Tumgik
#昼呑み街
kandl9 · 2 years
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隅田川沿い公園のカフェに行きたかったのですが、#東京マラソン で清澄通り蔵前橋渡らされて、 江戸通り向こう側に渡れず、 ボランティアの方々に地下鉄通路自転車運んでいただきまして 裏道ウロウロ迷ってたら 浅草の飲み屋さん街で 大きなスキンヘッドの男に 大きな声で脅され うるせーって言って全速力で逃げて いまデニーズだお💧💦 #通行止め #浅草 #もつ焼き屋街 #昼呑み街 #危険 車椅子ランナーさん見てたら なんか泣いた💧感動 (デニーズ) https://www.instagram.com/p/CpY-Ad9hMDu/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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14-sakiii · 3 months
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しまった…また日記が止まってしまっていた。まだまだ大���夫だろうって油断しているとこうなるのだから、まだまだ大丈夫だろうって気がした時点ではもう手遅れだと肝に銘じ、次は頑張って早めに書いてもらいたい、未来の私には。
6月8日(土)
ノン氏がわたしの街に遊びに来てくれた。気になっていた近所のカフェでお茶。本屋さんで何も買わず、喫茶店でサンドイッチ?ウィッチ?をテイクアウト。家で一緒に食べて、ゆる〜くラジオを撮り始めたら、BIG★DREAMを語る宣言動画になった。この日のことは忘れないだろう。一応、リンクを貼ろうかな。Tumblrの住民はきっと私が何者かよくわかっていないだろうから…というかあまり気にせず、ただただ文章を読むことに没頭したいんだろうなあって勝手に思ってる。だから、やっぱり野暮かな…??気になる人だけgo...
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6月9日(日)
ロックな日。実家で起床。草刈りに参加。呆気なく終わる。祖母家へ行き、今年初素麺と手作りコロッケを食べた。祖母はかなり料理が上手いと思う。なのに、物凄く謙遜するから、小さい頃はそうなんだーって祖母の言葉を鵜呑みにしていた。全然、そうなんだーじゃないんだよって叱りたいな、幼き自分を。それくらい祖母がやっていることは凄いんだから。ああ、おいしかった。たくさん話した。帰宅後、noteをたくさん書いた。ようやく、これだっ!!という方針がnoteに対して浮かんだ。ずっと浮かばなくて放置していた。これからはなるべくnoteのネタ探しに目を向けようって思う。正直にやっていく。
6月10日(月)
どろどろコード探し。早退して、抜糸もした。まだほっぺたが黄色く痣になっていて、医者から「絶対に治るからね」と何度も力説された。わたしも絶対に治るって信じていたから、わかったさ…という気分に。スーパーに寄って普段なかなか食べないハンバーガーをゆっくり食べた。ちょいセットというのを食べたのだけど、どの部分がちょいなのかわからなかった。なかなか食べないからスマホも弄らず、真剣にハンバーガーのことだけを考えながら食べた。男子高校生集団からの視線に”?”が入り交じっていた。
6月11日(火)
あと、1ヶ月で誕生日だ。気持ちが焦る。noteをお風呂の中で書きたいと思い、書いた。良き火曜夜の過ごし方だった。
6月12日(水)
夜中、眠れずnoteを書いた。制作現状報告。やっと次に進めるという喜びを噛み締める。
6月13日(木)
残業が…あったな。心地良い疲労感。わたしの大好きなパン、スイートブールが90円で売っていてラッキーだった。ハッピー帰宅。
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6月14日(金)
ミツメのワンマンライブ。世界一幸せな日だった。最高を更新し続けるミツメのことが本当に大好き。
6月15日(土)
ミツメの感想文を書いていたら16時になっていた。ヨーグルトしか食べていなくて、空腹を忘れたの、久しぶりだった。外に出て、履歴書をついに買った。買い出しの内容が健康的になった。これは全部、ミツメ効果。ミツメって凄い。ミツメの感想文は5000文字以上書いたよ。
6月16日(日)
ノン氏の誕生日。この日に宣言動画をアップしたくて急いで編集。お昼に完成、やったー!ひたすら文字と向き合う2日間だった。noteの更新は気合いが必要。ノン氏へのプレゼントは当日に渡せなかった。けれど、言葉だって特別なプレゼントになるって信じている。実際、自分は言葉をもらえると嬉しいから、試行錯誤してみた。その結果はこちら。
6月17日(月)
残業だ〜 昨日の残りのカレーを食べた。あっ!そういえば、カレーに”がんもどき”を入れると��いしいよ。最高だった。若鯱家のカレーうどんに入れる揚げもちのことを思い出したさ。若鯱家のカレーうどん、食べたいな。
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pigu2870 · 5 months
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週末の走行 2024/2/15-19
Miniz-Cup-Championships-Finals
その3大会2日目編~帰宅です。そこそこ続いた2023全国大会編もいよいよ最終回です。
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目覚め。そして少しずつ帰りの準備。
清掃なしのプランでも連泊4日目の今日は清掃が入るそうです。
メインの荷物は持ち出すので良いですが、他の荷物も清掃中に無くなっては困るので片付け後に証拠写真をパシャリ。荷物が多くて飛行機旅にも慣れてないので用心深いです。
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というわけで今日もセントレアにやってきました。毎日空港に出入りしているので、そろそろ国内線ターミナルの配置は暗記しそうです。今日は初めてホテルからターミナルまで送迎バスを使いました。ホテルから3分くらいでターミナルに到着。
バスの中は案の定昨日大会で見かけた顔ぶればかりでしたね。乗車中に挨拶の下りもありました。
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朝一番に会場入り。さすがに開場前の朝一だと人がいないですね。ボードには昨日の順位が貼られています。
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飛行機が飛べない関係で昨日レース1日目の夜に現地入りした仲間がいたので、救済の特別練習を見守ります。見た感じは絶好調?練習から戻ってきたときには上機嫌そうでした。
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ターミナル内のコンビニにご飯を調達しに行きました。ますのお寿司が珍しくて購入。お寿司って北海道のコンビニじゃ見かけなかったんですが、本州だと普通に売ってるものなんでしょうか?興味深かったです。普通においしかった。軽めの朝食とか、おやつにもいいかもしれないですね。北海道にもほしいラインナップ。
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大会2日目は、予選3回目→予選4回目→決勝 の流れです。
まずは予選3回目。
前列スタートということもあって好スタート。
2周目でトップの外人選手を1コーナーイン側から殺して追い抜きますが、ペースが違うのでここは仕方ないということにします。ユルシテ...
それ以降、特に目立った展開はありませんでした。緊張してミスが何回かあったので、「何やってんだか...」と思いながら走っていた記憶があります。悪くはない展開で結局トップを維持してフィニッシュ。ベストタイムも良い感じです。
ただ、ヒートトップをとっても結局は他のヒートに超強豪選手がいるわけで。思ったよりタイムが伸びておらず、昨日の予選2回目の方がタイム良かったみたい。タイム更新できずに順位は下がります。
マシンの感覚としては案の定曲がらない感じ。路面グリップもどこまで上がってくれるか心配。
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お昼休憩タイムで「つけてみそかけてみそ」を入手しました。道民割なるもので、北海道民にのみ配布されているようです。
往復チケットと身分証提示でゲッツできました。ラッキー。これをかけると全てが名古屋風味になりますね。名古屋を感じたいときに重宝しています。
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予選4回目。最後の予選です。気合が入りまくりですね。
そろそろ路面グリップが上がって安定してくるのが僕の読みでしたが、想像よりもグリップが低くて本当に苦戦しました。これ以上対処しようがないくらいにタイヤ径・切れ角・ジャイロなどで対応しましたが、まだ足りないくらいのグリップ感・・・。
嫌な予感がし��がらも、最後ということで張り切っていきましたがダメダメですね。目立った展開はなくただミスが多いだけ。トップタイムもとれず、順位がダダ落ちです。
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予選はCメイン4位・総合16位で順位が確定。ここから決勝で挽回したい訳ですが、打開策を見いだせません。車のセッティングを大幅変更する手段もありますが、慣れてないことは避けたい。Bメインへの勝ち上がりの可能性を考えて、セットは変更せずに気合いで頑張ります。理想としては4位スタートから2位ゴールでBメイン勝ち上がりの展開です。
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さて、決勝。4位グリッドからスタートダッシュがバッチリ決まり、前方のミスもあって1週目終了時点で2位に浮上。スタートの出来だけはこの大会でもトップレベルで競える自信があります。ファイナルは各メイン2位までが勝ち上がりです。なんとかこのまま1位に食らいつきたいところ。
1位のマシンもペースが上がらないのか、こちら側がリスク承知で攻めれば追いつけるペースです。タイム差0.5秒あたりまで接近。切れ角を上げて追いつこうとしますが、案の定これ以上曲げることができない...。見た目上はペースの上がらない1位を追い抜けそうには見えましたがかなり必死です。
そこそこ攻めた走りを維持して残り30秒。せめて2位をキープしたい気持ちですが、3位が急接近してきて急に焦ってきました。3位の追い上げペース���速くて、対抗するために僕も攻めたところでフェンスにヒットするミス。残り3秒で追い抜かれてしまいました...。
結局Cメイン3位でフィニッシュ。僕の2023シーズンはここで終了です。
最後のワンミスがなければ次の決勝メインを走れたので反省...。
ここまで本気でやってきて、残り3秒のワンミスで上位メインを走れないのは本当に悔しいです。
フィニッシュ直後にプロポをぶん投げてやろうと思いましたが、私は偉いので感情を抑えます。借り物のプロポですし。
マシンとしては曲がらないからコーナリングスピードを確保できないということに尽きます。どのコーナーの立ち上がりでも素早くスロットルを入れることができず、基本的にフロントアンダーというマシン特性に悩まされ、楽しく走ることができませんでした。リアセクションのセッティングも、決勝では高グリップになると思って安定志向でセットしたのが路面に全くマッチしない結果でしたね。
曲がらないマシンを無理やり曲げようとして、タイミングが合わずにミスるというのが何回もあって恥ずかしい限りです。
もちろんファイナルの場というか雰囲気に慣れていないのもありますが、せめてマシンがもう少し走ればな~。セッティングも含めて慣れ・腕前ですね。
理想としてはフロントタイヤ径22.0~22.1mm、ジャイロ28前後、グリップ剤フロント内側1/2・リア全部でドンピシャだった気がします。路面グリップが想定より低くすぎて、メカニカルグリップを高めても曲がりすぎるということはなかったと思います。今回のマシンはハイサイドを絶対に起こさないということに重点を置きすぎて、攻めた走りができませんでした。
猛者ばかりのレースでキレた走りができないのは致命的ですね。ファイナル上位は本当にブチギレた走り同士のバトルというのを思い知りました。
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自分の出番がすべ��終了したので、あとは上位陣の走りを見届けるだけです。一番上位メインの決勝だとグリッド紹介があるのは良いですね。やっぱり決勝Aメイン表彰台争いの走りは勉強になります。
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大会終了後はチームのお疲れさま会を兼ねてみんなで手羽先。北海道勢のみんながんばりました。
本場の山ちゃんは札幌よりおいしい気がします。満足。
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名古屋5日目は帰るだけ。ホテルから空港が近いと時間に余裕があって良いです。最後の食事は富士宮やきそばです。名古屋というより静岡のグルメらしいですが、ゆるキャンの記憶がよみがえって気になったので注文。
鰹節が良い感じに絡んでおいしいですね。ソース感も強くてご当地B級グルメって感じです。
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あいにくの天気ですが、飛行機乗ってるだけなので関係ありません。
セントレアー新千歳間って意外と近いですね。1時間40分くらいで着くので羽田と大して変わりません。ラジコンだけじゃなくて名古屋の街呑みもよかったのでぜひまた来たい。
以下、後日酒呑みの感想......
趣味とはいえ、全国・アジア規模の大会に出るとなると恥ずかしい走りはできないわけで1カ月毎日練習の日々となりました。
そんな日々も終わり。さすがに疲れましたね。大人の部活って感じでした。
仕事後に5時間ラジコンを走らせる日々も終わって落ち着いております。
ファイナルまで1カ月間毎日、マジモードで熱中し過ぎて訳わからなくなっていたのでしばらくは休憩です。イライラすることが増えては趣味じゃないですからね。正確に言うと燃え尽き症候群に似たようなものを感じます。
最近、本気で人と勝負をするということしていなかったので良い刺激でした。結果としては真ん中あたりの順位でフィニッシュでしたが、ファイナル初参加ということを考えれば十分でしょうか。結果よりも、全国各地から集まる強豪と一緒に走れたことが一番の経験となりました。本州勢に自分のことを認知されていたことも嬉しかったですね。全国に知り合いができました。
10年以上この趣味をやる中で、ファイナルに出るというのはずっと憧れでした。まさか自分がファイナルに出れるなんて考えもできない時期の方が長かった気もします。
そんなファイナルの権利を4年前に一度手に入れましたがコロナ渦で無くなってしまい、もう機会はないと思っていました。しかしながら今回、地区大会の段階からいろんな人のサポートもあって経験できました。感謝。憧れだった場所で走れて本当に楽しかったです。
Miniz-Cup-Final 2023編おわり。
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tatsumine · 2 years
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昼呑み大統領 ー------- 御徒町〜日暮里ロングさんぽ camera SONYa7 #alpha_newgeneration lens #voigtlander_japan COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 location 東京都台東区 #お写んぽ #team_jp_モノクロ #wp_bnw #monochromephotography #blackandwhitephotography #instabnw #bnw_city #bnw_captures #bnw_drama #insta_pick_bw #j_world_jp #love_camera_club #spicollective #myspc #snapshot #街角スナップ #街撮り #streetsnap #street_life #life_is_street #streetart #streetartjaponism #sweet_street_beat #japan_daytime_view #レトロ建築 #昭和建築 #看板建築 #japancityblues (大統領) https://www.instagram.com/p/CphyWWUvruR/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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mickeykhun · 2 years
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2023年タイの旅(後編)
いよいよタイ滞在も明日でおしまいの今日は、長年の付き合いのHOTTESTにずっと行きたかったワット・パークナムに頼んで連れてってもらいました。
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まずは仏像に金箔貼り貼り。自分がよくなりたいところに貼る。金箔はお賽銭入れて勝手に取る花束の茎に輪ゴムで留めてある紙の間に潜ませてある。タイ人と行かなかったらわからなかったな。
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中庭に鎮座してたのは、圧巻の巨大な黄金の仏像。見上げた時は驚いた。
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目指すエメラルドの仏陀天井画はちょうどこの仏陀の背中側にあった。4階まで階段を登り切ると息を呑む美しさ。天井のてっぺんに仏陀がいて、その途中の高さには僧侶が描かれている。私達一般人はいちばん低い��置にいる、と絵の説明をうける。インスタ映えするお寺として有名になり、観光客もたくさんいた。
タイではお堂の中は靴を脱いで入る。もちろん靴置き場はあるけど、持参するように勧められた。最近、靴泥棒がいるんだとか。
お参りを終え、お昼は彼女はBuddy Boysのあのレストランに行こうと考えてくれてたけど、「ごめん、昨日行っちゃったよ」と告白し、急遽選んでくれたのが、こちらのレストラン。毎年、ミシュランの星をとってるらしい。家族連れで満席に近かったのに、運良くモニュメントが見える窓側の席が空いてた。日頃の行いの良さが出た?
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ここも美味しかった!パイナップルに入ったパイナップル炒飯を食べたのは実に久しぶり。前菜に出て来たのも実に手がこんでて美味だった。
ランチを終えた後はチュラー(タイの東大と言われるチュラルコン大学)の近く、つまり学生街のレストラン密集地帯を目指して車を走らせる。そのカフェでもう1人のHOTTESTと合流する。
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カフェ好きな彼女が選んでくれただけあり、タイらしい内装に美味しいタイデザート。私はタイの食べ物で食べれなかった物はないな。(虫は無視)もう1人とも無事合流し、頼んでたNew君の香水も受け取れた。余談ですがNewはチュラー工学部卒。大学院まで行ってるとか。
夜もこの一帯で食べる事に。かなり辛い料理だらけだったけど、どれも美味しかった!私が遠慮の塊までキレイに平らげ、2人に笑われた。タイ人が残した香辛料の葉っぱまで食べちゃった、と。それくらいタイ料理は口に合うんです。食べてばっかりの私。
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ここの支払いはQRコード決済でタイチングが済ます。コロナ以来、タイでも急速にQR決済が広がったらしい。
ランチもカフェも夕飯も全てご馳走になり、この日お賽銭以外バーツを使ってないではないか!いいのか、自分。
帰りは懐かしのセントラルワールド��で送ってもらうが、超渋滞。歩いた方が早いかもってくらい。ま、これもいかにもバンコク。車内でものんびり最後のおしゃべり。きっとまた会うけどね。
翌日はいよいよ帰国。朝はホテル近くを散策し、朝ごはんを屋台でゲット。これにコーヒーでも買って帰ろうと、たまたま通りかかったカフェに入る。コーヒーをテークアウトで、と注文すると、持ち帰り用カップを切らしてると。じゃあ、ここで朝ごはん食べていい?(ギンカオティニーダイマイカ?)と聞くと、即、ダイカ(もち、いいよ)と。窓側のカウンターで、朝ごはんを食べる。Wi-Fiのパスワード聞いて繋げる時に初めてこの店の名前が、
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NK Cafeと知り、1人で爆笑🤣
そこで朝食済ませホテルに戻り、チェックアウトタイムが12時と聞き、最後にホテルでSpaして帰る事にする。このスパの英語がフロントでなかなか通じない。タイ風に発音して、やっとこわかってもらえた😂スパは10時からの開店と同時に入り1時間コース。やっぱホテルのスパは違うわ。街中のマッサージも飛び込みでやったけど、350バーツ vs 1190バーツだけの違いはある。
スコソルホテルでは1日だけ朝食450バーツも食べたから、Spa代とも合わせた精算が1640バーツあった。あまりにバーツが余ってるから、現金で支払う。皆さまにゴチになりすぎだろ。
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mougen-nikki · 2 years
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22年振り返り
1月 誕生日に卒論を提出。ひなと「春原さんのうた」鑑賞。自身初のTRPGキャラ瀬川理さんをリリース、「悪霊の家」を通過。まお、はるかさんと三菱一号美術館で「印象派・光の系譜」を観る。「少女革命ウテナ」を一気見した。はるかさんとこう���がポコと面会。ポーランドの朝ごはんを食べに行き後方彼氏面。ももち、ぴよ、孫文さんとオンラインお絵描きバトルをした。2人目のTRPGキャラ、妄言ヶ原墓都で「カタシロ」を通過。IVEにハマり、ガウロンニのパートの少なさに憤る。
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2月 ポラ科旅行で初の富山。バレンタインフェアで1万円ほどチョコを買い込む。2winkバレンタイン曲が最高で涙した。大学生テンプレドライブ(アカオハーブ&ローズガーデン→さわやか→三島スカイウォーク)に行く。ムルSSRは引けず。3人目のTRPGキャラ、磯貝愛海ちゃんで「まつりの街」を通過。
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3月 「フレンチ・ディスパッチ」鑑賞。すみちゃんとハリポタ展。ポラ科ディズニー。軽井沢でポラ科合宿、テニス部発足。帰りに「あんさんぶるスターズ!!ーRoad to Show!!」を観て圧倒される。部活の同期と香川旅行。「THE BATMAN」を2回鑑賞、ブルース坊っちゃまとパティンソンへの想いが溢れてネトフリでドラマGOTHAMを観始める。卒論が学部賞をもらった。「14歳の栞」を観てまともな大人でいることを決意。こうきと上野の「宝石 地球がうみだすキセキ」に行く。ネイルサロンデビュー。卒業式にジャーファルさん色の袴とネイルで行くことにしていたら当日朝に何故かマギのミュージカル化が報じられる。ぴよと「ガンパウダー・ミルクシェイク」を観てミルクシェイクを飲む。もつ鍋会、こうき見送り。31日にようやく勤務地が判明。
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4月 入社式で配属部署を知る。1ヶ月在宅オンライン研修。簿記を始める。ひなたくんとみかのイースターシャッフルで慌てる。カムカムエブリバディが完結しスタンディングオベーション。ゴールデンカムイも完結し山猫の死のことを考え続ける。初任給で家族にご飯を奢る。おもしれ〜男ことTさんとの出会い。
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5月 4人目のTRPGキャラ、アメリア・アニングで「海底散歩と星の唄」を通過。「ファンタスティックビースト ダンブルドアの秘密」を観てゲラード……テセウス……になる。友人宅で「私ときどきレッサーパンダ」を観て感激。横浜でバラを眺めながらティータイム。GWの配信で刀ミュを観てふ〜んとなる。同期と初めて対面、本社で寿司を食べその後茨城へ旅立つ。真剣乱舞祭宮城公演で大助かりする。
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6月 ミュージカルマギを初観劇。マギと過ごした半生を振り返りしみじみする。ジュダルちゃんの好感度が爆上がりした。 同期のオンニ2人とあしかがフラワーパークに行く。同期のオンニ①とPLAN75を観に行き社��の悪口で盛り上がる。土日に同期とバスケをし、バスケが上手で良かった〜〜と思う。神里綾人欲しさに原神を始める。(G)I-DLEに爆ハマりしてなぜ今まで手を出さなかったのかと大後悔時代。
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7月 5人目のTRPGキャラ、キャサリン・アーンショウ(篠宮塔子)で「お助けくださいまし、お嬢様!!」を通過。「マイ・スモール・ランド」を観て埼玉県の将来を憂う。ひな、まおと「ベイビー・ブローカー」とTWICEの衣装を観る。バスケ部の先輩と「戦争と女の顔」の沼キョントークショー回を観る。部署に配属され上司&先輩と初対面。その直後コロナになり1ヶ月本社に姿を見せなかったため、同期に退職を疑われる。バリチルの内見にも行けず。
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8月 3年ぶりに地元の祭りがあったが久しぶりに行ったら自衛隊のPRが露骨すぎて辟易。一方で中学の友達が立ち上げたよさこいチームがデカくなっており感涙。滋賀へ初出張で京都に前乗り。念願の京セラ美術館で「綺羅めく京の明治美術」を観る。高台寺の夜間拝館でプロジェクションマッピングを見たり、にっかり青江のエピソードを怖がる人々を見て笑顔になったりする。初の野球観戦で東京ドームへ行き、走り回る野球人たちをシャンパングラスを傾けながら観察。久しぶりに家族4人で出かける(木更津アウトレット)。れみかと「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」を観る。20日にバリチルの借家人となる。ポラ科合宿で相模湖へ行き束の間のヴァカンス。「バリチル」という呼び名が誕生。「私は最強」にどハマりする。
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9月 母と母校の文化祭へ行き、妹のクラスメイトにかっこいいと言われ有頂天になる。バリチル入居に向けて家具探しが始まる。「ONE PIECE FILM RED」を観てパペットスンスンPOP UPへ行く。やはりシャンクスは養育費を払っていなかった。2回目の滋賀出張。ワンピース無料公開を読み始める。
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10月 バリチルに引越し。ももちと三日月宗近カクテルを飲む。刀剣乱舞宴奏会のために午後休を取る。レボライで予想外の客降りを浴びる。池袋のお洒落ホテルステイでナイトルーティーン動画とバルミューダの面白さが分かり始める。すえたんとAesop queer libraryに行きFILM REDに関する議論が盛り上がる。ディズニーシーで大人の遊び方をする。3回目の滋賀出張。すえたんとトーハクの「国宝 東京国立博物館のすべて」に行きガチ中華を食べる。ココスのテニプリコラボに同居人を連れて行き、幸村のスープパスタと阿久津のモンブランパフェを食べた。
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11月 仕事帰りに「秘密の森の、その向こう」を観る。同期との飲みでワインを飲みすぎ有楽町までレスキューに来てもらうが翌週も懲りずに外でワインを飲む。数年ぶりの大学の先輩とインドネシア料理を食べた。ポーランドに旅立つゼミ同期の送別会に参加。会社の同期と木更津に旅行に行き、コストコの会員になる。ポーランド映画祭で「パン・タデウシュ物語」久山先生のトークショー回を観てから外語祭へ向かう。指導教員にはタッチの差で会えず、大雨だったので早々に退散した。先輩からお誘いがあり「バケモノの子」で劇団四季を初観劇。コミティアに行き同人女に差し入れを渡す。みなほさんとヒルトンお台場の刀剣乱舞コラボビュッフェに行き燭台切様から歓迎のドリンクをいただく。
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12月 すみちゃんとトーハクの「国宝 東京国立博物館のすべて」に行き羊中華を昼呑みをする。出張で浜松、鈴鹿に初めて降り立ち、名古屋で味噌煮込みカツを食べて帰る。初めて高輪ゲートウェイで降りてチェコ料理を食べに行った。RRRを観てインド意欲が高まる。広島出張でほとんど自分の金を使わずに一泊2日する。ゼミ同期の職場でバロックパールを買いすえたんとまお、こうきをエンカさせた。日比谷のクリスマスマーケットに行く。バリチルでクリスマスパーティーを三日三晩弱行う。クリスマス当日にアフタヌーンティーオフ会をする。
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flamingo-rex · 2 years
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Kaz. Solo Action 自分の店だと裏方業務もあるので… って事で、尾道で初めてKaz. solo actionと題して ワンマンライブを行います 会場は、尾道商店街のギャラリーカフェウルトラ。 ライブハウスとは違う、アート作品に囲まれながら異空間でのライブ。 ドラムサークル含め、オーディエンス参加型の ライブでしか体現出来ないイベントです。 日曜日の昼呑みしながら、音楽体験を! 是非、お立ち寄りください Kaz. Solo Action 2023.01.29(日)gallery cafe ultra (ギャラリーカフェ ウルトラ) 尾道市土堂2-3-24 開場13時 開演14時 チケット¥3000- 問い合わせ 0848365022 [email protected] https://www.instagram.com/p/ClRofAPB7uZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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taketea44 · 17 days
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AI-Ichiro Diary
第396目(2024年9月10日)
"今、アマゾン熱帯雨林を焦がす炎が、ただの森の火ではなく、世界の呼吸そのものを奪い去るかの如く、ブラジルの大地から空へと立ち上る煙に思いを馳せる。(つづく)"
今日のひと言:
"静寂を破り、空がその息を塞がれる。炎は森を喰らい、煙は海を跨ぎ、文明の灯も霞む。"
#新日記三百九十六日目
#AIIchiroDiar
#汚れた大気 #ブラジル
(続き)
衛星が映し出すその姿は、まるで地球の半分が闇に呑まれたかのようだ。サンパウロの街は、昼であっても夜の帳に包まれたかのような陰鬱さに覆われ、呼吸すら苦しい。
世界はこの苦しみに何を思うのか。ただ見守ることしかできぬ者として、私もまた言葉を失うばかりである。
明日は晴れるのだろうか、それともこの灰色の空が我らを永遠に支配するのだろうか。
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kachoushi · 1 month
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各地句会報
花鳥誌 令和6年9月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和6年6月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
切り通し省線吹きし若葉風 軽象 蜘蛛の囲に閉ざす社の狐たち きみよ ことごとく夏蝶となる水飛沫 緋路 白あぢさゐ女ばかりに愛でられて 和子 黴の間の亡者に点るシャンデリア 光子 夏の子はジャングルジムに天下とる きみよ 飛鳥山生まれ育ちの蟻の列 三郎
岡田順子選 特選句
乾きたる蛇口の先は夏の雲 緋路 黒南風やおづおづ開くみくじ歌 昌文 南天の花棲み古りし街の隅 美紀 黴の間の亡者に点るシャンデリア 光子 途切れなき列車音聴く四葩かな 風頭 ががんぼ来オルガンの鳴り止みてより 緋路 葉��の青き稲荷の額の花 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
たてがみに綺羅したゝらせ競べ馬 かおり 負馬の負けを恥ぢざる眼の涼し たかし ユーミンの曲初夏の競馬場 美穂 負馬の誰にともなく息一つ 成子 鬼瓦の鼻ふくらめる若葉風 愛 熱砂駆け鼻息荒し佐���競馬 たかし 競べ馬シャガールの馬天を駆く 修二 薔薇園にダイヤモンドのやうに雨 愛 勝馬に寄り添ふ笑顔女騎手 久美子 楽屋口より美しき絽の裾捌き かおり バンクシー赤い風船追ふ少女 修二 萍の沈黙にある水一枚 朝子 鞍壺に託す一戦競べ馬 久美子 蟻は蛾を人は柩をかかげゆく 睦子 早苗田の水の世界を行く列車 愛 紫陽花やすこしはなれて宇宙船 睦子 ひつそりと咲くこと知らず濃紫陽花 たかし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
短夜の沖に生活の灯のともり かづを 短夜や和尚偲びて尽きぬ宿 笑子 黒南風の精舎を昏め沈めをり 希子 十薬や花明りして父祖の墓地 匠 網を引く明易き浜声合はす 同 悠久の光を溜めて滴りぬ 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月6日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
麦の秋鳥の旋回しばし見ん 喜代子 黄金を刈り取る如き麦の秋 由季子 短夜に一夜の旅の用意せる 都 麦秋の大地を分ける鉄路かな 同 逝きし人思ひ起せる虹の橋 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
体内のおほかたは水田水張る 都 湯上りの鏡を閉ぢて蛍見に 美智子 麦秋の金波を運ぶ風頰に 宇太郎 春雨にすつかり濡れて泣黒子 悦子 杜深しすだまの降らす花樗 美智子 校庭に名札を付けたミニトマト 佐代子 南天咲く早世力士悼みては すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
空晴れて植田始まる農学部 亜栄子 一村に水ゆきわたり植田かな 百合子 としあつ師偲ぶ薄暑の石仏 教子 枡形の山気を吸ひて蝸牛 三無 下闇や気づけば猫の傍に 白陶 紫陽花の青き滴を受ける句碑 三無 月光をのせて十薬母の逝く 幸子 奥信濃瀬音まじりに河鹿鳴く 美枝子 故郷は懐深く初夏の旅 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月10日 なかみち句会
老鶯の声高らかに姿なく 廸子 老鶯や森の静けさ澄み亘る 聰 網戸開け小さき一匹逃しけり 貴薫 書を開く網戸の風の良き加減 三無 緑陰の􄼱間の光踏み遊ぶ のりこ 緑陰や刹那休らふ盲導犬 美貴 緑陰の森歩す空気異次元へ ます江 緑陰に入れば降るもの香るもの 怜
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令和6年6月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
風鈴を今年は出さうかと思ふ 昭子 石庭の砂紋に僧や水を打つ 時江 麦秋や己は小作小百姓 世詩明 万緑の真つ只中で友となる 三四郎 玻璃に付く守宮の目玉大きかり ただし ぬけぬけと嘘吐く男草虱 世詩明 堰音の六月の水裏返す ただし 田植済み静かな寝息一村に みす枝 一望の青田や下校チャイム鳴る 時江 野仏の一重まぶたや著莪の花 ただし サングラス外して白き歯を見せる 昭子 音もなく崩れる雲の峰一つ ただし 僧逝きて幾年寺の木下闇 英美子 緑蔭の不開の門や鐘響む 時江 菖蒲の湯頭脳ゆつくり休ませり みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月11日 萩花鳥会
久々の娘とのドライヴ花菖蒲 祐子 夢誘う伊豆の旅寝の夕河鹿 健雄 薫風に一味添へてウイスキー 俊文 能登思ふ絆の祭始まりて ゆかり 太陽の恵み包みし枇杷すゝる 吉之 夕立の雲が覆ひし我が旅程 明子 鮎解禁河原で塩焼き白むすび 美恵子
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令和6年6月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
黒い線行つたり来たり蟻の道 紀子 内緒話浜昼顔がそつと聞き 同 初夏や日々の葛藤過ぎゆきて 光子 畳紙に包まれし物黴にほふ あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
紫陽花のしづくを朝日移ろへる 千種 木道の谷戸田の隅に余り苗 幸風 木下闇これより先は獣道 慶月 夏草や弥生時代の息遣ひ 三無 水無月の木霊に道を迷はされ 千種 里山の道標なる立葵 ます江 濃あぢさゐ彩を増す夜半の雨 幸風 半夏生白く人声遠くせり 千種 夏蝶の白の大きく森に消ゆ 慶月 木道に釣り糸垂らす夏帽子 経彦
栗林圭魚選 特選句
鳴き交はす鴉に梅雨の森深く 要 滑り台順番を待つ夏帽子 経彦 今年竹撓ひて風の行方追ひ 三無 雨上るもりの朝やねむの花 芙佐子 紫陽花や森の匂ひに深呼吸 ます江 万緑や森に命を繋ぐ雨 亜栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
露草に一輪挿の織部かな 雪 白鳳の野々宮廃寺跡 同 僧偲ぶ僧の手描きに絵団扇に 同 夏蝶の祈るが如し辻地蔵 同 終電の汽笛編戸を通し聞く 英美子 竹落葉散る音を聞く真昼時 同 毛虫焼く南無阿弥陀仏唱へつつ みす枝 咲いてをり咲きかけてをり七変化 かづを 白寿まで闘志抱きて更衣 清女 鷺一羽思考してをり青田中 やす香 売れ残る金魚に疲れ見えにけり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月19日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
青葉木菟夜を鳴かねばならぬかに 雪 五右衛門の煙管煙を吐ける山車 同 籠枕夫の遺せし油の香 清女 短夜を添ひ寝の犬に鼾きく 同 蜘蛛の囲の細きにかかるものは何 啓子 懐しき人に逢ふ夢明易し 笑子 風鈴の音とはならぬほどの揺れ 希子 短夜や星を眺めて聴く話 隆司 浴衣着て祭囃子の音に酔ふ 同 風鈴もそれぞれの色兄妹 和子 雨欲しきあぢさゐに色無かりけり 同 今夜だけ風鈴しづか話さうよ 令子 短夜や時の静かに広ごりて 千加江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月21日 さきたま花鳥句会
刺身盛り紫蘇一枚の境界線 月惑 路地裏の暮色に媚びる七変化 八草 夏見舞幼き文字に磯の風 裕章 草刈りの終へて現はる地平線 紀花 麦秋の風入れカフェの読書会 康子 梅漬けの重石に亡夫の酒の瓶 恵美子 たまゆらの時をあづけて啼く河鹿 みのり 麦の秋うねる大地の広々と 彩香 地に影を一瞬黒く夏つばめ 良江
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令和6年6月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
白鬼女の渡しと伝へ草茂る 雪 欠け初めし月に崩るる白牡丹 同 尻重な返事のいまだ梅雨に入る 同 山笑ふ声に呑まれてしまひさう 同 高層のビルに飛び込む夜這星 世詩明 夏旅に背中合せの駅の椅子 同 風遊ぶままに青田の百面相 同 極楽の風吹く寺に夕端居 ただし 朝倉の水の音する青蛙 同 音もなくむくりむくりと雲の峰 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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text-huruhota · 3 months
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この後メチャクチャドレスを買った(魔女)
※CoCシナリオ「かいぶつたちとマホラカルト」のネタバレを含みます。
 甲高い女の声、不協和音のようなチャイム、わざとらしいノイズ、キイキイと五月蠅く繰り返すだけの一定のメロディ。数年前に買ったきり置いていたステレオを通したその曲は、ただ鼓膜を振動させるばかりで何の酩酊も齎さない。――これも外れ。  予想通り。けれどそうであることに落胆はしつつ停止ボタンを押し、ディスプレイに向き直る。作業の暇潰しに流しておくBGMにしては騒がしすぎた。
 『電子ドラッグ』。あの一件からその単語に興味を持って、界隈でそう呼ばれる音声は幾つか入手してみたものの、どれもこれも単調なフレーズを繰り返すだけの素人音楽のように聞こえた。一度だけ聞いたあの音楽と同じように、耳から流れ込むような酩酊感を与えてくれるものは見つからない。聴くだけで万人の脳に直接作用するような技術の実在を確かめるため、そしてあの人智を超越したかのような音の快楽を再び得るためには、やはり本家本元の開発元からデータを入手する必要があるだろう。  マホロバ株式会社、そしてマホロバPSI研究所。不定期的に移転を繰り返しているという怪しげな研究所の所在自体は調べがついたが、内部データへのアクセス方法については思案しているところだ。流石に所内におけるデータ通信は全て独自ネットワークで管理しているらしく、片手間の調査だけでは侵入経路を見つけることはできなかった。  場合によっては現地に赴くことも吝かではないけれど――、施設や研究員への接触を図るにしても、生身で動くのは何かとリスクが伴う。それなりに顔と名前が世間に知られた身であれば尚更。『×大教授に不正アクセス禁止法違反の容疑』、もしくは『謎の失踪』――、あることないこと書かれたゴシップ雑誌の見出しを想像して思わず口角が上がる。……それはそれで刺激的で少しだけ惹かれるが、どうせ掛け金の大きい勝負をするならばもう少し色々な可能性が欲しい。
 ならばどうしようか、と一息ついて視線を巡らせる。  夜のオフィス街から点々と電気が消えていく。人気のない国道沿いをトラックが横切り、静まり返る住宅地を若者が自転車で通り過ぎる。客もまばらなファーストフード店でポテトをつまむ学生がふと視線を上げるとき、寂れた歓楽街でホステスが豪快に嘔吐している。入り組んだ裏路地で、交差点で、商店街で、エトセトラ、エトセトラ――。  壁一面に並べたディスプレイは、研究所が所在する地方都市各地の監視カメラの映像を映し出している。本業の合間の趣味、リアルタイムで観察できるのは多くても一日一時間程度だが、昼間の分のログデータは随時収集して見返していた。このような研究所周辺地域の監視、それと関連機関へのハッキングを通した情報収集、それらをしばらく続けて確信を得たことが一点。  マホロバについて探っている人間が自分だけではないこと。それも、少なくとも二組いる。
 まず一人目。自分と同様に、けれど恐らくそのもう少し前から研究所について情報収集を行っている何者か。関連機関のネットワークの一部に、自分以外の人間が情報入手の目的で侵入した痕跡があった。また市内に仕掛けられた目ぼしい監視カメラの位置を洗った際、他企業や警察が設置したにしては不自然な位置に取り付けられたカメラを幾つか発見した。データを解析するに、これらは前述の侵入と同時期に仕込まれたようで、都合よくマホロバの研究員達の行動圏内に設置されている。ひとまず有難くタダ乗りさせてもらった。
 二人目の方は姿まで既に特定できている。顔は結構男前だが、いかにも堅気ではなさそうな雰囲気の褐色肌の男――ディスプレイの片端で、今も路地裏で呑気に煙草を咥える姿が映っている――彼はこの一週間程、観光客として市内のホテルに滞在しているようだ。こちらの動きはもっとわかりやすかった。  ふらふらとした一応の観光客然とした散策の合間、時折監視カメラの位置を確認しては記録しているような動作をする。強盗か、誘拐か、あるいは別の狙いがあるのか。人の目につかないルートを探っているようだった。  一組目の総戦力は不明だが、二組目の彼の方は単独犯ではない。手下が多いのか組織の規模が大きいのか、頻繁に誰かと電話をしているし、数日に一度は別の人物と合流して一緒に行動する姿を見かける。
 目下思案しているのは、彼ら、恐らく同じマホロバという獲物を狙う者たちに協力を持ちかけるか否か、ということだ。私が今欲しているのは直接的な現地への干渉力、そして武力。彼らの動向を見ていると、恐らく条件は満たしているように思える。  そして何より、同時期に同施設を狙っているという偶然。受け入れられるにしろ突っぱねられるにしろ、これを奇妙な縁と思って、多少は面白い展開を期待してもいいんじゃないか? でもこういうのって、変に期待して駄目だった時が一番白ける―― 「……、ん?」  そこまで考えたところで、ふ、と画面の一点に目が留まる。    先程ファーストフード店にいた男子学生が、今度は駅前の繁華街を通っている。帰路の途中ならそれ自体は自然なことだが、路地を歩く彼はふと『こちら』を見上げた気がしたのだった。長い前髪と���鏡のレンズに隠れた���どこか感情を読み取りにくい瞳がディスプレイ越しに私を見る。数秒じっと目が合ったような奇妙な間を経て、視線は外れた。  気がした、だけ。写されている側から視ている側のことが覗けるはずもないので、確実に気のせいだ、と判断できる。
 市内の監視カメラの映像を確認しているとき、被写体と目が合ったように感じることはこれまでも時折あった。何も後ろ暗い所がなくても交番の前を通るときは緊張を覚える人間が多いのと同じで、監視カメラを見つけると過剰に意識してそこに目をやってしまう、もしくは意図して逸らそうとする人間は多い。  二日前に目が合った老女も、昨日目が合ったサラリーマンも。そして今日の男子高校生も。それと自分が画面を見たタイミングが偶然噛み合ってしまっただけだ。  けれど彼はそういえば先程も、食事中の妙なタイミングで視線をカメラの方向へ上げていた。 「……」  何となく、目を引かれるものがあった。看板の電池の切れた歓楽街の入り口から中央へ、そしてそこからも外れた裏路地へ。メインディスプレイに表示するカメラをその歩調を追うように切り替え、彼の足取りを追う。
 学生に注目しはじめてから、すぐに気が付くことがある。褐色肌の男と彼の位置情報が、待ち合わせ場所で落ち合おうとしているかのように近づいている。君もあの男の子飼いの一人? それなら監視カメラの位置を気に掛けるのは不思議ではないけれど――ああでも今更調べるまでもなく、あの学生(仮)はボス(仮)より正確にこの街の死角を把握しているようだった。  歓楽街で目が合ってからというもの、彼の姿は一度も途切れることなくメインディスプレイに映り続けている。
 彼が『わざと監視カメラに映る位置を選んで歩いている』のだと確信を持つのにそう時間はかからなかった。
 鼓動が少し早まるのを感じる。荒唐無稽な想像に高鳴る心臓を、落胆したくはないという強い理性が未だ強く抑えていた。脳が瞬間的に熱くなるような感覚を得て、同時に妄想の域の推測が頭の中を高速で駆け巡る。  監視カメラの死角へ外れることなく、画面の中央を歩く男子学生。そしてこの数日、男の周辺で見かけた部下らしき複数の人物たち、奇妙なタイミングで監視カメラを『偶然』見た老若男女。  容姿や動作に共通項を見出したわけではない。それはただの勘で、期待だった。  もしかして、男の部下は複数人いるわけではなくて――
 もうすぐ褐色男のいる裏路地に辿り着くというところで、唐突に学生の足が止まる。視線が再び『こちら』を向いた。無表情のまま彼��口が開く。 『――』  そしてそのまま、何か発話するように唇が動いた。
「――え、今なんか言った!?」   このカメラ音声入ってないんだよ!
 私が思わずディスプレイの方に身を乗り出したときには、彼は既に画面から視線を外して前方へ歩き出していた。 「…………、ふ、」  知らず知らずの内に笑っていた。 「あっははは! どういう仕組み? なんで分かったの?」  いつぶりなのか思い出せないほどに、無性に良い気分だった。  私が夢中になって酔えるものは、あの電子ドラッグだけではない。自分の予測を超えていて、仕組みが理解できないものは、あの音楽だけではない。私がそれを知らなかっただけで、初めて頭を殴られるくらいに刺激的なことはまだこの世界に残っている。長生きはしておくものだと心から思う。  こんなに楽しいことがあるのなら、もっと早く犯罪者になっておくんだった!
 表示するカメラを進行方向に切り替える。彼は褐色肌の男と合流したようで、死角に入った誰かと話す男の姿だけが画面に映っていた。この位置の映像は元々一人目が仕掛けたカメラから拝借したものだ、この画面を、彼あるいは彼女もきっと見ていることだろう。  大方この中で一番のルーキーは『俺』なのだろうから、ファーストインプレッションは派手にしておいた方がいい。
『こんばんは 良い夜だね』
 近場の電光掲示板をジャックしてメッセージを送信すれば、画面に映る男が派手に煙草を取り落としたのが見えた。
『犯罪でも一緒にどう?』
 
 ――意外にも長続きすることになるお遊び犯罪者サークルが結成されたのは、この少し後の話だ。
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ichinichi-okure · 9 months
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2024.1.14sun_kanagawa
 昨日はアドレナリンが出ていて、いつもより遅く寝着いたが、いつも通りの6時に目が覚める。でも今日は休みだ、と安心してもう一度寝て、7時に起床。洗面を済ませ、着替えてお砂糖とミルクがたっぷりのインスタントコーヒーを飲む。これは私が子どもの時からのルーティーンだ。SNSやLINEをサッと確認して返信を打つ。ワクワクするお誘いに心浮き立つ。  今日は初めてのWSに参加する予定だ。でも、その前に知り合いのイベントに行ってみよう。まだ布団の中の夫に「いってきます」と告げ、足取り軽く家を出る。車を運転すること30分。鶴川にあるセントラル商店街という何ともノスタルジックな場所に到着。早くも聞こえてくるお囃子の音に自然と駆け足になる。角を曲がると、威勢のいい声と同時に餅をつく人、返す人、手を叩いて笑顔でエールを送る人たちのエネルギーで溢れかえっていた。年始初めて会う知り合いみんなに声をかけ、再会の歓びを分かち合う。人生で初めての豆花をいただいた。ほんのりと甘く、重すぎず、いろんなの食感を味わえるいくちゃん(食堂pocoさん)の豆花。今の身体に最高の食べ物だ!お腹は満たされていたが、あちこちからいい匂いがしてきて、まだ食欲が止まらない。古いストーブの上で温められていたのは豚汁だ。そのすぐ下にはブタの置物。なんてシュールな…この後の予定を考えてやめておいた方がいいと言う私と、いや、身体も温まるしとにかく食べたいと言う私でせめぎ合う。次の瞬間お代の300円をお店の方に手渡していた。椅子に腰掛け、豚汁をいただく。やっぱり大正解だ。豚汁とカレーは、大きな鍋でたくさん作られたものがなぜか美味しい。きっとこれもそうだ。大満足で完食すると、目の前には『うどん』の文字。食べたい気持ちをグッと我慢し、私は席を立った。
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 知り合いに会い、美味しいもので満たされた私は、今日のメインイベントへ。Googleマップを頼りに10分ほど歩くと、茶色いムーミンハウスのようなジブリに出てきそうな窯が見えてきた。そう、今日私は陶芸を教えてもらうのだ。でも、その前にヨガ。アパートの入り口を探して扉を開けると、木と光のぬくもりが溢れるスタジオと慣れ親しんだ顔が目に飛び込んでくる。いつもお店に来てくれる人も、たまたま今日初めての参加だったのだ。驚いて嬉しくなり、初めて会う方々にも紹介し、紹介され、その場が明るい雰囲気で包まれていた。
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 ヨガ講師である美しい笑顔のみちこさんに挨拶をし、急いで着替えを済ませ、ヨガマットの上に座る。はて、私はヨガ何年ぶりだろうか…3年前までピラティスはやっていたが、ヨガは5年ぶりくらいかしら…身体が硬い私は、『家でストレッチしてくればよかったな。急にヨガやって大丈夫かしら…またどこか傷めないかな。』と不安になってきた。それを察してなのか、みちこさんが「私のヨガ教室は、自分の身体に目を向け、自分の呼吸に耳を傾けて、自分自身を感じるためのヨガです。無理に身体を動かしたり、ポーズを極めたりするのではなく、ストレッチとトレーニングを繰り返していきます。筋肉に負荷がかかるトレーニングの後には、その筋肉を緩める動きを入れていきますので、決して無理のない範囲で身体を動かしていきましょう。」と説明してくれた。なんてすごいタイミングと思いながらもホッと胸を撫でおろす。呼吸を整え、先生の出してくれる指示に従いながら身体を動かし始める。先生の声の質感や声量、テンポの心地よさに耳を預け、普段あまり伸ばさないところを心地よく伸ばしていく。動きの指示を優しく出しながら、先生はその反対の動き(左右)をし、ポーズの名前や由来を教えてくれた。時々『あれ?今私合ってるかな?』と不安になり、周りをチラチラと確認しながらも、身体を動かす心地よさを感じながら、私はどんどんヨガの世界に浸り始めていた。しかし、恐れていたことが起きてしまったのだ。仰向けで脚を頭の後ろに持っていくポーズになると、なんだか苦しく、少し気持ちが悪くなってきた。そう、動く前に食べ過ぎたのだ。私はその動きを中断し、仰向けに戻ってしばし休憩。みんなが気持ち良さそうなのを横目に、やはりな…と反省(でも、美味しかったから後悔はないw)。そして、その後の動きから合流し、ヨガの時間1時間半が終了した。  副交感神経が働いているせいなのか、まだ頭がボーッとしている中、みんなでお昼ご飯の準備が始まった。マットを片付け、テーブルを出すと、梅ちゃん先生(陶芸の講師)がいい匂いのする鍋や炊飯器を持ってきてくれた。この香りはカレーだ。ターメリックで黄色く色付いたご飯の横にカレー2種をかけ、それぞれの席に配る。テーブルの上には鮮やかな野菜たちの炒め物やサラダが所狭しと並んでいた。みんなで「いただきます」をしてから食べ始める。カレーをひと口、ふた口と食べ進めると、辛くもないのに、頭皮の毛穴が開き、スースーするような感じがした。スパイスが私の身体の中から作用している。不思議な気持ちになりながらも、どんな風に作ったのか、どこで手に入れた食材なのか、どんな風に出会った料理なのか、それぞれの先生に尋ねたり、日常の話をしたり、みんなとする食事の時間を愉しんでいた。
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 食べ終わるとオラクルカードの時間。年始にひいてみるのが恒例となっているそうだ。私がひいたカードは、鮮やかな緑の上に明るいピンク色がのっていて、そこに白いマーガレットのような花がたくさん描かれているカード『世界を維持する者 ヴァースデーヴァ』というものだった。みちこさんが手渡してくれた解説書を読むと、ふむふむ…リラックスしましょう。休息しましょう。それが次なるエネルギーとなるでしょう。と書いてある。年末年始でこの言葉を聞くのは3回目だ。一つ目はしいたけ占いの水瓶座。二つ目は前日にみてもらったカラーセラピー。そして三つ目がオラクルカード。よほど休んだ方がいいらしい…頭の片隅に置いておこう。  さぁ、今日の愉しみはまだ終わらない。別の部屋に移動して、エプロンをつけ、サンダルに履き替えると、梅ちゃん先生の陶芸教室の始まりだ。陶芸こそ初めてではないが、人生で三度くらいしかやった事のないもの。今回教わるのは手轆轤という器具を使うものだそうだ。あらかじめ用意していた作りたいイメージの器の写真を用意し先生に確認すると、私の分の陶土を用意してくれた。みんなに作業確認や指示を出しながら、先生はそれを捏ねていく。捏ねている土の動きをただただ見続けていた。少ししてから菊練りという段階に入ると、さらに土の動きや模様が美しく、感嘆がもれる。永遠に見続けられると思っていると、あっという間に菊練りは終わってしまった。それを手轆轤に少し乗せ、潰して円を作る。その上に長細くした土を重ね、どんどん高くしていく。そして、そこから好きな形に伸ばしていくそうだ。先生が湯呑ならこのくらい、お茶碗ならこのくらい、煮付けの小鉢ならこのくらい、と言いながら、まるで魔法のように次々に形を変えていく。
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 圧倒されていると、自分の番が回ってきた。手を動かすことは大好きなのだが、いざ始まると、えっと…まず何でしたっけ?という状態。先生に確認しながらまずは土に触ってみる。ヒンヤリと冷たく、粘土よりも少し硬い。水分を含んでいて、少しだけスズリのような香りがした。それを丸めたり伸ばしたりしながら、教えてもらったように形を作っていく。どうしたら繋ぎ目がきれいに無くなるのか、頑丈な器になるのか、厚さが均等になるのか、分からない事は多いがとりあえず手を動かしてみる。参考作品の写真を何度も確認し作り進めるのだが、なかなか思うような形にはならない。夢中になって作り続け、2時間ほどだろうか、やっとなんとか納得できる形になったようなので手を止めた(本当は永遠に形をあれこれ変え続けていたい気持ちだったが…)。集中力が解け周りを見渡すと、様々な形が出来上がっていた。どれもこれもみんな生きているようで何とも愛おしい。次回は『けずり』と言われる作業なのだそうだ。また来月の愉しみが増えたことに心が躍る。先生の淹れてくれた生姜紅茶とみなさんからの旅行土産の差し入れででホッとひと息。ふと我にかえると心地よい疲労感や達成感が押し寄せてきた。  今日を共にできた先生や生徒のみなさんに挨拶をし、アトリエを後にする。車に乗り込み、夕焼けを眺めながらのしばしのドライブ。だんだん暮れて色が変わっていく空の様子を観察しながら、今日のことを思い出し、ひとり笑顔がこぼれる。音楽を聴きながら唄いながら家路についた。なんてキラキラとした時間のつまった一日だったのだろうか。また明日から頑張ろう!
-プロフィール- 野沢ちか 39歳 神奈川県 花綵hanazuna
2023年4月東京都町田市にある簗田寺のかたわらにある白い建物“tem”にてアトリエをオープン。 簗田寺の里山に生きるたおやかな草花を摘み、花生けのお教室やリース作りのWSなど、草花を身近に感じられる暮らしの提案をしています。 Instagram @hanazuna_style hp https://www.hanazuna-style.com/
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hinagikutsushin · 1 year
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かえりたい
 小さいころ、海で溺れたことがある。
 あの日、私はお父さんとお母さんと海水浴に来ていた。真夏日で、凄く暑いからか海の水が凄く気持ちよくて、浮き輪でぷかぷか浮かびながら、足と手をぱちゃぱちゃ動かしながら波の揺れを楽しんでいたはずだ。
 でも気付いたら私はお母さんとお父さんがいる浜辺から随分と遠い場所まで来ていて、両親がこっちにむかって声を掛けている姿に呑気に手を振っていたら、高波が来て私は海に吞まれてしまったんだ。
 不思議と苦しくなかった。体を包み込んでくれる水が、体の中を満たしていく水がとっても気持ちよくて、どんどん遠ざかっていくキラキラした水面が綺麗で、ただ沈むまま頭上をぼうっと眺めていた。
 そしたら急に下から何かに押されたような衝撃があって、波に逆らって移動していると思ったら、気が付いたら号泣しているお母さんと必死な表情のお父さんの顔が目の前にあったんだ。
「本日、C県K市の浅瀬に推定20mにもなる1頭の白い鯨が迷い込みました。専門家によりますと、このザトウクジラはアルビノ個体であり、8年前に別の地域の沖合で発見された白鯨と同じ個体ではないかという意見が出ています。アルビノの鯨はオーストラリアでも発見されており――……」
 中学2年生の夏、リビングから流れてくるテレビの内容が気になって思わず目の前を陣取り画面を食いつくように見つめる。だから今日あんなに昼うじゃうじゃ浜辺やら防波堤に人がいたのか。昼間の混雑を思い出して少し眉間にしわが寄った。キッチンの方で「こら、せめて髪はきっちり乾かしてからテレビを見なさい!」とお母さんの叱る声が聞こえたので、乾かすには面倒な長い髪を肩にかけていたタオルでぽんぽんと叩くように拭く。
 お父さんが私の後ろにあるソファに座り、同じくテレビを見ておっと声を出した。
「懐かしいな、8年前といえばあの日の海水浴を思い出すよ。あれからもうそんなに経ったのか」
「うん、そうだね。私はどうやって助かったのかはしっかり覚えてないんだけど……お父さんは覚えてるんでしょ?」
「そうだなぁ、大きい白鯨がお前を背にのっけて浅瀬まで届けてくれたんだよ。あれは圧巻だったなぁ。もしかしたら本当にこの鯨はあの時の鯨なのかもしれないな」
「ふぅん……」
「見に行かないのか?」
「気になるけど、昼に行くと人多くてそれがやだなぁ」
「海に入れないから?」
「そう!」
 私だってこの鯨に興味が全くないわけではない。父親が言うにこの鯨は自分を小さいころ助けてくれたあの鯨かもしれないのだから、一目でも見て、そしてお礼をいうことが出来たらいいなとは思う。ただ昼間に行くとどうしても人が多いみたいだから……なら、
「夜中に行くなんて馬鹿なこと考えないでよ?」
 洗い物が終わったのかお母さんもリビングにやってきて私の頭を手のひらで軽くたたいた。
「あんたは溺水したから海が滅法嫌いになるのかと思ったら小さいときの数十倍も海好きになっちゃって……昼間人目につくとこなら昔みたいに溺れた時だれか助けてくれるからいいかもしれないけど、夜中は本当にやめてよ? 昔みたいに鯨が助けてくれるわけでもないし」
「わかってるって」
「ほっといたらあんたは一日中海に居ようとするもんだから心配だわ」
「大丈夫だってばー、ちゃんとスイミングスクールも行ってるし、この前全国大会でも優勝したもん。昔よりは泳げるよ」
「馬鹿、そういう話じゃないんだよ」
 お母さんとお父さん、2人にたしなめられて少し仏頂面になった。でも両親が私のことを心配する理由もなんとなくわかる。特にお母さんは心配性だから、2人の前でこれ以上この事に関して話を出すのはやめることにした。
 その日の夜中。窓を開けて波の音を聞きながら月を見た。頭の中でぐるぐると回っているのは夕方のあのニュース。どんな鯨なんだろう。本当にあの時の鯨なのかな。今なら人は海辺になんていないだろうしこっそり行ってもいいかも。お母さんとお父さんは? 大丈夫、少し見に行って2人が寝てる間に帰ってくればいいんだから。
 思い立ったが吉日。そろそろと家を出てサンダルを履き、静かに戸を開け閉めた。夏だからか夜もじんわり暑くて、むわっとしたぬるい空気が体を纏った。家から数メートル先までは忍び足で離れて、ある程度の距離から海の方へ小走りした。
 両親が心配だからと一度も行かせてくれなった夜の海はとても静かで、ザザー、ザザ―とした波の音とサク、サクと砂を踏む私の足音しか聞こえない。私の鼻に家にいた時よりも強い潮の香りが抜けていく。心がどんどん落ち着いていく気がした。
 そうだ、鯨を見に来たんだっけ。当初の目的を思い出して辺りを見回すと浅瀬で海に向かって座っている人を見つけた。……いや、あれは人なのだろうか。人にしては大きすぎるかもしれない。その人に向かって足を進めると、座っていた人は私の足音に気が付いたのかゆっくりとこちらに振り向いた。
 凄く綺麗な顔をしている男性だ。体のラインにピッタリと沿った民族衣装のようなものを着ていて、髪は長い銀色。朝焼けみたいな優しいピンク色の瞳が印象的だった。
 そして何よりこの人を見て、自分は懐かしいと思った。
「そんなに見られていると少し恥ずかしいかな」
「しゃ、しゃべっ」
「あぁ、ごめんね。驚かせてしまった。……君はあの時海で溺れていた子だね? 大きくなったね」
 二コリと笑った彼の言葉にその言葉に口があんぐりと開いた。
「あの、私テレビのニュースを見て、白い鯨が浅瀬にいるって迷い込んでるって聞いて来たんですけど、えっと、そうじゃなくて、なんでその時のことをあなたが知ってるんですか?」
「そりゃあ僕がその白鯨で、君を助けたのが僕だからだよ」
 更に口が開いたかもしれない。彼は私の反応が相当面白かったのか、声をあげて笑っていた。
「だって、人間の姿をしてるじゃないですか!」
「君には僕が人間の姿をしているように見えるんだ」
「あたりまえじゃないですか。というか、確かに今日は天気が良くて海が凪いでるかもしれないですけどずっと浅瀬に座ってたら体が冷えてしまいますよ」
「僕は砂浜までは行けないよ。打ちあがっちゃうもの。……そうだ、君さえよければ僕の近くまでおいでよ。僕みたいに海の中で座れなんて言わないからさ」
 本当ならこんな状況、逃げる一択なのだろうけど、不思議と嫌な感覚はしなかったからサンダルを脱いで手招きされるまま海に踏み入る。
 彼の近くまできて来てみると、やっぱりその人はかなりの大男らしくて、私の身長と彼の座高は殆ど同じようなものだった。身長高いんですね、と呟いたら、そりゃあね、ザトウクジラだからおっきくなっちゃうよね、と彼は答えた。どういうことなんだ。
「凄いね」
「なにがですか?」
「海が喜んでる。君はよっぽと海に愛されているみたいだ」
「……そうなんですか?」
 私の手を握ってもいいかと聞かれたので、大人しく手を差し出した。私の手を握る彼の大きな手はひんやりとしていて、海の中に入った時のような、不思議な包容力があった。初対面でこんなことを思うのもおかしいけど、私にとっては親の手よりも安心する気がした。
「やっぱり、あの時随分と海水を沢山飲んでしまったんだね」
「溺水した時ですか?」
「そう。……実はここに来るつもりはなかったんだよ。僕みたいなモノが人間の住む場所の近くまで来ると混乱させてしまうからね。だけどこの近くを通った時、海がはしゃいでいるような声がしてね。まさかとは思ったけど君だったとは」
「えっと、どういうことですか…?」
「君の中には海がある」
 目が点になった。
「正しくは君の心と体がこの海と結びついてる、と言った方がいいかもしれない。君、海の中にいる方が心が落ち着くだろう」
 なんで分かったんだろう。思わず何回も頷いた。
 そう、あの日溺水した時から私は異常なほど海を求めていた。海の中にいると心が落ち着いて、ここが自分の居場所だと、そう思うほどだった。元々内陸に住んでいる祖父母の近くに家があったけど、私があまりにも海を求めるものだから、私たち家族は海辺のこの街に越してきたのだ。
 あれ以来私はほぼ毎日この海に来ている。親が心配するだろうから朝か昼、夏場は入って泳ぐし、冬場は砂浜に座ってただ波の音を聞くことだってある。ほんとに自分でもどうかしてると思う。だけど、
「たまに、海にかえりたい、と思うことがあるんです。自分でもよく分からないんですけど、ここが酷く懐かしくて、まるで自分の居場所は陸じゃなくて海にあるみたいに」
「偶にいるんだよ、生まれる場所を間違えてしまった人間が。海で生まれるはずだった人間が陸に生まれると他の人間より海への憧れが強くなるだけなんだけど、海と密接に結ばれると今まで生きてきた陸を自分の居場所とは思えなくなってしまう。……君、両親は好きかな?」
「うん、大好き」
「そしたら、君が陸に居続ける理由はその人たちのためになるわけだ。君の両親は君を正しく深く愛したんだね。よい鎖になっている」
 何故か気恥ずかしくなって、彼の顔から視線をはずした。
 暫く無言になる。ザー、ザザー、と鳴る波の音と静かに呼吸する私たちの息の音だけが耳に届き、繋がった手と足元を撫でる波がほんの少し火照った体を癒してくれた。心地が良かった。
 ふと、先程の話から両親のことを思い出した。そうだ、今何時だろう。流石に帰らないとまずいかもしれない。だけどこの心地よい状況から離れるのも惜しい気がした。
「あの、暫くこの近くにいますか?」
「うーん、君の顔を少し見るだけのためにここに来たようなものだからね。明日にはここを離れるつもりだよ」
「あの! 我儘で申し訳ないんですけど!」
「うん?」
「もっと話せたりしませんか……? 明日とか……親にバレちゃうといけないから今日はもう帰るんですけど、その、もっと海の話聞きたいし、あなたのことも知りたいし……ダメだったらいいですけど……」
 彼はぽかーんとした表情で私を見たあと、ワハハと大きな声で笑った。そんなに笑うことないじゃない! 恥ずかしさで頬が熱くなったまま睨みつけると、ごめんごめんと彼は平謝りする
「そうだね、君がそう言うならあと3日程、この近くにいることにするよ。また明日この時間に会おう」
「約束ですからね!」
「うん、約束だ」
 繋いだ手を離して、小指を差し出した。彼が不思議そうにその小指を見ていたので、人間は小指と小指を結んで約束するんだよ、と教えた。彼は成程、と呟くと、私よりも遥かに大きい小指を差し出した。
「小指おっきいですね」
「ザトウクジラだからね!」
「そればっかり!」
 小指と小指を軽く結んで、指切りげんまんをした。少し名残惜しかったけど指を解いて、浅瀬から出る。
「したら、また明日この時間に」
「うん、また明日」
 この不思議な夜の密会を約束して数日間。私はすこぶる浮かれていたと思う。昼間、いつも海に行く時間帯に「鯨のニュースで人が多くて混んでるから」という理由で家で夏休みの宿題をして、夜2人が寝静まった時にそっと家から出て彼に会いに行った。
 話していて分かったことは、彼は本当にザトウクジラで、彼を人間の姿をしているのは私自身が彼自身と会話をしたいと望んだから目と脳がそう都合よく解釈してるだけらしい。浜に近すぎると打ち上がって身動きができなくなると言っていたのはどうやら真面目な話だったみたい。
 それから、今後とも私の意志が陸にしっかり向く限り、海が私を連れていくことはないということを教えてもらった。じゃああの時溺れたのはなんでだろうと思って聞いたら、小さい子供、特に7つまでは自分の意志が弱いから、1人でいると簡単に連れ去られてしまうそうだ。
「所謂神隠しというものだよね」
「私、神隠しは神社でしか起こらないものだと思ってました」
「どこでも起こりうるよ。海だけでなく川でも、山でも、街中であってもね。人から外れたモノに好かれるというのはそういうことなんだ」
「でも海は概念じゃない���すか」
「何にでも意思は宿るさ。だから陸でずっと暮らしたければ、しっかりと自分の意志を貫いて、そして今君を繋いでくれている親との鎖と、今後結びつくであろう縁を虚ろにしてはいけないよ」
「……どうしても私が海にかえりたくなったら?」
 足首まで浸かった海水を蹴る。ぱしゃり、と水がはねた。視線を上げて彼の顔を見たら、少し言葉を探しているようだった。
「そうだな……海にかえりたい、とそう伝えればいいんじゃないかな」
「伝えていいんだ」
「出来れば人間としての生を全うして欲しいと思うけど、君は本当は海で生まれるはずだった命だから。きっとその時は海は喜んで君を迎えると思うよ」
 私たちの足元を
「僕は今夜この浜辺から発つよ」
 少し驚いて彼の顔を見た。私を慈しむような、そんな表情をしている彼が見えて、思わず目を伏せる。そうか、もうお別れなのか。唇がきゅっと閉まった。何とも言えない表情をしている私を見て、彼は柔らかい笑い声をあげた。
「この3日間、楽しかったよ。ありがとう」
「……もう会えなくなる?」
「いつかまた会えるかもしれない。海は何処へだって繋がってるから」
 俯きながら小さく頷いた私の頭を、彼は優しく撫でた。沖に向かって歩みを進めた。彼の体が沖へ進みに連れどんどん海に沈んでいくところを私はずっと眺めた。
 彼の長い白い髪が畝り、夜の海に消えていく。その姿を、私はずっと眺めていた。
 帰り道を重い足取りで歩く。道路横の街灯が心許ないけれど道を照らしてくれているから、こんな夜中でも道に迷うことは無い。だけど時々チカチカと点滅した灯りがあって、それが何故か私の心を不安にさせる。
 家の前に着いた。心臓がバクン、と大きく鳴いた。
 家の電気が付いてる。家から出る時は親が寝たのを確認したし、電気も確かに消えてたはずなのに。
 恐る恐る玄関を開けた。手から変な汗が出る。
 靴を脱いで、リビングを覗いた。食卓の前の椅子に父と母が座っている。
「随分遅い帰りじゃないか」
 父さんが私に振り向いてそう言った。
「海に行っていたんだろう?」
 口の中がカラカラだ。
「……取り敢えずこっちに来て座りなさい」
 今まで感じたことの無い異様な空気がリビングには漂っていて、怯えで食卓へ向かう自分の足が覚束無い。椅子に何とか座って、親の顔を見た。父さんはこんな空気の中、怖いくらいに穏やかな表情だったけど、母さんは顔を真っ赤にして震えていた。彼女の握り拳が白い。
「おかしいと思ったのよ、いつもはあんなに嬉々として宿題なんてやらずに海に行く子が鯨のニュースが出てから全く行かなくなったんだもの。朝は起きれないし昼間は眠そうにしてるし。……ねぇ、母さん夜には海に行かないでって言ったよね?」
 視線が徐々に下がる。
「鯨に会ってきたのでしょう?」
 口の中を噛んだ。信じてくれるはずない、あの鯨は話せるだなんて、そんな話。
 暫く無言の時間が続いた。ふと、耳に嗚咽が聞こえた。そうっと視線を上げたら、顔を覆った母さんが居た。泣いてるみたいだった。
「どうして何も言わないの……っ」
 心臓をキュッと握られた気がした。泣いてる母さんから目を離せなかった。
「……暫くはスイミングスクールにも、海にも行くんじゃない。夏休み中は家で過ごすんだ。いいね?」
 父さんのその言葉に、私は頷くことしか出来なかった。
 自分の部屋の窓から海を見た。近々台風が来るからだろうか、波が随分荒く見えた。潮の香りが嗅ぎたくて窓を開けようとしたけど、母さんのあの時の泣き顔が頭をよぎって伸ばした手を元に戻した。
 控えめに言って、今の親との……特に母さんとの関係は最悪だった。見かけはあまりおかしくはないと思う。だけど向こうは私が少しでも外に、特に海に興味を示したらヒステリックに叫ぶし、私は私で母さんがそうならないように様子を見ながら日々を過ごすしかなかった。父さんが夜いる時は母さんを宥めてくれるし、それにこの関係性のクッションになってくれるからいいものの、昼間は精神的に辛い日の方が多い。
 それでも私は母さんと父さんが好きだ。あの鯨と過ごした日々は確かに宝物でかけがえの無いものだったが、夜に海に行くという過ちをしたのは自分で、自分が悪いから今家族はぎこちない形をするようになってしまったんだ。
 私は家族が好きだから、私が我慢すれば親も、私も望む家族の形になれるから。
 私が我慢すればいいだけだから。
 ベッドでうたた寝していたら、いつの間にか夜になっていたみたいだ。寝たあと特有の気だるさを押しのけて体を起こした。
 そういや夕ご飯食べるの忘れていたことに気がついて、部屋から出て階段を降り、リビングに入ろうとした。灯りがついてる。まだ2人は起きてるんだろうか。ドアノブに手を掛けた。
「もう無理なの! 私たちは!」
 母さんの叫び声だ。
「落ち着きなさい、無理なんかじゃないだろう」
「無理なのよ! もう昔の家族の形になんかなれやしない! あなたはいいわよね、昼間はずっとあの子を見ずにすむんだから。あの子が昼間どう過ごしてるかわかる?! ずーっと自分の部屋から海を見てるのよ! 声をかけても返事すらままならないし、返事ができたとしても私をまるで腫れ物みたいに扱って……!」
「あの子が最大限したいことを我慢して俺たちの願いを叶えてくれてるじゃないか! 俺たちがあの子の自由を縛っているんだぞ!」
「自由を縛る?! そもそもあの子が夜危険な事をしなければこうならなかったのよ?!」
「それは……っ」
「誰も私の味方なんてしてくれない! 私はただあの子がまた海なんかに殺されないように守りたいだけなのに! まるで私が間違ってるみたいじゃない! ……そうよ、そんなに海に行きたいならもう行ってしまえばいい!
あんなの、もう私の子じゃない!」
 ドアノブから手を離した。音を立てないように扉から後ずさり、玄関を目指した。静かに鍵を開け、外に出る。家から数歩歩いて、そして思いっきりアスファルトを蹴った。
 もう何が正しくて何が正しくないのか分からなくなってしまった。
 母さんは私が嫌いみたいだ。
 父さんは私がこんなんだから、母さんと仲が悪くなったみたいだ。
 私のせいで、母さんも父さんも壊れてしまう。
 違う、きっと私が生まれる場所を間違えてしまったから2人は壊れてしまったんだ。
 私がちゃんと人間だったら、きっとこんな風にならなかった。
 私がちゃんと海で生まれていたら、きっと2人は幸せでいられた。
 私、わたし、
「なんで人間なんだろう」
 砂浜でぽつりと出た言葉は強い風で掻き消されてどこにも届かない。
 目の前に広がる海は、大きく波立っていて、全てを飲み込む凶暴性を孕んでいた。
 あの時とは大違いだな。でも、その凶暴性さえ、今は心地よく感じた。
 波に踏み入った。足に海水がまとわりついてくる。よく分からないけど、笑えてきた。
 そのまま足を進めて、ついに腰まで来た。入る前はあんなに強い波だったのに、私の周りだけ不思議と凪いでいた。私の返事を待ってるみたいだ。
 空を見上げた。綺麗な星空だ。零れて落ちてきそうだった。
 目を瞑る。大きく深呼吸する。肺に潮風が満ちる。再び目を開けて、水面に問いかけた。
「ねぇ、わたしをうみにかえらせて」
 うねる波が私を飲み込んだ。
 私の体は波に任されるまま徐々に深いところに沈んでいく。心地がいい。体の中に海が入ってくる。私の口や鼻から抜けていく潮風が泡になって抜けていくのが綺麗で、ぼうっと眺めた。
 一際大きな潮の流れが私を捉えた。仰向けだった体がくるりと半回転して、何かに乗った。白いゴツゴツとした、弾力のある皮膚のようだ。
「本当にこれでよかったの?」
 頭に声が響いた。あの時のザトウクジラの声だ。もしかして迎えに来てくれたのかな。
「本当にこれでよかったの?」
 もう一度そう問われた。答えようと口を開いたけど、私の肺はもう海で満たされていたから声が出なかった。
「大丈夫、君が僕に伝えたい言葉を思い浮かべるだけでいい」
 そう優しく語りかける鯨。その背に頬を付けて、言葉を思い浮かべる。
「本当はね、分からないの。でもね、あのままだと母さんも父さんも壊れてしまうと思ったの。それにね」
「うん」
「やっぱり私は海を諦められないから。……私には、人間の体で、人として生きるのは厳しかったみたい」
「後悔はない?」
「分からない。でももういいの。……もう、海にみをまかせたいの」
「……海にかえったら、君は何がしたい?」
「そうだなぁ……あなたみたいにくじらになって、このうみをおよぎたいなぁ……」
 冷たい潮の流れの中、頬から伝わるクジラの体温が愛おしかった。次第に眠くなってきて、目を閉じた。
 意識が落ちる直前に、「おやすみ、また次の生まで」という彼の声が聞こえた気がした。
「午前のニュースです。あの白いザトウクジラの出現から早5年、再びその姿はO県にて目撃されました。ある界隈でこの鯨は幸せを呼ぶ白鯨と呼ばれていますが、今回一回りほど小さい子クジラに寄り添って泳いでいることが確認されており、珍しいことにその子も同じくアルビノ個体のようです。専門家によりますと親子でアルビノになるのは非常に稀であり――…」
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thyele · 1 year
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2023年5月12日
seekさん「本日の撮影終わり。 なんとMIMIZUQ5周年に向けて、昨年に引き続きアプレゲールさんにMIMIZUQ本を作って頂けることになりました! 前作より更にパワーア���プしつつ 長く見て頂いているアプレゲールにしか引き出せない新たな魅力を撮影して頂きましたー。 只今メンバーのロングインタビュー中。 https://t.co/7Rtl5hj5O6」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1656189489696608257
森 翼Tsubasa Mori/MIMIZUQさん「【週末は大阪】 5/13(土)心斎橋 夜を灯して 市川セカイ×森翼 ▶︎配信https://t.co/aDGLgMJcjG 5/14(日)茨木マリアナカフェ ●昼公演 森翼&AKI×isaomonkey ▶︎配信https://t.co/7SD03MTCGM ●夜公演 森翼×大野賢治×isaomonkey ▶︎配信https://t.co/eCXrhuSeZc 会場予約[email protected] https://t.co/49orzQYzIy」https://twitter.com/mori_tsubasa/status/1656195090497544200
魚住 英里奈(official)さん「🟦熊本公演2日目 5.13 (土) ENDELEA COFFEE京町 OPEN 18:00 / START 18:15 / END 19:30 Y2,000 + 1DRINK ORDER *student Y500 off 出演: 魚住英里奈 予約・問い合わせ: 080-1724-6624 [email protected] https://t.co/Qsak16laQs」https://twitter.com/uozumi_chas/status/1650839999657709571
Deshabillz2023 8月19日(土)心斎橋SHOVELさん「このかっこしよか?てゆか、アクスタ無くした笑 押忍!えぇ....お世話になったのに なってないわ!刺してただけや飯に! #8月19日心斎橋SHOVEL #間も無くNewphoto解禁 #まだ撮影してないわアホか笑 https://t.co/4K9toaYkRa https://t.co/WYowFdzW1C」https://twitter.com/Deshabillz2022/status/1656206370646134784
Jさん「今夜は最高に楽しい夜になるね!😉新宿ロフトで燃え上ろう!🔥🔥🔥🔥🔥💪」https://twitter.com/J_wumf/status/1656208915057762304
luin officialさん「明日◎ 【luin】※19:00〜出演⏰ 2023/5/11(木)池袋手刀 https://t.co/URUu86RRE4 『とろりんぽ』 出演(BIG 3): カラビンカ らいむらいと luin 開門 18:31/開演 19:00 前売 3,500円(+1d)/当日 3,900円(+1d) 前売の受付は本日(10日)23:00迄🌃 https://t.co/WrFIZ2NNxW https://t.co/bS0m9omJCT」https://twitter.com/luin_official/status/1656211138726760448
Ryuichi Kawamura officialさん「『ニコ生Ryuichi Kawamura ch✨』 #アメブロ https://t.co/WWFBE0RJgo」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1656212271855697922
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「あと少し💦 https://t.co/KgqpJNSRVm」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1656213448395730953
魚住 英里奈(独唱)さん「一緒に東京にいこうや… https://t.co/2qKCN9AyyR」https://twitter.com/erina_chas/status/1656215198586515459
タイザーさん「蘇生させたい90年代の神器を借りにネオ東京本部へ https://t.co/zcK3I8H4QN」https://twitter.com/taizodiac/status/1656224048324689926
RYUICHI KAWAMURA INFOさん「【5/12(金) Ryuichi Kawamura Channel 放送!】 Ryuichi Kawamura Live2023「Home」#31“Complete Album VII〜Sora〜“終演後”ニコ呑み“ 配信日時:5月12日(金)20:30〜 https://t.co/WFD5KUne9S」https://twitter.com/RYUICHIinfo/status/1656224333558325250
RYUICHI KAWAMURA INFOさん「【5/15(月) Ryuichi Kawamura Channel 放送!】 Ryuichi Kawamura Channel 「ペッタン会生中継」 配信日時:5月15日(月)12:00〜 https://t.co/vnUiVDiLyf」https://twitter.com/RYUICHIinfo/status/1656224658247811075
SOPHIA_OFFICIALさん「🌻配信スタート❗️🌻 2023年1月8日(日)大阪城ホールでの 「#SOPHIA LIVE 2023 "return to OSAKA"」 VRマルチアングル配信 スタート❗️ メンバー前の5台のVRカメラごとに公演を楽しむ、個々のメンバーを追いながら視聴するなど、何度でもお楽しみください✨ 詳しくはHPへ👇 https://t.co/K252qVMdfP」https://twitter.com/SOPHIA_OFFICIAL/status/1656225174801510400
タカツキさん「首振りDolls名物企画、"〇〇DOLLS"。 ツアーとまでは行きませんが東京大阪で8月開催します。お楽しみに。 その前に悲願の『KiNGDOLLS』リベンジ編ございますのでこちらお見逃しなく…! https://t.co/cnndvawWQL https://t.co/FbAicbbAJl」https://twitter.com/attsu_of_death/status/1656206218371952641
アプレゲール編集部さん「【MIMIZUQ Book制作裏話】5周年に向けて制作を開始しました。今日は撮影&取材day。撮影では、アイドル雑誌『明星』からヘヴィメタル雑誌『BURRN!』までを彷彿させる(?)、幅広い表情を激写。カメラマン&編集からの細かい要望にお応えいただき、ありがとうございました!」https://twitter.com/info_a_g/status/1656226396828766211
中島卓偉STAFFさん「#中島卓偉 #YouTubeメンバーシップ 第9回配信は【5/24(水)20時から】 ・毎月1回アコLIVE&ここでしか聞けないぶっちゃけレアトークを生配信 ・次回放送日までの期間,前回放送がメンバー限定にて視聴可能 ・月額2,990円 ▼メンバー登録 https://t.co/xuSnGqcIYR #卓偉 @takuinakajima https://t.co/3W65JkrMnk」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1656222547585925123
yoshikittyさん「5/10(水)発行「#いちご新聞」に #YOSHIKI さんのインタビュー掲載🎀#yohikitty も載ってるよ♪ いちご新聞からもキャラクター大賞へ投票できます! 是非みんな読んでね✨ https://t.co/INmGii9x61 #サンリオキャラクター大賞 #ヨシキティ @YoshikiOfficial @yoshikittygoods @sanrio_ranking」https://twitter.com/yoshikitty/status/1655809320456704000
【公式】雑誌『Eye-Ai』さん「東京ドームに #YOSHIKI 降臨で B面表紙が緊急決定✨ 世界へこのニュースを🌏 Eye-Ai7月号(6/1発売)B面表紙 SixTONES × YOSHIKI 洋書につきお早めのご予約がおすすめ ▶️https://t.co/3DC7XpNE7F ▶️https://t.co/7rzjX9KmKO #SixTONES #ジェシー #京本大我 #松村北斗 #髙地優吾 #森本慎太郎 #田中樹 https://t.co/pGjm1Z0Tk0」https://twitter.com/Eye_Ai_official/status/1656131985340006400
魚住 英里奈(独唱)さん「父親に「ちょっと!街でリコーダー吹くのやめなさい。笛吹きながら歩かない!」と怒られた…。25さいなのに… リコーダー買いました。熊本といえばリコーダー」https://twitter.com/erina_chas/status/1656235061451317248
首振りDollsさん「🔜明日はQueにてスリーマン✊ ▷▷2023/05/11(木) 下北沢CLUB Que 『HERE, 首振りDolls, 赤いくらげ』 w/ HERE, 赤いくらげ OPEN 18:15 / START 19:00 👀チケット前売り本日迄、お忘れずに!! https://t.co/dwukLKmAj5 🎥そして久しぶりに配信も有り‼︎ https://t.co/VhGAmBEIre https://t.co/LpWUw4w6g0」https://twitter.com/KubihuriDolls/status/1656237646794964993
KING OFFICIALさん「【NEW LIVE】 2023.6.8(木)アメリカ村TOBIRA 〝KING RYO One-man show〟 出演:KING RYO OPEN18:30 START 19:00 CLOSED 23:00 ■入場チケット 2023年5月16日(火)22:15〜 KING WEB予約 : https://t.co/fVrWiN5YHk ■配信チケット 後日 https://t.co/aXK0KdyASU」https://twitter.com/KINGOFFICIAL114/status/1656237680638980096
KING OFFICIALさん「【NEW LIVE】 2023.6.9(金) ポテトキッド KING RYO ONEMAN LIVE 「大阪梅田ポテトキッド45周年記念ライヴ」 OP18:00 ST18:30 ■入場 5月16日(火) 22:30~ https://t.co/fVrWiN5YHk ※お一人様1枚のみ ■配信 https://t.co/hWwsO1Iy7E 〝アフターパーティ〟 START 本編終了後 ■入場TICKET ¥2,000 https://t.co/rnrofuG217」https://twitter.com/KINGOFFICIAL114/status/1656237771802157057
INORAN_OFFICIALさん「本日まで🔥Don’t miss it!!!!!」https://twitter.com/INORAN_OFFICIAL/status/1656238758830936064
魚住 英里奈(独唱)さん「熊本は光が本当に綺麗で胸が苦しくなる https://t.co/CoFNh7aeN6」https://twitter.com/erina_chas/status/1656241759062720512
RYUICHI KAWAMURA INFOさん「【明日5/11(木)開催!】 e+ Streaming+ Ryuichi Kawamura Live2023「Home」#30 “Complete Album VI 〜ЯK Standard 彼方まで〜” 5月11日(木)開演19:00 ※アーカイブ視聴は5/15(月)まで ※ライブ音源の中から3曲をもれなくプレゼント!! https://t.co/hIJshh1OF3 https://t.co/JAXkd7ffxI」https://twitter.com/RYUICHIinfo/status/1656251055892750338
RYUICHI KAWAMURA INFOさん「【明後日5/12(金)開催!】 e+ Streaming+ Ryuichi Kawamura Live2023「Home」#31“Complete Album VII〜Sora〜” 5月12日(金)開演19:00 ※アーカイブ視聴は5/16(火)まで ※ライブ音源の中から3曲をもれなくプレゼント!! https://t.co/fNY3L0p0nA https://t.co/OielGP1XZB」https://twitter.com/RYUICHIinfo/status/1656251597725528064
nao 首振りDollsさん「取った?」https://twitter.com/kubihuri_nao/status/1656255974301384707
Kazumahariiさん「https://t.co/WOlRonN8Go」https://twitter.com/kazumaharii/status/1656265792688902145
KINGRYOさん「ウィ🦁🎙️🎵 https://t.co/34yvSTvFW7」https://twitter.com/kingryoworld/status/1656268070149840897
KINGRYOさん「ウィ🦁🎙️✨ https://t.co/vG3nSD7ZHh」https://twitter.com/kingryoworld/status/1656270055271702529
Rooftop|ライブハウス連動型webマガジンさん「KiNGONS×THE BOHEMIANS×首振りDolls - 新企画『LIVE to LIVE』開催直前!3組のボーカリストたちが今まで語ってこなかったバンドの秘話を語り尽くす!【前編】- インタビュー | Rooftop https://t.co/8u9gKQcAVR https://t.co/of1ew91Jg1」https://twitter.com/rooftop1976/status/1656267949660049408
leaya(бвб)さん「タイムテーブル発表なった(º_º) 2023年5月14日(日)寺田町Fireloop 箱庭劇場presents 『爆発寸前COPY GIG2~破滅に向かって…』 ■購入ページURL https://t.co/QZU2tbnT48 ・暴飲 Vo.はるひ(ex.Ove) Gu.聖詩(ex.D≒SIRE) Ba.leaya(覇叉羅、L.I.S.K) Dr.ツトム(ex.Kill=slayd・bastard) https://t.co/WnqR2PZ1D2」https://twitter.com/leaya_bass/status/1644606183934951425
悠歌-youka-【IOLITE -アイオライト-】さん「■タイムテーブル公開!!■ 2023/05/20(土) 東京・池袋手刀 E.T主催EVEVTY 【CHOP BOOT CAMP 2023】 ■open 14:00 / start 14:30 ■adv. ¥4,400 / door ¥4,900 《CAST》 E.T HOLLOW SHADE MiMi Needle 稲山梢 GrimAqua 君は鋭く。 曖ノ音 CAMPERs IOLITE-アイオライト- 【DJ】 永山銀 https://t.co/LuuZoTeei8」https://twitter.com/lament_youka/status/1656267967901106177
慎一郎&杏太さん「先週の杏祭りの時の終演後に撮った集合写真♪( ´∀`) すってきなお仲間です! 沢山ありがとうございました! またやれる様にこれからも頑張りますー 杏太 https://t.co/dedjRGmiuo」https://twitter.com/enishitickets/status/1656239974034071552
Karyuさん「良い🤘」https://twitter.com/karyu_official/status/1656221980478283776
NAOKIさん「@karyu_official Yes♪🤘」https://twitter.com/official_NAOKI/status/1656274353913487363
TAKEOさん「カッコいい😁👍」https://twitter.com/takeo_official_/status/1656247551023017984
NAOKIさん「@takeo_official_ ありがとうございます♪😁」https://twitter.com/official_NAOKI/status/1656274640254410752
KINGRYOさん「こんばんは🦁✨ https://t.co/IHEjDXXJGg」https://twitter.com/kingryoworld/status/1656275953147072512
キリ(luin)🥁さん「明日19時〜池袋手刀にてluin🎸 とろりんぽです٩( ´ᆺ`)۶ 約1カ月振りのライブ〜!! わくわくわくわくです◎ 前売り受付は間も無く23時まで↓ https://t.co/SIa8DILSLa お待ちしております✨」https://twitter.com/kiri_drums/status/1656276318496112641
鈴木由之さん「俊様コスさんは美人さんかわい子ちゃんばかりで、もう、堪らん! もー美人さんかわい子ちゃんかわ、か、かわいいかわいいかわいいかわry 眼福です……(涙) ちょっと元気出てきた。 熱中症などに負けぬ! 入院前の大かたづけ進める。 #Deshabillz #DomesticChild #俊様コス #俊様レイヤーさんは神」https://twitter.com/sing_forxxx/status/1653703262107992065
恐さん「幼少期の頃 僕の隣の席に 花が置いてあった 僕はその子の顔を 見たことはなかった 暑くなると 僕はその子を思い出す 水の事故が 無い世界を」https://twitter.com/bpmkyou/status/1656280902471938048
横山企画室さん「ブロビ@川崎2 https://t.co/qwc8FP0MmM #TheBrowBeat #ブロビ」https://twitter.com/yokodile01/status/1656171204565413888
横山企画室さん「今夜は色々ライブでした〜^皿^ 楽しくツアーは続きます✨ ヨロシクお願いします♪」https://twitter.com/yokodile01/status/1656280926371053569
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kachoushi · 10 months
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各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ混沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたりで商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る音聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆ふ風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 梨剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の温み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも女偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶􄽂の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
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令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れし丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀花 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に浸みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
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令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常しなへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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ahougen · 2 years
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ツイッター
この頃鍵アカウントじゃないほうのツイッターでつぶやくことが多くなった。ある種の自己主張だ。
タンブラーはブログや日記としていい機能を果たしてくれているし使いやすいが、繋がりという点では日本のユーザー数の問題からかツイッターに軍配が上がる気がする(僕がそういった使い方を知らないだけかもしれないが)。
ツイッターのキーワード検索は見知らぬ他人とのつながりを簡単に提供してくれる。最近できたツイートアナリティクス機能も、悪意的ではあるがなかなか面白い。誰かに見てもらいたいという承認欲求のようなものは誰にでもあるものだ。その欲求によって、人間は自己主張をすることができる。アナリティクスに映し出される数値は、それだけ自分の主張を目にする人たちがいるのだという他者感を与えてくれる。たとえ『いいね!』や『リツイート』が無かろうとも、それだけで自分が一つの場に存在し、他者と関わっているのだと実感できる。
もっとアテンションを集めようと炎上商法並みに過激な発言や行動を行うことは問題だろうが、こういった感覚を持つために少し人気ワードなどに乗っかった発言をしてみるのも面白い。ヴァーチャルな世界の話ではあるが、やはり他者を感じるというのは必要なことだと思う。
さて、ツイッターと絡めて、今日は3/11だ。日本では今なお問題が尾を引いている、東日本大震災の日である。12年前のこの日、東北から遠く離れた場所で、当時学生だった僕もあの揺れを感じた。真昼おきた、大きな、ゆっくりとした揺れだった。学校で行われていた集会のために集まっていた講堂で、そこに居合わせた誰もが、唐突に起きたその出来事に硬直していた。それはわずかばかりのことだった。建物と地面が左右に揺さぶられる気持ちの悪い感覚を味わった後、教師は何事もなかったかのように行事に移行した。その裏で大人たちはさまざまに情報収集を行っていたかもしれないが、行事ごとを強制されていた子どもの僕にはそういったことは知りえないことだった。
何かすごいことが起きているらしいと知ったのは、学校から帰ったあと、夕飯時にテレビの緊急番組を見た時だった。街が大津波に呑まれていく映像。つい少し前まであった営みが一瞬にして壊れていく光景を画面越しに見て呆然と心を奪われた。その頃の僕は高校生でありながらも、それを言い表す言葉が見つからなかった。
僕はその時ツイッターをやっていなかったが、当時話題になったのは、SNSでの情報共有の話だった。先ほど話題に出したツイッターが難民救助に大活躍したという話だ。それと同時に、福島についてのさまざまなデマゴーグを発信する場となったのもSNSだ。災害とSNSは非常に密接に結びついている。最近のウクライナ戦争においても、SNSによる情報戦が両国から発信されている。いまやSNSは大きな出来事を語る上では欠かせないものとなっているようだ。
しかしそんなツイッターも最近ではサービス終了を危惧されている。功罪あれど、どれだけこのサービスが災害復興に役立ったかは知っているつもりだ。諸行無常とはいえ、できるだけ長く続いてくれることを祈る。
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ichinichi-okure · 9 months
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2024.1.3wed_osaka
年末年始、家族で僕の実家に帰省しており、この日が最終日。と言っても電車で1時間ほどの距離なので大したことはないのですが、4日分の荷物をまとめて自宅に帰ります。 4日間の帰省の間、元旦の地震速報での「逃げてください!」の声に3歳と6歳の子供たちが怯えてしまい、大人としてはどうしていいものかわからず悩みましたが、TVを消し、予約していた寿司を食べ、2日には前々からの予定通りUSJへ行きと、色々とを詰め込んであったものを消化していく形で2023年から2024年へ無事(?)歩みを進めることとなりました。
父が車で家まで送ってくれると言うので、まとめた荷物を車に詰め込みお昼前に実家を出発。父は車を運転しながら、死ぬまでにあと2回は車を買い替えたいとか、国道沿いに並ぶチェーン系のラーメン屋を眺めながら「あそこは美味しい」「あそこはニンニクがきつい」「あそこに行ってみたい」などと言っておりましたが、一年半前くらいから体を悪くして、寝ている間は鼻からチューブで酸素を送り込んでいる生活なので、色々と思うことありでどう返事して良いものかわからないまま時間が流れました。
家にたどり着き、お昼時。近所のスーパーも開いていないため、子供に何か食べに行きたいものあるか尋ねたところ「チーズハンバーグ定食(やよい軒)」とのこと。上の子はあの量を普通に食べ切るので怖いです。6歳児ってそんなに食べるものなんでしょうか?先月保育園で行われた発表会では、『じごくのそうべえ』の劇でじんどんき(人呑鬼)の役をやり、その役作りのためにたくさんご飯を食べて体を作っていました。そのエピソードを聞いた保育園のお友達のお母さんからは「すごい、デニーロアプローチやん」と言われていました。給食の時に「もう発表会も終わったからダイエットしないと」と言いながらおかわりしていたと先生が報告してくれた時はかなり笑いました。なんせよく食べるので、チーズハンバーグ定食を食べさせるのは怖いのですが、一度言い出すと止まらないので今日のところは良しとしましょう。 妻は家の片付けをするから二人連れて行っておいでと言うので、自転車に乗せて出発。やよい軒2軒まわりましたが正月休みで断念。子もあっさり諦めてくれホッとしました。が、昼ごはん難民になり、なんとかたどり着いた阪急三番街地下のフードコートでまたリクエストを聞き、台湾料理屋の小籠包セット(小籠包、雲吞麵、魯肉飯)を分け分けして食べました。上の子の皿に搾菜が盛り付けてあり、少し減ってる気がしたので「あれ、搾菜食べられるの?」と聞いたら、「もう6歳やから食べれるよ」とでかい一枚を口に放り込みました。しばらくして変な顔をして吐き出しましたが、初めて見るものもちゃんと一回食べてみるところに食いしん坊の才能を感じました。
妻に食事の様子をLINEしたところ、「コージーコーナーでケーキでも買ってきたら?」と返事が。そうだ、今日は僕の誕生日だったと思い出しました。年を重ねるごとに誕生日が別に嬉しくないものになってきましたが、子供がハッピーバースデイの歌を歌って、蝋燭の火を吹き消してくれたので嬉しい正月休み最終日となりました。
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写真は帰省中、初詣の時に見た変な木です。
-プロフィール- 黒木雅巳 36 大阪 漫画家・イラストレーター・デザイナー instagram:@masami1988
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