#sdfringe2017
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SDFRING2017「The Complete HISTORY of THEATRE」
Enterprise Theater presents
コメディで送る「完全版演劇の歴史」。ある劇場の歴史とかなのかと思いきや、ギリシヤ悲劇に始まって、ローマから現代劇に至るまでの歴史をコントでお届けするショーでした。
歴史的な位置の紹介や、それぞれの演劇の特徴をかいつまんで解説し、それをたった4人の役者でコントでお届けするというスタイル。日本の歌舞伎も紹介。
演劇学校なんかでは習うんじゃないかと思うんだけど、演劇の6要素を紹介し、その後後半は怒涛の「一瞬で紹介する名作劇場」の始まり!
オペラ座の怪人とCATSがこんな感じ。一体、何十本紹介したんだろう。演劇ファンなら、きっと爆笑というか、くすくす笑いが続く感じだったんじゃないだろうか。 演劇界あるある的な楽しみも。
最後にはクライマックスを三択からお客さんに投票して選んでもらう。「シェイクスビア」「悲劇」もう一つはなんだったかな。この回は「悲劇」が選択されて、全員死んで、紋切り型悲劇セリフで終わり。
ともかく半端じゃないセリフの量と猫の目のように変わる演技をこなしきった役者さんたちがすごい。一体どれだけの練習量だったんだろう。そんなところにも感心したのでした。
(2017年6月30日)
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So it begins! I'll be posting videos and reviews every day. #sdfringe2017 @sdfringe (at Spreckels Theater Building)
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SDFRINGE2017 「The POLITICS OF SKA」
Steve Sanders presents
サンディエゴインターナショナルフリンジフェスティバル2017。���初の観劇は、Steve Sandersさんの「The POLITICS OF SKA」となりました。
これには伏線があって、劇団ガンボがお芝居に使うためのテーブルを探していたところ、この日のお昼に地元アーティストのSteveが快く貸してくださるだけでなく、劇場まで持ってきてくれたのです。その時に、「Steveのショーはいつ?」「今晩だよ」「じゃあ行くね!」といったやりとりがあったんです。
そんな超いい人Steveのショーはミュージカル&政治風刺劇で「スカの政見」とでも言えばいいのでしょうか、「我がスカ(ミュージック)党に投票せよ!」と言う政見放送の1人劇でした。実際に劇中で客席から投票してもらう(ただし芝居の進行に投票結果が左右されたりはしない)
この時点ですでになんでやねんと言いたくなるわけですが、この御芝居は1人劇というだけでなく、制作関係も全部自分1人。ストーリー・作詞・作曲・歌唱・イラストもぜーんぶ1人。
一時間の公演を水も飲まずに1人でやりきりました。「スカ党の政見放送、後半のはラップぽくなかった?」という疑念もありましたが、それもご愛嬌でSteveの熱演が光ります。「俺がスカといえばスカ!」みたいな。
英語がよくわかってない僕にとっては、何言ってるのかぼんやりとしかわからないので笑いのツボや、アイロニーが理解できなかったのですが、それでも楽しく過ごせたように思います。 少なくとも、他の観客以上に、ガンボの面々には大受けでした。 (2017年6月27日)
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SDFRINGE2017 「LUNCH」
Sakihisizwe Edutainment presents
南アフリカから来た作品。入国の際に色々トラブルがあったようで、4人の予定が2人しか入国できずに2人が追い返されたとか、到着が一回目の公演に間に合わずにキャンセルになったとか。そんな話を聞いていたので、応援の気持ちも有って必ず見たいと思っていた舞台。
そして、入国の困難さが当たり前、あるいは生ぬるいと思えるような、南アフリカの社会が直面している問題を見せつけてくれる舞台だった。
歌と語りとドラマの構成。
「南アフリカはとても美しい国」。その自然や文化を語るのだけど、同時に一つの言葉を教え��くれた。それは窃盗を意味するような言葉。路上で使っているスマホをいきなり奪って走り去るような行為。そして、壁を飛び越えて逃げるを意味する言葉。
では、なぜそんなことになっているのかーー
物語の主人公は、鉱山で働く2人。
お昼を食べて、エレベータに乗って地中深い底の坑道の職場へ向かう。いつ崩壊するか、ガスや水が噴き出すかしれない危険な職場。劣悪な環境で、トイレがちゃんと用意されていない。
食べれば出さなければならない。トイレがなければ出すものも出せない。 「クソさせろ!」 権利闘争が始まる。そんな話だったんじゃないかと思う。
パンフを見ると「市民と非市民が直面している社会問題」の話。南アフリカはナイジャリアなどからの移民労働者がいる。そうしたことがこの話の背景にはある。
終わったはずのアパルトヘイトが形を変えて終わっていない。
権利闘争の果てに待っていたものは失業であり、路上に若者が放り出されることになる。非市民で社会保障が整備されていない失業した若者がどういう運命をたどることになるのかといえば、それは自明のことだ。
美しい南アフリカを、犯罪の巣窟にしているのは誰なんだろうか。
そして、遠い国の人権の抑圧された国の関係ない話だろうか、これは? 日本の夜の町のコンビニで、工場や倉庫で働いているのは誰だろうか。
(2017年7月1日)
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SDFRINGE2017 「BEAU & AERO:CRASH LANDING」
Little Bit Off presents
昨年はメイドをテーマにした舞台で好評を博したLittle Bit Off 今年はステップアップしてLyceum 劇場のメイン会場へ。
http://alittlebitoff.us/
Little Bit Off は男女ペアの大道芸人コンビで、コント的にキャラと状況設定をしてそこに大道芸を織り込んでくるというスタイル。今回は、墜落した2人の飛行機乗りのお話。日本風に言うと、amica 演じるおとぼけ飛行士がボケ役で、david演じる上役飛行士がツッコミ役でしょうか。 ともかくamicaのキュートさ全開で、それを引き立てるdavidの息の合ったコンビが見事。昨年はフィジカルなアクロバットが際立つ感じでしたが、今回は客席を巻き込んだコント要素が強化され、風船芸など2人の様々なスキルが堪能できる構成。もちろんアクロバット芸も健在ではあったのだけど。
世界中を大道芸で回っている2人だけあって、どこの国でも対応できるようなほぼセリフのないコントで、非英語話者でも100%楽しめるショーでした。この回は大風船がアクシデントで割れてしまって、ショーのあと2人はしょげていたみたいですが、それも舞台。失敗しても舞台は続く。やりきって、1時間たっぷり笑わせてくれた2人に感謝です。
2人はアーティスト主導のミッドナイトキャバレーを企画してフリンジにドネーションするなどもして、舞台外でも活躍。
舞台外のコンビとしてはamicaの方がしっかりきっちりしていて、davidの方がいい加減で真反対の性格だとか。
世界のどこかでLittle Bit Offのショーを見る機会があったら、迷わずにチケットを買うべきでしょう。
(2017年6月29日)
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SDFRINGE2017 「THE LIONESS」
bkSOUL presents
昨年のベストアクトの一つだと個人的には思っていたので、今年も楽しみだったbkSOUL。
https://www.facebook.com/bkSOULarts/
音楽と詩、ダンスのコラボレーション。15年間続けている活動の一環というのは昨年と同じ。形式としてもほぼ同じだけど、今年はタイトルが『The LIONESS」ということで、やはり「女性」に焦点を絞った演目になっていた。
アフリカ系やマイノリティの、その中でも女性の歴史。彼女と彼らの母たちの物語が語り、歌い、踊られる。彼女らもまた誰かの母なので、母の話でもあるし、自分たちの話でもある。
400年間、このアメリカの大地に染みた先祖の血、土に還った骸。その大地を踏みしめて立っている人々。それはただ暮らしていただけでなく「ヒューマンライツ(人権)」を獲得するために流した血、倒れた人々の骸の上に築かれた「語り」だ。
写真の前の方で横たわっているのは、観客から募集されたボランティア。(「誰かボランティアを」と言うと、すぐに手が挙がるのが日本とは違うところだなと感じた瞬間)。この演出は、一曲目「Bitter Land」の演出で、苦い大地を観客と繋ぐためのものだったかもしれない。
相変わらず笑いが起きた時に、何が起こっているのか理解できないのが、ちと悲しいのですが、今年も素晴らしいパフォーマンスでした。
そして、この日はちょっと特別なこともあったようです。
彼らにとって特別な存在の方が来ていて、バラかカーネション(?)を捧げられていました。母的な存在だったのかな。
bkSOULの舞台は、これで一つの完成形何だろうと思う。個々の技量のレベルアップとか演出をどう変えるとか、ディテールは詰めていくにせよ。 (2017年6月29日)
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SDFRINGE2017 「DR.SVETLANA WITH THON VEGH」
Thom Vegh presents
スペックルズシアターの二つの劇場のどちらのショーを見るか入り口で悩んでいて、こちらに決めると、入り口のボランティアから「いい選択だね。オススメだ」とのこと。
入り口で、あらかじめ名前を書かれたシールを胸に貼られます。どうも客席とやり取りをする系らしい。
https://www.facebook.com/DrSvetlanaWow/
さて、ショーはビートたけしの滑り芸よろしく転げながら登場した女医さんが、次々お客を患者にして診断していくもの。多分精神科医なんだろう。
英語がよくわからない人間としてはギャグがわからないのが辛い。うっすらとなんか楽しそうという状態です。当てられたらかなわんなぁとどぎまぎするのですが、多分この人は当てるべき人とそうでない人がちゃんとわかっている。その辺はちょっと信頼していた。
カルテを読み上げて、次に名前を呼んで舞台にあげる。診断の中身はお下劣なものもあって、多分ギャグにしながら、人間の仮面と本性をむき出しにしていくような狙いがあったんだと思う。役者が女装をしていることと、ストッキングがビリビリなところも、たけし風の滑り芸登場も理由あってのことだろう。本当は、この女医が患者なんじゃない? ってドグラマグラ的な疑心暗鬼になる。
素人にとっては、舞台に上がるという経験も異化効果につながること。そう思うには一つ伏線があって、この役者さんは前日にガンボの芝居を見に来ていて、ボックスオフィスで話しかけてきた。
彼はガンボの芝居は自分の芝居とすごく似ている。どこで学んだのかといった話を聞いてきたらしい。フランスのルコックシステムだというと驚いて、自分もルコックの影響を受けていると。「同じ母から��まれたんだ」と驚き、喜んでいた。
ガンボの芝居を見慣れている人間にとっては、それはよくわかる話だった。やろうとしていることが、とてもガンボと似ていると思った。演劇を通じて、なにか特別な物を観客に届けようとしているのだ。自分の芸を見せたいタイプのアーティストとはそこが違う。
わからないことも多かったのですが、メタ視的に楽しめるところは多い舞台でした。
(2017年6月29日)
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