#��ナログ
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大貫妙子もマイクにこだわっていたことを思い出す。彼女のマイクはノイマンU47、それとマンレイだったろうか。大貫は真空管マイクにこだわるだけでなく、アナログ/デジタルの推移にもこだわる。 アナログで録音されたアルバムがCDにかわったときも、その初期は 「さみしい音」 だったので、リマスタリングするときは立ち会うのだという。 このリマスタリングにはかならず私も立ち会う。しかしどうしたって、 アナログの、つまりLPとして発売されたときの音は再現できない。ア ナログによる録音は、実際には聴覚として耳で聴こえない中にもなお多 くの音が存在する世界だが、デジタルは言うなればパルスみたいなもの だから、物理的には音は繋がっていない。聴感としての音が繋がってい るように聞こえているだけ、のものだ。 (大貫妙子『私の暮らしかた』新潮文庫、p.54) そしてまた、 レコーディングされた音源の容量が圧縮されてCDになり、たとえばミ ニコンポで再生される際にさらに圧縮され、配信やiPodなどでもっと圧 縮されて聴かれていることを思うと、LPの時代と比べれば、音楽もず いぶん骨抜きにされたなぁと正直、思う。(同書、p.55) ともいう。
マイク、声、歌 ― 大塚愛、machìna、大貫妙子:雨降りとラジオの日々:SSブログ
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