いろんなジャンル、CPの小説を適当に投げていきます。R指定のもあるので注意。NLの他、BL、GL表現アリ。基本目立つ場所に晒せない趣味爆発した話ばっかりなので、なんでも許せる人向け。
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caution! *前回の設定を引き継いだブニホプライ *ぬるめのえろあり *キャラ崩壊警告 *ホープさんが若干やんでいる *読むのは自己責任。俺はチキンハートなので、苦情や辛口コメントは勘弁してくださいませ。 …OK? ▽ 「──おいで」 目の前に手が差し伸べられる。エクレールは頷き、その手を取った。色白で細長く、一見するとまるで女のような手だが、エクレールのものと比べるとずっと大きく、やはり男の手なのだ、と思う。 軽く引かれて、男と共に寝台へと倒れ込む。真っ白な寝台は、ふたりぶんの体重を柔らかく���け止めてくれた。 〝今日〟は珍しく、エクレールは男のからだの上にいた。いつも下でされるばかりだから、男を見下ろすこの景色は新鮮だ。 男がくすくすと笑う。 「下からあなたを見るのって、初めてだ」 「…私も、同じことを考えていた」 エクレールも悪戯っぽく笑って言った。 白い膝丈のドレスの、尻の辺りに当たるものが徐々に存在感を増している。一度意識すると、まだどこも触れられていないのに、脚の付け根がじんわりと疼き始める。 「…な、ホープ」 男の名前を呼ぶ。男…ホープはひどくいとおしそうな、そしてどこか満足げなかおをして、ん?と短く返事をした。 「今日は、このまましてみないか?」 上でも下でも、ホープとセックスが出来るなら文句はないが、今日はこの景色を楽しみたい気分だった。 「それとも、いつもみたいにするか?」 するりと後頭部に手が回る。少々荒っぽく、男の眼前まで引き寄せられる。慌てて、彼の胸に手を置いて身体をささえた。 「…いえ…このままで」 ホープは静かにそう言った。 銀の睫毛に彩られた翡翠が、ぎらぎらと光っている。炎の紅とは真逆の色であるが、そこには確かに灼熱が燃え盛り、写り込む女を焼き焦がすかのようだった。 噛みつくようにくちびるを奪われる。 エクレールはゆっくりと目を閉じて、自身のすべてを蕩かしてしまうあまやかな〝毒〟を受け入れた。 ▼ 「あっ、あ、あぁっ…、んゃ、あ…!」 寝台が軋む音に合わせて、あまく掠れた声が頭上から降ってくる。 ホープの上では、いとしい女性が腰を揺すって愛くるしく乱れていた。 白磁のような肌はほのかな朱が差して、緩やかなウェーブのかかった薔薇色の髪と、ずり落ちたドレスからはみ出る乳房が、蠱惑的に宙を躍っている。結合部は残念ながらドレスの裾に隠れているが、あふれる愛液が奏でるみだらな音までは隠せない。 きりりとしたアクアマリンは強い快楽で覇気を失い、とろけ落ちてしまいそうなほど、潤んでいた。 この絶景が楽しめるなら、今度から毎回騎乗位で抱こうか。 今まで衝動のまま貪り喰らうようなセックスばかりだったが、こういうのも悪くない。人間のセックスが単なる生殖行動ではないというのも、今ならよくわかる。 「あ、あ、ほー…ふあ…あっ」 もう絶頂が近いらしく、喘ぎが短くなってきた。すがるように伸びてきた手を取り、指を絡めて繋いだ。エクレールの口元がふにゃりと緩む。 エクレールは手を繋ぐのが好きだ。 さみしがりな彼女は、そんな些細なふれあいでうれしそうに笑ってくれる。 すこし動きにくくなったが、律動をゆったりしたものから弱みを強く突き上げる動きに変えて、彼女を絶頂まで連れて行く。 「あっ、あっ、それだめッ、ひあ、やっ…ほーぷっ、あ、だめっ…!」 涙腺が決壊し、エクレールは鳴きながらぽろぽろと涙を零す。 ホープは目を見開いた。心臓がばくばくと暴れている。 一瞬、彼女がまるで何かに怯えて泣いている少女のように見えたのだ。 思わず、かたく繋いだ手に力を込めた。 「…だいじょうぶ。何も怖くない」 強い快楽で生理的な涙が出ているだけだと、頭は冷静に判断を下していたが、そう言わずにはいられなかった。 「僕が、ずっとあなたの側にいます」 その言葉は、伝わったのだろうか。 「あ、あ、あ…あぁー…っ!」 エクレールがびくびくとふるえて、しなやかな背を反らす。濡れた壁が精を搾り取ろうと咥え込んだ陰茎に食いついてくる。 視界にちかちかと星が舞う。 ホープは小さく呻いて、彼女の胎内に白濁を放った。ゆっくりと注がれる熱を受けとめながら、エクレールが力無く胸に倒れ込んでくる。くたりと手からも力が抜けた。 互いの手は汗ばみ、うっすらと血が滲んでいる。ホープが手を離すと、残された手は惜しむように敷布を掻いた。 まだふるえている身体を抱いて、ごろりと寝台に横になる。湿った前髪をよけてやり、乱れた吐息が漏れるくちびるに労るようなキスを落とした。 エクレールがゆるりと目を開ける。 「───」 「なに?」 よく聞こえなかったので、ホープはエクレールの口元に顔をよせる。くちびるがまた、とぎれとぎれに言葉を紡いだ。 〝──ほんとに、ずっといっしょにいてくれる?〟 寄る辺ない幼子のように、心なしかその身をちいさく縮こめて、彼女はホープの答えを待っている。 ホープは淡く微笑んだ。 「もちろん…ずっと一緒です」 かわいそうな、愛しいエクレール。 まだ、うっすら〝あのとき〟の記憶が残っているのだろうか。 何も心配しなくていい。 だって……あなたはもう二度と、僕から離れられないんだから。
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ストレンジャー・オブ・ナイト
caution! *ブニホプライ&ライトさん大好きなおでんさん *LRFF13エンド捏造&エンド後捏造満載 *ご都合 *キャラ崩壊警告 *箱舟が緑化して箱庭という場所に変化 *ライトさんは女神になる過程でこれまでの記憶を失ったというトンデモ設定(エトロと混ざった影響で自分は生まれつきの女神だと思っている)。 *CP要素うすめ。 *ほんの少しFF9要素あり。 ちょっとでもヤバかったら自衛お願いします。俺はチキンハートなので、読んだ後の苦情や辛口コメントは勘弁してやってくださいませ…。 …OK? ▽ どこからともなく風が吹いてくる。やや冷たく緩やかな風は、エクレールの髪をふわりとなびかせた。 同時に、ざわざわと木の葉が触れ合う音がして、ほのかに甘い香りが漂ってくる。 ソファーの上で床につかない両足をぶらぶら揺らしながら、ぐるりと辺りを見渡す。青々とした木々や、彩り豊かな花々が生き生きと生え伸びている。 やっぱり不思議だ。 土も、太陽さえないこの空間で、植物が育つなんて。 ソファーからおり、柔らかな苔に覆われた床に足をつけた。ここを裸足で歩くのが、エクレールのお気に入りだ。足の裏がひんやりとして、くすぐったくて、気持ちいい。 本当は横になってみたいのだけれど、服を汚すと叱られてしまいそうで、実行には至っていない。 ぺたぺたと花が寄り添うように咲いている場所へ向かう。そこにはぽつんとひとつだけ真っ白な花があって、それを見ていると、どこか懐かしい気持ちになる。なんとなく、〝誰か〟が���分の側に存在していたことを思い出すのだ。 あたたかくて大きな、彼とは違う〝誰か〟のことを。 しゃがみこんで、あの花を探す。端っこの水捌けのよくない場所で、他の鮮やかな花に埋もれるように…それでも凛といきつづけて、エクレールに安らぎを与えてくれる。 今日も、そうだと思っていたのに。 「あっ…」 枯れてる。 他の花たちは���気なのに、あの花だけが茶色く変色し、くったりと首(こうべ)を垂れていた。 また、風が吹いてくる。萎れた花びらがちぎれて、淡い光の粒となって消えていく。 エクレールはぺたんと膝をつき、睫毛を伏せた。 これまで植物たちが生を終えて、かたちを失っていく瞬間を何度も見てきた。 生き物は必ず死ぬ。自分や彼のように、輪廻から外れでもしない限りは、死は生の隣にそっと寄り添っている。 まるで、恋人同士のように。 ……頭ではわかっているのに、胸が苦しい。喪うことがひどく哀しくて、それでも何も出来ない自分がやるせない。 目の奥があつい。色彩がぼやけて歪んで、ぐしゃぐしゃに混じり合っていく。 目をぎゅっとつむる。生暖かい雫がひとつ、頬を伝うのが分かった。 「ぴいっ」 「……え?」 ぴい。鳥の鳴き声だろうか。でも、こんなところに鳥なんて。 恐る恐る、目を開けてみる。 「ぴー!」 果たして目の前には、白くふわふわした、たんぽぽの綿毛のようないきものがちょこんと立ってエクレールを見上げていた。 彼に聞いたことがある。この生き物は確か、かつて人間界に住んでいた〝チョコボ〟という鳥の雛だ。 ひなチョコボはふわりと飛び上がって、ぴーぴー鳴きながらエクレールの目の前でホバリングする。小さな足をばたつかせ、まるで何かを訴えかけているかのようだ。 エクレールはきょとんとしてそれを見ていたが、不意にひなチョコボがバランスを崩した。とっさに両手を差し出し、落下する綿毛を受け止める。 「……だいじょうぶか?」 「ぴっ!」 だいじょうぶ!と言うように、ひなチョコボはころりと立ち上がり、胸を張る。その姿が不遜で愛らしくて、思わず口元が緩んだ。 「ふふ、そうか…ならいい」 エクレールが笑うと、ひなチョコボは嬉しそうな声で鳴いて、また宙へと浮き上がる。踊るようにくるくると回転しながら、エクレールの周りを飛び始めた。 「お、おい…危ないぞ」 また落ちないか心配で、エクレールは縦横無尽に舞う綿毛を目で追いかけ、いつでも受け止められるよう身構える。 思った通り、ほどなくしてひなチョコボは目までくるくる回して、エクレールの手のひらへと舞い戻ることになった。 ぴぃい、と情けない声を漏らすひなチョコボのちいさな頭を、エクレールは指の腹で軽くつついた。 「ほら、いわんこっちゃない…立てるか?」 つぶらな黒目をぱちぱちさせながら立ち上がろうとするが、まだ目が回っているのかこてんと転んでしまった。 ひるまず、ひなチョコボは再び足でふんばる。しかし、また転ぶ。ころころ、七転び八起き。健気にがんばる姿はやはり愛らしいのに、不屈のソルジャーのように逞しい。 じわりと、不思議な感情がわき起こる。やわらかくあたたかな、芯から溢れ出るような。 この感じは、あの花を見たときに似ている。 もしかしたら、この子はあの花の生まれ変わり��のかもしれない。あの花が無事魂が廻り続けるメビウスの輪の流れに乗れたのならば、あるいは。 「ぴー!ぴーぴっ!」 「……え?」 ライトニング。 そう呼ばれた気がして、エクレールは我に返った。ひなチョコボを見ると、しっかりと立ち上がり、バンザイするように両翼を上げてこちらを見つめていた。よくやったな、とかわいい綿毛を愛でながら、ふと考える。 〝ライトニング〟とは、なんだっただろう、と。 なぜそれに反応してしまったか、自分でもわからなかった。何かの名前だろうか。だとしたら、随分強そうな名前だ。太古に存在した凶暴なモンスターも、バッタバッタと瞬殺してしまえそうなくらいに。 「ライト、ニング…。…そうだ、お前のことはライトニングを縮めて、〝ライト〟って呼ぼう」 「ぴッ?」 強そうなところはソルジャーのようなこの子にぴったりだし、鋭く鮮烈な煌めきを想起させ、とても格好いい、とエクレールは思ったのだ。 「どうだろう。…ダメかな?」 「ぴ!ぴーぴぴ、ぴ!!」 まるでダメじゃない!とでも言うように、ひなチョコボは丸いあたまをぶんぶんと横に振った。エクレールはふっと笑う。 さっきから感じていたことだが、どうやらこのチョコボ、まだ子どもなのにこちらの言葉をなんとなく理解しているらしい。 「そうか。じゃあライトって呼ぶよ」 宜しくな、と言うと、ひなチョコボはやけに力強い声で、ひとつ鳴いた。 ▼ ホープが新たな人間界の監視を終えて戻ってくると、珍しくエクレールはソファーに横になっていた。いつもは箱舟が新世界の誕生に合わせて変異したこの〝箱庭〟に繁茂する植物たちを世話したり、本を読んだりしているというのに。 起こさないよう足音と息を殺して、そろりそろりと歩み寄る。 エクレールはすこし疲れた様子で、すうすうと寝息を立てていた。 昨日のセックスの疲れだろうか。うーん、この間叱られてしまったから、あまり激しくはしていないはずだけれど。 小首を傾げながらも、ホープはキスをしようと、薄桃に色づいた頬にくちびるを寄せた。 「ぴい」 「……え?」 くちびるは、触れる寸前で止まった。 顔を上げると、ソファーの背もたれの上に、白く丸々としたものがいた。黒いつぶらな瞳に、黄金色のちいさな嘴。短いけれども逞しい爪の光る脚。 〝この箱庭には絶対に存在しない〟はずのストレンジャーが、そこにいた。 〝彼〟はただ、黙したままホープを見つめている。その愛らしい顔に、どこか哀しみを孕ませて。 ホープはどこか冷ややかな微笑を見せ、彼のかたわらにひざまずいた。そして、こちらを見据える綿毛にそっと囁きかける。 「お久しぶりですね?──オーディン」 低く、ぞくりとするような声だった。ひなチョコボ…オーディンはつと目を伏せる。視線の先にいるのは、彼にとって恐らく唯一無二の相棒であり、敬愛する大切な主(あるじ)。 「懐かしいな…直接会うのは…ふふ、人間の時間で数えるともう何兆年ぶり位になるでしょうか�� どうやってオーディンがこの箱庭にやってきたかは知れないが、メビウスの輪の流れの中、何度も何度も転生を繰り返してきたようだ。そして奇しくも主に再会出来たのは、かつてと同じ純白のチョコボの姿だった。 転生を繰り返せど消え去ることのない、あまりにも強い意志の力に感服してしまう。今の世界の人間たちより、余程強い。 びゅう、と強い風が吹いてきた。それでも、オーディンはよろめくことなく、力強くソファーを踏みしめ立っている。彼の背後に、剣を携えた不屈の騎士の幻影が、見えた気がした。 「彼女を……エクレールを護るために、あなたは還ってきたんですね」 そうだ、というように、オーディンは小さく頷いた。 「でも……オーディン。もう、あなたは必要ない」 鋭い光を秘めたブラックオニキスが、射殺されそうなほどに強い感情を以て、ホープを貫く。焼けつくような、痛みさえ感じるような強烈な意志だ。はねのけるなど容易には出来ないだろう。 しかし、ホープにはホープの決意がある。それを邪魔されるいわれはない。 「エクレールは、僕が護る。二度と、哀しませない。絶対にひとりになんてしない。……そう、決めたんだ」 それに、彼女はあなたを覚えていないし、そのひなチョコボの姿で、どうやって彼女を護るつもりです? ホープは静かな声でそう言った。オーディンの目つきが更に剣呑なものになる。ふたりは互いに睨み合い、一歩も引く様子はない。視線と視線が真っ向からぶつかり合い、激しい火花が散る。 そんな一触即発の雰囲気をなんとなく感じ取ったのか、ふたりの間にいたエクレールは眉を寄せ、うぅ、とうめいた。 刹那、ふたりの殺気めいたオーラがバッと霧散する。 「……エクレールを起こしたくありません。場所を移しましょう?」 これに異論はないらしく、オーディンはふわりと舞い上がり、ホープの後を付いて来た。まるで新世界の魔物アーリマンのように、音を立てず、巧みにその小さな翼を動かしている。 ふたりはこの箱庭で、ユグドラシルに次ぐ巨木である〝イーファの樹〟の幹の影に身を隠した。 ざわざわとざわめく葉の音がふたりの話し声を遮り、その場所で一体どんな会話が交わされていたのか─── ふたりのねむり姫は、しるよしもない。
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