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yoshikoskz · 7 years
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”知っているということはどういうことなのか”を教えてくれる映画「黄色い星の子どもたち」(原題:”La Rafle”)
以下の記事は2013年8月17日付けでFacebookのノートに限定公開で書いたもの。 Billy Joelが2017年8月21日に行われたconcertで、Neo-Nazis に反対の意思表示をした写真を見て、表題にある映画を思い出したので、こちらで公開することにした。 1942年7月16日~17日に起きた、ヴェ ロドローム・ディヴェール大量検挙事件(Rafle du Vélodrome d'Hiver)を扱った映画「黄色い星の子どもたち」がBSの洋画専門チャンネルIMAGICA BSで放送されるのを知り、休止していたこのチャンネルと再契約して録画して見た。
最後まで見通すのに3日。
見終わってから半日はさまざまなことが思い出され、ちょっとし たことで泣いてしまうほど。 
この事件について知ったのは、1977年冬。当時はParisにいて、たまたまつけていたてTVで、この事件を扱ったドキュメンタリー映像+ドラマが放送されているのを見たからだった。
その冒頭のシーンは、今でも忘れることができません。第二次大戦直後、ナチスの協力者として丸刈りにされた複数の女性が街を歩いているというもの。(このドラマを見た数年後の大学時代にこの映像はRobert Capaが撮影した以下のページ向かって一番右の下から3番目の写真
http://www.magnumphotos.com/C.aspx?VP3=SearchResult_VPage&VBID=2K1HZOUT2VV77#/SearchResult_VPage&VBID=2K1HZOUT2VV77&PN=1
を実写化したものだったと知ることになります。)
10代でTVドラマの力を借りたとはいえヴェ ロドローム・ディヴェール大量検挙事件を知ったことは、少し大げさな表現かもしれませんが、確実に、それ以降のわたしの人間性の「骨」つまり、何を幸福と感じ、何に怒りを感じ、どういう人間でありたいのか、ということの基礎になり、自分自身の価値観が変わり、進学した大学も、それ以降の進路も、そして出会う友人たちを決めた、と、当時のことを、振り返えった今、思う。

映画「黄色い星の子どもたち」を見て、最初に思い出したのは、今年で出会ってから20年になる親友のドイツ人女性のことです。 彼女の母方の親類はナチスの迫害を受けていて、父方の伯父にあたる後年神父さんになった方の父親は 反ナチス活動家だったにもかかわらず、終戦の翌日、あろうことか、ナチスの協力者の家と間違われ、家のドアを開けた瞬間に連合国側の警官射殺されたという。。。そういうbackgroundを持っているのです。
彼女がこのことを話してくれたのは出会ってすぐの頃でしたが、その締めくくりの言葉だった
「ナチスの台頭と大量虐殺を許してしまったことを、悔いている。だからどんなこことがあっても同じ愚かな行為をしてはならない、と、心に決めている。」
を、わたしは、一生忘れない、と、心に決めたのだった

以前にも、Oliver Stone監督が来日し日本にも『まだ語られていない歴史』がたくさんあるだろう。戦争被害の実態とともに加害の事実にも関心を向けなければいけない。」と発言したという記事を投稿した際に書きましたが、一部の日本の政治家とその支持者の中には日中戦争〜太平洋戦争という”戦争の歴史”について、日本が”加害者”なっている歴史を明らかにしようとすることを”自虐的”という言葉で否定しようとする。わたしは、こういう政治家とその支持者にはずっと強い違和感を持っているので、以下のように問いたい:
「黄色い星の子どもたち」という映画を撮った監督、出演者についても、あなたたちは、”自虐的”だと言えるのか?と。
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yoshikoskz · 8 years
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坂本は、人間に対してシャイな訳ではない。ひょっとしたらピアノにシャイになっているのかもしれない。
坂本龍一著「坂本龍一時には違法—SELDOM ILLIGAL 」文庫版村上龍による解説 より (via yoshikoskz)
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yoshikoskz · 8 years
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異質な人々への理解より同質の集団への帰属意識が優先されてきたからであり、また自らの伝統を外から眺める視点を持てなかったからだろう。『資源としての伝統』----村上龍」
「カンブリア宮殿」2016年2月18日放送分 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20160218.html
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yoshikoskz · 9 years
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坂本 龍一/真鍋 大度「センシング・ストリームズ―不可視、不可聴」新国立美術館再び!
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yoshikoskz · 10 years
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日本にいる限り、制度の中の親子、夫婦、会社の上下関係、あるいは仲間意識といったものの中で話は収まってしまう。努力して相手にわかる言葉で、説明する必要なんかないんだよ。 そういう意味では、もともと外交能力がそだたない土壌なんだ。外交というのは、違う言葉、違う価値の人間とどうやって共通の土俵で話し合いをするかということだから。
村上龍著「龍言飛語」p 158
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yoshikoskz · 10 years
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真夜中の美術館をこっそり覗いてみたよ | roomie(ルーミー)
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yoshikoskz · 10 years
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yoshikoskz · 10 years
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ryuichi sakamoto opera life 1999 DOCUMENT LIFEより
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yoshikoskz · 10 years
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『GOLD 6月号』「GOLDな男~今この人に会いたい」は坂本龍一さん。kindle版入手
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yoshikoskz · 10 years
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昨日無事入手したカラーリコーダー。予想したよりいい音♪
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yoshikoskz · 10 years
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今日のおやつ。食べ過ぎには注意!
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yoshikoskz · 10 years
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今日4/22は、Earth Day. Earth Dayといば、2001年7月28日付け「朝日新聞」の切り抜き。坂本龍一(音楽家)×村上龍(作家)  『CULTURE』---美しい地球を「欲望する」
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yoshikoskz · 10 years
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坂本龍一ELEPHANTISM DVD発売時ダメもとでプレゼントに応募したら当選して貰ったマサイの棍棒。
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yoshikoskz · 10 years
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yoshikoskz · 10 years
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yoshikoskz · 10 years
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yoshikoskz · 10 years
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