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shredderwastesnow · 1 year ago
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クィアたちのZINE交換【前編】
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発端
ある6月の休日、ZINE交換会に参加した。 主催は、数人のクィアによって結成されたプロジェクト集団「陰気なクィアパーティ」。今年春から、東京と名古屋で、派手なパフォーマンスが苦手なクィアのための穏やかな集まりを開いている。
そもそも「クィア」とは何か
「クィア」は、既存の性のカテゴリーに馴染めない人を指す言葉として、最近様々なメディアで使われるようになった。 元々「クィア(queer)」は「奇妙な」「異様な」という意味の英語で、セクシュアルマイノリティたちを揶揄する蔑称として欧米で使われていた。 しかし社会運動をしていたセクシュアルマイノリティたちが、たとえ端から見れば奇妙でも自分たちはありのまま��生きるという決意と共に「クィア」を自称しはじめたことで、かつてのネガティブな意味合いが薄れてゆき、現在に至っている。
「クィア」の意味するところは「セクシュアルマイノリティ」と似ているが、カバーする範囲は「クィア」の方が広い。 紙媒体やネットでこれらの言葉に触れてきた印象では、「セクシュアルマイノリティ」は、性自認・性的指向が明らかにマジョリティとは違うという自覚がある人を指している。 それに対して、「クィア」には、まだはっきり認識できていないものの、世間が想定する性のカテゴリーに今ひとつ馴染めない…と感じているような、マジョリティとマイノリティのあわいにいる人も含まれる。 また、「セクシュアルマイノリティ」には、マジョリティに理解されず、社会から疎外された存在というニュアンスがある(その他の「マイノリティ」=在日韓国人、部落民、外国人などのような)。 この言葉が使われる際は、当事者が法制度などによって不当に権利を制限され、自分らしく生きることを阻まれているという実態がセットで提示されることが多いように思う。
例えば、性自認が男性(シス男性)で恋愛対象は女性(ヘテロセクシュアル)だが、女装をしている時の方が心地よいという人がいたとする。「クロスドレッサー(異性装)」「トランスヴェスタイト」「女装家」などと呼ばれる存在だ。 特殊なセクシュアリティを持っているが故に、街中で後ろ指を指されたり馬鹿にされたりして、尊厳を傷つけられることはあるだろう。 しかし、「ホモセクシュアル」ではないので、同性婚できない日本でパートナーと結婚できずに苦しむリスクはない。 「トランスジェンダー」的な傾向はあるものの、性自認と医学的・社会的に割り当てられた性のギャップに苛まれたり、高額な性別適合手術の必要性を感じているわけではない。 このような人は、「私はセクシュアルマイノリティです」と言っていいのか戸惑いがあるのではないだろうか。 自分の辛さは、法制度と闘わなければならない人のそれに比べたら軽微なのだから、この程度でセクシュアルマイノリティを自称して生きづらさを訴えるのは行き過ぎている…と自粛してしまうことが考えられる。 しかし、男は365日ズボンで暮らすものだという既存のジェンダー観から外れているという点で、彼は間違いなく「クィア」である。「私はクィアです」と言うのは、「私はセクシュアルマイノリティです」と言うよりはるかにハードルが低い。
「クィア」は、既存の性のカテゴリーに馴染めていないが「セクシュアルマイノリティ」の括りから除外される人々もふんわりと包み込む、懐の深い言葉だ。 セクシュアリティは千差万別で、まだ解明されていないことも多く、しかも生まれてから死ぬまで���変化する可能性もあるという揺らぎを前提として生まれた概念なので、より多くの人たちの拠り所になれる。しかし、このふんわりとした性質故に、定義するのは非常に難しい。
参考:
私のクィアネスについて
私は自分が「デミロマンティック」だと思っている。要は、世間一般の人と比べて、恋愛感情が希薄だという自覚がある。
多分「デミロマンティック」は多くの人にとって聞き慣れない言葉だが、「アセクシュアル」「アロマンティック」であれば知っている人はいるのではないだろうか。 「アセクシュアル」は性的欲求を持たない人、「アセクシュアル」は恋愛感情を持たない人を指す。 (日本では「アセクシュアル」は恋愛感情も性的欲求もない人の意味で使われ、恋愛感情はあるが性的欲求のない人は「ノンセクシュアル」と呼ばれるケースもあるようなので、「アセクシュアル」の意図するところは使う人や文脈によって変わりそうだ。なお、「ノンセクシュアル」は和製英語だそうです。)
「アセクシュアル(asexual)」「アロマンティック(aromantic)」の頭に付く「a」は、英語では否定(non-、un-)の意味を持つ。「asexual」=「sexual(性的欲求のある状態)でない」、「aromantic」=「romantic(恋愛感情のある状態)でない」ということになる。 一方、「demi」は、「半分」「少し」の意味を持つ(ヨーロッパ系のカフェでエスプレッソを注文すると出てくる小さなカップ=「デミタスカップ」を想像してもらえると腑に落ちるのではないでしょうか)。つまり「デミロマンティック(demiromantic)」は、「romantic(恋愛感情のある状態)が少なめである」という意味になる。
息抜き:
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当事者の書いた文章や当事者が主人公の小説を読む限り、アセクシュアルおよびアロマンティックの人は、それぞれセックスや恋愛に対して拒否感や嫌悪感がある印象だ。 私はどちらに対してもそこまで強い拒否感はなく、恋愛の延長線上にセックスがあることにもそれほど違和感を持っていないが、いかんせん恋愛感情が起こらない。
学生時代、周囲が少女漫画を貸し借りして「○○君と△△君だったらどっちがタイプ?」「私たちもこんな恋愛したいよね~」と真剣に語り合っている中、私はそのテンションに全く付いていけず、自分はみんなと違うな……と漠然と感じていた。
勉強や就職活動や創作活動などは、将来の自分の可能性や選択肢を増やして今より自由になるための活動であるのに対し、恋愛は、相手と良い関係を作るためのしがらみや我慢を発生させる点で、人生を不自由にする活動だと思っていた。 シスヘテロ男性との恋愛の先にあるかもしれない結婚・妊娠・出産などを想像すると、積極的に恋愛するシスへテロ女性たちは、自ら進んで家父長制に取り込まれにいっているように見えてしまった(ものすごく穿った見方だという自覚はある……彼女たちは自分の意志で恋愛しているのであり、余計なお世話だとは思うけど)。
私の中にこういった思考が育まれたのは、幸せな恋愛やパートナーシップのサンプルを身近に見つけられなかったという環境的な要因に加えて、やはり先天的な要因もあると思う。 近年の脳科学では、外部からの刺激によって脳内の快楽を司る「報酬系」という神経回路が活発化し、ドーパミンが分泌されると恋愛感情が起こるとされている。多分、私の脳ではこの回路があまり活発ではなく、少女漫画という刺激では作動しないのだろう。 (ただ、脳内物質にはドーパミン以外にもセロトニン・テストステロン・エストロゲンなどがあり、これらが出ていれば何らかの感情は発生していることになるので、恋愛感情がないからといって無感動というわけではないのですが。)
参考:
社会人になってから、微妙に恋愛感情が出てきた時期もあるにはあったが、それも数年に一度ぐらいの低い頻度だった。 仕事が忙しければどうでも良くなるし、一人で行きたい場所に旅行したり、カルチャーに触れたりライブやイベントに行ったりすればそこそこ満たされてしまうので、そのうち別にいいやという気持ちになる。
そんな自分のことを、私自身は「ドライな人間」「淡泊なタイプ」だと解釈していた。 ただ、性自認と医学・生物学的な性は一致しており(シス女性)、恋愛感情が起こる場合は異性に向くため(ヘテロセクシュアル)、自分がセクシュアルマイノリティだとは思っていなかった。 しかし、日本でもセクシュアルマイノリティに関する議論が活発になり、LGBT以外のセクシュアルマイノリティやクィアについての文献や記事が広く出回るようになって、やっと「デミロマンティック」というちょうど良い表現に出会えた。
クィアを自覚した後の問題
自分がクィアだと自覚することは、こういう人間は自分だけではないと安心できる点では救いだが、自分は差別される側の人間なのだという疎外感を突きつけられる点で呪いにもなる。 過去にセクシュアリティの違いが原因で周囲から浮いてしまった経験を、差別を受けた体験として捉え直す作業は、それなりの痛みを伴う。 しかし、これを丁寧に行わなければ、自分の生きづらさを解きほぐして緩��することもできないし、この先どう生きる��が自分にとっての幸せなのかも模索できない。 また、自分が生きている日本社会がどんな人間を異端として疎外・排除しているか、あらゆるセクシュアリティが肯定されるために社会や自分自身はどうあるべきかも見えてこない。
自分の中のクィアネスに向き合うことを意識し始めてから、同じように既存の性のカテゴリーからはみ出している人がどう生きているのか知りたいと思うようになった。 コロナが沈静化したタイミングで読書会やコミュニティを定期的に検索していたところ、「陰気なクィアパーティ ZINE交換会」の告知に出会った。 クィアとして生きる実感をZINE作りという形で語り直す作業を、この機会にやってみたいと思った。
限られた時間の中で何とか内容をまとめ、A5版12ページ、6,000字強のZINEが完成した。 会場で7部を交換し、2部は手持ちのZINEがなかった人に渡した。
「陰気なクィアパーティ」の大らかさ
私は「LGBT」ではないし、「アロマンティック」「アセクシュアル」のいずれでもないので、そういった人を対象とするコミュニティへの参加には抵抗がある。 でも「クィア」を冠したコミュニティであれば、私もここにいて良さそうだと思える。
会のグラウンドルールには、このような文言がある。
陰気なクィアパーティは、セーファースペースであり、あらゆる性のあり方を持つ私たちが共にいるための空間です。 差別の構造を解体する空間であるためには、参加者全員の協力が必要です。 自身の境界と他者の境界を尊重し、全ての人が居心地良く過ごすことができる対話空間作りにご協力ください。
この宣言はとても心強い。 このような場なら、「性的指向も性自認もマジョリティと変わらないくせにマイノリティぶるな」とか、「もっと辛い立場にあるセクシュアルマイノリティに比べれば、お前のしんどさなんて取るに足りないものだ」といったような攻撃を受けるリスクは低そうだと感じた。 そして、一定の安全が担保された空間で様々なクィアたちとコミュニケーションする中で、クィアとしてどう生きるかのヒントが掴める気がした。
会場に足を運び、様々なセクシュアリティの参加者からもらったZINEを読んで、自分の想像を超えた差別や疎外感を知り、世界の見え方が少し変わった。 あの空間に、一人のクィアとして立ったからこそ見えた景色だ。 私のZINEも、誰かにとって新たな気付きをもたらすものになっていればいいなと思う。
会社を辞めようとしているタイミングでこのような場に出会うことができ、本当に感謝している。 主催者の皆様、ありがとうございます。
そして今後は、小説の執筆ペースを上げることと並行して、一人のクィアとして考えたことをもっと言葉にしたくなった。 ��が尊重されるセーファースペースで、様々なクィアと対話したり励まし合ったりする時間が定期的にあったら、何かと心細いクィア人生も豊かなものになる予感がする。
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79nihs · 2 years ago
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日記 / 5.7 / 写真を再び
どうもここ数ヶ月、写真が撮れなかった。半年前から撮っている写真のシリーズについてのことだ。製本ワークショップに参加して製本してみて、一度立ち止まって俯瞰的に見てみようと試みたが、これがまさかの急ブレーキとなってしまった。本の形になった高揚感に浸りつつ、「足りない」こと探し、粗探しを繰り返した結果、撮影を始めたときに抱いていた前のめりな感覚を忘れてしまっていたように感じていた。
京都国際写真祭でそれに拍車がかかった。凄みのある作品を三日三晩浴び続けることで、着眼点や撮影の技量、熱量、我が事とする力強さ、数え切れないポイントと比較ばかりして苦しくなってしまっていた。正直、息ができていない状態に陥っていた。1年前は「制作」をしていなかったから、どの作品も憧れのような対象だった。尊敬する写真家の自宅に訪ねて相談させてもらったり、他の写真家の方には、勤務中に彼の働く会社まで足を運んで助言を請うたりした。ようやく、自分なりの視点を持って撮影してこれたのではと、思った今年のはず…と思っていたのだが、違った。「作品をつくるようになった若い人」(と言われるようになった)は、先人たちから厳しいレビューを受け、落ち込んでしまったのだ。この落ち込みを誰かに解消してもらうことなんてできないし、親しい友人に話しても、結局情けをかけてもらいたいという気持ちから始まってしまうわけで、健全ではなかった。
先週には、撮影をお願いしていた方と長い時間お茶をして撮影に望んだが、正直に伝えた。「今は撮れるような状況ではない」と。相手からも、見透かされたような気がして、ブローニーフィルム一本を撮り切ることだけにしか集中できなかった。つまり被写体との対話ができていたとは言い難い。きょう、現像から上がってきた写真たちは、それなりに撮れているのだが、撮ったときの感情をまだ記憶しているので素直に見ることができないことで思い知らされた。現像があがるまでの高揚感、ポジティブな気持ちを抱いていなかったことに気づいた。
ここまでネガティブなことばかり書き連ねているのだが、ようやくトンネルを抜け出せそうな感覚をきょうは覚えた。一日を振り返りながら、いろいろ考えてみようと思ったからきょうは書こうと思う。
まずは、久々に早朝に起床できたことに始まる。朝マックに足を運び、エッグソーセージマフィンのセットを食し、スイッチを入れる。朝ごはんを食べると血糖値が高まり、血の巡りを感じる。ファストフードとはいえ、気持ちが前向きになったようだった。その勢いで、都内の展示へ。本当は丸木美術館に行きたかったが、せっかく晴れている日、2時間も電車に乗るのがもったいないと思い、終了日前日なのに諦めた。
昨日、WHOがコロナ緊急事態宣言の終了を発表。週明けにはコロナが第5類に移行する。パンデミック下に置かれていた日常は、ようやく活気づいてきたことを武蔵小杉から乗り換えた行楽日の総武線快速で感じた。先月行った京都も、外国人観光客が戻ってきて、マスクをしている人がほとんどみなかったので、不思議ではないのだが、東京にもコロナ前の日常が戻りつつあった。そんなことを思いながら、上野に着くとすごい人だった。動物園に並ぶ人々の姿も見えた。美術館前で記念撮影をする人。にぎやかな声が聞こえてくるから、自然と触発される。
向かったのは東京芸術大学陳列館。「解/拆邊界 亞際木刻版畫實踐」(脱境界:インターアジアの木版画実践)(※)を見るためだった。初夏の日差しに浴びる青々とした葉をつけた木々が陰をつくる上野公園がこんなに気持ち良いとは思わなかった。陳列館の2階は、天窓から優しい日光が注ぎ込み、版画がすられたキャンバスや布がゆらゆらとしていた。版画は力強かった。日本、韓国、中国、香港、台湾、フィリピン、インドネシアのアーティストの作品をゆっくり何周もしながらみる。印象的だったのは、タイトルの通り、ボーダーを越えていくことの希望だ。
點印社(香港)の「私たちは輪になって食べる、刷る」は横長の大きな版画。テーブルでご飯を食べる様子を描いているのだが、そこに描かれているのは、人間だけでなく、シャチや、犬など動物もいる。コロナ禍によって幾多の国境が閉ざされた世界で、異なる国籍や民族やルーツ、バックグラウンドを持つ人々の間に境界線が引かれるようになったことを忘れてはいけない。そんな時代だからこそ、他者との時間を共有することを肯定し続ける力強さを感じた。登場する人々や、動物の表情は笑顔で豊かで、美しかった。決して丁寧に、きれいにつくられたわけではないけれど、その雑然さを版画で刻む描くことの尊さを感じた。
韓国のキム・オクさんが制作した7枚の版画からは、いつか未来で消える朝鮮半島の南北の境界線を想像させた。30年以上に渡り、朝鮮半島南部をくまなく歩き、フィールドワークしてきたというキムさん。農村地帯など韓国の原風景が描かれた7枚は、南北統一という先に続きがうまれるはずだという期待を抱かせ、そしていまだ解決しない南北問題について、極東の島国にいる自分をハッとさせた。
何よりエンパワーメントされた。この展示の作家の多くが社会運動に参画し、運動を活性化させたり、アジテーションを強化するという目的を持ったりしながら制作しているということを掲示されているテキストで知る。政治的抑圧に抵抗する。それは大きな主語を語りがちのように感じられるが、版画を刷るということによって我が事として捉える身体性が一層増していくように感じた。何より、作家自ら社会に対して、異議申し立てをするまでのプロセスを、自らの生活実践の場において果たそうとする姿勢が感じられた。だからこそ、「私たちは輪になって食べる、刷る」のカラフルな描き方に心が揺さぶられたのだろう。
何より、描いて、版を作り、刷るという繰り返しを諦めない。その先に、社会的に生じている苦しさから解放されるように思えた。新聞記者として多くの時間を、社会的課題について考えようとしながら、当事者性があるかどうかなど悩み、写真撮影においても強度があるかないかなど気にしていた自分にとって、今までの悩みがちっぽけに思えたし、何よりそうだ、自分が言いたいことを言えばいいんだと思えた展示だった。
彫り続ける作家たちの姿勢に刺激をもらい、浅草に移動してから入ったタリーズで本を開いた。坂口恭平の「継続するコツ」だ。数ヶ月前に綴方で購入したまま開いていなかったが、効果てきめんだった。「才能という言葉」の呪いにかけられたように、他者の作品を羨望の眼差しで見ていた。そして、撮影ができない状態に陥っていたけれど、それは「比較が始まり、否定が始まり、手が止まる」という項で正体が書かれていた。ある程度、自分がやりたいことを続けていくと「慣れ」が生じるというのだ。「慣れ」。なるほど。確かに、慣れてきた。こうして撮っていけばいいのだ。こう進めていけばいいのだという実感は、いつしか、「見る人に伝えるには○○が足りない」と完成度ばかり気にすることに変わっていたからだ。
製本して、足りないことが見えて、評価を受ける作家のアーティストブックやダミーブックに圧倒され、到底その領域に達していないのにと自分を卑下して、比較をし続けていたなと気付かされた。なんか自分が馬鹿らしくなった。撮っていく。それだけでまずは十分じゃないか。当初抱いていた撮りたい写真への気持ちは、いろんな人の助言や苦言や励ましで少しずつ変容したりしているけど、自分の撮りたいという気持ちに正直になれるのは自分しかいないわけなんだから。
そうだ。去年の7月、アレック・ソスに「SLEEPING BY MISSISSIPPI」にサインを入れてもらったとき、メッセージをお願いして書いてもらった言葉を思い出した。「Don't ever forget the feeling when you first piched up a camera」。そうだよね。初心忘れ��って言うよね。いま撮っているカメラは別に「First」じゃないけれど、このカメラで撮っていくぞって嬉々としていたときのことを思い出した。小さな1Kで、千尋からも「買ってよかったね」なんて言われて、ファインダーを覗いて初めて装填したネガフィルムに彼女を焼き付けたんだっけ。うまく扱えず、フォーカスと露出を決めるのに時間がかかって切ったシャッターによって写し取られた千尋のふと力の抜けた表情が自分は好きだったんだなと。あの感覚があったから、静かに被写体となる他者に正対する感覚を今でも大事にしているのかもしれない。
そんなことを思いながら、ベトナムの写真作家たちのダミーブック展をあとにしたあと、ブローニーを装填した。ゴールデンタイムの日差しが当たる街にカメラを向けてシャッターを数枚着る。隅田川に沿って歩いていくと、ふと人を撮りたいなという気持ちが湧いた。
ふと、目が止まった。若い男女が微動だにせず、静かに抱き合っている姿に見とれてしまった。高校生か、大学生かな、と思い、声をかけさせてもらった。こうやって街にいる人に声をかけて撮りたいって伝えるの久々だな。心のなかで自分に語りかけていた。それに、やっぱり最初は緊張する。「ティックトックですか?」と聞かれたけど、「いえ違いますよ」という。最近、インスタやYou Tubeのショート動画で確かに「ストリートスナップ撮っているんですけど」という動画が流れてくるなと思い出した。それのおかげなのかな。恥ずかしがっていた彼らは、少し悩むそぶりを見せてくれたけれど快諾してくれた。撮らせてもらえる。高揚感が全身に走った。
マキナで露出を決め、フォーカスを固める。透明の四角いファインダーの向こうで、静かに佇む二人に引き込まれる。女性は恥ずかしいからマスクをしたままだったけれど、風になびく黒髪の隙間から見える青いカラーコンタクトをつけた瞳から向けられる視線が、まっすぐ力強く凛としていた。男性の方も、無表情ながら芯の強さを感じさせていた。
撮影後に聞くと、二人は15歳の高校1年生。男性はぼくの父とおなじ江戸川区で生まれ育ったという。在日朝鮮人の母を持ち、インスタグラムには日本と韓国の国旗アイコンを掲げる。聞きづらかったけれど在日コリアンかどうかを聞いてしまったが、「そうですよ」とさらりと答える。僕がこれまで川崎で取材をしてきたことなども伝えると、親しげな感じを見せてくれた。そして、なにより自分のルーツに誇りを持っているようだった。スケートボードが好きで、スケートボードが「バ先」だといって、店長のインスタグラムアカウントを見せてくれた。女の子はシャイだ。ファインダーの奥に見たあの視線の強さとは相反するのか、不思議だった。
街で声をかけ写真を撮る。撮影時間を入れても、賞味10分ほどしかなかったかもしれない。写真はSHOOTだ。池澤夏樹によ��と、「Shoot」は銃撃か撮影でしか使わない。だから、若い彼らをカメラの前に立たせる行為というのは、主従関係が生じ、抑圧・被抑圧の関係性が生まれることにほかならない。それでも、撮影を許容してもらうために、僕は彼らに誠意を伝えようとする。そして彼らも受け入れるために覚悟をする(覚悟を強いている可能性も忘れてはいけない)。そのわずかな時間でも、僕と彼ら彼女の間に一定の緊張感が生まれ、正対することによって他者を信じ切るしかないのだ。嘘偽りがないとは言い切れない。それでも、1/500秒という膨大な時間軸における一瞬、フィルムに焼き付ける行為そのものが、僕がこの社会に接点を築いていくことに必要なプロセスなのだと言い聞かせるには十分なんだ。そのことを、二人との出会いによって改めて認識させられた。
これが、明るい兆しだ。写真を諦めなくてよかったと思えた撮影だった。写真を撮ることでしか、僕は社会を知るすべがないことも知っている。それが、なにか明確なメッセージや、スローガンがなくても、そこに写し込まれた人々の姿によって、この社会の輪郭が際立ち、描かれていくことを信じたいから撮っている。僕にとって人を撮ること、正対してポートレートを撮ることとは、その決意表明みたいなものなのだ。沈みかけていた気持ちが、ようやく前を向き始めた。
※参考)近年、アジア各地で木版画による芸術・文化実践が再び注目を集めています。20世紀初頭の中国で魯迅によって始まった近代木版画運動は、民衆自身が社会や現実を表現する運動/方法としてアジア各地に伝播しましたが、20世紀後半になると社会構造やメディア環境の変化により下火となっていきました。しかし、2000年代から2010年代にかけてアジアの芸術家や社会活動家たちの一部は木版画を通じて社会や政治の問題を表現し、文化的直接行動や集団的創造の実験、さらには国境を越えた交流・ネットワークを生み出してきました。 本展は《「解/拆邊界 亞際木刻版畫實踐」(脱境界:インターアジアの木版画実践)》と題し、アジア各地から12の作家・活動団体による木版画を紹介します。とりわけ2020年に始まったパンデミックでは、人やモノの移動を一元的に管理する国境の問題や、差別や排外主義などの社会的、心理的な排除や断絶の問題を現前化させました。本展はわたしたちの生きる世界や社会に張り巡らされた「境界」を改めて主題化し、これらの境界からの離脱・解体を志向するトランスナショナルなアジアの木版画実践とそのネットワークについて紹介します。同時に、コロナ期に各地で制作された木版画を比較することで「アジア」という地理的/政治的概念への批判的認識と、さらなる理解・議論の可能性を開くことを目指しています。
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nejiresoukakusuigun · 2 months ago
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ね群読書会:稲田一声『喪われた感情のしずく』
2024年9月15日、ねじれ双角錐群群員有志にて実施した、稲田一声『喪われた感情のしずく』(第15回創元SF短編賞受賞作。『紙魚の手帖vol.18』掲載、単話電子書籍版あり)読書会のメモを公開します。
全体的な感想
セクワ・ジュンの過去作品の伝説説明あたりから加速がかなり効いていき、ツイストが何重にも入って結末答えに至るまでピシッと決まった構成でとても良かった。
人工感情とインプラントっていうストレートな設定から、いろんな方向のアイデアが惜しみなく出てくるのがよかった。その助けもあってか各セクション(特に以下のうちの4〜9)でしっかりヒキがあって、ぐいぐい読ませられる感じ
設定がキマっていて終始読みやすい。機械と生体、感情と意識の話はもう少し理論を掘り下げた方が結末の説得力が増したのかもしれないが、やりすぎると野暮ったいだろうし、現状がいいバランスなのかもしれない。
この設定で書くとセックス&ドラッグ的な退廃的な世界観になりがちだけど、そうならないのはよかったなと。
ドラッグ小説のあたらしい形なのではないか
もしかしてこれはグルメバトルなのか?
部分ごとに
結構細かく多めにツイストを入れていて面白い構成になっていると思う、という前提で、ざっくり割ってしまうと、①~③で設定と状況を出して、④~⑨で事件を起こして細かくツイストしていき、⑩~⑫で主人公が答えを出す、という感じか。
①試作品をテストするとき、いつもすこしだけ
オーデモシオンとその調合師である主人公(コズ)、同僚のドッソさんの導入。最後に「あのセクワ・ジュン」でヒキ。
「エモーショナルディレクター」かっこよすぎる。
②セクワ・ジュンが生み出したオーデモシオン
セクワとは誰ぞやという話と、セクワの過去作品の紹介。セクワの作るオーデモシオンはいずれも罪悪感をテーマにしている。コズのプライベート(配偶者にスウ)。インプラントと〈紙吹雪〉あたりの導入。
セクワさんの過去作品の面白さと説得力。人工的に感情をまとう香水、というまあありがちっちゃありがちな設��を出してきた①に対して「ありがちで済まさないぞ」と差し込んでくる感じ。
『何かを轢い��』→『正方形を轢いた』コンボとか面白すぎる
『犬の絶滅』こわすぎる
架空の職業の「仕事柄」を描写するの、いいな
「身体的な反応が、文脈を通して感情を形作る」
紙吹雪交換OKなの、エッチじゃん
後半のこと考えると、たんに自分と分離された機械を交換してるんじゃなくて、それこそ体液みたいな……ってなってよりエッチにみえてくるんだよな
③その後も、僕の試作品はいまひとつだった
コズとセクワさんが実際に会う。セクワさんはわりと茶目っけがある人のようである。
「セクワ・ジュンの新作が出るのなら、わざわざ僕がオーデモシオンを作る必要なんてないのでは?」憧れの度合い、そこからくる好奇心と行き詰まりがよく出てるし、結末はオーデモシオンを作るということに迷いなくセットされるし、良いよね
この天才を追いかける的な構成はSF短編だと王道っぽい
あとでお母さんのファイル資料室で見つけちゃうとかもベタベタのベタでいい
④セクワさんに招待されて、
セクワの新作発表会。どんな感情なのか当て会ののち(ここの感情と身体反応の関連をみせる描写がすごい)、「差別感情だ!」でヒキ。
セクワさんガチ勢の『なにかを轢いた』語りがガチ勢すぎて好き。弛緩したゴムのような油断?(これを②のとこにまとめて書かずにこっちに持って来てるの上手い)
これ完全にワインの味の表現とかああいうのですよね
テイスティングノート感
「差別感情」がこんなふうに描写できるのかよ!ってなった。すごい
3つのフェーズで襲ってくる各々の身体反応と情動とか、その科学的説明もかっこいいし、自負とかの出方も怖い!!!(作者もこの小説でこういう盛り上げ方を企図してるだろ!!!怖い!!!!!)
自分もここは本当にすごいと思った
3層にリアリティがある。恐怖から入って……
3段階の層で作っていくのが盛り上げ的にも上手いし、「差別感情」の恐ろしさが読者にしっかり伝わってくる(それ自体の恐ろしさもそうだし、それを作ってしまうのが倫理的にまずくないか、という怖さも)
「差別感情」を導入して一発デカいヒキが作られてて、テーマは差別感情なのかな、と一瞬思うんだけど、全然そんなことなくてこの先も伸びていく感じがすごいよね。
展開が割とスピーディー。枚数のなかでシーン数は多そう
「自分が自分でなくなっていく。こんな感情、初めてだ」設計者たるセクワが、自分が自分でなくなる(=自分が素の人間であるかのようになる)ように、オーデモシオンを設計している。
⑤「……り、リセッタ!」
セクワの新作(『ほろびたもの』)に対する、「まずいのでは?」的な会場の反応。差別感情は差別感情でも、いまやなくなった、「素の人間」に��る機械化した人間への差別感情であるとのこと。
⑥出社して商品開発室の扉を開けると、
憤慨したドッソさん退職。『ほろびたもの』バカ売れ。スウが『ほろびたもの』を服用している。『ほろびたもの』で起こる直接の感情ではなく、そのあとにくる「ほんものの罪悪感」がキモなのではないか。ここまででおおよそ『ほろびたもの』がなんなのかがわかる。
罪悪感というキーワードは一貫している、ということへの気づきが、気づきを与えつつそれがまた謎を呼ぶ、良い案配で引っ張る。
⑦僕は、セクワさんの若い頃のインタビューや
ここからコズは、「なぜセクワは罪悪感にこだわり、『ほろびたもの』を作ったのか」という謎を追っていくことになる。セクワの母の死が鍵になるのではないか?というところでヒキ。
⑧「ごめん、よく考えたら食事中にする話題じゃ
コズがスウに話す体でセクワの母の死の状況が明かされる。死んで数日間、インプラントの誤作動によって死後も生体機能が維持され、セクワ自身はその母の亡骸から乳を飲んでいたらしい、的な。スウは「誤作動ではないのでは」と意味深なことを言う。ドッソさんからのメールでヒキ。
前章からのつなぎ方が参考になる
「……ほんとに誤作動だったのかな」やや露骨だけど、『ほろびたもの』にハマっているスウくんだとちょっと違う見方ができるという……
⑨画面の中心にセクワさんが映っている
ドッソさんの連絡は『ほろびたもの』の是非をめぐる公開討論会のお知らせだった。討論会のなかでセクワは、「私たちの抱く感情や意識は、すでに大部分が脳内のインプラントや〈紙吹雪〉によって成り立っている」と大々的に発表する。現代の人間のルーツはむしろ機械知性にある(機祖)のではないか、と。
常識をひっくり返す盛り上げシーンがまた討論会というかたちで出てくるのが楽しい。
このサイズの短編で、お披露目会と討論会両方あるのすごくない? 圧縮力というか、ツイストの回数というか。
⑩あの公開討論会から、半年が経った。
機祖派的な考えが世にひろまり、すこしずつ受容されつつある状況。セクワの狙いはこれだったのかもしれない。いっぽう、コズの会社では『ほろびたもの』以外のオーデモシオンがどんどん廃番になってゆく。オーデモシオンを蔑ろにしたセクワへの怒り。
最後のシーンに繋がるコズの行動理由は直接はここなんですよね。全部廃番にして終わらせようとするセクワさんへの怒り。ドッソさんのような許せなさとかじゃないし。
⑪およそ一月後のその日は、
なにかを作ったらしいコズはセクワ宅にカチコミをかける。セクワからの「理由」のネタバラシ。
機械知性としての母親が(も?)真正であることの主張と、それを誤作動としていちどは認めてしまったことへの罪悪感。それを塗りつぶすのではなく、周りの人々を変革するための新作であった、と。
このカチコミからのレスバの流れも様式美
ここで語られるセクワさんの動機、材料的にはここまでのシーンで全部出ているので総合すれば推測可能だけど、読んでいるときに気づけていなくて、なるほどとなった
⑫「それでも僕は、オーデモシオンにはまだ
コズはみずから作ったオーデモシオンをセクワに服用させる。それは機械の身体化を狙ったオーデモシオンであり、そこから、「機械知性ならではの感情を表現できるかもしれない」というオーデモシオンの可能性の話につながる。なんと、セクワの母が子に対して最後に抱いていたであろう感情を表現したものだという。セクワはこのあとどうするのだろうか、というところで締め。
セクワさんの長広舌←言っちゃってるじゃん!
「私に何のメリットがあるんですか?」一応言いつつさらっと使ってくれるセクワさん
グルメバトルマンガなんだよな。すごい料理を食べさせて感動させて勝利みたいな
そのほか
タイトルについて
応募時タイトルが「廃番となった感情について」で、選考過程で「廃番の涙」に改題、さらに受賞後に掲載にあたって「喪われた感情のしずく」に改題されている。
個人的にはとても良い改題のように思った。
「廃番」というあまり親しみのないワードによって興味を惹かれる部分はあると思っていて、応募時タイトルが狙っていたのはそういう線だろうと思う(「廃番」という、聞き慣れないし、意味としても何かの製造をイメージさせる言葉で、それと「感情」という一見結びつきづらそうなものの繋がりという異化効果)。「廃番」をタイトルから外してしまうというのはその意味でちょっともったいないかなという風に最初は思った。
けど「廃番」は作中の後半で主人公にショックを与える出来事として出てくるんだけど、最終的に主人公が出している答えの中において「廃番となった感情」はあまり重要ではない(主人公は「廃番にしないでください」と言ってるけど、それは廃番となった感情が大切だからというよりも、オーデモシオンの役目がもう終わったような扱いにしないで下さいということに力点が置かれていると思う)。そう考えると実は最初のタイトルは主題の正鵠を射てはいないのかもしれないと思えてくる(2回の改題を見てから言っている後知恵だけど)
「涙」も微妙で、ラストシーンで「オーデモシオンの液が滴っていた」とあるのは当然涙を意識した絵面だけれど、これは涙ではないし、人間が涙を流すときのような感情をセクワさんが抱いているのかどうかもわからないことがポイントになっているし、さらにその感情は「廃番」になった感情によるものでもない(これは掲載時にラストシーンが改稿されている可能性が高いから、最終選考時での描写とは整合していたのかもしれないけれど)
その点、「喪われた感情のしずく」は、まさにラストシーンで「オーデモシオンの液が滴っていた」とピッタリくるタイトルだと思う。「廃番」になった方ではなくて、機械知性としての母親の最期の感情という意味での「喪われた」感情であることが最後まで読むとわかるようになっている。「しずく」は冒頭から出てくるスポイトで垂らすオーデモシオンのイメージで素直に入ってきた上で、一番最後のシーンで涙のイメージとも重なるようになっている(が、その感情が人間の普通の涙の時の感情だったのかどうかは読者にはわからない。喪われた感情だから)
オーデモシオン、香水関連���小ネタ
オーデモシオン:オーデコロンeau de Cologneならぬ、eau de émotionsみたいな造語?(フランス語の格変化とかがよくわかってません)
つけぼくろ(ムーシュ):16世紀中頃から18世紀末にかけてフランスの上流階級の間で流行。もともと肌の白さを際立たせたり天然痘などの肌の傷跡を隠すための用途であったものが発達して色んな形の切り絵のようになったり付ける位置によって意味づけがなされたりしていった
https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/culture/history/12.html
……というのが、ポジティブな感情に自分を持っていく、それを周囲に表出する、という元々のオーデモシオンの主要な用途から逸脱して発達していったセクワ・ジュン作品のポジショニングにぴったり合っているネーミング、ということなのだろう
前徴・中徴・後徴:香水のトップノート、ミドルノート、ラストノートに対応すると思われる概念で、人工的な感情を味わうことができるというSFガジェットに対して3段階の時間的に変化という設定を入れることで複雑化できている(単発だとそんなにレパートリー生まれないだろみたいなツッコミが生じそう)し、お披露目会シーンの緊張感の描写にも役立っていて素晴らしい
テクい!!!!!
作者の過去作品関連
なんかまとまってないんだけど、スウくんの存在ってかなり稲田一声作品っぽい一方で、今作では結構機能的な活躍もしているのが面白い。はじめはコズのパートナーで、セクワさんに憧れて職業にまでしたオーデモシオンには興味がないっていう、それが家に帰るといるっていう、コズにとって安全地帯的なポジション(実際、包容力キャラなんだよな)から始まるんだけど、それが『ほろびたもの』にはハマってしまって(若干中毒者っぽくておい大丈夫かみたいなとこあってちょっと面白いんだがそれはそれとして)機祖派の典型例になっていく、という流れで『ほろびたもの』で認識を変革しようというセクワさんの試みに一定の説得力を出すことに貢献してる。でも実際本当に中毒になってしまうとか人格が変容して二人の関係が壊れるとかそういうことはなくてあくまでそこは安全地帯で、最後も雨なのに行くのを呆れつつもセクワさんのところにいくコズを送り出してくれるんだよね。(半年間たぶん憑かれたように「泡」を開発してて、遂にできたから今すぐセクワさんのとこへ持っていく!!ってなってるわけですよ。普通はそれ送り出したらヤバいんですよ、配偶者としては。でも送り出せる。雨降ってるけど?とか言いながら。それがスウくんの器)
具体的に過去作品のどれからそう感じるんだよ、といわれたらわかんないけど。安全地帯的な機能とは違うけど関係のあたたかさみたいなのは「サブスクを食べる幽霊たち」でもそうだったかな。
「おねえちゃんのハンマースペース」のアピールコメントで「「今まで当たり前だと思わされていたものや他人から勝手に押し付けられたものにどう対峙するか」という話が好き」という話がされていて、その構造は本作も似てる意識があるよなと思った。(本作の方がかなりマイルドではあれ)人間性の前提破壊という意味で同じなので。https://school.genron.co.jp/works/sf/2019/students/17plus1/4181/
そういえば「故人である母のまじないに囚われている」というモチーフも本作にも受け継がれていると言えるかもしれない。そして本作においてはセクワの父についてはいたのかどうかすら何も語られない!ワオ!
議論してみたいところ
コズが最後につくったオーデモシオンはほんとうに「機械知性の感情(の再現)」につながるのか?
個人的にはやや否定的なところがあるのでいろいろ聞いてみたい
もちろん、素直にうけとると、できそうにはみえるんですよ。ただ……
コズが『ほろびたもの』を体験している際のみごとな描写はたしかに身体反応から感情へのつながりに説得力をもたせている(し、おそらく現代の知見からいっても妥当性がありそうな)一方で、身体反応から恐怖や嫌悪、忌避感、自負や軽蔑への回路の詳細については、空想的な理屈をつけることはなく白紙のままになっている。あるいは討論会でのセクワの発表をみても、作中現在においてもはや機械知性なしの感情というのはありえないということが示される一方で、機械的身体/知性と人間的身体/知性の有機的なつながりがどうなっているかについては(セクワにとっては部分的に機械が「主」であるということ以外に)やはり詳しい言及がない
ここまではよいのだけれど、問題はこれらに絡む「身体感覚から感情への飛躍」というのが本作の最後のピースになっている(ようにみえる)ということ。コズはあくまで「可能性を示した」というだけにすぎず、セクワがどう受け取ってどんな選択を行うかは示されないというある種オープンな結末となっているところから、あえてこの「最後のピース」を埋めきらなかった作為のようなものを感じなくはないんですよね
想像力たくましいことを言ってしまうと、セクワによる強めの母の解釈を受け取ったコズが、分の悪い賭けに(師匠を信じて)賭け金上げてベットしている状況のようにみえるというか
もちろんこの見方をしたらしたでそれはそれでかっこいい終わり方ではある
最後ちょっと棚上げ感があったな。
後半の話の展開は心身問題の領域にもろツッコんでいるんだけど、そこの掘り下げを意図的にしていないというか、さらりと深入りを回避している感じはありますよね
そういう意味では「機械知性の感情(の再現)」につながるのか、っていうと、よくわかんない、と思うけど、「オーデモシオンの可能性がまだあることをセクワさんに示す」「セクワさんの感情を動かす」ことには成功したと捉えるべきかなと感じる(明確に成功したのかどうかは書かれていないオープンなエンドだけれども、涙の代わりに「オーデモシオンの液が滴っていた」が末尾なのは、そういうことなんちゃうの、と自分は思う)
コズは「機械知性の感情(の再現)」を目的としている���いうよりも、罪悪感を塗りつぶすことができずにオーデモシオン作りをやめて全てを廃番にしようとするセクワさんに、戻ってきて欲しい、自分の憧れの人はそんなじゃない、というエゴをぶつけてる方が主である、と自然に読んでたことに気づいたけど、ウェットすぎるか?
改めて読んでみると、ここはもしかして「想像する」というところに力点を置いてるのかもって気もしてきました。差別感情の話というか、いわゆる「共感」とつながってくるというか(ハント『人権を創造する』の書簡体小説→共感→人権みたいなあれがイメージとして近いのかもしれない)
実際のところ、コズもセクワも、セクワ母が「ほんとうに」どんな感情を抱いていたかは想像するしかない(現状2人とも人間知性と機械知性の混合なので)
罪の装いシリーズ後期作が存在しない罪悪感をつくりだすものであったことや、『ほろびたもの』がすでに存在しない感情から「ほんもの」の罪悪感を生じさせるとか、そのへんとの関連が気になってくる(という意味で、喪われたかどうかは二次的だったりしない?)
過去作との関連として、「サブスクを食べる幽霊たち」の、故人の意識そのものではないけど、でもある種「そのもの」としてとらえようとしてもみる、みたいな姿勢と似通っているところがあるのかもしれない。強引か!?!?
受け容れ力
そもそも、オーデモシオンが感情を再現する(体験させる)というのも、(日常語彙を雑に使うと)感情というより認識のレベルのような気がする。作中で一般的なオーデモシオンの例として「喜び」系統のライン、とかの表現が出てきて、それはまあ、素朴に感情なんだろうなと思うけど、「正方形を轢いた」「犬の絶滅」とかってその人の外側で起きていることであってそれを体験したときの感情って……そもそも単一の何か感情なのか。素の人間に対する差別感情、機械知性としての母の最後の感情、も似たような面があるのでは。
これらの高度な(?)オーデモシオンって、付与されたラベルが効果にとって必要なはずであり、言ってしまえばプラシーボ的な面が多分に有るのではないか。「ほろびたもの」のお披露目会がブラインドテストで行われたとき、オーデモシオンのプロたちでも「差別感情」という正解になかなかたどり着けなかったのもそれを示しているのでは。というか厳密に「素の人間への差別感情」にノーヒントでたどり着くのは不可能では?
実際本文中にも「身体的な反応が、文脈を通して感情を形作る」とある。「泡」は、あの時点でコズがセクワに対峙しているあの文脈の中でもって初めて機械知性としての母の最後の感情(の再現)を形作ることができるものであるはずだ(極端な話、直前の問答なしに、コズがサンプルをセクワに郵送して、セクワがそれを服用しても、同じ感情が得られるようには思えない)
という、ある種の師弟関係、憧れの人に対する完全オーダメイドの一撃必殺であるという解釈をしています
……みたいな狭い見方が「泡」のラストシーンについてはできる、というか自分はしてしまうんだけど、「ほろびたもの」はそれよりも広い効果、社会的変容を一定もたらしていることになっていて、そ���機序もそれなりの納得感があったりして、うーん面白いな色々考えられるなと思う
ヒトにおける感情は、人の肉体でおこる生体反応の機序に結びつき、感情→生体反応、生体反応→感情、の両方の経路で相互作用的、カスケード的に形成されると考える。「泡」によって生成されるのは、感情ではなく生体反応に終止しているように思える。素のヒトが知覚する生体反応(鼓動、体温など)に対し、機械知性が知覚する生体反応を「泡」は知覚させる。おそらくミナモトたちの時代にあっても、機械知性の感情は十分に認知されておらず、機械知性の感情を指し示す◯◯感といった語彙が存在しないのだろう。だから「泡」は、この時代の言語で語られる以上、「ほろびたもの」を評した「自負」や「軽蔑」といった感情を直接示す言葉で形容できず、感情以前の語=機械知性が知覚する生体反応の描写に終止せざるをえないのだ。
「機械知性の感情」が知覚され、表現されるようになるまで、ミナモト以後しばらく時代を経なければならないと考えられる。本作はその入口に立ったところで終わっている。その先へ進むには、「機械知性の感情」を記述する理論的基盤と、言語的基盤が必要になり、これを作家一人の仕事として行うのは多大な困難を伴うように思える。
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awajibaikundo · 7 months ago
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blacksuwam · 1 year ago
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一年越しの夏
「弱いまま大人になった僕でも今日は少し強くなった気がしてはしゃぐ君の顔を思い浮かべた」
indigo la End「夏夜のマジック」
聖火リレーあるいはシガーキスみたいにお互いの火を貰い合って花火に火をともし続けた。着火用に付いていたロウソクがすぐ消えてしまう小ぶりなものだったので、私たちは1時間弱ずっと''花火キス''をしていたことになる。もう九月になるというのにその夜の蒸し暑さは真夏の熱帯夜のようで、花火を握り、火をつけ、手渡す所作に蜃気楼を見るみたいに夢中になった。去年好きな人とやるはずだった手持ち花火を部屋に保管しておいて、一年越しに大願を叶えた。私の好きな気持ちが伝わったのか、花火は湿気らず楽しめた。私の祈りが天に届いたのか、一瞬振りそうになった雨がすぐに止んだ。
待ち合わせの時点で私はもういても立ってもいられなかった。いつも私が先に着いて好きな人が後から遅れてくる。はにかんだように恥ずかしそうに小さくお辞儀する 彼女を、私はいつまでも直視できないまま15ヶ月が経とうとしている。かわいすぎて表現出来ないお相手から目を逸らして(たまにちらちら見ながら)なんでもない風を装う私の恋愛力の低さよ。本当に私とデートをしてくれることそのものが奇跡中の奇跡だと痛感する。
南イタリアの料理を人生ではじめて大好きな人と食べた。前菜やパスタを2人で分け合い、好きな人が3杯お酒を注文する間に私はやっと1杯ビールを飲み終えた。お互いの注文したお酒を一口ずつ飲みながら、濃い薄いと感想を言い合いながらゆっくりとした時間を過ごした。私はお酒に酔ったというよりも、きっとあの美しすぎる空間に酔ったのだ。最後にドルチェ(イタリア語でデザート)まで楽しんで、2人で写真を撮って店を出る。いろんな話をしたけれど、私のことを「いい男」だと言ってくれて感動した。ほかにも嬉しいこと楽しい話題ばかりで伝えきれないので、あとは私たちだけの秘密としたい。
店を出て夜の街を散歩しながら公園に向かう私は完全に時間感覚を失って、ひょっとしたらこの散歩が朝まで続くのではないかと心の奥底で期待してふわふわと前に足を差し出しているとやがて目当ての公園に到着した。5、6名の大学生らしき男女の集団が派手な花火を楽しむのを横目に、私たちはバリエーションが少ない花火を楽しんでメインディッシュの線香花火にとりかかった。2セットあるうちの1つは、本来着火すべき方とは逆の方に着火してしまって不発に終わった。残���1セット10本の線香花火を5本づつに分けて、例の、先に落ちた方が負けの不思議ルールで勝負を持ちかけた。最後の5本目、私と好きな人の指先に光る橙色の火球はどちらとも落ちることがなかった。ただ静かに色を失ったふたつの花火がふたりの落ち着いた未来を占っているようで妙に嬉しくなった。
公園近くのコンビニに寄って外国人の店員から2本ドリンクを買い店を出る。駐車場に座り込んだ先程の大学生たちがアイスバーを食べていた。女子大生の「ひき肉です」という謎のモノマネが蒸し暑い夏夜に反射してゆく。私たちはその喧騒を抜けて夜の散歩をしばらく楽しみ、横断歩道の手前で別れた。横断歩道を渡りきって振り返り大きく手を振ると、彼女はまた恥ずかしそうにお辞儀をして小さく手を振る。あれだけ盛り上がったのに最後まで上品さを手放さない私の大好きな人よ。夏が来た。
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shukiiflog · 1 year ago
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ある画家の手記if.14 画家
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知り合いの画家の主催するパーティ
上品で無菌の空間はあの人を連想する。 どこかにいて誰かのことを思い浮かべることは稀だけど、あの人は幽霊のようにいつでも唐突に現れる。 家にこのホテルのようなシャンデリアやホールはなかったけど、あの人と似ている。 背筋を正して張り詰めていなければ何もかも崩れてしまいそうで誰も弛緩できない、そんな空間をあの人は居るだけでどこにでも作った。 その空間で許されることはとても少ない。 徹底して清潔で、存在するに足るものや言うに値することしかあってはならない。 そんな意味ではパーティなんてあの人からは遠いものだけど、僕を威圧する何かが似ている。
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「おい。あんま飲むなよ」 持っていたグラスのアルコールをちまちま口に運んでいると、どこからか横にきた冷泉に突っ込まれた。 こういう特殊な場所でも冷泉は自在にうまく動き回れる。 「なんか…悪寒がして。お酒を飲んだら温まるかなって」 「悪寒っつーか人の視線だろ。今回もやたら見られてるぞ」 人の視線。気づいてなかったな。みんながこっちを向いてるわけでもないのにそんなのに気づけないな。 「気分…悪くなってきた…」 「ここで吐くなよ。化粧室は出て左。まぁたまにはこういうストレスも身に浴びとけよ」 見られてる。なんでだろう。いつもよりきちんとしてるのに。最近まで入院してたせいかな。 「もう少しだらしない風にセットしてやればよかったか」 僕を見ながら冷泉はしてやりがいのなさそうな顔になっている。僕をドレスコードに通すために着付けたりセットしてくれるのはいつも全部冷泉だ。間違いのないセンス。 だけど僕には色々と窮屈で息が苦しい。 少し座りたいけどアトリエにあるような親切なソファはどこにも見当たらない。 「それよかいいのか。なんかあの子ずっと質問ぜめになってるぞ」 「…え。」 あの子。 そうだった。 今日は僕だけじゃなかった。 ホールをきょ��きょろ見回すとピアノの近くに少しひとが溜まっていて、人影の向こうに見慣れた頭の形があった。 「早く言ってくれ…」 近くのテーブルにお酒を置いて、代わりに水の注がれたグラスを両手に持つ。 取り囲まれている香澄にまっすぐ寄っていくと、周囲の人は僕が来たのを知るや否やすっと道を開けて通してくれた。かき分ける必要もなかった。こういう場所での人の動きも謎が多い。 「香澄。大丈夫?」 簡単に近寄れたのでそばに立って右手のグラスの水を差し出す。 顔色が悪いように思ったけど、今日は傷跡を薄く見せる化粧をしてるせいかもしれない。 完全に消えてはいないけど冷泉が器用に手早く施した化粧は傷の凹凸やまだらな色素を抑えていた。 まつ毛や虹彩や眉が映えて、髪も綺麗に上げている。 「ありがと……これってお酒?」 「ただの水だよ。酔ってない?」 「うん、多分」 なんてことない普通のやりとりなのに、ずっと見てるひとがいるせいで落ち着かない。 僕の斜め後ろにいたひとが僕の方へ気持ち手をかざして何か尋ねようと、して口を開けた、とき、 まったく違う場所、ホールの出入り口あたりから何か大きなクラッカーのなるような騒音がして みんながそっちを見た ホールの中はこれまでどちらかというとまだみんな抑えた声量で、賑やかとまではいってなかったけど、急に全体の声量が上がった その中でも誰にも混ざらない通る声量が聴こえてきた 「あっ ピアノ!でかいほうのピアノあるじゃん! 俺弾く!」 出入り口に集まった人の群れから床を転がるようにして出てきたのは僕の嫌いな人間だった。 「香澄、おいで」 つられて香澄もそっちを見ていたのを、手を引いてこのタイミングでホールの隅の方に退散する。 高い天井から下がった分厚いカーテンの向こうに少しの空間がありそうだったのでそこに香澄を押し込んで自分も入るとカーテンの分れ目を綺麗に合わせて隠した。 灯りがなくて少し暗いけどホールの照明に当てられてるより随分気は楽だった。 「…疲れた、ちょっと、休ませて…」 そんなに広い空間でもない、今日は使われてないみたいだけど大きな高そうなソファや背の高いランプが、とりあえずという風に並べられている。 別な催しの時には使われるのかもしれない。そのソファを少し借りる。小さなテーブルの上に水のグラスを置いて、香澄の腕を引いて自分の腕の中に後ろから抱き込んでソファにぐったり体を預ける。これでアトリエと同じ状態。 かいじゅうくんにするみたいに香澄の頭に顔を押し付ける。いつもと違う整髪料が少し気持ち悪い。 「な…直人、ちょっと」 「…ん、…何」 「上着だけでも脱がせてよ、先生の私物なのに皺になっちゃう��� 「いいよ…どうせ人に着せたら慧はクリーニングに出すし」 綺麗に着ても一度他人が触れたものは徹底滅菌される、潔癖というか、…ひとのことが嫌いなんだ。誰でも関係なく。僕も例外じゃない。 そういうところ、なんとなくあの人を連想する。場所がよくないのかな。 「でも、出ていけなくなるって」 香澄がいつまでも落ち着かないでもぞもぞするので、仕方なく上着を脱がせてソファの背もたれに伸ばしてかけた。 さっきより抱いた時の感触が人肌に近くて温かい。 綺麗に糊の張ったワイシャツの上から体を撫でると普段より鋭い衣摺れの音がする。 綺麗な白いシャツ。整然と折り目正しくアイロンのかかった無菌無臭のもの。 追いやられた場所に相応しくない繊細な刺繍の入った豪華で大きなソファ。 余計なものを連想する。 手に触れた香澄のシャツの邪魔なボタンをいくつか外して開いたところに手を入れてまさぐる。 下に何も着てないから直に肌に触れられて少し息が楽になった。 ホールからピアノの音が響いてくる。カーテンひとつぶん遮られた音は膜がはったみたいに程よく耳に優しい。 香澄の背中に頭を擦りつけて甘える。 「…僕、こういうところに向いてないよね」 「……服は似合ってるよ」 「…そうかな。そういうセンスないんだ」 人任せ。 脱ぎたいけど似合ってるなら脱がないでおこう。 香澄の首筋に噛みつく。かいじゅうくんにするみたいに甘噛みする。 「…痕残しちゃだめだよ」 「ん……」 痕が残せないならと思って、香澄の体をソファに寝かせて僕の方を向かせる。上に覆いかぶさって唇に口付ける。 顔を傾けたときに香澄が口を開けたのを逃さずに深く舌をいれる。 衣擦れの音より水っぽい唾液の絡む音の方が耳を占める。 僕がお酒を飲んでるから香澄にも移りそうだな。 片手で香澄の足をなぞって根元を解すように揉むと香澄が小さく体を跳ねさせた。 「誰もこないよ」 こういうとき、誰もこないようにしてくれるから。 「香澄、大丈夫」 香澄の頭を乗せていた自分の腕をひっくり返して腕時計を見る。パーティが終わるまでまだまだ時間がある。 いつもより体を強張らせて力を抜かない香澄のシャツのボタンを全部外してしまう。頑丈な腰のベルトを解いて前を開ける。 「すぐ終わるから…」 ワイシャツの下に隠れた肌に舌を這わせて痕を残す。 アルコールでは温まらなかった体が少しずつ熱くなってきて、狭い空間に篭った湿度でやっと息が思うようにできるようになった。 このまま乱してしまおう、綺麗なシャツとか豪華なソファを台無しにすればもっと楽になる。 カーテンで隔たれたすぐそばをひっきりなしにひとの気配が行き来する。 いつまで経っても体から緊張を絶やさない香澄を口先で宥���ながら、 息はできてもどこかから見張られているような感覚が拭えなくて、 それを振り払うために僕は香澄を無視した。
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(補足、冷泉慧鶴視点) 続き
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irodoru60sw · 1 year ago
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2023/5/26
「プチギフトとコラージュ作品」
明日27日からのアトリエオープン2DAYS。準備中の室内は雑然としていますが、だいぶにぎやかになってきました。
今回はお買い上げいただいたお客様へ、「旅の香りギフト(メッセージカードとお菓子のセット)」を差し上げます。
★横浜で見つけたメッセージカード★
交信旗(Signal Flags)…アルファベットと色・形を使った船同士の通信手段で、日本では明治初期から使われているそうです。面白い!世の中まだまだ知らないことがいっぱいです。
★お菓子色々★
北海道&横浜のお菓子をこの中からランダムで3~4点。
今月は旅の1ヶ月でしたので、皆さまにもささやかですがお裾分けいたします♪
また今回はパネル作品を3点、新たに制作いたしました。
日々の制作の段階で生まれた小さなモチーフたちを、見えたまま、導かれるようにコラージュ作品として仕上げました。
上下左右の向きは自由です。モチーフが楽しそうにしていればそれでよし。
皆さまには何が見えるでしょうか。見る人の数だけタイトルが付いたら面白いなと思います。
ぜひ会場で実物をご覧くださいませ。
いずれもご購入可能です。
———————————————–
5月27日(土)・28日(日)
「アトリエオープン2DAYS」
at KANDAI STUDENT21 101号室
11:00~18:00
大阪府吹田市山手町3-11-8 101号室
阪急千里線「関大前」駅より東へ約4分
地図→こちら
★お支払い方法:現金/クレジットカード/電子マネー/アプリ決済(楽天ペイ・au PAY)
★お買い上げいただいたお客様へプチギフトあり
※他の部屋は仕事場として使用されている方々がいらっしゃいます。建物内共用部での会話や足音には十分ご配慮ください。
———————————————–
→2023年のスケジュール 
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okubohidetaka · 2 years ago
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11/28メモ走り書き
関西に行く前の11月頭に書き残したのがメモ走り書きが最後になっていたので約3週間、1ヶ月近く日記を残さずに過ごしてしまった。向こうに行ってからの事はいろいろと残しておきたい気持ちはあるんだけど、日々過ごしたり体験した事が思いの外大きくて時間をかけて書きたいなという気持ち。なのでこのままだと書かないと思う。
なんにせよ宝塚と大阪(こちらはまだ展示開催中)には行けてよかったなと思う。
そうだ、その事だけは少し書き残しておこうと思う。関西に行く直前に準備をしていた時に、実際の話もうこれで最後になるかもしれないなと思っていた。最後というのは遠くで原画展をやるという事について。
描いた絵を送ってあとはお願いします。という形式ならば話は別になると思うんだけど、今回10日ほどの滞在予定だったのでその間の着替えに荷物の準備にとやっている間にそういう作業に突如辟易としてしまった・・
それに原画、物販などを運送会社まで運ぶ体力、腕力なんかが格段に落ちている事を実感したのが大きかった。
昔はどうしようもなく重いギターアンプや、エフェクターケースを難なくという訳ではないけど、持って移動する事があっても気合いと根性で乗り切る事が出来ていた。
特に運動をしたり体を鍛えていた訳ではなかったけど、どうにか運んだりする事が出来ていた。
それがどう��。それらに比べれば軽くなった荷物ですら、ちょっと重いな、、しんどい、、と思うようになった。
だからこの調子ではもう来年同じ事をするのはちょっと難しい事だ。だから向こうに行ったら関西に来て原画展をやるのはこれで最後になると思うという話をしようと思っていた。
いや、本当にもう重いものを持つ事が難しくなった、それと毎日ペースを変えずに絵を描き続けたいという気持ちもあり。
だけど、結果的にはやっぱり来て良かった。来年も頑張ろう、力はこれからは落ちて行く一方なのだから鍛えればいい事じゃないかと、そういう風に思えた。
単純な人だなと思う。そういう性格で良かったのかもしれないけれど・・
結局どれだけインターネットが発達してもどこかに行って人に会う。っていう事が大事な事である事はずっとこの先も変わらないんだろうなと改めて実感しました。いやそんな事はこれまでに何度も体験して分かっている事なのに。
という訳で日々の絵もそうだけど、腕力、体力もこれからは鍛えていかないといけない。
東京に帰って来てから数日は荷物の整理や次の展示の準備などでバタバタしていたけれど、3日くらい前からだいぶ落ち着いて来てやっと外に走りに行ったりも出来るようになってきた。まずは日常に戻りたい。ただ2日くらいは何もせずにゆっくり休もうと思っていたんだけど、それが出来ていないのでどうしようかなと思う。ご依頼もらった絵も待っているので、、
もしこれを読んでくれている方がいたらすみません、しばしお時間いただきます。
天気の事。
関西滞在中はありがたい事に穏やかな気候で過ごしやすかった。展示時間帯も宝塚の日曜日に強い雨に見舞われた日があったけど、その1日だけ。
東京に戻ると外の空気が冷たくて、こちらは一足先に冬か?とも思ったけどその後どうにか取り戻してここ数日は暖かい。
とはいえそろそろ本格的な冬がやってくる。灯油の赤いプラケースも空になっていたので3日ほど前に今シーズンの灯油を初めて買った。
灯油売りはいつも巡回に来る2社のうちの1社からだけ買っている。そっちのほうが安い時があるという以外にもう1社のほうはちょっと偉そうな態度を取られた事が過去に一度あったのでそれ以来利用していない。一度だけ買ったくらいかな。
ここ数年買っているほうの人は元々はワルをやっていた事がありそうな佇まいをわずかに感じさせる人なんだけど、にこやかで自然な丁寧さが好きだ。今年もよろしくお願いしますと言ってトイレットペーパーを1巻くれた。
ついでにもう一つ昨日は近所の八百屋でルッコラと春菊を買ったところ、良かったら持って行ってと水菜とサラダ菜セットをもらった。そのおばちゃんもいい人です なんだかんだいろいろくれるんですが、買ったものより��価なものをもらう時もあります・・ 
たまっていたので随分長くなって来たけど、とりあえずこのような感じか。あ、今朝あるギタリストの方の書いたブログについてその書いたギタリストの方と、書かれた方の間で軽いツイッター論争のような事になっているのを知った。
その人のブログは好きなので思い出した時にたまに読んでいて、その人の記述をある程度一方的に受けて止めていたけれど、書かれたほうの人からは違う見解もあり、当然だとは思うけど、お互いの感情が食い違っている場面がいくつかあったようだ。
まるで知らない世界の話では無いし、知った名前もちらほらと出て来るので気にならない訳がないので少々深追いしてしまった。
ああ音楽業界ってこうだったなと思い返してみたりする。自分の場合は振り返るとだいたい自分に問題があったと思う事がほとんどなんだけど、まあどこの世界に行っても感情や態度の表し方は人それぞれなのだろうから、一方的に思った事を実名で書くのは問題が起きる。書かれたほうもこの先食って行かなければいけないので見過ごせないだろう。
物事にはいろいろな側面があるという事も本来人はみんな知っているはずなのについつい忘れてしまったりして、いやはや。ほんとの意味での仲直りはもう出来ないだろうけどこの先和解出来るといいなあと思った。しかし公衆の面前で言い合いをしないといけないのはちょっと大変だな、、そうならないように自分も気をつけよう。
なんの話だよっていう話ですね。
12月からいよいよ冬本番だそうです。体に気をつけて過ごしましょう!
あ、そういえば信じられないけど、昨晩寝る前に耳元でぷーんという音が聞こえた。蚊???と思いながらもそんな訳ないだろと思って寝ていたら痒くなってかゆみ止めをして蚊取り線香をつけた。12月になるっていうのにね。
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usamierina · 3 years ago
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Trip to Hiroshima, March 2022 - Day 2: Itsukushima shrine and Miyajima
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Happy Birthday to ME!! This day is 12th March, it’s my birthday.
お誕生日の今日は、安芸の宮島観光へ行ってまいります。
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旅行中の広島のお天気は悪くなさそうで、天気運に恵まれて最高! 本日は1日オフということで、がっつり観光の予定。
■ あなごめし うえの
宮島に行くのであれば、100%行った方がいいお店、それが、フェリー乗り場のある宮島口駅にあるお店「あなごめし うえの」。
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その名の通り、穴子飯が有名なお店です。
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大中小のお弁当がかわいい。
到着したのがちょうど11:20だったので、宮島に行く前にお昼ご飯かなということでこちらへ。さすがの有名店、かなりのウェイティングリストだったので、一瞬「...お弁当にして諦めようかな...」とも思ったのですが、いやいやここは、ということで辛抱強く待ったところ、だいたい30分くらいで入店!
(しかも、2Fの広間へご案内いただいた!ゆっくり過ごせたのでラッキー)
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「あなごめしの小・上・特上、は、穴子の量が違うだけですよ〜」とのこと。 ということで、白焼とタレ焼き両方楽しみたかった私は、白焼+あなごめし(小)で注文。
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はい、さいこうのセットきました〜!昼ビール+白焼です。
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ふわふわで香ばしい白焼...!!!
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おビールでいただきます!!!さいこうのランチ!!!
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そして圧巻の登場のあなごめし!!!
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こちらも香ばしく、タレのかかった穴子もふわふわで美味。すこし茶色のご飯ともよく合います...!さいこうです。
実は、ここのあなごめし、お店で食べるよりも、すこしこなれてご飯と穴子がいい感じに調和した冷めたほうのお弁当の方が美味しいという噂もあり(昨日飲みに行った広島の方に聞いた)、次回チャンスがあればお弁当も試してみたいと思います...!
おなかぱんぱんになったところで、いよいよ宮島行きのフェリーへ。
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まあまあな頻度で船が動いているので便利ですね。
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束の間のフェリー旅。
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宮島にやってきました!日本三景、安芸の宮島! あと二つはなんだっけ?
あああ「天橋立」と「松島」か。天橋立は行ったことがあるけど、松島はないなあ。
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想像以上に鹿がいます。そして、想像以上に普通に鹿がいます。 変に寄ってこないし、落ち着いてていい子たちだね、賢い🦌 さすが神の使いだな...
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海の藻屑を食べる鹿と戯れる子、かわいい。
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厳島神社が見えてきました。
■ 厳島神社
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こちらが入り口の鳥居です。
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良い天気で、コロナの蔓延防止も解除されたこともあり、観光客の方がたくさん。それでも、コロナ前よりは少ないんだろうな〜
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有名な海に浮かぶ鳥居の状態が、、、、こちら
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はい、絶賛修復工事中〜!!!風情ゼロ〜!!!笑
鳥居は、「1875年の建立から140年以上が経過」ということで、2019年6月から工事がスタートしているらしく、Webサイトによると「永らく工事終了時期は「未定」とのことでありましたが、先日嚴島神社より、「令和4年中に工事足場を撤去できる見込み」との発表があり、少なくとも来年には皆様に大鳥居の全景をご覧いただけることになりそうです。」ということで、2023年後半くらいには綺麗に修復された鳥居が見られるかも。また行かないといけませんね。
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おみくじも引きました。31番。 「日向宮兆(ひむかのみやのちょう)(吉)」ということで、今年は「住所を定め家を作るのうらかたにして大いによし」とのこと。
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なにやらお家を建てたり買ったりするのがいいみたいですね。そんな予定はないのだけれども苦笑 「勝負事 必ず勝つ」ということで、今年は勝負していきたいと思っております。
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潮が引いていたので、能舞台もなんか風情がないですね笑
厳島神社をぐるっと回って、さてさて喉が渇きましたよっと。
■ 牡蠣祝
広島の友人におすすめしていただいた、高台のレストランにきました。
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なぜか、ちょうどお店に入ろうとしたら先客のご家族が入っていかれました 🦌🦌🦌
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(🦌「あんたも入るの?先に入るわよ?」的な目線をくれました)
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こちらのお店なんといっても.......
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はい、最高のロケーション〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
高台のお店なので、広島の海と広島市が一望できます。席がかなり間引かれているので、ちょっと待ちましたが、その分広々とゆっくりとできて最高です。
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調子にのって、広島のワインと広島レモンチーズケーキを注文。
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非常に可愛らしい食べ物でした。
(ほんとは、「牡蠣祝」って名前のお店だから、ゴリゴリに牡蠣が食べられるもんだと思っていたのですが、この時間にあったのは「牡蠣のオイル漬け」だけだったので、このようなおしゃれカフェ的な注文になってしまいました。でもよかったけど!)
■ tu Giico
そんなこんなで宮島で牡蠣を食べ損ねている私が、高台から降りてきてふらふらと歩いていたら見つけたお店。
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牡蠣の暖簾がかわいい🦪❤️ グリル系の牡蠣が1つから注文できるお店のよう。結構新しそうでした。
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お昼はビール、さきほどのお店でワインを頂いたので、ここでは広島レモンサワーをいただきます。カウンターがあると一人でも気兼ね��く入れるからいいね。
注文したのは...
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ぶりっぶりの焼きガキと、
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トマトチーズ焼き、ジェノペーゼソース焼き。どちらも美味しかった! この、牡蠣の殻に残った汁が美味いんだよなあ。
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ということで、満喫して島を出たのでした。
宮島口駅について、行きは広島駅からJRできたのですが、帰りはちょいと路面電車に乗ろうかなということでこちらで。
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ギリギリの時間ですが、SAKURAO DISTILLERYに向かいます。
■ SAKURAO BREWERY & DISTILLERY
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SAKURAO BREWERY & DISTILLERYにきました。旧社名は「中国醸造」さん。
コロナ禍でなければ、蒸溜所見学ツアーもあったのですが、現在は休止中。ただ、ショップとかは開いているとのことだったので、何かあるかしらと思って寄ってみました。
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こちらが蒸溜所。最近はクラフトジンの「桜尾」とか、ウイスキーの ×「倉吉」×(間違えました、「戸河内」でした)とかが有名。古くは、「ダルマ焼酎」という甲類焼酎をやってらっしゃるところです。
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残念ながら、ショップの中のバーもおやすみ中。 限定&新商品の「桜尾ジン ネーブルオレンジ」も出てたのですが、ここは華麗にスルー。どこかのバーで見つけたら飲んでみようと思います。
■ 広島 Day 2 前半 総括
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ホテルを出て、今日はガッツリ移動して観光。いきたい所も行けたし、美味しいものも食べられたし、満喫の1日でした。
その中でもやっぱり「うえの」のあなごめしがバツグンだったな〜!次回広島に行く際は絶対お弁当を買いたいと思います。(帰るタイミングで駅で買おうかなと思ったら、朝早すぎて売ってなかったぜ、ざんねん)
SAKURAOを出て、広島市内へ。一人旅最後の晩ごはんを楽しむ夜です!
【2022年3月 広島の旅】 ・Day 1 ・Day 2 前半 👈THIS  └あなごめし うえの  └厳島神社  └牡蠣祝  └tuGiico  └SAKURAO BREWERY & DISTILLERY ・Day 2 後半 ・Day 3
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sfujioka1 · 4 years ago
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情報開発と利活用20210304
情報開発と利活用20210304
https://ameblo.jp/sfujioka1/
04Mar
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”正しい貨幣観を国民に広めるためには”
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NEW!2021-03-04 09:12:34
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先端技術情報20210304
仮想通貨 異業種の仮想通貨事業参入、AWS東京の障害で仮想通貨取引に影響など——2月後半の中国 ... THE BRIDGE,Inc. / 株式会社THE BRIDGE 中国最大の自動車メーカーの一つ Geely(吉利)はブロックチェーン領域に参入、また中国のお茶の会社が仮想通貨マイニングにピボットしつつある... eコマースプロバイダーのOLBグループ、米国8500店に仮想通貨決済を導入 コインテレグラフ・ジャパン(ビットコイン、仮想通貨、ブロックチェーンのニュース) OLBに加盟する8500以上の店舗がビットコインやイーサリアム、USDC、DAIに対応する。ユーザーは、店舗やスマホを通じて仮想通貨で支払いが可能... アメリカの大手銀行はすでにブロックチェーンを活用しており、口座への暗号通貨の受け入れも ... BUSINESS INSIDER JAPAN ブロックチェーンは分散型のデジタル台帳で、ビットコインのような仮想通貨と取引するために使われている技術でもある。 JPモルガン、シティ、... ブロックチェーン デジタル化に向けて企業はブロックチェーンとどう向き合うべきか EnterpriseZine これまでブロックチェーンの様々な領域における事例を踏まえ、「なぜブロックチェーンを利用するのか」、「どのブロックチェーンを利用すべきか」... 【イベントレポート】NTTデータが推進するブロックチェーン× DX トレーサビリティから貿易 ... コインデスク・ジャパン 2,000人を超える参加者が登録する国内最大級のブロックチェーンカンファレンス「btokyo ONLINE 2021」が2021年3月1・2日の2日間で開催。1日目... 「ボトムアップでイノベーションを起こす」“ブロックチェーン起業家” バイナリースター代表 山本 ... 創業手帳 ブロックチェーンに関わる人たちが日本で集まれる場所を作りたかった」という山本氏の目に今見えているものとは? 2008年にビットコインの論文... AI 【新!AI機能追加】WEB面接ツール「カオミル インタビュー」求職者と面接官の表情を顔認証で ... PR TIMES また、一般的なWEB面接ツールで利用可能な「WEB面接機能」や「チャット機能」の他、人工知能(AI)を活用して面接中に会話内容をテキスト化... カシオ、皮膚科向け医療機器をAI連動で海外へ 日本経済新聞 ダーモカメラなどで撮影した皮膚画像から、がんの可能性を判定するAIを信州大学と開発している。医師が撮影画像をクラウドにアップロード... 「AIプラス 画像認識AIソリューション」を販売開始 時事通信 株式会社日立ソリューションズ]. - 刻印認識、顔認識の特化型AIにより、担当者の負担軽減・導入スピー��アップを支援 - <下へ続く>. 株式会社日立...
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NEW!2021-03-04 09:03:22
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試験計画そして技術サポートにアクセスすることによって、コンテンツの顧客経験を強化(2)
How can test plans be helpful handles?試験計画はどのように役立つハンドルであり得るか?Test plans, and test cases to be more specific, are typically produced by the quality assurance (QA) or the testing and verification teams that coexist with most all product engineering groups. While a one-to-one mapping presents between a certain new feature or enhancement and a test plan, it is also possible that an array of features are sometimes recorded in a single test plan. This type of aggregation occurs when a set of features are allied and it makes sense to test them all in a single phase.試験計画とテストケースは、もっと具体的に言うと、典型的に品質保証(QA)、すなわちほとんどすべての製品工学技術グループと共存するテスト及び検証チームによって作られます。 1対1のマッピングがある新しい機能あるいは強化と試験計画で提示される一方で、一連の機能が一つの試験計画で時々記録されることは同じく可能です。 機能の一組が連合し、そして一つのフェーズでそれらのすべてをテストすることが意味をなすとき、このタイプの集合が起こります。A test plan describes the hardware and software requirements for a feature that’s being evaluated. The number of devices, the specific software that must be running on these devices, and any pre-configuration to be performed before running the tests are enumerated in the test plan. Also, the interconnections or circuitry is represented pictorially, in the form of a network art diagram or a flowchart.試験計画が評価されている機能のためにハードウェアとソフトウェアの必要要件を記述します。 装置の数、これらの装置上で走っているに違いない特定のソフトウエアと、テストを走らせる前に、行なわれるどんな事前設定でも試験計画で列挙されます。 同じく、相互接続あるいは回路が、回線技術ダイアグラムあるいはフローチャートのかたちで、図式化されて表されます。In a test plan, test cases are enlisted with unique identifiers and labels/descriptions. Each test case also contains the series of steps that must be performed to run the case, which is essentially a task or an operation that an end-user will perform with a product. In our technical communications parlance, each test case maps to a task topic that we might have authored for the product’s functionalities. QA personnel denote the success or failure of each test case.試験計画で、テストケースが一意な識別子とラベル / 記述で箇条書きされます。 それぞれのテストケースがケースを行なうため実施されなくてはならない一連のステップを同じく含みます、そしてそれは本質的にエンドユーザが製品で行なうであろう仕事あるいは動作です。 我々のテクニカルコミュニケーションの言葉遣いで、それぞれのテストケースは我々が製品の機能性のために著作しているかもしれない仕事のトッピクにマップします。 QA要員は、それぞれのテストケースの成否を示します。As we look for sample scenarios that test plans offer, these might turn out to be real-life situations that can be transformed as an example to be portrayed. A use case or a configuration-example topic is prescriptive. It answers the question “How do I…?” It provides instructions on how to complete a common or helpful configuration task using real values. And, these are precisely what we derive from the test plans.我々が試験計画が提供するサンプルのシナリオを探すにつれて、これらは描かれるために例として変貌し得る現実の状態であることが判明するかもしれません。ユースケースあるいは設定例トピックが指令を与えるものです。 それは「私はどのように…しますか?」という質問に答えます。 それは真の値を使って共通の、あるいは助けになる測定パラメーターの仕事をどのように完了するべきかについての指示を提供します。 そして、これらは正確に我々が試験計画から得るものです。
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NEW!2021-03-04 07:58:05
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guragura000 · 4 years ago
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自殺未遂
何度も死のうとしている。
これからその話をする。
自殺未遂は私の人生の一部である。一本の線の上にボツボツと真っ黒な丸を描くように、その記憶は存在している。
だけど誰にも話せない。タブーだからだ。重たくて悲しくて忌み嫌われる話題だからだ。皆それぞれ苦労しているから、人の悲しみを背負う余裕なんてないのだ。
だから私は嘘をつく。その時代を語る時、何もなかったふりをする。引かれたり、陰口を言われたり、そういう人だとレッテルを貼られたりするのが怖いから。誰かの重荷になるのが怖いから。
一人で抱える秘密は、重たい。自分のしたことが、当時の感情が、ずっしりと肩にのしかかる。
私は楽になるために、自白しようと思う。黙って平気な顔をしているのに、もう疲れてしまった。これからは場を選んで、私は私の人生を正直に語ってゆきたい。
十六歳の時、初めての自殺未遂をした。
五年間の不登校生活を脱し高校に進学したものの、面白いくらい馴染めなかった。天真爛漫に女子高生を満喫する宇宙人のようなクラスメイトと、同じ空気を吸い続けることは不可能だと悟ったのだ。その結果、私は三ヶ月で中退した。
自信を失い家に引きこもる。どんよりと暗い台所でパソコンをいじり続ける。将来が怖くて、自分が情けなくて、見えない何かにぺしゃんこに潰されてしまいそうだった。家庭は荒れ、母は一日中家にいる私に「普通の暮らしがしたい」と呟いた。自分が親を苦しめている。かといって、この先どこに行っても上手くやっていける気がしない。悶々としているうちに十キロ痩せ、生理が止まった。肋が浮いた胸で死のうと決めた。冬だった。
夜。親が寝静まるのを待ちそっと家を出る。雨が降っているのにも関わらず月が照っている。青い光が濁った視界を切り裂き、この世の終わりみたいに美しい。近所の河原まで歩き、濡れた土手を下り、キンキンに冷えた真冬の水に全身を浸す。凍傷になれば数分で死に至ることができると聞いた。このままもう少しだけ耐えればいい。
寒い!私の体は震える。寒い!あっという間に歯の根が合わなくなる。頭のてっぺんから爪先までギリギリと痛みが駆け抜け、三秒と持たずに陸へ這い上がった。寒い、寒いと呟きながら、体を擦り擦り帰路を辿る。ずっしりと水を含んだジャージが未来のように重たい。
風呂場で音を立てぬよう泥を洗い流す。白いタイルが砂利に汚されてゆく。私は死ぬことすらできない。妙な落胆が頭を埋めつくした。入水自殺は無事、失敗。
二度目の自殺未遂は十七歳の時だ。
その頃私は再入学した高校での人間関係と、精神不安定な母との軋轢に悩まされていた。学校に行けば複雑な家庭で育った友人達の、無視合戦や泥沼恋愛に巻き込まれる。あの子が嫌いだから無視をするだのしないだの、彼氏を奪っただの浮気をしているだの、親が殴ってくるだの実はスカトロ好きのゲイだだの、裏のコンビニで喫煙しているだの先生への舌打ちだの⋯⋯。距離感に不器用な子達が多く、いつもどこかしらで誰かが傷つけ合っていた。教室には無気力と混乱が煙幕のように立ち込め、普通に勉強し真面目でいることが難しく感じられた。
家に帰れば母が宗教のマインドコントロールを引きずり「地獄に落ちるかもしれない」などと泣きついてくる。以前意地悪な信者の婆さんに、子どもが不登校になったのは前世の因縁が影響していて、きちんと祈らないと地獄に落ちる、と吹き込まれたのをまだ信じているのだ。そうでない時は「きちんと家事をしなくちゃ」と呪いさながらに繰り返し、髪を振り乱して床を磨いている。毎日手の込んだフランス料理が出てくるし、近所の人が買い物先までつけてくるとうわ言を言っている。どう考えても母は頭がおかしい。なのに父は「お母さんは大丈夫だ」の一点張りで、そのくせ彼女の相手を私に丸投げするのだ。
胸糞の悪い映画さながらの日々であった。現実の歯車がミシミシと音を立てて狂ってゆく。いつの間にやら天井のシミが人の顔をして私を見つめてくる。暗がりにうずくまる家具が腐り果てた死体に見えてくる。階段を昇っていると後ろから得体の知れない化け物が追いかけてくるような気がする。親が私の部屋にカメラを仕掛け、居間で監視しているのではないかと心配になる。ホラー映画を見ている最中のような不気味な感覚が付きまとい、それから逃れたくて酒を買い吐くまで酔い潰れ手首を切り刻む。ついには幻聴が聞こえ始め、もう一人の自分から「お前なんか死んだ方がいい」と四六時中罵られるようになった。
登下校のために電車を待つ。自分が電車に飛び込む幻が見える。車体にすり潰されズタズタになる自分の四肢。飛び込む。粉々になる。飛び込む。足元が真っ赤に染まる。そんな映像が何度も何度も巻き戻される。駅のホームは、どこまでも続く線路は、私にとって黄泉への入口であった。ここから線路に倒れ込むだけで天国に行ける。気の狂った現実から楽になれる。しかし実行しようとすると私の足は震え、手には冷や汗が滲んだ。私は高校を卒業するまでの四年間、映像に重なれぬまま一人電車を待ち続けた。飛び込み自殺も無事、失敗。
三度目の自殺未遂は二十四歳、私は大学四年生だった。
大学に入学してすぐ、執拗な幻聴に耐えかね精神科を受診した。セロクエルを服用し始めた瞬間、意地悪な声は掻き消えた。久しぶりの静寂に手足がふにゃふにゃと溶け出しそうになるくらい、ほっとする。しかし。副作用で猛烈に眠い。人が傍にいると一睡もできないたちの私が、満員の講義室でよだれを垂らして眠りこけてしまう。合う薬を模索する中サインバルタで躁転し、一ヶ月ほど過活動に勤しんだりしつつも、どうにか普通の顔を装いキャンパスにへばりついていた。
三年経っても服薬や通院への嫌悪感は拭えなかった。生き生きと大人に近づいていく友人と、薬なしでは生活できない自分とを見比べ、常に劣等感を感じていた。特に冬に体調が悪くなり、課題が重なると疲れ果てて寝込んでしまう。人混みに出ると頭がザワザワとして不安になるため、酒盛りもアルバイトもサークル活動もできない。鬱屈とした毎日が続き闘病に嫌気がさした私は、四年の秋に通院を中断してしまう。精神薬が抜けた影響で揺り返しが起こったこと、卒業制作に追われていたこと、就職活動に行き詰まっていたこと、それらを誰にも相談できなかったことが積み重なり、私は鬱へと転がり落ちてゆく。
卒業制作の絵本を拵える一方で遺品を整理した。洋服を売り、物を捨て、遺書を書き、ネット通販でヘリウムガスを手に入れた。どうして卒制に遅れそうな友達の面倒を見ながら遺品整理をしているのか分からない。自分が真っ二つに割れてしまっている。混乱しながらもよたよたと気力で突き進む。なけなしの努力も虚しく、卒業制作の提出を逃してしまった。両親に高額な学費を負担させていた負い目もあり、留年するぐらいなら死のうとこりずに決意した。
クローゼットに眠っていたヘリウムガス缶が起爆した。私は人の頭ほどの大きさのそれを担いで、ありったけの精神薬と一緒に車に積み込んだ。それから山へ向かった。死ぬのなら山がいい。夜なら誰であれ深くまで足を踏み入れないし、展望台であれば車が一台停まっていたところで不審に思われない。車内で死ねば腐っていたとしても車ごと処分できる。
展望台の駐車場に車を突っ込み、無我夢中でガス缶にチューブを繋ぎポリ袋の空気を抜く。本気で死にたいのなら袋の酸素濃度を極限まで減らさなければならない。真空状態に近い状態のポリ袋を被り、そこにガスを流し込めば、酸素不足で苦しまずに死に至ることができるのだ。大量の薬を水なしで飲み下し、袋を被り、うつらうつらしながら缶のコックをひねる。シューッと気体が満ちる音、ツンとした臭い。視界が白く透き通ってゆく。死ぬ時、人の意識は暗転ではなくホワイトアウトするのだ。寒い。手足がキンと冷たい。心臓が耳の奥にある。ハツカネズミと同じ速度でトクトクと脈動している。ふとシャンプーを切らしていたことを思い出し、買わなくちゃと考える。遠のいてゆく意識の中、日用品の心配をしている自分が滑稽で、でも、もういいや。と呟く。肺が詰まる感覚と共に、私は意識を失う。
気がつくと後部座席に転がっている。目覚めてしまった。昏倒した私は暴れ、自分でポリ袋をはぎ取ったらしい。無意識の私は生きたがっている。本当に死ぬつもりなら、こうならぬように手首を後ろできつく縛るべきだったのだ。私は自分が目覚めると、知っていた。嫌な臭いがする。股間が冷たい。どうやら漏らしたようだ。フロントガラスに薄らと雪が積もっている。空っぽの薬のシートがバラバラと散乱している。指先が傷だらけだ。チューブをセットする際、夢中になるあまり切ったことに気がつかなかったようだ。手の感覚がない。鈍く頭痛がする。目の前がぼやけてよく見えない。麻痺が残ったらどうしよう。恐ろしさにぶるぶると震える。さっきまで何もかもどうでも良いと思っていたはずなのに、急に体のことが心配になる。
後始末をする。白い視界で運転をする。缶は大学のゴミ捨て場に捨てる。帰宅し、後部座席を雑巾で拭き、薬のシートをかき集めて処分する。ふらふらのままベッドに倒れ込み、失神する。
その後私は、卒業制作の締切を逃したことで教授と両親から怒られる。翌日、何事もなかったふりをして大学へ行き、卒制の再提出の交渉する。病院に保護してもらえばよかったのだがその発想もなく、ぼろ切れのようなメンタルで卒業制作展の受付に立つ。ガス自殺も無事、失敗。
四度目は二十六歳の時だ。
何とか大学卒業にこぎつけた私は、入社試験がないという安易な理由でホテルに就職し一人暮らしを始めた。手始めに新入社員研修で三日間自衛隊に入隊させられた。それが終わると八時間ほぼぶっ続けで宴会場を走り回る日々が待っていた。典型的な古き良き体育会系の職場であった。
朝十時に出社し夜の十一時に退社する。夜露に湿ったコンクリートの匂いをかぎながら浮腫んだ足をズルズルと引きずり、アパートの玄関にぐしゃりと倒れ込む。ほとんど意識のないままシャワーを浴びレトルト食品を貪り寝床に倒れ泥のように眠る。翌日、朝六時に起床し筋肉痛に膝を軋ませよれよれと出社する。不安定なシフトと不慣れな肉体労働で病状は悪化し、働いて二年目の夏、まずいことに躁転してしまった。私は臨機応変を求められる場面でパニックを起こすようになり、三十分トイレにこもって泣く、エレベーターで支離滅裂な言葉を叫ぶなどの奇行を繰り返す、モンスター社員と化してしまった。人事に持て余され部署をたらい回しにされる。私の世話をしていた先輩が一人、ストレスのあまり退社していった。
躁とは恐ろしいもので人を巻き込む。プライベートもめちゃくちゃになった。男友達が性的逸脱症状の餌食となった。五年続いた彼氏と別れた。よき理解者だった友と言い争うようになり、立ち直れぬほどこっぴどく傷つけ合った。携帯電話をハイヒールで踏みつけバキバキに破壊し、コンビニのゴミ箱に投げ捨てる。出鱈目���エネルギーが毛穴という毛穴からテポドンの如く噴出していた。手足や口がばね仕掛けになり、己の意思を無視して動いているようで気味が悪かった。
寝る前はそれらの所業を思い返し罪悪感で窒息しそうになる。人に迷惑をかけていることは自覚していたが、自分ではどうにもできなかった。どこに頼ればいいのか分からない、生きているだけで迷惑をかけてしまう。思い詰め寝床から出られなくなり、勤務先に泣きながら休養の電話をかけるようになった。
会社を休んだ日は正常な思考が働かなくなる。近所のマンションに侵入し飛び降りようか悩む。落ちたら死ねる高さの建物を、砂漠でオアシスを探すジプシーさながらに彷徨い歩いた。自分がアパートの窓から落下してゆく幻を見るようになった。だが、無理だった。できなかった。あんなに人に迷惑をかけておきながら、私の足は恥ずかしくも地べたに根を張り微動だにしないのだった。
アパートの部屋はムッと蒸し暑い。家賃を払えなければ追い出される、ここにいるだけで税金をむしり取られる、息をするのにも金がかかる。明日の食い扶持を稼ぐことができない、それなのに腹は減るし喉も乾く、こんなに汗が滴り落ちる、憎らしいほど生きている。何も考えたくなくて、感じたくなくて、精神薬をウイスキーで流し込み昏倒した。
翌日の朝六時、朦朧と覚醒する。会社に体調不良で休む旨を伝え、再び精神薬とウイスキーで失神する。目覚めて電話して失神、目覚めて電話して失神。夢と現を行き来しながら、手元に転がっていたカッターで身体中を切り刻み、吐瀉し、意識を失う。そんな生活が七日間続いた。
一週間目の早朝に意識を取り戻した私は、このままでは死ぬと悟った。にわかに生存本能のスイッチがオンになる。軽くなった内臓を引っさげ這うように病院へと駆け込み、看護師に声をかける。
「あのう。一週間ほど薬と酒以外何も食べていません」
「そう。それじゃあ辛いでしょう。ベッドに寝ておいで」
優しく誘導され、白いシーツに倒れ込む。消毒液の香る毛布を抱きしめていると、ぞろぞろと数名の看護師と医師がやってきて取り囲まれた。若い男性医師に質問される。
「切ったの?」
「切りました」
「どこを?」
「身体中⋯⋯」
「ごめんね。少し見させて」
服をめくられる。私の腹を確認した彼は、
「ああ。これは入院だな」
と呟いた。私は妙に冷めた頭で聞く。
「今すぐですか」
「うん、すぐ。準備できるかな」
「はい。日用品を持ってきます」
私はびっくりするほどまともに帰宅し、もろもろを鞄に詰め込んで病院にトンボ帰りした。閉鎖病棟に入る。病室のベッドの周りに荷物を並べながら、私よりももっと辛い人間がいるはずなのにこれくらいで入院だなんておかしな話だ、とくるくる考えた。一度狂うと現実を測る尺度までもが狂うようだ。
二週間入院する。名も知らぬ睡眠薬と精神安定剤を処方され、飲む。夜、病室の窓から街を眺め、この先どうなるのかと不安になる。私の主治医は「君はいつかこうなると思ってたよ」と笑った。以前から通院をサポートする人間がいないのを心配していたのだろう。
退院後、人事からパート降格を言い渡され会社を辞めた。後に勤めた職場でも上手くいかず、一人暮らしを断念し実家に戻った。飛び降り自殺、餓死自殺、無事、失敗。
五度目は二十九歳の時だ。
四つめの転職先が幸いにも人と関わらぬ仕事であったため、二年ほど通い続けることができた。落ち込むことはあるものの病状も安定していた。しかしそのタイミングで主治医が代わった。新たな主治医は物腰柔らかな男性だったが、私は病状を相談することができなかった。前の医師は言葉を引き出すのが上手く、その環境に甘えきっていたのだ。
時給千円で四時間働き、月収は六万から八万。いい歳をして脛をかじっているのが忍びなく、実家に家賃を一、二万入れていたので、自由になる金は五万から七万。地元に友人がいないため交際費はかからない、年金は全額免除の申請をした、それでもカツカツだ。大きな買い物は当然できない。小さくとも出費があると貯金残高がチラつき、小一時間は今月のやりくりで頭がいっぱいになる。こんな額しか稼げずに、この先どうなってしまうのだろう。親が死んだらどうすればいいのだろう。同じ年代の人達は順調にキャリアを積んでいるだろう。資格も学歴もないのにズルズルとパート勤務を続けて、まともな企業に転職できるのだろうか。先行きが見えず、暇な時間は一人で悶々と考え込んでしまう。
何度目かの落ち込みがやってきた時、私は愚かにも再び通院を自己中断してしまう。病気を隠し続けること、精神疾患をオープンにすれば低所得をやむなくされることがプレッシャーだった。私も「普通の生活」を手に入れてみたかったのだ。案の定病状は悪化し、練炭を購入するも思い留まり返品。ふらりと立ち寄ったホームセンターで首吊りの紐を買い、クローゼットにしまう。私は鬱になると時限爆弾を買い込む習性があるらしい。覚えておかなければならない。
その職場を退職した後、さらに三度の転職をする。ある職場は椅子に座っているだけで涙が出るようになり退社した。別の職場は人手不足の影響で仕事内容が変わり、人事と揉めた挙句退社した。最後の転職先にも馴染めず八方塞がりになった私は、家族と会社に何も告げずに家を飛び出し、三日間帰らなかった。雪の降る中、車中泊をして、寒すぎると眠れないことを知った。家族は私を探し回り、ラインの通知は「帰っておいで」のメッセージで埋め尽くされた。漫画喫茶のジャンクな食事で口が荒れ、睡眠不足で小間切れにうたた寝をするようになった頃、音を上げてふらふらと帰宅した。勤務先に電話をかけると人事に静かな声で叱られた。情けなかった。私は退社を申し出た。気がつけば一年で四度も職を代わっていた。
無職になった。気分の浮き沈みが激しくコントロールできない。父の「この先どうするんだ」の言葉に「私にも分からないよ!」と怒鳴り返し、部屋のものをめちゃくちゃに壊して暴れた。仕事を辞める度に無力感に襲われ、ハローワークに行くことが恐ろしくてたまらなくなる。履歴書を書けばぐちゃぐちゃの職歴欄に現実を突きつけられる。自分はどこにも適応できないのではないか、この先まともに生きてゆくことはできないのではないか、誰かに迷惑をかけ続けるのではないか。思い詰め、寝室の柱に時限爆弾をぶら下げた。クローゼットの紐で首を吊ったのだ。
紐がめり込み喉仏がゴキゴキと軋む。舌が押しつぶされグエッと声が出る。三秒ぶら下がっただけなのに目の前に火花が散り、苦しくてたまらなくなる。何度か試したが思い切れず、紐を握り締め泣きじゃくる。学校に行く、仕事をする、たったそれだけのことができない、人間としての義務を果たせない、税金も払えない、親の負担になっている、役立たずなのにここまで生き延びている。生きられない。死ねない。どこにも行けない。私はどうすればいいのだろう。��がくい込んだ柱が私の重みでひび割れている。
泣きながら襖を開けると、ペットの兎が小さな足を踏ん張り私を見上げていた。黒くて可愛らしい目だった。私は自分勝手な絶望でこの子を捨てようとした。撫でようとすると、彼はきゅっと身を縮めた。可愛い、愛する子。どんな私でいても拒否せず撫でさせてくれる、大切な子。私の身勝手さで彼が粗末にされることだけはあってはならない、絶対に。ごめんね、ごめんね。柔らかな毛並みを撫でながら、何度も謝った。
この出来事をきっかけに通院を再開し、障害者手帳を取得する。医療費控除も障害者年金も申請した。精神疾患を持つ人々が社会復帰を目指すための施設、デイケアにも通い始めた。どん底まで落ちて、自分一人ではどうにもならないと悟ったのだ。今まさに社会復帰支援を通し、誰かに頼り、悩みを相談する方法を勉強している最中だ。
病院通いが本格化してからというもの、私は「まとも」を諦めた。私の指す「まとも」とは、周りが満足する状態まで自分を持ってゆくことであった。人生のイベントが喜びと結びつくものだと実感できぬまま、漠然としたゴールを目指して走り続けた。ただそれをこなすことが人間の義務なのだと思い込んでいた。
自殺未遂を繰り返しながら、それを誰にも打ち明けず、悟らせず、発見されずに生きてきた。約二十年もの間、母の精神不安定、学校生活や社会生活の不自由さ、病気との付き合いに苦しみ、それら全てから解放されたいと願っていた。
今、なぜ私が生きているか。苦痛を克服したからではない。死ねなかったから生きている。死ぬほど苦しく、何度もこの世からいなくなろうとしたが、失敗し続けた。だから私は生きている。何をやっても死ねないのなら、どうにか生き延びる方法を探らなければならない。だから薬を飲み、障害者となり、誰かの世話になり、こうしてしぶとくも息をしている。
高校の同級生は精神障害の果てに自ら命を絶った。彼は先に行ってしまった。自殺を推奨するわけではないが、彼は死ぬことができたから、今ここにいない。一歩タイミングが違えば私もそうなっていたかもしれない。彼は今、天国で穏やかに暮らしていることだろう。望むものを全て手に入れて。そうであってほしい。彼はたくさん苦しんだのだから。
私は強くなんてない。辛くなる度、たくさんの自分を殺した。命を絶つことのできる場所全てに、私の死体が引っかかっていた。ガードレールに。家の軒に。柱に。駅のホームの崖っぷちに。近所の河原に。陸橋に。あのアパートに。一人暮らしの二階の部屋から見下ろした地面に。電線に。道路を走る車の前に⋯⋯。怖かった。震えるほど寂しかった。誰かに苦しんでいる私を見つけてもらいたかった。心配され、慰められ、抱きしめられてみたかった。一度目の自殺未遂の時、誰かに生きていてほしいと声をかけてもらえたら、もしくは誰かに死にたくないと泣きつくことができたら、私はこんなにも自分を痛めつけなくて済んだのかもしれない。けれど時間は戻ってこない。この先はこれらの記憶を受け止め、癒す作業が待っているのだろう。
きっとまた何かの拍子に、生き延びたことを後悔するだろう。あの暗闇がやってきて、私を容赦なく覆い隠すだろう。あの時死んでいればよかったと、脳裏でうずくまり呟くだろう。それが私の病で、これからももう一人の自分と戦い続けるだろう。
思い出話にしてはあまりに重い。医療機関に寄りかかりながら、この世に適応する人間達には打ち明けられぬ人生を、ともすれば誰とも心を分かち合えぬ孤独を、蛇の尾のように引きずる。刹那の光と闇に揉まれ、暗い水底をゆったりと泳ぐ。静かに、誰にも知られず、時には仲間と共に、穏やかに。
海は広く、私は小さい。けれど生きている。まだ生きている。
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awajibaikundo · 7 months ago
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#淡路梅薫堂
淡路梅薫堂のお線香•お香(awaji baikundou japanese incense sticks)
https://youtu.be/fs3ollsu448?si=58F9GgS0fs8voVtQ
淡路梅薫堂の甘茶香は、神仏の好物である甘茶を原料としたお香です。甘茶は、お釈迦様の誕生を祝う花祭りの際に用いられるお茶で、甘く優しい香りが特徴です。
甘茶香は、その香りによって神仏の加護を招き、願いを叶えてくれるとされています。また、厄除けや魔除けの効果があるとも考えられており、厄年の方や、災難や不運から身を守りたい方におすすめです。
淡路梅薫堂は、兵庫県淡路市に本社を置く老舗のお香メーカーです。創業は1905年で、120年以上の歴史があります。淡路梅薫堂の甘茶香は、伝統的な製法で作られており、高品質な香りが特徴です。
世界平和を祈願して、淡路梅薫堂の甘茶香を焚いてみませんか?
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淡路梅薫堂の香りの良いお線香を送る。
神仏お好み甘茶香。仏様のご馳走様する。
神以下六道さ迷いの手前食べ物より、神仏お好み甘茶香☆彡
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神仏お好み甘茶香おすすめ。
淡路梅薫堂の線香セットは、上品な香りと美しいデザインで人気です。特別な日やお祝いの場で、友人や家族に線香セットを贈ることで、リラックスや癒しの時間を提供することができます。
淡路島で作られる甘茶香は、淡路梅薫堂ならではのものです。淡路島での旅行や観光の際に、地元の特産品として線香を買うことで、淡路島を思い出に残すことができます。
特別な日やお墓参りの際に、淡路梅薫堂の線香をお供えとして使用することで、故人に感謝を伝えることができます。その際に使用される線香は、厳選された材料で作られており、天然の香りが広がります。
淡路梅薫堂の線香セットは、優れた品質と美しいデザインが特徴です。誕生日や結婚祝いなどの特別な日に、友人や家族に線香セットを贈ることで、贈り物として喜ばれることでしょう。
淡路梅薫堂の線香は、ネット通販線香ランキングでも人気があります。ネット通販で線香を購入することで、便利なオンラインショッピングで手軽に淡路梅薫堂の線香を楽しむことができます。
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skf14 · 4 years ago
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09072014
「読了、と。」
相変わらず小説を一本読み終えたような疲労感だ、と思いながらも、胸に巣食う不快感は抜けない。それは下手な話を読んでしまったからでもなく、内容が気持ち悪いからでもない。彼の書く小説は大体どれも悍しく、内臓を指で掻き回され、神経を指で直接嬲られているような感覚になるからもう慣れてしまった。
原因は、ただ一つ。
「...彼は、本当に皮膚が好きだな。」
筆者のフェティシズム。いわゆる性的嗜好の中に、皮膚愛好が時折含まれているということだった。大概のフェティシズムは容認出来る。魅せ方によってはむしろ魅力に気付かされ、此方が嵌ってしまう可能性すらある。事実僕は彼の小説に出会ってから、街ゆく人の眼球や、喉元や手先をよく見るようになった。彼の小説にあったような、口の中で転がすと鈴の音がなりそうな綺麗な眼球だ、犬歯を立てて噛めば齧りやすそうな白い喉だ。彼の小説で犠牲になった人のような、細く折れやすそうな指だ。頭の中で妄想していた曖昧な景色が現実と重なることで輪郭を得て、実写映画のように動いていく様に興奮したことは一度や二度ではない。
つまりは、少なくとも彼の小説において、フェティシズム自体に対する拒否反応は起きないということだ。ならばなぜ、この鳩尾から這い上がってくるような不快感と戦う羽目になったのか。
僕は、人の皮膚が苦手だ。
すれ違う人間と触れ合っただけでもぞわぞわと毛が逆立って、その部分の皮膚を削ぎ落としてしまわないと気が済まないような気分になってくる。勿論、低いながらも社会的地位がある僕は実際に行動には移さない。後に残らない程度にそこを擦り、掻いて、心を沈める。大丈夫、触れただけ、綺麗になった、もう大丈夫。そう言い聞かせて、1人になった瞬間声を出し発散する。ああぁぁあぁぁああぁあああぁぁぁあああ。何度かそうして頭を掻き回して部屋を歩き回ってはちゃめちゃに動いて、呼吸を出し切って、僕は僕に戻れる。皮膚、ならどこでもダメだった。手も、腕も、足も、爪の先ですら、人の皮膚らしい産毛の生えた柔らかな肉に触れた瞬間、気が狂いそうになる。正常でいたいと叫ぶ僕の脳が暴れ回る。
ひふ。皮膚。肌。上皮。ああ、その響きは僕にとって全て黒板を引っ掻く音。銀歯でアルミを噛む味。生理的嫌悪。精神病の一種なのだろうか。分からない。
自分の異常さを何度直そうと思ったか分からない。高級ソープから安い場末のデリヘルまで、数多の女を試した。さすがに男に走る気にはならなかった、というか、男であれば、道でぶつかる程度の接触には耐えられた。不思議だった。だから、色んな女に触れて、その度に敗北して帰ってきた。今日もダメ、美人も、可愛い子も、不細工も、平等に、生物学上女に分類される生き物の皮膚は全てダメ、というのが自身で出した結論だった。カタワ、その言葉が頭の中をぐるぐると回る。崇高な母親のもとで育てられ、様々な主義主張に触れ、結果ナチズムを崇拝する立派なレイシストとなった僕にとって、己が動物以下の生き物に成り下がることは到底耐えられなかった。今この世でT4作戦が始まったら、僕が対象になるのではないか。そう思うだけでもう、脊髄から神経をずるずると引きずり出されるような、じっとしていられない耐え難い苦痛に襲われた。
慣れることは出来なかった。無視して生きることは、もっと出来なかった。そんな僕にある日突然、受胎告知の如く正解が舞い降りた。僕が今までたどり着かなかった境地を、神は僕に与えてくれた。僕が優れているからか、選ばれたからか、それは天国へ行ったとき聞かなければわからないが。
目の前に転がる身体を、ゴム手袋越しに触ってみる。やはり、二の腕がぞわぞわりと粟立つ。鳥肌だ。ああ、寒い。掻き毟りたい。叫びたい。耐えろ、我慢だ。滅菌済パックを破りメスを取り出した。鋒を二の腕の内側に突き刺し、一本線を引いてみた。どうやら、骨と皮との間、皮下脂肪ごとひっぱり剥がせば上手く剥がれるらしい。まだ温かい肉の中に手を差し入れてみれば指の腹に硬い触感を感じる。これが骨か。ならば。隙間に合わせて指を這わせる。体内の、筋肉の緩やかな曲線と弾力を感じる。手の甲にぬらぬらと纏わり付く黄色い皮下脂肪。この調子でいけば、いけるかもしれない。身体をひっくり返し、背中にも真っ直ぐ一本、メスを入れる。綺麗に剥がなければ、僕の目的は達成されない。一度しかないチャンスを逃してしまえば、僕は一生カタワのままだ。落ち着け、落ち着け。ああ、そういえば、最初よりも幾分か、皮膚に触れられている気がする。ゴム越しだが、感じる皮膚の触感に、少しだけ、慣れたような気がする。柔らかな、産毛の感覚や手に吸い付くような質感はまだ味わえてはいないけど、でも、味わいたいと思い始めている。
所々萎びた背中の皮膚。一本通った赤い道から指を差し入れ、背骨から肋骨へ、骨を目指して、背中を抱きしめるようになぞり、指をめり込ませていく。
「良かった、何度皮膚を無くそうと思ったか。その度に立ち止まって、衝動を抑えた。彼らのようにバールで、コンクリートのブロックで、踊るような彼らを、何度羨ましく、憎らしく思ったか。ああ。」
首、手首、足首は切り落とし、それぞれから皮膚を剥ぎ取って並べておいた。体の部分、マネキンのようになったそれは床でべしゃり、轢き殺された蝦蟇のようにうつ伏せで這っている。背中の皮膚は大方剥がれた。身体をひっくり返し、同じように筋肉と骨の隙間、僕が還るべき場所へ還るように、手を馴染ませ、撫でて、愛していく。意を決して、ゴム手袋を外してみた。
「僕はこの光景を何度夢想したか分からない。己が正常に戻る日を、何度夢に見、そして泣き、心を折られてなお夢に見たか、分からない。」
素肌で、筋肉繊維に触れてみる。脈動も燃えるような熱さも感じない。緩く硬い感触。だが、ただ、人に、触れられている、その幸せだけが胸を満たして、じわり、視界がぼやけて滲んでいく。僕は、人に、触れた。素手で、人に触れられることができた。こんなもの、進歩でも何でもないと嗤う人はいるだろう。でも、僕の中では立派な進歩、成長、進化だ。
事前に、彼と僕とのつながりは全て絶っておいた。と言っても、閲覧履歴を消し、ブックマークを解除し、印刷しておいた彼の作品をシュレッダーに泣く泣く掛け水に溶かしてトイレに捨てただけ、だが。それで証拠の隠滅が出来るのか、知識のない僕には分からない。
ただ、彼に迷惑をかけるようなことがあってはいけないと思う気持ちが半分、彼の作品に触発されて行動した模倣犯扱いされたくない気持ちが半分だった。
模倣犯。何と嫌な言葉の響きだろう。僕は別に彼になりたいわけでもなく、彼の書く話の主人公達になりたいわけでもない。他人に感化されて人生を曲げるほど愚かな人間ではないし、自分の頭で自分の人生について考えられる程度の知能は持って生まれてきたはずだ。だから、あくまでも僕は、彼の小説は趣味として好んでいただけで、何も影響なんてされていない。
第一彼だって、自分の話を読んだからといって軽率に真似されるのは不快だろう。彼には彼の矜持がある。高尚な、僕の脳では追いつかないグロテクスでナンセンスでノーモラルな彼の世界がある。僕はそれを下から見上げ��がら、目の前に続く僕の人生を歩む。ただそれだけ。
「よし、だいぶ進んだな。」
上半身はすっかり、ダイビングスーツのような有様で萎んだ皮と剥き出しになった血液塗れのピンク味を帯びた肉になった。綺麗にできているはずだ。比較対象がないから、何とも言えないが。下半身。と視線を移して、はて、どうしよう。と首を傾げた。
局部の処理はどうしよう。周りを見渡す。ああ、包丁があった。丸く切り込みを入れて、そこは残しておこう。大切な場所だから。無闇に傷付けるわけにはいかない。ああ、これで、ちょっととちった部分もあったけど、綺麗に皮膚が全て剥がれた。幸せだ。どうしよう。ああ。達成感。
いや、そんなことはどうでもいいんだよ。忘れてた。そばに落ちてた服で手を拭いて、懐に置いておいた、中学の頃からずっと大切に使ってる裁縫セットを開けた。1番太い糸、黒しかないがまあいいか。針に糸を通すのは昔から得意だった。並べていた手足を指先で摘んで、ちまちま、恐る恐る、裏返していく。あれ、やっぱり、触っても大丈夫みたい。一度、してみたかったことが、出来るかもしれない。僕は一度針を針山に刺して、恐る恐る、左手を、左手の中に入れた。僕より小さい手。無理矢理ねじ込んで、血と脂でぬかるむから案外奥までちゃんと入った。軍手みたい。左手を、そっと持ち上げて、そして、僕の頭へと、それをポン、と置いた。
「あああ、ああああ、あああああああああああ、」
嬉しい、嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい!!!!!!背筋が全部鳥肌になったみたい、ぞわぞわぞくぞくして、ああ、何だか失禁しそう。僕、僕、ずっと頭を撫でられたかったんだ、でも、人の皮膚が頭に乗るって考えただけで、その皮膚から、得体の知れない毒素がじわりじわりと滲み出て、頭皮を覆い、その生温い液体がこめかみを伝って耳を流れ、しまいには頭蓋骨から僕の脳へ染み込んで侵食してくるような、悍しい、ただただ悍しい感覚がした。正気じゃいられない。
それが今はどうだ。こうも、当たり前のように、人の手に優しく頭を撫でられる多幸感を享受して、当たり前の人間のように、僕は、ああ。
ずるり、手を抜いて少しだけふやけたように膨らんだ皮膚をひっくり返す。ひっくり返す。ひっくり返す。ひっくり返す。ひっくり返す。ひっくり返す。ちくちくと地味な作業は案外得意だと手首と手、足首と足、首と首をつなぎ合わせて、縫っていく。そういえば僕が昔見たアニメ映画に、こんな感じのヒロインが出てきたような気がする。可愛かったなあ。よし、出来た。
「よし。」
身につけていたものを全て取っ払い、僕は、目の前に出来上がった、裏返しになった皮膚の背中に手を入れて、ぞわぞわと、肌を擽る産毛の感覚に脳内物質をどぱどぱ溢れさせながら、ゆっくり、じっくり、着ていった。手、手首、指先が指先へ到達し、ふわりぺちゃりと密着する。汗ばんでい���のは僕の素肌か。別人のようだと、どこか客観視している冷静な自分が感心する。ぱつぱつなはずなのに伸縮性のある皮膚は僕の太ももも二の腕もお腹も全て包み込んで、背中はさすがに開いているけど僕は頭まですっぽり、人の皮膚に覆われた。髪がごわごわがさがさと擦れあってくすぐったい。ああ、凄い、僕はやっぱりカタワじゃなかった、正常だった。理解し難いフェティシズムにも打ち勝てた。
視線を落とす。肋骨、乳房のすぐ下に、1センチ四方の規則正しい穴があった。動く度に、内側にあるカサついた唇と僕の唇が触れ合って何だか少し恥ずかしい。ちょこん、お皿に乗ったそれをぐちゃぐちゃした指でつまみ上げて、そして、真皮側を舌に、そっと、乗せた。
あぁ...彼はやはり、本当に皮膚片を食べたんじゃないだろうか。あんな的確な食レポ、とても想像だけでは書けないはずだ。きっと彼も僕と同じように舌にこの塩っけとヌルヌルした脂の匂いを感じて、そしてそこにほのかな甘みも感じたはずだ。ミルクのような、蜜のような、ほのかに微かに香る甘味を、僕は感じている。ころころ、転がす前に、舌を駆使してその皮膚片をひっくり返す。と、思わず娼婦のような悦に浸った声が出てしまった。あぁっ。それは産毛が僕の味蕾で遊ぶ感覚によるもので、あぁっ。もうダメ。イっちゃいそう。いやむしろ漏れちゃいそう。あっ、失禁、本当だ。彼は凄い、天才だ。
出し終わってスッキリした僕は床に座り込ん��、体育座りをしてみた。全身の肌という肌に皮膚がまとわりついて、包まれて、脳がゆらゆらと湯煎されて溶けていくチョコレートのように、耳から流れて出ていきそう。目の前に転がったズル剥けの身体。綺麗に残った陰部。
粘膜の接触。それは僕が想像すらし得ない境地。彼の小説においても、粘膜の触れ合いが細かく書かれたものはない。恐らく彼は女性が苦手なホモセクシュアルか、もしくは無性愛者か、インポテンツだろうと予想していた。すっきりしたせいか、僕はすっかり興奮してしまっていた。今なら、こうして皮膚を纏えた今なら、何も怖いものはないのかも知れない。よし、いける、出来る。僕はぬるぬると滑る太ももに指を立てて何とか固定し、そして、テレビで見たセックスをした。ズン、と奥まで入り込む僕の陰茎が中で喜びに震えている。子供の素を、奥に奥に送り込もうと腰が揺れる。届け、届け。
「ママッ!!」
思えば、最初に嫌悪を覚えたのは、母に手を繋がれた時だった。買い物の帰り、まだ子供ながらに、そのかさついた手に触れられることがどうにも気持ちが悪く、振り払って手が血塗れになってもアスファルトに擦り付けていた。
「ママッ!!」
さすがに照れ隠しだとは思わなかったんだろう、そこから母は、僕に触れるのをやめ、腫れ物にでも触るかのように僕と接した。諦めが悪いのが女の特性なのか、それでも時折僕と接触を図っては、傷付いた顔を見せた。手を繋ぐ、頭を撫でられる、肩を叩かれる、手の大きさ比べをする、どれもこれも、僕は自分の手を切り落として見せつけてやりたいほど嫌だった。病気になって膝枕された時も、あれは気分が悪くて吐いたんじゃない。耳に当たる母の太ももの生暖かい体温に耐えかねたからだ。
「ママッ!」
何故なのか、分からなかった。最初はこの女が何かしらの毒素かオーラを出しているんだと思った。次は、宇宙から放たれた電磁波が脳に悪影響を及ぼしているんだと思った。アルミを巻いてもお題目を唱えても、治らなかった。そしてそれは、母以外の女へも波及していった。カタワにさせられたんだ。
「ママッ!」
何もかもが嫌だった。別に普通の母親だ。父が事故で亡くなってから、女手一つで僕を育てた立派な母だ。何が嫌だったのか、今となってはもう確かめようもない。少なくとも、僕は母がいなければまともなまま悩むこともなく、彼の小説を楽しみ、生きられたということだけは分かる。汗が皮膚と肌の間を伝って、いつかソープで塗りたくられた潤滑油のような感覚を覚えさせた。ああ、考えてるうちにまた射精しそうだ。赤ちゃんの部屋まで競争だ。届け、届け。
「届けッ!届けッ!」
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prfmtxtsarc · 6 years ago
Text
J-Pop Trio Perfume Discuss Their Music And Their Future After Nearly 20 Years Together
Forbes.com 2018年12月31日掲載
Tamar Herman 執筆
訳出元: https://www.forbes.com/sites/tamarherman/2018/12/31/j-pop-trio-perfume-discusses-their-music-being-positive-about-their-future/
Perfumeは結成からほぼ20年を迎え、日本国内で最も知られたポップグループのひとつとなった。長年にわたり-大本"のっち"彩乃、樫野"かしゆか"有香、西脇"あ~ちゃん"綾香 -は、シンセポップ、テクノ、EDMを融合した未来的かつカリスマ的な演者としての役割を、中田ヤスタカのプロデュースのもと成長させてきた。彼らの音楽性と同じように知られ、シャープで精密な振り付け、その特異な演劇的スタイルもまた長年培われたものだ。Perfumeの芸歴は多くの女性グループを超え、若者主導のJ-Popシーンすら越えて、ごく少数の日本人アーティストだけが可能な世界ツアーをこなすまでになった。8月には新作『Future Pop』を発売、2018年後半からはアルバムツアーを開始し、北米での7公演と恐らくはいくつかのサプライズ公演が3月と4月に控えている。ツアーに先立ち、Perfumeのメンバーは東京でフォーブスとのインタビューに臨み、自身のキャリア、アルバム『Future Pop』について、またJ-Pop業界と自分たち双方の変化について語った。
年末を控えていかがですか?
かしゆか「今年を振り返ると、2年ぶりにアルバムを発表して、そのツアーを行いましたね。いつもなら大掛かりなセットを使うんですけど、より多くの事を観客の皆さんに伝えるために、シンプルさを追求したんです。ステージセットを豪華にするのは簡単なんです。それをどんどん大きくするのはとても簡単で。でも思い切ってシンプルにすることで、私達にとって何が重要なのかが明確になって、観客によりメッセージを伝えやすくなったんです。そのおかげで観客とより良くコミュニケーションを取って、より一体感を感じられるようになったんですね。私たちが伝えたいメッセージは曲によって様々なんですけど、アルバム全体を通して伝えたいことは、未来は明るいっていうこと。今この場所にいる幸せと、この先の幸せですね」
アルバム『Future Pop』でも続く、Perfume自身のアーティスト的進化をどのように捉えていますか?
のっち「私たち、十代の頃に知り合ってからずっと一緒で、プロデューサーも一緒なんですけど。今までずっと、活動のあるタイミングごとに、中田(ヤスタカ)さんはまるで音楽が一緒に成長するみたいに曲を書いてくれてたんですけど、このアルバムでは若々しい気持ちに戻ったみたいな曲も作ってくれて。私たち、たくさんの経験を積んできたから、今の年齢に関係なく、自信を持ってその気持ちを表現できるんじゃないかって思うんです」
あ~ちゃん「私たちは『Future Pop』に隠された意図や、中田さんが作る音楽については今までも何も知らされてなかったんですけど、このアルバムを聴かせてもらうまで、より若い世代にバトンタッチして、音楽業界の中では後退する時期に来ているんじゃないかって考えてもいたんです。でもそうじゃなくて、まるでこの曲達が中田さんが話すみたいに「君たちにはまだ未来があるでしょ。まだまだ頑張らなきゃ。何も終わってないよ、何やってんの?」って語りかけてくるみたいで。中田さん流のメッセージみたいでした。おかげでより積極的になれたんです」
観客や音楽業界と向き合うためにはより若々しく装う必要があると?
あ~ちゃん「いやいやそうじゃなくて。がんばって若者っぽく振る舞うんじゃなくて、いまカッコいいと思ったことはなんでもやるべきなんだって中田さんは考えてるんだと思います」
キャリアを通じてたったひとりのプロデューサーの元で、自分たちでは音楽を主導していない事をどう感じていますか?
かしゆか「みんな100%信用してますね。今だったらフューチャーベースに挑戦しているところですけど、最初は驚いたんです。でも中田さんは今だからこそ私たちがこの音楽ジャンルに挑戦するべきだって確信していたんでしょうね。彼にはそうするだけの理由があって、私たちは流れに従うことにしたんです」
あ~ちゃん「歌詞を書かせてくださいってお願いしたこともあったんですけど、全部自分だけで完結するのが理想みたいで。でもそれって、例えば日本で歌手に専属のライターさんが付くのはよくある事なんです。私たちはとても相性がいいと思うし。私たちは中田さんの作曲を信用しているし、中田さんも私たちのパフォーマンスを信用してくれているし、とてもいい関係ですね」
日本におけるPerfumeは、音楽もファッションもアイコン的存在ですが、2017年にオリジナルブランド「Perfume Closet」を展開するのが適切だと判断したのはなぜでしょう?
かしゆか「ファンの皆さんがステージ衣装のコスプレをライブ会場に着て来てくれるのを見てからですね。でも日常で身につけるにはやっぱりステージ衣装過ぎるので。衣装から着想しつつ、見る人が見れば「あの曲かも」って想像できるような、日常でふつうに身につけられるものが理想だったので。それが基本コンセプトでした」
皆さんはそれぞれのスタイルをずっと変えていないですよね。例えばのっちは常にショートパンツ、かしゆかさんはロングヘアといったふうに。ステージ上での姿を常に変えないのが重要なのはなぜでしよう?衣装や髪型を一度でも変えたいと思ったことはありますか?
かしゆか(お団子頭に結い上げている)「ふだんオフの時だと、長い髪はとても大変ですね。だから時には変えたいとも思ってます。でもステージ上でのアーティストとしての自分と、このスタイルはもう同じものなんです。みんなは髪型や衣装のスタイルで私たちだって気付いてくれるので、この姿を保つことが重要だって考えてるんです」
あ~ちゃん「でもある日突然何もかもぜんぶ変えるかも分からんもんね、急に髪を染めたりして。めちゃ短くするとか、モヒカンか何かにしちゃったり。かも知れんけど。実際のところ、誰にも分からんけんね」
長年に渡ってミュージックシーンに影響を与え続けた結果、Perfumeのスタイルはアーティスト性と不可分のものになった訳ですが、活動を開始してからほぼ20年の間に日本のミュージックシーンはどう変わったと思いますか?
あ~ちゃん「私たちも30そこそこのただの人間だし、日本にはもっとキャリアの長いアーティストさんがたくさんいますから。それでも、最近ファンに支持されているひとつひとつのヒットソングには、隠された物語があるんじゃないかって考えるようになりました。事実に基づいた要素があることで、全部が本物らしく感じられるんじゃないかって。アリアナ・グランデの"ThankU,Next."みたいな。ぜんぶ彼女自身と彼女の関係性についての歌ですよね。とっても好きです。すごく本物っぽい」
ということは将来的にはもっと自伝的内容の歌をリリースしたい?
あ~ちゃん「私たちが思うに、中田さんが書いてくれる最近の曲は、もっと私たちがどういう人間なのかとか、私たちについて実際に起きたり感じたりした事を説明しているような気がしますね。例えば(2015年の)「Star Train」は私たちのドキュメンタリーソングですね」
もし個人的に共感できる曲をひとつ選ぶとしたら、その理由はなんでしょう?
あ~ちゃん「その質問大好き。私は2012年の「Spring of Life」かな。人生にはどんなふうに春が来るかという歌なんですけど、積極的に前向きになるのは結局自分次第じゃし、っていう。今の私はポジティブなエネルギーでいっぱいなので」
かしゆか「私が曲そのものではないから、どの曲がいちばん今の自分を表しているかは難しいですね。でも2016年の「FLASH」は好きかな。すごくPerfumeっぽくて、ポジティブな気分にさせてくれるから」
のっち「「無限未来」ですね。「Future Pop」にも収録されてる新しい曲だし、明るい未来についての歌だから。わたし、いつでも未来に期待してるんですよね、なにか大きな良いことが未来には待ち受けてるんじゃないかって。そう、ホントにわたしみたいな曲だな。いつでも楽天家で夢に向かって一直線な感じ。完璧にわたしっぽい」
かしゆかさん、「すごくPerfumeっぽい」ってどんな感じでしょう?
かしゆか「根気強さとかシンクロ、ですかね。一見機械的なんですけど、そこには人間的な温かみがある。何かが同調していたり、そこに何かのテクノロジーが関わっていたとしても、その後ろには人間の力が潜んでいて、それを可能にしているというか。観客の皆さんはたぶん気付いていると思います」
より手触り感がある、あるいはアコースティックな音楽をリリースして、Perfumeっぽさを感じるのは不可能だと思いますか?
かしゆか「過去のライブやラジオ番組だとアコースティックバージョンを披露したことがあります。それぞれ私たちの歌には今までなかった要素が含まれているから、とても気に入ってます。でも公式にリリースしたことはないですね」
PerfumeはYouTubeを国際的に活用した初めての日本人アーティストグループのひとつで、世界中のファンたちが音楽やミュージックビデオを視聴できますよね。今日(こんにち)のJ-Popシーンも追いついて来て���いますが、未だ洋楽界では存在感を発揮できていません。最初に外の世界を見た存在として、J-Popの国際的成功についてどう考えますか?
のっち「私たち、本当に自分たちがJ-Popの国際化の先駆者だなんて思ってもいません。なんでも石橋を叩いて渡る性格だし。「これってまだ早すぎる?ホントに今で大丈夫?」って。今ならもっと若い人たちがすごく積極的に海外へ進出してますし、実際にも日本の音楽シーンを海外へ広めていると思いますよ」
とても長い間一緒に活動されているわけですが、お互いの関係性をどうやって良い状態に保っていられるのか、なぜそんなにも上手くいっているんでしょう?
あ~ちゃん「それは親に聞いてもらわにゃ(3人笑)
こんなにも長いこと続くとは思いもしなかったですし、ほとんど奇跡みたいですね。誰かにこの事について本を書いてもらって、それを読んだら少しは理解できるかも」
Perfumeの皆さんは高校以前から一緒ということですが、昔と今で変化した事はありますか?
[メンバーは輪になって相談を始め、お互いの変化についてコメントすることに決めた]
のっち「かしゆかはミニスカートを履くような女の子じゃなかったよね。今だとライブでは常にミニスカートだけど。たぶんスタイリストさんが選んだのが始まりかなあ。可愛く見えるし、ファンが声からイメージする女の子っぽさに合ってたからかも。もっと若い頃は女子〜って格好はしてなかったよね。ぜんぶ真っ黒で。でもステージ衣装が女の子っぽくなってからは、色が入るようになったよね」
かしゆか「あ~ちゃんが犬を飼い始めたことかな。子供の頃は動物大好き、ではなくて、家族でペットにリスを飼っていたけど興味はない感じだったもんね。私にとってはえらい驚きよ。あ~ちゃんがペットを欲しがって、しかも溺愛しとるって。ぜんぜんイメージになかったから」
あ~ちゃん「今でこそのっちはいろんな人とよく喋りますけど、この人めちゃくちゃシャイで。ひとりっ子だからなんでしょうけど、ひとり遊びは上手で。まだ学校に行ってたころかな、美容院の予約か何かが必要なのに、私に電話してきよるんですよ。シャイすぎでしょ!でもお酒が飲める年齢になったら、友だちを作るようになったよね」
Perfumeに対するファンのイメージはどの程度当たっていると思いますか?
かしゆか「たぶん一部は。半々ぐらいかな?」
国際ツアーを控えて、2019年に何を期待しますか?
あ~ちゃん「私たちみんな30代を迎えるんですけど、何が起きるかめっちゃ興奮してるんです。もっと自由に楽しくなれればいいかな」
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storktokyo · 5 years ago
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「ミュシャとオルリク」展と芸術祭
ブログ更新が滞っていてすみません!デザインチームの原です。
まずは、千葉市美術館で開催中の「ミュシャと日本、日本とオルリク」展のお知らせです(巡回有り)。こちらの展覧会カタログの編集を、編集チームが関わらせていただきました。分厚い! 国書刊行会さんより出版されています。
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以下、webサイトからの一部転載。
「この展覧会は、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha 1860–1939)とエミール・オルリク(Emil Orlik 1870 –1932)というチェコ出身のふたりのアーティストに光をあて、ジャポニスム(日本趣味)の時代に出発した彼らの作品と、彼らから影響を受けた日本の作家たち、さらにはオルリクに木版画を学んだドイツ語圏の作家たちを取りあげ、グラフィックを舞台に展開した東西の影響関係を観察しようとするものです。」
ミュシャの作品は、雑誌『明星』で紹介されたことで白馬会を中心とした日本の画家たちに影響を与えた一方で、ヨーロッパで渦巻いていたジャポニスムがオルリクをはじめとしたヨーロッパ圏の作家たちに影響を与えました。この展覧会ではそうした「グラフィックならではの、即時的で双方向な東西の芸術交流」を垣間見ることができる内容となっています。
この夏、千葉県は台風15号の大きな被害がありました。応援旅行を兼ね、ぜひぜひ、千葉市美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。こちらは10月20日までです。
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それからこの夏訪問した二つの芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」と「中之条ビエンナーレ2019」を、写真を中心にご紹介します。
あいちトリエンナーレは、愛知県内のいくつかのサイトで開催されていますが、時間的にすべてをまわることはできなかったので、愛知芸術文化センターに絞って訪問しました。10月14日までです。
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ウーゴ・ロンディーノーネ《孤独のボキャブラリー》
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今村洋平「tsurugi」「peak」
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ジェームズ・ブライドル《ドローンの影》
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「表現の不自由展・その後」展示室への入り口、防火扉はこんなことに
今回のテーマの通り、さまざま「情」を動かされたし、たくましさを感じた展示でした。
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中之条は、群馬県の渋川・伊香保方面、四万温泉周辺の町です。ここで二年に一度、一ヶ月ほどの期間で芸術祭が開催されています。今回の中之条ビエンナーレは9月23日で会期終了しました。
「六合(くに)」エリアと「伊参(いさま)」エリアを中心にまわりました。括弧書きしたように、漢字の読みが難しい!地方芸術祭は、こうした難読漢字の地域名をはじめ、地域の再発見があり、とても有意義で楽しいです。
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西澤利夫《娘の耳元でずっとつぶやく、『戦争はくだらない』と。》
上の作品は、旧太子駅という廃線になった駅舎が会場でした。
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展示会場は、上のような古い民家だったりします。
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西島雄二《気》
空間に浮いた彫刻が、ここにいたかもしれない馬の気配を醸し出していてとても素敵でした。
以下、作家名作品名記録しきれず、写真だけですみません!
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作品ひとつひとつにパワーがあって、ワクワクした内容でした。ボランティアで参加されている地元の方々も楽しそうでした。
中之条へ入る途中、嬬恋村あたりで買った野菜たちがめちゃくちゃ美味しく、もう一週間も経っていますが、まだパリパリと水々しくて感動しています。
中之条周辺には温泉がたくさんあります。四万(しま)温泉などとても有名です。今回のビエンナーレはすでに終了してしまいましたが、ぜひ温泉と野菜とセットで訪問されてみてはいかがでしょうか!?
下の写真は「四万の甌穴群」(群馬県指定天然記念物)を橋の上から覗き込むうちのワンコU ' ᴥ ' )<どこにいるでしょうか。探してね
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関わらせていただいた展覧会など、弊社webサイトの「NEWS」でもお知らせするようにがんばろうと思っています!STORK WEBサイトも時々のぞいてください。
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awajibaikundou · 5 years ago
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