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#青ブラウス
mikakonakamura · 2 years
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• • MIKAKO NAKAMURA • スタイリングは配色テクニックで、 オシャレ度UP! ・ カラーを得意とするMIKAKO NAKAMURAでは、 シーズンカラーで作る配色コーデの ご提案をいたしております。 • • ドットプリント ラージアームブラウス ¥176,000- (オーダー価格・税込) • シルクデニム タイトスカート ¥154,000- (オーダー価格•税込) • ※お渡しは、7月下旬予定です。 • • 皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。 • • お電話•メール•DM•のご来店のご予約、商品のお問い合わせも承っております。 • • • #mikakonakamura #ミカコナカムラ#ミカコナカムラ南青山サロン#中村三加子#表参道#南青山#セミオーダー#ブラウス# タイトスカート#シルク#ドットプリント#配色コーデ #fashion#fashiongram#instagram#tokyo#japan#madeinjapan (Minamiaoyama) https://www.instagram.com/p/CqPm1eJuwQM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ross-nekochan · 4 months
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Ieri sono stata a quello che è definito "il più grande festival dell'Italia a Tōkyō".
Peccato che era un buco di festival con poco cibo tipico e introvabile (non io che speravo di trovare la mozzarella uffa) con ovviamente porzioni di merda e prezzi esorbitanti, come quei due arancini che erano più minipolpette al prezzo di un pranzo completo. 🫠
In tutto ciò, sono stata intervistata dalla tv giapponese e stamattina a quanto pare sono andata in onda e un giapponese che conosco mi ha persino vistaaaaaa
昨日、「Italia, amore mio! イタリアに恋しちゃう?」というイベントに参加すして、テレビからインタビューされました!やばくて恥ずかしいー🙈
なんのチャンネルだったのか言われてたのに忘れてしまった🥲
もしかして、今朝テレビで帽子かぶって、メガネかけて、恋赤と青ブラウスを着てる女の子を見てたのなら、私でした。笑笑
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コットン平織
ババグーリの白いシャツは暮らしに寄り添う道具であっ てほしいと、丈夫で、 洗った後が心地よい生地で仕立てた。 レディース3型にメンズ1型。 春の、いちばんはじめの一着はやはり白いシャツから。 ブラウス(写真1, 2枚目) ¥33,000 ブラウス(写真3枚目) ¥35,200 チュニック(写真3枚目) ¥39,600 こちらのシリーズは、ババグーリと ヨーガンレール+ババグーリの店舗限定商品です。 ※一部の商品をオンラインショップで取り扱い予定です。 <ババグーリ店舗> ババグーリ 清澄本店 ババグーリ 松屋銀座 ババグーリ 新宿伊勢丹 ババグーリ 吉祥寺東急 ババグーリ 横浜高島屋 <ヨーガンレール+ババグーリ店舗> ヨーガンレール+ババグーリ 青山 @jurgenlehl_babaghuri_aoyama ヨーガンレール+ババグーリ 帯広 ヨーガンレール+ババグーリ 仙台 ヨーガンレール+ババグーリ 東京大丸 ヨーガンレール+ババグーリ 岐阜 ヨーガンレール+ババグーリ 心斎橋大丸 ヨーガンレール+ババグーリ 博多 Photograph by Shuhei Tonami Hair and Make up by Ai Uekawa Location: @kumagawa_antiques
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m12gatsu · 6 months
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こえきこえ
シースルーのブラウス着た同僚の肩に刺青入ってんのが見えてしまった。別に隠してるわけでもないんだろうけど、勝手に見てはいけないものを見てしまった気がした。未明から激しい雨と風の音で何度も目が覚めた。寝室の扉がひとりでにスーッと開いてめちゃくちゃ驚いた。朝になってそれは夢だったとわかった。夢の中の俺は闖入者か幽霊か何かを威嚇するために、あるいは恐怖を紛らすために、オー! オー! と叫びながら、リビングの方へふらふら夢遊病者の足どりで歩いていった。雨の日は部屋でいつもより大きい音でギター弾いて歌っても大丈夫な気がする。外に出れば篠突く雨が傘の表面をバタバタ叩いて、自分の声が人に届かない、人の声もこちらに届かない、声を張るのも聞き返すのもいとわしくて、しぜん口数の減っていく。ことさら、雨の音が密度を増して、電車の中は鉛筆の芯みたいな臭いがする。ほとびた癖毛の先の水滴に、ほろびた水中都市。あやなすスカートひるがえり、あだなす水中徒死。
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syupii · 10 months
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メロバスのコートを着た時の話③
↓続き
シュシュは腕につけても可愛い。
コートはワンダーウェルトふわふわパニエもOKだった。
☆使用アイテム
・ヘアアクセ
プレミアムバンダイ 鬼滅の刃 ジャカードリボンシュシュ 第2弾 胡蝶しのぶ
・ブラウス
Angelic Pretty
シンプルピンタック付け袖ブラウス - シロ
・ジャンスカ
BABY’ THE STARS SHINE BRIGHT

月夜の森のAURORA Soirée柄プリンセスジャンパースカート 紺
・パニエ
Wunderwelt
ワンダーウェルトふわふわパニエ
・ペチコート
Alice Doll
星レースペチコート
・ペチパンツ
夢展望
DearMyLove / サテンペチパンツ ピンク Mサイズ
・タイツ
Maria pipi (マリア ピピ)
Maria pipi タイツ ホワイト
・コート
Melody BasKet (メロディバスケット)

青木美沙子×Melody BasKet
Sweet princessコート black M
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reportsofawartime · 10 months
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青いブラウスの女性: 彼らは地下室に入ってきてこう言った。 「さて、どうかね、ロシアの豚ども。お前らはすっかりロシアになることを期待してるんだろ?」と。
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lumi-kissa · 2 years
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左の写真は、久々に出番を迎えたろくに物が入らないバッグと、いざ家を出てみたら肌寒かったので急遽スーパーの衣料品コーナーで買った2380円のストール。秋ですね。
去年母が買ってくれた素敵なブラウスを着て、華やかなイヤリングをつけて、母夫婦と一緒に姪っ子の吹奏楽(マーチング)の演奏を観に行ってきました。
感動した😭👏✨
一生懸命練習したんだなぁ、って思った瞬間、何度でも涙腺がゆるむ。どの学校の演奏も、どの子もみんな素敵だった。
母親の立場で見ると、子供は元気で生きててくれるだけで充分なんです。
それなのに、こんなに頑張って、面倒な時やうまくいかない時、悔しい気持ちや悲しい気持ちになったこともあるだろうに、ずっとがんばって、本番の舞台に立っている。なんて立派なんだ。なんて尊いんだ。
青春の輝きに、感動し、羨望した一日でした。キラキラしてる高校生、大好き。
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wazakka-kan · 2 years
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営業中。昨日出先で富士そばる。富士そば見かけるとつい入っちゃう(富士そばは私ホイホイ
桜を眺めつつ巷の雰囲気をリサーチがてらあてどない散歩が楽しかったです。
お店番で店内から見える範囲だけでは到底世の中の空気を感じる事はできないと改めて実感です。
皆様も、コロナの間についた籠り癖は花見を理由にぶっちぎれ★でないとお腹と背中の贅肉が増える一方です、、、
帰り道に立ち寄った日暮里トマトで大特価生地をあさってひとり洋裁部の材料をまとめ買い(画像2枚目
少し透け感ある青い生地は6mあるからぴらぴらしたワンピースを作ろうと思います。
左上ちらりの緑はタックパンツ、ピンクはボウタイ+バルーンスリーブのブラウスを予定。
この妄想している時間が一番楽しいです。大体1枚作ると満足して2枚目になかなか着手しないのが常(苦笑
私の洋裁は年間予算8000円弱の趣味です。
#花見 #散歩 #富士そば #日暮里トマト #趣味 #雑貨屋 #和雑貨 #江古田 #新桜台 #西武池袋線 #練馬区 #商店街 #贈り物 #プレゼント #ギフト
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natuyu-tan · 2 years
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彼に初めて会ったのは、薄暗い地下牢の中だった。
その日は俺が当番で、いつも通り牢屋の中を巡回していた。すると、鉄格子の向こうに一人の青年を見つけたのだ。
見慣れない姿だったが、新しく罪人が放り込まれたという噂は耳にしていたので、それがきっと彼のことなのだろうと納得した。
彼は色味の薄い金髪を肩より少し下くらいまで伸ばしていて、薄いブラウスに黒いズボンを穿いており、ブラウスの隙間から覗く胸元からは、血を流していた。
ギョッとして声をかけると、彼は、ゆっくりとこちらを向く。
その顔を見た瞬間、俺は思わず息をのんだ。
なんて綺麗な顔をしているのだろう。
整った鼻梁も、長いまつげに縁どられた目も、薄い唇も、すべて完璧だった。そして何よりも印象的だったのはその瞳だ。まるで宝石のように美しい紫紺の色をしていた。
「えっと……大丈夫か?」
その美しさに、言葉を失いそうになりながらも、何とか問いかける。 彼は俺から視線を外し、その胸元の傷に視線を落とす。
「ちょっと失礼するぞ」
俺はそう断ってから、彼に近づくと、胸元の傷口を確かめる。
そんなに深い傷ではなかったが、放置するのはまずそうだった。
「待ってろよ、今手当てしてやるから」
そう言って懐に入れていた包帯を取り出し、それを手際よく巻いていく。
「これで良いだろう。この傷は一体どうしたんだ?」
彼は暫く俺の事を見つめてから、口を開く。
「……この牢に入れられた時に、あんた達に切られたんだ」
「それは……済まないことをしたな……」
彼を傷付けたのは俺じゃないとは言え、同じ看守として、連帯責任のようなものを感じた。
すると彼はそっぽを向いて壁に持たれかかり、目を閉じた。
「別にいいさ。……もう疲れたから寝かせてくれ」
それだけ言うと、小さく寝息を立て始める。
彼は一体、何をしてこの牢に入れられたと言うのだろう?
その眠る姿を眺めながら、そんなことを思った。
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blue-aotan · 2 years
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ハロー(´ー∀ー`)2022.12.11
今回は忘年会について書きたい放題していきますわよーー。
日々コロナ感染者が増加している中、決行された新しい職場での初めての忘年会ならぬ拷問会。
まーーーー拷問だったよね。
愚痴がおさまらなくて、帰ってきてからも雑談配信で散々愚痴ったんだけども←
疲れ果てました。
(後で雑談配信を見返したら言葉の合間に「なんかなんか」ずっと言ってて自分に引いたわ←
"なんかおばさん"になってた←
まず、初めての会場でどこから入っていいのか分かりづらく、一度通り過ぎたんですよね←
そこからが不運の始まり始まり。
私はお酒飲めないから車で行ったんだけども、幸いなことに職場の人が私の住んでる場所とは反対方向の人ばかりだったので誰も送迎する羽目にもならず負担をかけられることはなかったです。
大体お酒飲めない人って強制的にハンドルキーパーになるからマジで拷問だよね←
何なんその害。飲みたい奴が自己責任で勝手に帰れよってなるのよね。
今回はそんなことしなくて済んだからまだよかったです。
会場について知らない人ばかりの中、私服姿のスタッフが集っておりました。
この人こんな私服なんだねーーってどうでもいい情報が目に入ってきます。
大体そういう時に張り切った服装で来るのが私の大嫌いな「通称:地球は私のために回っているクソババー」なんですよね。
好きな服装でいいとは思うんだけど、そういう時に限ってコンタクトにしてきたりめちゃくちゃ弾けたりテンションがMAXみたいなババーは本当に苦手です。
大体冷めた目で「人生楽しそうで何よりです」って心の中で毒づいている私です。
会場に入る前から疲れてたんだよね←
なんなら到着してすぐ消耗が始まったよね←
普段喋りかけてくれるババー達の間に座った私の拷問タイムスタート!
お喋りクソババーのテーブルに決定した私はほぼ無言でしたが、なるべく笑顔のフリをしていました←
マスクの下は笑っていないよ!もちろん無さ!!
多分、終始死んだ魚の目をしていたと思うよ!!
右のババーが聞いてもいないのに「この服と鞄、娘に借りたのよ〜」って嬉しそうに言ってました。
どう見ても服は20代前半のデザインでした。さすがに40代では厳しいと思うぞ、という言葉を飲み込み「可愛いですねーーー(棒読み)」と返す私。
ブラウスの袖がふんわりとなっているデザインだったので、その人の袖が何度も料理につきそうになっていたけど本人は全く気にしていなかったので黙って見ていた私です←
(一度助けてあげたけど
借り物なのにそこ全然気にせんのかいってなったよねー。白のブラウスだから汚れたら大変なのに。
そういう無神経さも娘視点になると溜息が出てしまいます。
そしてお手洗いに何度か立ってたけど、会場広いし知らない人もいるのに平気で鞄を置いて行ってたのよ。無防備にも程があるでしょう。本当に何も気にしない人なんだろうなと思ったよね←
テーブルでは干し柿の話やらペットの話やら次々と話題が変わっていきます。どうでもいい話ですごく盛り上がったりババー同士のマウント合戦もちらほら。
私が全く参加しないため右のババーが話を振ってくれました。
「干し柿とか食べる?」→「そもそも柿が苦手です」
「おいしいよ〜干し柿めちゃくちゃおいしいのよ」→「へーー」
だから何?っていうやり取り←
苦手な人に何で勧めてくるのか?話聞いていないのか?
「いちじくはどう?」→「嫌いです」
「えーーおいしいのにーーおいしいよ?」→「姉がすごい好きです」
「へーー」
この会話必要ですかい?←
ペットの近況報告会が始まり、私以外はみんな犬派のためあーだこーだ盛り上がってました。そして最後に「あおさんは何か飼っていないの?」→「猫飼ってます」
「猫派かーーー〇〇さんも昔猫飼ってたのにねーー今はすっかり犬派だけど」
で終了。
別に私に無理に話を振らなくていいんですよ。大して私に興味もないんだからさ←
聞くだけ聞いてすぐ話終わらせられる方が失礼じゃね?ってなる。
そういうどうでもいい内容でだんだん疲れてきた私。これはもう食べるしかない…と思って黙々と料理を食べていたけど美味しくないのです。
それでさー配膳スタッフさんが頑張って運んできてくれてるのにババー共が大声で「料理が遅い」だの「まずい」だの言う訳。
で、左のババーがアスパラガスのスープを飲んでる時に
「うわーーこれ塩が全然足りないわね!」
ってすぐ隣にスタッフさんいるのに大声で言っててあちゃーみたいな顔してたんだけど、私がスタッフさんだったら間違いなく(文句がうるせークソババーだな)って思ってるよってことを心の中で伝えました←
でもアスパラガスのスープは普通に塩味してたんです。でもアスパラの苦味が前面に押し出されててなぜこれをスープにしようと思ったんだ?となりました←かなり青臭かった
で別のババーが「うわーーこのスープ苦手ーーーークソまずいいいいい」って言ってたのに綺麗に飲み干してて謎ってなりました←
ビンゴゲームやじゃんけん大会もありました。ビンゴゲームは全員景品がもらえるシステムでしたがじゃんけん大会はみんなからお金を集めて勝者にプレゼントというシステムになっていました。
参加したくない人からは集めなくてよくない?何でそこ強制なん?ってなりました。
お金返して欲しい←
そして景品をババー達が物々交換しだして、私にもあげる、ってくれたのですが別にいらないのに←
もらったら私もあげないといけないじゃん!ってなって、あげたくなかったけど渋々渡しました(°田°)
マジであげたくなかった…←
しかも「いらないのよー別にいいのよー」とか言いながらちゃっかり受け取ってたし←
他のババーにはもちろん配らなかったです!←
周りは挨拶回りとかしている人がたくさんいましたが、私は一切しませんでしたよ〜←
お酒注いで回るなんて悪しき風習は卒業したからね←
一切人にお酒注いでない人間だよ〜
どう思われようと自分のストレス値を下げることだけに集中したよ〜←
そして終わる時間を事前に聞いていたのにその時間になっても終わる気配がなく、そこでも話違うやんってイライラしてたんだけどカラオケとかも始まって
(聞いてないしーーーー最悪)
となりました。カラオケとか二次会でせーよ。
苦痛すぎてトイレに2回��げました←
歌い終わった人が次歌う人を指名する制度にしますーーとか言われたので絶対嫌と思って逃げました。
で、右のババーが「〇〇さん歌上手なのよー」って聞いてもいないのに歌うババーの説明してきたんだけど、大して上手くもなかったよね。
本人のいないところでゴマスリせんでええのよ←
クソババーの歌声には興味ないのよ←
で、ようやくお開きの挨拶になり「この後二次会ありまーーす、行く人はバスに乗ってねー」ということで右のババーが「どうしよーーもう帰りたいんだけど、どうしよーー行ってすぐ帰ろうかな。あおさん行くでしょ?」→「行きません、帰ります(真顔)」
左のババーが「行ってすぐ帰ろう、ね!あおさん行くでしょ?」→「帰ります(真顔)」
で、帰る挨拶しようかなと思っていたけどそのババー達が何やらずっとぐずぐず相談してたので、もういいやと思って私は挨拶もせずコートを取りに行き、競歩か!?ってくらいの早歩きでさっさと会場を出ましたよ〜🤣🤣🤣
もう無理!耐えられない!早く去りたい!!!
ってなってました。
もうほんと拷問よねー。
1ミリも楽しくない会なのよ。むしろクラスター起きれと思っちゃうくらいよ。
1週間くらい誰とも会いたくないくらい消耗したわたくしでした。
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imqps · 3 months
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2023年の日記
10月のとある3日間
冬の日記 2023~2024
10月のとある3日間
10/12
今日は散歩をした。とても久しぶりに外に出た。空気を吸い、風にあたり、心地良かった。たくさん歩いた。歩きながら、いろんなことを考えた。自分のこと、将来のこと、健康のこと。久しぶりに履いた靴で踵を擦り、不器用な歩き方をした。黄色の蝶々たちがひらひらと踊るように飛んでいたり、湖の水面が揺れながら光を反射していた。コンビニに寄って休憩しようと思ったが、暖房が暑かったのでやめた。また、歩き出して、来た道を歩いてゆく。音楽を聴きながら歩いた。心細くて、泣きそうになった。泣かずに歩いた。今日は湖畔にある和菓子屋さんまで歩いた。
家に帰ったら、お腹が空いた。祖母のお手伝いをして、祖父と話をした。
これからお昼ご飯を食べる。
10/15
今日は通院日。家に帰ると花束があった。
祖母がフラワーアレンジメントの教室で作ってきた花束である。私の祖母は、料理上手で、明るくて、お喋りが好きな人。
花束の包みを開いて、花瓶に水を入れて差した。生活の中に花があると嬉しい。花のある生活を過ごしていたいと思う。
今日は雨が降っていた。お気に入りのワンピースを着て出掛けた。
10/16
いつまでも大人になれないでいる。
どこかで聞いた話だが、一億年あれば生物も宝石になるらしい。そうなったらいいなと思う。
冬の日記 2023~2024
12/2 Sat.
夕暮れを見ていた。写真を撮った。窓を開けるとき冬の空気が嬉しい。夜、駅のあたりが灯りできらきらとしているのを見るのが好き。
12/7 Thu.
ひとりでいちごパフェを食べた。アイスクリームはしろくてつめたい。眩い幸福。生まれ変わるなら、アイスクリームがいいかもしれないと考えていた。海辺を走る白い犬もいいかもしれない。気に入っている指環がきらりとしている。植物をモチーフにしているところがすてきだ。自然で、馴染んでくれる。
12/13 Wed.
眠かった。友人がリコーダーを吹いていた。今度会う約束をした。
12/15 Fri.
低気圧。ふわふわしている。最近、卒業論文の締め切り前になって風邪を引いてしまっている。焦ったり、眠ったり、作業をしたり、いろいろ。
12/23 Sat.
シュトレンをはじめて食べる。しまむらひかりさんのぬいぐるみをお迎えして、夢のようにうれしい。この子をなんて呼ぼうか考えている。クリスマスの気分だ。
12/24 Sun.
クリスマス・イヴ。ピザとチキンとケーキを食べる。朝が来るまで絵を描いていた。
12/25 Mon.
クリスマス。そして通院日。最近は調子が良いけれど、今日はずっとぼんやりしていた。駅で流れているクリスマスの音楽を聴きながら、ドーナツを買う。先生は無理しないでくださいねって言ってくれた。やさしい人が幸せに過ごせるクリスマスになったらいい。
12/27 Wed.
眠ってばかりいる。眠ることは静かに幸せでいること。眠る前にぬいぐるみを撫でることが、やさしさで包んでくれるようにうれしい。
1/1 Mon.
新しい年。年越しはラジオを聴いていた。青葉市子さんが「生きるよ〜」と言っていたので嬉しかった。めのう/NUUAMの音楽が良かった。
1/2 Tue.
アダンの風プロット集が届いた日。
祈ることしかできない。
1/12 Thu.
大学へ。教授や友人に会えると嬉しい。大学の友人たちが好きだ。もうすぐ終わってしまうのは寂しかった。お昼の電車は空いていて好き。窓から見える風景を眺めている。穏やかな一日だった。
1/15 Sun.
「追風と宝箱」朗読会のアーカイブを観た。市子さんの少女と美しい浜とクリーチャーたちと出会う。
1/19 Fri.
雨の音を聴いている。音楽を聴いている。化粧はささやかな色彩であるところがいい。
1/21 Sun.
雨。低気圧でふらふらしながら病院に行く。雨は私が生まれた季節なので好きだ。雨の日は不登校の女の子が家にいる理由になった。雨の日は傘をさすから学校に行く理由にもなった。雨が守ってくれたのだと思う。夕方、祖母に料理を教わる。
1/22 Mon.
電話をする。私は楽器を鳴らして、友人は歌をうたっている。小さな演奏会。私たちは私たちを救うために絵を描いているね、と話をした。小さいときにみた夢のことを思い出している。宇宙に浮かぶ船にいて、白いベッドで横になりながら、星の海を眺めていて、次に目を瞑ったら、月に辿り着く夢。
1/24 Wed.
大学へ。卒業論文の発表。無事に終了。梅のどら焼きもらった。2月になると、私の住む地域では梅が咲く。道を歩くと小さな花びらが落ちていて、梅の香りがするし、電車に揺られて車窓から梅の花を静かに見つめる。まだ三分咲き、という誰かの呟き。春が来る少し前は時間がゆっくりと流れるのを思い出している。
1/25 Thu.
天使の絵を描く。絵を描くときには、冬、海、天使をイメージしているような気がする。祈るように絵を描いている。しまむらひかりさんのぬいぐるみは、いつも嬉しくなる。眠る前に撫でている。
1/26 Fri.
朝、起きられなかった。朝ご飯を食べて、楽器を鳴らして、絵を描いた。夕方になるまで眠る。大きな苺を食べる。また眠る。好きな女の子からお手紙の返事があって嬉しかった。
1/27 Sat.
tunicaさんのことりさんをお迎えしました。ことりはこのなかでやすんでいます、の文字が祈りの短歌のようで、静かに箱を開ける。しずかにやすんでいることり。はじめまして。夜、『たましひの薄衣』を読む。月の光をからだのなかが満ちるまで浴びて、本を読む時間が生きてゆくために必要。鬱の私が視る世界は悲しくて美しかったと思う。
1/29 Mon.
頭痛が続いている。生きてゆくための小さなお守りを見つけるような旅。
2/1 Thu.
刺繍の練習をした。本にあらゆる悩みが正しいと書かれていて救いだと思った。
2/2 Fri.
正しさが眩しくて突き刺さる。そうなりたかった、頑張りたかった、でもできなくて、自分が大丈夫になれる道を必死になって探して、やっと歩けるようになったのに、悲しい。人に会いたくない。会わなければ良かったなんて思う。
2/3 Sat.
カウンセリングにゆく。朝起きれなくて、もうだめかもと思いながら電車に乗った。その後、楽器屋さんへ向かい、予約していたギターを受け取る。音が柔らかい。せつない。青葉市子さんとおそろい(多分)。
2/4 Sun.
気分に波があるのだと思う。昼間はずっと眠たかった。飲んでいる薬の効果なのかな。元気がない。春服が届いた。白のブラウスとスカート。刺繍が入っている。綺麗。
2/5 Mon.
ずっと眠っていた。雪が降った。家族のことが心配。私の住んでいる地域は積もらずに雨水に溶けてゆきました。
2/8 Thu.
お昼にお好み焼きを食べる。ギターを弾く。冬はお水が冷たくていいね。夜中にカネコアヤノさんの「やさしい生活」を聴いていて、不登校の女の子だったときにもう少し大丈夫になったらってフレーズをお守りにしていたことを思い出していた。まだ大丈夫にはなれてないけど、少しくらいは平気になれたかな。
2/12 Mon.
アップルパイを焼きました。おいしくできた。相対性理論は青春だった。中学生のときに部屋に引きこもって聴いていた音楽だった。22歳の私はギターを抱えてうたったりしています。女の子が私に似合うと言っていた、さよならポニーテールの「無気力スイッチ」、嬉しかったな。
2/18 Sun.
朝、起きたら春になっていた。通院日。春の空気だ。電車に乗ったら梅の花が見える。みんなは春の匂いがするって言っていたね。春、少しだけどきどきする。通院の間隔が空いてきて、病状が安定しているのだろうか。朝起きて、本を読んで、たまに病院に行くだけの日々だ。海が見たい、人を愛したい。
2/19 Mon.
低気圧。水の中にいるみたいで苦しい。だめになりそう。今日はうまくいかなかった。本当は春になるのがこわい。桜は眩しい。このままでいたい。絵を描いた。
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mikakonakamura · 2 years
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• • MIKAKO NAKAMURA • スタイリングは配色テクニックで、 オシャレ度UP! ・ カラーを得意とするMIKAKO NAKAMURAでは、 シーズンカラーで作る配色コーデの ご提案をいたしております。 • • シルクローン ボウタイブラウス ¥154,000- (オーダー価格・税込) • シルクウール 幾何切替タイトスカート ¥187,000- (オーダー価格•税込) • ※お渡しは、7月下旬予定です。 • • 皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。 • • お電話•メール•DM•のご来店のご予約、商品のお問い合わせも承っております。 • • • #mikakonakamura #ミカコナカムラ#ミカコナカムラ南青山サロン#中村三加子#表参道#南青山#セミオーダー#ブラウス# タイトスカート#シルク#配色コーデ #fashion#fashiongram#instagram#tokyo#japan#madeinjapan (Minamiaoyama) https://www.instagram.com/p/CqJ-_MUSXq2/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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itocaci · 1 year
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気持ちの良い服とは 〜 ONICA "Organic cotton Top"
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こんばんは。
近年ミツバチが減っているらしい。
朝ご飯を食べながら、you tubeでそんなニュースの切り抜き動画を見た。
大阪に住んでいるからなのか、言われてみるとミツバチを見る機会が確かに少ない。
幼い頃、僕はミツバチを捕まえたりして遊んでいたし、初めて蜂に刺されたのもミツバチだった。
ミツバチは確かに日常に居た。
アインシュタイン曰く、ミツバチがこの地球から居なくなれば、人間は4年で死ぬらしい。
現在私たちの食卓に並ぶ食材の7割は、ミツバチによって受粉されているそうだ。
つまり、ミツバチの減少は食糧危機と密接に関わりがあることなんだとか。
今年の5月に群馬の桐生にポップアップに行ってきた。
その時、とても良くしてくれた近所のセレクトショップが、なぜか養蜂をしていた。
長年、群馬という街でセレクトショップを営み、高感度のアイテムを発信する素敵なお店だったのだけど、養蜂とのリンクが結び付かなかった。
でも、なんか、このニュースを見てふと腑に落ちた。
ファッションと言えば、服を思い浮かべるかもしれないけど、ファッションという言葉はもっと広義的な意味を持っていると僕は思っている。
(これは取引先の"osakentaro"と話をしていて、なるほどと思った。)
どんな本を読んでいるのか。
どんな映画を見にいくのか。
どこに旅行に行くのか。
使っているガジェットは何なのか。
支持する政党はどこなのか。
そんな、趣味嗜好であったり、生き方であったり、世の中に対する態度だったり。
装いはあくまでも、ファッションの一部でしかないと思っている。
(だから僕はファッションという言葉と服という言葉を使い分けるようにしているのだけど。)
そう考えると、セレクトショップが養蜂にチャレンジする姿勢というのも腑に落ちる。
このミツバチの減少という危機を知ってのことかは分からないし、大義的なものがあるかも分からないのだけど、養蜂にも取り組む姿勢のようなものは、ある意味最先端であり、ファッションなんだと僕は思った。
もしかしたら、長年の経験から、肌でそういった雰囲気を感じているのかもしれない。
何だか、朝から店のあり方や態度に関して考えてしまった1日だった。
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ちなみに、ちょっとテンションが上がったのが、ナレーションは声優の種崎敦美さんだ。
秋アニメ、葬送のフリーレンのフリーレン役、そしてSPY×FAMILYのアーニャ役も務める人気声優。
もし良かったら、そんな素敵なナレーションにも耳を傾けて見てほしい。笑
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それでは本日の本題に。
今日は問い合わせも多い"ONICA"から、明日からの装いにも活躍するような1着をピックさせてもらう。
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ONICA : Organic cotton Top (Forest) ¥29,700 (tax in)
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ONICA : Organic cotton Top (Black navy) ¥29,700 (tax in)
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ONICA : Organic cotton Top (Sand) ¥29,700 (tax in) sold out
昨年も入荷した"ONICA"の"Organic cotton Top"。
今季は昨年と少しデザインの仕様も変わって新たに登場した。
コットン素材の心地の良いトップス。
急に秋らしい気候となり始めたこれからの季節にオススメしたいアイテムにもなる。
身体にフィットするようなニットトップスで、秋口には1枚でサラッと。
一方、徐々に肌寒くなるにつれてブラウスやニットのインナーに合わせて、首元からチラッとタートル部分を覗かせるような着こなしがオススメだ。
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昨年と大きく変わった仕様は、フロントの裾に入ったスリットになるだろう。
スリットが入ることで、裾で生地が弛まず、すっきりとした装いが可能となる。
また、ボトムスもチラッと見せることができて、装いのアクセントにもなる。
ショート丈のトップスのインナーに合わせると、スリット部分はチラッと裾口から見えて、素敵なレイヤードルックを楽しんでいただけるのではないだろうか。
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現在当店では"Forest"と"Black navy"の2色がある。
"Forest"は深い森を感じさせるような、緑、ブラウン、ブルーの糸を用いて編まれている。
この色の重なりが、美しい色味を生み出しているのだ。
針葉樹の冬の深い緑を感じさせるような。
そんな1着だ。
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一方、"Black navy"は濃紺と黒の糸で、トーンの変化は少ないのだけど、シックで品のある色が特徴的だ。
非常に着回しもし易く、1着あると重宝できる色味ではないだろうか。
黒やネイビー単色にはない奥行きも感じられる。
昨年もお話をしたことかもしれないけど、"ONICA"のこの"Organic cotton Top"には目に見えない部分まで、デザインが行き届いている。
例えば、このニットはご自宅でお手入れもできてしまうのだけど、ご自宅でお洗濯をした後、シワになりにくいように、編み地から計算されているのだ。
着用する私たちが、少しでも気軽に、楽しく装いに取り入れられるように。
そんなブランドの姿勢を感じられる。
僕は、そんな目に見えない部分にまで気を遣った配慮がとても好きだ。
1年で飽きてしまったり、もしくは、そもそもワンシーズン着て満足するようなアイテムが多くなる世界で、こういった服はきっと毎年着るのが楽しくなるような1着だと僕は思っている。
そんな点も踏まえて、秋から冬にかけて1着あるととても便利なアイテムだと思っているのだ。
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"ONICA"の服にはそれぞれ1着ごとにストーリーがある。
そんなストーリーをもとに生まれてくるのだ。
このトップスには「冬の散歩」というストーリーが付けられている。
「a winter walk 冬の散歩」
雪をかぶった ふわふわの稜線
空気と地の境目に そうっと触れてみた
少し季節は早いけど、そんな冬の場面から生まれた1着。
この1着を装いに取り入れて、雪に触れて見てほしい。
デザインと服、そして世界がリンクし、その日の装いは特別な瞬間になるのではないだろうか。
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さて、ちょっと別のお話をさせてもらおうと思う。
このトップスはオーガニックコットンを使用している。
オーガニックという聞くと、身体に優しいとか、心地よいとかそんなイメージが先行しがちだが、実はオーガニックだろうが、オーガニックじゃなかろうが、着用する私たちからしてみると、着心地や人体への影響は全く差がない。
ではなぜオーガニックコットンなのだろうか。
実は、コットンは枯葉剤を大量に使用する農作物なのだ。
写真で収穫した綿は、コットンの実が枯れて収穫できるのである。
これを自然の力に任せると、実が枯れて、コットンが現れるまで個体差があり、一気に収穫ができない。
そんな作業効率を考えて、大規模なコットン畑ではセスナ機を用いて枯葉剤を散布する。
ある統計によると、全作物で使用される枯葉剤の7割がコットンに用いられるという話すらある。
これは土壌汚染に直結したり、またそんな枯葉剤の撒かれた畑で働く方の人体への影響は計り知れない。
オーガニックコットンはそんな背景から生まれて��たのだ。
僕はオーガニックコットンだから良いなんて思ったことは正直一度もない。
オーガニックコットンを使っていても、生産背景がグレーなアイテムを作っていれば全く意味がないからだ。
だから、信頼のおけるブランドのオーガニックコットンでなければ意味がないのだ。
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僕は、9年コットン栽培に携わってきた。
だからこそ、コットンを産業として捉えるときの難しさなどもある程度想像がつく。
こんな言い方をしたら良い訳ではないけど、枯葉剤を散布する人の気持ちも分かる。
とはいえ、環境や働く人のことを考えれば、オーガニックコットンが大切だということも痛いくらい分かるのだ。
この世は0か100で語れないことばかりだ。
それは、この夏、青森の六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理施設に行って痛いほど感じた。
ただ、冒頭の話ではないけど、何を選択するのか。
どう生きるのか。
その態度。
それもファッションとなり得るのだ。
だから、僕は最近、気持ちの良い生き方というのを考えるようにしている。
自分が何を選択し、どう社会に、世界に対して向き合うのか。
全てが良い訳ではないけど、少しでも良くなるように。
そのために色々を選択して、気持ちの良い生き方とは何かということを考えるようにしている。
全ての服をオーガニックコットンに変えることは難しいかもしれない。
でも、装いの中の一部に取り入れるくらいはできる。
そして、それは信頼のできるブランドでなくてはならない。
朝、ミツバチの話を聞いて、ファッションについて考えながら、店に来たけど、そんなことを考えていたら今日は"ONICA"の"Organic cotton Top"を紹介したくなってしまった。
ちょっと最後は僕の個人の思想的なものが色濃く反映されてしまったので、読み流してもらえると幸いだ。
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話をもとに戻そう。
兎にも角にも。
このニットトップスは、着用する私たちに寄り添うデザインによって生まれた、心地の良い1着なのだ。
それは、編み地のみならず、原料にまで行き届いているのだ。
だからこそ、そのニットを纏う日、私たちは肌触りから感じる気持ちよさだけではない、気持ちの気持ちよさも感じていただけるはずだ。
そんな素敵なニットと共に、この秋冬の装いを楽しんでもらうと嬉しく思う。
なお、こちらは現在オンラインショップでもご覧いただける。
それでは、次回もお楽しみに。
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パキスタンコットン 草木染めの糸をパキスタンで手織りした綿のシャツ。 未だ安全に渡航できる状況にない中、メールでやりとり しながら服を作ってもらっている。 しっかりと仕上がっ たシャツたちが上がってくると、無事の便りが届いたような ほっとした気持ちになる。 プルオーバーブラウス(写真1枚目) ¥33,000 前開きブラウス(写真2目) ¥35,200 チュニック(写真3枚目) ¥44,000 こちらのシリーズは、ババグーリとヨーガンレール+ババ グーリの店舗限定商品です。 ※一部オンラインショップでも取り扱い予定です。 <ババグーリ店舗> ババグーリ 清澄本店 ババグーリ 松屋銀座 ババグーリ 新宿伊勢丹 ババグーリ 吉祥寺東急 ババグーリ 横浜高島屋 <ヨーガンレール+ババグーリ店舗> ヨーガンレール+ババグーリ 青山 @jurgenlehl_babaghuri_aoyama ヨーガンレール+ババグーリ 帯広 ヨーガンレール+ババグーリ 仙台 ヨーガンレール+ババグーリ 東京大丸 ヨーガンレール+ババグーリ 岐阜 ヨーガンレール+ババグーリ 心斎橋大丸 ヨーガンレール+ババグーリ 博多 Photograph by Shuhei Tonami Hair and Make up by Ai Uekawa Location: @kumagawa_antiques
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satoshiimamura · 1 year
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雨濡れ色のペトル 雨笠煙蓑
期待と諦観の邂逅あるいは金属板の踏み鳴らし
 傷みかけた林檎が皮付きのまま、四等分に切られて出てきたとき、ジーナ・チャイカは、ひくりと頬を引き攣らせた。
 都会への憧れで、故郷から延々と、かつてあった鉄道の跡を歩いていた中で、ようやく雨に降られていなかった町に出た。そこで、唯一無事らしい飲食店の店主に哀れまれた彼女は、到底年頃の女の子が使うようなものではない、物置のような寝床が提供された。
 これまで全く感じなかった疲労と、眠気、そして空腹感を覚えたジーナは、文句も言わずに眠りに落ちる。いつの間にか、黒いブラウスは白に戻っていて、綺麗な青のリボンも褪せた臙脂色になっている。それらの原因は、雨の外だからだ、と漠然と彼女は悟っていた。
 そして、目覚めたばかりの彼女に提供された食事が、傷みかけた林檎だったのだ。
 タダで提供された、一文なしの彼女は文句など言えない。それでも、少し躊躇うように手が伸ばされた。
 一口、喉を通り過ぎれば、それまでほとんど感じていなかった渇きを実感した。先程までの忌避感などなかったかのように、次々と口に含む。が、それは唐突にやってきた乱暴者たちによって止められた。
 ジーナよりも少しばかり年上の、二十歳そこそこの青年たちが、凶悪な顔をして店主へと詰め寄る。
 曰く、隣町への道のりを教えろ。
 曰く、そこでの殺し合いを勝ち抜けばジープが手に入る。
 曰く、そうすればすぐに大陸から脱出できる。
 曰く、そのためにも食料品を渡せ。
 ジーナは彼らの言い分が馬鹿馬鹿しいと思っていた。楽観的で、行き当たりばっかりで、何も考えていないような彼らの態度に、彼女は冷ややかな視線を向ける。
 その侮蔑の感情に気づいたのか。青年たちの一人がジーナに近づいてきた。そして、脅しのように彼女の頬を殴りつける。
 店主が慌てたように駆け寄ろうとするが、それを男たちが許すわけもなかった。どころか、ジーナを人質のようにして、これ以上の暴力を認めたくなければ食料品を出せと告げる。
 歳のわりには痩せたジーナは、綺麗に吹き飛ばされて、店の壁に叩きつけられた。ゆらりと立ち上がった彼女は、どうにか自制心で舌打ちを我慢した。けれど、その反骨芯あふれる視線を隠すことはできなかった。
 馬鹿の一つ覚えのように、先程殴ってきた男が、再度ジーナに暴力を振るおうと近づく。
 痛みは、雨の中では勝手に薄れる。
 怪我は、雨の中では自然に治る。
 こんな低俗な連中も、雨の中ではジーナの足元にも及ばない。
 それがわかっているだけに、彼女は少しばかり自分の無力さを噛み締める。選別を突破したにも関わらず、こんな事態になるだなんて不甲斐ないと思っていた。
 そんな彼女の相手にしていない、見下した態度が、男の琴線に触れたのだろう。何考えてやがると怒鳴りがらも、大ぶりなモーションで彼女の顔を狙った。
 が、ビシリと小さな何かが彼の手の甲に当たる。ギャッと汚い悲鳴が店内に響いたと同時に、パチンコ玉が一つ、床に落ちた。
「よぉ、久しぶりだなぁ」
 その一声でようやく、全く毛色の違う男がいつの間にかいたことに全員が気づいた。真っ赤な布地のアロハシャツ、クリーム色のズボン、白いパナマ帽、カラコロとなっておかしくない下駄に、感情を読ませないサングラス。見目は派手だし、その言動もまた、まともな大人だとは思えない。そして、静かに開け放たれた店の扉の前に立つ偉丈夫の登場に、青年たちはたじろぐ。
「あ、あんたは……」
 先程まで店主を詰めていた男が、青白い顔色をしたまま、偉丈夫を指差す。
 ニヤリと笑った突然の闖入者は、次の瞬間ジーナには見えないほどのなめらかさでーーそして男たちが反応できないほどの速度で、力を振るった。
 一人は顎を砕かれ、一人は足を踏みつけられて鈍い音をさせ、先程ジーナを殴った人物など手の甲に穴が開けられていた。最後の一人は、襟元を締め上げるようにして持ち上げられている。
 ヒッと持ち上げられた男の口から、小さな悲鳴があがった。
「報告だぜぇ。お前たちが引っ掻き回してくれたお陰で、もうあの集団はダメだ。ほぼほぼ壊滅、リーダー以外は全員雨の下だ」
 爛々とした目が、横顔のためにわずかに見えた。
 その怒気なのか、覇気なのかわからない男のオーラに当てられて、か細い声で「許して」と持ち上げられた青年は零した。が、派手な見目の男は、懇願を聞き遂げる様子は全くなく、さらに持ち上げる。
「俺が怒っていると思ったか? いいや、これは諦観だよ。お前たちの未来を俺は諦めたんだ」
 青年が何か弁明をしようとした、ようにジーナは見えた。が、男は躊躇なく手にした人間を壁に叩きつけた。ずりずりと叩きつけられた青年が力なく倒れていけば、壁に血の痕が、適当に筆を滑らせた絵の具のように残る。
 青年たち全員が床に崩れ落ちたのを確認して、男は店主に向かって「悪りぃな、汚しちまった」と謝罪した。先程までの恐ろしさが形を潜め、カラリとした笑みを浮かべる彼が、逆に異様に思えるほどだった。現に、店主は青白い顔をして、肩を小刻みに震えさせている。
 怯えているのを感じ取った男が、再度謝った。
「見苦しいもんだったな、すまねぇ」
 そして、彼はようやくジーナを見た。
 男のサングラス越しの目が何色なのか、分からない。今、どのような感情を浮かべているのか、それさえも分からない。
「嬢ちゃんも、怖い思いさせて悪かったな。殴られたところは、難しいかもしれないが、よく冷やしておきな」
 他意はないつもりだったのだろうが、男のジーナを子供扱いした言動に苛つきを覚えた。強ばった表情のまま、彼女は「大丈夫よ」と返す。「そうかい」と言った彼は、そのまま青年たちを引きずって店の外に出ていった。
 大丈夫か、と店主の心配する言葉に、ジーナは再度安心するように問題ないと告げる。そして丁寧に礼を告げると、彼女は足早に先程の人物の後を追いかけた。
 店の外には、もう誰もいない。……が、昨晩はなかった車の轍が続いている。
 ジーナは、その轍の上を走る、走る、走る、息切れしながら、走る。徐々に雨雲に近づいていき、町の建物は閑散としている……というよりも崩壊の度合いが激しくなっていった。そして、車が乗り捨てられているのを見つけ、さらに彼女は雨雲へと足を進める。
 雨の幕が張る境界の手前に、一人の大人が立ち尽くしている。先程の、派手な見目の男ではない。
 ジーナは走るのをやめて、ゆっくりと背後からその人間へと近づいた。何かあれば、雨の中に逃げ込もうと思いつつも、驚かせないように声を掛ける。
 緩慢な動作で振り向いたのは、随分と顔色の悪い男だった。これまでジーナが見てきたどんな人間よりも、青白い顔、真っ黒な隈、生気をなくした唇を持ったその人は、彼女の姿を認識すると「どこに行くんだい?」と、掠れがかった声で尋ねてきた。
「ここは、危険だよ。雨が全てを奪っていく、何も残らないんだ。君はまだ若いんだから、すぐにここから逃げるべきだ」
 どうやらジーナを自殺志願者だと勘違いしたらしい。その幼児に語りかけるような口調に、彼女は言葉では何も言わず、胸を張って雨の幕へと入っていく。ジーナを止める言葉を吐きながら、けれど彼女の歩みを指一本動かさずに眺めていた彼は、まざまざと彼女の変化を観察できた。
 期待の文字が頭の上から滑り落ちる。目を閉じ、意識を遠くへ持っていき、一瞬だけ眠るような夢心地になれば、傷もまた薄れていく。いくつもの期待が、彼女の頭から滑り降り、その跡が黒くなっていった。一筋、一筋と染まっていく彼女の身から、白はなくなり、黒に染め上げられ、そして特徴的な目がきらりと光った。それはロゴスが起きてから、久しく見ることのなかった色だ。真夏の青空、昼の容赦ない陽光を宿した色。
 呆然とした男は、やはり何も言わずに立ち尽くしていた。ジーナは一瞥し、さらに先に進む。
 何もない場所だ。
 ただ、雨が降り続けるだけの場所で、その存在はすぐに分かった。
 何かの結晶の山を見下す男の姿は、ジーナと同様に、黒く染め上げられている。黒いパナマ帽、鮮やかなパイナップルが目立つ黒地のアロハシャツ、黒スキニーに下駄の鼻緒さえも黒だった。
 ジーナが雨音に交えて、水溜りを踏んだ。規則正しく、一定のリズムの中での水音が崩れる。その音に反応して、男が振り向いた。
 やはりジーナからは、サングラス越しのその目は見えない。だが、何か呟いた男は、目を隠し続けたものを取った。
 鮮烈な色がそこには収まっていた。キラキラと太陽のように輝く、炎を彷彿とさせる色だ。赤ではない。燃えるように煌めく、その色の名前をジーナは知らない。
「さっきぶりだな、お嬢ちゃん。傷はもうよさそうだ」
 男が笑って挨拶をしてきた。それにジーナもまた答える。
「ええ、先程ぶりですね。こんな風なので、心配は無用でしてよ」
 同族との邂逅に、ジーナは精一杯の口調で、対等に見せかける。
 互いに笑い合って、そうして男から名乗りをあげた。
「諦観、の円城寺吾郎だ。お嬢ちゃんは?」
「期待、のジーナ・チャイカです」
 互いになるほどと思ったが、同時に疑問も抱く。
「期待のわりには、物悲しそうな雰囲気だ」
「なら、諦観にしては前向きすぎませんか」
 両者ともに答えがないのは、一瞬にして理解できた。自分たちは、そういう者だと既に知っている。そこに、それ以上を求める意味などなかったのだ。
「初めてです、同じ選別をくぐり抜けた人に出会えたのは」
「俺も同じ存在がいるとは思ってたが、会ったのは初めてだな。なんだ、一人でここまで来たのか」
「ええ、そうです。見かける人は、殆どロゴスに耐えられなかった。私以外、誰も」
「そいつは難儀な旅路だ。……失うだけの光景だったのか」
 吾郎の同情するような眼差しに、凛とした顔でジーナは言い返す。
「失うだけでしたが、それも選別の結果なのでしょうがないです」
「……さっきから、お嬢ちゃんはロゴスのことを選別って言ってんな。なんだ、その選別って」
「なんでも何も、ロゴスは選別でしょう?」
「ほう、なんでまたそんな風に思ったんだ」
 吾郎の纏う雰囲気が変わった。彼の態度の変化に、ジーナは嬉々として得られるものがあり、選ばれるのたる理由を述べていく。
「だって、この世の中にある、大半の下らない物を全て無くしてくれましたから。ロゴスは不要なものは全てなくすのです、私たちの飢えも、傷も何もかも」
 ニヤリと彼は笑う。笑うだけで、なんだか本当に、心の底からの喜びのようには、彼女は感じなかった。ただ、顔を歪めたような印象を抱く。
「じゃあ、お嬢ちゃんは大切な身内を失った連中に、それらが不要だって言うのか?」
 ジーナは、吾郎の質問に、なんだそんなことかと思った。
「私も母が選別に通らなかったことが悲しいです。でも、それがあの人の精一杯で、限界だっただけ」
「俺たちみたいなのは選ばれたって思っているのか」
「思っているも何も、それが事実でしょう。だから私はロゴスに、私たちと同じ存在に期待するんです。新しい時代、新しい世界がやってきたのだから、私たちは使徒になれるのです」
 起きた出来事は事実として解釈し、そこから先を向いていく。過去は変えようもなく、失われたものは戻らない。失われた理由を、失われても問題のない理由を、誰もが探しているのだ。
 ジーナは、だからこそあれが選別なのだと思っている。
 彼女の故郷は、誰一人として生き残らなかった。彼女だけが生き延びたその理由は、世界が彼女を必要だった、からだ。だが、彼女と相対する男は、その考えをハッキリと否定する。
「俺はロゴスによる新しい世界だなんて思わねぇ。ロゴスは天災だ。どうしようもねえ部分はあるが、俺たちのような存在は、その天災を鎮めるための手段であり、駒だ。英雄でも使徒でもねぇし、そんな大層な役割ができるはずがない」
 ある意味、自らの力を弁えた発言であった。諦観の灯り言に相応しい評価だ。だが、天災を鎮めると願うほどの期待と自信が込められた言葉でもあった。ついでに、彼の思った以上に冷酷な側面も見られる。
「冷めていらしてるのね」
「諦観の通りだ」
「雨が憎いのかしら?」
「憎いとは思わない。天災だから、しょうがねぇって思ってるだけだ」
「けれど、今は雨を利用していますわ」
「……ああ、そうだな」
 文字の山が何を意味するのかなど、ジーナはよく知っていた。彼女は、山を生み出したこともあるし、道中でいくつも似たようなものを見ている。吾郎が連れていった四人の姿はなく、文字だけがあるのならば、もう答えは出ていた。
 しばしの沈黙。やがて、吾郎が戻ろうと言う。雨の外に、人を待たせているから、と。彼は振り向きもせずに、雨の外へと歩きだす。ジーナは、それ以上何か発言することはなく、男の後を追った。
 雨の切れ目。あるいは、世界を隔てる銀幕。選別の違えた道。選ばれた者だけの大地、選ばれなかった者の土地。なんだっていい、なんだって本質は変わらない。ただの切れ目なのだ。
 そこにいたのは、先程と同じように立っているだけの男。顔色の悪さも、先刻と何も変わっていない。
 吾郎は男の名前を呼んだ。男の視線が吾郎へと向けられて、しかしすぐにジーナへと移る。
「君は」
「同類ってヤツさ」
 吾郎の説明で、男は納得したようだった。
「そうか……そうだな。コイツのようなヤツが他にいてもおかしくないのか。だが、こんな子供が」
「子供扱いしないでください」
「……すまない。少し、娘に似ていたものだから、つい」
 素直に謝ったので、それ以上ジーナは何も言わなかった。男は首を一度だけ横に振り、何かの雑念を払う。そして、今度は吾郎を真っ直ぐに見て、問うた。
「終わったのか」
「ああ、終わったよ」
 その過程や様子を一切省略した、簡潔すぎる返答に、男は一歩、二歩と後退り、そして力を抜いて座り込んだ。
「そうか……そうか、そうか! 終わった、終わったんだな」
 顔を手で覆い、同じ言葉ばかりを口にしながらも、やがて音は変化し、嗚咽ばかりとなっていく。大人の、それもたった今まで冷静に話していた人間が、あっという間に幼児のように泣き崩れる様を見たジーナは、少しばかり居心地が悪い。
 対し吾郎は、慰めるように男のそばにより、肩を優しく叩いていた。苦楽を共にした仲のように、互いの傷を知り合った彼らの言葉にならない情動は、ますます彼女の疎外感を煽る。
 だが、その疎外感は思ったほど長くは続かなかった。
 鼻を啜り、掠れ切った声で「もういい」と告げた男は、腫れぼったくなった目を何度も拭いて、立ち上がる。
「すまない、少し感情的になってしまった」
 そうして、先程とは真逆に大人の顔を男はする。
「円城寺もここまでありがとう。あんなにも我々の手助けをしてくれたというのに、こんな結末になってしまって、すまない」
「どうってことはねぇよ。旅は道連れ、世は情けって言うだろう。それに、最後は俺も謝るべきだ。すまねぇな、お前以外……助けられなかった」
 吾郎の言葉に、男は「しょうがないことだった」と慰める。
「それと、円城寺と同じ存在のお嬢さん。最後の最後で、君を巻き込んでしまったようだ。騒がしくしてしまったようで、申し訳ない」
「いいえ、大丈夫ですわ。あの騒動のおかげで、同じパドルに出会えましたもの」
 ジーナの零したパドルの言葉に、男は満足そうに微笑む。
「なるほど、君たちはパドルというのか。円城寺は頑なに教えようとしなかったから」
 スッと視線を向けられた吾郎は、そのまま顔を逸らし、弁明した。
「パドルって存在に、���に期待されたくはなかったからな。俺にだって限界はあるし、人間であることは変わらねぇぜ」
「……そういうことにしておくさ」
 穏やかなやりとりに、先程までの悲壮感は感じられない。男の、今にも倒れそうなほどの、鬼気迫る雰囲気はなくなり、それほどまでに終わったものの重さは測り知れない。
 何があったのだろう、とジーナの好奇心がもたげたが、先刻までのなりふり構わない号泣の様子を見れば、さすがに遠慮した。
「それで」
 男が微笑みながらも、話を続ける。
「君たちは、これからどうするんだい」
 これからの一語に、ジーナと吾郎は互いに視線を合わせる。それはまだ確認していないことだったが、しかし二人とも同種であるが故に、ほぼ確信していた未来でもあった。
「漠然とだが、行くべきだと思っている場所がある。お嬢ちゃんも、そうだろう?」
「ええ、同じく。でもその前に、お嬢ちゃん、て呼び方辞めてくださらない? 私には、ジーナという名前がありますわ」
「じゃあ、ジーナ嬢ちゃん」
「馬鹿にしているのかしら」
「そのつもりはないさ。俺の歳からすれば、お嬢ちゃん呼びの方がしっくりくるだけだ」
「まるきり、子供扱いなのですね」
「ジーナ嬢ちゃんは正真正銘ガキだろう」
 ざわりと嫌なものがジーナの喉を通り過ぎた。圧倒的なまでの余裕の表情を浮かべて、それでいて軽薄な様を見せつける諦観のパドルに、無性に苛つく。
 スッと彼女の目が細められるも、吾郎はその様子を無視する。
「で、話を戻そうか。俺も、ジーナ嬢ちゃんも、漠然とだがロゴスの中心へ行くべきだと感じている。感じると言うよりも、呼ばれるってのが正確だがな」
 吾郎の説明に、男が無言でジーナを見た。期待に応える様に、ジーナもまた頷く。
「ええ、私も感じています。あちらの方に向かうべきだと」
 ジーナが指さした方角は、雨雲が広がっていた。それを見た男は「真逆だな」と呟いた。この言葉に、もしかして着いてくる気だろうか、と一瞬だけジーナは心配した。だが、即座に吾郎が心配の芽を摘み取る。
「お前は、さっさとここから脱出した方がいい。もうなりふり構ってはいられない程度には、雨の侵食は進んでいるようだ」
 この町自体どの程度保つか、と三人の背後に広がる何もない場所を見て呟く。
「分かっているさ。私はパドルじゃない、人間だ」
「なら、いいんだが」
 大人たちの睨み合いに、ジーナは肩をすくめる。冷静なはずの彼らのやり取りは、時に回りくどく、そして面倒だ。
「パドルの私たちは向かうべき場所があり、人間のあなたはそこへは向かえない。なら、合理的に考えましょうよ」
「……ジーナさんに言われたら、もう諦めるさ」
「大変素直でよろしくてよ」
 ふふふ、と笑う彼女の様子に、吾郎は何か言おうとして、けれど全く別のことを話し始めた。
「それで、だ。今後の移動手段とやらで、確認したいことがある。俺たちが乗ってきた車は、そのままお前が使え」
「だが、」
「ああ、ああ。気にするな、移動手段はもう目処がついてる。あいつらが言ってただろう? 隣町では、殺し合いで優勝したやつにジープを一台進呈ってな」
 その話は、ジーナも覚えていた。あの不快な四人組の男たちが言っていた情報。
「あんな与太話を信じていらっしゃるの? しかも勝ち上がるつもりだなんて、諦観らしくないわ」
 雨の中でなら、ジーナとて自信がある。だが、未だ町として体裁が整っているのならば、まず間違いなく雨の外だ。その場合、パドルである彼女たちは、特殊な力を思う存分奮えない。もしかしたら、吾郎は何かしらの自信があるのかもしれないが。
「そうだな、諦観らしくねぇ。とは言っても、こんな指摘をするジーナ嬢ちゃんだって、期待らしくはねぇな」
「余計なお世話だわ」
 ふん、と鼻を鳴らしたジーナと、カラカラと笑う吾郎のやり取りを興味深そうに男は眺めていた。
「まぁ、さすがにそんなもんに参加するつもりはねぇよ。ただ、その噂話は結構広まっていたようでな。ちょいと、調べてみたことがあったんだ。そうすると、」
「なにかしら」
 わざと区切った彼に焦ったくなって、ジーナが問いただす。その様子を確認した吾郎は……。
「ジーナ嬢ちゃん、今の世界情勢ってヤツは分かるか?」
 と、全く違うことを話し始めたように思えた。
「突然なんですか」
「いや、ジーナ嬢ちゃんはロゴスを選別って言ってるからな。選別は選別らしく、現状の勢力図を理解してんのかと思って」
「私は、ほとんど人に出会ってないのですよ。数少ない出会った人々のほとんどは、パドルでもなく、雨に消えていきました。町についたのもここが初めてでしたし」
 ジーナの説明に、それまで黙って聞いていた男は口を挟む。
「円城寺。お前が何に警戒しているのかは分からないが、何でもかんでも察してもらえると思うな。話を進めたらどうだ」
 その指摘に、吾郎は小さな声で「すまん」と謝ったあと、すぐさま説明した。
「現状から考えてみれば、大国ナルツィアーゾは崩壊したとみていい。となると、序列的にはロヴィエが世界の王者にきて、その次がクリザミアだろう。向こうは、ほとんど被害がないって話だしな。これまで四カ国は、仲良しこよしで成り立っていたし、長いこと戦争なんかねぇ。なら、軍隊ってヤツは必要なかった。でも、国を超えた警察組織はあるし、組織犯罪ってのもなくならねぇ。組織犯罪の中には思想犯てヤツもいて、ここで国に煙たがられるのは、何だと思う?」
 再度の問いかけに、ジーナは考えてみた。そして、ロゴスが起きる前に見た映画を思い出す。
「……できあがった国家体制への反抗」
「そうだ、不平不満は誰だってあるし、完璧な国家なんてもんはない」
 そこまで説明して、ようやく本題へと戻ってくる。
「何が言いたい��ってことなんだがな、こんな大混乱な最中でも、ジーナ嬢ちゃんみたいな考え方ーーロゴスが選別であり、そこに選ばれた連中がいる--は、そう珍しくもないってことだ。終末思想とでも言うのか、大変換への憧れか、或いは強制的な変化への希望かは知らんが、一定数の共感者たちがいる。その中には、表じゃ大成功している人間もな。だからこそ、ここへやってくる連中がいるし、ここでことを始めようとする連中もいる」
 吾郎は、そのまま耳にした如何様にでも捉えられる教義と演説を脳裏に思い出した。だが、それを目の前にいる、真っ先に共感しそうな少女には伝えない。
「隣町の件も、おそらくこの手の奴らが裏で動いてる。でなけりゃ、こんな状況で垂涎もののジープをアッサリと手放すかよ」
 ついでに、と続く吾郎の言葉で、ようやくジーナは彼の狙いがわかった。
「あいつらが持っているのは、少なくともジープ一台じゃねぇだろうな」
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その後の話1
「そういえば君の目は、雨の中だと随分と鮮やかな青になるのだね」
「そうですの? 私、鏡を見ていなかったので気づきませんでしたわ。いったい、どんな色なのかしら」
「真夏の空の色のようだよ。透き通るような海ではないし、ただただ突き抜けるほどの真っ青な色だ。アウィンに似ているな」
「アウィン?」
「美しい石の名前だよ。アピスラズリの主成分でもあるんだ」
「まぁ、素敵」
「君たちパドルの目は、本当に美しい宝石のような目だね。円城寺の雨の中の目も見たことがあるんだが、ファイアオパールのようだと思ったさ。できれば、ずっとその色なら良かったのに、残念だ。ああ、雨の中で奪われたなら、もしかしてずっとその色のままなのだろうか。先程、君の頬にあった傷は治っているが、もしかして雨の中なら治癒するのかい? そうなら、目を貰えないだろうか」
「え、あの……え?」
「ジーナ嬢ちゃん、そうなったら離れときな。この大災害の中で、ネジが外れちまっただけだ。普段はリーダーらしい奴なんだが、どうにも俺たちの目に関してはこうなりがちでなぁ。始めは口説かれてるのかと思ったが、途中でこれは違うって気付いたんだよ……」
「円城寺の目は本当に綺麗だからなぁ。妻と観に行く予定だった宝石展の目玉の一つだったんだ。なぁ、本当にダメなのか? どうにかして美しいままに保てないか努力するから。ああ、ジーナさんの目もダメなのかい? その色は娘の好きな色だったから」
「……無理です」
「ほら、ジーナ嬢ちゃん泣きそうだぞ。やめろや」
「酷いなぁ、私はただ君たちの目の色が本当に美しくて好きなだけだよ」
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その後の話2
「本当に予想通り、車があるとは思いませんでしたわ」
「予感的中ってな」
「そういえば、運転は吾郎おじ様がなさるのですよね」
「ジーナ嬢ちゃんは免許持ってんのか?」
「持っていませんわ。でも今この時に、それが重要と思いですの?」
「そりゃそーだ……興味あるなら、道中どこかで運転してみるか」
「良いのですか」
「こんな状況で物損も人身事故もねえだろ」
「ふふふ、車の運転は映画を見てて憧れていました」
「へぇ、どんな映画がジーナ嬢ちゃんのお眼鏡に叶ったんだか」
「崖の間際でのカーチェイス」
「うーん、やっぱり辞めさせようか」
 実際問題、普通にジーナは壁にぶつけたし、おそらく何もなくても免許はとれないんじゃないかと吾郎は思った
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syupii · 5 months
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ディアマイのアイスグレーの地雷系ブラウスとモリグチカのジャンスカ
地雷系×和ロリコーデ。
ロマンティカ+ディアマイ+モリグチカの青を基調とした地雷系×和ロリコーデ。
我ながらナイスMIXコーデ。
☆使用アイテム
・ヘアアクセ
marcHenromanTica(メルヘンロマンティカ)
大和撫子ココシニクカチューシャ 紺
・ブラウス
DearMyLove
レース重ねハートドットフリルブラウス ブルーグレー L
・ジャンスカ
モリグチカ 永遠の一滴JSK 生地 : 青 和柄 : C) 天冥ロマンチカ
・ペチパンツ
夢展望
DearMyLove / サテンペチパンツ ピンク Mサイズ
・ソックス
Vallée lys(ヴァレリス)
Orchid Elegance Socks Black
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