#クロケシツブチョッキリ
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floraflora-weblog · 3 years ago
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クロケシツブチョッキリ、のこと
ここ3日ほど、毎日バラゾウムシ狩りをしています。初の試み。
バラゾウムシは通称で、『クロケシツブチョッキリ』が名前のオトシブミ科甲虫。象の鼻のような長い口を持つのが特徴。
芥子粒とはちょっと大げさ、体長2~3mmかな。
チョッキリ、という行動そのまま、薔薇の葉や穂先、蕾を枯れ落とす。それがバラゾウムシの仕事。
四季咲き薔薇なら、バラゾウムシによるソフトピンチ(剪定)で、しばらくしたら新たな枝葉が展開、蕾もまた上がって来る。
だけど、オールドローズは春しか咲かないことがほとんど。
蕾が枯れたら今年の春の開花はなし。
バラゾウムシに人気なのはハマナス、マイカイ。ルゴザ種の薔薇が人気。あとノイバラも。
その逆はガリカ種の薔薇。ガリカ種は葉が展開して来るのが遅いからかもしれない。
去年よりハマナスの葉の枯れが目立ち、株も大きく育ったものの、ちょっと多すぎな気がした。
狩るか、そう決めた初日に見たバラゾウムシたちは単独行動、その2日後にはあちこちで交尾が始まっていた。
交尾をしたら、バラゾウムシは膨らんで来た蕾にその長い口を刺し、中に産卵するらしい。開花した薔薇の花びらに針で突いたような跡、これもバラゾウムシの仕事。バラゾウムシの口の長さ分、外側の花弁にだけその痕跡。
チリチリに枯れる葉には何をしているのか?栄養を吸ったりなのかな?
ここにも産卵しているとしたら、枯れた葉に気づいてからバラゾウムシ狩りを始めた今年は後手、ということになるかな。
蕾が上がって来るのに合わせ、交尾をし産卵しようとするのが命としてすごいなぁと思う。
バラゾウムシの一生、そのサイクルについてはまだわからない。今年成虫になるのかそのまま越冬するのか。
小さ過ぎて、識別もつかないしね。物理的に密度を下げる。今年はそれでいい。
明日も観察兼ねて狩りにいく予定。
バラゾウムシ発生のピークが過ぎたら、今度はイチジクに来るカミキリムシの見回り。
一体何屋なのだろう(笑
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