#窓鈴虫
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みんな。苦しい時どうしてる?
わたしは今苦しいけど、もっともっと苦しい夜が何度もあったからまだ生きていける。
蝉から鈴虫の鳴き声へと移り変わる時間。
窓の外では本物の風がサルスベリの枝葉を揺らしていて、部屋の中ではつくり物の風がわたしの髪を揺らしている。
簡潔に近況���告をすると、チェコには行かなかった。関空まで行ったのに3時間前にフライトをキャンセルし、仕事もアパートもなくて実家に世話になり、日々身辺整理ばかりしている。今までなぜ執着していたのかわからないモノたちを着々と捨てている。
一緒にチェコへ帰れなくてごめんね。まだ心に想ってるひとがいることに、ようやくはっきりと気づいた。自分の心に正直に生きるのは苦しい。
2024.08.11
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2024/3/30
3月30日 人生を一回止めたいと思った。 暖かくて窓を開けて夜を過ごせている。暖かくなったので窓際にベッドを置いても大丈夫かな、と思ってお部屋の家具の配置替えをした。 そろそろ鳩の到来が怖かったので窓先のフクロウ(キラキラリボンと鈴付き)をもう一羽増やした。
本当に今日は何もなかった。 昨日心が無だったので振り返ることができていなかったけれど、新しい上司から捕獲したハクビシンを見せてもらった。ハクビシンは捕獲して処分するのに警察の許可がいるらしい。アライグマはいらないらしい。上手い処分の仕方がまだ確立できていなくて、檻に入ったハクビシンが飢えるまで待つしかない、と言っていた。 昨日の私が年度末の無の心の状態でよかった。
今までの部署の上席の方が、なんとなく、昨日は寂しげに私の席に来てくれたり何度も確認する様に来年度からも引き続き持っていく仕事のことでお話ししてくれたり、診断書のこととかも気にかけかてくれて、最後にちゃんと「ああ、なんか寂しいけれど…」と言ってくれたり、ちゃんと寂しかった。 帰り際に新しい上席の方へ「来週からよろしくお願いします」と何かスイッチを入れてやってる感で挨拶をしてしまった。お互いに出方を探り合う様な挨拶を終えて、すぐに涙が出てきてしまった。
今日は先送りにしていた処方箋薬局で痛み止めを受け取った。 まだ全然効かないんですけど、カロナール。 1日頭や身体は痛いまま。 あと定期券の再発行も受け取って、ヨガのスタジオで会員証も再発行してもらった。 取り戻すべきもの残すはパスケース。 パスケースと腕時計の正解が未だわからない。
先週不安で不安で仕方がなかったけれど多分大丈夫だったマッシュルームとエリンギのカレーを今日リベンジして、やっぱりまたマッシュルームが黒くなってしまったのに不安になりながら、また人体実験的に食べてしまうんだと思う(大丈夫であります様に)。
土手の菜の花がかなり黄色かったので久しぶりに土手に行ってみる。菜の花って虫がたくさんいるだけであまりいい印象がなかったので、至る所で菜の花の咲き誇る中に割り入って写真を撮っている人たちがいて驚いた。一瞬で春が過ぎそうな気がする。
本当は紙に日記を書きたいのだけれど、ノートは残り1日分しかなく、多分きりがいい明日に残しておきたい気持ちでiPhoneに打ち込んでいます。
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斜陽の真剣
窓の外の鈴虫の音色に耳を澄ましつつ、左手は顕微鏡のダイヤル、右手はマウス、そして目はモニターの画像に向けていると、一瞬自分は何をやっているのだろうかと不可思議な感覚に陥る。
それにしても最近の蚊は目の色が違う。刺し違える覚悟で血を吸いに来る。 もう夏の終わりも遠くない、蚊も後が無いのだ。 命の最後の輝き。心して打て。
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English Translation - Photon Blue/フォトンブルー
Song/Lyrics/Video: Harumaki Gohan Vocal: Hatsune Miku Original Nico upload here
大体もう僕の事が わかりきってしまうの こんなこんな長い線路の最果て 青空思い出して 電池の切れそうな藍じゃないけどさ 全然もう 泣いたりしないよ 一人ぼっちでいいよいいからさ かわりにこの終点に 夏を教えてくれ You’ve come to more or less understand me, right? At the end of these long, long railroad tracks, I remember the blue sky, like an indigo running out of charge. But I never want to do something like crying again I’m fine on my own, so never mind that. Instead, at this last stop, tell me about the summer.
「鉄塔の電線が影を落としたら もう僕らは帰らなきゃいけなくて 街灯が付いたなら君は小走りで また明日なんて当たり前だよ」 “When the power lines on the transmission towers cast their shadows, We have to go back home. When the streetlights turn on, you break into a sprint, Giving your usual ‘see you tomorrow.’”
夏はきっと切なくて 夏はきっと寂しくて だけど全部だけど全部忘れたくないんだろう 僕がずっと漂って もしも藍色の星についたなら 君が待ってる気がしてる Surely the summer is painful, surely it’s lonely. But I think, but I think, I don’t want to forget any of it. I’m always drifting about. But if I were to reach the blue star*, I’ve got the feeling you’d be waiting there.
大体もう君の事を 覚えきってしまうよ こんなこんな長い線路じゃ仕方ない 君は何のため 電池の切れそうな僕の手を引くのさ 暇つぶしなんて そこまで薄情じゃないよ さっきの続きを話してよ 君が愛おしい夏の I’ve come to more or less learn about you. I suppose there’s no other way besides these long, long railroad track. For some reason, you took the hand of my dying-charge self. What a waste of time. Going that far is pretty heartless. But continue your story from last time, Of your beloved summer.
「風鈴の演奏が虫の声に溶けて もう僕らは眠らなきゃいけなくて 蛍光灯消した後 君の手をとって 窓から抜けだして 秘密基地へいこう」 “When the wind chimes’ tune melts into the sounds of the insects, We have to go to bed. After the fluorescent lamps have turned off, I take your hand, We sneak out through the window, and head to our secret base.”
夏はきっと儚くて だけどずっと愛おしくて だから全部だから全部かばんに詰め込んだんだろう 君が聴いた蝉の声 もしも最果ての星についたなら 誰かに話しておくとしよう Surely the summer is fleeting, But I’ll always treasure it. But I think, but I think, I’ll cram it all into my bag. The cicadas’ voices you heard, perhaps if I reached the furthest star, I’d tell someone about them.
ずっと前の前の前の事みたいだ 偽物ばっかの星で僕は 君に出会ってるような 気がしたのさ It seemed so far, far, far away. The star where I was meeting you Appears to be a mere fake, I’ve come to realize.
きっと泣いていた ずっとそこに居て 夏をずっと抱きしめていた だから全部だから全部思い出せないんだろう 二人きりの夏だったんだ 君の笑顔だって泣いた夜もまだ 何一つ僕は 思い出せないよ 二人で覚えておいたから Surely I was crying. I’ve been here this whole time. I’ve long been holding close this summer. And so I think, and so I think, I can’t remember it at all. That summer was only for the two of us. Your smile, that tearful night, I can’t recall A single thing. Because we made those memories between the two of us.
*Note: the “blue star” mentioned here and throughout the song might be referencing The Blue Planet, a recurring setting in a number of Harumaki Gohan’s songs. The Blue Planet is referred to as “藍色の星”, the same name used in this song.
Special thanks to Discord user Sforzando#4428 of Magia Union Translations for assisting with the final verse.
Please note that this translation has not been reviewed by anybody else, so there may still be some errors. If you spot anything, please let me know.
All rights are to Harumaki Gohan, I own nothing but this translation. You are free to use this translation, but I ask that you credit this source.
#first non-magireco translation in a while huh#i said several months ago that i'd retranslate photon blue for the harugo wiki#since hazuki no yume took down all her translations before the wiki admins could ask for permission#so it's still untranslated on there#alright back to jsoning hell because i'm dumb and i took on doing kushu's wish me luck-#vocaloid#harumaki gohan#photon blue#hatsune miku#rapo translates#EDIT: AHHH I FORGOT THE READ MORE AHHHH
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無題
こころがいたいから、とふたをする。
み(れ)ないように
秋の夜長の頃には相応しくないてらてらとした陽射しがダークカラーのベッドシーツを熱するから眠れない。ので、代わりに白昼夢を見る。
降り注ぐ光が蝶だったらここはもしかしたらこの世とあの世の狭間だったのかもしれない。それかあの子が話す言葉の一粒一粒だったなら、そう思って飲み込む唾液は甘い。
寝返りをうつと血の匂いがした。伝う感触が夢から現実への転換装置のように働いて、(こんなものただの電気信号のくせに)、テキパキと状況の処理をする。汚れた布を洗濯機に放り込んでそのまま冷たい水を浴びる。伝うものが液体であることは変わらないのにと少しだけ落ち着きながらあの子の声をもう思い出せないことに気がつく。
みないようにふたをする
めをくらませるながれ
レンジで500w3分半温めるだけの簡単な昼食は顔も知らないダレカの笑い声とともに胃に流される。消化にかかるのは多分5時間〜7時間。その頃には鈴虫の声が部屋の中にも届く。「電話越しだと声、聞こえないんだよね」というあの子の言葉は色はあるのにもうあつくなくなっていて、砂のようでそれを喰むとざりりと甘く喉が乾いた。
人の気配のするこの建物は四六時中生きている匂いがする。階段を登ってくる無骨な足音。インターホンが鳴る。ほら、隣の住人が扉をあけた。陽が沈むとベランダの窓はヤモリたちの食卓へと変わる。街中とは違う生活という名の喧騒の中で刻々とすぎゆく今日を見送る。
JR新宿駅で降りてすぐの階段で「またね」と言った。見送る背中が視界から消える前に私も反対側に歩き出す、そこからは君が辿った人生の記録と同じだ。疲れて部屋に帰る頃にはスーパーは閉まっているから最寄りのコンビニでレタスサンドと普段は飲まないカルピスウォーターを買う。それが夏の記憶だったかは定かではない。つけっぱなしにしたままのTVモニターではキリンが列を成していて、AM2:45の湿度に髪が伸びたことに気がついて美容室の予約を入れ明日の旅支度をする。
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夏休み!
8月、そして夏休み、9月と下書きに眠っていた分を掘り起こす コピーペーストした文で埋め、放置 もうだいぶ記憶は薄れている 目についた文は冷え切っている
私がする文章の書き起こしは多くの場合単なる吐き出しだ ひらめきの寄せ集めであり、取り留めがない それをシワをのばすようにしてある程度形にまとめるのが億劫で、つまり優先順位に昇らなくて日が経ちに経った 良くも悪くも待ち受ける何かがないために書かないという選択肢をとることが簡単なのだ
(「ひらめき」と言ってしまうと何かすごいかしこまった印象がある 「思い浮かぶ」が似た現象を扱う類語としてあるけど、単語としての機能・表象は「ひらめき」に劣ると思っている 文章の体(てい)を気にしているから……)
すでに10月で、後期授業も始まって、こたつも衣替えも始まったが夏休みの日記を投げる このまま一生でてこないと思ってたが出るらしい
健康に閉じこもっていたときの日記なので文体がグルグルしている
8月の要素
補講欠席、おじさんと激辛シュークリーム、カビ掃除、最高創作、手書き30秒固定カメラ個人競技、灯籠流し、帰省
おもしろいものはつかれる 白湯みたいに何も残らないけど感触は確かにある作品を見てみたい気がする ……集中が続く程度のほどほど衝撃を受けられるものを(ゼイタク〜)
スマホにちまちま描くのたのしい! が再熱
オシャレペン is GOD
9/2
おもしろくてつかれる映画を観た
『ラストマイル』
アンナチュラルもMIUもみていたので予告から楽しみにしていた
エンドロールが流れ終わり、会場が明るくなった後なかなか立ち上がれず(一緒に見に来た)母と顔を見合わせた 疲れと呆然と解放のため息 しばらく、昼から夕方まで映画の話をした
ここからは箇条書きで感想を残す
・わたしが犯人ならそうする、と言った声色と仕草に懐かし愛おしむような、愛子の頭を撫でるような物を感じた しかし、違った これは結局確信に酔っていた自己愛だったのかもしれない (ミスリードが上手い!) 当然の���うに自分を抱きしめ、他人にもそうしてほしいと願える方ですごく人として上司として主人公として安心して観れる 好きだ
・時々悪質な驚かしがあり据わり悪さを感じヒ〜〜〜〜となる ジャンプスケア 音にビクビクして肩がいかる
・いい意味ても悪い意味でも釘付けになった
・切り取ってみたい映像の美しさ 漫画であれば大コマだな〜とわかるような、目を惹く力がその一点にある カメラワークというか視線の集め方というか、そういう構成的な部分の上手さにずっとあてられた 大雪のなか過去を告白するシーンが特に魅力的に思えた 背景の無機質な感じや色の雑多さも好き
・ドラマの方々がメインテーマと共に画面に映ったとき、興奮よりも安心が勝る ハラハラしてばかり アンナチュラルの死と対面しててもふつーの態度が崩れないところが好きだ それが仕事だし日常であって、だから何よりも冷静な目でいてくれる 安心〜〜〜
・事件は最善の解決結果となり、物語は終了 しかし語られた問題は残ったまま終わる この監督/脚本の作品はたいていがそういった、社会にメスを入れて歪な部分を手にとって見せてくれるものだ 観終わった瞬間疲れとモヤモヤの重量感に襲われる 今回の映画では運送会社にスポットがあてられたが、別にここに限った話ではないのだろうなと「働く」ことに関連する全てのものを連想してしまう 仕事でなくとも、個人が思いわだかまって動いても全体には反映されない、あの集団構造があるところに重ねられる話だ 改革にはすくい取れないものや、それによって強制されるものとそれに反発できない意識がいつの間にか当たり前の日常になっていて溺れてからでないと終了できない 終了してからもその欠陥は残される ほしいものはわかるけど、そのためにどうすればいいのかわからない すでに知っている人々がいる だから広すぎるから多すぎるからでは片せない、もっと多数にそれらを教えてくれる構造が組み込まれるといいのかな
※
突然の腹痛
こまる 非常に
痛みの波がある
お腹が苦しくなったり、緩んだり 大腸が活動しているのだ
あたま、特におでこあたりがスースーする
そこから冷や汗がじわりと滲み出、さするとペタリとした感触があった
全身のところどころが冷たい 鳥肌がたっていた 手でさすろうとするも力が入らずぺたぺたと上下させるのみだ
脳が目を開けろといっているのに、身体は目を閉じろという 半目である
どうして、なぜ、なにが……といったことに巡らせる余裕はなく、ただボウとしている 痛い
横になりたいというか倒れ込んでしまいたい
血色がひどく唇が色を失っている と聞いた 一度鏡で顔をチラと見たが視界がぼやけていて像しかつかめず顔色まで判然としなかった 足の痺れに気づく
夜、回復
今までに感じたことのない変な痛みでこわかった もう二度と勘弁 来るならちゃんと来い
3
涼しい! びっくり
外に出たら少しひやっとした 嬉しい〜〜 冷房が要らない気温、享受できる日差し しい〜〜〜〜〜
図書館
本当は1時間早く起きて9時の電車でむかう予定だったが、まあ起きれず11時前頃に着いた ……
駅に同接している御茶所でソフトクリームを食べた 粘度がちょっとあるので掬ったスプーンの先にツノができる 店内はせんべいが、ソフトクリームは豆が匂う 吸っても吐いても香ばしい
迎えの車を待っているとき、隣のベンチでおばあさんがパピコを食べ始めてビビる 自然な動作
5
横になって本を読む リリリリと小刻みに虫の音が聞こえた しかし耳鳴りだった 鈴虫がなってる〜と外に出ようと立ち上がったら静寂 確かな時間はわからないが、10p以上読む間耳鳴りを止めずにいたらしい え〜……
文字を認識するはやさと意味を了解するはやさが合わない 目がすべる もうねる
6
目尻まで沈む
内で響く息の音がする
天井についているスピーカーの穴を見る
白、青、黄色
息をする度にお腹が水面もしかすると水上に触れる
鼻頭を残して沈む
目を開けてみたい しかしはやく動くことを身体に強制することになるのは嫌なのでただ呼吸をし続ける
頭が段差についていた
体を起こす
目周りにある水を手の指で払う
瞼がむくんでいた
静かだ
何かしたいがやる気はない
達成することにだけ目がいっている気がする その間の過程にも燃えることができていないのかもしれない そんなわけはないだろうが、おそらくそうなのかもしれない ただ目を動かす 何も動いていない
何も動じない ただやる気がない 動いていない
小中高大と、どんどん人のピントが自分の範囲と合っていく
自分の内をボソボソグダグダ連ねた言葉を、頷いて聞いてくれる 嬉しくて楽しいくて嬉しい
結局私は私を求めているだけなのかもしれない 私とその範囲に掠める領域にいるものを探しているらしい でも知らない、外からのものはほしい 見たい
勝手に…………
9/9
手すりが朝露で濡れている
朝、ベランダに出る 外に出たかったから
ジージー、ピロピロ、ピーピー、ヂヂヂヂヂヂ、ジャジャジジャ、ヨイヨイヨイ 虫やら鳥やらの鳴き声が聞こえる 不快な騒音ではない 近所の人の草刈り機や台所の音もそれなりの音量で耳に入る
陽も上がりきっておらず片方がやけに明るい 霧が田んぼの上にあり、杉が風景から浮いている 方々で白や橙がかかっていた
てきとうに体を伸ばしたり曲げたり、手を握ったり開いたりする ひやひやしていて心地いい
部屋に入る 温度が明らかに違う 物の匂いで充満している
9/11
集中できない
文字をのみこむと頭がガヤガヤし続ける あまり快い状態ではない 何もできないところの数歩前
無心で言葉を出すと落ち着く だから書いている
紙に書いた
最近、紙にシャーペンで書くことが増えた 単純に良いと思う ブルーライトからの支配から逃れようとバタバタしたのが始めだが、紙上での文字の出方が好きで近頃はよく書くようになった 乱雑で欠けた部分が、ふり返ってみると、いく��も見つかるけど言葉を出すことだけが目的なのでそれが良いと思う
紙の上だと私はいないが私だけで文字を外に出している これが好き ピリオドのような黒点で文を区切るのも好き 基本、なんとなく文に句点をつけないようになっているが紙の点は許容できる あとカッコで補ってみたり記号を付けたりしないので素っぽくなって良い まあ、どちらにしろ演じている節はあるのだろうが……
演じている かっこつけたり、騒々しくしたり 何が本物なんでしょう(知らん)
9:30
図書館に来ている
小中とよく来館したところ 匂いと物の位置で記憶が掘り出される が、全く郷愁の念は湧いてこない 謎
窓にガガンボが張り付いている席にいる
新聞紙がめくられる、カードが読み込まれる、めっちゃ鈴虫、たまに人の声 いや(思っていたよりも)かなりの頻度で
11:28
時間がない 時間を感じない
飽きを感じたので休憩する イヤホンケースをいじりながらスマホをいじる 光 腕時計がライトを反射していた
時間がないというのは、室内の明かりが多少原因していると思った 外から日光は漏れて見えるが温度はない 空調で統一された温度 腕を触ると冷えている そして外の様子は白い布で遮断されている 隙間から緑とコンクリートの灰色だけが見える 動く影もたまに視界に入ってくるがあまり強く感じられない 無視できてしまう とにかく、今ある明るさのほとんどがが人工的であってそれには時間が含まれない (お腹の空き具合がちょうど中間にあるのもこの感覚を引き出している一つなのかもと思いつく)雨の日の台所、夏の部活、日曜朝食後の10時頃のような なんとなく怠く、座ることが心地よい
16:30
集中が切れる
頭が満腹
何も読めない
開いて、文字を頭上で展開することができない 手もよれよれ つかれた
読む速度が遅く、ほぼ1日中図書館にいたが200pくらいしか進められていない 途中途中頭に湧いた文字を消化するのに邪魔されたのもあるけども……本の読みやすさや相性以前になんか……でもこんなもんなのか……単に睡眠不足が原因なのかもしれませんが……目を閉じたら寝れそう……
12
人間の生は尊重されるべき ←書いてて涙が出そうになる
そうか…… そうかも…… そうか……? そうかも……
広く、人の生とそこで認められるべき諸権利は尊重されてほしいと思う が、本当に一人一人の生について、そう思えるかわからない 私はめちゃめちゃ人に対して嫌悪感も好意も抱く なので一概に命を大切に思いますと言えるのかわからない でも別に生死まで求めないな そうだ そうじゃん 関わりという点のみ考えてます そりゃそうだ 皆さんの生は尊重されるべきです 絶対に
尊重されるべきである というよりかはそうでなかったら誰でも苦しむことになるよという話かも
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ひらめきは主に言葉のかたまりとなって出てくる 背景とその雰囲気は色彩をもった映像で思い浮かばれるが、ほとんどは文字である その言葉は生まれてくるのに時間がかかる 数年だったり、明日だったり ふっと、何かスイッチが押されたとき頭に湧き出て形となる 創作意欲がないというのはここに起因している 思いついたときはそれを100の状態に整えるためと机に液晶に齧りつける しかし空っぽのときは何もできない 意欲を待つしかない つまりまあ、刺激がほしい 私は外から刺激がない限り何も生まれないらしい 歩きな〜
※
fineのしっかり者は天祥院英智と伏見弓弦です ←そうなんだ
しっかり者とクールの区別、兄と弟の分けられ方で永遠にニコニコしている
料理好きのカテゴリー好き 料理の上手い下手は関係なく、ただ好きというところで括られている 上手でよく作ってる描写がある人がおらず、あまり得意ではないけど楽しいねといったストーリーがあって人がいた 良い定義
紅月 読み取ると同時に推測される空白の重みでサイコ〜〜〜〜になった ありえんほど良い
※
「虎に翼」の一週間分の放送を観て、途中でとめた 人と世界の重さが、誇張なくぶつかってきて息が詰まる
差別ってあるべきなのか
規制はされるべき 推奨はされるべきではない それで傷がつけられるだろうので
差別は感情に起因している 感情の抑制と同じように、怒りや憎悪と似たように考えてみるのもありなのか、も? うーん…… 生じた差別を放置するのはもちろん、完全になくすのもよろしくないのか……? 解ける場合なら無いほうがいいだろうと思ってしまうが何が善い歩なんだろう 個人間の問題と片せるものでもないけど全体性にだけ注視すると掬いとれない部分がある気がする
知らないことは悪だと部分的に思っている 目に見えないものは五万とあるからどうしようもない、という理由で部分的に悪ではない
知っていることで悪でなくなるわけでもないが、力に寄れることはできる
知っていることでそれに衣の端を引っ掛けている ずっとどこかに引いている そればかりを気にしてしまう どうすればいいんだ 本当の服の形がわからなくなるときがある 寄り添うのでなく願い続けていたい
感情だけが本物だ どんなごちゃごちゃとした議論があろうと、感情的な言葉が出てきた途端それに惹きつけられて信じる 信じられる それを軸に動こうとするのは場合によっては良くない���果を招くかもしれないが、それを尊重する等して忘れないようにしておくのは大切だと思ってしまう
でも、信じられてしまうしそれで揺れてしまうから感情のない分析と興味関心だけのものが大好きだ 本当に……
人間は文化的な生きものではないが、文化的に生きれる からそれに縛られて生きるしかないし、場合によっては「そうするべき」と言えてしまう
(「脈々と引き継がれてきた伝統というのは、ある意味では存在しない」という言葉を何回か聞き、そしてそれに対抗するような意見をまだ見つけられていないのでめちゃめちゃ学ぶことや文化に対しての光的なそれを見失ってる人間の言うことなのでそのうち変わる 変えてくれ……教えてくれ…… 興味関心おもしろ〜以外の素晴らしさをちゃんと知りたい)(そういう題材の本を探せばいいよ)(……)
15
簡単な語彙での表現が多い というか、言葉の更新や導入が乏しい
内在したものを言葉に具体化させることが苦手だ
イメージはわかるが簡潔に、シンプルに、言語へ移行させるのが苦手だ
しかし、イメージはわかっているのだ ならばそれに対応する表現をつかえばよい
穏やか→凪、昼の森林
もっと簡単にしてもいい 一々凝らそうとしなくてもよい 形容詞ひとつでもいいらしい
目に見え、耳に聞こえ、味がわかる、知覚されたものはそれをそのままひとつずつ並べるのと同じようにすればいい
実感は並列されない ぐちゃぐちゃだ 混在という文字そのまま、混ざって同時だったり分裂だったりして存在する
その様態を付け加えて書き出せばいい
でもピタッとはまる表現を読むのは快感 それを一番よい/好きな文としているから抜け出せないかもしれない
身の丈に合うかっこつけ方をいつも模索しているのかもしれない
わからんすぎ
🫥
※
ごはん美味し〜〜
一人暮らし、不安
帰省する度にこれになる 大丈夫なんでしょうか 9:30頃になると眠気がくる健康ボディを崩さずがんばれるのか 夏休みの終わりよりも実家離れにガ〜ン……となってる
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各地句会報
花鳥誌 令和6年10月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和6年7月1日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
浜木綿を染めし落暉の日本海 かづを ナースとて香水ほのと香りたり 同 風に波打つまで育ちゐる青田 同 網戸越し松に鴉が羽繕ひ 清女 這ひ出でし苔を褥に夏の蝶 笑子 青梅雨の沖へ沖へと藍深む 同 産土の茅の輪くぐりに星が降り 希子 女達噂話や梅雨しとど 和子 虚子愛子柏翠句碑に大夕立 匠 蛍や自害に果てし一城主 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月4日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
夏の雲飛行機雲に結ばれて 喜代子 狭庭にも大株四葩二本咲き 由季子 天筆に今年も祈る星祭 都 パナマ帽モボモガの世に生きた親 同 青すだれ隣家の灯り遠くなり 同 単衣着て白き衿足なまめける 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
梅雨の蝶なれば鼓動のやうな翅 順子 阿羅漢に逢ふには黒き麻を選り 同 蚊遣香きれいどころを紫に 光子 剥落の喜怒哀楽の貌涼し 風頭 金ピカの阿弥陀炎暑を撥ね返す 佑天 遅れ從く行人坂の上に夏 昌文 唇うすき五百羅漢の薄衣 同
岡田順子選 特選句
茄子植うる角を曲りて羅漢寺 和子 阿羅漢の肋へ夜々の早星 光子 女人描くやうに蚊遣の煙かな 和子 朝涼に羅漢千ほど詣でけり 軽象 羅漢へは夏の讃美歌届かざる 俊樹 水鉄砲水に沈めてゆく遊び 和子 汗の我汗無き五百羅漢像 緋路
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月6日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
いそいそと出かける母の洗ひ髪 成子 原罪を忘れしごとく髪洗ふ 朝子 髪洗ひ沛然の夜を深眠り 美穂 身体の壺深くせむ泉湧く 同 蝙蝠となりイザベラの墓を守る かおり 無限とはあの夏雲のあふれやう 朝子 遠ざかる汽笛を胸に髪洗ふ かおり 待つ事に慣らされたかなソーダ水 修二 昼寝覚また見失ふ青い鳥 かおり いいかげんな返事はできぬ滝の前 睦子 地の底に���道のあり夏薊 朝子 水海月ニュートリノとは身の不才 久美子 青く浮く水の惑星飛ぶ蛍 光子 群るること嫌ふ子の飼ふ目高かな たかし 手の中に捨つるつもりの落し文 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎帝や新幹線の響動もせり 時江 汗の顔拭いても直ぐに汗の顔 みす枝 蛍の夜君と辿つた田舎道 和子 網戸より青き大空真清けし 時江 雲の峰向けて大きなホームラン みす枝 羅に齢見せたり隠したり 世詩明 万緑の中に抱かる風化仏 時江 弁解はすまじと白扇閉ぢらるる 昭子 老いたれば野盗の如く西瓜喰ぶ 世詩明 魂の抜けて極楽大昼寝 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月8日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
すこやかと母の昼寝のたのもしき 和魚 入道雲更に一段気負ひ立つ 秋尚 昼寝して疲れひと先づ剥がれゆく 貴薫 妣の忌や水やうかんの三姉妹 美貴 入道雲夢語り合ふ部活の子 同 保母泣かせ昼寝の時に元気な児 エイ子 海風に昼寝誘はれ母の膝 史空 束の間の午睡ゆらゆら旅の途中 のりこ 離れ島入道雲に呑み込まれ 史空 よく冷えて角立ちてをる水羊羹 三無 入道雲掴みきつたるクレーン車 同 今少し続きに未練昼寝覚 秋尚 定期船入道雲に溶けてゆく 史空 昼寝さめ穂高の風は空の色 ます江 幼子の昼寝絵本を抱きしまま 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
断面のやうなビル窓夕焼けて 都 アイスコーヒー別れるために会ふ人の 同 火取虫灯りともせばあらあらし 和子 狛犬の口を漱ぐや男梅雨 美智子 さらばへて汗もかかずに老いてゆく 悦子 目の前の影と思へば蚊喰鳥 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
非常なる毛虫退治も日常に あけみ きようだいが内緒の話ハンモック 裕子 今日を無事に終へて夜風と衣紋竿 同 山寺や山あぢさゐの道になり 令子 蛍飛ぶ幼き頃を誘ひ出し 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月13日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
滴りに苔むす岩の息づかひ 多美女 凌霄花掴まり処なき揺れて 亜栄子 早苗饗やのんびり浸る露天風呂 幸風 解体の決まる旧家や釣忍 百合子 葛餅を分厚く切りて客迎へ 美枝子 葛餅のギヤマン盛の重さかな 文英 涼しげに楓日傘の年尾句碑 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月16日 萩花鳥会
七月場所若手の力士続続と 祐子 雷神へ千の手拝む千年の樹 健雄 水田に波紋広げて梅雨に入る 俊文 今咲いた深夜の電話月下美人 恒雄 仙人掌の生きぬく力強きこと ゆかり 夕立の真つ只中の下枝かな 吉之 雷鳴に負けじ響くや母の声 明子 母逝きて幾年たちぬ仙人掌花 美恵子
………………………………………………………………
令和6年7月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
無雑作に立て掛てあり古葭著 雪 青葉木菟夜は淋しと鳴くならん 同 此のに金色飼はれし師の月日 同 足羽山はみだして来る蟬時雨 かづを 万緑を鎧ふ最古の天守閣 同 風鈴や此の先老をどう生きる 真喜栄 一と日毎老鶯の声啼細る 英美子 半百生鯖より蛸の足を買ふ 賢一 草を引く予定は未定なる気まま やす香 蛍の夜君と語りし田圃径 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月17日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
加賀鳶の夕顔の種翔しけり 世詩明 朝顔の晒したてなる朝の雨 同 梅雨の灯に手相見る癖ケセラセラ 清女 牽牛花の螺旋昇るや夢連れて 千加江 朝顔や父母ゐなく実家もなく 令子 夏のシャツざぶざぶ洗ふ達者に洗ふ 同 いとさびし師の忌が一つ増えた夏 淳子 雲の峰背ナに担ぎて手を振れり 和子 朝顔の咲いて嬉しきことも無く 同 荒梅雨や工事現場にヨイトマケ 数幸 光陰を渦に背負ひし蝸牛 雪 サングラス顔を隠してゐるつもり 同 光りたき所に光りゐる蛍 同 又の世も火蛾と生まれて灯を恋ふか 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月19日 さきたま花鳥句会
山百合や日に三本の村のバス 月惑 しなやかに見沼の青田穂を孕む 八草 翡翠を待つ三脚の影伸びて 裕章 はたと止む平家の里の夜の蟬 ふゆ子 梅雨明けて肌に塗るもの一つ増え としゑ 葉は枯るも生きてゐるよとミニトマト 恵美子 けだるげな猫の往診暑気中り みのり 酔芙蓉午後の日差しに色の濃く 彩香 愛想なき冷たさが好き竹婦人 良江
………………………………………………………………
令和6年7月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
隠沼の何処に存すか牛蛙 文英 炎帝を弾きとばして母の塔 三無 雨上り烈日をあぶ蟬と吾 久子 夏の沼水切りの輪閃閃と 三無 みんみんの遠く近くに読経めく 慶月 琅玕の風をたわわにアッパッパ 幸風 隠沼を揺さぶる響き牛蛙 亜栄子 漢行く灼けし空缶蹴りとばし 三無
栗林圭魚選 特選句
ご褒美はお花���の大饗宴 白陶 水無月の乾き切つたる空となる 秋尚 炎天の隠れやうなき径白き 同 父母と黴の匂ひや里の閨 経彦 沼いつも古色を湛へ蜻蛉生る 千種 石仏の錆びし錫杖金絲草 亜栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年7月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
金漿つけしお羽黒とんぼ登場す 雪 蝙蝠や国府の名残り路地路地に 同 真白なる羽根たたみたる火蛾の果て 同 夕方に雲の集まる男梅雨 たけし 宮涼し巫女の舞ふ袖ふくらめり 同 柿葺閂錆し竹落葉 同 蟬時雨一山丸ごと震へをり みす枝 夫逝きし庭より聞こゆ青葉木菟 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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秋の訪れ 世界の皆様に捧ぐ!
Genden-TukuRich®️の世界へようこそ!! VOL.268 ようやく夜なると鈴虫やコウロギの合唱が聴こえてくるようになった。 虫の音を聞きたいので窓を開けていたいが、まだ湿気が身体にまとわりつく。 夜も更けてくるとやっと涼しく感じる。 今年も年と共に夏の暑さが身に染みた。 今年も暑い夏を乗り越えられたと、胸を撫で下ろすのである。 小生、気がつくと還暦である! 一雨一雨降るたびに秋が一歩一歩近づいてくる。 嬉しくて仕方ない 哀愁を感じるこの季節がことのほか好きである。 しばらくこの季節が続いて欲しいものだ! Song by Genden-TukuRich®︎ Apple music、Spotify…
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19時42分、天気は晴れ 実家にはエアコンが無いので、扇風機とにらめっこをしている この扇風機、ずっと私の方を向いているわけじゃない 私の方に向いていないとき、少しかなしい 恋愛に似てる
窓の外からは鈴虫の声 テーブルの上からはラジオの野球実況 ソファの上では祖母が誰かと電話をしている ラジオがつけっぱなしだから、色んな音が重なって、不協和音になって
お盆、仏壇の提灯がくるくると回りながら光っている 小さい頃は綺麗でずっと眺めてたっけ、と思い出しながら天井を見上げてる 憧れより現実を見るようになったんだ 実家に帰る度に、大人になっていく 大人にならなきゃいけないことを突きつけられる 帰ってきたら心は子どもに戻るのに 戻りたいのに
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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 Everything Everywhere All at Once
自分の今の選択を愛して。
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主人公は家庭を持つ平凡で普通な中年女性・エヴリン。コインランドリーの税金問題、父親の介護に、反抗期の娘、優しいだけで頼りにならない夫と、日々の問題で手いっぱいのエヴリン。そんな彼女の前に突然、夫の体に憑依した“別の宇宙の夫”から、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と世界の命運を託される。彼女は戸惑いながらも、マルチバースにジャンプすることで次々と現れる敵と戦うが、巨悪の正体は自分の娘の姿をしていて……。
めちゃくちゃ泣いた…目がパンパンに腫れた。後半はずっと泣きっぱなしだった。全体としてコメディ要素が強くて、製作陣の「笑わせてやる!」という感じがしつこくもあったんだけど、家族というテーマの重さや後半の号泣必死なシーンたちのおかげでしっかりバランスをとった、「笑えて泣ける映画」だった。主題歌の"This is a Life"も映画を観た後に聞くとめちゃくちゃ泣けるので聴いてほしい!
(※以下、映画の内容のネタバレ注意)
エブリンとウェイモンド、夫婦の関係
エヴリンとジョイ、母と娘の関係
ジョイ(ジョブ・トゥパキ)のコスチュームや武器
1.エブリンとウェイモンド、夫婦の関係
平凡な中年女性・エブリンはある日マルチバース世界の戦いに巻き込まれる。マルチバース・アルファの世界から来たウェイモンドは「君はマルチバース世界の全ての選択肢の枝の中で最も最悪な人生を辿っている。だからこそ、特別だ」と語る。自分が選ばなかった他の輝かしい人生たちを見て、エブリンは「結婚したのは間違いだった」と思う。彼女が夫のプロポーズを受けなかった先の人生で、彼女はカンフーの達人となっていた。コインランドリーの経営、税金、夫に渡された離婚届……やけくそになった彼女は税金控除に関する書類を��っぽかしパーティで大暴れ。税務署職員のディアドラが突入してきたところで自分が経営しているコインランドリーの窓を叩き割り、警官に取り押さえられる。エブリンがどうにでもなれといった様子でぼーっとしていたところ、突然ディアドラは警官に「彼女を放していい。書類の提出をあと一週間待ってあげる」と告げる。彼女の夫ウェイモンドが説得したという。エブリンは堅物ディアドラがそんなことを聞いてくれるはずがないと驚く。その時、頼りない夫が自分とは違う方法で闘い続けていたことを知る。
エヴリンはマルチバースでの戦いの中で、物語の発端である“別の宇宙の夫”アルファ・ウェイモンドに好感を抱いていく。はじめ��「他の私に戦わせてよ。私は平凡な一般女性よ」的なことを言って彼に怒っていたが、戦闘の中うまくジャンプできたことで"you were incredible."と褒められ別の世界の素晴らしい自分を思い描いたり、夫がアルファになっていると分かるとほっとした表情を見せたりと、彼を通して別の世界への期待を膨らませる。もちろん、マルチバースへとどまり続ければ無事では済まず、アルファ曰く「死ぬより凄惨なこと」になると言われているので、彼女も表立ってそんなことは言わない。だがマルチバース世界からはじめに召喚されたのが夫だったのは、彼女が別の世界への欲望を抱く最初のトリガーとして必要だったからではないかと思う。
対して、エヴリンの現実世界の夫・ウェイモンドは虫も殺せないほど優しいが頼りない。映画冒頭のコインランドリーのシーンでは、お客さんの接客をしていたのにいつのまにか踊っていたり、預かり品にギョロ目シールを貼ったり(本当になんで?)と、天然なのかおバカなのか……。エヴリンはそんな夫の様子にあきれ、背後のTVに映るロマンチックな男女の映像に見とれている。また、「夫のプロポーズを受けなかった自分」の人生をジャンプのさなか垣間見たことで彼女は夫に「あなたと結婚したのは間違いだった」と言ってしまう。結婚しなかった彼女はカンフーを極めたことで一躍有名人となり、きらびやかなドレスをまとい師匠とともに高級ホテルのような建物に入っていく。そこでもまた、彼女は“別の宇宙の夫”と出会う。彼はインテリな雰囲気の眼鏡にスーツを身に着け、しかも運よくお金持ちになっており、二人はロマンチックな雰囲気になる。このように劇中前半では、エヴリンの夫への不満や現状への嘆きを感じる。そしてマルチバースの世界で多くの敵に囲まれたとき、エヴリンは戦いを止めようとしてくるウェイモンドの腹をガラスで刺す。このシーン、いくらウェイモンドに対して不満やいら立ちがあったとしても、刺すほどか⁉とびっくりしてしまった。あの時のエヴリンは「戦士」になっていたからあの行動をとってしまったのかと思えば納得できないこともないが……。また、現実世界でのエヴリンも同様に離婚届にサインをすることで夫を拒否する。夫の出���はこれでおしまいかと視聴者が思ったその時、ウェイモンドは窮地の彼女を救う。
マルチバースでの戦闘の中、ウェイモンドはエヴリンに向き合い言う。「優しくなって。」そのときエヴリンの頭の中で、思い出の夫の顔が次々と浮かび上がる。コインランドリーを開業した時、子供を妊娠したと分かったとき、呼び鈴を鳴らしてメロディーを奏でていた時……。彼女の思い出の中でウェイモンドは常に笑顔でいた。常にポジティブで、彼女を愛していた。エブリンは能天気な夫に代わって自分ばかり頑張っているつもりでいたが、彼は彼の闘い方があったのだと気づく。さらに、カンフーを極めたエヴリンの世界のウェイモンドとの会話の中で、ウェイモンドはどの世界であろうと自分自身を愛してくれていたのだと知る。あまりにも愛が深すぎるウェイモンド。愛というか、懐が広すぎる。けちょんけちょんに罵倒されて(マルチバースでは腹も刺されて)るのにここまでひたすら優しい人、なかなかいないわ。いやひょっとすると、意外とそういう人は身の回りにいてくれるものかもしれない。でもエヴリンが夫の愛になかなか気づけなかったように、私たちも人と真から向き合うことを避けたり相手からの愛情を当たり前と思ったりして気づけていないだけかもしれない。
2. エヴリンとジョイ、母と娘の関係
娘ジョイははじめ、母と一緒にベーグルの中へ行きたいと思っていた。ベーグルとは、マルチバースの一切を消し去るブラックホール。でも母に拒否され、じゃあいいよ、とジョイは一人でベーグルの中へ。ここはエブリンを他の分岐に誘惑(=死ぬか、それより凄惨なことになるとアルファは言っていた)していると見ることもできるし、母と一緒に死にたかった、無になりたかったことの願望ではないかと私は思った。エブリンはパーティでやけくそになったとき、マルチバースで娘とともに丸い石になって静かな崖に立っている。「気持ちいいね」と言ってその状況を心地よく感じる。ジョイがはじめに望んでいたことってまさにここじゃないかなと思った。母と今更対話するのも疲れる。でも母にわかって欲しい、受け入れてほしい。何も考えないで済む心地よい世界で母と二人。もっと言うと、「父を選ばない人生」を母に取らせることで、自分が最初から存在しなかったことにすることが目的なのでは、と思った。私がこう考えたのは、母と娘の対決の前にエブリンとウェイモンドの対話があったからだ。ストーリーの冒頭でエブリンは今の人生に疲れ、夫を選ばなかった世界が自分の正解だと考える。しかし夫は頼りなく弱々しいように見えて自分を力強く支えてくれていたことに気づく。ウェイモンドにはウェイモンドの闘い方があるということ、彼が自分をマルチバースの世界でも真っ直ぐに愛していてくれたことを知り、エブリンは夫を抱きしめる。ベーグルの中へ入ろうとしない母にジョイは「戻れるよ」と呼びかけるが、それでも戻ってこない母を見てジョイは「じゃあ、いいよ。一人で行くね」と言う。母を別の枝に連れて行くのではなく、自分が消える。この順序だったため、私はジョイが自分が生まれない世界へ行こうと��ていたのだと考えた。
私が特に劇中で印象に残ったのは、石ころになった二人の対話シーンだった。はじめは何の心配もない、不���のない石の状態を心地よく感じるふたり。しかしエブリンが娘と対話しようと思いたったとき、石には目がついて、娘のほうにズリズリと近寄る。「石なのに動くなよ」というジョイも母親から離れようと後ずさる。遂にジョイは崖から落ちてしまう。それを追って自分も飛び降りるエブリン。このシーン、母と娘の関係がよく表されているなと感じた。エブリンがジョイの大学中退やタトゥーやガールフレンドに失望して、そこで彼女を諦めてしまっていたら、石のエブリンはジョイを追いかけて崖から飛び降りなかっただろう。でも、彼女はジョイの母親であることから逃げなかった。だから娘と一緒に飛び降りた。安定を求め、今のまま、対話する努力をしなくてよいならばエブリンは崖から飛び降りなかったはずだ。エブリンが風に流されて崩れる石ではなく、自発的に崖から飛び降りる人であることはどうしようもないのだ。ジョイはそれが辛くて、自分と石になってほしい、自分と一緒にベーグルの中へ入ってほしいと願うけど、その先にはアルファの言う破滅しかない。ジョイも母同様石の体で動いていた以上、石のままではいられないということを示唆していると思った。
また、ジョイが石ころになったときに初めて本音のようなものをエヴリンにこぼすのだが、そのセリフもすごく共感できた。「あなた(母)は私の経験したことのないことを知ってて、それを教えてくれると思ってた」小さい頃って、親が世界の全てに見えて、自分が大人になったときそうじゃないことを知って失望するんだよね。
3. ジョイ(ジョブ・トゥパキ)のコスチュームや武器
この映画において何より目を引いたのは、マルチバースのジョイ(ジョブ・トゥパキ)の衣装と武器だと思う。奇抜なメイク、ランウェイの上でしか着られないようなド派手なファッション、コスプレのようなコスチューム、敵をクラッカーの紙吹雪に変えたり、野球バットで戦ったり。劇中一衝撃だったのは、ジョイが超巨大ディルドをヌンチャクのように振り回して警官をなぎ倒すシーン。みんなあそこが一番記憶に残ってるんじゃないです?モザイクすらかかってない‼と自分が制作側でもないのに慌ててしまった。この映画特に年齢制限かかってなかったと思うんだけど、大丈夫かしら……。
それはさておき、こうしたド派手なコスチュームや武器は単にジョブ・トゥパキがマルチバースの世界から来たことを示すための記号としてだけではなく、娘から母へのアンチテーゼの意味も成していると思う。派手な服装やメイクや髪型、性的なもの、下品で俗っぽいもの、普通じゃないもの。いわゆる「ママに見せたら叱られる」「ママが嫌いなもの」たち。「普通のママ」がいる娘にとっては共感できるところだなと感じた。私自身、家族と会うとき、こと母親に会うときは服装とかメイクとかにすごく気を遣う。特にファッションに目覚め始めて、自分の好みのスタイルとかを確立していく十代の頃って、母親の顔色をうかがいながら選んでる部分も大いにあるんだよね。「しとやかであれ、かわいらしくあれ」という呪いはたんに男性からだけでなく、旧世代の母親たちからもかけられる。現実世界のジョイはファッションについてあれこれ言われる描写はないけど、会うたびに母から「太りすぎよ」と言われる。これも同種の呪いだなと思う。また、「ママが嫌いなもの」の例として、娘の性的嗜好が挙げられている。ジョイはレズビアンで、祖父に紹介するために実家にガールフレンドを連れてくる。しかしいざ紹介するとなると緊張して言葉が出なくなってしまい、そこに母が割り行って「ジョイの友人よ」と言ってしまう。ジョイはエヴリンを責めるが、エヴリンはマルチバースのジョブ・トゥパキに「女の子が好きな娘に理解を示す母親に感謝してほしい」と言う。このセリフに無理解が詰まってる。劇中では、そんな「ママの規範」から外れた自分をジョイは自覚しており、母に「私より良い娘を見つければいいじゃない」と言っている。このように、ジョイは自分自身を受け入れてくれない母に失望し、その反動がマルチバースのジョイのコスチュームとして表れているのだと思った。
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小旅俳句集
■2022年6月
百日紅蟻達急ぐ大通り
炭酸水急坂上る泡の粒
城跡に白き花の香にせあかしや
若葉風隣の町につながって
青芝の種よく食べる庭の鳩
絵葉書の潮騒低く鳴りにけり
長調に短調混じりて夏の雲
■ 2022年7月
鬼子母神抜けてさ迷う目白かな
宿題や父がすすめた山椒魚
建て替えの夏に佇む給水塔
ほうき草群れて転がる畑かな
夏鴨やあくびをひとつ雨野川
夏合羽俳句届ける赤バイク
暑すぎて蝉も戸惑う鳴き始め
■2022年8月
蜘蛛の糸���ごころにしがみつく
百日紅花が転がる風の道
草いきれ錆びた自転車眠りけり
白壁の色を重ねる蝉時雨
青桐の葉が風に揺れおやつどき
鉄道草袖振り合うや通う道
かなかなや鎮守の森に響く夕
■2022年9月
眠れぬ夜窓開けて聞く虫の声
秋思う空気のようなこのうつつ
残りの蚊大きなかゆみ残しけり
レモン買う遠くの町の今日の日に
稲妻のごときおいしさエクレアや
白粉花赤白黄色親しげに
行き先をバスに委ねる葉月かな
■2022年10月
九月尽名前を記すオムライス
秋風に選句投句の拍子あり
山粧う秘密知らないままにして
電池切れ昭和に戻る雨月かな
やや寒し削れた肌のいけず石
秋深し何をまつるかがらんどう
宵闇にくねる暗渠の帰り道
■2022年11月
こだまするあちらこちらの秋の暮
渡り鳥わかれて次はいつ出会う
ぼうとする芒の続く山々や
つつましく暮らす毎日色なき風
食べてみる意外と甘い青蜜柑
日を浴びて輝いている柿の色
落葉降る夜の校舎の曲がり角
■2023年1月
新年会カーテン巻いて待つこども
冬枯れの内に流れる命かな
長老木のまた一年を巻く姿
凧あげて空を眺めるふたりかな
歌がるたお手つきばかりのこどもたち
初夢や夢の中にて夢を見る
帰り道振り向く二匹狸かな
■2023年2月
しら梅や池の向こうの知らぬ街
春炬燵ふと思い出す��世の名
鳥曇なかなか消えぬすねの傷
春節や強き店員五目麺
東風吹くやオランウータン空歩く
春浅し髪にしみ入るお焼香
三人の日々に新たな春が来る
■2023年3月
沈丁花皆に香りを配りけり
春霞静かに響くジムノペディ
花粉症隣の部屋に気配あり
道しるべ倒れて春に迷いけり
ぶらんこやふわりと昔思い出す
頬杖や冷めた珈琲春を待つ
春愁い並ぶ列車の別れ行く
■2023年4月
風車肩こらぬ術知りにけり
春霞メガネのくもり拭きにけり
花の雨鳥喜んで蜜を吸う
見上げるとビニール傘に花ひとつ
春の夜や一駅歩く長い道
ひなげしやアタッシュケースのなくしもの
新緑や並木を静かに曲がるバス
■2023年5月
柔らかきシャツ選ぶ朝夏浅し
宵宮や二面踊りの音の響き
多摩川にアカシアの花さらさらと
青林檎いつも通りを渡りけり
部屋の角怖がっている素足かな
タラちゃんや年少さんの春の夢
瀧の線トコひんまげテ落ちにけり
■2023年6月
レシートや財布の中の走馬灯
紫陽花や土の様子を見て咲けり
イヤフォンのコードをほどき風薫る
どこまでも続く街灯半夏生
束の間の静かな森や箒草
白靴や日々に追われて思い出す
頼もしき青面金剛南風来たる
■2023年7月
砂浜に落としたままのサングラス
神鳴りやいつもの行い試される
あざやかなおしろい花の流れかな
紅はちす子等の幸せ願いけり
白はちす蕾のままのあなたかな
百日紅季節の風が広がりぬ
見上げれば白さるすべり空にあり
■2023年9月
水澄めり寝転んでいる朝のソファ
水澄めり去り行く人のうた残る
葉月なる白き公団影送る
新しく古き光や今日の月
枕もと本重なりて獺祭忌
秋風鈴何を残すか思案橋
秋雨や優しい顔の石仏(いしぼとけ)
■2023年10月
薄暗きカーテンの色秋の暮れ
天高し鳥たちのごと子供たち
爽やかに朽ちる看板コカコーラ
閼伽堂(あかどう)の光る水面や蕎麦の花
軒先でわいわい騒ぐ瓢(ふくべ)かな
山門にランドセルの子等秋麗
木犀の二度咲きのごと今日の日は
■2023年11月
鳳仙花羽ばたく方に咲きにけり
歌うたび消え行く言葉色なき風
秋の夜の続く街灯長い道
知り合いのいない校庭秋の暮
薮枯らし満員電車に隙間なし
花野風空に舞たる繰り返し
秋色の列車佇む停車駅
■2024年1月
いてふ舞ふ裏の稲荷の明るさよ
閉店の本屋に迷ふ冬の虫
数へ日の冷えた帰りのアスファルト
冬枯れに聞こえたやうな五時の鐘
黄昏るゝ冬木の影や文机
脈を打つ時計の針や年の暮れ
地下鉄の水の流れや春隣
■2024年2月
梅の香や初めて出会った朝の夢
春光や瞼の奥に広がりぬ
空(くう)の字や駐輪場の春の宵
あざやかや寺の垣根の落椿
春告鳥また同じもの買いにけり
春一番居なくなりけりいけず石
行き先を間違え戻り春浅し
■2024年3月
レコードの傷なぞる音春浅し
春愁や猫の暮らしも甘くない
沈丁花行き交ふ年を眺めけり
地下鉄の階段長し春の風
春の雪空き家の上にも積もりけり
深川の蛙は今日も鳴きにけり
鳥帰る忘れた物を思ひ出し
■2024年4月
菜の花や木々の向かうにある故郷
ひらひらと川面で落ち合ふ桜かな
朧なる頬撫でる風過ぎて行く
春雨や割れた茶碗に土匂ふ
ビルの間の小さき蕎麦屋春霞
行く春に「無」の点ひとつ消えにけり
春の闇足下の邪鬼耐へにけり
■2024年5月
淋しさに口笛を吹く桜桃忌
ひなげしやいつかの日々に迷ひこむ
あかしやの白き雨降る地蔵堂
滝風に打ち明け話消えにけり
夏立つや昔の歌を思ひ出す
風青し電信柱に昔の名
夏豆や小さき約束沢山あり
■2024年6月
初夏や地を確かむるスニーカー
琵琶の音の心ふるはす夏の夕
やはらかき紫陽花の上夢を見る
雨止みて鳴きそむる鳩夏の午後
一日を静かに終ふる露台かな
街の灯やにじみて消ゆる夏の夜
梅雨深し駅の緑の伝言板
■2024年7月
擦れ違ふ団地のおはぐろとんぼかな
水無月や知らぬ駅にておりにけり
背の汗や列車待つ朝長き時間
夕顔や町の何処かのピアノの音
夕凪や孤独と共に歩きけり
近道はあっといふ間に草いきれ
この宿はいつかの住処紙の虫
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Tokyo Love Hustle
Suzumu Mado
Season 1
Main Story (Part 1・Part 2)
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Epilogue
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Bonus
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玉ねぎと煙草の匂いは手についたまま
憧れのあの子がスクールカバンから取り出したのはメビウス 夏の駐輪場
考えることを辞めるための5ミリ 鈴虫と放生会
貴方の手についた煙草の匂い嗅ぎながら寝るのが好き
窓の向こうの煙の揺らぎに反応する猫の瞳孔
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鈴虫
2022.07.06
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夜になるとマンションの窓の外から鈴虫の鳴く声
が毎日聴こえます。
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リンリーンという鳴き声を聴きながらお祈りの時
を持っています😊
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ちょっと気持ち涼しくなる音のような気がする。
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今日も一日を感謝します!
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食事
顔、表情、それらは相互に干渉しあい同一の物として認識される。ただ、ふと、顔に「表情」という芸術がへばりついているように感じる瞬間がある。それはまるで、壁の穴を隠すように貼られた壁紙のように綺麗で、部屋に窓があるように自然で、大事な洋服のアップリケのように愛おしく、そして同じ籠に入れられた鈴虫のように何処までも冷たく寂しい。
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2020/08/012
【木頭の夏!!】
「ぼに(お盆)前に、河原で、昔よくやっていた石焼きしませんか?」
いつもお世話になっているというか、いろいろ教えてもらっている?遊んでもらっている?地域の方を誘って、いろいろな方に4年と少しの間教えてもらった『石焼き』を河原でやろうと決めました。
石焼きとは、河原で石を焼いて、あめごやあゆと夏野菜を味噌味で焼いたもので、木頭では夏になると、川で遊びながら河原で石焼きをし、寒くなったら日に当たり、腹減ったら石焼きを食べ、そんな風景が当たり前だったようです。
今はもう、する方は少なくなってきたようですが、話を聞いているとなんとも、どきどき、わくわくする木頭の石焼き。
いつか、いつもお世話になっている方を招待して一緒に!なんて、思っていたこと。
今日は、絶好の石焼き日和。
「明日石焼きするんかぁ?魚はあるんかぁ?あいぃ(あゆ)あるけん持って行って食べさせたれだぁ。」
当初は、あめごだけでやる予定だった石焼き。前日に、偶然手に入った地域の方が釣ったあゆ。今年初あゆ!!あゆのスイカの匂いはえっとぶり。
「こりゃあ、石焼きの石探さんとのぉ。色々割れにくいとかあるけんど、おなごしばっかりじゃけんのぉ。重い石は動かせんぞ。」
と言いながら、河原橋の下の影をウロウロしていたら、立派な平らな石がドカンと!
「おーこれでええぜんかぁ。これにせんかのぉ。」
と、私が河原であめごの内臓を出していたら、あっという間に薪を持ってきて、火をちゃっちゃとつけて石を温めはじめてくれる地域の方。
「飯盒で飯も炊くんじゃろう?豆入れたらうまい思うて、豆持ってきたぞ。」
と、まあまあ古い手の飯盒を、竹の棒に引っ掛けて。さすが、あるものでのうのええものを作り出すプロは違う。
「あそこにある芭蕉の葉っぱに包んであめごを蒸し焼きしても美味そうじゃのぉ。やってみるか。」
と、葉っぱであめごを包んで、飯盒の下の熾火において蒸し焼きに。あめごの腹には味噌をたっぷり詰め込んで。
喉が渇いたら、川の水で冷やしていたスイカをバクリ。うまい。
「もう、あったまったんじゃないかぁ?ぼちぼち腹も減ってきたしのぉ。やらんか、石焼き。」
ということで、あめごとあゆを並べて、少し水を垂らして、蒸し焼き状態にして、骨と頭とヒレ類を取り除き、身をほぐしていためます。
味噌と野菜も入れて、混ぜて、混ぜて。
通常、石焼きの石は、太い薪に石をのせ、下からガンガン火を焚いて、石焼きをするときに石をひっくり返して使うけれど、今回は、そんなパワーもないので、ひっくり返さず、上に火をくべて温めるパターンでトライ。万が一、石の温もりが足りない場合に備えて、周りに小ぶりな石を同時に温めておいて、あめごや野菜の上から石を乗せてさらに加熱する技。これ、便利。
玉ねぎに火が通りはじめたらもう、いい匂いが河原に。
豆ご飯もいい感じに炊けました。
芭蕉の葉っぱで蒸し焼きしたあめごも、味噌が少し焦げたけど、いい感じに。
そして、地域の方が持ってきてくれた蒸したじゃがいもを熾火でカリッと再加熱。味噌焼と合う。
味噌焼も完成。すだちも添えて。
「家うり(木頭に昔からあるきゅうり)にの、この味噌焼のせて食べたらこれがかさうまいわだぁ。」
ということで、きゅうりも縦切りで。これがまたうまい。。。
「うまいのぉ。えっとぶりに石焼きしたのぉ。いつぶりじゃぁ?うまいのぉ。あいぃ(あゆ)は、内臓が入っとるけんまったりと濃ゆうてうまいのぉ。あめごもあいぃと違って、またこれはこれでうまいもんのぉ。止まらんのぉ。なんぼでも食えるのぉ。」
おいしすぎる、河原で作った石焼き。夏のくっきりした青空と雲を見ながら、川の音と涼しさを感じながら橋の影で石焼きを楽しむ。
「夏じゃのぉ。」
これが、木頭の夏!
「ぼに(お盆)の竹採りに行きよるけんど、一緒に採ってきちゃろうか?」
味噌焼をこっそり?橋の下でやっていたら、別の地域の方がお盆の準備で竹を採りに。
そんな時、みんなのをついでに採りに行く場面が木頭ではよくあって、若手の方が、年配の方の分もついでに採りに行くという助け合いが茶飯事。
どんなものが、どれだけ必要かみんなわかっているから、暗号のような言葉を交わして、「あれとこれのぉ。」って、必要なものが一気に揃う。
デザートは、かき氷。私が子どもの頃から使っているかき氷機で。
シロップは、今年採れたブルーベーリーでこっさえたシロップで。
気づけばもう夕方。ゴロゴロと空で雷が。
「こりゃあ夕立くるかぁ?ええ風吹いてきて涼しいけんどのぉ。雨くるかのぉ。石立山の方の空の雲見てみ?どうじゃぁ?こりゃあ、高知の方で降って、こっちは降らんやつかのぉ。」
お見事。木頭には、雨は一滴も落ちず、雷は遠くへ。でも、木頭の夕方は涼しい。
「立秋過ぎたらのぉ。バッタやらコオロギやら鳴いて鳴いてしよるもんの。あの、スイッチョンもきたのぉ。あれっちゃ、部屋の窓全部閉めとるのに、なんでか部屋におるもんのぉ。あれはなんでなんじゃろうの?」
そんな会話をして、我が家に戻ると、窓を閉めていた我が家にスイッチョンが・・・なんで、窓閉めていたのに。どこから来たの・・・
立秋過ぎてからの木頭あるあるなんだそう。
「虫はよう知っとるわだ。立秋きたらの、バッタやらコオロギやらスイッチョンの虫の声がにぎやかになるわだ。日中はツクツクボウシも鳴きはじめるしの。じき鈴虫も鳴きはじめるのぉ。ぼに過ぎたら朝晩寒うなる��んの。」
木頭で暮らしはじめて4年と半分くらい。
こうやって、地域の方と過ごす時間の中で、季節ごとの木頭の当たり前を教わっています。
身構えて教わるのではなく、毎年やってくる季節の中で、地域の方々と時間を過ごす中で、自然と木頭の当たり前に触れていく感じ。
もう、こんな時間が楽しくて仕方がないのです。
本当は、いつもお世話になっているから、感謝の気持ちを込めて石焼きをご馳走しようと張り切ったけれど、やっぱりまた、お世話になってばかり、教わってばかり。いつになったら、お礼ができるんだろうか?と。
「また、来年もせんかのぉ。」
やっぱり今日も最高に楽しかった1日。
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