巡回上映【現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑】上映7作品中、6作品決定!
巡回上映【現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑】
上映作品7作品中、6作品が決定しました❕❕
古典的名作からコンテンポラリーな傑作まで✨ぜひこの機会に“ドキュメンタリー”の多様な方法と視点の面白さをご堪能ください。
残り1作品やゲストによるトークイベントについては、続報をお楽しみに😊
°˖✧ LINEUP ✧˖° ※製作年順
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❶ ルイジアナ物語(原題:Louisiana Story)
監督:ロバート・フラハティ|1948年|アメリカ|78分
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ルイジアナの広大な湿地帯で両親と暮らす少年アレクサンダー。自然と野生動物に囲まれた生活は、父親が油田掘削の許可書にサインしたことで大きく変わっていく…。『極北のナヌーク』『モアナ』などで知られるロバート・フラハティ監督による物語映画として世界映画史にその名を刻む本作だが、もとは石油会社のPR映画だった。野生のワニやアライグマなど“ドキュメンタリーバリュー”もたっぷり。
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❷ 1000年刻みの日時計 牧野村物語
監督:小川紳介|1986年|日本|222分
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三里塚から山形・牧野へ移住し、田畑を耕しながら映画制作を続けた小川プロの13年の集大成。稲の生殖の営みや水田のなかの考古物の発掘など科学的アプローチに加え、村に何世代にもわたって語り継がれる口承の物語を、土方巽、宮下順子、田村高廣ら職業俳優とともに、牧野村の人びとが“ドラマ”として演じてみせる。1000年という歴史と牧野の風土が編みこまれた、映画史上類を見ない傑作。
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❸ セザンヌ(原題:Cézanne)
監督:ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ|1989年|フランス|50分
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詩人ジョアシャン・ガスケによる評伝「セザンヌ」に記された空想的な対話の朗読に重ねて、セザンヌゆかりの土地やセザンヌの絵画が映し出される。実物の絵画を直接撮影している点では記録映画であり、ガスケによって虚構化されたセザンヌという人物の言葉を劇的に再虚構化している点では劇映画にも近い。ポール・セザンヌの過激な絵画観に、過激な映画作家ストローブ=ユイレが肉迫する。
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❹ 書かれた顔(原題:The Written Face) 〈4Kレストア版日本初上映〉
監督:ダニエル・シュミット|1995年|スイス、日本|89分
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歌舞伎界で当代一の人気を誇る女形、坂東玉三郎。「鷺娘」「積恋雪関扉」といった舞台や、芸者に扮した彼を2人の男が奪い合う劇「黄昏芸者情話」が挿入され、玉三郎の秘密へと観る者を誘う。俳優の杉村春子や日本舞踊の武原はんの談話、現代舞踏家の大野一雄の舞いなども。現実と虚構さえもすり抜けていくシュミットのスイス・日本合作となった本作では、青山真治が助監督を務めた。
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❺ SELF AND OTHERS
監督:佐藤真|2000年|日本|53分
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1983年に36歳で夭逝した写真家、牛腸茂雄。郷里の新潟、ときに死の不安に苛まれながら写真家生活を営んだ東京のアパートなどゆかりの地を巡り、彼が遺した痕跡を辿る。被写体の眼差しを焼き付けたようなポートレート、姉に宛てた手紙、そして、見つけ出されたカセットテープ。しだいに彼の不在そのものがかたどられていく。撮影に田村正毅、録音に菊池信之が参加。手紙の朗読を西島秀俊が務めた。
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❻ 物語る私たち(原題:Stories We Tell)
監督:サラ・ポーリー|2012年|カナダ|108分 ・
太陽みたいに明るく無邪気だった母ダイアン。彼女が亡くなったとき、末っ子のサラはまだ11歳だった。「サラだけがパパに似てない」、ポーリー家おきまりのジョークにサラは少し不安になる。母の人生の真実を探り出そうとカメラを向けると、みんなの口からあふれ出したのは彼女の知られざる恋について——。俳優で映画監督のサラ・ポーリーが、自身の出生の秘密をウィットとユーモアをこめて描く。
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巡回上映【現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑】
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❖開催劇場情報❖
[東京] ユーロスペース 10/22㊏〜
[愛知] 名古屋シネマテーク 11/12㊏〜
[大阪] シネ・ヌーヴォ 11/3㊍〜
[京都] 京都シネマ 11/11㊎〜
[鳥取] ジグシアター 12/3㊏〜
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❖アンケート回答者❖ ※五十音順・敬称略
入江悠、小川紗良、小田香、草野なつか、小森はるか、島田隆一、白石晃士、瀬田なつき、想田和弘、富田克也、広瀬奈々子、深田晃司、藤元明緒、甫木元空、松林要樹、三宅唱、山中瑶子、横浜聡子
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アンケート結果は公式サイトにて掲載中▶ https://arthouse-guide.jp/
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2022/6/20
暑い日で半袖と半ズボンを解禁した。ついでに扇風機も。週に二日程度しか外に出ないけど、耐え難いしサンダルをやはり買ってもいいのではないかと考え始める。と、とりあえずメルカリで検索する。普段古着ばかりを買っていて、シャツやボトムについては何も問題がないのだけれども、変なところに潔癖症があって、探しながら、サンダルにはその傾向が出そうな気がする。昔から、とりわけ水場などに素足をつけることが苦手で何かぞわぞわする。サンダルも探しながら誰かが履いたものを履くことを想像すると少しだけ足裏がぞわぞわする。おしゃれファッション的な靴下というワンクッションをかませて、これは自分の物だぞ、と慣れていく期間が必要な気がする。ただ私が高校生のときにはそんなファッションはなくて、その着こなしを見ると今でもなんだその組み合わせは、と思ってしまう。
悲劇の話について少し調べている。といっても、ここは沼が深いことはわかっているので、コノリーが引用している範囲内において。倫理の涵養と偶然性を結びつけるのはコノリーだけではなく、ポストモダンの論者に広く見られるし、そこで偶然性ゆえに倫理が成功しないことはよく指摘されてきた。コノリーはこの涵養と偶然性についてニーチェ、ウィリアムズ(ただしこちらは論じられている時期がやや限られる)、アンティゴネーに依拠しており、その失敗の可能性を悲劇と結びつけて論じてきた。ニーチェはちらほら読んでいたつもりだったが、引用されているものをまだ読み切れておらず今になって焦っている。
コノリーの一つの変な話として、この悲劇に関連してアンティゴネーの予言者の話がある。アンティゴネー論として政治理論のなかでも有名なものとしてホーニッグ、バトラーのものがあり、ホーニッグについては読んでいないものの、バトラーはアンティゴネーに着目し、彼女が秩序に対立する法を提起するものとして読み解くものだったと記憶している。コノリーがここで着目するのは予言者のテイレシアスである。コノリーにとってテイレシアスは、偶然性によってもたらされるかもしれない悲劇的なヴィジョンを予見し、それを避けるために働きかける人物であり、そこに倫理的実践の一つの型が読み取られている。そうした予言者として悲劇的なヴィジョンを見る能力を偶然性を引き起こす後期近代や人新世において求められるものとして主張しているものの、昔からそれは無理でしょう、と思っている。みんなそんなヴィジョン見られるものなのかよくわからない。たまに「ああ、これは悪い方向にいくな」みたいなのはあるけど。
余談として、数年前にスタイナーのアンティゴネー論を読んで、アンティゴネーには映画や演劇として色々なバージョンがあるという話を知って、その一つとしてダニエル・ユイレとジャン=マリー・ストローブによるものを見たがあんまり覚えていない。
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巡回上映『現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑』が10月22日(土)より開催決定!
✨✨𝑵𝑬𝑾𝑺✨✨
18人の映画作家が薦めるドキュメンタリー映画とは?💭💭
〈アートハウス〉に新しい観客を呼び込むため、2021年1月からはじまった「現代アートハウス入門」。
その第三弾となる企画を10月22日(土)より、 [東京]ユーロスペースを皮切りに開催します!
今回は題して、巡回上映「現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑」。近年、日本のアートハウスのプログラムにおいて大きな割合を占めるようになった“ドキュメンタリーと呼ばれる方法で作られた映画”にフォーカス。
開催にあたり18名の気鋭の映画作家にドキュメンタリー映画についての「アンケート」にご協力をいただきました。!
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Q.1 若く新しい観客に映画の魅力を伝えるために5本の“ドキュメンタリー映画”を観せるとしたら、どんな作品をセレクトしますか?
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Q.2 その理由を800文字から1,200文字程度でお書きください。
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アンケートの回答を公式WEBサイトで発表し、さらに名前のあがった作品群から選りすぐりの7本によるプログラムを組み、東京・ユーロスペースをはじめとした全国の〈アートハウス〉で巡回上映を実施します。(現在作品選考中!)
ネオクラシックと言いうる傑作から、果てはモキュメンタリーまで。ぜひこの機会に“ドキュメンタリー”の多様な方法と視点の面白さをご堪能ください。
下記は18名の監督と挙げられた作品一覧です。
Q2の選んだ理由については、公式HPをご確認下さい!
https://arthouse-guide.jp/
※五十音順・敬称略
🔵 入江悠(映画監督)
フープ・ドリームス(監督:スティーヴ・ジェームズ|1994年)
映画は戦場だ 深作欣二in『バトル・ロワイアル』(演出・構成:浦谷年良|2001年)
東京裁判(監督:小林正樹|1983年)
ゆきゆきて、神軍(監督:原一男|1987年)
コレクティブ 国家の嘘(監督:アレクサンダー・ナナウ|2019年)
🔵 小川紗良(俳優・映画作家)
隣る人(監督:刀川和也|2011年)
沈没家族 劇場版(監督:加納土|2018年)
さとにきたらええやん(監督:重江良樹|2015年)
人生フルーツ(監督:伏原健之|2016年)
ゆきゆきて、神軍(監督:原一男|1987年)
🔵 小田香(映画作家)
マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年)
あの家は黒い(監督:フォルーグ・ファッロフザード|1962年 )
Palms(Ladoni)(監督:Artur Aristakisyan|1994年)
おてんとうさまがほしい(撮影・照明:渡辺生、構成・編集:佐藤真|1994年)
忘れられた皇軍(監督:大島渚|1963年)
🔵 草野なつか(映画作家)
1000年刻みの日時計 牧野村物語(監督:小川紳介|1986年)
SELF AND OTHERS(監督:佐藤真|2000年)
ヴァルパライソにて…(監督:ヨリス・イヴェンス|1963年)
ミュールハイム(ルール)(監督:ぺーター・ネストラー|1964年)
書かれた顔(監督:ダニエル・シュミット|1995年)
🔵 小森はるか(映像作家)
阿賀に生きる(監督:佐藤真|1992年)
草とり草紙(監督:福田克彦|1985年)
そっちやない、こっちや コミュニティ・ケアへの道(監督:柳澤壽男|1982年)
ルイジアナ物語(監督:ロバート・フラハティ|1948年)
アマチュア(監督:クシシュトフ・キェシロフスキ|1979年)
🔵 島田隆一(映画監督)
ぼくの好きな先生(監督:ニコラ・フィリベール|2002年)
宝島(監督:ギョーム・ブラック|2018年)
トランスニストラ(監督:アンナ・イボーン|2019年)
トトとふたりの姉(監督:アレクサンダー・ナナウ|2014年)
ダゲール街の人々(監督:アニエス・ヴァルダ|1975年)
🔵 白石晃士(映画監督)
光と闇の伝説 コリン・マッケンジー(監督:ピーター・ジャクソン、コスタ・ボーテス|1995年)
スパイナル・タップ(監督:ロブ・ライナー|1984年)
ノロイ(監督:白石晃士|2005年)
オカルト(監督:白石晃士|2008年)
ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録(監督:ファックス・バー、ジョージ・ヒッケンルーパー、エレノア・コッポラ|1991年)
🔵 瀬田なつき(映画監督)
三姉妹~雲南の子(監督:ワン・ビン|2012年)
音のない世界で(監督:ニコラ・フィリベール|1992年)
100人の子供たちが列車を待っている(監督:イグナシオ・アグエロ|1988年)
少年裁判所(監督:フレデリック・ワイズマン|1973年)
教室の子供たち 学習指導への道(監督:羽仁進|1954年)
🔵 想田和弘(映画作家)
Forever(監督:エディ・ホニグマン|2006年)
In Comparison(監督:ハルーン・ファロッキ|2009年)
My Name Is Salt(監督:ファリーダ・パチャ|2013年)
Los Reyes(監督:Bettina Perut & Ivan Osnovikoff|2018年)
Ostrov – Lost Island(監督:Svetlana Rodina & Laurent Stoop|2021年)
🔵 富田克也(映画監督)
旅するパオジャンフー(監督:柳町光男|1995年) or ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(監督:柳町光男|1976年)
山谷 やられたらやりかえせ(監督:佐藤満男、山岡強一|1985年)
1000年刻みの日時計 牧野村物語(監督:小川紳介|1986年) or どっこい!人間節 寿・自由労働者の街(構成:小川紳介|1975年)
忘れられた皇軍(監督:大島渚|1963年)
からゆきさん(監督:今村昌平|1973年)
🔵 広瀬奈々子(映画監督)
マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年)
圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録(監督:小川紳介|1967年)
FAKE(監督:森達也|2016年)
物語る私たち(監督:サラ・ポーリー|2012年)
人間ピラミッド(監督:ジャン・ルーシュ|1961年)
🔵 深田晃司(映画監督)
メキシコ万歳(監督:セルゲイ・エイゼイシュテイン、グリゴリー・アレクサンドロフ|1932、1979年)
動物園(監督:フレデリック・ワイズマン|1993年)
セザンヌ(監督:ストローブ=ユイレ|1989年)
花子(監督:佐藤真|2001年)
快適な生活(監督:ニック・パーク|1989年)
🔵 藤元明緒(映画監督)
ヴァンダの部屋(監督:ペドロ・コスタ|2000年)
マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年)
ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ(監督:小谷忠典|2012年)
三姉妹~雲南の子(監督:ワン・ビン|2012年)
ミッドナイト・トラベラー(監督:ハッサン・ファジリ|2019年)
🔵 甫木元空(映画監督)
路地へ 中上健次の残したフィルム(監督:青山真治|2000年)
ヴァンダの部屋(監督:ペドロ・コスタ|2000年)
SELF AND OTHERS(監督:佐藤真|2000年)
書かれた顔(監督:ダニエル・シュミット|1995年)
ワン・プラス・ワン(監督:ジャン=リュック・ゴダール|1968年)
🔵 松林要樹(映画監督)
My Name Is Salt(監督:ファリーダ・パチャ|2013年)
Vivan las Antipodas(監督:ヴィクトル・コサコフスキー|2011年)
コヤニスカッティ/平衡を失った世界(監督:ゴッドフリー・レッジョ|1982年)
これがロシヤだ/カメラを持った男(監督:ジガ・ヴェルトフ|1929年)
アンダルシアの犬(監督:ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ|1928年)
🔵 三宅唱(映画監督)
アウトレイジ 最終章(監督:北野武|2017年)
百年恋歌(監督:侯孝賢|2005年)
6才のボクが、大人になるまで。(監督:リチャード・リンクレイター|2014年)
ハドソン川の奇跡(監督:クリント・イーストウッド|2016年)
エリ・エリ・レマ・サバクタニ(監督:青山真治|2005年)
🔵 山中瑶子(映画監督)
マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年)
アヒルの子(監督:小野さやか|2005年)
東京干潟(監督:村上浩康|2019年)
グレイ・ガーデンズ(監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、エレン・ホド、マフィー・メイヤー|1975年)
セルロイド・クローゼット(監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン|1995年)
🔵 横浜聡子(映画監督)
イヨマンテ 熊おくり(監督:姫田忠義|1977年)
教室の子供たち 学習指導への道(監督:羽仁進|1954年)
絵を描く子どもたち 児童画を理解するために(監督:羽仁進|1956年)
モアナ 南海の歓喜(監督:ロバート・フラハティ|1926、1980、2014年)
ダゲール街の人々(監督:アニエス・ヴァルダ|1975年)
グレイ・ガーデンズ(監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、エレン・ホド、マフィー・メイヤー|1975年)
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