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besidethebag · 6 years ago

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くらぶセクシー “夏のダイエット大作戦”

くらぶセクシー “夏のダイエット大作戦” 蒸し暑い夏を迎えたB&T。まさかの伊勢丹バイト、リクエスト(ご指名)が入りまた新宿に舞い戻る二人。今回はcマークのブティックではなく mから始まるネコちゃんの鳴き声のブティック婦人服3F。夏のセールの暑い時期伊勢丹のバックヤードは地獄の黙示録。各階に設置された給水タンクが命綱である。一杯のキンキンに冷えたコールドウォーターを浴びるように飲む二人の目はウツロ。「B〜めちゃ暑いよ、溶けるよ、なんで暑いのに長袖着なきゃいけないの？」 Tは制服の文句を言いながら黙々と納品された段ボールをさばく。しかし、喋りながらも手は動かす。集中して、手は切らないように、出血はマガジーノ(バックヤード)には天敵だ。血液がもし商品についたらたまったもんじゃないからだ。 09:15〜17:45までの二人のシフトスケジュール。その後に、B宅か、くらせく編集部のルーティーン生活。大事な10代の夏休み、サボったツケがまわってきたTの補習課題にほぼ付き合う優しいB。その上、最近ストレスでぽちゃり始めたTの波乱万丈ドエムな夏休みは始まったばかりだった。「あれ？T坊なんか二の腕旨そうな感じに仕上がってない？(ムニムニとTの二の腕を触るB)てかヘルシーボーイズのタンクトップ？そんなんあるんだ？,その上にリンガーT着るの？w」着替え中に二の腕&横腹を掴まれ、うろたえるT。太りやすい年頃、NYCでの食べ過ぎ生活のツケがまわってきたのか、ややぽちゃりなTは少し照れくさそう。しかも、今期のくらせく1994リンガーTはサイズ展開がフィットサイズ。フィットするシルエットがよりグラマーに魅せる。次第にテンションがヒステリックになってきたTは顔を赤らめてBに反抗する。「やめてーよ、セクハラ！てかさ、グラマーのがセクシーなんだってよ♡ だし〜、アンタのチッパイよりアタシの方がセクシーじゃない？ウッフン」軽くもめ始めるB&T。10代の口喧嘩は伊勢丹社員(金バッジ)も見て見ぬ振り。「ひどい！チッパイゆうなよな(怒) モデルはみんなチッパイだもん(泣)でもたしかに、T坊なんか最近セクシーだから触りたくなっちゃうんだよね、へへへ。見た目かなり抱き心地良さげ♡がおー(T背後から抱きしめるB)あんま怒んないでよ、ハニー♡アタシはどんなスタイルのアンタも大好きだからさ♡」そのことばを聞いて泣きじゃくるT「この絶対夏痩せてやるんだから！」興奮気味なTはダイエット宣言して、結局仲直り。仲良しの二人のじゃれあいは終了。とりあえず現場から離れてトイレでおさぼする事にした二人。残り2時間の憂鬱に耐えながら、今夜の予定を立てる事にする2人。社員の野口おにいちゃんから雑用を頼まれたので作業に戻り、今編集部でブームなトミフェブ(トミーフェブラリー)とキムっぺ(キムペトラス)をアイホンで流しながら地下の倉庫に行く二人。伊勢丹地下はまるで迷宮、迷いながらも鼻歌まじりで地下をサバイブ。「キムペトラスかわいいよね、てかトランジェッターアイドルの中で一番やばいかも？まあ、かわいいに性別なんて関係ないけどさ」「アタシ、体型に共感♡ てかセンスやばくない？パリス(パリスヒルトン)出てたよ、PVに！サイクー♡」うなずきながらPVを再生するB。その側でTはトミフェブのモノマネをして楽しそう。「ジューテム、ジュテーム、叶わない夢なんてみたくないわでもロマンス目覚めて行く。”愛してるわ”〜♡」「やばあ！マジサイクー！トミーフェブ似すぎなんだけど、T坊♡振りがやばいw tikTOKしたい、てかカラオケいきたいね！」わ「だよね！ニューススタンドがあった頃はみんなでいってたよね。そーいえばくらせく編集部にマイアミから友達来るって聞いた？ポッシュゴッドてお兄ちゃんらしいよ」二人はくらせく編集部の友人であり、これからのUSアンダーグラウンドシーンの要注目人物ポッシュゴッドの話で盛り上がり。くらせく編集部にある、ポッシュゴッドのカスタムGジャンに心打たれた二人にとっては憧れのアーティストでもあるからだ。「だってさ、フィルちゃん(dertbag のデザイナー)のマイメンでしょ？youtubeにも二人出てたし、くらせくでコラボしてくれないかなあー、あのハットくらせくバージョンでほPよぉ〜♡」 Tは、くらせく編集部にあるポッシュゴッド製のハンドメイドドローイングカスタムハットがどうしても欲しかったらしく、今回の来日でオーダーすると決めていたのだ。「編集長は絶対okするよ、T坊が欲しいていったらさw」「だよね♡てかぽっさんにマノンティンのポスター見せたいな♡ねえ、Bちゃん、明日からあたいのダイエットプログラム手伝ってくんない？」「まさか！あの禁断の？」「うん、早く結果だしたくて....」 Tはネオンポテトa.k.a.ダイエット将軍の考えたストイックO型限定将軍ダイエットプログラムをやるつもりだ。「まじか！あれに！とうとうタッチするなんて、流石T坊、美しき乙女ね♡そういうとこ好きだわ〜じゃあ明日からアンタんち泊まりに行っていいかな？」「いいとも〜♡」そんなこんなで明日からTの家に合宿する事になったB。道場の朝は早い、低血圧のBにはいささか地獄モード。明日は土曜日、バイトは休み、安心モードでとりま駅で(とりあえず)解散しようとした二人だが、駅のホームでTがBを呼び止める。バスターミナルで待っていたBは、大きな声��呼び止められる事に少々照れがあったものの、後ろ髪引かれた気分だったので、呼び止めたTに理由を尋ねる。「うん、なんか、せっかく休みなのにこのまま解散なんて悲しすぎて無理！もっと遊びたいんだよ！アタシ！貴方の事もっと知りたいの♡」情熱的なTの熱い視線に冷や水をぶっかける様に冷静なBは「いつもあってんだろ〜がwそうやって高校教師の桜井幸子真似するねーアンタは♡てか何だかんだ好きねーアタシのこと」「ジュテ〜ム♡すきすきだいすき！すきって言わなきゃ？」「好きって言わなきゃ？」聞き返すB 「言わなきゃコロス！w」「殺すな！相棒だろw」「へへへ、だよね♡戸川純入ったわw」「わかる〜、くらせく編集部でハマりまくったよねwブッセ♡」「ブッセやべーwア.ナ.タ.はブッセ、アタシのブッセ🎵」次はレキシの替え歌を歌うT。カラオケに行きたくてしょうがないらしく歌いまくる。 BはトミフェブのモノマネをTにまたリクエスト。そんなこんなでB宅に到着した二人。「お泊り会する？それともどっかでオールする？バイクで流しに行く？」「いや〜、お風呂とりま入りたいす、隊長」「うむ。わかるわ〜お風呂は１日2回以上、まるでしずかちゃんみたいだね」「たしかに！しずかちゃんてめちゃくちゃガーリー」^_^ ふたりは部屋に直行しようとした所、キッチンから美味しそうな匂いがすることをキャッチ。「やばあ、この匂い、もしや！」「あらTちゃんいらっしゃい！今晩は焼肉ポテト焼きそばよ、Bちゃんが大好きな戸村本店のタレのやつ。お風呂上がったら食べて頂戴ね。うふふ」Bママはお料理中。しかし将軍ダイエットに入ったTは食べることが出来ず。涙を堪えて「女将さん、せっかくなんですがあっしはいまダイエット宣言したばかりで」「ダイエット？今の時期に？やめなさいよーw成長おかしくなるわよ」するとBが横入りしてこう言った「お母さん、Tを甘やかさないで、夜はご飯を与えないで」「なにそれ？あーたね、それじゃあ、ギズモみたいじゃないのwかわいいリトルモンスター、それともファッションモンスター？どちらもTちゃんにぴったりね、ちなみに、ダイエットてどんな内容なの？」「押忍！ご説明致します！その1！将軍ダイエットにおいて、糖質は一番の敵！その2！好きな体型なりたい自分を常に想像する事！その3！幸せを掴むにはどんな手段も選ばない事、他人の言う事なんて所詮外野のざわめき、マウンドではいつも一対一の真剣勝負。一回きりの人生、ファンシーリビング！ファンシーに生きるって凄くハーコーなんで夜路死苦(よろしく)あ、バナナもダメだって、ミランダカーも言ってたよwて感じす！」 Bの母の前でもダイエット宣言して後戻り出来なくなったT。ほんとは焼きそばサイクー！とかいつもの様に食べていたはず。今日からTは将軍ダイエット。ストイックな生活がスタートを切った。翌朝、霜降りスウェットセットアップで厚着して登場したT。頭にもバンダナを巻いている。フードを被り、イヤホンからはロッキーのテーマを流して、代々木公園まで朝のランニングに向かう様子。一方Bは片手にメガホン、ママチャリに乗ってTを応援&給水係。ふたりはゆっくりと走り出した。早朝の代々木上原→代々木公園間は人が少なくて心地の良い朝を満喫できる(商店街を除く)奥渋谷的なくくりでいまちらほら店が出来ているようで通りにはたまに選民をみかける。そんなことはお構い無しのB&T。会話は昨夜の話に「きのーさ、ネットでロッキーおにいちゃん調べてたら、マジな映画のロッキー出てきてめちゃくちゃハマったんだよねw」「だからなんだ、ラスナイ(昨夜)トッドラングレンのドリームズゴーンフォエバーを聴いてねよーとしたらさwアンタのイヤホンからずっとロッキーのテーマがループしてて寝れなかったよ」「じつはアタシもなの、興奮しちゃって寝れなかった、早く痩せたい！」住宅を抜け、代々木八幡神社でお参りしてから代々木公園の裏通路から公園へ入る。ランニングコースは緑のカーテンによって直射日光からの日焼け防止対策に効果的。しかし、厚着で汗だくのTは途中「エイドリアーン(映画のロッキーのフィアンセの名前)」とBの事を呼びつけては、シャドウボクシングとトミフェブのマネを交互にこなしながらまたB宅へ戻って行く。家へ戻ってから直ぐにシャワーを浴び、さらに腹筋と腕立てを交互に行う。空腹を感じ、水をゆっくりと飲み干して朝の朝食はパクチーサラダと赤身のお肉。 O型は赤身の肉を食べると代謝が良くなるとダイエット法に書いてあったからだ。パクチーサラダを食べながら、宇多田のパクチーの歌を歌うB。それに合わせてラップするT。ヘルシーボーイズのタンクトップにヘルシーボーイズのサスペンダーにくらせくデニムショーツ。スキンズみたいな格好でTは刈り上げた髪をかきあげ、Bに問いかける「ねーね、アタシボウズにしよーかな、どう思う？スキンズ少年みたいじゃない？」その回答に驚いたBは「え！絶対やめなよwぽちゃでボウズでタンクトップに短パンて山下清じゃん!もしや、おむすびがおいしいんだな？とか言うわけ？それか、たまのドラムの人w」「山下清やば！日本のゴッホじゃん、ならボウズやめよ、一応乙女だし��BOW WOW WOWのアナベラち��んみたいにモーホークにしようかなw」 I want to candy を歌い出すTに、Bはあきれ顔で「はいはい、もういい加減にして♡そのままでいいから、てかさ、トミフェブまたやってもらっていいすか？w」「え？やって欲しいわけ？なら、ちゃんと言いなさいよw」「はい！T様のトミフェブ見たいです！どうかお願いしまっしゅ♡」「しゅしゅしゅ♡ヨクってよ！やって差し上げるわよ、オホホホ♡」白鳥麗子バリのTといつのまにかTの追っかけ沼オタ化していたB。立場逆転珍しい展開の二人。「T様、あの、トミフェブロゴのくらセクバージョン作らないんですか？(照)」「あーら、やだわ、Bたら、もー欲しがるわね。そーね作るべきだわ、誰かに頼まないとだわ、善は急げとりあえずB！バイク出してちょーだい、くらせく編集部までかっ飛ばしてちょーだい」 B&Tの二人は編集部へ急ぐ。サマーブリーズが心地良い７月の訪れであった。 to be continued

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asianimismdiary-blog · 8 years ago

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バリ・ヒンドゥーの教え「トリ・ヒタ・カラナ」の話

　私は2013年から東工大で建築意匠について学んでいるのだが、ここ最近は「パッシブデザイン」や「サステナブルデザイン」に関する授業が多くなってきた。これらは太陽光や風など自然エネルギーをうまく建築に取り入れることで、省エネで快適な空間を産み出そうというものである。

　ここ常春のバンドゥンとは違って暑く寒い四季のある日本では、ずっと昔から建築をデザインする上で考えられてきたことなのだ。今はそれを様々な技術やソフトを使って、設計段階からシミュレーションする建築家もふえてきた。これは授業でやった私の班のへなちょこなシミュレーションだけども。。。

　建築専門誌でも、ハウスメーカーの広告でも「環境とは」とか「エコな建築」とか「サステナブル建築」などという言葉が目立つようになる。エネルギー収支が実際は他と変わらないのに、これが作��手側の免罪符的な役割として利用されることも多々ある。よってこれはきちんと勉強しない限り、なかなか取扱いが難しい。

　そしてもうひとつ、避けて通れないのは「コミュニティ」という言葉。今や学生の課題発表でも建築シンポジウムでもSNSでも頻繁に使用される。それは血縁関係でもなく町内会のような組織でもなく、何かを共有するアソシエーション的な意味で使われたり志向されたりすることが多い。

　これはそういった事柄周辺に関してつくった年末のお面作品。（今風）

　建築デザイン畑の人々が最も目にするメディア、建築専門誌では以上のような議論を通して、「ヒトと環境の関係」、「ヒトとヒトの関係」、「ヒトとモノの関係」などという言葉が飛び交っているのだ。これは、環境とそれと我々のやりとり、共同体維持の条件、時間という概念などを再認識することで、現代人の本当の意味で持続可能な生活を模索しようということなのだろう。

　そんなときに数々のバリ・ヒンドゥーの教えの中で、特に「おおそのままやん！」と思ってしまったのが「トリ・ヒタ・カラナ（Tri Hita Karana）」である。

　これは、サンスクリット語で"Tri→3"、"Hita→幸福"、"Karana→原因"の意味。どんなスケールにおいても、「神と人間」「人間と人間」「人間と環境」の3つの関係を大切にすることが幸福や繁栄に繋がるという土着の知識体系である。例えば一つの住宅においても一つの村においても、神と人間と環境の3要素をバランスよく配置することが重要になってくる。神の領域（寺院など聖域）、人間の領域（集落）、自然の領域（水田や森林）がある面積、ある位置関係で調和するように計画する。このような理念が9世紀頃から実践的に集落や住居、生活の仕方に根付いている。

　そしてバリ島には「バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム」と言う名前の世界遺産がある。

　これは、「トリ・ヒタ・カラナの哲学に基づく」の部分が大事なのである。それが補足されたことにより、見事遺産登録されたのだ。なぜなら美しい棚田は世界中にあるし、それを維持するための共同体システムも色々あるだろう。

　世界の注目に値するのは今の政府が自然環境や文化遺産保持のため、サステナブル・ツーリズム政策にこの古き哲学を「トリ・ヒタ・カラナ観光賞プログラム」として積極的に取り入れていることだ。これはバリが中央政府主導の乱開発マス・ツーリズムの弊害を深く経験し、1970年頃から地域住民や環境に配慮したオルタナティブ・ツーリズムを経た後、それでもなかなか改善しない状況に限界が訪れ、90年代末から強まった動きだ。次世代の機会を促進させ、文化や生態系を破壊することなく、経済的、社会的かつ景観的要求に応える方法で行われる観光産業をサステナブル・ツーリズムと呼ぶ。そこに、実践に及んでいなかったトリ・ヒタ・カラナ哲学への回帰をバリのツーリズムに不可欠なものとして位置付けた。

　現代日本の建築業界ではさすがに「神と人間の関係」に関して言及されることは少ない。しかし、同様に農耕民族として村社会で生きてきた島国に住む我々にも、このうような哲学が蓄積されていておかしくないはずである。

　きっとそれが今の世代にまで伝えられるような習慣や身体的なスキルがなかったので、新しい理論や表現、技術によってなんとか摑み取ろうとしているのだ。

　東京オリンピックを前に日本中で様々な取り組みや政策が目立つようになってきたが、バリと違って文化の慣性力がない今の日本では、持続可能な観光も地域も生活も建築もはっきりとは見えてこないのである。

　最初と最後の写真は去年の夏に泊まったバリ島ウブドのBamboo Indahというユニークな宿泊施設！

#tri hita karana #Bamboo indah #bali #サステナブル・ツーリズム #Bali Hindu

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