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……⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀「今日も欠けた月を満たすように優しくあの子に触れているのでしょうか?」⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀……
⠀……⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀「運命じゃなかった2人は来世では会えない、らしいよ。」
「そっか、じゃあ俺たち会えないかもね?」
「……うん。」
「でも、来世は運命かもよ。」
「いや、会えないって。」
「わかんないでしょ?じゃあ、来世に行ってみる?俺と、2人で。」
「……ううん、大丈夫。来世の俺には悪いけど、今2人でいることに価値があるって思ってるから。」
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深夜に1人で考え事をするのは、好きだし嫌い。色んなことに思い至って、勝手に傷付くから。誰のせいでもなく、勝手に。例えば、俺のことを代替品として見てた君。例えば、また会えるよなんて下手な顔で笑ってた彼。例えば、結局上っ面だけで、俺の事なんて知り得もしなかった癖に、変に愛情深かったあの人。沢山の人を浮かべては、記憶の泡沫に溶かす。このまま、思い出ごと溶けていけばいいのに。あの時の俺の気持ちなんて、誰も知り得ないし、知って欲しくない。あれだけ悲しくて辛いなんて、今俺の目の前に居る貴方には感じて欲しくないんです。うん、伝わった?それなら、それで良いんです。溶かしたはずの記憶は何度も個体となって戻ってきて、俺に何か訴える。ツラいのは、俺だけで十分。君が無理に苦しむ必要なんて全くないんです。だから、ほら。ちゃんと笑って。そんな悲しそうな顔、しないで。うん、そう。君はその顔が1番似合ってるから。その顔だけで、十分だよ。
……アレ、俺はなんで泣いてるんだ?幸せな、はずじゃ。
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『⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ 思いつつ寝ればや人の見えつらん
⠀⠀⠀⠀⠀
⠀⠀⠀⠀⠀夢と知りせば醒めざらましを
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀』
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会いたい、で繋ぎ止められるような関係なら苦労しないよね。この世界、あっという間に消えてしまう。泡よりも早く、儚く。そんな世界で色恋だなんて、どんな確率で出来るのだろう。そんな俺もいつしか、人に想いを寄せては離れてを繰り返して。何時しかの記憶を巡る事でこの文を綴れるようになったような気もしなくは無い。それは過去の出会いのお陰なのか、それとも別れのお陰なのか。さあ、一体何なんでしょうね。いや、分かったら苦労しないんですよ、ええ。会いたいって思えば思うほどすれ違って、『重い』と形容されてしまう。何で『重い』と『想い』は比例しないんだろう、同じ発音であるはずなんだけど、な。
『なあに、悩んでんの』
『ん?いや、別に』
『難しいカオしてるよー、心配じゃん』
『そうだなあ、何で重いって恋と比例しないと思う?』
『想い?そりゃ比例するでしょ』
『違うよ、重い』
難しそうに首を捻る君。『なんでだろうねえ、』と小さく笑った。そうだよね、君にとってはこんなのどうでも良い内容だよな。目の前にあるゲームがしたいであろうに、わざわざ俺のくだらない雑談に付き合ってくれてるんだから。少しだけ申し訳無くなった。ソファーに肩を並べて座っていても、各々違うことをしているのだから、別に相手に気を遣う必要性なんてないかもしれないけど。それでも君はいつもと同じように、俺の大好きで愛おしくて堪らない微笑みを、俺に向けた。そっと、細くてしっかりしていて、俺よりも頑丈そうに見える手で頭を撫でた。
『難しく考えなくていーのよ』
『え?』
『愛に理由なんてないなら、尚更重いにも理由なんてないでしょ?』
『...なんかめちゃ���ちゃ』
『そ?でも難しく考え過ぎなのよ、お前は』
そう言ってふわりと笑った君の目に、酷く安心した。たまらなく、好きだと。そんな俺の視界を覆い尽くすように、君が俺の顔に近付いて。少し驚いたけれど、それに応じて。そっと、影が重なった。
やっぱり、俺は君が居ないと悩み疲れて、いつかは死んでしまうんだ。
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