでほんと…楽しみです…わたしがいていいのだろうか…。

そんなわけで告知でした。また近いうちにこちらも更新したいです。

ついったーそこそこ呟いているのでもしよかったらこちらものぞいていただけたら。

hana12011

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こっち更新するの久しぶりだな…

やすしお誕生日おめでとうやすし！お誕生日に明太子ご飯をかっくらうやすし。白あんもなかではなく明太子なのはわたしがとある事情により明太子を通販で買ったので食べるのが楽しみだからです。ワーイ。でもさ、しょせん好物白あんもなかだの牛乳パンだのシュークリームだのとぬかしていても目の前に好物と焼き肉食べ放題があったら肉を選ぶでしょう男子高校生ども…？それでも青根きゅんだけは栗きんとんを選んで欲しい所存。

拍手とコメントありがとうございます！以下返信です。

11/6にコメントくださった方

つぶやき見ていただいてありがとうございます〜！ホラー��笑）くらいの気持ちだったので笑っていただけてよかったですw

返信不要な方々もありがとうございます。いつも適当に思ったことをメモ程度の気持ちなので楽しんでいただけて嬉しいです〜。

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おいーわらくがき

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下のらくがきの続き？これでも及岩で金国と言い張る。

拍手とコメントありがとうございます！日々の糧です。あとどれだけの方がここを見てらっしゃるかわからないんですが、ピクシブのほうでもコメントやブクマコメが本当に嬉しいです。って言ってるくせに返信がいちいち遅くて申し訳ないんですが、murmurのほうは仕事しながらとか遊びにでかけながらとか、何かの最中にぶわっと思いついたことをメモしておくような感覚で垂れ流しているのですが、返信はちゃんと考えてお返ししたいなと思ってるので時間がかかります…すみません…ってなわけで続きからコメント返信です。

マキさま

いつもコメントありがとうございます〜！おお、コミックス発売日に手にいれられない方ですね・笑 そうなんです、アンソロジーに参加させていただくのです…自分で１番びっくりしているんですが。サークル活動もそもそも二次創作自体これまでほとんどしてこなかったので自分でもどうなるか心配な反面とても楽しみです。何より及岩のアンソロジーが出るっていう事実がもうもう楽しみでしょうがないのですが…！青城戦中のあまりの萌えの衝動に吐き出すところが欲しくて作った場所ですが、笑顔になっていただけるならこれ以上嬉しいことはありません。これからもマイペースな更新になるかと思いますが見ていただけると嬉しいです(*´ω｀*)

あさげさま

及岩観好きと言っていただけて嬉しいです。アンソロも自分のことは不安なんですが・笑 まとめて色んな方の及岩が読めることはもう楽しみでしょうがないです。ツイッター、あの、ほんとまだ一言も何も言ってない気持ち悪いアカウントなんですがフォローはどうぞご自由にしてやってください。やっぱりこいつつぶやかねーなとなったらリムブロしてやってください。いやいつかつぶやくつもりなんですが。それではコメントありがとうございました！

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旅先が超絶暑かったので東京涼し過ぎてびっくりです。仙台はもうもっと涼しいのかな〜。国見ちゃんは急に寒くなった時期にジャージ忘れちゃう子だったらかわいいな…しかも１番寒がりなのに…と思いながら923の日にかいて���た落書き。まえにとある選手がエスコートキッズをウィンドブレーカーに入れてあげてたのが超絶かわいかったので岩ちゃんにやってもらいました。中1と中3だったらなんとかならないだろうか…

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たった一泊二日の旅行から帰ってきただけですっかり浦島太郎状態なのですが今及岩アンソロさまのサイトを見させていただいてメンバーの豪華さに震えております。お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんがそ、そうなんです恐れ多くもはなも参加させていただいております…今更ながら何度目かのいいのかなぁ…！？の波が襲ってきて…ひぃー。１人だけお前誰状態！でももうほんっっっっとに楽しみで楽しみでたくさんの方の素敵な及岩がいっぺんに読めるかと思うと待ち遠しいです、ね！嬉しい気持ちだけで読めるようにがむばります。

ついでにといってはあれなんですが告知アカウントさまをフォローしたのでHQアカを晒しておきます。

hana12011

まだ一言も呟いてない気持ち悪いアカウントです。たぶんそのうち呟く…かなぁ…？あんましオタク文化の作法を知らないのでどうしたもんかと思いつつ今日も金田一と国見ちゃんをストーキングしている。気持ちわるっ！一応フォローブロックご自由にです。って呟いてないからフォローしてもしょうがないけど…

そんでもってアニメ化ってほんとなの…！？

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「3人の王様と３つの王国」/「はな」の小説 [pixiv] http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2839749

飛翔で一徹で牛島さんのおはなしです。なんか突然はりきって表紙の画像も初めて作ってみた。10分くらいでちゃちゃっと仕事のあいまに作ったやつなんですが（こらっ）楽しかったからまた次も作れたらいいな〜。っていうのを言いたくて考えてみたら初めてこっちからぴくしぶのほうにリンクを張ってみました。別にあえてつなげてなかったわけでなくついうっかりつなげ忘れたままだったのでした。

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塩キャラメルっていわれるとみんな国見ちゃんのこと思い出したらかわいいな…っていうだけのゆるいはなし

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だんしこうこうせいってたまに意味わかんないくらいいちゃついてますよねっていうあれ。一徹は付き合ってなくてもこれくらいしてる。あと及川さんはどの学園物でも１人はいる同じクラスの女子にやってもらっちゃった♡っつって前髪ちょんまげにしてる系男子ハイキュー担当でしょ

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ふへへ〜ひとかちゃんもきよこさんもかわいい！

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たのしい　おひるごはん

青城のみなさんとほんのりおいーわ。

※食事系でちょっとグロ描写ありなので苦手な方は回避してください

たのしい　おひるごはん

特に���束をしているわけでもないけれど、青葉城西男子バレー部の面々は学年によらず昼休みには屋上に集まって一緒に昼食をとることが多い。前述の通り、約束をしているわけではないので気分によってはクラスメイトと食べたり、人によっては彼女と過ごしたりするけしからん奴もいるけれど、一年ごとに変わるクラスメイトよりもなんだかんだ過ごす時間が長い部活の連中のほうが気心が知れていて気楽だ。そんなわけで今日も屋上にはバレー部の主立った部員たちが車座になって母親が作ったお弁当やら購買で買った菓子パンやらを思い思いに食べている。

「見て見て、また今日もお菓子もらっちゃった～手作りだって」

可愛らしくラッピングされた袋をカバンから取り出しながら及川が自慢げに見せつける。

花巻や松川は何事もなかったように弁当の咀嚼を続け、国見もいつもの死んだ魚のような眼でぼんやり見つめるだけだったけれど、金田一はどうして及川のことなのにお前がそんな顔をするんだというような嬉しそうな笑顔になる。

「うわ～さすが及川さんんですね！」

お前は本当にしょうもない馬鹿でいい子だな、天使か。

及川以外の3年生はこぞって心の中でツッコミを入れる。

「及川、そういうの貰うのはいいけど食うなよ」

無感動の顔で岩泉が言う。

「えーなんでー。せっかく女の子が俺のために作ってくれたのに食べないなんてかわいそうじゃん。はっ！もしかして岩ちゃん嫉妬！？嫉妬ですか！？モテない男の僻はみっともないぞ！」

よくもまぁ毎回似たような台詞を繰り返��るものだと花巻などは呆れてしまうが、幼馴染みの副主将をかまい倒すのが、面倒くさい主将の何よりの楽しみなのだから仕方がない。

いつもなら岩泉も手元のバレーボールを後頭部に叩き付けたりして応戦するのだけれど、今日は及川に乗る気はないようだった。それは何も弁当中だからボールを持っていない、という基本的な問題だけではないようで。

「あのな、俺がいつも女子からの差し入れの食べ物を食うなって言ってるの、なんのためかお前本当にわかってねーの」

思ったよりも真剣な声音だったのでみながおや、と思った。

「それはもしかして、」

及川はなぜだかちょっと赤面をしながら言った。

「焼きもち、だったりしますか…？」

なんなんだその上目づかい。

184㎝の男がかわいこぶっても全然かわいくねーぞ。

花巻と松川が心の中で一斉にツッコミを浴びせる。

声に出すのは面倒だからしない。

「はぁ？」

「わぁ、豚を見るような目！」

実際岩泉にそんなかわいこぶりっこが通用するはずもなく、絶対零度の眼差しを返されるだけだった。

「人から貰った食い物なんか何が入ってるかわかんねーだろうが。ファンの女の子だと思ってたら実は対戦チームの女子マネかなんかだったりして、中に下剤でも入ってたらどーすんだ。IHの予選も近いんだからなわかってんのか」

「ええー…そんな昭和のスポ根漫画みたいなやつ、今時やるのかなぁ…」

及川はいまいち納得のいかない顔で首をかしげているが、花巻も確かに、と続ける。

「対戦相手以外にも及川に恨みがある女が一服盛る可能性もあるな」

岩泉は我が意を得たりといっ��顔でうんうんと頷く。

「そんな恨みなんか買ってないよ！女の子には優しくしてるし！」

「いやー及川さんにこっぴどく振られて恨んでる女子、いそうな気がします」

「国見ちゃん！？」

「好きな女の子をとられて逆恨みしてる男もいるかもしれないですね」

「単にそのにやけ面が気に食わないヤローも大量にいるだろうしな」

「渡っちも岩ちゃんヒドイ！」

言いたい放題のバレー部員たちに及川は半泣き状態だ。

こんなに好き勝手言わせておくのも青葉城西バレー部の仲間たち限定で、心を許していないクラスメイトなどに言われようものなら笑顔で嫌味の一つや二つ返しておくのだけれども、それにしたってひどい。

「まぁさ、岩泉が言いたいのは、お前が腹を壊したりして練習出来なくなったり、ましてや試合当日体調を崩すなんてことになったら心配だから得体の知れない食い物は口にすんなよってことだよ。毒を盛られるは大げさにしても、��人が作った料理で食あたりなんかは普通にあり得るんだからな。よかったな大事にされてるぞ」

さすがに可哀想になって花巻が言うと、及川は途端に瞳を輝かせた。

「俺、岩ちゃんに愛されてる…！」

「愛してねーし」

岩泉はぷいと横を向いたが及川は気にせず嬉しそうにニコニコしている。

「でもさー食べ物食べないで捨てるっていうのもなんか罪悪感あるよねぇ」

「全部とっとけ。そんで部活引退した後で食えばいい」

「それこそお腹壊すどころじゃないよ！全部腐ってるじゃん！」

「せっかくくれたのに可哀想だろ」

「俺のほうが可哀想！」

いつもどおりの犬も食わない漫才を繰り広げる主将と副主将を眺めながら、松川がそういえばさぁ、とのんびり言った。

「俺が中学の時のバレー部の主将もイケメンでモテる奴だったんだけどさ、あ、そいつは及川みたいな感じじゃなくて真面目でしっかりした奴だったんだけど」

「完璧じゃねーか。そいつ呼んでこいよ、主将やってもらおうぜ」

「岩ちゃん！？」

「うん、まぁもう面倒くさいからいちいち突っ込まねーぞ。そいつも及川みたいに何かっていうと女子たちに差し入れだの調理実習で作っただのでお菓子もらってたわけ。だけどさ、誰に対しても優しいいい奴なのに、そういう手料理系だけは絶対に食べなかったんだよ」

へー、なんでだろう、と他の部員の面々も興味深そうに松川の話を聞く姿勢になった。

「俺も気になってたから１回なんでお前差し入れのお菓子食わねーのって聞いてみたわけ。そしたらさぁ」

一度言葉を切り、話に聞き入る部員たちを見回してから松川が嫌な感じの笑顔になった。

「昔差し入れでもらったマドレーヌ食ったら中からごっそり女の爪が出て来たんだってさ。それがトラウマになってもう誰が作ったかもわからないような手作り系は食べられなくなったって」

「げー！」

「俺そういうのほんとダメっすわ。その手の話無理！」

各自が一斉に顔をしかめうめいた。

「また爪っていうのが嫌だなぁ。髪の毛だったらまだ間違って入っちゃったのかなとも思えるけどさ」

「あー爪はなー。わざわざ用意して入れないと混ざりようがないもんなぁ。嫌だなーそれ」

「マッキーも岩ちゃんも冷静に分析しないで！ちょっと俺下剤よりそっちのほうが嫌かも！しばらく手作り系食べらんないよ…」

「よかったじゃねーかこれで解決だ」

涙目で訴える及川に岩泉はしれっと言う。岩ちゃんヒドイ！と言いながら及川は登校途中にコンビニで買っておいた牛乳パンの袋を開ける。

「やっぱ誰が作ったかわかんないやつは食べないほうがいいよね！俺には牛乳パンが１番だよ」

そう言って好物を噛み締める及川を見ながら国見がぽつりと呟く。

「昔コンビニのパンだかおにぎりだかの中に工場の人の指が入ってた事��ありましたよね」

「国見ちゃんなんで今このタイミングでそういうこと言うの…信じらんない…」

食べかけの牛乳パンを思わず口元から遠ざけながら及川が言うと、他の部員たちも血の気が引いた顔で国見を眺める。

「つい思い出してしまったので。まぁこれだけ日本中にコンビニがあってニュースになったのがそれっきりなら滅多にないことですよ。自分が買った菓子パンに指が入ってることなんてきっと天文学的数字の確率です」

そう言いながら、死んだ魚の眼でコンビニで買って来たらしいソーセージパンにぱりんと噛みついた。

お前そんな話しながらよくコンビニパン食えるな。

しかもよりによってソーセージパン。

コンビニのソーセージパンのソーセージの太さって、なんだか人の指の太さに近いですよね。

ちょっと今自分の指が国見に噛み砕かれてる気分になって体中嫌な感じにぞわぞわしてるんですけど。

みんなが黙って見つめても国見はまるで気にしないでパンの咀嚼を続けていた。

「俺…ちょっとしばらく牛乳パンも食えないかも…」

食べかけの自分のパンの断面を見ながら及川が言った。

「食うな食うな。前から思ってたんだけど菓子パンばっか食ってると栄養かたよるぞ」

岩泉はそう言うと、他の、主にコンビニで購入した昼食をとっていた部員たちに

「お前らも知らない人の指食いたくなかったらしばらくかーちゃんに弁当作って来てもらえ。取りあえずはIH予選終わるまででいいから」

部員たちは思わずお互いの顔を見回す。なんだか副主将に上手いこと丸め込まれたような気がしなくもない、のだけれど…。

「明日からかーちゃん作ってくれるかな…」

「俺前に作ってやるって言われたのに断っちゃったから今更頼むのなんか気まずいっす…」

「最悪夕飯のおかず多めに作ってもらって朝自分で詰めりゃいいんだよ」

よく言った褒めてつかわすと国見の頭を撫でる岩泉と、心なし嬉しそうに目を細めながらソーセージパンを食べ続ける国見を尻目に部員たちは明日からの昼食の算段を練るしかないのだった。