#本:超人シェフの給食室
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「食文化」を通じて、 社会・経済の活性化を目指すという尾尻さん。 若い人には「とにかく、がむしゃらに」という メッセージをいただきました。
http://in-shoku.info/ouendan/vol04.html
今回、ご登場いただいたのは、食の月刊誌「料理王国」を発行する株式会社アビーハウスCEO尾尻 佳津典氏です。「料理王国」は1994年の創刊以来、日本国内のみならず世界各国の「食」の最新情報を提供し、現在では毎月10万部を発行。月刊誌の発行以外にも、さまざまなイベントを主催しています。リアルコミュニケーションによって「人・モノ・情報」の交流を図り、食文化の発展にも寄与されています。尾尻氏ご自身のプロデュース能力、また文化・アートに対する深い造詣とアーティストたちとの交流が、「料理王国」の人気や各種イベントの反響を支えています。ちなみに、尾尻氏がCEOになられてから、「料理王国」の売上は、雑誌不況と言われるなかで、毎年、売上記録を��新されているそうです。
料理王国
尾尻 佳津典CEO/プロフィール 1952年東京都出身。 中央大学卒。ケンブリッジ大学留学を経て、大日本印刷に入社し18年間勤務。最少年の取締役になる。だが、41歳で独立。プロモートなどの事業を興し、成功を収める。現在、「料理王国」を発行する株式会社アビーハウス、医療情報誌「集中」を発行する株式会社集中出版社、両社の最高経営責任者(CEO)を務めている。その一方では、食材などのブランディングプロデューサー、また全国の食品メーカー、農水産物の生産者、飲食店舗の販促・広報に関するコンサルタントとしても高い評価を獲得している。
武田
本日はお忙しいなか、ありがとうございます。尾尻さんにお会いできるのを楽しみにしておりました。今日は、食にかかわるたのしいお話はもちろん、尾尻さんの過去を少し振り返りながら、いまの若者たちの指標となるお話を聞かせていただければと思います。
尾尻CEO
こちらこそ、よろしくお願いします。
武田
尾尻さんのお生まれは、東京と伺っておりますが、何年生まれでいらっしゃいますか?
尾尻CEO
1952年の東京生まれです。両親は広島の竹原と尾道のお寺の出です。父は陸軍士官学校から陸軍大学に進んだ、昔の言葉でいう「職業軍人」でした。戦後は、鶴見の総持寺で坊さんをしていました。私の菩提寺は西麻布にある長谷寺ですが、この寺は永平寺の東京別院で、大変落ち着きのある寺です。週末には必ず長谷寺にお参りに行き、座禅を組んだりしています。いつも慌しく過ごしていますので、週に一度くらいはこうして静かに過ごす時間があると落ち着きますし、とても大切な時間です。あかねさんもぜひ、寺巡りや座禅をされてはいかがですか?
武田
それは、心の豊かさということでしょうか。尾尻さんは、著名なアーティストとの交流もお持ちですが、そういう精神的なものがクリエイティブとつながっているのかもしれません。
尾尻CEO
そうですね。物質的なことだけではなく、精神的なつながりは「広がるチカラ」「継続のチカラ」を持っていますから。
武田
大事な観点ですね。いま行っておられるイベントなども、そうしたつながりを生み出す一つの仕掛けのように思えるのですが、少し話を戻して、尾尻さんはたしか、中央大学に進まれるのですよね。
尾尻CEO
中央大学杉並高校という附属校でしたので、受験はありませんでした。大学に進んでも高校時代の仲間が勢揃いしていますので、テレビ番組の青春ドラマそのままの楽しい学生時代でした。
武田
それは楽しそうですね!その後、いつ、ケンブリッジ大学へ留学されたのですか?
尾尻CEO
「井出ゼミ」の井出先生からの推薦で、ケンブリッジ大学に留学させてもらいましたが、この2年間は、日本ではした事もないほど、長時間必死で勉強しました。
武田
卒業後、大日本印刷に就職されるのですが、サラリーマン時代の尾尻さんってどんな人だったでんしょう?
尾尻CEO
モーレツ営業マンでした(笑)。当時、印刷業界では「営業の大日本、技術の凸版」と言われていましたので、営業に配属されたその日から、本当に働らかされました。入社してからの数年間は、月の残業時間が200~300時間を超え、自分自身の結婚式にも仕事が終らなくて遅刻してしまうほどでした(笑)。負けず嫌いでしたので、過酷なノルマをがむしゃらに達成していくうちに、過激に働くことが楽しくなっていました。現在の自分の土台を形成してくれた大日本印刷には、今でも本当に感謝しています。素晴らしい会社です。
武田
それは、ビックリです。私も、印刷会社にいたことがあるのですが、大日本印刷といえばガリバー企業。そんな会社の人は、もっとのんびり仕事をされているのだと思っていました(笑)。
尾尻CEO
遊ぶ暇もありませんでしたが、私には向いていたのでしょうね。逆に、楽しかった。「きびしい。だけど、たのしい」。これは、当事者の気持ちの問題。どこの世界もそうですが、飲食の世界には、特に当てはまることが多いと思います。
武田
たしかに、飲食の世界も残業が多く厳しい世界ですが、それを楽しんでいる人もたくさんいらっしゃいます。
尾尻CEO
結局、大事なのはそこで、「がむしゃらにできるかどうか」が、将来を左右すると思っています。たとえば、パティシエやシェフといった職業があります。その職業に就いている人のなかには、昔、ヤンチャをやっていたなんていう人も結構います。彼らは、どこに向かえばいいかわからなかっただけで、よし、「パティシエになろう」「シェフになろう」と方向さえ定まれば、とても強いエネルギーを発揮します。何しろ、根性が違う。飲食では、学歴よりも「やる気」や「心の強さ」が大事です。こういうハンディのない世界があること自体、素晴らしいことだと思います。
武田
私は、飲食に就職しようとされている方々から相談を受ける機会が多いのですが、大事なのは学歴よりも「やる気」「心の強さ」というのはとても頷けるお話です。飲食の、たとえば採用の判断軸は、経歴などの数字で表せないところにあるような気がします。だから、判断する側の考えがとても大事になるのでしょう。ところで、大日本印刷に就職され、最年少で取締役になられたのに、その後、あっさり退職し、起業されたと伺いました。思い切った決断ですね。どのような会社を造られたのですか?
尾尻CEO
大日本印刷で培った営業力と人脈で何とかなるのでは?と思って起業しました。グラフィックデザイナーの粟津潔先生を新入社員当時からずっと担当させていただいていましたので、先生の仕事の営業部門となるような会社を考えていました。全国の美術館での企画展や、各地で開催される博覧会の仕事などを考えていました。 ただ、赤坂に事務所を構えるのですが、半年ぐらいはまるで仕事がなかった。電話番に事務員を雇ったのですが、仕事の電話がまったくかかってこないので、先行き不安に思ったのか辞められてしまいました(笑)。転機の一つは、あの有名な世界三大テノールの日本公演の肖像権の権利を買えたことで訪れます。1994年のことです。写真集も人気になりましたし、日本橋高島屋の新春の目玉企画として「新春三大テノール写真展」を開催したところ、長蛇の列ができました。創業2年目の会社としては出来すぎでした。
武田
どのように肖像権を手に入れたのですか?
尾尻CEO
大手広告会社も手をあげていたのですが、ありがたいことに私の会社を選んでいただきました。直接、彼らに手紙を書いたんです。『独立1年目の会社だけれど、将来の自慢にしたいから』って。それが効いたのかもしれません。提案した価格は、競合していた大手の広告代理店の1/20ぐらいの金額ですから、奇跡的な話ですね。
武田
たしかに奇跡的にも聞こえますが、尾尻さんという人の強い思いが、有名な三大テノールを動かした、そう考えれば不思議でもなんでもありません。会社設立後、尾尻さんは、さまざまなプロモートを行ってこられた一方で、出版関連のお仕事もされています。「料理王国」との出会いを教えてくださいますか?
尾尻CEO
「料理王国」の前オーナーからの要請でした。前オーナーは地方の資産家でしたが、赤字が膨らんで、どうにも手に負えなくなったし、自分の息子も出版には興味がないので、会社を買ってくれないか?と。若い頃から飲んで、食べることが大好きで、何しろ30年間、平日は、家で食事したことがないぐらいでしたので、それでは、と。
武田
30年間、それはある意味凄いですね。ちょっと話は脱線しますが、どんなお店に行かれるんですか。「料理王国」のCEOがどんなお店に行かれるのか、興味があります。参考までに教えてください。
尾尻CEO
基本的には、大日本印刷時代から気に入っているお店に今でも変わらず通っています。私が「料理王国」をやっていることを知らないお店も相当数あると思います。オムライスなどB級グルメも好きですよ。ですが、たいていは人との会食なので、どうしてもそれなりのお店になります。また、外食ばかりでカロリーも気になりますので、いつも私の分はスモールポーションで、とお願いしています。それなり��気を使っているんですよ(笑)。 行きつけの店ですか?そうですね。青山斎場前にあったサパークラブ「マドリー」には通い詰めました。若い頃から週に4回ぐらい通っていました。友人の父親か経営していた素敵なお店でしてね、警視総監や銀行の頭取や航空会社の社長などもいらしていました。「マドリー」は、数年前、ビルの立退きの際に解散してしまったのですが、どうでしょう、通算すると3000回は伺ったんじゃないでしょうか。ワイフに言わせると、年間200回×30年で、6000回は通っていたと(笑)。つまり、そんな風に食べることも飲むことも好きだったし、アーティストをはじめとする人脈もあった。「料理王国」をお願いできないかと言われたとき、これなら私の持っている知識やネットワークを加えることで、大きな満月にできるかな?と判断してお譲りいただくことにしたんです。
武田
実際、CEOに就かれたのは、何年前になるのですか?
尾尻CEO
2005年ですから、6年前です。もともと赤字状態でしたが、私が欠けていたピースを埋めたことによって、うまく機能するようになりました。一昨年も、昨年も、創刊以来の売上です。
武田
出版業界が不況と言われているなかで凄い快挙ですね。尾尻さんの経営手腕を物語っています。その要因を尾尻さんなりに分析されるとどうなるのでしょう?
尾尻CEO
一つには信頼性の高さということでしょうね。「料理王国」では、掲載するまえに必ず編集担当者が試食に行き、味を確認します。それで判断するのです。つまり、情報に責任を持っています。たとえば、の話ですが、私がいいなと思ってもダメなのです。発行人や編集長たちが実際に行って食べてみると、そうでもないな、と見送られちゃうこともあるのです。だから、誰か一人の視点に偏ることもない。こういう真摯な方針が評価されているのだと思います。それ以外にも、さまざまなイベントも「料理王国」主催で行っています。そういう催しも功を奏しているのでしょう。
武田
イベントは主に「料理王国」の本社オフィスと同じビル内で開催していらっしゃるんですよね。
尾尻CEO
弊社の上階に40人程度着席できるプライベートなサロンがあります。料理教室も行っているスペースなのですが、ここはイベント会場としても使えます。東京電力さんとタイアップしまして、調理器具もすべて最新設備を整えています。著名なオーケストラのメンバーが日本公演の後にプライベートでおいでになったり、有名なオペラ歌手などが来られたりもします。彼らが、カラオケで歌うと迫力がちがいますよ。
武田
生テノールですものね。それはうらやましいかぎりです。今後も、イベントのプロデュースは積極的に行っていかれるのですか。
尾尻CEO
新しいところでは、大手百貨店とのビジネスに力を入れて行きたいと考えています。
武田
料理王国ではなく、百貨店ですか?
尾尻CEO
そうです。百貨店には催事場など情報を発信できる場がたくさんあるでしょう。その百貨店���舞台にして「料理王国100選」というイベントを開催します。「料理王国」が選んだ、文字通り100選です。食だけではなく器やキッチン周りの商材まで100選のなかに入れていきます。イメージしてもらいやすいようにいえば、モンドセレクションやミシュランのようなものですが、それを「料理王国」が主体となって日本人の手で行っていくのが、今回の企画の目玉です。そして、100選に選ばれたものを百貨店で披露しようという試みです。
武田
百貨店の売上増にも、つながるのではないかしら。
尾尻CEO
昨年、「そごう」180周年、というイベントが全国であったのですが、そごうのある部門の責任者から「ぜひ『食』を主体にしたいので、『料理王国』でプロデュースして欲しい」という依頼があったのです。それが、大成功を収めたんですね。百貨店は、ある意味、供給する側と消費する側がリアルに接するメディアなんです。そこを上手に活かしていきたいと思っています。百貨店という土俵で、「人・モノ・情報」が動き、それによって経済が活性化して欲しいと願っています。
武田
たしかに、百貨店が元気だと経済も元気だという話を聞いたことがあります。百貨店を元気にしてもらって、ぜひ、日本経済も元気にするような企画をお願いしたいですね。ほかにも、今後、考えていらっしゃることはありますか?
尾尻CEO
日本には「料理研究家」という肩書の方がたくさんいらっしゃいますが、認定機関があるわけではないので、すべて「自称」なんです。でも、それでは「料理研究家」はだれもが簡単に名乗れる軽い存在になってしまう。それで、「料理王国」が責任を持って認定し、整理しようと思っています。
武田
それも楽しみですね。このようにお伺いしていると、ほんと出版というカテゴリーを超えた活動を繰り広げておられることがよくわかります。最後に、そんな尾尻さんに成功の秘訣を教えていただきたいと思います。
尾尻CEO
これが成功の秘訣というものはありませんが、冒頭のほうでもお話しましたが、なんでもがむしゃらにやることだと思います。頭で考え過ぎずに、ね。
武田
根性も大事でしたよね。
尾尻CEO
そう、ほかには、ちゃんと情報を発信することです。私はいま農家を回らせていただい��いますが、どうやって、その農家を知るかというと、やはり何かしらの情報を発信されているからなのです。みなさん、一生懸命、仕事をされている。だから、全部取り上げたい。でも、そういうわけにはいきませんから。ただ、これだけ情報が氾濫していると、情報をただ発信しているだけではパワー不足です。これが、もうひとつ大事なこと。あるイベントでシェフを160人集めることになりました。土・日でそれぞれ80人ずつ。でも、30人ぐらいしか集まらない。じゃぁ、どうするか。ここからが根性の出番です(笑)。社員が10人いれば、10人に追いかけさせる。ファックスやメールで呼びかけるだけでは30人しか集まらなくても、直接、「来てください、お願いします」といえば、160人集まるんです。いくら便利な時代だからって手間暇を惜しんではダメだと思いますね。私は、スタッフたちに「二流の仕事はするな」といっています。一流の生産者が、一流の生産物をつくるように、一流という言葉にこだわってみることが大事だと思うのです。ともかく、若い人にはがむしゃらに、便利な世の中になったからこそよけいにそういう気持ちで目標を追いかけていただきたいと思います。それが、あるとすれば唯一の秘訣ではないでしょうか。
武田
今日、尾尻さんからお伺いしたことを私たちも肝に銘じてがんばっていきたいと思います。また、「料理王国100選」も、楽しみにさせていただきます。本日は、ほんとにありがとうございました。
尾尻CEO
こちらこそ。ぜひ、みんなで「食」や「食文化」を盛り上げ、日本自体も盛り上げていきましょう。
<あとがき> 尾尻さんとは初めてお会いさせていただいたのですが、落ち着いたお話しぶりに、紳士というのはこういう人をいうんだろうな、と。作家や音楽家といったアーティストたちと密な親交があるのは、ご自身も美術や芸術に造詣が深いからでしょう。その尾尻さんがCEOを務めておられる「料理王国」の事業にも改めて触れることができ、「料理王国100選」など、今後拝見する楽しみもまた広がりました。
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交換小説「サイレントライン-超えてはならない壁-」
奇数回=オッセルヴァンツァ
偶数回=サクライ
1
人類は又しても過ちを犯した
第三次大戦勃発により、世界は核の炎に包まれた。 大地は汚染され、人類の生活拠点は地下2000m下まで追いやられた。 にもかかわらず、人類は地下の限られた資源や領地の奪い合いに奮闘し、遂には汚染された地上にまで争いは広がった。 世界に生まれた1人の少女「スミカ」
「コンドームは避妊以外にも水を入れて運ぶのにも使えて便利ね〜、セックスした事無いけど」
彼女もまた、そんな過酷な世界を生き抜こうとしている…
スミカは戦争孤児であり、少女ながら地下世界の労働者として働いて生き延びている。 娯楽の少ない地下での彼女の持つ趣味はスクラップの山を漁る事である。 「さ〜てと、今日もトレジャーしますか〜!おや?こんな場所に人が居るなんて珍しいな…誰だろう?」 そこに居たのは…
2
老人は目的の場所に辿り着くと、地面に崩れ落ちた。 腹部に負った傷からは、体の体積以上ではないかというほど体液が流れ落ち、意識も強靭な意志で辛うじて保っている状態だった。死に場所をスクラップ置き場に選んだのは、自身の死後に安らかな眠りが許されないことを知っているからに他ならない。 老人は追われていた。その組織は必ず老人の死体を見つけ出し、その前後を調べ尽くす。だからこそ、どこぞの集落で誰かに���取られるような死は許されない。その集落を彼らは焼き払うに決まっている。視線を下ろすと、腹部から流れる体液が足の先まで真っ赤に染めていた。一人孤独にゴミに埋もれて死ぬ。それが体制と戦った老人に許された眠り方だった。 はずだった。
少女が老人を見下ろしていた。押し殺していた感情が、孤独と恐怖が溢れ、老人は涙ぐんだ。きっと彼女は天使なのだ。
「はぁ〜下半身から血ぃ吹き出して死んでる。はじめてみた。これテクノブレイクだよね?」
老人は認識の誤りを悔いて、涙を引っ込めた。
3
「賢者タイムの所悪いけど、おじさんもう歳なんだから無理しちゃダメだよ。死んじゃうよ?」 スミカは謎の老人に近づこうとすると。 「それ以上くるんじゃない、早く逃げるんじゃ!」 老人が苦しそうに叫ぶ。 いい歳して中二病?まぁいっか、暇だし付き合おう。 「怪我をしている人を置いていくなんて、そんな事私にはできないよ!」 老人は驚いた、さっきまでの彼女の下ネタ発言を忘れ、涙した。 「お前さんはまだ若い、ワシなんか構わずに逃げるんじゃ、もう時間がない!」 「もう、強情だな〜。私達しかいないんだからテンポ良くいこうよ…ん?誰か来た?」 瓦礫の山越しに複数の足音とライトの光が見えた。 「今ならまだ間に合う、早く逃げるんじゃ!」 老人の忠告を無視して少女は地面に耳を当てる。 「数は4…いや5人…それならコレだけで充分だね」 少女がバックから煉瓦サイズの粘土の様な塊を取り出した。 「お前さん、一体何をする気じゃ…」 「爆弾作るんだよ、悪いか?」 「いや、悪かねぇ…」 そうすると少女は通路の隅に爆弾を仕掛け、その上に鉄板を被せ、更にボルトや釘を寄せ集め山盛りに乗せた。 「さあ、おじさん逃げるよ!」 「イダダダダだッ!!」 少女は老人を引きずり物陰へと隠れた。
4
ハガネは溜息を漏らした。 ここ数日は残業ばかりだ。逃げた老人を探すというふざけた任務。
そもそもハガネは公務員のはずだった。しかし今は両手でやっと持てる銃器を手に、老人を探して連行するような、怪しい仕事を任される立場になってしまった。ちょっと飲み会で、嫌いな上司に絡んだだけというのに、国家の犬の中でも1番の汚れ仕事である始末屋になってしまった。対象人物を捕獲して組織に差し出すまでが彼の仕事だ。 その老人に関しては詳しく知らない。デマの情報を流して社会を混乱に陥れるテロリスト、とだけ聞いている。どうにも仲間が数人い��ようだが、そのほとんどは職場の同僚たちが片付けてしまった。
もう一度ハガネは溜息を漏らした。 安定を求めて公務員になったのに、全て台無しだ。そのせいで彼女にも見限られて、今は夜中まで働き、一人の自室に帰って寝るだけ。そしてまた早朝から激務が始まる。若くて興味や意欲…つまりやりたいことがいっぱいある時に、ひたすら社会に体力を差し出す毎日。
「オレは何のために生きてるんだろう」 ハガネは3度目の溜息をつくことは出来なかった。 炸裂音と共に何かが爆発して意識を失った。 彼の同僚たちも同じだった。ただ一人、彼らの班長となる大男だけ、問題なく武器を構えていた。彼は他の使い捨ての「兵士」たちとは装備が違う。彼は冷静に爆煙が散るのを待ち、敵を探して視野を振った。
5
炸裂音が聞こえたが、少女は見向きもせずに老人にバックに入っていた軍用エイドキットで応急処置を施していた。 「よし、お手上げだ!やるだけやったが、こん道具じゃ気休めにしかならねぇよ」 「いや、ありがとう…だいぶ楽になったよ…それよりもお前さん、何故ワシを助けてくれた?その年で応急処置や爆弾の破片効果なんてどこで習った?」 「バカっお前そんな長ったらしいセリフ言ったら…」 「お前達、そこを動くな」 「ほら来た」 振り向いて見ると、1人の重装備の兵士が銃をこちらに向けていた。 スミカはソイツの肩の識別ワッペンを見て傭兵派遣会社から派遣された兵だと理解した。 「あ、爺さんの名前聞いてなかったな。あたいスミカってんだよろしくな」 「え?わ…ワシはエミールじゃ」 「あ、ついでに名乗っとくが、俺はステイサムだ」 エミールは場の空気に困惑した。
6
「それでどうする?大人しく爺さんを差し出してお花を摘みに行くか?」 「あたしゃスミカだ!こっちがエミール!前回の自己紹介を無駄にするなステイサムッ」 「なーに、こうやって何度か呼び合わないと読者の皆さんが覚えてくれないだろう?」 「おまえに関しては心配ないと思うぞステイサム!」
「それで…どうする?」 銃をたてステイサムが、答えは分かっているくせにニヤリと笑って問う。 「そりゃあ分かりきってんだろう…。まだサクライはあたしのキャラを掴んでないからね…とくに理由はなくても、主人公なら、…人助けしないとなァア!!」 スミカが後ろから弾かれたように飛び込んだ。 「ふん!それは俺も同じこと…!サクライはステイサム主演映画を2本も観てないからな!俺のキャラもまだ不安定…サクライの担当回で攻めてくるなど愚かなり…スミカ!」 スミカは走りながら、 「しゃら…」 気絶した兵の銃を取ると、 「くせェエエ!!」 鈍器として敵に振り落とした。
しかしそれを片手で防ぐステイサム。 「…この攻撃力、貴様ただのガキじゃないな」 「くく、やっと気付いたか…!」 「何者だ…!」
ステイサムは片手のまま、スミカを跳ね返す。 着地して体制を整えてスミカが返す。 「聞いて驚くな!あたしは…」 ステイサムが聴き入る。 「地下世界の…」 「まさか…!」 「日雇いの労働者だ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
「なんだとォ。…あの、安月給でサービス残業あたり前で、過酷な労働によって強靭な肉体を鍛え上げてしま��…あの、地下世界のスーパー労働者か…!!!」 「そうだ。ついでに大抵の場合、ジリ貧金ナシだからバイトで少年兵の経験もあり、戦闘に慣れている!」 「くそォオ‼︎愚かなのは俺だ‼︎日本のサラリーマンに次ぐ最強の戦闘民族、地下の労働者に手を出すとは……‼︎‼︎‼︎」 「今頃気付いても遅い!覚悟はいいな!JJステイサム‼︎‼︎‼︎」 勝ちを確信して銃(鈍器)を振り上げたスミカが、突如爆風に飛ばされる。 「こうなれば俺も出し惜しみはしてられぬ」 「貴様ぁ…ステイサムの癖に変身するのか…!!」 「私は、髪の毛の後退に比例して戦闘力が上下する民族の末裔なのだ。この頭を見ればわかるな!これが最強形態だ!!!!」 「ぬかった!さっきの一撃で倒しておけば…‼︎なんという気迫だ‼︎‼︎」 「ハッハ��ハもう遅い!そしてもう一つ教えてやる!この形態の持続時間は3分もない!つまり次のエピソードでこの戦いには決着がつく!」 「なにィ⁉︎」 とオッセルヴァンツァが言ったかどうか、サクライには知る由もない。
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2人の力の波動は密集した地下世界全てを包み込んだ。 常人にはただの空気の振動にしか感じ取れないが、地下政府の軍事研究室の培養カプセルで眠っていた究極生命体は違った。 研究員L「おい、何か揺れなかったか?」 研究員S「別の区画の兵器試験場からだろ、アレ成功したのかな?」 研究員L「あんなモノが実用化されたら、いよいよこの世界は終わりだ。」 研究員S「おいおい、作った本人が言う台詞かよ。」 研究員L「ハハハ、それもそだな。それよりもこの筋肉ムキムキマッチョマンの変態は何なんだ?」 研究員S「お前に負けてられないなと思って2徹して作ったんだ、いいだろ?」 研究員L「ああ、いかにもお前らしいよ。ところでさっきから気になってたんだけど、コイツの脈拍数値がおかしくないか?」 研究員S「え?あ、本当だ。まぁこんなモン叩きゃ大丈夫さ。どうした!この根性無し!!」 モニターを叩いていると、培養カプセルの中で眠っていた巨漢がギロリと此方を見つめる。 研究員L「なあ、マッチョがコッチ見てるぞ。」 研究員S「あ、本当だ。よう元気か?」 次の瞬間、巨漢が雄叫びを上げ、研究室が光に包まれ吹き飛んだ。
ステイサム「どうした!その程度かスミカ!」 スミカ「クソッ!攻撃を防ぐので精一杯だ!」 エミール「一体…何がどうなっているんだ…!?」 ステイサム「ん?この強大な気は…!?」 スミカ「クソッ!まだ何かくるのかよ!」
8
爆風に飛ばされて、一瞬耳がきーんと聞こえなくなった。 スミカはやっとこさ立ち上がり、キョロキョロと首を振った。 ステイサムが右腕を抑えて立ち尽くしているのを、スミカは見つけた。 「おいステイサム。これおまえの超必殺技か?やれやれなんてパワーだ、地形が変わっちまったぞ。まぁスクラップしかないからゴミが入れ替わっただけだけどな!ハハハハハ」 「俺じゃねぇ…。あいつだ」 ステイサムは空を見上げていた。スミカも同じところを見てみると、そこでは筋肉質な男が逆光を背負って浮いていた。 「なんだおまえは…」 「私はアーノルド」 「おいおい、あと二人は出てきそうな名前だな」
アーノルドが腕を振ると、直径0.5キロ四方のスクラップの山が消し飛んだ。 「私は、すべてを破壊する」 「ちくしょォ!さらなる強敵を前にかつての強敵と共闘する…ってやつかァ!主人公って忙しいなッ」 「私はムリだ。スミカよ…」 「なんだよ!遠慮せずもっとハゲ散らかせステイサム!」 「言っただろう。3分は保たないと。もう髪がまた延びるまで私は戦えない。そして私はもう更年期だ。髪はそう簡単には伸びない…。もうおしまいだ…」 「そりゃねえぜ!任務はどうした!エミールのジジイをぶっ殺すんじゃねぇのか!がんばれよ!エミールを一緒に血祭りにしようぜ⁉︎………そういやエミールどこいった?」 「気持ちは嬉しいが俺の任務は、エミール・ラスコピッチの持つデータの抹殺。このままここをアーノルドが破壊すれば、任務は完了だ」 「なんだよそりゃ!自分ごと抹殺して任務完了⁈どこの大和魂神風精神だ、ふざけんな!家に帰るまでが任務だろうが!ちゃんとエミールぶっ殺して…データとやらをぶっ壊して…家族のところに元気で帰れよ!!」 「ふ…俺は一人ものだよ。…スミカおまえには、もっと…はやく、会いたかったぜ」 ステイサムはそう言うと、最後の力でスミカを遠くに蹴り飛ばし、 「いくぞアーノルド!!旧式の意地を見せてやる!!!」 全身に武装していた火薬に火を放ち、 「ふざけんな!!ステイサムがアーノルドに殺されるなんて、過激派の映画ファンが読んだらどうすんだ!!サクライもオッセルヴァンツァも殺されるぞ !やめろォオ!!」 自爆した。
ステイサムが死んだ。
9
俺は連邦捜査官のジャック。 政府の極秘データを持ち出した男を追っている途中で妙な爆発音を聴き、その場所へ向かうと。そこには見るも無残な研究室が目に入った。 俺は生存者がいないか探していると、瓦礫の中から突き出ている金属でできた手を見つけた。 その手は壁に開いた巨大な穴を指差していた。 俺は無線で救援部隊に研究室���任せ、その巨大な穴の先を捜索した。
俺は直ぐに爆薬で開けた穴ではない事に気付いた、これは何かが力づくで穴を開けていることに… 研究室で一体ナニが起きたんだ? 得体の知れない恐怖で次第に大きく早く脈を打ち、額から汗が流れ落ちる。 進むに連れ何やら大きな音が聞こえてくる。 穴の終着地で俺はハゲ頭のおっさんが大声でナニに向かって叫び、次の瞬間そのおっさんは自爆した。
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「すごい爆発だった…。これではナニも無事ではあるまい」 巨大なクレーターとなったスクラップ置場跡地、ジャックはせめて何か手がかりがないか歩いた。そのとき、ジャックの足元で何かが動いた。 瓦礫を掘り進めてみると、治療の形跡のある老人が出てきた。 重症を負っている。 「おい!大丈夫かしっかりしろ!」 「…う、なんじゃ…。吹き替え洋画のような早口で、やたら低い声がするの…」 「俺はジャック!なにがあったんだッ」 「うぅ、確か天使に会って…。そうじゃ!スミカ!スミカは無事か⁈」 「残念だがこの爆発だ。周辺のやつはほとんど死んだだろう…」 「しかし!ワシも、おまえさんも生きている!スミカも生きているに決まってる!」 「あんたは瓦礫の陰にいて助かった。俺に関しては…、俺は視聴率がある限り、何年でも引き延ばされる呪いを背負っている。簡単には死ねないんだ。ご都合主義の呪いだ。クソォ!!」 「よくわからんが、これをスミカという少女に渡してくれないか」 ピエールは銀色のペンダントを取り出した。 「これは今は首飾りの形をしているが、いざというとき、必ず彼女の力になる…。彼女の、スミカの戦いを見て、スミカに託すしかないと分かった…。ワシはもう長くない。頼む…。あんただけが頼りだ」 「なんだ、なんの話だ!わかるように言え!」 「…私は、長年仲間たちと、薬師丸浩公という研究者の研究成果を調べていた…」 「薬師丸ひろ子⁈何者だそいつは⁈」 「薬師丸浩公の研究を実用化すれば、汚染された地上を浄化することが…、つまり世界を救うことができたのじゃ…。それを利権で揉み消した者たちがいる…!自分たちの私腹を肥やすために…!世界を…未来を…!許せんッ!許してはならぬのだ!!」 「薬師丸ヒロコウ⁈ひろ子じゃなくてヒロコウか⁉︎もう一度頼む!」 「頼む…未来を…次の世代の為にも……。この首飾りには薬師丸の技術の一部が使われている。それを、スミカに託したいのだ…。頼んだぞ…」 ピエールの顔から血の気が引いた。 しかしその顔は、それとなく穏やかな、長く辛い戦いから解放された、安らかな顔だった。 「死んだ…のか…。」
あ、と漏らしてからジャックは改めて吠えた。 「…死んだッ⁉︎なぜだ!クソオオ!!」
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しまった、また俺は嘆いてしまった。だがこれが俺のアイデンティティなんだ! とにかく俺は名前を聞きそびれた老人ピエールの意思を継ぐ事になったが、ぎこちない演技をしそうなあの巨漢はなんなんだ?アレが研究室から抜け出したのか? とにかく俺はスミカを探す事にした。 「おい!大丈夫か?お前がスミカだな?ピエールがコレをお前にと言っていた!」 「イテテ…お前新しいキャラか、離婚してそうな顔してんなぁ。てかピエールって誰だよエミールだよ。サクライのやつ横文字苦手過ぎるだろ。」 「もう死んだから俺みたいに復活する事はないだろうから気にするな、それよりもあのターミネーターをどうする?」 「そんなモン今作初登場の使い捨てキャラのあたしが知るかよ!長期シリーズ主役のジャックが考えろよ!」 「そうだな、わかった。じぁあまずこのペンダントに何か仕掛けがあるか調べよう。ん?ここにボタンがあるな」 ジャックが調べると特に変化は無かった。 「何も起きねぇな」 「いや、コレはビーコンだ。どこに発信されているかはわからないが…」 すると突然宇宙船が現れ、中から人型の生き物が現れた。 「なぁ、あれプレデターだろ?」 「ああ、間違いない。プレデターだな、化け物には化け物をぶつける考えか!チクショウ!!」 そしてアーノルドとプレデターが睨み合うッ!
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「じゃ帰るか」 スミカはくるっと向きを変えて、すたすた歩きはじめた。 「ちょっとまて!亡きピエールの遺した戦いを見届けないのか!?」 「エミールだよ、さっき訂正しただろ。おまえどこで意地はってんだよ。……プレデターとアーノルドなら107分は時間稼いでくれるし、ついでに1億$くらい稼いでくれるだろ。もう2時だしあたいらの宿舎で飯食ってけよ」 「そうか、そうだな。じゃあありがたく頂こう。俺もしゃべり通しで腹が減った。それよりもう二時だと!?午後ローを見逃したじゃないかチクショオ!!」
スミカは小さく折り畳んでいたキックボードのような形の、反重力式の乗り物に飛び乗った。 「あんたも乗れよ。ボロだけど改造してあるから、もう一人くらい余裕だぜ」 「ああ、じゃあ乗らせてもらうよ。…しかしハイテクな乗り物だな」 「はあ!?こんな旧式のひろいもん、おまえいつも何に乗ってるんだ?」 「乗り物は現場でドライバーを脅して借りるものだ」 なんだそりゃ、と吐き捨ててスミカは一気に200キロで出発した。慣れない乗り物にジャックの顔の皮膚がアヘアヘに引っ張られた。
「ついたよ。これがあたいらの宿舎っていうか、住み込みで派遣先に運ばれる移動控え室かな」 それは亀の形をした巨大な要塞のような建造物だった。しかしよくみると重低音を響かせて少しずつ移動している。やはり戦艦にでも例えるべきか。 中に入ると、外から想像したよりずっと殺伐とした空間に労働者というにはあまりに幼い子供たちが生活していた。そのまま亀の中の食堂に向かうとスミカの知った顔が通りすがった。 「ああ、ジャックに紹介しとくよ。これがあたいの、数少ないここでの友達の…」
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「��うも、セガールだ。ここで料理長をしている」 「セガール?セガールだって!?チクショウ!!大物ばかり登場してるじゃないか!この調子じゃ、サクライがサメを登場させてしまうッ!コッチはまだB級サメ映画を観ていないんだぞ!」 「心配すんなよジャック、B級なんだから好きな事をテンポ良く進めればいいんだよ。それにコッチにはコックがいるんだ、サメを倒せる。」 「最近歳で腹が出てきて走り回るのが辛くなったが、大丈夫か?」 「空手は健在か?」 「ああ、勿論。」 「「じぁあ大丈夫だ」」 「それはよかった。それじゃ飯を用意しよう、まだ何も食べていないだろ?」 「ああ!ペコペコだぜ!」 「俺も同感だ」 「それじゃあこちらへ、案内しよう」 セガールに連れられ通路を進んでいく俺達、通路は思ったよりも広く見晴らしはいいが、チラホラと道の隅に寝ている老若男女がいる。 「そこで寝ているのは?」 「ここで住んでいる」 しばらく進んでいくと食堂に着いた、やはり多くの人間がいるからかとても広い。 「さて、ここがオレのテリトリーの食堂だ、何を御所望かな?」 「あたい半熟親子丼とミックスベリーパフェな」 「スシってあるか?食べてみたいんだが」 「ああ、勿論。ではどうぞ、お席でお待ちください」 俺達は近くのテーブルに座って食事を待っていると、1匹の犬がやってきた。 「ここでは犬が飼われているのか?」 「コイツはマックス、ここのエースの飼い犬だ」 「エース?どんな奴だ?」 「来たぜ、アイツだよ」 振り向くとそこにいたのは…
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「俺はクリステンセンだ」
「え⁈」 「え?」 予想外の人物に戸惑う周りに見かねて、スミカが説明口調で解説した。 「おまえ、あれだろ。目つき悪いダークサイド的なあれだろ。直前と違う姿で息子の前に霊体で現れて混乱を招いたあれだろ」 「なるほど!しかし何故ベイダー的なあれがエースなんだ」 「ふふ、なら目を瞑って声を聞くがいいぜパイロットさんよ……こい、マックス‼︎」 「チャックだ!チャックハンセンの声だ!…しかし吹替声優ネタなんて邪道だろクソォオ!」 「おまえが言うなよ、力也的なジャック」 「ウワァァ!ふざけるな!ふざけるな!バカヤロォォオ」
セガールの所にスミカと同い年の少女たちがやってきた。遅い昼食のようだ。 「こんちはシェフ」 「よう坊主ども。気分はどうだ?」 「最低」 「どうしたんだ?」 「シルベスターと名乗るマッチョマンが現れて、この中で暴れてるんだ」 「なんだって⁉︎…それでCVは?ハザマだったか?」 「いや、あの声はササキだったね」 「チクショオオ!よりによってササキのシルベスターだとォ!ハザマなら少しは希望があったのに!そもそもネタがマニアックになってきててテレビキャラクターの俺では付いていける自信がなくなってきたぞ!このままじゃ置いてきぼりを食らう、チクショオオ」 「ウルセェな!いい加減しにろ!ブッ殺されたいのか‼︎‼︎」 大御所のシェフに怒���られたジャックは、心が折れて絶叫しながらトイレに逃げ込んだ。あと5話は立ち直らないだろう。
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「なあセガール、飯はできたのか?」 「ああ勿論、さあどうぞ召し上がれ」 セガールがワゴンカートから料理をテーブルに手際よく置いていく。 「ジャックが引きこもってしまったからこの寿司クリステンセン、お前が食うか?」 「いや、生の魚はダメなんだ」 「そうか、じぁあ俺が食うか」 「セガールよぉ、そうやって間食ばかりしてるから太るんだぞ。」 「日本食だから大丈夫さ」 和気あいあいとした空間が流れてゆく中、クリステンセンが話題を切り返す。 「なあセガール、政府が開発中の新兵器の噂を聞いていないか?」 「新兵器?いつも大したもの作ってないだろ」 「それが今回のヤツは違うらしい、何でも最強の動物を模したロボットだとか」 「動物?政府は動物園でも作る気か?」 「あたい馬に乗ってみたい!」 パフェを食べるスミカが目をキラキラさせている。 「それで、その最強の動物とはなんなんだ?ゴジラか?それともチャック・ノリス?」 「まだ分からない、ただ…」 「なんだ、勿体ぶらずに言えよ」
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「メガロドンだ」 「メガロドン⁉︎恐竜かなにかか」 「サメだ」 「あ⁈」 「サメだよサメ!馬鹿でかいサメだ!」 「じゃあなにか?政府は動物園の後は水族館を作るってのか!」 「知るかよ!オッセルヴァンツァがメカシャーク出せって言ってたんだ!俺が知るか!たしかに「メガシャークVSメカシャーク」はメガシャークシリーズの最高傑作だと思うし、近年の怪獣映画ラッシュの中じゃ「シン・ゴジラ」より「GODZILLAゴジラ」より「メガジャークVSメカシャーク」と「進撃の巨人エンド・オブ・ザ・ワールド」が最高だったけど」 「それを言ってるのはクリステンセンか?サクライか?」 「サクライって変わってるな…」
「今更だけどクリステンセンって長いからクリスって呼ぼうぜ」 「これだからジャップは…」 「ところでクリストファー、なんで地下政府のことそんなに詳しいんだ?」 「クリスって呼ばねぇのかよ!…ちょっと一つ前の研究が気になったのさ」 「そうかクリスベイダー、それはどんな研究なんだ」 「結局どう呼ぶ気なんだよ!…どうにも動物園と水族館の間に、やつらボディービルの会場を作ろうとしてたのさ」 「なぁ!もうめんどくせぇからベイダーって呼ぼうぜ?」 「おまえらそれ言いたかっただけだろ!」
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「俺の呼び名なんか後に…」 次の瞬間、食堂全体に激しい衝撃が起きた。 「痛って〜」 「Q」 「セガール黙れ」 「それより、何が起きたんだ?何かにぶつかった様な衝撃が来たぞ!」 「スミカとクーちゃんはここで待ってろ、俺は怪我人がいないか見てくる。」 「クーちゃんって俺?」 「無理すんなよオッサンー」
「さて、無理やり不自然にセガールが退場したところでクリステンセン。何で地下政府の兵器開発に精通しているんだ?」 「このペンダントのおかげだよ」 「あ、エミールのペンダント!テメー盗んだな!?」 「ここギガンテのメインハッチに落ちてたんだ」 「なんだキーアイテム落としちまったか、気を付けねぇと。でもどうやって兵器情報を知ったんだ、小ちゃいペンダントだぞ?」 「蓋を開��たらホログラムが投影されたんだ」 「はー、それ高価なヤツじゃん」 「中に入っている情報は地下政府に関するものや、兵器についてだった。コレをどこで拾った?」 「エミールって言う爺さんからくれたんだ、なんか傭兵に追われていたけどさ」 「傭兵?」
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「ステイサムのことか」 「なんで知ってるんだ?クリステンベイダー」 「俺も同じところで訓練を受けたことがあるんだ…!俺があそこに入ったころ、すでに彼は伝説の男の一人だったが」 「世の中狭いもんだなー」 「どうやら見えてきたぜ…。機関から伝説の男達が���人も参戦してるということは、政府は俺たちが思っていたよりも追い詰められているようだな…!なぜそんなことになっているのか…。思い当たることは一つ、薬師丸の事件が表沙汰になろうとして…。エミールという男…、政府に楯突こうとするテロリスト集団…、「アンブレイカブル」の者とみえる…。壊滅したと聞いていたが、生き残りがいたか…!」 「おおー!すげぇよクリステンベジータ!あれだけの情報から、突然設定を整理するかのようにそれだけのことつらつら語るなんて!本家のクリスもこれだけ洞察力がありゃ、闇堕ちせずに済んだだろうにな!ていうか読み返さないでそんなこと言って大丈夫か?なんか設定とりこぼしてたら、またオッセルヴァンツァに本編に組み込まれて辱められるぞ?」 「誰に言ってるんだよ。…つーかベジータって呼んだだろ!長台詞ぶち込むから、危うくベジータにツッコミ入れ損ねるところだったわ!」 「おめーなにカッカしてんだ?ブッ殺すぞ」 「口悪りぃな!そっちのネタかよ!」 「そんでよベジータ」 「もうその路線なのか⁈それでいくのか?」 「オラわくわくすっぞ」
突如、大爆発が起きた。この作品のことではない。この亀型住居、ギガンテが、爆発して跡形もなくなったのだ。もちろんスミカもベジータも生死不明。あのセガールでさえ…。しかしあの男、呪いを背負った、視聴率に突き動かされる男は違った。 彼は約束されていたのだ…!5話で復活することを…!そして次回が5話め…! 「チクショオオ!トイレで泣いてたらトイレが吹っ飛んだぞォオ!!なんでだァア」
ジャックの逆襲がはじまる…!
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トイレの棚に放置されていた漫画が思いのほか面白くてのめり込んでいると、俺は宙を舞っていた。 別に薬をやった訳ではない。いや、シーズン3でヘロイン中毒になるが、それは別次元の話だ! 何が起きたかを確認するために体を起こし、辺りを見回すとギガンテが爆発四散していた。 普通なら死んでいる筈だが、なんだかんだ死なない、それが俺の固有スキル。 「スミカー!セガール!クリステンセンー!」 絶望的な光景に俺は泣き崩れた。 「ちくしょう!何故関係無い人まで巻き込んでしまうんだ!?ダイハードかよ!!」 嘆き悲しんでいると、手元に小さな物体が落ちていた。 「これは…��ミールのペンダント!いや、スミカのペンダントか?どっちだ…ちくしょう!」 ペンダントを開いてみるとホログラムが投影され、触れてみると操作出来ることに気づいた。 それには兵器開発や政府の機密データが記録されていた。 「これは…エミールの言っていた薬師丸の研究データ?放射能浄化装置だと…?」 研究レポートに添付されているデータがある。 俺はそれを開いて更に読み進め、とんでもない事を知った。
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シルベスターは虚無に囚われていた。 衝動に任せてギガンテを破壊し尽くしたが、その末には何も残らなかった。自分はこのまま、生涯兵器として破壊だけをくりかえす下らない人生を送るしかないのか…。
そのシルベスターの前に、見に覚えのない老人が現れた。 「虚しそうだなシルベスター」 「誰だおまえは」 「フォックスと名乗っておこう」 「なぜ俺の名を知っている…」 「お前たちの親、のような者だからさ」 「俺の…?…いや俺…たち、とは何だ?」 「お前たちは『DIE・栄華・スター』という人造人間シリーズだ。数々の英雄たちを最新科学で再現したクローンだ。だが、ある者が君らを意のままに操り、兵器として利用する機能を取り付けていた。そしてその者は、私の盟友ルーカスを洗脳し支配下に置くと、次々と政府に位置する王族の末裔たちを手中に収めていった。私も、もう陥落したと言っていい状態だ」 「王族?フォックス…おまえも王族なのか」 「トゥエンティ・センチュリア家の末裔…センチュリー・フォックスだ」 「その黒幕の正体を教えてくれ」 「正体は不明だ。だが、奴は『夢の国・鼠アイランド』で世界を支配しようという野望から、こう呼ばれる…ビッグマウスと」 「王族の末裔たちが政府内で争い…、我々を生み出した。なんと下らない存在理由だ」 「君たちは4人とも記憶を失った状態であらゆる場所で、自分の正体を知らずに生活している。しかし今の君…シルベスターのように、一度ビッグマウスから信号が送られれば一変、兵器として奴の希望どうりに殺戮を繰り返すのみだ」 「なんということだ…この生涯に一片の価値もなかったのだ」 「しかし希望はある」 「本当か」 「君たちは元々英雄だ!信号などに負けるな!君たちが目覚め、力を合わせれば鼠一匹など怖くはない!頼む!…おまえたちに希望を託しながら、兵器にするのを許してしまった私を許してくれ…」 刹那、フォックスの身体が透けて透明になりはじめた。 「ついに最期か。鼠め…。…頼んだぞ、息子よ」 シルベスターは生みの親の一人を看取った。しかし彼に悲観はなかった。意味のない人生に絶望した彼が、はじめて生きる意味を、戦う意味を見つけたのだ。彼はトレーニングを始めた。右手でファンファーレを吹きながら、左手でリンゴを齧った。かつて、足を引きずって上がっていた階段を一気に駆け上がった。 最終決戦に向けて、駆け上がった高みから絶叫した。 「エぃドリアァアン!!!」
薬師丸の真実に迫るジャック、黒幕との決戦を決意したシルベスター、そして生死不明のスミカ…。はたしてビッグマウスの正体は、薬師丸事件の真実は…!5話先に最終決戦が迫っていた…!
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シルベスターは決意した、全ての元凶であるビックマウスを倒すと。 だが、ビックマウスを倒すという事は、国を敵に回す事でもある。 「俺1人でもやってやる、何があろうとも…」
「1人で抱え込むな大馬鹿野郎!でもソイツに付き合える馬鹿は俺達しかいない!」
馴染みのある声にシルベスターが振り向くと、そこには懐かしの兄弟達がいた。 「ステイサム! それにアーノルドとセガール、生きていたか!」 「勝手に殺すなよ、俺達が死ぬわけがないだろ」 「俺達はチームであり家族だ、大事な家族の為なら何だってやるさ」 「ありがとう…みんな…! よしやろう、俺達なら出来る!」 「「おう!!」」 こうして4人の男達の戦いが始まった。 「なあ、シルベスター。作戦はあるのか?まさか敵のど真ん中に突っ込んで皆殺しにするわけじゃないだろう?」 「そりゃいいね、昔を思い出すよ。」 アーノルドは懐かしむように呟いた。 「幾ら何でもそれは無謀だ」 「作戦はあるのか?」 「あるさ、とっておきのがな」 シルベスターは得意げに言った。 「いつも通り、俺達のやり方でやる。それだけだ。」 「そりゃいい!ドンパチ賑やかにしようじゃないか!」 アーノルドはわくわくとした表情で今にでも走り出しそうだ。 「よし!まずは武器弾薬車両が必要だ、買物にいくぞ!」 「「おう!」」 今から祭りの準備をする子供のの様に無邪気に返事をした。
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私の名は薬師丸浩公。 ずっと原子に関する研究を続けていたが、現政府の元でそれを続けるのは容易なことではなく、公に専門家の協力を募ることもできないため、あらゆる知識を身につけることになり、現在は何を専門としていたのか分からなくなるほど私の研究は多岐に渡っている。 そんな私がSS効果を発見したのは一年前、すぐさま実用化したSSS(SSシステム)を発表しようとしたが政府はそれを許さなかった。SSは、物質の形状を一段階前に戻すことができ、たとえ放射線に晒され壊れた細胞も、周辺の細胞の記憶を引き出して復元することができる。 これを一大スケールで採用すれば、汚染された世界を修復することも将来的には可能であり、更にはあらゆる物質の耐久性、耐用年数の半永久化、様々な病気の治癒、それどころか不老長寿も視野に入るほどの夢の発見だった。 私は世紀の発見に浮かれていて、気付いていなかった。SSSがあらゆる夢を叶えるということは、あらゆる現実が崩壊し損害を被る人間が余りにも多いことを。耐用年数がなくなればあらゆる産業が乾き、不老長寿は医療関連、美容健康商売にとどめを刺す。 放射線の汚染により地上を追われそうになりながらも、人類はまだ目先の利益を諦められないのだ。 SSSを使えば十数年で地上は洗浄でき、放射性物質の問題は残るが、被曝を治癒することがSSSにより可能になればその対応も少しずつ進む、はずだった。 しかし、人々は今の社会システムを大きく変えることの方を恐れ、夢の発見は私もろとも歴史から消えた。 夢の発明とは、たどり着くのが困難だから夢なのではない。現実と矛盾し、現実を支配してる者たちに損をさせるから、だからこそ夢なのだ。 私は絶望し地の果てに身を隠した。 …だが私の夢は思わぬ形で叶うことになる。 世界に見���てられ、世界を見捨てたおかげで私の研究は妻の病気を治すことに集中し、妻は持病を完治、半不老長寿を手に入れた。それだけで私は世界一の幸福を感じられた。 だがしかし妻は死んだ。何者かに徹底的に拷問を受けて、惨たらしく殺害された。犯人は分かっていた。政府の者たちだ。一度は捨て置いた私の夢を、世界にいよいよ汚染が広まった今になって拾いにやって来た。唯一の実証である妻を攫い、調べ、知っていることを吐かせるために、徹底的に痛めつけ殺したのだ。 わけもわからず、生涯かかっても感じないほどの苦しみを与えられ、無残に殺された、何も知らなかった私の愛するひと。
今度こそ世界に絶望した私だったが、そんな私が現実に戻ることができたのは…、彼女の遺してくれたもの…娘の存在があったからだ。 娘にもSSSの加護は備わっていた。遺伝というべきか。詳しくはわからない。だが、私たちの娘には異様な成長の遅さと、驚異的な治癒能力があった。娘は汚染された世界を物ともせず、のびのびと成長した。 私は決意した。妻のように、私のせいで娘が苦しむことはない。私は娘を労働者の宿舎に売った。過酷な労働も、SSを持つ娘なら心配いらないと思ったからだ。娘を“売った”収入は、家族にしかわからない場所に隠しておいた。娘がのちに回収できるよう。娘は私とともに生きないほうがいい。自分の研究のために妻を悲惨に死なせ、娘まで過酷な労働を強いた私に、未来など望めない。私はこのビデオメッセージを遺して消えるつもりだ。この世から、永久に。ただひとつ望むのは娘の、…スミカの…永い生涯が幸福なものであるよう。…それだけだ。
そこで薬師丸は悔しそうな表情をカメラから隠し、撮影を止めた。ペンダントに遺っていた衝撃の事実を知り、ジャックは放心していた。 「なんてこった…。あの、スミカが…薬師丸の娘…。地上を救う最後の希望だったなんて…。俺は、俺たちは、最後の希望を…死なせてしまった」 ジャックはその場でうずくまって声を漏らした。 「…ちくしょう」
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シルベルターはステイサムに質問した。 「なあステイサム、どこかいい店知ってるか?」 「何言ってんだ、お前も知ってる店だろ?」 そう言って、4人は軍用ジープである場所へ向かった。 「さて、壊物だな。」 アーノルドは何処からか重火器を取り出し、肩に担いだ。 セガールはというと、 「俺一押しのガバメントコレクションが火を吹くぜぇ!」 とお気に入��のカスタムを施した45口径ガバメントを2丁ホルスターにしまった。 「今から武器弾薬の100%OFFのバーゲンセールだ!!」 シルベルターの掛け声と共に、4人は軍事倉庫を襲撃した。 そう、たった4人でだ。 当然武器を持った集団が、正面ゲートから歩いてくるのを警備兵は見逃せなかった。 「おい止まれ!武器を捨てて両腕を頭のう…」 警備兵の1人が警告を言い終わる前に、セガールが頭に1発撃ち込んだ。 不審な武器集団が攻撃を仕掛けてきたので、すぐさま反撃しようとするも、 ステイサムとシルベルターが的確に門周辺の警備兵を撃ち抜いていく。 これだけの騒ぎが起きたので、ぞろぞろと警備兵の応援が門から出てくるも。 アーノルドの重機関銃が火を吹き、けたたましい轟音の後、目の前には誰も立っていなかった。 「ドアにノックもしたし、入ろうぜ。」 アーノルドがニヤリと笑うと白い歯が見えた。 釣られて3人もニヤリと笑う。 そして彼らは“買い物”を楽しんだ。
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「手を貸してくれ」 ジャックは思いつく限りの知人に助けを求めていた。自分の見殺しにしてしまった者の、遺志を継ぐつもりで政府と戦おうとしていた。ジャックは優秀な捜査官だ。一人では戦える相手でないことはよくわかっていた。 しかし、いい返事は一度も貰えなかった。誰もが世界を敵に回せる程、人生に失望はしていなかったのだ。そもそも彼の語る真実を信じられない者が大半だった。 「こいつイカれてるんじゃないか」「政府の陰謀?ドラマの見過ぎだぜ」心ない言葉を浴びせられることもあったが、ジャックはめげなかった。そんな彼の前に懐かしい顔が現れる。 「く、クリステンセン?生きていたのか!」 「ああ、懐かしいな」 「丁度いい、おまえに手伝って欲しいヤマがあるんだ」 「薬師丸のことをか」 なぜそのことを…?ジャックは異変を感じ取った。 しかし、遅かった。同時に、さっきスカウトしていた飲み屋が爆発した。クリステンセンが念力を使ったのは明白だった。ジャックの灰色の脳細胞は状況を察した。 「おまえ…。口止めか」 「流石だな捜査官。あの件は誰にも知られたくない。お前が言いふらすからここ数日は忙しかったよ」 「ちくしょう…俺が事情を説明した全員もか…。でも甘かったな。この件はすでにネット上にリークした!さすがに地下市民全員を始末するわけにはいくまい…!」 「なぜだ?」 クリスの予想外の返答に、流石のジャックも呆然となった。 「その程度もできないと思っているのか?連邦捜査官にあるまじき見当違いだな」 「政府が民を殺してどうする…!国民がいなくて政府など成り立たないぞ…!」 「はっはは!そうか!そこからか!いつ黒幕が政府だと思った。あの方にとって政府も地下市民も同じ!全人類が復讐の対象だ」 「なんだと…!何を言ってる!おまえのボスとは誰だ!おまえはなぜ闇に堕ちたのだ!クリス、おまえはギガンテで映画を愛する者たちと暮らしてたんじゃないのか!」 「映画こそ邪悪の権化だ!!全ての娯楽は放送コードに��い、親とみても気まずくならないファミリー向けに染まるべきなのだ!!」 「そこまで腐ったか!!そんな方針ではアバターもデッドプールも産まれなかったんだぞ!!」 「テレビヒーローの貴様がよく言う…。見ろ、この兵隊たちを。すべてあの方の配下だ」 そこには屈強な戦士たちが不気味に揃っていた。鋼鉄のアーマーを来た男、星のあしらった楯をかざす男、鋭利なツメを持つ男に��イスの超能力ハゲ。さらには、単眼で緑の化物と水色の大きな野獣というモンスターコンビ、喋る魚やスポーツカーに至るまで…。その軍隊は強大という言葉では足りない程の戦力を有していた。 「ジャック…。貴様が真実を公開したお陰で計画が早まった。責任を感じることはないぞ?あのお方は元から、生き残った人類すべてに復讐するつもりだった」 「クリステンセン…。おまえは、おまえたちは一体…、何をする生み出すつもりなんだ」 「ふ…夢の国さ」 ついにビックマウスの全人類に向けた総攻撃が始まった。しかし対抗しようという者たちもいる。少数だが最強の筋肉と意思をもつものたちが…。地下へと落ち延びた、人間たちの、最終決戦が、…始まった。
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軍事基地を完全に制圧したが、ステイサムは基地の指揮官だけは生かしたまま拘束していた。 「いいか坊や、通信が入って基地の状況を聞かされたら、“何も起きてない”と伝えるんだぞ、出来るな?」 指揮官はこの世の終わりのような顔で何度も頷いた。 「よし、いい子だ。だが見張ってるからな?悪子にはお仕置きが必要だ。」 ステイサムの感情のこもっていない言葉が指揮官の耳を通り抜ける。 「俺はここを見張ってるから、3人は装備を集めてくれ。」 するとアーノルドが1本の葉巻を取り出し、ステイサムに差し出した。 「暇つぶしにやるよ、とっておきのだ。」 「ありがとよ」 こうして3人はそれぞれ基地の倉庫を物色し、準備を始めた。 「シルベルター、乗り物は何にする?」 アーノルドが葉巻を吸いながら聞いた。 「あの戦車がいいだろう、複合装甲に120mm滑腔砲。乗員は4名、俺らにぴったりだ。」 成る程と言わんばかりにアーノルドが頷くと。 「デカイし舗装路を80キロ程しか出せんノロマの固いだけの乗り物だ。それよりもコイツはどうだ?」 と、セガールが指を指す先には2両が連結した戦闘装甲車だった。 「コイツなら何でも載せられて、必要ならば2両目を切り離せる。」 2人は納得した表情でうなづき、早速準備を始めた。 そのころステイサムはというと。 「この葉巻美味いな、お前も吸うか?」 指揮官は子犬の様に怯え、首を横に振る。 するとステイサムの持っている無線から連絡が来た。 「買い物が終わった様だな、吸いかけだが味わっておけ指揮官様よ。」 と、吸いかけの葉巻を指揮官の口に咥えさせた。 「じゃあな、達者でなぁ〜」 手を振って指揮官と別れを告げた。 十数分して倉庫に着くと、ステイサムは蔓延の笑みで喜び叫んだ。 「こりゃ最高にイカしたアートだな!」 準備をしていた3人もステイサムの反応を見て満足げに笑った。 「それじゃあいっちょ、ドライブに出かけるか。みんな、おめかしは済んだか?」 これから4人の大反撃が始まる。
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ビッグマウスの兵隊たちは、次々と政府の拠点を強襲していった。 突然の敵の出現に、何の準備もできていない政府軍は次々と陥落していった。圧倒的なその戦力に政府の最終兵器、独占禁死砲も歯が立たなかった。突然の襲撃に混乱する軍や民間人、その中にあって、ひとりの男だけが抵抗の舵を取っていた。人々へ呼びかけて体勢を立て直し、反撃を画策していた。連邦捜査官、ジャックだ。 ネズミの兵隊を仕切るクリステンセンは苛立っていた。 「なぜだ。これ以上計画を遅らせてはならないというのに。…奴を侮っていたか…?」
ジャックの元には次々と仲間が集まっていた。 「きてくれたかマイケル!」 「ライバルのピンチだ。何処からだって脱獄してやるさ」 二人は固い握手を交わした。ふたりは長年視聴率を争っていた戦友だ。 「俺もいるぜ」 「俺のシゴトにはこいつが必要不可欠でね」 「頼りにしてるぞ!リンカーン」 「ジャックおまえの働きのおかげで反撃の目処が立ってきた。アルバカーキでは科学者のブライアンが、セントラルシティにはグリーンア○ーとフラ○シュ、スー○ーガールと彼女の従兄弟も合流したらしい。まぁバッツがいないのは不満だが、ア○ーがそれなりにやってくれるさ」 「よし!絶対に逆転してやろう‼︎‼︎」 「ああ…。やつらに電波フィクションがスクリーンフィクションのスピンオフの場じゃないと思い知らせてやろう!」 「おい、俺にはさっぱりなんだが普通にドラマと映画じゃダメなのか?」 相変わらずの掛け合いに三人は大笑いした。
「ジャァアックッ‼︎‼︎」 クリステンセンが絶叫した。 「なんだ?こいつ呼ばれてるのか?」 「いや、手頃な名前だからだろう?ジャックは全米で1番叫びやすい名前だ」 「チクショオオ」 そしてまた三人は大笑いした。 「ジャァアックッ‼︎‼僕と闘えッ‼︎‼︎」 ジャックははにかんで戦友達に問う。 「目の下を真っ黒にして俺を呼んでる危険人物がいる。ここは任せられるか?」 「ああ、任せろ」 ジャックはコロコロ系アニメ最終回さながらに理由なく空中に飛び上がると、クリステンセンのいる空中1000キロで静止した。 「あいつのライトサーベルに、ついさっき野生のテロリストから奪ったワルサーPPで敵うだろうか…。いや、やってみせる。いくぞクリステン‼︎‼︎」 「僕を舐めるなよォオ‼︎‼︎」
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ステイサムが歓喜していた車両の説明をジルベスターが淡々と説明していく。 「コイツは8輪装甲車を2台連結し、互いに行き来出来るようになっている。装甲は厚さ30mm複合装甲に爆発反応装甲で側面を防御している。」 「上に乗っかっているオモチャはなんだ?」 ステイサムが聞くと、アーノルドが答えた。 「1両目には、20mm対人連装砲に、グレネードランチャー4機を搭載。2両目には、対空砲レーダー搭載30mm対空砲だ。射程に入れば勝手に撃ち落としてくれるお利口さんだ。」 「政府も随分贅沢なモン持ってんな」 「運転は俺がやろう」 とセガールが割って入ってきた。 皆が顔を合わせてうなづくと、それぞれの配置に着いた。 「よし、いくぞ!」 とセガールが声を上げると扉を突き破り、彼等が乗った装甲車が景気良く走って行った。 「ところで行き先は?」 セガールが聞くと。 「まだ分からん」 とシルベルターが答えた。 「はぁ?どういう事だ、流石の俺も怒るぞ?」 「まあ落ち着け、装甲車に搭載されていた政府軍の基地情報見てみたら、どうやらビッグマウスのヤツが軍隊を送り込み、次々と潰し回っている。」 「奴らとうとう暴れ出したか」 ステイサムが言うと、シルベルターが何か閃いた。 「ん?政府軍の壊滅順序が波状になっているな、もしかしたら…」 「そこにヤツがいるかもしれないな。」 ステイサムが少しやる気を出した感じで答えた。 「それでは皆さん、シートベルトを締め下さい、少々揺れますよぉ!」 セガールがアクセルをフルスロットルにいれ、装甲車は爆走して行った。 一方その間アーノルドは、対空砲の座席に座り、砲塔の電子端末を弄りながら葉巻を堪能していた。 「ワクワクして来たな」
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ここはセントラルシティ。 緑色のフードを被った男は仲間達に貰った弓矢で、黒づくめで悪人面の弓使いと交戦していた。 「くそ、あいつの眼…。マインドコントロールでもされてるのか⁈」 黒いアーチャーは終始無言だ。 ナショナルシティの怪力少女は夢の国軍の魔女と、怪力少女の従兄弟は星条旗盾男と戦っていた。 「それだけの力を持ちながら、なぜ人々を襲う!」 従兄弟は星条旗男に問う。しかし星条旗男は無言だ。従兄弟はさらに尋ねる。 「僕は君が、別世界とはいえ、正義のヒーローなのだと思っていた!…そんな君が!なぜだ!なぜビックマウスと群れている⁉︎」 「…は…ない…」 星条旗男が口を開いた。従兄弟は戸惑いながらも耳をすませる。 「こ…れは…ア…べ…ジャーズでは…ない…。私た…ちが目指して…いたのは…、こ…んな…インフィニ…ウォ…では…な…い」 「なんだ!何を言ってる⁉︎」 途端、星条旗男の身体がドロドロと融解し始めた。従兄弟がその姿に不意を突かれた隙に、溶けた星条旗男は、従兄弟さえも凌駕する怪力で彼を吹き飛ばした。従兄弟は三つほどのビルを貫通して地面に叩きつけられた。 「カル!」 怪力少女が従兄弟を心配する。 しかし彼女の戦ってた相手も融解をはじめる。そう、ネズミ軍の兵隊がすべて溶け始めたのだ。 想定外の状況に体制を立て直すチーム、合流した最速の男が揶揄した。 「あれ、これってこのまま敵が自滅する展開だよね?」 「どうも違うらしいぞ。これまでより���っと強力になってる」 フードの男が弓を構えながら吐いた。 従兄弟が瓦礫を吹き飛ばして復活して言う。 「いまハッキリした!やつらは映画スターなんかじゃない!すべて偽物だ!培養された生物兵器!バイオ戦士だ!すべてバイオブ○リーと同じ!ビッグマウスは世界中に夢を与えるクリエイターなどではなく、バイオ戦士という玩具にはしゃぐジャガー○バッダ男爵なんだ!」 必死で抵抗するチームだったが、さらに強力になったバイオ戦士たちに次第に追い詰められていった。
そして、必死の抵抗も虚しくジャックは、弾が尽きて満身創痍のままクリステンセンの前に立ち尽くしていた。 「これで終わりだ」 トドメを刺そうと振り上げたクリステンセンの腕からどろりと音がした。
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「目標まで後何キロだ?」 スタローンがセガールに聞くと、「あと1キロちょいだな」 するとステイサムが「ビッグマウスが俺たちの動きを把握していない筈がない、なのにやけに静かだ…」 3人が考え込んでると、車内通信でアーノルドが「11時の敵機襲来!かなりの数だぞ!」 「セガール、運転変わってナビをしてくれ!スタローンとアーノルドは上の砲塔でハエを撃ち落としてくれ!」 「「おう!」」 スタローン達が乗る装甲車に無数の小型無人機が迫る。 スタローンは、対人連装砲で無人機を次々と撃墜し、 アーノルドは隊列で迫る無人機に対空砲の榴弾で木っ端微塵にしていく。 無人機のチェーンガンは装甲車の分厚い装甲を貫けず、火花を散らすだけだった。 すると無人機達は攻撃をやめ始めた。 「攻撃が止んだぞ?何が起きてる?まあ良い、ビッグマウスの拠点ゲートは目の前だ!突っ込むぞシルブプレ!」 装甲はまるで映画のスクリーンから飛び出したかのように、ゲートを突き抜けた。突き抜けたのだが… 「なんだこりゃ、映画館じゃねぇかよ…どうなってんだ!?」 「ビッグマウス!出て来やがれ!そこにいるんだろう!?」 4人は不審に思った、映画スクリーンの事だ、ゲートは金属製でできているように見えた、なのに実際はスクリーンから飛び出した様な絵面になっていた。 「おいまてよ?まさかこれって…」 「そのまさかだよ諸君!」 「誰だ!?」 4人は銃を構え、辺りを警戒する。 「お前がビッグマウスか?隠れてないで出てきて面見せろよ」 ステイサムが挑発してみると、スーツを着た老人が現れた。 そしてビッグマウスは話し始めた。 「君達4人が何故死ぬ事なくここまで来れたと思う?」 「手加減しておびき寄せる為か?」 「正解だが、ちょっと違う。君達4人が死なないのは、■■■■■■■と■■■と■■■■の存在があるからだ。」 「「!?」」 4人は驚愕した、自分がどうやって産まれ、行動して生きているのかを。 「そんな…そんな…」 「この野郎!嘘つくんじゃねぇ!!」 4人は一斉にビッグマウスに銃弾をお見舞いした、かに見えたが… 「それはプロップガンだ、残念だが…そろそろフィルムが切れる頃だな、また皆んなを楽しませてくれよ?さらばだ。」 ビッグマウスがそう言うと、辺りは光に包まれ、映画館は何事もなかったかの様に元どおりになった。 「さて、次の新作を考えようか、皆んなを魅了する作品を…」
END
未公開バージョン
12
「すごい、なんて巨大なんだ」 それは亀の形をした要塞のような建造物だった。しかしよくみると重低音を響かせて少しずつ移動している。やはり巨大な戦艦にでも例えるべきか。 「たしかに見てくれは立派だよ。あたしら労働者たちを使ってるのは金持ちの、経営者殿だからな。みえるかい?あの頭から首に当たる部屋が、あたいらの雇い主がくつろぐ部屋だ。その下ではあたしらみたいな地下労働者の一部が、ただでさえ派遣先でクタクタになってるのに、この亀の動力部でもコキを使われてるのさ。あたいらの生活は24時間単位で管理されて、労働者というか奴隷のように使われている。でもさ、そうしないと飯が食えないからね」 「辛いな…。CTUに推薦してやろうか。君ならいい線行きそうだ」 「いやだよ、あんな解体されたり復活したりする不安定な職場。あんただってシベリア送りならぬロシア送り…」 「やめろォ!リブアナザーデイの話はするな!まだ見てない人もいるんだァ!!」
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俺はとんでもないことを知った。 『あと30秒で地面に激突します』 いつもの癖で大急ぎで動いていた為、宙を飛んでいたことを忘れていた。 ペンダントの警告装置が鳴り響く。 『衝撃に備えてください。衝撃に備えてください』 しかし、あと30秒でできることなど…!くそ、あれしかない…! 「チクショオオッ!!!」 叫ぶことしかできなかったジャックは顔面から地面に突き刺った。
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