tgmssk-works
ツ+ミ/塚越宮下設計 | WORKS
28 posts
TSUKAGOSHI  MIYASHITA  SEKKEI
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tgmssk-works · 2 years ago
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龍宮殿サウナ  
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山形県鶴岡市の老舗旅館、亀や別館の改修。
2004年に客室と広間からなる2階をバンケットホールとして改修し、今回その1階を浴場・サウナとすることとなった。
大正11 年に建てられたこの木造建物は海に面した山肌に立ち、日本海から吹き付ける厳しい風や、山からの��気に長年曝され痛みが激しかった。そのため今回の改修では使い方を更新するだけではなく、地震や海風、山からの湿気に対する性能を改善することが求められた。建物南側の貸切風呂が残っていたエリアと、日本海への眺望が開けた北側のエリアに浴場、サウナを2 ヶ所計画し、その間を脱衣室やラウンジ、外気浴のできるインドアテラスとした。これによりエリアで男女を分けるだけでなく、時間帯で男女を分けた施設の一体利用もできるようになっている。
北側のエリアには海に沿って奥行き1 間の縁側がかつて存在したと言う。その名残で境目に当たる場所には古い柱が並び、その上部が梁と桁の継ぎ目となっていた。山側にサウナ室を、海に沿って浴槽を計画することでそれぞれの場所から海への眺望を確保しようとすると、既存の柱が水に浸かってしまう。そのためこの柱を撤去し、海側と山側の両脇から斜めに部材を渡し2階の床を支えることにした。そしてこの三角形のトラスを反復させ耐震性と耐風圧性を向上させている。また地面の湿気から建物を守るため新たにベタ基礎を打設した。そして新設する柱が水に掛からない様、浴場の計画に合わせ基礎を立ち上げ、そこにアンカーを打つことで既存布基礎と一体化させている。その結果、海に面した浴場は木造トラスと地面から立ち上がる基礎の間に挟まれた空間となった。
今回の工事で解体を進めていくと海に沿った長手の桁に木造トラスが使われていることが分かった。これは恐らく大正11 年に新築した際、スパンを飛ばして海への眺望を確保するため設けられたものだと思われる。またこの建物の屋根は大きなトラスでできている。これは昭和28 年に陸屋根を切妻へと改修する際、2 階の広間に柱を落とさないよう工夫したものだと考えられる。このようにこの建物はトラスという形式を活用することで、海への眺望や広く自由に使える空間を獲得し100 年という時代の変化に耐え、様々なかたちで使われて来た。この建物に見え隠れするトラス形式はその力強さを象徴している様だった。そして今回の改修では、更に1 階に木造のトラスを挿入することで構造性能とその象徴性を強化したと言うことができる。今回の改修により、海と山に挟まれた過酷な環境であっても更にこの先100 年を力強く生き抜いてくれることだろう。 商店建築2024年11月号 掲載
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tgmssk-works · 2 years ago
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根曲杉のパビリオン  
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2025年日本国際博覧会 休憩所他 設計業務 プロポーザルの最終候補案。
  20世紀の建築生産は、ひとつ一つが個性的な素材を標準化•均質化するよう加工し、世界に流通させることで、どこでも同じく建設できるよう力が注がれて来た。それは世界の目まぐるしい発展を後押ししたが、その裏では特定の地域の素材が大量に採取されている。そしてその偏りは長距離輸送に伴うCO2の排出や特定の地域の生態系の破壊を引き起こし、持続可能ではないことが分かって来た。それに対しこれからの建築生産は、其々が身の回りで得られる素材の形や大きさをあるがままに活かした個性輝くものであるべきではないだろうか。
杉は日本各地に生息する固有種でもっとも造林面積が広い。中でも豪雪地帯では雪の重みで根元が曲がり、規格化された真直ぐな製材を得ようとすると歩留まりが悪く価値が低いとされて来た。しかし加工形状を個別に設定できるデジタルファブリケーションを用いれば、この形をあるがままに活かすことができる。
まず根曲杉の根本を、曲りと平行にバンドソーで切り板材を得る。それをCNCで加工し、根曲がり杉の曲面が露れた短い張弦材と胴縁を切り出す。そしてこれらを繋ぎ、相持ち梁の大屋根と楕円の壁面からなる建築をつくることにした。小屋組では、大きな曲げが掛かる部分に樹齢が永く背が高い材を、殆ど曲げが掛からない部分には若く背が低い材を用いる。壁では、樹齢が永く幅があるものをベンチや横ルーバー、竪ルーバーといった構造以外の役割を兼ねた部材として活用することにした。
そうした素材の特徴を活かしてつくられる建築 = 根曲がり杉のパビリオンを通して、これからの建築のあるべき姿を提示しようとした。
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tgmssk-works · 3 years ago
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亀や 廊下改修  
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                        湯浜温泉 亀や廊下の改修。 棚、建具、照明シェードに波板を、サインに波板の断面を用いることによって日本海の波の揺らぎを表現した。
photo : @mirinakayasuaki 商店建築2024年11月号 掲載
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tgmssk-works · 3 years ago
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亀や 宴会室改修
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                                    浜温泉 亀や宴会室の改修。 テーブルを海側の壁から片持ちさせ、日本海から連続するかの様に計画した。 壁仕上をスレート波板の裏使いとし、夕焼けを模して染めたカーテン掛けることで、日中、夕焼け、夜間と光の状態により異なる表情が現れる。
カーテン : onder de linde
photo : @mirinakayasuaki
商店建築2024年11月号 掲載
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tgmssk-works · 3 years ago
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亀や 客室改修
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                              湯浜温泉 亀やの築40年を超える内装の改修。 目の前に広がる日本海の風景とそこに沈む夕日が映えるよう、海側の2/3は既存を生かしグレーに統一した。また既存押入れを浴室としその開口から海が見えるになっている。モノクロとなりフォルムが浮き上がった内装は、頭の中で色彩豊かな40年前の内装を想像させ、現在と過去が同時に存在する部屋となった。 photo : ©morinakayasuaki
商店建築2024年11月号 掲載
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tgmssk-works · 3 years ago
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アパートメントS  
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                                                                    Photo : © Jumpei SUZUKI      都内に建つ小さな集合住宅。コロナ以降、人が集まり空間を共有することに不安や後ろめたさが付き纏う様になった。そうした中、見ず知らずの者が同じ建物に住まうことにどの様な価値を見いだせるだろうか。  約80m2の敷地に3つのフラットと駐車場が納まるボリュームを検討すると地下1階、地上2階の建物となり、下階ほど通風や採光条件が悪くなる。そこで下階の天井を折り曲げ、それに沿って開口を配置することで偏りを和らげることにした。そしてこの折れ曲がり、上の階に喰い込んだ床を前提に上階のプランを考えた。  作業場となる地下では西側の小道に沿って横長の開口を設け、1階ではそれをダイニングや洗面、キッチン、デスクが並ぶロングカウンターと���み替えた。また住戸となる1階ではプライバシーに配慮し、隅切りから十字路やT字路に向けて天井を折り曲げて開口を設け、2階でそれを窓台やソファベンチとして読み替えている。  この様に、下階の切実な求めから導かれた個性的なプランと向き合い暮らしを再構成することが、上の階の生活に新たな発見をもたらしてはくれないだろうか。そうした躯体を介した関わりもまた、集まって暮らすことの豊かさと言えるはずだ。 2022 AZ Awards 入賞     This is an apartment complex that has 3 flats and a parking lot. After covid-19, we feel the anxiety of sharing space with others.  Even in this pandemic situation, what is the value for residents, who don’t know each other, to live in the same apartment? The apartment consists of 1 basement and 2 stories and is compact to leave space for the car parking on the 84.51m2 site. The lower flats on the basement and ground floor have the worse light and wind conditions. Therefore, it is tried to reduce the inequalities by bending the ceiling to a certain angle and planning a large high window beside the bent ceiling. The basement is the studio for the owner. It has a bend in the ceiling and wide and tall high window along the western street. This creates a comfortable studio with a lot of indirect sunlight from the west. And the ceiling in the east is also bent to create the entrance of the basement. The ground and first floors are supposed to be apartment units and the positions of the windows in these units are decided by considering the privacy of the residents. The ceiling, which contributes to the positions of the windows and the privacy of the residents, is bent in the northwest and southwest corners on the ground floor and the tall high window in the corners faces to each crossing points outside. Especially the window in the southwest corner, where the space narrows, sticks out and becomes a bay window to expand the interior space. The floor plans of the above residential floors were designed subject to the existence of the bent floor slabs. The existence of those floor slabs creates unique spaces in the above floor. On the long sloped floor slab in the ground floor, there has been put a countertop and it has become a long multi-use fixed furniture piece. It is a row of a table, a wash place, a kitchen, a desk and a shelf. However, on the first floor, the bent floor slab in the northwest corner has become the back of the sofa-bench and in the southwest corner the bent floor slab has become a large windowsill. Life of the residents is mostly around the corner windows. What is more, the bent ceiling of the entrance of the basement makes difference of the angle in the outside stairs. And that creates terraced steps with low slope in the upper part. The bend ceiling slab of the lower flat appears in the above floor and affects way to live for the resident there. We believe the interaction between the residents through the bent floor slabs make the life in this apartment rich even after covid-19.
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tgmssk-works · 3 years ago
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南麻布の幕屋
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写真 : 長谷川健太
オフィスの上に集合住宅が積まれた複合ビルのファサードとエントランスの改修。 この一帯はかつて徳川綱吉の離宮があった場所で、北側にはお寺が点在する閑静な住宅地が広がっているが、南側は明治通りと首都高速があり騒然としていた。そこで南側の環境を和らげると同時に、点在する寺院と共に街並を形成していくことができないかと考えた。
既存建物のアプローチは2層吹き抜けとなっていたが、その中央にガラス間仕切と入口があり屋内外に中途半端なスペースができていた。そこで入口の位置を吹抜けの端まで後退させ、少し過剰とも言える大きな軒下をつくり、敷地境界に沿って木製のスクリーンを掛けることにした。
このスクリーンは60mm���の桧材にM6の寸切りボルトを2列通したユニットを2階床梁から吊るし、それにM6寸切りボルトを横繋ぎしてできている。桧は寺院で良く使われている木材で耐久性が高いく、角材をボルトで編み込んだ裏表の無いつくりは風圧に対して十分な強度をもち、街路にも屋内にも美しい表情を見せてくれる。奥行き100mmに調整された角材はスクリーンとの距離や視線の向きによってその透明性を変化させ、車通りの多い南側の風景を様々な形で抽象化する。
こうしてできた建物と木製スクリーンに挟まれた空間を「幕屋」と名付けることにした。幕屋とは「幕を張ってできた小屋」を語源とする言葉で、そこから派生し演劇の開始を待つ「楽屋」や「簡易な神殿」を表すようになった。建物のアプローチに挿入されたこの幕屋は、オフィスや住人を訪ねた人が約束の時間を待つ場所であったり、近所を散歩する人が一休みできる小屋のような場所であるだけでなく、神殿のように神々しい光を落とす場所でもある。都心を歩いているとどこもかしこも機能に埋め尽くされ何かをしないとそこに身を置けないかのように感じることがある。そうした中、スクリーンによって抽象化された風景をただ眺めたり、神々しい光を浴びるだけの場所があっても良いではないか。そうした余白がこの街に冗長性や豊かさをもたらしくれるはずだ。
第24回 木材活用コンクール 木材活用賞 受賞
Lumber Curtain in Minami Azabu
This is a renovation project of the complex building's entrance. The existing entrance hall consists of 2 stories atrium, but the glass partition divides the atrium inside and outside, and the atrium spaces become halfway size. Then the glass partition is setback to the edge of the atrium to have an open space along the street.  And there is the screen along the Meiji street to protect the space from the heavy traffic and strong southern sunlight.
It is thought that the screen should compose the landscape with old temples, that is dotted along the street, and it should be seen esthetically not only from outside but also from inside. The screen consists of cypress lumber and M6 stainless rods. A cypress lumber is often used in old temple and has deodorant effect for the car exhaust. Vertically, two lines of rods penetrate the lumbers and the horizontal rods connect each columns. The composition gives it no hierarchal appearance, without front and back, and enough strength to resist wind pressure and transmits adequate sunlight to the space.
The folded shape and delicate atmosphere make it like curtain made of lumber. The lumber of 100mm depth and less represented rods appear different according to the eye direction and the distance to the screen.
Special prize in the 24th wood utilization competition
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tgmssk-works · 4 years ago
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杉並のアパートメント  
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駅に程近い密集した住宅街に計画した賃貸5戸+オーナー住戸2戸の集合住宅。 ���地���辺は細い路地が巡り、通りからすぐのところに外壁一枚隔ててそれぞれの生活があるような住宅地である。親密さを感じる一方で、積極的に住宅を開きたくなるような景色や自然がある訳ではなかった。もし片廊下型のように道路側の開口のみに頼る住戸にすれば、この掴みどころのない風景に開くか閉じるかの2択になってしまう。そこで、容積的には3階建てで納まるところ、4階建てとすることで斜線をかわしながら隣地から引きをとり、道路側以外の3方向にも開口やバルコニーをもつ不定形なボリュームとした。たとえ小さな住戸でも、環境に対して多様な接点を持つことで、居住者の生活の豊かさにつながると考えた。 結果として、路地のような通路が巡り、それぞれ異なる間取りをもった住戸が垣間みられるこの住宅は、さながら小さなまちのような佇まいとなった。
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tgmssk-works · 4 years ago
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世田谷のアパートメント  
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          緑地や公園が点在する住宅地に計画した21戸の集合住宅。 敷地周辺には駅に近いながらもゆったりした庭つきの屋敷が多く残っている。ここでは庭に囲まれ、光や風が感じられる暮らしが相応しいように思われた。まず建物を3層に抑えることで斜線制限をかわして、敷地全体に分散配置することにした。条例で決められた最低限度の床面積25㎡で7棟に分割して周囲からの採光や通風を確保する。建物どうしの余白は窓先空地や避難通路を兼ねたアプローチの庭となる。各住戸のプランはワンルームでありながら、開放的な土間スペースと奥まったフローリングスペースを併せもっていて、庭に対して<開/閉>を選択しながら生活することができる。集合住宅でありながら、庭つき戸建て住宅に住むような豊かさを獲得できればと考えた。
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tgmssk-works · 5 years ago
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▲三角柱  
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Photo : © Jumpei SUZUKI
 
 
シェアハウスの家具として考案したユニット家具。 シェアハウスでは個人から数十人のグループまで様々な人数単位での使用が考えられるため、形状は組み合わせで色んな多角形��できる正三角柱とした。それにより、つくり方も板材で構成して開きを抑えられれば形状が安定するので、仕口などのディテールも不要となり、素人でも簡単に組立てできる。開きを抑えるベルトには荷造り用のラッシングベルトを使用し、ほどけば容易に板材に戻すこともできる。ユニットのサイズは、側板を横使いすればスツール、縦使いではテーブル、2段積みではカウンターというように、同じ形状で様々な用途に対応できるような設定としている。天板・側板の切り出しには木工用CNCルーターを使用し、図面データはARCH-ABLEのサイトで公開している。このプロジェクトに限らず、イベントやアウトドア、災害時の仮設など、このような家具を必要とする多くの人に利用してもらえればと考えた。
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tgmssk-works · 5 years ago
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大島のシェアハウス  
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Photo : © Jumpei SUZUKI 
  
築45年の社員寮を90戸のシェアハウスに改修。 すでに耐震改修済みだったため躯体には手を加えず、仕上・防水・設備機器等の更新を行なった。改修予算を設備に回すため、共用部は天井材・床材を解体することで現れたパッチワークのような型枠の痕跡や、大理石のような床用接着剤の跡など、既存躯体のテクスチャをそのまま仕上として活かしている。それらの素材感に負けないように、新たに挿入する素材には有孔ラワン・コルク・OSBなど質感の強いものを使っている。またサイン計画では、更新性・拡張性を考慮して、ホームセンターで手に入る材料とレーザーカット等のデジタル工作機を使って素人でもDIYできるデザインとしている。デザインスタジオbananaによるデジタル加工に特化したARCH-ABLEフォントを使用し、実際にTechShopTokyoにて加工された。
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tgmssk-works · 5 years ago
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銀座のサテライトオフィス  
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Photo : © Jumpei SUZUKI
 
 
 
 
IoT開発のためのサテライトオフィスの計画。
昨今、既存の様々な製品やサービスとITが融合することにより、管理の簡略化や情報の見える化が実現されている。そうしたIoT開発の場では、分野の枠に捕われない柔軟な発想が重要視されていて、この計画でもそうした発想を刺激する場所づくりが求められていた。
また限られた面積の中に、状況によって数の変わるプロジェクトスペースやフリーの作業スペース、リフレッシュスペース、時折開催するイベント用スペース等、様々な利用が想定されていた。そこでIoT開発の精神にのっとり一般的な内装材の適正を一度疑い、仮設舞台や農具、構造材など他分野の材料を転用しながら、状況に合わせて利用を変えられる設計をおこなった。
例えば、プロジェクトブースの間仕切として設けられたホワイトボードの芯材には断熱材を使い、軽量化して一人でも脱着し易いようにした。そして、テーブル脚はアルミ製の折畳ステージや農業用台車を利用し、ネコ車に植栽を敷き詰めることで、イベント時に折畳んだり移動して、一室空間として使えるように考慮した。
エントランスのレセプションカウンターは奥行きの異なるスチール角柱を積層させてエントランスのアイキャッチとする一方、コーヒーブレイクに使用するコンディメントを収納できるようになっている。そして会議室の照明はボール球を束ねてシャンデリアの様に見せ、来客が訪れるスペースを少しでも豪華に見せようと考えた。
横浜と新橋を繋ぐ鉄道が敷設された明治以降、銀座は最先端のものが集まる場所として繁栄し、様々な価値がぶつかるなかで新しいものを生み出してきた。そうした銀座のように、これまで突き合わされることのなかった様々な分野の素材や、IoT開発の中で持ち込まれるプロトタイプの偶然の隣り合わせが、少しでも開発の後押しをしてくればと考えている。
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tgmssk-works · 5 years ago
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ARCH-ABLE
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建築家が生みだしたデザインのデジタルデータをアーカイブし、CCライセンスの下に公開するウェブプラットホームの設立。
今日では建築業界においてもデジタルファブリケーションが活用されることが珍しくなくなった。 従��の建築は、建築士が2次元の図面を描き、それを元に職人が施工するというプロセスだったののに対し、デジタルファブリケーションでは3Dデータを元に機械加工を行うため、従来よりも特定のデザインの再現がし易くなったと言える。
近年、空き家の増加や地域産材の活用など様々なもののデザインが必要な場面が増えているが、相応の人件費のかかる建築家やデザイナーが関われるプロジェクトは決して多くない。
そこで特定のプロジェクトの為につくられたデジタルデザインのデータをアーカイブし、CCライセンスの下にダウンロード・製作できるようにすることで、デザインが求められる様々なシーンで活用できる環境をつくろうと考えた。
現在10組の建築設計事務所、大学研究室がデータを公開し、活動をとりまく法的責任や建築家の社会性の拡張、マネタイズなどプロジェクトを取り巻く様々な課題について定期的に議論を重ねながら活動を続けている。
https://arch-able.jp/
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tgmssk-works · 6 years ago
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南麻布のフラット  
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Photo : © Jumpei SUZUKI
 
  
バブル時代の贅沢さの転換
  
オフィスの上部に集合住宅が積まれた複合ビルの住戸3室の改修。 敷地はかつて徳川綱吉の離宮、白銀御殿があった場所で周囲のフランス大使館や光林寺、北側の閑静な住宅地には緑が溢れその面影を残していた。建物はバブル時代に設計されたもので、日影規制の取り扱いや排水勾配の確保のために天井裏や床下に大きな懐が設けられていたり、見切りにモールディングが多用された贅沢なつくりをしていた。そこで建物に見え隠れするそうした贅沢さを、今日の感覚にあったものへ転換できないかと考えた。
  
まず天井裏に大きな懐のあるテラスに面した住戸の約1/3の床•壁•天井を解体し高さ4mのドマを設けた。剥き出しになった断熱材をアルミ遮熱シートで覆い北側からの間接光を乱反射させ、室内とは思えないような高さと明るさが周囲の開けた環境との一体感をつくりだす。そして残りの2/3は既存の内装を活かした改修をおこなった。扉のモールディングはその形を転用し部屋番号を表すサインとし、傷みのひどい把手は既存のものをスキャンし3Dプリントしたものへ付け替え素材感をずらしている。こうした操作により新しさと古さを兼ね備え、時間の蓄積を感じさせるものへと転換しようとした。
  
実際に改修を行った一室にはアパレル店を経営する夫婦が住み始め、ドマに客を招き新作を紹介する食事会をおこなっているという。辞書によれば「贅沢」という言葉はふさわしい程度を超えることを示す。近代の集合住宅は間取りや寸法、素材の標準化を押し進め、実用面からそのふさわしい程度を定めてきた。しかしそうしたものを逸脱し贅沢さを許容することによって、近代の集合住宅が排除してきた働くことや知人を招き入れることと混ざりあった豊な暮らしの受け皿となったと言えないだろうか。これからの住戸にはそうした贅沢さが必要とされている。
 
 
新建築 2019年2月号掲載
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tgmssk-works · 6 years ago
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ウベ•エンガワサイクル•ネットワーク
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                    宇部市「まちを楽しくするストリートファニチャーデザイン」での入選案。
計画地周辺は、真締川沿いや、UBEビエンナーレの歴代彫刻作品、村野藤吾による建築、力強い工場地帯の風景など魅力的なスポットが点在していた。そこで縁側のついたレンタルサイクル=「エンガワサイクル」を設置することで、こうした風景を借景とし市民が主体となって、街中にパブリックスペースをつくりだせるよう提案をした。
The selected project of a competition: Street Furniture Design in Ube City
Attractive spots such as “Shin Kawa River”, “UBE Biennale`s successive art sculptures”, Togo Murano`s famous architecture buildings, and scenery of an industrial district are existed in surrounding area of the project. In fact, utilizing the spots as a part of the project main scenery, the project of “The Rental Cycle”(loading a cycle with a compact roof) = “The ENGAWA Cycle“ supports residents to create public spaces in their city of Ube.
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tgmssk-works · 7 years ago
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木曽町役場本庁舎 プロポーザル案
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「木曽町役場本庁舎設計プロポーザル」で12選となった応募案。
中央に川が流れる木曽では、古くから橋が重要な役割を担っていて、これをつくる木曽大工の技術は全国に名を馳せて来た。そうした歴史に敬意を払い、木造の大橋で用いる迫持アーチを応用し、小径材を組み合せてできるフレキシブルな無柱空間の庁舎を提案した。
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tgmssk-works · 7 years ago
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大きなガレージの家  
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世田谷区の住宅地に建つ、若い夫婦と子供と2台の車のための木造3階建て住宅。
この住宅地では、多くの家がシャッター付きのビルトインガレージを備えていた。敷地面積が限られる都心の住宅地では、ビルトインガレージをもつ住宅は、採光や風通しの条件が悪い敷地の奥に居住空間を置かねばならず、また前面道路に面して開口を設けたとしてもカーテンが常に閉じられ、開口として機能しなくなってしまう。このプロジェクトではガレージ付き住宅の形式を刷新することで、この住宅地で反復して建てられるガレージ付き住宅に新しい可能性を示そうと試みた。
まず隣地の庭に面した北側をアプローチにして、建蔽率・高度地区・日影規制で建築可能な最大のボリュームを配置した。それから思いきって建物の道路側半分を吹き抜けのガランドウにして、残り半分を3階建ての居住空間とした。 ガランドウのホールには、道路側に建物の幅いっぱいの大開口と、開閉式のトップライト、大きなハイサイドライト、引き違い窓を設けることで、ガレージでありながら、そこに面する居住空間に対して広がりや通風、採光を与える。またホールが居住空間と前面道路との緩衝帯にもなるため、居住空間を開放的にすることができた。ホールのインテリアは、いわゆるガレージ的なものではなく、木の梁が露出した天井やシャンデリアのようなペンダント照明、タイル風の目地を入れた土間といった、リビングの延長として見えるものとした。準防火地域の木造3階建てであるが、施行令136条の2を利用することで、燃えしろ設計とすることなく、梁を現しとしている。このプロジェクトでは、小住宅においてネガティブな要素になるガレージを、あえて不釣り合いな大きさのホールにすることで、住環境を良好に保つとともに、住み手の暮らし方の可能性も広げた。実際、クライアントはこの住宅に住みはじめてから、収集したアートをホールに展示しはじめ、ホールはギャラリーとしての役割も帯びてきている。
共同設計 : Keitarchi
 
写真 : 長谷川健太
 
ArchiDairy 掲載
House with large garage
This house is located in a residential area in Setagaya-city and designed for a married couple, their child and their two cars. Though this residential area is located in city center and transport there is convenient, many of the residents have cars parked in built-in car garages with shutters. Since houses in Japan are often built in narrow sites, typical houses with built-in garage have their living space back of the garage where lighting and ventilation condition is inadequate. This project aimed to reform the form of houses with garage and to show new possibility to them which are built repeatedly in the area.
This house has a wellhole-style hall on the road side; back of the hall is three-story living space. The hall has a wide opening to the full toward the building frontage on the road side, openable top lights, a large high side light and a double sliding window. This hall is used as a garage and provides expanse of space and improve lighting and ventilation condition of the living space. The hall works as a buffer zone between the living space and the street. The hall has living space-like interior not typical garage-like finishing; ceiling with exposed Oregon pine beams, chandelier-like pendant illumination fixtures, dirt floor with tile-like joint.In this project, a garage which is usually considered as a negative element in a small house, is enlarged and designed as a hall to improve the living condition and expand the possibilities of how the residents live in this house.
In fact, the client is decorating paintings in the hall and it has started to work as a gallery.
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