#馬鹿だねオベロン
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FGOのオベロンが好きすぎてはじめて『夏の夜の夢』を読んだオタクの戯言
以下、個人的なざっくりあらすじ。FGOオベロンについても触れたりするのでネタバレ注意
ざっくりと言ってるのに冗長。
まず、この話は主に「恋人たち」「妖精たち」「職人たち」のグループ単位を中心に進行していく。
他にも「恋人たち」と「職人たち」の住むところ(アテネ)の公爵夫妻(結婚間近)とか、2人の男に恋されている女性・ハーミアの父親とか様々出てくるんですが、ざっくりあらすじなのである程度省いて書きます。自分の中での整理のために。
「恋人たち」に該当するのは、ハーミアとヘレナという女性、ライサンダーとディミートリアスという男性。
・ハーミアとライサンダーは愛し合っている。
・ディミートリアスはハーミアの婚約者である。
・ヘレナはディミートリアスに恋をしている。
・ハーミアとヘレナは幼馴染で、恋云々を抜きにすれば親密な関係である。
というのが最初の状態。
ちなみにハーミアの父親が認めてる結婚相手はディミートリアス。
なのでディミートリアスと結婚するか、出家するかよく考えておけと言われてます。開幕早々する話ですか?という顔を熊はしました。
「妖精たち」は妖精の王オーベロンと、妖精の女王ティターニア、オーベロンの従者であるパック(またはロビン・グッドフェロー)。
ティターニアは、彼女の信者であった女性(固有名詞なし、インドの人だった模様。お産によって亡くなった)の子どもを連れ帰ってきている。
その子がバチボコかわいいもんで、オーベロンはその子を小姓にほしい。
私の信者の子どもだし私が可愛がるんです〜お前になんかやるかバカってんで、オーベロンとティターニアは絶賛大喧嘩中。
余談ですけど、この2人が最初に出てくる幕でバッチリ大喧嘩してくれるんですが、たぶん韻踏んでたり詩的なんだろうな、というそれぞれの罵る台詞がだいぶ長い。
流れるような罵倒ってこういうこと?あまりに流れがいいのでわたしの目は上っ滑っちゃってさらっさら読み飛ば���ました。3回くらい目を通してようやく読めた。
「職人たち」はアテネに住む職人さんたち。
上の方でちょっと触れましたが、公爵夫妻の結婚式が近いので、その式で余興として芝居をしよう!となってます。
メンバーはクウィンス、ボトム、スナッグ、フルート、スナウト、スターヴリング。
大筋をさらう時にしっかり関わってくるのはボトムなので、他の人はひとまず置いておく。
このボトム、言い間違いが多かったり人が喋ってるところにはちゃめちゃ茶々入れしたりとお調子者かな?感がすごい。たぶん頭はあんま良くない。熊と一緒だね………(KISS)
さてさて、ようやく話に入る。
現在地はアテネ。
ハーミアとライサンダーは、障害が立ち塞がってることこそ、自分達の愛が真実の愛である証左だ!
とかなんとかそんな感じで、翌日の晩に駆け落ちする約束をする。
それを聞いたヘレナは、駆け落ちのことをディミートリアスに伝える。
職人たちは芝居の演目と配役を決め、翌日の夜、森の中で稽古をしようと話し合う。
サプライズ的に余興をする予定みたいです。バレてそう〜。
来たる翌晩。現在地は3組とも近郊の森。
ハーミアとライサンダーは駆け落ちのため。
ディミートリアスはハーミア追い、
ヘレナはディミートリアスを追って森へとやってきた。
ボトムをはじめとする職人たちも、恋人たちとはかち合わない場所で芝居の稽古を始める。
ところで一方妖精たち、ティターニアとオーベロンはさらさら喧嘩。
言い合って別れた後、オーベロンが思いつく。
先日キューピッドが落とした矢の影響で、大した惚れ薬が作れる。
眠っている者に使い、目が覚めて最初に目にしたものにぞっこんになる、という代物だ。
これをティターニアにつかい、ティターニアが子ども以外にうつつを抜かしている間に、子どもを自分のものにしてしまおう!
惚れ薬の材料をパックに取りに行かせている間にオーベロンは、
ハーミアを追うディミートリアスと、
彼に「犬扱いでもいいから側において♡」と追い縋るヘレナを見かける。
これもなんかすげー図なんだよな。
戻ったパック、受け取った材料で惚れ薬を完成させるオーベロン。
これをティターニアと、アテネ男(ディミートリアス)に使うようパックに指示。
果たしてその薬は使われた……んだけどここでパックが勘違い。
ティターニアは間違えずとも、今宵この森にアテネ男は2人いた(ディミートリアスとライサンダー)。
というわけで朝になったら森を抜けようね♡そうだねマイスウィート♡して寝てたライサンダーに惚れ薬をドーン!
間違いに気づいたオーベロンとパックは、ディミートリアスを眠らせ、最初に目にするのがヘレナになるよう仕組んで惚れ薬をドーン!
結果、
ヘレナを追うディミートリアスとライサンダー、
ライサンダーを追う��ーミア、
という図になってしまう。
ヘレナはみんながぐるになって私のことを馬鹿にしてくる!ってなってるし、
ハーミアはどんな手使ったのよ!この泥棒猫!キーッ!になってる。
ちなみにティターニアは、パックの悪戯でロバ頭になったボトムに惚れてます。
そろそろ全面的にパックのせいじゃない?と思ってくる。発案者はオーベロンですが。
ティターニアについては首尾よくいったが他はしっちゃかめっちゃかじゃん!!!ってなるオーベロン。
ちゃっかりティターニアに子どもを譲るよう声をかけ、自分のものにしたのち、事態解決へと動きます。
今惚れ薬を使われてるのは3人。
ティターニア、ディミートリアス、ライサンダー。
このうち、ティターニアとライサンダーは薬の効果を解く。
したがって、
ハーミアとライサンダー。
ヘレナとディミートリアス。
ティターニアとオーベロン。
というカップル成立!入籍!円満解決!おめでとう!になったのである。ここ超突っ込みたいけど後で。
ティターニアはまるで子どものことまでケロッと忘れたみたいにオーベロンと仲直り。手取り合って踊ってるんですけど!ここも後で。
パックの悪戯を解いて普通の頭に戻ったボトムも、他の職人たちと合流。
人間たち全員はアテネに戻る。
公爵夫妻と、成立した「恋人たち」の3組のカップルはめでたく式をあげることとなり、
その婚礼の際に職人たちも芝居を披露する。
そして近郊の森では、オーベロンとティターニアが今宵新たにうまれた3組の夫妻に祝福を述べる。
そしてパックが「観客に向けて」、
「(前略)
ここでご覧になったのは、うたた寝の一場のまぼろし。
たわいもない物語は
根も葉もない束の間の夢。
(後略)」
という有名な台詞を述べて幕を閉じる。
全然大まかじゃないあらすじおわり。
言いたいのはこっからなんですよ。ここまでめっちゃ長かった。読まなくていいよこんなの。
まずめちゃくちゃ思ったこと。
・ティターニア惚れ薬使用前後で記憶飛んでない?!大丈夫?!なんで子どもどうでも良くなってるの?
・ディミートリアスは状態異常:惚れ薬のままなの?!大丈夫?!記憶飛ばない??!
この2つ。
えっしっかり読み返してないからわかんないけど…読み飛ばしてるかな?読み飛ばし故のわたしの過ちであってほしい。
ティターニアとディミートリアスの本来の想いがめちゃくちゃ捻じ曲げられて終わる。待って?てなる。
オベロン贔屓の熊としては仲直りできて偉いね…ニコ…なんですが「一つの話」という観点ではちょっと待って。プレイバックpart2。そりゃ百恵ちゃんだって「馬鹿にしないでよ」になるわよ。
そしてなんか大団円、感動のフィナーレ!みたいな流れ。唐突〜!!!!!(どんだけ〜!の音)
脚本は演出があって演者がいて音楽と照明があって、その時の関わる人全員が作り上げ���世界によって印象がかわるものだと思っているので、舞台で見てぇ〜!の気持ちもあるんだけど。今まで何度かシェイクスピア作品を舞台で見てるんですが、その度人数の多さと名前の覚えられなさでフワ………………ってなってきた身としてはいやこれ…いけるか…??の気持ちもあり。
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