#まことディストーション
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EQP-1Aインスパイアドなイコライザペダルを作った
EQP-1Aのイコライザ回路を解析した結果にインスパイアされたエフェクトペダルを作った話です。
インスパイア元のEQP-1Aについては以前の記事で詳しく書いているのですが、低域および高域のカット(アッテネート、ATTEN)とブーストができるイコライザです。低域のカットおよびブーストと高域のカットはシェルピングタイプ、高域のブーストがピーキングタイプのEQになっており、カット、ブーストする周波数帯はそれぞれロータリースイッチで指定できる仕組みです。高域のカットとブーストはそれぞれ別の周波数帯を指定できるのに対し(カットは5/10/20kHz、ブーストは3/4/5/8/10/12/16kHz)、低域のカットとブーストについてはツマミは分かれているものの、周波数帯は連動して決まる(20/30/60/100Hz)、というのが特徴です。
今回作ったペダルも基本的にはそれを踏襲し、ツマミは低域のATTENとBOOST、高域のATTENとBOOST、高域BOOSTのカーブを決めるWIDTH、そして出力音量を決めるボリュームという6つのポットと、低域カット/ブーストおよび高域ブーストの周波数を決める2つのロータリースイッチ、そして高域カットの周波数を決めるトグルスイッチ、という構成になっています。オリジナルのEQP-1Aは高域カットの周波数もロータリースイッチで設定するのですが、こちらはペダルということでスペースに制限があるためトグルスイッチに変更しています。
低域の周波数はEQP-1Aと同じ20/30/60/100Hz、高域カットの周波数も同じく5k/10k/20kHzですが、高域ブーストに関しては3/4/5/8/10/12/16kHzに加えて1k/2kHzも選択できるようにしました。これは利用したロータリースイッチが9接点であるのと(=9段階で設定できる)、個人的に1kHzあたりをブーストさせるのが好きだから、という理由です。
ケースのサイズはHAMMOND 1590N1サイズで、穴あけ加工の簡略化のためパネル部分に電源および入出力ジャックが組み込まれた形状です。とはいえ中身はかなりギリギリで、消費電力的には009P電池でも十分動くのですが、スペースの関係でACアダプタでのみの動作になります。
回路
メイン部分の回路はこんな形です。
以前紹介したEQP-1Aのイコライザ回路の前後にOPアンプを使ったバッファを入れた構成です。入力段のバッファはシンプルなボルテージフォロア回路で、このバッファ前にボリュームを入れています。イコライザ回路の後ろの出力段はゲイン21倍の非反転増幅回路です。イコライザ回路はパッシブ構成のためゲインが落ちますが、ここで落ちた分のレベルを増幅しているイメージですね。
電源はDC9Vの単電源なので、電源電圧を分圧してバイアス電圧を作り、イコライザ部分もそのバイアス電圧を仮想的なGNDとしています。電源部分にはトランジスタを使ったノイズ削減用ローパスフィルタを入れています。
カット・ブーストする周波数を決めるロータリースイッチは秋月電子で入手できる2回路4接点のものと1回路9接点のものを使っています。薄型かつコンパクトで、これがあったからこそこのペダルが作れたと言っても過言ではありません。
また、ロータリースイッチに繋がっている部分の回路は次のようになっています。
ひたすらコンデンサとインダクタ(コイル)が並んでいます。コンデンサはフィルムタイプのもの、インダクタはこちらも秋月電子で購入できるマイクロインダクタをメインで使いました。このマイクロインダクターは最大で47mHと比較的大きめの容量なのに、サイズは一般的な抵抗器を一回り大きくしたサイズでとてもコンパクトです。インダクタは抵抗と同様に直列接続すると単純に容量が加算されていくので、これを並べることで必要な容量のインダクタを構成しています。なお、100mHのインダクタについてはマイクロインダクタが入手できなかったため、太陽誘電の電源用インダクタを使用しました。マイクロインダクタよりは大きいですが、およそ直径10mmで十分にコンパクトです。
ちなみに、インダクタは磁力を発生させるため、並べた場合の相互作用が気になるところですが、実験した結果では縦に並べても目に見える影響はなさそうでした。扱う電圧がせいぜい数100mV程度だからかもしれません。
基板実装
こちらの回路をペダルエフェクターサイズのプリント基板に起こしたものがこちらになります。
今回新たな試みとして、抵抗器とOPアンプ、コンデンサについてはスルーホール実装と表面実装の両方に対応できるようにしてみました。手作業の実装でも手間としては表面実装のほうが楽な一方、表面実装部品は秋葉原における入手性が悪いため、どちらでも対応できるようにしようという魂胆です。
あと、ロータリースイッチの各端子をショートさせるように入っている抵抗については、基板スペースの関係上泣く泣く小さい表面実装の集合抵抗を使いました。正直これは無くても動作はするはずなのですが、EQP-1Aには入っているようなのでそれに従って入れています。ピッチが小さいのではんだ付けはかなり大変です。
ちなみに高域のカットの部分のトグルスイッチのところではこの抵抗を入れ忘れていますが、特に問題ない感じで動作しています。
基板上に一通り部品を実装するとこんな感じになります。ひたすらコンデンサですね。全部直方体型タイプのコンデンサを使えれば良かったのですが、一部の容量のものが手に入らなかったため、複数のタイプのコンデンサが混在しています。
また、ボリュームポットはリード線ではんだ付けしているのですが、ロータリースイッチについてはピンソケットを噛ませて実装しています。これで見事にぴったりな高さになります。
最初は基板を2枚に分割して、ボリュームポットやロータリースイッチは別基板に実装しようと思っていたのですが、これがうまくいったおかげで1枚基板で済んでいます。
入出力のフォンジャックと電源ジャックはコネクタ経由で接続できるのですが、なんとなくフォンジャックは直接基板にはんだ付けしています。
パネルの作成
パネルは黒色アクリル板の表面をラッカースプレーで塗装し、それをレーザー加工して作りました。
裏側にはアルミ箔を貼ってシールド効果を持たせています。これらを組み立てて、ツマミ��取り付けると最初の画像のようなものが完成します。
試奏インプレッション
相変わらず試奏動画や音源はないのですが、インスパイア元のEQP-1Aが完成度の高いイコライザということで、こちらもそれを踏襲した良い感じのものになっています。EQP-1AってEQのカーブが全体的に緩いので効きが悪い的な評価をされているのを見かけるのですが、実際はちゃんと体感できるレベルで効きます。もちろん低域の周波数を20Hzとか、高域の周波数を20kHzとかに設定すると効果は分かりにくいのですが、それぞれ100Hz/5kHzにすればすぐに違いが分かります。個人的にはやはり1kHzをブーストできるのが便利ですね。
ノイズに関しても、基本的に大きく全体をブーストするようなものではないため、まったく気になりません。後段にハイゲインのブースターやディストーションなどを繋ぐと差異が出る可能性はありますが、その場合は低ノイズのOPアンプへの交換で対応できる気がします。
ただ、出音が分かりやすく変わるエフェクターではなく、またどの周波数帯を変えるとどう出音が変わるか、というのを把握していないと使いにくいエフェクターだな、という感じではあります。なのでパラメトリックイコライザーってあまり流行らないんだなあ……と思いました。
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ミヤ(MUCC) × 咲人(NIGHTMARE)が語る、<悪夢69>とギター「空回りしてない?くらいのほうが面白い」
MUCCとNIGHTMAREが8月、東名阪ツーマンツアー<悪夢69>を開催する。同ツーマンツアーは8月17日のZepp Nagoyaを皮切りに、8月18日のZepp Osaka Bayside、ファイナルとなる8月24日のZepp Hanedaといった3会場をまわるもの。両者はこれまでにもイベント等で共演しているが、対バンは今回が初となる。
◆ミヤ(MUCC) × 咲人(NIGHTMARE) 画像
結成24年目のNIGHTMAREに対し、MUCCは27年目であり先輩にあたるが、メジャーデビューは両バンド共に2003年だ。ヴィジュアル系というジャンルで括れば同じフィールドではあるものの、音楽性の差異は大きいかもしれない。しかし、NIGHTMAREは仙台を中心とする宮城、MUCCは茨城という同郷メンバーから成り立つバンド、という共通点もある。
そもそもなぜこのタイミングでツーマンツアーを企画したのか? どのようなライブ内容になりそうなのか? 開幕に向けて両バンドの関係性、それぞれの現在地、このツアーに懸ける想いなどを紐解く全四回の対談連載第一弾は、両バンドのヴォーカリストである逹瑯(MUCC) × YOMI(NIGHTMARE)を迎えてお届けした。続く第二弾は、ミヤ(MUCC)と咲人(NIGHTMARE)対談だ。両氏のトークセッションは、コアな楽器話からプレイスタイル分析まで、深くギターサウンドに切り込んだものとなった。
■俺が変なギタリストだとしたら ���咲人くんは正統派。で、上手い
──ミヤさんと咲人さんのおふたりはいつ頃からのお知り合いですか?
ミヤ:デビュー当時は、会えば挨拶するくらいの感じだったよね?
咲人:そうですね。イベントとかで何度か一緒になることがあって、そのときに挨拶をさせてもらったような気がします。
ミヤ:たしか、FM NACK5のイベントとか、新木場STUDIO COASTで開催された<SHOCK WAVE>とかで一緒だったんじゃないかな。でも、本当にそれくらいで、会う機会は少なかったし、会ったときもそこまで話していなかったと思う。
咲人:初めてちゃんとお話させてもらったのは、ギタリストが集まる飲み会“ギタリスト会”のときですよね。そこでいろいろとお話させてもらった流れで、ギタリスト会を途中で抜け出して、ミヤさんがクラブに連れていってくれたんですよ(笑)。当時僕は、クラブミュージックにハマッてたので、すごく嬉しかったです。
ミヤ:MUCCやNIGHTMAREのサポートキーボードの吉田トオルさんが、「咲人くんもいろんな音楽が好きなんだよ。クラブミュージックとかにも興味がある」という情報を教えてくれてて。そういう系統の音楽が好きなら一度クラブを体感したほうがいいと思ったから、ギタリスト会を抜け出してクラブに一緒に行ったような気がする。
咲人:それからミヤさんとの距離がぐっと縮まって、親しくさせてもらっています。
──ギタリスト会とクラブミュージックがきっかけというのは、おふたりらしいなと思います。では、ギタリストとしてお互いにどんな印象を持たれていますか?
咲人:自分とはスタイルのベクトルが違うギタリストだと思うんですけど。ミヤさんはとにかく音へのこだわりがすごいですね。ヘヴィだけどクリアに聴こえる、僕の中では不思議なギタリストです。どうしてこんな音が出せるんだろう?って、ギターサウンドを分析してしまうというか。意外と歪みが少ない印象があるんですけど、実際はどうなんですか?
ミヤ:うん、少ないらしいね。この前、アルルカンの奈緒(G)が俺のギターの音作りを知りたいからと言ってリハーサルスタジオに来たんだよ。
咲人:それもすごい(笑)。
ミヤ:イヤモニしながら俺のギターを弾いた奈緒が、「ミヤさん、これクランチですか?」って言うから、「いや、これがメインの歪みだよ」と答えたら、「ええっ! こんなに歪んでないの!?」って驚いてたから、俺は歪みがかなり少ないのかもしれない。弱く弾くとクリーンになるくらいの歪みだから。俺の中ではそれが普通だけど、他の人からしたら普通じゃないのかもしれないね。ヘヴィだけどクリアに聴こえるっていうのは、そういうことなんだと思う。
──ミヤさんのギターサウンドを生で聴いたことがありますが、ゲインが低くて、ギタリストが弾きづらく感じる帯域がしっかり出ていてビックリしました。いわゆるミッドローの部分ですよね。
咲人:ミヤさんはエフェクターにも詳しいですよね。
ミヤ:エフェクターも好き。見た目が好みで音が良さそうなエフェクターを買い漁っているだけだから。でも、自分の好みの見た目のエフェクターが、自分の好みの音がすることが多い(笑)。
咲人:それ、わかります(笑)。
ミヤ:だよね(笑)?
▲ミヤのPetit Brabancon用エフェクター
──ハンドメイド感とかヴィンテージ感があるエフェクターに惹かれますよね。
ミヤ:見た目買いは、あまり外すこともないから効率としては悪くないんですよ。でも、ここ2回くらいは外してるかな(笑)。見た目がめっちゃ良かったんだけど、用途がないというか“使う場面がなさすぎて、どうしよう?”というのはあった(笑)。
咲人:あははは。この間、ローディーと「このエフェクターの見た目、ヤバいよね」って話してたら、「これ、MUCCのミヤさん使ってますよ」と言われました(笑)。なんか、プラズマが走るみたいな見た目で。
ミヤ:(Gamechanger Audio製)プラズマペダル?
咲人:それです!
ミヤ:プラズマペダルはめっちゃ良いし、ああいう音が出せるペダルは他にない。ファズディストーションなんだけど、プラズマを発生させて歪みを作っているから、普通のファズと質感が違うんだよね。俺も最初に音出してビックリした。
咲人:もう見た目のイメージどおりの音がすると?
ミヤ:そのまんま(笑)。しかも、ジャック・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプス)監修のシグネチャーモデル(プラズマコイル)も出しているんだけど、黄色いプラズマが光ってるような見た目の高電圧ディストーションで、これも良くて。それぞれキャラが違うから俺は両方買って、ここ近年めっちゃ使っているかも。MUCCでもPetit Brabanconでも使ってるよ。
──試奏せずに直感で購入するミヤさんは潔いですよね。ミヤさんはギタリストとしての咲人さんにどんなイメージを持たれていますか?
ミヤ:自分には全くできないことができるギタリストという感じかな。ある意味、俺が変なギタリストだとしたら、咲人くんは正統派。それも、ただ単に正統派なだけじゃなくて、ちょっと変わったこともするし、いろんなジャンルを聴いていそうなギタリストというイメージがある。で、上手い。
咲人:いやいやいや(笑)!
ミヤ:もちろん上手いのは当たり前というか、プロだから上手くないとダメなんだけど。俺の場合は、上手な正統派ギタリスト像をあまり求めずに成長してきてしまって。大人になってみると正統派が持つ強みが分かるし、やっぱりカッコいいと思う。そういう意味で咲人くんはカッコいいし、上手いよね。
咲人:ミヤさんからそう言っていただけると、本当に嬉しいです。
ミヤ:ギタリストとしてのキャラクターがはっきりしているというのは、ツインギターのバンドということも大きいんじゃない?
咲人:たしかに、うちの柩(G)はブリッジミュートで刻むことをメインのスタイルにしているので、そこを避けると、ちょっと変わった思考になるんです。ふたりで同じことを弾いても仕方ないので、だんだんヘンテコな方向性になっていったのかもしれない。
ミヤ:なるほどね。
咲人:それに、僕がギターを始めた中学生の頃、自分が普通であることに対するコンプレックスがすごくあったんですよ。で、せっかく自分を表現できるギターという道具を手にしたわけだから、風変わりでありたいなという気持ちが、最初の時点からあったんです。でも、X JAPANとかLUNA SEA辺りが大好きだったので、そういう正統派なところから影響を受けると同時に、自分のスタイルを常に模索してきた感じです。
ミヤ:俺の中では、咲人くんはすごく器用なイメージがあるんだよね。いろんなことをやるけど、外さないというか。そういった意味でも上手いと感じるんだと思う。
咲人:ありがとうございます。僕は、めっちゃ器用貧乏ですけどね(笑)。 ■常に新しいアプローチを探していて ■できるだけ固定スタイルを持ちたくない
──スタイルの話と関連しますが、おふたりともロック以外のジャンルの要素を活かしているという共通点があります���ね。ギタリストとしてもコンポーザーとしても。クラブミュージックの話もそうですし。それは幅広いスタイルをカバーしたいという気持ちからでしょうか、それとも必要に駆られたからでしょうか。
ミヤ:最初は、いわゆる普通のことを避けるために始めたことなんですよ。だけど、敢えて普通を避けようとすると、まず王道を知っていないとできない。そのほうがカッコいいしね。最初の頃は“こういうことをやりたいけど、やってみたらできない”という経験も多くて、やっぱりただ聴いてるだけじゃダメなんだよね。やってみないと分からないから、バンドと共にいろんなスタイルを吸収していったという感じ。そこから好きな音楽を解析するようになっていったんだと思う。
──うわべだけをすくわずに本質を探られたのは、さすがです。
ミヤ:そこも難しいところで、本格的になり過ぎてもなぁというところがあるんですよね、ロックっていう音楽は。俺は性格的に、追求し始めるとすごく奥まで入り込んでしまうタイプだから、行き過ぎたなと思うときもあって。
咲人:具体的にどういう系統の音楽ですか?
ミヤ:クラブミュージックとか、レゲエ/ダブとか。突き詰めていくと俺は、“ここはこうあるべき”みたいなものが自分の中に生まれるんだよね。でもそれは、どうでもいい人にとってはどうでもいいことで(笑)。そういう自分との戦いが難しい。“この音は絶対に入れておきたい”というものがあったとしても、“入っていなくても別にいい曲…でも入れたい”みたいな葛藤が常にある。
咲人:めちゃくちゃ分かります。たとえば、やったことのないジャンルを採り入れるとき、うわべだけだと薄っぺらくなってしまうので、僕はそのジャンルの歴史まで探るんです。でも、自分がそのジャンルに寄り過ぎてしまうと、バンド本来のカラーがスポイルされてしまう。たとえば、メタル寄りだったりカントリー寄りだったり、自分達の音楽と遠くないけど近くもないジャンルをやるときに、そっちへ寄り過ぎてしまうとバンドの足元がフラフラするというか。そのさじ加減を見つけるのは難しいんだけど、実験もしたいし。MUCCにおけるミヤさんほどではないけど、NIGHTMAREは僕が音楽的な方向性を決める���とが多いので、新しいものを採り入れるときは毎回悩むんです。バランスを上手く採るために時間がかかります。
──音楽を作るうえでの葛藤や悩みは尽きないと思いますが、そうして生まれる音楽は素敵なものです。続いて、おふたりは20年以上にわたって活動されていますが、そんな中でも一貫して変わらないところを挙げるとしたら、どんなところでしょう?
ミヤ:…難しい質問ですね。やりたい音楽が見つかると俺は、それぞれのジャンルに対するアプローチを掘って��くから、その引出しがずっと増え続けている感じがあって。そもそも自分のスタイルを貫いていくタイプではないから。だから50歳になる頃には、もう少しその引出しが増えているんじゃないかな。変わらない点と言われると、そういうことなのかもしれない。
咲人:僕もそうですね。常に新しいアプローチを探していて、できるだけ固定スタイルを持ちたくないんです。言葉に矛盾があるかもしれませんが、そこは一貫して変わらないと思う。
──変わり続ける、ということが、一貫して変わらない部分だと。
咲人:はい。この間もファンクラブ会報の取材で、シタールを習いにいったんですよ。ジェリー・ジョーンズとかのいわゆるエレクトリックシタールではなくて。
ミヤ:本物のシタール? でかいヤツでしょう? それはやべぇな(笑)。
咲人:本物のシタールってめちゃくちゃ面白いんですよ。まず、基本の構え方があって、あぐらを組みつつ左足の裏と右手の肘と右足でシタールのボディーを挟み込むんです。
ミヤ:あぐらをかけないと弾けないってこと?
咲人:あぐらをかきつつ片膝を立てるようなイメージです。その形でずっと弾くので、痺れがヤバい(笑)。で、基本はネックの裏しか見ないんですよ。
ミヤ:指板面は見ないんだ?
咲人:はい。シタールはフレットが可動式で、ネック裏にフレットを止めている紐みたいなものがあるんですね。それをフレットの目安にするという。
ミヤ:面白い(笑)!
咲人:変わってますよね(笑)。シタールの基本フォームは、ヨガからきているらしくて、その世界観とつながっているらしいんですね。音階はインド独自のスケール��あって、上がっていくときはこの音階だけど、下がっていくときは別の音階になるという。ラーガヤマン・スケールとかいろいろあるんですけど、宗教と密接な関係もあるそうです。
ミヤ:なるほどね。インド文化に通じる楽器だという。
咲人:シタールに触れたことで、ミュージシャンとしての世界観が広がりそうだなという感覚があるんですよね。そういうふうに、新しい刺激を探してしまうのはずっと変わらなくて、これからも変わらないと思います。 ■ちなみに僕のジャズマスターは ■ミヤさん方式で買ったんですよ
──おふたりとも音楽やギターが好きで、さらに極めていきたいという気持ちに溢れていることにワクワクします。シタールの話が出ましたが、それぞれの使用機材についてもお話していただけますか。
ミヤ:すごく大雑把に言うと、昔の俺はシングルコイルのテレキャスターをマルチエフェクターに突っ込んで、JC(ローランド製ジャズコーラス)にアンプ直だった。インディーズ時代の1stアルバムの頃は本当にそのセッティングで。自分の師匠(cali≠gariの桜井青)に憧れて、そうしていただけなんだけど(笑)。
咲人:今から想像つかないほどシンプルですね。
ミヤ:メジャーデビューした頃からブライアンムーアの7弦ギターとディーゼルアンプ使うようになって、いろいろ経て今、アンプはメサ/ブギーのロードキングとロードキングの2発キャビだけ。ギターは、ハパスギターが今の自分のキャラには結構合っているかなと思ってメインにしているかな。
咲人:ハパスギターですか?
ミヤ:ドイツのギターブランドなんだけど、テレキャスタイプでリバースヘッドの7弦ギターをInstagramで見つけて、“超カッコいい!”って。しかも、ピックガードに見えるけど、塗装で描いてあるんだよね。このギターは一体なんだ?と思って調べたら、KoЯnのマンキー(ジェームズ“マンキー”シェイファー)がステージで使っていて、レコーディング用にマンキーがハパス・ギターにオーダーして作ったものだったんだ。もう試奏もせずにInstagramで買った(笑)。
咲人:知らないブランドのギターだし、試奏もしてないし(笑)。すごいですね。
ミヤ:それまでのメインだったドラゴンフライの自分モデルは、やれることをすべてやり尽くした感があったんだよね。ちょうど新しい境地にいきたいと思っていたところに、全く発想の違うハパスギターの存在を知ったという。ハパスギターは7弦ギターとか8弦ギターばかり作っているブランドなんだよね。咲人は?
咲人:僕は最初の頃、ラックマウントのシステムに憧れてて、ロックトロンのマルチエフェクターを使って、マーシャルを鳴らすという感じでした。その後、ラックマウントに可能性を感じなくなってから、ヒュース&ケトナーのトライアンプ、VHTのピットブル、コッホのスーパーノバ、それで今はボグナーのエクスタシークラシックに落ち着きました。ビンテージテイストのアンプかな。
ミヤ:俺もJCの後はラックマウントにいったよ。マーシャルのJMP-1をメサ/ブギーのブラックシャドウっていうアンプグリルがネットじゃなくて鉄板のキャビで鳴らしていた時期もあった。そういえばさ、昔使ってた機材はどうしてる? もう要らないと思ったら売っちゃう?
咲人:絶対使わないだろうなってものは処分しますね。可能性を感じているものは残しておきますけど。
ミヤ:俺は、買ったギターをその1週間後に売るってこととか結構ある(笑)。たまに“買ってはみたものの全然違ったな…”っていうのもあって、必要なものは残しておくし、必要ないものはとっておかない。
──頻繁に機材を入手されていますが、コレクターではないんですね?
ミヤ:全然コレクターじゃないですよ。10年後も使えそうだなというものだけ残しておくという感じ。
咲人:僕もそうです。“この1本があればいい”というものを探したいタイプだから。今はフェンダーのテレキャスターとジャズマスター、あと数年前に買ったギブソンのレスポール。その3本で足りない部分をESPで補うという感じです。ちなみに、僕のジャズマスターはミヤさん方式で買ったんですよ。見た目に惹かれて即決しましたから(笑)。
ミヤ:そうなんだ?
咲人:富山の楽器店がフェンダーの��スタムショップにオーダーしたモデルで、それをデジマートで見つけたんです。当時はジャズマスターがほしくて仕方なくて、これだ!と思って試奏もせずに買いました。安いギターではなかったけど、あたりでしたね(笑)。
──ここ数年の咲人さんは、深く歪ませた音で弾きそうなリフもシャープなローゲインで弾かれていて、それがすごくカッコいいです。
咲人:自分の好みにドンピシャなテレキャスターが、機能的に融通が効くんですよ。ピックアップセレクターが4ポジションで、フロントピックアップとリアピックアップのハムバッキングサウンドも出せるから。それも、一般的なハムバッキングとは違うシングルコイルらしい芯のある音がして。ハムバッキングでもシングルコイルでも出せない音なので、それを使うことが多いんです。
ミヤ:それ面白いね。
咲人:15~16年くらい前から弾き込んでるテレキャスターだから、音もどんどん良くなってきてて。8~9割は、このテレキャスター1本あれば大丈夫という感覚です、最近は。 ■交わってこなかったバンドと初めて ■いろんなモヤモヤを吹き飛ばしたい
──テレキャスター好きも、おふたりの共通項といえますね。そして、8月にツーマンツアー<NIGHTMARE×MUCC「悪夢69」>で共演されます。
ミヤ:NIGHTMAREとMUCCのツーマンは今回が初めてで。最初は“まぁ、断られるかもしれないけど、誘ってみよう”って感じで(笑)、うちらからオファーしたんです。
──ツアーに先駆けて、そのあたりの経緯が語られた2バンドの生配信番組も実施しましたね。
ミヤ:今回のツーマンを決めた経緯とか内容を話す特番みたいなものをやりたかったんですよ。ストーリーが分かりやすいほうがいいじゃないですか。なぜMUCCとNIGHTMAREという2バンドが単発じゃなくて、一緒になってツアーをやるのかということを伝えたかった。
──そのストーリーを改めて説明していただくと?
ミヤ:今、減ってきているものってあると思うんですよね。同じヴィジュアル系でいながら音楽性やアプローチが違うバンドが、ひとつのステージに立つ面白さ。ふたつのバンドが競演することで生まれる空気感。ツアーだからこそ育まれるメンバー間の雰囲気とか。NIGHTMAREは後輩バンドではあるけど世代は近いから、別に後輩後輩とは思っていなくて。その世代感のパワーをよりわかりやすく感じてもらえるといいなと思う。
咲人:このツーマンは純粋に嬉しいですし、すごく楽しみなんです。
ミヤ:同じヴィジュアル系で世代が近いけど、MUCCとNIGHTMAREは今まであまり交わってきてなかったし、なおかつ自分達の地位を確立していると思うんだよね。そういうバンドと対バンしたかった。交わってこなかったバンドと初めて交わることによって、コロナとか、いろんなモヤモヤを吹き飛ばしたいというのがあって。あと、今、ライブに行かなくなった人って結構いると思うんだよね。コロナに関係なく、年齢を重ねたからとか、それぞれいろんな理由もあると思う。だけど、そういう中で、この組み合わせだったら観てみたいな、行ってみようかなって気持ちになるような、そういう人に対してアプローチしたかったというのもある。それで、今回NIGHTMAREに��をかけさせてもらったんだよね。
──どんなステージになりそうですか?
咲人:MUCCファンの人達がどういうものを好むか、といったことも考えてしまいますが、寄せていくのは違うし、かといって反発するのも全く違いますよね。なので、自分達のカラーを出しつつ、ツーマンでしかできないこと……たとえば、“刺激受けちゃってるな、この人達”みたいなところも出せたら面白いかなと思っています。対バンならではのカラーを出したいし、変な話、MUCCから盗めるところは盗みたいですね。
ミヤ:MUCCはわりと対バンは多めにやっているけど、NIGHTMAREは対バンしているイメージがあまりないから、このツーマンならではの普段は見れない側面って出てくると思う。そこを煽って、引き出したいというのもあるし。イベントというのは、相手がいるわけだから冷静にやれるはずがないし、冷静にやってもつまらない。ちょっと空回りしてない?くらいのほうが、俺は面白いと思う。“1じゃなくて2の場合”ならではの何かが生まれないと意味がないし、<悪夢 69>はそれが生まれるはず。自分達自身がそれを楽しみたいし、来てくれた人にもきっと楽しんでもらえると思います。
取材・文◎村上孝之 撮影◎冨田味我(MUCC LIVE)/菅沼剛弘(NIGHTMARE LIVE)
quelle: Barks.jp 2023.8.9
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2024.04.09
Crazy Rock'n roll Effector(以下、C.R.E)から
新しくリリースされたペダルが届きましました!
こちらのブランドのモニターやらせて貰ってるけど
本当、凄い丁寧に作られてるのと
製作者の拘りが、凄いんだよね。
今回の新しいディストーションとオーバードライブは
ルックスから解ると思うけど、
1970年代のMXRの復活なんだよね
見た目もだけど、中のパーツも70年代の物を使用する
拘り振りなのよ。
前にも紹介したFOXY BLOWは今では手に入らない
初期RATを蘇らせたし、とんでも無いんだよ!
FUZZのSWAG FACEは、今では手に入らない
ゲルマニウムコンデンサを使用した
あの音が蘇った!!って事で、国内のみならず
海外からのオファーが殺到してるらしい
今回の新作もドイツを始め、海外からの
オーダーが半端ないらしく、
生産が追いつかないんだって!
そりゃ希少パーツで、器用な日本人が丁寧に作ってる
ハンドメイド ペダルとなりゃ
世界から注文来るわな…
先日言ってた、動画製作はコレで
試演奏動画、レビュー動画を撮影、編集が
追いついてないんだよ…
Cat ch.22に来た人は、新作デモンストレーションを
生で見れたけどね(^^)
ただ…海外から来たツーリストだったけどね(笑)
とにかく、ギターリストは要チェックだよ!

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"FAITH: The Unholy Trinity"、チャプター1だけ(とりあえず一回)クリア。 ※画像は全て現在制作中の非公式日本語modを使っています。
以前体験版を少しだけやったこのゲーム、いつもお世話になっているashi-yuriさんに非公式日本語modのテストプレイのお誘いをいただいたので、改めてスタート。
ストーリーは王道なエクソシストものという感じ。ただ、途中で拾うことになる「ノート」がかなり断片的かつ登場人物が多いので、相関図や年表がないとよく分からなさそう。特にゲーム中はいつ敵が出てくるかと慌てがちなのであまり文章が頭に入ってこず…。 あとからノートは見返すことができると教えてもらって見直してみたけど、うーん、分かるような分からないような…。そもそもこの主人公は自分が思ってる人であってるのかな…? 攻略や解説も見てみたいけど、一回チャプター3までやってからにしようか。
アクションは結構難しいけど、何度もやっていくことでなんとかできるようになっている感じ。主人公の移動がなかなかスローなのでコントローラーのスティックか十字キーかどちらを使うかが微妙に判断しづらい。こんなに死ななければ短そうだけど、何度もMORTISを眺めることになり、ノートを全部集めて1時間半くらいかかった。
途中のロトスコープ調のグラフィックも怖いというか不気味なんだけど(幸い荒いのでグロさはそこまででもない)、個人的にはRadioheadの"Fitter Happier"にバキバキにディストーションをかけたみたいな声が怖かった(最初ヘッドフォンで始めたけど途中でスピーカーにして小さめにした)。ざらついた8bitなベートーベンの月光もなんだか不穏な感じ。でも一番怖かったのは完全な無音だったかもしれない。
youtube
あんまり本筋には関係ないと思うけど、このQuimbambaというのがなんとなくヴードゥーっぽい響きで気になった。ちょっと調べてみた感じ、ヴードゥーとは関係ないようだけど、やはりアフリカの宗教とキリスト教が混ざったもので、ブラジルのものらしい。「エシュ」や「オグン」はヴードゥーにもあったような。このあたりの本は何か読んでみたいなあ。
自分の環境だけかもしれないけど、どうもスクリーンショットがうまく撮れないことが多くてちょっと残念だった。プレイ中ノートを見つけてすぐの時は高確率で撮れなかった(ノートを閉じたタイミングで撮られる)。後半はWindows側のスクリーンショットを結構使った。
さて、チャプター2はここからどうなるんだろう…? そしてゲーリーとは…??
以下ネタバレ。
チャプター1だけでエンディングが5種類あるそうで、結局そのうち1つしか見れていない。最初ノートが一つ残った状態でクリアしたので、最後のノートを見つけた後、これでクリアした���違うエンディングになるかな…と思いきやならなかった…。あとどういう分���があるだろう…。途中で何かしてないとだめなのかな。
この集めたノートを見ていくと、どうやら「ジョン・ウォード」という人が主人公っぽいんだけど、自分で自分のノートを見つけるのもおかしいような気がする。とはいえ、「始めたことは終わらせないといけない」ので、やっぱりこの人がプレイヤーキャラなのかな。
最後のノートは、これはカリガリ博士的なオチか…? と思ったけど、日付を見るとそうでもなさそう。やっぱり年表と相関図がいるな…。
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No time to die!!!!
English translation of No time to die!!!! by LYSM (romaji color coded lyrics and original lyrics below!)
Fun Fact! The 4 exclamation points in the song title represent the 4 members of LYSM :)
Lyrics + Composition: SACHIKO, Arrangement: Umeda Takayuki
No time to die!!!!
I found out Reputation and honor Burn up like scraps of paper Repeating trial and error Where is here? No reaction Give me love, even more, I want to cut it up I want to see my dream!! No time to die!!!! Let’s get started Clap your hands, blessing this dawn Let’s go to see The tomorrow we want to come true This label that keeps getting put on us We should burn it Time after time We’ll give you the signal I found out Demons that laugh at other’s problems Their soul’s faded color The overly intrusive city has no reaction Give me love, even more, I want to cut it up I want to see my dream!! No time to die!!!! Let’s get started Let it ring, this LYSM (rhythm) Mixed with noise Sound the alarm The distortion in my chest Isn’t enough, isn’t enough Isn’t enough, it’s not enough! Surely we’re a FIRESTARTER Throw up a smoke screen, we are FIGHTER We can RESTART from here It’s not enough, not enough love isn’t enough! The more we wish for The more intense the pressure Even now our rushing dream approaches We won’t give up Clap your hands, blessing this dawn Let’s go to see The tomorrow we want to come true This label that keeps getting put on us We should burn it Time after time believing We’ll give you the signal
Romaji (Key: Maria, Akari, Emma, Seina, All)
shitte shimattanda meisei mo eiyo mo kamikuzu mitai ni moeteku no kurikaesu try to error genzaichi wa doko da? no reaction ai wo choudai motto choudai kizamitai yume wo mitai!! No time to die!!!! hajimeyou te wo narase yoake ni shukufuku wo kanaetai ashita wo mukae ni yukou harareteku retteru nante moyaseba ii nando demo nando demo bokura wa noroshi wo ageru yo shitte shimattanda taningoto wo mite warau akumatachi wo suriherasu kokoro no color kakanshou na machi no reaction ai wo choudai motto choudai kizamitai yume wo mitai!! No time to die!!!! hajimeyou uchinarase kono rizumu noise majiri no keishou narashite mune no oku no distortion ga tarinai tarinai tarinai tarinainda kitto bokura wa FIRESTARTER enmaku wo hare we are FIGHTER kokokara RESTART datte ii sa tarinai tarinai ai ga tarinai motomechau hodo kitsuku shimetsukeru kedo ima mo sekasu yume no ashioto akiramerannai na te wo narase yoake ni shukufuku wo kanaetai ashita wo mukae ni yukou harareteku retteru nante moyaseba ii nando demo nando demo shinjite bokura wa noroshi wo ageru yo
Original
知ってしまったんだ 名声も栄誉も 紙屑みたいに燃えてくの くり返すトライとエラー 現在地はどこだ? ノーリアクション 愛を頂戴 もっと頂戴 刻みたい 夢を見たい!! No time to die!!!! 始めよう 手を鳴らせ 夜明けに祝福を 叶えたい未来(あした)を 迎えに行こう 貼られてくレッテルなんて 燃やせばいい 何度でも 何度でも 僕らは狼煙をあげるよ 知ってしまったんだ 他人事を見て笑う悪魔たちを すり減らすココロのカラー 過干渉な街ノーリアクション 愛を頂戴 もっと頂戴 刻みたい 夢を見たい!! No time to die!!!! 始めよう 打ち鳴らせ このLYSM 雑音(ノイズ)混じりの 警鐘鳴らして 胸の奥のディストーションが 足りない足りない 足りない足りないんだ きっと僕らは FIRESTARTER 煙幕を張れ we are FIGHTER ここからRESTARTだっていいさ 足りない足りない愛が足りない 求めちゃうほど きつく締めつけるけど 今も急かす夢の足音 諦めらんないな 手を鳴らせ 夜明けに祝福を 叶えたい未来(あした)を 迎えに行こう 貼られてくレッテルなんて 燃やせばいい 何度でも 何度でも 信じて 僕らは狼煙をあげるよ
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Fractal AudioローゲインOD備忘録
きっかけはこの動画です。ポイントとしては、 ①クリーントーンながら完全な「ド」クリーンは避ける ②ローゲインODを常にかけて「若干歪んでいるかな?」と感じる程度にし、アンサンブル内では歪みが目立たないようにする(この別の動画内でも言及されています) ③音量が確保され、強弱がつけやすく、右手のコントロールも簡単になる
以上、3点が挙げられます。
③のボリューム調整については、楽曲のダイナミクスに合わせやすく、アンサンブルで音が抜けにくい場合でも、音量を大きく弾こうとするあまりピッキングが強くなりすぎる(本来のベロシティは0〜100であるべきにも関わらず、90〜100の範囲に偏ってしまう)状況を改善できます。「改善できる」と断言しているのは、実際にアンサンブルで試した経験に基づくためです。ただし歪みすぎには注意が必要です。アンサンブルで適切なボリュームにしたとき、スピーカーから離れてモニターすることで、初めて歪みが強すぎることに気づきます(1敗)。
それでは本題に入ります。Fractal Audioのドライブペダルモデリングは種類が豊富で、上記の目的に合ったペダルが選べます。いくつか試してみたので、その感想を備忘録としてまとめました。
<BLUES OD (Marshall Bluesbreaker Mk1)>
このペダルはMarshall JTM45を使ったドライブトーン(Eric ClaptonがJohn Mayallのアルバム『Beano』で使用)を再現することを目的に作られたものです。近年は「BB系」として人気があり、2000年代中盤から2010年までJohn Mayerのメインペダルの一つでもあったためプレミア価格化しています。ソースはこちらですが、記事中に自動再生の動画が含まれているため音量に��注意ください。
トーンはトレブリーで、腰高のグラッシーなサウンドです。好みの音ではありますが、ローが大きくカットされ、ミドルも少ないため、アンサンブルでの使用にはやや頼りない印象です。ミッドレンジが豊かなアンプと組み合わせるのがベターです。セッティングは上記ソースを参考にするとよい結果が得られました。
<BB PRE & BB PRE AT (Xotic BB Preamp)>
本家BBから始めたので、この系統のペダルから触れていきます。BBといえば、多くの方がこちらを思い浮かべるでしょう。個人的にはAndy Timmonsの印象が強く、彼のシグネチャーモデルもモデリングされています。彼はネック側シングルPUでクランチさせる際に使用しています。
音はローゲイン系ではなく、通常のODです。ゲインを下げて使うより、上げるとスイートスポットがあります。コンプレッションが強いため、今回の目的であるダイナミクスの点では不向きですが、EQセクションがシンプルで12時セッティングからカット/ブーストするだけなので扱いやすいです。微細な違いですが、個人的にはATモデルの方が好みです。
<SUNRISE SPLENDOR (JHS Pedals Morning Glory V4)>
こちらはJHSによるBB系の解釈で、過去にJullian Lageが使用していたことで有名です。現在は彼のボードにはないようですが、近年のBB系流行の先駆けとなったペダルといえるでしょう。
本家BBモデルよりもダイナミクスの追従性が高く、厚みのあるダークなミッドでリード向きのトーンを得られます。ローも強化されているのと引き換えに、本家のキレやグラッシーな質感は抑えられています。ミッドの響きが特徴的で、良くも悪くも本家と異なるBBです。ハイカットスイッチONのモデリングもありますが、OFFモデルですら高域が不足しているため、自分は使いません。
<TONE OF KINGS (Analog Man King of Tone)>
ブティックペダルで有名なAnalog Manのモデルです。機材系YouTuber「That Pedal Show」のDan氏も愛用しています。
このペダルは、TS808を基にしつつBB系として語られています。ゲインは低いものの音量はしっかり確保されており、ダークなミッドが特徴的で、Dan氏は「ミッドがトーンする」などと訳分からないことを述べています。TS系OD特有のミッドハンプはありません。このモデルで音を出すと一瞬「いいかも」と感じますが、やはり高域が物足りないため個人的には不採用です。
<COMPULSION DISTORTION HP & LP (Fulltone OCD)>
これはBB系......といえるでしょうか?BOSSのBD-2とともに語られ、BD-2が本家BBに近い存在とされるため、この段階で触れておきます。00年代に非常に流行���、当時のロキノンギタリストたちがこぞって使用していました。当時はトゥルーバイパスへの異常な信仰があり、現代よりもバッファーへの理解が浅かったため、BOSS製品を避ける風潮も一因していました。バージョン違いによる音の差や、中古市場でのレアリティ商法、さらには中華コピー品の流通も見られるなど、かつての時代を象徴するペダルです。現在では、Fulltoneの一時廃業や戦争によるパーツ高騰の影響により、復刻版も以前の価格で入手するのが難しくなり、中古品のプレミア化が進んでいます。
音については、ディストーションと呼ばれることもあり、ゲインが高めでクリーンにアプローチするにはやや幅が狭いかもしれません。手元のボリュームで細かく調整しながら使用する方には適しています。EQセクションはToneとHP&LPの切り替えで調整可能です。個人的にはHPが好みですが、全体的に硬めのサウンドでローが強調されるため、この癖が合うかどうかでペダル自体の賛否が分かれるでしょう。LPは多少クセが抑えられている印象です。
<ESOTERIC RCB (Xotic RC Booster v1)>
「クリーンアンプ前段のOD」としてクリーンブーストを選択してみました。Scott Hendersonがシグネイチャーモデルを出しており、現在流通するV2の元ネタですが、その事実とSHを知っている・聴いている方がどの程度いるのかは不明です。RCは「リアル・クリーン」の略ですが、完全なトーンの一致はせず、わずかにミッドが持ち上がります。EQセクションは12時からカットやブーストの調整が可能で設定がイージーです。
ただし今回の目的にはやや不向きです。ローゲインODによる「歪みの追加」によって得られるレンジ調整やミッドの抜けが、クリーンブースターでは得にくいと感じました。「クリーンブースターを使うこと」と「ローゲインODをクリーンブースターとして使用すること」は必ずしも同一ではない、新たな知見を得ました。
<HEARTPEDAL 11 (Lovepedal OD11 / Amp Eleven)>
That Pedal Showの動画でも紹介されたローゲインODペダルの一つです。この種の代表作としてはVemuram Jan RayやPaul CochraneのTimmyが挙げられますが、それらと並び高く評価されているのがこのペダルです。現在は生産・販売されておらず、中古市場でしか入手できません。ブースト機能も備えた2in1ペダルですが、Fractal内ではブースト側はモデリングされていません。
結論として、私が採用したのはこのモデルです。Lovepedal製品に共通するグラッシーな巻弦の存在感が特徴で、基本のトーンはEQセクションで調整が可能な点が優秀でした。ゲインとボリューム幅も目的に合致しており、特に欠点が見当たらず使いやすさが際立��ます。現在、クリーンアンプにはDumble OD100やBogner Ecstasyのブルーチャンネルを使用していますが、いずれとも相性が良好でした。
<JAM RAY (Venuram Jan Ray)>
現代のローゲインOD代表作です。Timmyの本家は生産しておらずプレミア価格がついていますが、似た音を半額以下で得られるこちらのペダルを選ぶ方も多いようです。さらに、Michael Landauや国内ギタリストたちの使用、いくつかのシグネイチャーモデルの存在がセールスに影響しています。ブラス仕様の外観で高級感を出し「本家より良い音がする」という印象を演出して、資金を持ったユーザーを惹きつけることに成功しています(皮肉)。Fractal内でモデリングこそされているものの、ユーザーからの要望を受けての実装のようで、どこか少し適当な気がしているのは私だけでしょうか。そもそもFractal Audioの開発者がフォーラムでこのモデルがあまり好みでないとコメントしているくらいです。 ちなみに、この項目のタイトルに誤字が含まれているのですが、Fractal Audio Wikiから直接コピペしたもので、何となくJan Rayにだけわざと誤字が残されているのではないか......と考えてしまいます。
実装アップデートの際にすぐ試してみた程度には私はミーハーですが、音はかなりミッドが強調されており、元ネタのFender Super Reverbの「マジック6」らしく、Fenderらしいミッドの主張が際立っています。そのためか、高域が抑えられたダークな音になっており、実機ユーザーたちの音で聴こえるジャリンとした音の印象と異なっていたのが意外でした。 本家と異なり、EQセクションは時計回りでブーストし(実際にはフィルターを弱めている形)、一般的な実機セッティングにするとトーンが暗くなり使いにくい印象がありました。EQはかなり上げ気味で使っています。 また、実機にあるサチュレーショントリムはモデリングされていませんが、ドライブブロック自体に備わるEQで調整可能と言われています。
上記サウンドインプレッションを踏まえてこちらの記事をご覧いただくと、Timmyがフルレンジに対し、Jan Rayは高域が狭められていることが科学的に証明されています。私の耳も捨てたものではなかったようですね。
<KLONE CHIRON (Klon Centaur / KTR)>
実機のプレミア価格が過去最高を更新し続けているのが笑えます。本家がプレミア価格を痛烈に批判しているにもかかわらず、その対策として出した後継機KTRまでもがプレミア価格になっているのは、もはやギャグの域です。これがオーディオ業界の「ボロい商売」、既得権益というものでしょうか。100万円近いプレミア付きの実機がモデリングされているFM3(新品約25万円)なら、実質1/4で手に入るのでお得ですね。というか、FM3を買えば75万円も浮くわけで、つまりその75万円でまたFM3を買えば……75-25+75=125万円?永久機関で稼ぐ新しい方法!?
ODとしてのゲインはかなり高いため、ローゲインとは言えません。大音量で歪む真空管アンプをプッシュできるレベルなので、クリーンを常時ONにする今回の用途には適しませんでした。サウンド自体は独特のエアー感があり、TREBLEノブの効きも心地よいものです。
<NOBELLIUM OVD-1 (Nobels ODR-1 BC Natural Overdrive)>
ドイツ製のODペダルです。80年代のスタジオギタリストや、今でもナッシュビルのセッションプレイヤーがよく使っています。サウンドには一切の味付けがなく、クリーンブースターよりも無味無臭です。Fractal内で使うなら、アンプやキャビセッティングが完全に決まったうえで「このトーンをそのままゲインアップしたいな」という際に適しています。ゲイン幅は広く公式推奨のセッティング例が存在し、そのままの設定で使えます。
あくまでナチュラル/ニュートラルにゲインだけを足す役割なので、今回は目的に合いませんでした。Fractal Audio製品をご存じの方にはおなじみですが、「EQを変えずにゲインだけ足す」場合、アンプのInput BoostのNeutralで調整したり、Input Trimを上げる方法もあります。しかしこれらは「EQに触れずゲインだけブーストする」ことが目的であり、「ゲインアップによるEQ変化(主に低音の膨らみ)」はノットフォーマイビジネスという感じです。 本モデリングではBass Responseを下げることで、このEQ変化を抑えるため、本当の意味でのEQ変化を抑えたゲインブーストではこちらの方が優れています。ドライブブロックを置くとCPU使用率が上がる?その辺は知ったこっちゃないですね……。
<TIMOTHY DOWN (Paul Cochrane Timmy V4)>
現代のトランスペアレント・ローゲインOD界で、その名を出さずに語れない、偉大すぎる壁......それがTimmyです。歴史は語りだすとキリがないので、早速サウンド面に言及していきます。
EQセクションは「フィルターをかける」動作になっており、右に回すほどローカット(スカスカに)/ハイカット(モコモコに)していく仕組みです。恐るべきは、左に回しきるとゲインが低ければ完全にニュートラルな状態になる点です。これはFractalのモデリングにも反映されています。ゲインが上がると動くEQに合わせて調整できるアプローチがTimmyの特徴です。 また一般的にJan Rayは12時スタートかMaxスタートが基本のセッティングですが、Timmyは最小値からスタートするのが基本です。ただ、クオリティが良いからか、あるいは自分に合っているからか、12時スタートでも問題なく使えます。ゲイン幅が広く、クリーンにも対応できるので、使えるポジションがかなり広いです。
Fractalのモデリングではクリッピングスイッチごとに3種類(Up, Mid, Downポジション)のTimmyが収録されています。個人的にお気に入りは、Upの非対称クリッピング。ユーザー間でも人気No.1らしいです。レンジの広さやミッドの量、音の明暗バランスが絶妙で、普段はAmp11のモデリングを使っていますが、状況や気分次第でTimmyもアリだと思っています。他の2つのポジションは対称クリッピングですが、Upの非対称だと:
> With asymmetric clipping, the bottom and top of the waveform are clipped differently, favoring even-order harmonics. (非対称クリッピングでは、波形の上下が異なるようにクリッピングされ、偶数次高調波が優先されます。)
とのこと。正直よく分かりませんが、「なんかいい感じ」ってことは伝わります。ソースはFractal Audio Wikiです。 Midポジションもかなり使えます。「TS系はミッドが出過ぎる」という場合、12時セッティングでブーストするだけで、適度なゲインとトランスペアレントなミッドブーストが加わり、クランチからタイト過ぎないリードトーンに仕上がります。
<ZEN MASTER (Hermida Zendrive)>
一部の界隈では「ベストドライブモデリング」と称されているようです。最近になってビンテージ系のサウンドに惹かれるようになり、Dumbleライクな音も好きになりました。本ペダルの著名ユーザーとしてはRobben Fordが有名ですが、ロベンと言えばDumble。私が使っているモデリングもDumble系なので、本機も合うだろうという見解です。メーカー名は最近まで「ハーミダ」と読んでいましたが、冷静に考えれば「エルミダ」ですね。 サウンドは厚みのあるODで、今回の用途には適していません。クランチをかけて弾くことを意図したものです。ジャンル的にもコードをジャンジャカ弾くようなものではないと感じます。
以上、備忘録でした。適当に書くだけ書いてChat-GPTに校正依頼かけて、再アレンジするスタイルが定着してきました。文章はClaudeの方がよいらしいと聞いていますが、あっちって有料なんですかね?
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「がんばれ」って、いきなり知らない人に言われても意味わからなさすぎてなんかムカついてくるというような、当然の「伝わらなさ」に対し、なぜか伝えることができる人の資質や能力を「カリスマ」と言う。 アップルコンピュータでマッキントッシュの開発を立ち上げたことで有名なエンジニアのジェフ ラスキンが、スティーブ ジョブズのカリスマ性について、こんな話をしている。「他人の脳みそを盗むのはジョブズにとって普通のやり方さ。まず人のアイデアを鼻であしらっておいて、その1週間後には、素晴らしいアイデアを思いついたなんていいながら戻ってくる。そのアイデアというのは、もちろん1週間前に誰かがジョブズに話したアイデアなん���。我々はジョブズのことを現実歪曲空間と呼んでいた。」 「現実歪曲空間(リアリティ ディストーション フィールド、RDF)」というのは、マッキントッシュ開発メンバーで、現在はアップル社のソフトウェア��クノロジー担当副社長であるバド トリブルが1981年に造語したもので、「ジョブズ自身と他人に、ほとんどどんな考えでも吹き込む能力」であるという。この言葉を使って愚痴ったり、茶化しながらも賞賛したりしたという。トリブルは、『スタートレック』などの影響でこの語を思いついたらしい。厄介な面もあったが、RDFにより、実現困難性についての規模感や距離感を歪ませ、不可能だと思っていたことが実行可能な気にもなってきて、誰かがなぜか思いついたちょっとした打開策から一気に、実は最初から実現可能だったのだという感覚が作り出されて広まっていくという、まるでSFでも観てるような体験もしたという。
「カリスマ」とは、「特定の人が持つ、他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個人の性質」というような意味である。元々のギリシア語では「神より賜った能力」「恩寵」といった意味で、19世紀の宗教社会学や歴史学などで使われたこの語を、社会学者マックス ウェーバーが社会学の概念として導入した。ウェーバーは、社会における支配のありようを論ずる際に、預言者、呪術師、英雄などの個人に宿る非日常的な資質をカリスマとし、そのような人物による支配を「カリスマ的支配」として分析した。以後、カリスマという言葉は社会学的用語として普及した。 ウェーバーは「支配の正統性」について、権力を裏付ける正統性(レジティマシー)の基礎に関する理念型として、「カリスマ的正統性」「伝統的正統性」「合法的正統性」の3つを挙げた。カリスマ的正統性とは、支配者個人の超人間的資質やそれに基づく啓示などの指導原理に被支配者が個人的に帰依するときに生ずる正統性で、宗教的指導者の権力などがこれにあたる。伝統的正統性とは、血統や、古来からのしきたりなどに基づいて被支配者を服従させる正統性で、古くから存在する秩序と神聖性による支配である。合法的正統性とは、法をその基礎としているために、ほかの2つの正統性に比べて安定している。合法的正統性を他にもまして重視する国家は「法治国家」と称せられる。これら3つの類型はあくまで把握のためのツールとしての理念型であり、現実社会にそのまま存在しているわけでなく、実際の支配は、多くの場合、この3つの正統性が相互に影響しあって総合的に権力を基礎づけている。形式的にはデモクラシーのかたちを採用しながら実態はカリスマ的支配という例も少なくない。 カリスマ的人物への信仰の源は、奇跡あるいは勝利や成功によって、すなわち信従者へ福祉をもたらすことによって、そのカリスマ的能力や聖性を実証することにある。カリスマ的先導者の失敗はカリスマ信仰への裏切りとなり、往々にして追従集団の急速な解体が生じる。とは言え、人がカリスマに惹かれる理由である��カリスマが持つ非日常性は、自分の退屈な日常を破壊してくれるものであり、カリスマに引き寄せられた者は、カリスマに自己を委ね、本来の自己と向き合うことを避け、検証能力や日常的判断を手放す。カリスマに追従している間、カリスマへの批判を自身への攻撃と捉えたり、あるいはカリスマの聖性の証明と受け取る。 カリスマ的支配は、カリスマの不安定な性質、すなわち非日常性のために、ただ一時的にのみ存在する。ここからカリスマの日常化が始まる。カリスマ型支配は持続することはできず、伝統化されたものへ、または合理化されたものへ、あるいは両方の結合したものへと変化する。カリスマが世襲によって伝統化される場合は「血統カリスマ」、成文化された手段によって合理化される場合は「制度カリスマ」、あるいは、伝統化および合理化の結合によって非人格化される場合は「官職カリスマ」となる。これらはカリスマ本来の非日常性的性質が失われ日常化したものである。
今年7月13日(米時間)、トランプ次期大統領が、演説中に銃撃され右耳を負傷するという暗殺未遂事件が起こった。シークレットサービスに囲まれて壇上を降りていく際に一度立ち止まり、シークレットサービスたちの間から身を乗り出し拳を振り上げ「ファイト」と叫んだ。実際には声は出してなかったと思う。マイクは拾わなかった。読唇術というわけでもなく、心に響くという感じだった。 多くの人が、この時のトランプ次期大統領の姿を、「バッドアス」(「マジかっけー」的な意味)と言い、「なんだかよくわからないが」と笑いながら、あの勇敢さこそが「これがアメリカだ」と感じた、と語っていた。 元々、前大統領として、あるいは成功したビジネスマンとして、カリスマ性を持っている人物が、銃撃されるも奇跡的に助かり、直後に勇敢な姿を示すという、カリスマ性をこれ以上なく圧倒的に強め、神格化されても当然な出来事の後で、トランプ次期大統領がとった行動や発言は、あるいは衝撃が走ると同時になぜか満ちていた不思議な静けさには、「カリスマ」というような言葉では表現できないものがあった。 この感覚を説明する概念をあえて探そうとするなら、宗教哲学の概念に「ヌミノーゼ」というのがある。神学者ルドルフ オットーが定義した概念であり、オットーは、「聖なるもの」のうち合理的な理解にかなう部分を除けた概念をヌミノーゼと呼んだ。先験的(ア プリオリ)なものに触れることで沸き起こる感情のことを指す。「聖なるものへの畏怖」というような感情である。
今回の大統領選で、デモクラシーとかサイエンスとかジャスティスとかジャーナリズムとかエンターテインメントとかを名乗るカリスマ的支配が、少なくともその一部は、崩れていった。 ここ数年、多くの人が宗教観や精神性というようなことについて話していた。選挙期間にますます増えていった。そもそも語りえないようなものなので、漠然と宗教的で精神的だという以上の共通する���ーマも、はっきりとした答えもないし、特定の宗教の話でもなく、熱心に信仰してる人から最近までそんなこと考えたこともなかったという人まで様々だが、今になって思い返してみると、こうした話の一つの方向性は、どうしたら現状あるカリスマ的支配の外に出られるか、というようなものだった。それも、とりあえず今ここでは「カリスマ的支配」と呼んでいるが、もっと漠然とした現状認識というか考え方みたいなもの、つまり自分の考え方もどんどんディストピア的でカフカエスク(カフカ的不条理)な感じになっていくことから抜け出す方法はないか、というようなものだった。せめて、とりあえず自分の考えの外にあるものを宗教と呼んで忌避するというドグマでもあるかのようなアホっぽさからは抜けよう、ということでもある。 カフカエスクというのは、カフカ作品のような不条理なほど複雑な状況を形容する言葉で、そこから逃れようとし、答えを求めようとするが、場合によっては目の前に答えも出口も見えてるのに、なぜか手が届かないような不条理な状況のことである。 カフカ作品と多くのディストピア小説には、共通の下敷きとも言える作品がある。ドストエフスキーの小説で、特に『地下室の手記』(1864)である。近代的自我を初めて生々しく描写した作品とも言われる。極端な自意識から社会との関係を断ち、地下室という「自我の檻」に籠った男の手記である。近代社会への批判が綴られるが、思考がぐるぐる回っていき、自由や愛を求めるが、それさえも自ら手放すかのように手が届かない。 自我の檻に囚われた状態の「無能さ」や、不可避的に自我の檻へと追い込む思考回路や状況に焦点を当てるとカフカエスクになり、自我の檻を照射したような社会を描くとディストピアになる。
トマス ピンチョンが2003年に、ジョージ オーウェル『1984年』(1949)の序文を書き、それとほぼ同じ内容のものがガーディアン紙に掲載された。その文章で「二重思考」についてこう書かれている。 「 私たちは、この「ある種の分裂病的な思考法」こそが、この小説の偉大な業績のひとつであると認識している。これは政治的言説の日常的な言葉として定着している - 二重思考の特定と分析である。エマニュエル ゴールドスタインの『少数独裁制集産主義の理論と実際』、オセアニアでは非合法とされ、例の本としてのみ知られている危険な破壊的テキスト、に書かれているように、二重思考とは精神鍛錬の一形態であり、その目標は、すべての党員にとって望ましく必要とされるもので、矛盾する2つの真実を同時に信じられるようになることである。もちろん、これは目新しいことではない。誰もがやっていることだ。社会心理学では古くから 「認知的不協和 」として知られている。また、「コンパートメント化 」と呼ぶ���もいる。有名なところではF スコット フィッツジェラルドが天才の証拠だと考えている。ウォルト ホイットマン(「私は自己矛盾しているだろうか? まあよい、自己矛盾しよう」)にとっては、大きく多数を含むことであり、アメリカのアフォリスト、ヨギ ベラにとっては、分かれ道に来たらとにかく進め、ということであり、シュレディンガーの猫にとっては、生きていると同時に死んでいるという量子パラドックスなのである。 ... オセアニアを牛耳る超省庁の名前の背後にも、二重思考がある。平和省は戦争を行い、真理省は嘘をつき、愛情省は脅威とみなした者を拷問し、最終的には殺す。もしこれが不合理なまでにつむじ曲がりだと思われるなら、現在のアメリカを思い出してほしい。戦争遂行組織が「国防省(防衛省)」という名でも何の問題もなく、その最も強力な部門であるFBIによる人権と憲法の乱用が十分に文書化されているにもかかわらず、我々が「司法省(正義省)」と真顔で言うのと同じである。名目上は自由な報道機関は、「バランスの取れた」報道をするよう求められ、 あらゆる「真実」が即座に対極にあるものによって無力化される。毎日、世論は書き換えられた歴史、公式の健忘症、明らかな嘘の標的となり、それらはすべて、まるでメリーゴーランドに乗っているのと同じくらい害がないかのように、慈悲深く「スピン」と呼ばれている。私たちは、彼らが言うことよりもよく知っているが、そうでないことを願っている。私たちは信じると同時に疑っている - ほとんどの問題で少なくとも2つの考えを永久に持ち続けることが、現代の超国家における政治思想の条件のようだ。言うまでもないことだが、これは、できれば永遠に権力の座に居座り続けたいと願う権力者にとって、計り知れないほど有益なことである。 」
カリスマ的支配の外とか、ディストピアっぽくなっていく自分の考えの外というようなことを考えようとすると、考えの外を考えるという矛盾だったり、当然の「伝わらなさ」や、そもそも自分で言ってて意味わかってないということに、無能さや虚無感を感じる。 太宰治『トカトントン』(1947)で、若者が、好んで読んでいた作品の某作家へと手紙を送る。何かに奮闘しようとするも、熱意が高まる度に「トカトントン」という音が聞こえてきて、どうでもよくなってしまう。この「トカトントン」は一体なんなのだろうか、という内容である。 「 この奇異なる手紙を受け取った某作家は、むざんにも無学無思想の男であったが、次の如き返答を与えた。
拝復。気取った苦悩ですね。僕は、あまり同情してはいないんですよ。十指の指差すところ��十目の見るところの、いかなる弁明も成立しない醜態を、君はまだ避けているようですね。真の思想は、叡智よりも勇気を必要とするものです。マタイ十章、二八、「身を殺して霊魂をころし得ぬ者どもを懼るな、身と霊魂とをゲヘナにて滅し得る者をおそれよ」この場合の「懼る」は、「畏敬」の意にちかいようです。このイエスの言に、霹靂を感ずる事が出来たら、君の幻聴は止む筈です。不尽。 」
2024年11月 ファイト ファイト ファイト
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ディストーションと抱擁
ああ いつもの冗談はやめにして 戯れ合いたいんだ 君と朝まで 相変わらず秒針は回るから 置いていかれたりもしてしまうけど 状態異常みたいな色でオンザビート オーバーヒート 電源落としたらノーサイド 歌だけはずっと残るかも、なんて ガタガタガタ軋む車で ただこの身体運んでくれ お願いします どうか それから僕らは 痛いくらいに見つめ合って 乾杯をしたんだ 子供のように何度も いつもより少しお洒落な服を着て 確かめ合った 喉が渇くまで ディストーションと抱擁 自由奔放にどうぞ 歪んでるんだ僕ら互いに どうでもいいんだ現在以外は ディストーションと抱擁 壊れちゃってるキルコード 歪んでるんだ僕ら互いに どうでもいいんだ現在以外は ワナビーワナビーワナビーばっかりじゃ やっぱり中身がない 甲斐がない かなりヤバイ 去る者を追いたくはないし 来るものも拒みたくないな わがままを訊いて どうか 名前…
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今日は心斎橋PangeaにTHIS IS JAPANのツアファイナルに行ってきたよ!「NEW JAPAN」ていう最高にかっこいアルバムのリリスツア!ファイナル!!
そしてナードマグネットとのツマン!!
まずはナードのライブ。今日はふじーさんが考えたセットリストで、テーマは「音楽の敗北」 ??
最前の特等席でふじーさんのギタプレイやステップ、表情が観れて、むちゃくちゃかっこよかったー!!
ディスジャパ杉森さんのリクエストの曲ステキやったし、杉森さんちょっと出てきた!し、ふじーさんならではのリッチなセトリでわろちゃった!
そしてやっぱし「僕しか知らない」大すきすぎやし、名曲ありすぎる。
前日の杉森さんのインスタライブで聴いたお話しを須田さんもしてて悪魔のいけにえTシャツ検索しちゃった。どれ!
そしてディスジャパ!
アルバムの曲順で最初の2曲聴けてすでにヤベ!
GHOST BUSにも前日のインスタライブにも青いTシャツとか青い服が出てきたから私も青いマクドTシャツで行った◎
音源は聴きまくってたけどやっぱライブで聴けるの最高にかっこい!!
「AUTOMATIC」とか、繋ぎで「funky monkey junkie」入ったのとか、MCからの「STUDENT MIND」とかむちゃくちゃよかった!
「このディストーション」もむちゃくちゃかっこい大すき!もっかい最初から全部観たい!!!
トワイライト・ファズは??
全然足らんかったから関西にもいっぱい来てほしな。
あとアンコルで杉森さん出てきた時ハイタッチしてくれたんだ〜◎
2曲目で須田さんとふじーさんも出てきて、大ハッスル「GALAXY」!!須田さんボコボコにしてほし言うてた笑 須田さんも杉森さんもダイブしてかわいかったしふじーさんは杉森さんのギター弾いててかっこよかった!
ダブルアンコルは杉森さんとのファズコルで終わったよ、まだまだ聴きたかったけど、「終わらないものなんてつまらないだろうから」やもんなー涙
終わったらみなさんフロアに降りてきてくれて、物販には杉森さんいて!迷い過ぎてたTシャツの色選んでもろちゃった◎タオルはずっと待ってたし、やっぱ赤いTシャツもほしなー!グッズどれもかわいくてうれ!キホルダ写真に入れるん忘れた。
ナードのかわいソックスもふじーさんに相談したりして物販のお姉さんともお話しして結局青にしたよ、今日は青い日!
写真撮ってもろたりお話しさしてもろたりしてんけど、あゆ時の自分てなんであんなに気色悪いんやろね、ショックザショック!きしょ過ぎて泣けた!!さっさと帰ろかとも思ったけどむちゃくちゃ勇気出したよ、みんなもそうなん?◎
けどみなさんほんまに優しくてまた泣けた!!ありがとございました!大すきです!!
4時前まで書いてたのに寝落ちしてお昼なっちゃった!
最高なライブの日て興奮してなかなか寝れんよね!
ふんならねー!!
KUZU
2024.7.14分 12:12
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here comes tylants
「DISTORTED RAINBOW e.p」セルフライナーノーツ3曲目
"here comes tylants"
気を抜くと間が空く、意外と生活は忙しいらしい
この曲は中々古い、前作の「UNKNOWN DEVIL'S CALLING」よりも前に曲自体は出来てたし、ライブでも何度か演奏してたが、何となく前作に入れる感じじゃなかったので今回録音した
よくミュージシャンのインタビューとかで「古い曲だけど何となくこのアルバムには合わないと思った」とか、シングルで出てるのに何故かアルバムには入ってない曲とか、そういうことなんだと思う
古すぎて構想メモは存在してないが、これはもう明確にVACANTみたいな曲がやりたいと思って作った、名古屋のジャンクロッキントリオ、VACANTである
Jesus Lizard、Shellac、Unsane、Helmetあたりの硬質ゴリバキサウンドでガツンとロッキンな曲をやるなんて、そんなんカッコいいに決まっとるがや、とエセ名古屋弁になるくらいにはカッコいいバンドなのだ、チェックすべし
もちろん前述したバンドの影響もあるが、何より意識したのはVACANTだ、何つってもボーカルがカッコいいのだ
いかにもなベースといかにもなドラムでいかにもな雰囲気のイントロで始まりボーカルが入ってくる、わかる人にはわかるいかにもなパターンである
その後に入るギターはかなりアベフトシ感が強い、俺は多分もう逃れられないんだと思う
Bメロと言っていいのかわからないが、「皮を剥いで…」あたりのメロディーは前ドラマーの2ピース時代からあったものだ、そう考えると曲の原型は2ピース時代からあったことになる
とりあえず1コーラス分セッションしてあとの展開はノリで決めた、1回目サビ終わりのブレイクとか
あそこのブレイクはかなりLOSTAGEだ、「ひとり」とか聴いてみてほしい
中盤でギターだけになるとこは藤井が「何かギターだけになりそうな感じですねえ」と言ったのでそうした、"曲が降ってくる"のは何も作曲者に限った話ではない
後半ベースだけになってサビに戻るが、あそこは最後の小節だけ5拍になっている、アウトロにも同じパターンがある
これは完全に俺の趣味で、何かフックをつけたくなってしまう、何の影響なのかよくわからないんだが
ボーカルレコーディング時は前日にライブ〜飲酒をしてしまいかなりガスガスの声で録った、歌い出しとかかなりヤバいが、これはこれでいいかと思っている
タイトルはマジで何となく付けた、"暴君がやってくるぞ!"みたいな感じか
歌詞も基本そんなにメッセージとかはないが、「未来を容赦なく奪う/善良な無関心を装って/最新型の終末論者/ラブアンドヘイト/ノイズを喰らえ」のあたりはシンプルに無関心はよくないぜ、と思って書いた、別に好きなとこに入れればいいから選挙とか行ったがいいじゃん、果たして暴君て誰のことなんだろうね、みたいなとこはある
でもベロベロになると人格を持った午前2時半が笑う、みたいなこともあるよな、そういうさ、何か、ジリジリドロドロした曲なんだわ
サビで「here comes tylants」と叫んでいるが、「tylants」が「tired」に聴こえたらしく、空耳によりバンド内通称は「タイアッド」である
というわけでVACANTに多大な影響を受けた硬質ジャンクロッキンナンバー、「here comes tylants」、是非聴いてほしい
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完璧な罪を犯して
楽園のような幻覚の飽和
錆びた嘘を聞かせて
鉄骨の廃材 培養の抗体
気付かれず罪を犯して
冷血のジャンクション 真夜中のパイロン
アルコールに夜を浸して
人格を持った午前2時半が笑う
倍速のサイレン
隷属の回線
俗欲にまみれて嘲笑のモンキーダンス
サブリミナル見惚れる猿の
ディストーションが響いてる
皮を剥いで骨を見せて
空っぽになるまで舐め回して
ハイエナたちはユートピアで
月が欠けるのを見てた
here comes tylants
未来を容赦なく奪う
善良な無関心を装って
最新型の終末論者
ラブアンドヘイト
ノイズを喰らえ
here comes tylants
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20240329
se-co @seico77 2024/03/29 (金) 18:10:49 Replying to @ojro_men こんばんは😊 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2024/03/29 (金) 14:54:54 Replying to @ojro_men おはようございます😊 同じくお腹空きました🈳 たこ焼き食べまーす🐙 micu🍀 @micu0309ver2 2024/03/29 (金) 14:40:06 Replying to @ojro_men おはようございます 午前中すごい雨風だったのに、雨 あられ @0416_haha 2024/03/29 (金) 14:16:34 Replying to @ojro_men こんにちは😊 お腹空きました〜 やっと昼休憩です 今日も良い日になりますように💕 🌸🌸🌸 Ayaka Oshikata @AyakaOshikata 2024/03/29 (金) 13:52:48 Replying to @ojro_men おはようございます☀ ちぃ(葵空) @chiivremio 2024/03/29 (金) 13:44:53 Replying to @ojro_men おはようございます✨ 今日は朝から雨ですね~! 美味しいもの食べてゆっくり過ごして下さいね✨ Alice @Alice6499530073 2024/03/29 (金) 13:36:44 Replying to @ojro_men おはようございます😄
年度末ですよ このメンツは変わりたくなかったぁ みーにゃん @minyan_3939 2024/03/29 (金) 13:27:34 Replying to @ojro_men お昼ご飯は焼きうどんを食べます🈳 おはようございます😇 ちはるん♪ @chiharu509 2024/03/29 (金) 13:14:44 Replying to @ojro_men おはようございます🐹🍵 🈳😇←それは空き過ぎでしょ😂可愛いぃなぁ🥹❣️ 🥗🍝🍣🍛🍜いっぱい食べて🤭 gash @a_kie_1123 2024/03/29 (金) 13:04:37 Replying to @ojro_men おはよーございます😊 お昼は、いただいた高級食パンってやつを食べました🍞😋 ☆じゅんじゅん☆ @junjun56o1 2024/03/29 (金) 12:45:06 Replying to @ojro_men おはようございます😃 ご飯食べすぎちゃって、仕事したくない気分です💤 momo @momochi039 2024/03/29 (金) 12:42:37 Replying to @ojro_men おはようございます😊 いいお天気☀️.° ポカポカです☺️🔆 しろ @shiro_kuro46 2024/03/29 (金) 12:34:27 Replying to @ojro_men おはようございます! そろそろ魚捌きタイムですかね? あんみつ彦 @anmitsuhico 2024/03/29 (金) 12:14:58 Replying to @ojro_men 抹茶あずきのランチパック食べております🍵🍞😚 おささん、おはようございます😃☀️ さとみ @remisato 2024/03/29 (金) 12:06:02 Replying to @ojro_men こんにちは(*´∀`*)ノノ☀
お腹ぺこぺこです(›´ω`‹ )ハラヘリ…… ももくるひめ @momokurumihime 2024/03/29 (金) 12:00:15 Replying to @ojro_men おはようございます☀ 何食べようかなー 𝓨𝓾𝓴𝓲* @yukiheartweaver 2024/03/29 (金) 11:58:20 Replying to @ojro_men 私もお腹空きました🈳 おはようございます🥰 きしめんRI-nem @rijooki 2024/03/29 (金) 11:51:09 Replying to @ojro_men おはようございます☔ 風つぇぇ〜〜🍃
ちょっと目を離してマッチ行ってる間にたまへいとディストーションが刺さりまくっていたぁ〜!!🤣🤣 くう間もん @kasu3iro 2024/03/29 (金) 11:49:00 Replying to @ojro_men おはようございます✨☔☔😆、🍽メニューは?🕛何でしょう☺️ 良い午後を🍀❣😋☕ sayaka @saya103 2024/03/29 (金) 11:47:39 Replying to @ojro_men こんにちは😊 朝より雨は小降りだけど、風強いです🌬️ hiroちゃん (ひろiro) @iro_one_iro 2024/03/29 (金) 11:47:08 Replying to @ojro_men すごい雨😵💫☔🌀🌀🌀 お昼は何を食べましょうか🍚 おはようございます😊 むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 1h Replying to @ojro_men 🈳の絵文字久々ですな(´∀`) 東京に向かってマース🗼 megmeg🐥🌸🐰 @megmeg_fblc07 2024/03/29 (金) 11:37:48 Replying to @ojro_men めっ〜ちゃお腹空いてる様子がよく分かる絵文字ですね😂👉🈳 おはよおさん🐥💓✨🍃🌀 くもうさぎ姫 @kumousagihime 2024/03/29 (金) 11:37:36 Replying to @ojro_men おはようございます😋🍚 くみくみ @kumikotakuro 2024/03/29 (金) 11:36:25 Replying to @ojro_men おはようございます😀 朝ご飯or昼ご飯 もりもり食べて下さい😁 yoshino @yoshino3996 2024/03/29 (金) 11:20:04 Replying to @ojro_men おはようございます😊 朝ごはん🍴もりもり食べてください。 久々の雨です&暴風🍃 まっちゃ @mattyasweets 2024/03/29 (金) 11:11:29 Replying to @ojro_men おはようございます☔️☀️🤧 remiofan @remiofan 2024/03/29 (金) 11:10:04 Replying to @ojro_men おはようございます🌧️ やっと週末です🙋 スマイルりん @FT_lovelysmile 2024/03/29 (金) 11:09:40 Replying to @ojro_men おはようございます〜 私も同じくでーす😋腹減った akko @akkoro_men 2024/03/29 (金) 11:07:08 Replying to @ojro_men おはようございます☺️ しろ @shiro_kuro46 2024/03/29 (金) 00:16:18 Replying to @ojro_men エースのイベント限定スキンも買うのお忘れなく〜
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Pedal Geeks Meeting 2024 Tokyoに出展します(予定)
2024年9月16日、東京都墨田区・すみだ産業会館で開催されるPedal Geeks Meeting 2024 Tokyoに出展予定です。ということで、今回メインで展示する予定のものをご紹介します(あくまで現時点の予定で、内容は今後適宜更新予定で���)。写真はいずれも試作機のもの。いずれも試奏可能な状態で展示する予定です。
なお、いずれもプリント基板単体を頒布予定です。キット/完成品についても数は少ないですが頒布用に持っていくかもしれません。もし興味のある方がいらっしゃったら事前にご連絡いただけると嬉しいです。
Nutube搭載多段増幅ハイゲインオーバードライブ
KORGの小型真空管「Nutube」を搭載するオーバードライブペダルです。オペアンプ入力バッファ→トランジスタによる差動増幅→真空管2回路を使った疑似差動増幅→オペアンプ出力バッファ、という4段増幅構成でディストーションに近い強力な歪みを生み出します。トーン回路はハイカット/ローカットを連続的に切り替えられる構成で、スイッチ切り替えでドライ音に歪み音をミックスして出力することも可能です。
詳しくはこちら。
オプティカル式コンプレッサー
1960年代に製作されたラック型コンプレッサー「LA-2A」にインスパイアされたオプティカルタイプのコンプレッサーペダルです。入力音の周波数特性をなるべく変化させずに、アタックと音量だけを変化させることを目指して設計しており、アタック部分を強調して音の輪郭をはっきりさせる効果があります。
詳しくはこちら。
パラメトリックイコライザ
1950年代に製作されたラック型パラメトリックイコライザ「EQP-1A」にインスパイアされたパラメトリックイコライザペダルです。現在基板設計中で、たぶん9月には間に合うはず……。
回路についての話はこちら。
そのほか雑多な制作物
エフェクターペダルではない制作物も一部展示予定です。
MIDI AUN(MIDI Switcher)
MIDI用のA/Bスイッチです。アクティブ設計でアクティブセンシング対応デバイスでも安心動作。万が一の時のためにボタン長押しでオールノートオフを送信する機能も搭載。
バーチャルエクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルの代わりとして使えるペダルです。ボタンを押すとペダルを踏みこむ動作、離すと戻す動作のような挙動になります。
デモ動画はこちら。
アクティブサーキット(エレキギター/エレキベース内蔵用プリアンプ)
2バンド/3バンド両対応のアクティブサーキットです。
エフェクター試作用ユニバーサル基板
いわゆるAタイプのアルミダイキャストケースに合わせて作成したユニバーサル基板です。上半分は2.54mmピッチの片面ユニバーサル基板で、下半分にはバイパスコンデンサと保護ダイオード、3PDTスイッチ、入出力ジャック用のパターンが配置されています。試作用と銘打っては居ますが堅牢な基板なのでワンオフでペダルを作る際にも使えます。
ただ、納品後にシルクパターン(文字表記)にミスがあることが発覚したため、その部分をシールで修正しての提供になります。そのため処分価格で頒布予定です。
ギター/ベース用モジュラーシンセシステム
モジュラーシンセをギター/ベースと組み合わせて利用できるように組み合わせたシステムも展示予定です。一部自作モジュールについては基板もしくはキット/完成品も頒布するかもしれません。
以上、よろしくお願いいたします!
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Axis’ Gear|ミヤ(MUCC) 配信ライヴ用にシステムを再構築!
MUCCの無観客配信ライヴ<~Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』>が、去る2020年9月20日に開催された。最初のリモート・ライヴも含めると今回で3回目となるオンラインでのライヴだが、サウンド・エンジニアも務めるギタリストのミヤは配信での音質にも一切妥協なし。これまで2回行なったライヴで改善点を洗い出し、配信用のシステムとしてさまざまな機材を再構築したそう。今回は取材班も新型コロナ・ウイルス対策を万全に特別に現地へ潜入、ライヴ機材を撮影させてもらった。
文=編集部 写真=星野俊(機材)、Susie(ライヴ)
今回の無観客配信ライヴ<~Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』>では、多くのギターが登場した。気になるサウンド・システムの前に、まずはミヤの使用ギターから見ていこう。
Guitars
Yamaha Revstar RSP20CR ルックスに惹かれて購入したそうだが、サウンド面も気に入り最新アルバム『惡』のレコーディングでも活躍したヤマハのRevstar RSP20CR。現在は6弦ギターのメインとして使っているが、今回はセットリストの内容的に登場する場面はなく、メイブリー・ギターズTLタイプのバックアップとして用意されていた。改造点はなく、オリジナルの状態で使用している。
dragonfly Border Custom 666
ドロップCチューニング用のギターとして用意しており、今回はアンコールで演奏した「ハイデ」、「TONIGHT」で使用された。本器はミヤが初めて入手したドラゴンフライ製ギターのうちの1本で、ダークで激しい音が特徴とのこと。続くトランス・ダーク・グリーンとはコントロールが異なり、こちらは一般的なボリューム&トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクター。
dragonfly Border Custom 666
ウォルナット・カラーのBorder Custom 666のサブとして用意された、トランス・ダーク・グリーンの同型モデル。コントロールがボリュームとハイ/ロー・パス・フィルターで、ふたつのミニ・スイッチは各ピックアップのコイルタップ用。ボディの意匠は友人のペインターによるもので、背面には近年のお気に入りブランド=アースクエイカーデバイセスのステッカーが貼られている。
Fender American Acoustasonic Telecaster
アコースティック・サウンドが必要な「月の夜」、「月の砂丘」で登場したフェンダーのAmerican Acoustasonic Telecaster。通常はポジション5の“コア・アコースティック”で使用し、「月の夜」のソロではポジション1のエレクトリック・サウンドを選択して演奏していた。ソロ中にはチョーキングする場面もあったが、弦はアコースティック用のブロンズ弦を張っている。
Fernandes TE-85
ミヤが高校生の頃に入手したフェルナンデスのTE-85。インディーズ時代から弾き倒してきた本器は、“ほぼビンテージのボディ”ということで、搭載されているEMGピックアップとの相性がどんどん良くなってきているそう。枯れたきらびやかなビンテージ・サウンドを最大限生かすよう、クリーン・サウンドが印象的な「流星」で使用された。本人曰く“手放せない1本”とのこと。
Hapas Guitars SLUDGE 727
近年ミヤがお気に入りのドイツ製ブランド=ハパス・ギターズ。本器は今回のライヴでメインとして活躍した1本で、2020年7月頃に入手した個体だ。TLシェイプで7弦のエクストラ・ロング・スケールは初代ハパス・ギターズと同様だが、リア一発仕様で音も硬質かつモダンな印象とのこと。今回はドロップGチューニング用として用意された。「惡-JUSTICE-」、「CRACK」、「World’s End」などで登場。
Hapas Guitars SLUDGE 727 Custom Shop Limited
Instagramでひと目惚れ、直接連絡すると“日本ではまだ売ったことないけど、送れるよ”と言われ購入したハパス・ギターズのSLUDGE 727。実際に弾いてみるとサウンドもミヤ自身とマッチし、メイン器となった。メイプル指板で“サンバースト・モデルよりクリーンな音”とのこと。ちなみに、前出のサンバーストが3本目のハパス・ギターズ・モデルで、2本目はサンバーストの6弦仕様をオーダーしたそう。
Mayones Regius 7
ポーランドを拠点に展開しているメイワンズのRegius 7。ミヤ曰く“ハパス・ギターズとは真逆で、すごくバランスが良い”とのことで、高音域から低音域まで分離感も良くきれいに出力されると語っていた。音も“ゴツゴツしすぎていない”ため明るめの曲で使用するそうで、今回は「My World」で登場した。ボリューム・ノブがはずされているのは、弾いている時に右手が当たってしまうため。
dragonfly EXL-7st
ミヤがdragonflyと共同開発したEXL-7st。2016年頃まで7弦のメインとして活躍していた本器だが、今回はハパス・ギターズのバックアップとして用意され、登場はなし。ボディはフレイム・メイプル・トップのホンジュラス・マホガニー・バック、ネックがメイプルで指板がローズウッドという材構成。メイワンズRegius 7と同様、ボリューム・ノブがはずされている。
MAYBURY Guitars Recycled RAM T-TYPE
イギリスのメイブリー・ギターズが手がけた、スチーム・パンクな見た目のTLタイプ。古材や廃材を活用した“アップスケーラー・ギターズ”というシリーズをラインナップしており、本器もそのひとつだ。ミヤはInstagramで見かけてデザインが気に入り、怖いもの見たさで注文したそう。古材を使っているからか、“めちゃくちゃビンテージの音がするんです”と本人も語っていた。
続いて、配信ライヴ用にアップデートされたというサウンド・システム周りへ。
PEDALBOARD SECTION
各セクションの内容は下にて詳述するとして、まずはボードの全体像をご紹介しよう。
クリスタル・ピアノが設置されたサブ・ステージ用のボード。
こちらがメイン・ステージ用のボード。左側のボードAを主軸に、右側のボードBを飛び道具的な用途でプラスしている。
テック操作用の拡張ボード。
ボードA(メイン・ステージ用①)
A1ーFREE THE TONE/JB-82S(ジャンクション・ボックス) A2ーFREE THE TONE/ARC-4(プログラマブル・スイッチャー) A3ーFREE THE TONE/EFS-3(EXスイッチ) A4ーJHS Pedals/Muffuletta(ディストーション/ファズ) A5ーJHS Pedals/Colour Box(コンソール・シミュレーター) A6ーMORLEY/Bad Horsie Liberty Wah(ワウ・ペダル) A7ーJ.Rockett Audio Designs/ARCHER(オーバードライブ) A8ーFREE THE TONE RM-1S(リング・モジュレーター) A9ーBOSS/DM-3(アナログ・ディレイ) A10ーBOSS/PS-3(ピッチシフター/ディレイ) A11ーJHS Pedals/Little Black Buffer(バッファー) A12ーEarthQuaker Devices/Disaster Transport SR(MODディレイ/リバーブ) A13ーBOSS/CE-1(コーラス) A14ーCooper FX/Generation Loss(Lo-Fiフィルター) A15ーMXR/M234 Analog Chorus(コーラス) A16ーGamechanger Audio/PLASMA COIL(ファズ) A17ーFREE THE TONE/PA-10G(プログラマブルEQ) A18ーSonic Research/ST-200(チューナー) A19ーFREE THE TONE/PHA-1(フェイズ・インバーター) A20ーFREE THE TONE/MB-5(MIDIスルー・ボックス)
ギターからの信号はジャンクション・ボックスA1を経由してスイッチャーA2へ。スイッチャーA2はEXスイッチA3でコントロールを増設し、各種ループをコントロールしている。まずファズ系を管理するセパレート・ループ8に入り、A4、A5を制御。ループ1にはワウA6、ソロ用のループ2はA7〜A8、ループ4がA9〜A12を経たのちボードBへ続く。ループ5はコーラス用でA13〜A15、ループ6がA16からボードBへ。ループ7にはプログラマブル・イコライザーA17で、必要な際にインサートする。ループ3はボードCのARC-53M(C1)へ。
ボードB(メイン・ステージ用②)
B1ーFREE THE TONE/JB-82S(ジャンクション・ボックス) B2ーBOSS/TE-2(エコー) B3ーBOSS/DM-2w(アナログ・ディレイ) B4ーDEMEDASH/T-120(MODエコー) B5ーEarthQuaker Devices/Afterneath(ディレイ/リバーブ) B6ーEarthQuaker Devices/Ghost Echo(ゴースト・エコー) B7ーGamechanger Audio/PLUS PEDAL(サステイン・ペダル) B8ーAnasounds/AGES(トレモロ) B9ーEarthQuaker Devices/Aqueduct(ビブラート) B10ーBOSS/PS-5(ピッチシフター) B11ーAnasounds/Spinner(EXペダル) B12ーJHS Pedals/Stutter Switch(ミュート・スイッチ) B13ーShin’s Music/Perfect Volume(ボリューム・ペダル)
こちらのボードBは、ボードAのスイッチャーA3のループ4とループ6につながっている。ループ4がA9〜A12からジャンクション・ボックスを経由してボードBのB2〜B7という順につながっている。ループ6は、ボードAのA16からジャンクション・ボックスを経由してB8〜B10と順に接続。B11はトレモロB8のEXPペダルで、演奏中にプロペラを蹴っ飛ばすと、回転速度に応じてトレモロのスピードを変えられる。残念ながら今回のライヴ映像には収録されていないようだ。B12はスイッチャーA3の前段に配置されたミュート・スイッチで演奏中の休みパートの際に踏む。
ボードC(バックステージ側)
C1ーFREE THE TONE/ARC-53M(プログラマブル・スイッチャー) C2ーVoigt-Kampff/Big Muff Mod(ファズ) C3ーEarthQuaker Devices/Sunn O))) Life Pedal(オクターブ・ディストーション) C4ーJ.Rockett Audio Designs/ARCHER Ikon(オーバードライブ) C5ーEarthQuaker Devices/Plumes(オーバードライブ) C6ーAnasounds/UTOPIA(アナログ・ディレイ) C7ーLeqtique/ProVoost(ブースター) C8ーGFI System/Specular Tempus(ディレイ/リバーブ) C9ーapi/TranZformer GT(プリアンプ/コンプレッサー/EQ) C10ーFREE THE TONE/ARC-4(プログラマブル・スイッチャー) C11ーFREE THE TONE/EFS-3(EXスイッチ) C12ーOne Control/Minimal Series AB BOX(ABボックス) C13ーSonic Research/ST-200(チューナー) C14ーKORG/Pitchblack Custom(チューナー) C15ーBOSS/FS-5L(EXスイッチ)
メイン・ボードAのスイッチャーA2のループ3にこのボードがつながっており、中央のC1を始点に各ペダルが制御されている。ファズ系としてC2〜C4、メインのクランチとしてC5、ディレイとリバーブとしてC6〜C8を用意。C9はラインの音に味付けをするために、すべての前段に入っている。スイッチャーC10はスイッチャーA2のスレイブで、テックが操作する。C2はイギリスのヴォイト-カンプフによるビッグマフ・モディファイで、見た目を気に入り購入。Bass、Trebleコントロールが追加されているほか、歪みのキャラクター調整、筐体ジャック側にある“メーターの針の振れ具合”を調整するツマミなど、ユニークな仕様だ。ABボックスC12はテックがチューニングする時に使用する。
ボードD(サブ・ステージ用)
D1ーShin’s Music/Perfect Volume Hybrid(ボリューム・ペダル) D2ーFREE THE TONE/JB-21(ジャンクション・ボックス) D3ーFREE THE TONE/ARC-53M(プログラマブル・スイッチャー) D4ーAnasounds/SAVAGE(オーバードライブ) D5ーEarthQuaker Devices/Disaster Transport(MODディレイ) D6ーBOSS/DM-3(アナログ・ディレイ) D7ーJHS Pedals/The VCR(ボリューム/コーラス/リバーブ) D8ーJHS Pedals/The VCR(ボリューム/コーラス/リバーブ) D9ーBOSS/TU-3s(チューナー)
クリスタル・ピアノが設置されているサブ・ステージ用のボードで、フェンダーのAmerican Acoustasonic StratocasterとフェルナンデスTE-85をつないで使われていた。接続順はまずボリューム・ペダルD1に入り、ジャンクション・ボックスD2を経由してスイッチャーD3、各ペダルをループさせたのち、D2を経由してKemperへ出力される。D3のループは、D4〜D8の順番どおり。D7&8のThe VCRは用途違いで使用しており、D7はコーラス用、D8はクリーン・ブースター&リバーブとしてかけている。��のボードではディレイやコーラスがおもに使われ、歪みは基本的にKemper側で設定しているそうだ。Acoustasonic StratocasterもKemperをDI的に使用しており、今回は“このアプローチがすごく良かった”と語っていた。
AMPLIFIER SECTION
続いてアンプ・セクションとして、ラック・エフェクトも含めて見ていこう。全体はメイン・ステージ用とそのバックアップ、そしてサブ・ステージ用という構成だ。メイン・ステージ側をA、サブ・ステージ側をBとして、まずはAを紹介する。
アンプ・セクションA
A1ーKEMPER/Profiler Rack(プロファイリング・アンプ・シミュレーター) A2ーBOSS/SE-70(マルチ・エフェクター) A3ーBOSS/SE-70(マルチ・エフェクター) A4ーDrawmer Electronics/DS201(ノイズ・ゲート) A5ーNEVE/3415X(マイク・プリアンプ) A6ーFURMAN/PL-PLUS DMC(パワー・コンディショナー) A7ーFREE THE TONE/ARC-53M(プログラマブル・スイッチャー) A8ーBOSS/OC-3(オクターバー) A9ーBOSS/PS-3(ピッチシフター/ディレイ) A10ーKEMPER/Profiler Rack(プロファイリング・アンプ・シミュレーター) A11ーBOSS/SE-70(マルチ・エフェクター) A12ーWarm Audio/WA273(ステレオ・マイク・プリアンプ) A13ーFURMAN/PL-PLUS DMC(パワー・コンディショナー)
以上がメイン・ステージ用のアンプ・セクションA。3枚目の写真に映るケンパーがバックアップ用で、写真1枚目のケンパーとほぼ構成を同様にセットアップしている。ポイントはA5やA12などのプリアンプで、このあたりが“ライヴならではの空気感”を演出する要素だそう。A7はアンプのセンド/リターンにつながれ、マルチ・エフェクターA2、ペダルA7〜8をループさせてプログラムしている。
アンプ・セクションB
B1ーKEMPER/Profiler Head(プロファイリング・アンプ・シミュレーター) B2ーBOSS/SE-70(マルチ・エフェクター) B3ーWAVERIDER/WR-81(マイク・プリアンプ) B4ーNEVE/1066(マイク・プリアンプ) B5ーNEVE/1066(マイク・プリアンプ)
こちらがサブ・ステージ用のアンプ・セクションB。フェンダーのAcoustasonic Telecasterを使用する時はケンパーをDI的に使用するため、B3〜B5といったマイク・プリアンプによる“演出”が重要になってくる。
2020-11-22
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2023.08.09
2012年に発足したカスタムエフェクターブランド
Crazy Rock'n' roll Effecter(以下、CRE)
主宰のTonnyは、ギターリストでありながら
レザークラフトもするし、コンピュータにも強い!
そんな器用な彼が手掛けるカスタムエフェクター群
個人的に、ビブラート系のArse Vibeが気になってて
その商品を提供して貰えるって事だったんだけど、
先日、行われたT-BOLANの五味さんのライブの時に
“スイッチャーで制御してたボードを組み直し
敢えて、直列で組み直したから、
歪み系のエフェクター探してるんだよね〜“
と、五味さんが言ってたので、
今、歪み形の新商品が好評のCREを紹介したのね。
ワイは揺らぎ系、五味さんは、歪み系を探してたトコ
色んな音資料を五味さんに、見て貰ったり、
聴いて貰ったりして、CREから五味さんに提供された
ディストーションの新商品 THE FOXY BLOW。
こちらは、今やビンテージのRATを基に、
開発されたディストーション。
長渕剛さんのギターを務めるichiroさんも使用し、
プロの現場で認められてる商品だ。
五味さんにも、気に入って貰って、
晴れて、T-BOLANツアーのボードに組まれました(^^)
五味さんからも、紹介してくれて、ありがとう!と
お礼が来ました(^^)
お互いが良い方向に進むのは嬉しいよね(^^)
そんなCREのTonnyが
先日の二子玉川Gemini theaterで行ったライブを
観に来てくれて、その時に頂いたのが
1番上の写真。
今や、長渕剛バンド、T-BOLANのサウンドを担うCRE
特にTHE FOXY BLOW(ディストーション)は
メディアに紹介され、いきなり注目されてしまい
物凄い発注が来てて、生産が追い付かない状態だったのに
二子玉川のライブに合わせて、持って来てくれたのだ
なので、シリアルNo.が…Kaz.sanとなってる…(笑)
このプロトタイプは嬉しいよね(^^)
忙しい中、作りたてホヤホヤを持って来てくれて、
オマ��にOver Driveも!
そして、お目当ての揺らぎ系のarse vibeもバッチリ(^^)
一気にCRE製品が増えて嬉しいね
そんなCREのサウンド、エフェクター群の解説動画を
五味さんがアップしてたよ!
youtube
こちらも、是非チェック☑️してね(^^)
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と思うと曖昧な値によってつくられたドットの円やただの正方形のようなものにも純粋なあたたかみがあるように感じられ、安定した幾何学体のざっくりとしたスケールやポジションというものに愛おしさすら感じられている(?)のにそこに加えて細かい値でディストーションをかけるや手書きで輪郭をぼかすというのはなんかあたたかさを誇張しているようにも思うようになってきたが、さすがに極端すぎるかもしれない。あくまで思想としてはそうでも表現的に親切ではないし、そのアウトプットが適切か否かはまたその都度の別問題ではある。
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絵画教室を演奏してみた
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チャンネル登録者数1000人を超えました!ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。takowasaです。
1000人という区切り故、さすがになにか弾かねばと思い、今回はASIAN KUNG-FU GENETATIONの『絵画教室』をカバーしてみました。 いや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~難し過ぎた!! 一応今回はライブバージョンではなくCD収録の原曲を耳コピして、原曲に忠実に演奏をしたのですが、聴けば聴くほどややこしいことをやっていて正直今までで一番難しかったです。。 特にTak山田氏のベースの難易度は凄まじく、おかずの部分にどえらいフレーズを持ってきていたりと明らかに私のキャパをオーバーしておりました。 ゴッチさんパートや建さんパートも弾き方によって格好良さが変わってくるようなフレーズが多々あり、録っては耳コピミスに気付いて録り直しまたミスって録り直し...と泥沼化しておりました。
ゴッチさんパート 設定はいつものゴッチサウンドで録音しました。MXRのディストーションとLesPaul SpecialのP90との相性はやはり良いものです。 演奏面で一番苦労したのはラスサビ前のブリッジミュートの部分です。原曲ではかなり細かく弾いていて、ピッキングする弦が飛んだりしていて右手が痛くなりました。あとは1番サビだけストロークが違うように聴こえたので聴こえた通りに弾いてみました。 聴きどころは2番サビ中盤の"ジャージャズクズクジャー"ってところですかね。ここだけは格好良くしたかったので気合入れて録りました。
建さんパート 設定はいつものキタケンサウンドで録音しました。 演奏面ではAメロのブリッジミュート部分が実は単音でスライドしているところと、ギターソロ後の謎和音フレーズが解析出来たのが良かったです。2013年のライブ版もDVDを引っ張り出して参考にしてみたのですが、かなり省略して演奏していたため全く参考になりませんでした。 サビが最も悩んだところで、1弦の開放弦の音が聴こえるのでアルペジオで弾いてみたところなんかやっぱり違くて、パワーコードに1弦の開放弦"E"を織り交ぜるという弾き方で落ち着きました。
幾度もの録り直しを経てやっと完成...と思ったら最後の最後、やはり今回も出てきた”ピッ���気になるマン”により、サビのリードフレーズは倍音出過ぎによる不協和音で修正不能と判断、Twitterで"お蔵入り~"とツイートしたわけです。(半分嫌気がさしていた)
※ピッチ気になるマンとは作業の最終盤に現れる神経質野郎。サラッと聴けば気にする人おらんやろというような細かいピッチのズレを検知し、警告してくる厄介な人物であり、あなたであり、私である。
そして2023年内にUP出来ず年を跨いで実家から戻り、年末の作業量を振り返ってこのままお蔵入りではあまりにも悲し過ぎる!と思い、弾き方を工夫してどうにか形にすることが出来ました。 次に何を弾くかはわかりませんが、きっと絵画教室よりは簡単に弾けることでしょう。それほど今回はテクニカルで難しかったです。
いつも選曲は衝動的に決めているのですが、どうやらリリースが古いほど聴いている回数が多いからか自分の中のハードルが上がるようです。フィードバックファイルはリリースから丸17年経っていて、今回の難易度を押し上げたんじゃないかなと思っています。。 一曲を集中してこれだけ聴く機会もなかなかないので、毎回発見があって楽しいのですが、最後には大変さが勝ってしまいますね。振り返れば楽しかったと思えてしまうのがまたニクイです。
いやー、登録者数1000人かァ。これもアジカンの人気のおかげですね。ちなみにチャンネル開設からは丸10年経ったようです。 これからも変わらず著作権等には配慮した上で投稿を続けていけたらと思います。アジカン好きが高じて始めた事なので、後ろめたさ無く好きって言えるように、大人としてちゃんとルールを守って好きにやっていきたいと考えておりますので、これからもよろしくどうぞ。 ちなみにYouTubeのContentIDには動画の頭から最後まで"原曲"と判断されました。特に公開制限がなかったのが幸いです。いつも数秒しか勘違いされないのになぁ...フフッ騙されたなァッ!
ではまた。
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